JP2567598B2 - 誤り個数判定方法 - Google Patents

誤り個数判定方法

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JP2567598B2 JP62033481A JP3348187A JP2567598B2 JP 2567598 B2 JP2567598 B2 JP 2567598B2 JP 62033481 A JP62033481 A JP 62033481A JP 3348187 A JP3348187 A JP 3348187A JP 2567598 B2 JP2567598 B2 JP 2567598B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ディスク等記憶装置やディジタル通信等
に使用される誤り訂正符号の誤り個数判定方法に関す
る。
(従来の技術) 第5図および第6図は、それぞれリードソロモン符号
(RS符号と略記)の復号アルゴリズムの概略図である。
第5図は、符号長n=30,情報シンボル数k=28,符号間
最小距離dmin=3,訂正可能最大誤り数t=1のRS符
号、第6図は、n=120,k=104,dmin=17,t=8のRS符
号の復号アルゴリズムである。
第5図のRS(30,28,dmin=3,t=1)の復号は、まず
受信語Ri(i=0,1,2…29)より2つのシンドロームS0,
S1を算出する。ここでは、符号の生成多項式G(x)を
G(x)=(x+1)(x+α)と仮定している。(但
し、αは有限体GFの原始元である。)この時のS0,S
1は、次式で算出される。
符号語内に誤りがない場合にはS0=S1=0となるの
で、その判定を行い、誤り個数K=0の場合には訂正を
行わないようにする。
次に、誤り個数K=1の場合にはS0,S1はそれぞれ S0=ex,S1=exαとなるので、 誤り位置xはα=S1/S0として求まる。
実際にK=1ならば、このようにして求まるxは、符
号語として存在する位置の数となる。すなわち、0≦x
≦n−1=29である。
0≦x≦n−1の場合はK=1と判定して、x番目の
受信語シンボルRxに、その誤りパターンex(=S0)を加
算(排他的論理和演算)することによって訂正が行われ
る。0≦x≦n−1でない場合はK≧2と判定して、訂
正可能最大誤り数t(=1)以上の誤りであるので、訂
正は行わない。
このように、tの小さな符号の復号においては、復号
の過程の中で誤り個数Kが比較的簡単に判定できるの
で、復号に先立ち誤り個数の判定を行うようなことをし
なくても問題はない。
次に、第6図のRS(120,104,dmin=17,t=8)の復号
について述べる。
t=8の符号であるので、誤り個数KがK≦8ならば
正しく訂正できるのであるが、最大K=8までの訂正を
考えた8重誤り訂正処理を行うことになる。復号はまず
受信語Ri(i=0,1,2…119)よりS0〜S15の16個のシン
ドロームを算出する。
次に、このシンドロームからユークリッドアルゴリズ
ム等のアルゴリズムを用いて、誤り位置多項式σ(x)
および誤り数値多項式η(x)を求める。次に、σ
(x)=0の解をチェンサーチ法等により求める。誤り
個数KがK≦8の場合には σ(x)=0の解はちょうどK個求まり、その値は符号
語として存在する位置の数となる。すなわち、 0≦j0〜j7≦n−1(=119)である。
この場合は、各位置に対する誤りパターン を、σ(x)およびη(x)から求めて、各受信語シン
ボル を加算(排他的論理和演算)することによって訂正が行
われる。σ(x)=0の解として求まった誤り位置のう
ち、1つでも0以上n−1以下でないものが存在する場
合は、誤り個数KがK≧9の場合であり、訂正可能最大
誤り数t(=8)以上の誤りであるので、訂正は行わな
い。
このようにRS(120,104,dmin=17,t=8)の復号も、
復号に先立ち誤り個数Kの判定を行わなくても、t重誤
り訂正処理を行うことによってK≦8の誤りは正しく訂
正することができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来例のRS(120,104,dmin=17,t
=8)のように比較的tの大きな符号の復号の場合に
は、その復号処理であるt重誤り訂正処理の演算量が非
常に大きくなり(t2に比例して演算量は大きくなる)、
この訂正処理を汎用のマイクロコンピュータ等を用いて
行うと、処理時間が誤り個数Kの増幅と共に急激に長く
なり、例えば光ディスクにおいては、K=2〜3程度以
下は実時間訂正が可能であっても、Kがそれ以上になる
と実時間訂正はできないという問題があった。
より大きなKに対しても実時間訂正を可能にするため
には、誤り訂正処理専用のプロセッサを作ることが考え
られるが、この場合には、tが大きいとその専用プロセ
ッサの回路規模が非常に大きくなり、実現困難あるいは
コスト高になるという問題があった。
このため、誤り個数Kとt′(t′はtより小さい正
の整数)の大小判定を行い、K≦t′の場合にはt′重
誤り訂正処理を、K≧t′+1の場合にはt重誤り訂正
処理を行うというように、誤り個数Kに応じた処理の場
合分けを行うという方法(本発明と同日出願の「誤り訂
正方法」参照)が有効である。この場合t′は、比較的
小さな回路規模で実時間訂正可能な専用プロセッサを実
現でき、かつ汎用マイコンでは実時間訂正が困難となる
ような値であるt′=4程度に選ぶことが望ましい。
本発明は、このような誤り個数Kに応じた処理の場合
分けを行うために必要な、誤り個数Kとある正整数t′
との大小判定を行う誤り個数判定方法を提供することを
目的とするものである。
また、本発明は、誤り個数が比較的大きくなっても実
時間訂正が可能で、しかも回路規模が小さい専用プロセ
ッサとすることができる誤り個数判定方法を提供するこ
とを目的とするものである。
さらに、本発明は、シンドローム間の剰算および加算
のみの演算で誤り個数Kと整数t′との大小判定を簡単
に行うことができる誤り個数判定方法を提供することを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、t(tは正の
整数)重誤り訂正符号の復号で、誤り個数KがK≦t′
(t′はtより小さい正の整数)の場合にはt′重誤り
訂正処理を、K≧t′+1の場合にはt重誤り訂正処理
を行う場合において、所定の生成多項式に従って符号化
された2t個の検査シンボルを含む情報(nシンボルとす
る)を受信し、該受信語から算出される2t個のシンドロ
ームのうち、2t′+1個を下記に示すような順番で並べ
た行列式の値が、0であれば受信語nシンボルのうち誤
りがt′個以下、0でなければ誤りがt′+1個以上と
判定するものである。
(作 用) したがって、本発明によれば、行列式の値を計算し、
その値が0か0でないかを判定することによって、その
符号語に含まれる誤り個数Kとある整数t′の大小判定
を行うことができ、符号処理のKの大きさに応じた場合
分けなどにその判定結果を用いることができるという効
果を有する。
(実施例) 第1図は、本発明であるt重誤り訂正符号の誤り個数
Kとある正整数t′(t′<t)との大小を判定するた
めの行列式である。この行列式は、全部で2t−2t′種類
存在するが、KがK≦t′の時は2t−2t′個ともその値
は0となり、KがK=t′+1の時は2t−2t′個ともそ
の値は0でない。KがK≧t′+2の時は、どの行列式
も確率約1/(q−1)で0、(q−2)/(q−1)で
非零となる。但し、qは符号語を構成する有限体の元の
数であり、例えばGF(28)上の符号語であるならば、q
=28=256である。
したがって、第1図の行列式の値が0ならばK≦
t′、0でなければK≧t′+1と判定することによっ
て、K≦t′+1の場合には正しく判定を行うことがで
きる。K≧t′+2の場合には、約1/(q−1)の確率
で行列式の値は0となってしまうため、この判定方法で
はK≧t′+2の場合は、約1/(q−1)の確率でK≦
t′と誤判定することになる。しかし、2t−2t′個の行
列式がK≧t′+2に対して0となる現象は、確率的に
独立事象であるため、例えば2つの行列式を選んでその
2つともが0の時のみK≦t′と判定することにすれ
ば、K≧t′+2の場合に対する誤判定の確率は約〔1/
(q−1)〕となる。このように、本発明の誤り個数
判定方法では、必要に応じて判定に用いる行列式の数を
増やせば、より精度の高い誤り個数の判定が行える。
第2図,第3図は、具体例としてそれぞれt′=3お
よび4とした場合に、第1図の行列式を展開した場合に
どのようになるかを示したものである。t′=3の場合
は4つのシンドロームの積を10個加算した形、t′=4
の場合は5つのシンドロームの積を26個加算した形とな
る。
第4図は、t′=4とした本発明の誤り個数判定方法
を用いて、復号処理に先立ち誤り個数Kの判定を行った
復号アルゴリズムを示したものである。符号は従来例の
2番目(第6図)と同じでRS(120,104,dmin=17,t=
8)である。誤り個数判定において、K≦4と判定され
た場合は4重誤り訂正処理が、K≧5と判定された場合
は8重誤り訂正処理が行われる。4重誤り訂正処理程度
ならば、それを実時間で行える専用プロセッサを比較的
小さな回路規模で作ることができる。この場合、誤り個
数判定の計算、すなわち第3図に示した計算も、4重誤
り訂正用専用プロセッサで行うことが好ましい。
誤りの発生頻度はKが小さい程大きく、ほとんどがK
≦4である。そのため、8重誤り訂正処理が行われるこ
とはまれであり、ほとんど実時間訂正が行える。
K≧t′+2=6の場合に、誤り個数判定において、
K≦4と誤判定することがあり得る。その場合は、σ
(x)=0の解が0以上n−1以下でなくなることが多
く、8重誤り訂正処理へ移ることになるが、0以上n−
1以下となることもあり、その場合は誤訂正となってし
まう。この誤訂正の確率を小さくするためには、誤り個
数判定に用いる行列式の数を増やして誤り個数判定の精
度を高めることや、σ(x)=0の解が0以上n−1以
下であるかどうかだけでなく、σ(x)=0の解の個数
とσ(x)の次数が一致しているかどうかを誤訂正防止
判定に用いることが考えられる(本発明と同日出願の
「誤訂正の防止方法」参照)。
なお、本発明の誤り個数判定方法は、そのハードウェ
アが論理回路によって簡単に設計できるものであり、ま
た、本発明の誤り個数判定結果は、復号処理の場合分け
以外にも用いることができることはいうまでもないこと
である。
(発明の効果) 本発明は、上記実施例に示したように、符号語に含ま
れる誤り個数Kとある整数t′(t′はその符号語の訂
正可能最大誤り数tよりも小さい正の整数)との大小判
定を行う判定方法を提供したものであり、その判定方法
によればシンドローム間の乗算および加算のみの演算に
よって簡単に判定を行うことができる。
また、本発明は、誤り個数をシンドロームの間の乗算
および加算のみで演算を行うので、誤り個数が比較的大
きくなっても、専用プロセッサの規模を小さく、しかも
実時間で訂正ができる。
さらに、本発明は、誤り個数の判定に用いる行列式の
数を増やすことにより、誤訂正の確率を小さくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はt重誤り訂正符号の誤り個数KがK≦t′かK
≧t′+1かを判定するための行列式、第2図は、第1
図の行列式の具体例として、t′=3とした場合の行列
式を展開したもの、第3図は第1図の行列式の具体例と
して、t′=4とした場合の行列式を展開したもの、第
4図は本発明による誤り個数判定(t′=4)を用いた
RS(120,104,dmin=17,t=8)の復号アルゴリズム、第
5図は従来例の1つとして、誤り個数判定を必要としな
いような誤り訂正数tが小さい誤り訂正符号RS(30,28,
dmin=3,t=1)の復号アルゴリズム、第6図は従来例
の1つとして、誤り訂正数tが大きい誤り訂正符号RS
(120,104,dmin17,t=8)の復号を、誤り個数判定によ
る処理の場合分けを行わないで最初からt重誤り訂正処
理を行うようにした復号アルゴリズムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−203014(JP,A) 特開 昭63−203015(JP,A) 特開 昭63−203016(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】t(tは正の整数)重誤り訂正符号の復号
    で、誤り個数KがK≦t′(t′はtより小さい正の整
    数)の場合にはt′重誤り訂正処理を、 K≧t′+1の場合にはt重誤り訂正処理を行う場合に
    おいて、所定の生成多項式に従って符号化された2t個の
    検査シンボルを含む情報(nシンボルとする)を受信
    し、該受信語から算出される2t個のシンドロームのう
    ち、2t+1個を下記に示すような順番で並べた行列式の
    値が、0であれば受信語nシンボルのうち誤りがt′個
    以下、0でなければ誤りがt′+1個以上と判定するこ
    とを特徴とする誤り個数判定方法。 判定に用いる行列式 但しj=0,1,2……2t−2t′−1
  2. 【請求項2】前記行列式の中の任意のN個 (2≦N≦2t−2t′ Nは正整数)の行列式を選び、そ
    の行列式の値がN個とも0であれば、受信語nシンボル
    のうち誤りがt′個以下、1つ以上の行列式の値が0で
    なければ、誤りがt′+1個以上と判定することを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の誤り個数判定方
    法。
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