JPH0778968B2 - 軟判定復号方法 - Google Patents

軟判定復号方法

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JPH0778968B2
JPH0778968B2 JP61028829A JP2882986A JPH0778968B2 JP H0778968 B2 JPH0778968 B2 JP H0778968B2 JP 61028829 A JP61028829 A JP 61028829A JP 2882986 A JP2882986 A JP 2882986A JP H0778968 B2 JPH0778968 B2 JP H0778968B2
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秀樹 今井
守司 泉田
誠一 三田
章 斎藤
守 金子
哲也 天野
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はエラー訂正方式に係り、特に受信又は再生信号
の持つアナログ的な情報を利用して訂正する、いわゆる
軟判定復号方式に関する。
〔発明の背景〕
近年LSI技術の発達に伴ない、エラー訂正符号はコンピ
ュータの各種記憶装置から家庭用オーディオ機器に至る
まで広く応用されるようになってきた。このエラー訂正
符号の復号には、再生信号を“0"又は“1"の硬判定デー
タに変換した後エラー訂正する硬判定復号法と、再生信
号のアナログ値を硬判定データの信頼度として利用しエ
ラー訂正する軟判定復号法がある。従来、硬判定復号法
は小規模なハードウェアで実現できるため広く用いられ
ている。しかし、近年半導体技術の進歩などに伴ない、
ハードウェア量は余り問題とならなくなり、硬判定復号
法よりもさらに2〜3dB復号効率の高い軟判定復号法が
注目されるようになってきた。
数ある軟判定復号法の中でGMD(Generalized Minimum D
istance)リチャード・イー・ブラット著の「セオリー
アンド プラクティス オブ エラー コントロール
コーズ」の464頁〜473頁:アディソン ウェズリ パ
ブリシィング カンパニー,1983年(Richard E.Blahut
“Thory andpractice of error control codes",p.464
〜p.473,Addison−Wesley Publishing Company,198
3))は信号処理が比較的簡単でしかも復号効率の高い
復号法として知られている。以下、第5図のフローチャ
ートと第2図の波形図を用いGMD復号法の復号手順を説
明していく。
まず、第2図に示すような再生信号aの出力電圧が負又
は正かを判定することで“0"又は“1"の硬判定データb
と、再生信号aの出力電圧に比例した区間〔−1,+1〕
の値をとる信頼度データcに変換する。つぎに、nビッ
トから成るエラー訂正の基本単位である符号語ごとに、
すなわち信頼度データの絶対値の対さい方からd−1個
の硬判定データを選び、それを信頼度順に並べる。ただ
し、dはエラー訂正符号の最小ハミング距離を示す。そ
して、信頼度の低い方からl個(初期値は0)の硬判定
データをイレージャとし、エラー訂正及びイレージャ訂
正することで候補となる符号語Clを生成する。その後、
符号後Clの“1"を“1",“0"を“−1"に変換した系列
Cl′と、再生信号の信頼度データ系列Rとの内積Cl′・
Rを求める。つぎに、内積Cl′・Rが不等式 Cl′・R>n−d を満たすか否かを判定し、不等式が成立する場合はCl
力し、不成立の場合はl=l+2とし先ほどと同様の処
理を繰り返す。lがd−1を越えた場合はエラー訂正能
力を上回るエラーが発生したとする。
上記GMD復号法においては、信頼度の低い方からd−1
個の硬判定データを選びそれを信頼度順に並べる処理は
複雑であり、大規模なハードウェア、またはマイクロコ
ンピュータなどを用いてソフトプログラム処理する場合
は長時間の処理を必要とし、GMD復号法を実用化する上
で重大なる障害となっていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、簡単な信号処理でかつ復号効率を劣化
させない軟判定復号方式を提供することにある。
〔発明の概要〕
GMD復号法では、再生信号の信頼度を比較することによ
り、イレージャとする硬判定データの設定を行ってい
た。
この替わりに本発明では、第6図に示すような±θ(0
<θ<1)の閾値を設定し、再生信号の信頼度が閾値内
となる硬判定データは総て不確かデータとする。不確か
データがd−1ビット以下のときは不確かデータをその
ままイレージャ候補とする。不確かデータがdビット以
上のときは、その中から任意のd−1ビットをイレージ
ャ候補とする。また、イレージャ候補の間の信頼度によ
る順序付けは行わず、任意の規則で順序付けする。例え
ば、再生順の早い方から高々d−1ビットの不確かデー
タを無条件にイレージャ候補とし、再生順に順序付けす
ると復号に要する信号処理は著しく簡単になる。
その後の処理は従来例と同様に、エラー訂正及びイレー
ジャ訂正を繰り返すことで複数個の候補となる符号語を
生成し、その中で再生信号との内積がn−dより大きく
なる符号語を出力する。
上記発明によれば復号に要する信号処理は著しく簡単と
なる。また、イレージャ候補データの間の信頼度による
順序付けすることにより正しい符号語が候補符号語とな
る確率は小さく、不確かデータ数の平均がd−1ビット
となるように閾値を設定することで、GMD復号法に対す
る復号効率の劣化をほとんどなくすことが出来る。
〔発明の実施例〕
以下、符号長nが15ビット、情報点数kが7ビット、最
小ハミング距離dが5であるBCH(15,7,5)符号を例に
とり、第1〜第3図を用いた本発明の動作を説明する。
入力端子1より入力する第2図に示す再生信号aは、A/
D本換器2により“0"又は“1"からなる硬判データb
と、その信頼度を示す信頼度データcに変換する。シン
ドローム演算回路3では、BCH符号の1つの符号語を構
成する15ビット毎に硬判定データbからシンドロームを
計算する。イレージャ位置検出回路4では、まず、信頼
度データcがあらかじめ定めた閾値(この例では±1/
4)以内となる硬判定データを不確かデータeとする
(記号*で示す)。つぎに不確かデータeがd−1(=
5−1=4)個以下の場合は、不確かデータeをそのま
まイレージャ候補fとする(記号*で示す)。第3図の
ように不確かデータe′がd−1個以上の場合は、その
中から一定の規則で、例えば第3図のf′に示すように
再生順序の早い方からd−1個をイレージャ候補とする
(記号*で示す)。
2エラー訂正回路5では、シンドローム演算回路3から
得るシンドロームをもとに高々2個のエラーei,ejを求
める。
1エラー2イレージャ訂正回路6では、シンドロームと
イレージャ位置検出回路4から得るiまたはi,j(第2
図ではi=3,j=8,第3図ではi=3,j=7)のイレージ
ャ情報を利用することで、高々3個のエラーei,ej,ek
求める。ただし、イレージャが与えられない場合は、こ
のエラー訂正回路は訂正不能とする。
4イレージャ訂正回路7では、シンドロームとi,j,kま
たはi,j,k,l(第2図ではi=3,j=8,k=15,第3図では
i=3,j=7,k=8,l=12)のイレージャ情報を利用する
ことで、高々4個のエラーei,ej,ek,elを求める。ただ
し、イレージャが2個以下しか与えられない場合は、こ
のエラー訂正回路は訂正不能とする。
また、15ビットから成る符号語ごとにあらかじめ再生信
号の信頼度の絶対値|αi|の総和γ(第2図の例では、 を演算回路8により計算しておく。そして、演算回路9,
10,11によりγから各エラー位置の信頼度の絶対値の2
倍を減算することで、エラー訂正回路5,6,7により訂正
した符号語と再生信号との内積を求める。ただし、エラ
ー訂正回路5,6,7が訂正不能の場合は、それぞれ内積演
算回路9,10,11の値をn−d(=15−5=10)以下にセ
ットする。
判定回路12,13,14では、それぞれ演算回路9,10,11で求
めた内積値がn−dより大きいか否かの判定を行なう。
前述の文献によれば再生信号の信頼度系列との内積がn
−dより大きくなる符号語は高々1個しか存在しないこ
とが保証されており、判定回路12,13,14の中で内積値が
n−dより大きくなる場合が2個以上であってもそれは
同一の符号語であるから、その中から適当に1つを選び
そのときのエラーをメモリ15に記憶し、それを遅延回路
16から出力する硬判定データとE−OR(Exclusive OR)
ゲートにより排他的論理和をとることでエラーを訂正
し、訂正データを出力端子20から出力する。
3つの内積値が共にn−d以下となる場合は、訂正能力
を上回るエラーが発生した場合であり、ANDゲート18か
らのエラー検出信号を出力端子20から出力する。
本実施例では本発明をハードウェアにより実現したが、
例えばマイクロコンピュータを利用することでソフトウ
ェアプログラムにより実現することも可能である。以
下、第4図のフローチャートを用いてソフトウェアプロ
グラムによる処理手順を説明していく。
まず、再生信号を硬判定データと信頼度データに変換す
る。つぎに、1つの符号語を構成するnビットごとに、
信頼度が閾値内にある硬判定データの中から再生順の早
い方から高々d−1個をイレージャ候補とし、それを再
生順に並べる。そして、l個(初期値は0)の硬判定デ
ータをイレージャとし、エラー及びイレージャ訂正する
ことで候補となる符号語Clを生成する。その語、符号語
Clの“1"を“+1",“0"を“−1"に変換した系列Cl′と
再生信号の信頼度データ系列Rとの内積Cl′・Rを求め
る。内積Cl′・Rが不等式 Cl′・R>n−d を満たすか否かを判定し、不等式が成立する場合はCl
出力する。不成立の場合はl=l+2とし、lがS+2
以上となる場合はエラー訂正能力を上回るエラーが発生
した場合でありエラー検出信号を出力する。lがS+1
の場合はl=l−1とし先程と同様の処理を繰り返す。
lがS以下の場合はそのまま先程と同様の処理を繰り返
す。
本実施例では、ビットエラー訂正符号であるBCH符号を
例にとり本発明の動作を説明したが、例えばリードソロ
モン符号のようなバイトエラー訂正符号に対しても本発
明は容易に適用できることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、再生信号の信頼度を単純に比較するこ
とでイレージャの設定をするようにしたため、ハードウ
ェアで実現する場合は回路規模を大幅に縮小化でき、ソ
フトウェアで実現する場合は処理時間を大幅に短縮化す
ることができ、その結果軟判定復号法を実現することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図及び第3図
は第1図の実施例の動作を示す図、第4図は本発明の処
理過程を示すフローチャート図、第5図は従来例を示す
図、第6図は閾値の設定の状態を示す図である。 1……信号入力端子、2……A/D変換器、3……シンド
ローム演算回路、4……イレージャ位置検出回路、5,6,
7……エラー訂正回路、8,9,10,11……内積演算回路、1
2,13,14……判定回路、15,16……メモリ、17……排他的
論理和ゲート、18……論理積ゲート、19,20……信号出
力の端子
フロントページの続き (72)発明者 泉田 守司 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 三田 誠一 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 斎藤 章 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所東海工場内 (72)発明者 金子 守 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日 立ビデオエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 天野 哲也 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日 立ビデオエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−258530(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録又伝送するエラー訂正符号の復号にお
    いて、 再生又は受信信号の信頼度があらかじめ定めた範囲内の
    硬判定データを不確かデータとし、 上記不確かデータ数がd−1個(d:エラー訂正符号の最
    小ハミング距離)以下のときは上記不確かデータをその
    ままイレージャ候補とし、 上記不確かデータ数がd個以上のときは再生又は受信の
    早い方からd−1個の不確かデータを順番に順序付けし
    てイレージャ候補とし、 上記イレージャ候補をエラー訂正及びイレージャ訂正す
    ることで複数個の候補となる符号語を生成し、 その中で再生信号との内積がn−d(n:エラー訂正符号
    の符号長)より大きくなる符号語が存在する場合はそれ
    を復号し、 存在しない場合は訂正不能を示すエラー検出信号を出力
    することを特徴とする軟判定復号方法。
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DE3707152C2 (de) * 1987-03-06 1995-06-14 Blaupunkt Werke Gmbh RDS-Empfänger
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US7036068B2 (en) * 2001-07-25 2006-04-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Error correction coding and decoding in a solid-state storage device

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