JPH0585972A - 1,2−ジフルオロアルカン誘導体化合物及び液晶組成物 - Google Patents

1,2−ジフルオロアルカン誘導体化合物及び液晶組成物

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JPH0585972A
JPH0585972A JP3276762A JP27676291A JPH0585972A JP H0585972 A JPH0585972 A JP H0585972A JP 3276762 A JP3276762 A JP 3276762A JP 27676291 A JP27676291 A JP 27676291A JP H0585972 A JPH0585972 A JP H0585972A
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JP
Japan
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chfchf
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liquid crystal
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mol
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JP3276762A
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English (en)
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Seiji Shintani
清治 新谷
Osamu Yokokoji
修 横小路
Yutaka Furukawa
豊 古川
Takashi Miyajima
隆 宮島
Hidemasa Ko
英昌 高
Katsutoshi Machida
勝利 町田
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Seimi Chemical Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Seimi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式R1-(A1)m-Y1-A2-CHFCHF-A3-Y2-(A4)n-R2
(A1〜A4はトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基、
1,4-ジ置換フェニレン基等、m 、n は 0または 1を示
し、R1、R2は炭素数 1〜10のアルキル基、ハロゲン原
子、シアノ基等を示す)具体的には、例えば で表される1,2-ジフルオロアルカン誘導体化合物。 【効果】この化合物は、低粘性であり、光に対しても安
定であるので、液晶組成物に使用することにより、高速
応答が期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,2-ジフルオロアルカ
ン誘導体化合物及びそれを含有する液晶組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、時計,電卓をはじめ、
近年では測定器、自動車用計器、複写器、カメラ、OA
機器用表示装置、家電製品用表示装置等種々の用途に使
用され始めており、広い動作温度範囲、低動作電圧、高
速応答性、高コントラスト比、広視角、化学的安定性等
の種々の性能要求がなされている。
【0003】しかし、現在のところ、これらの特性を単
独の材料で全て満たす材料はなく、複数の液晶、及び非
液晶の材料を混合して液晶組成物として要求性能を満た
している状態である。このため、各種特性のすべてでは
なく、一又は二以上の特性に優れた液晶又は非液晶の材
料開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】液晶を用いた表示素子
分野においては、その性能向上が望まれており、低電圧
駆動、高精細表示、高コントラスト比、広視角特性、低
温応答特性、広動作温度範囲等が望まれおり、これらは
いずれかを向上させると他のいずれかが犠牲になるとい
う傾向がある。
【0005】特に、最近、電池駆動においては低電圧駆
動と高速応答、OA機器等においては高精細表示と高速
応答、自動車用表示等においては低温応答もしくは広動
作温度範囲で高速応答というように、その応答速度を向
上させることが望まれている。
【0006】このためには、いくつかの改善方法が考え
られるが、その一つとして低粘性の液晶組成物の採用が
ある。即ち、液晶組成物の粘性が低下すれば、応答速度
は向上し、低温でも実用的な速度での表示が可能にな
る。また、従来と同じ応答速度でよければ、より低電圧
で駆動できたり、より高いデューティ駆動が可能、即
ち、高精細駆動が可能になる。
【0007】このような目的のため、第16回液晶討論会
で講演されたようなp,p'- 二置換ジフルオロスチルベン
化合物が提案されている。この化合物は以下の一般式
(3) で示されるような化学構造を有している。
【0008】
【化1】
【0009】ただし、一般式(3) のRA、RBはn-アルキル
基、n-アルコキシ基、n-アルコキシカルボニル基を意味
する。
【0010】この一般式(3) の化合物は、低粘性でフッ
素置換されていないスチルベン化合物よりも光に対する
安定性が向上しているものであった。しかし、通常使用
されている一般の液晶化合物に比しては、光に対する安
定性がまだ劣っており、使用環境が限定されたり、紫外
線カットフィルターを併用せざるを得ないことが多かっ
た。
【0011】従って、低粘性で光に対する安定性が高い
液晶材料が望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべく、新規な材料を提供するものであり、一般式
(1) R1-(A1)m-Y1-A2-CHFCHF-A3-Y2-(A4)n-R2 (式中、A1〜A4は相互に独立してトランス-1,4- ジ置換
シクロヘキシレン基または1,4-ジ置換フェニレン基であ
り、これらの基は夫々非置換であるかあるいは置換基と
して1個もしくは2個以上のハロゲン、シアノ基を有し
ていてもよく、これらの基中に存在する1個もしくは2
個以上のCH基は窒素原子に置換されていてもよく、Y1
Y2は相互に独立して-COO-,-OCO-,-C≡C-,-CH2CH2-,-CH=
CH-,-OCH2-,-CH2O- または単結合を示し、m,n は 0また
は 1を示し、R1及びR2は相互に独立して炭素数 1〜10の
アルキル基、ハロゲン、シアノ基を示し、アルキル基の
場合には、炭素−炭素結合間あるいはこの基と環との間
の炭素−炭素結合間に酸素原子が挿入されてもよく、ま
た、その炭素−炭素結合の一部が二重結合にされていて
もよく、また、その1個の-CH2- 基がカルボニル基に置
換されていてもよく、また、その基中の水素原子の一部
もしくは全てがフッ素原子で置換されていてもよい)で
表されることを特徴とする1,2-ジフルオロアルカン誘導
体化合物を提供するものである。
【0013】また、一般式 (2) R1-A2-CHFCHF-A3-R2 (式中、A2、A3、R1及びR2については、前記と同じもの
を示す)で表されることを特徴とする1,2-ジフルオロア
ルカン誘導体化合物、及び、一般式(1) または一般式
(2) で示される化合物を含有することを特徴とする液晶
組成物を提供するものである。
【0014】本発明の一般式(1) の化合物は、比較的小
さい屈折率異方性(△n)を有しており、低粘性であり、
かつ、他の液晶又は非液晶との相溶性に優れ、化学的に
も安定な、特に光に対して安定な材料である。
【0015】本発明の化合物の具体的構造としては、以
下のような化合物がある。その代表的化合物として、環
の数が2個の化合物として以下のような化合物がある。 R1-A2-CHFCHF-A3-R2 (4)
【0016】一般式(4) の化合物としては、より具体的
には、以下のような化合物がある。なお、以下の説明に
おいては、一般式(4) の化合物に限らず、「-Ph-」は1,
4-ジ置換フェニレン基を表し、「-Cy-」はトランス-1,4
- ジ置換シクロヘキシレン基を表す。 R1-Ph-CHFCHF-Ph-R2 (4A)
【0017】
【化2】
【0018】その1,4-ジ置換フェニレン基の1つまたは
2つをトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基に置換
した化合物として以下のような化合物がある。 R1-Cy-CHFCHF-Ph-R2 (4B) R1-Ph-CHFCHF-Cy-R2 (4C) R1-Cy-CHFCHF-Cy-R2 (4D)
【0019】また、その1,4-ジ置換フェニレン基を一部
の水素原子がフッ素原子に置換されたフェニレン基とし
た化合物として以下のような化合物がある。 R1-Ph-CHFCHF-PhF-R2 (4E)
【0020】
【化3】
【0021】また、環の数が3個の化合物として、以下
のような化合物がある。 R1-A1-A2-CHFCHF-A3-R2 (5)
【0022】一般式(5) の化合物としては、より具体的
には以下のような化合物がある。 R1-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-R2 (5A)
【0023】
【化4】
【0024】その1,4-ジ置換フェニレン基の1つ乃至3
つをトランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基に置換し
た化合物として以下のような化合物がある。 R1-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-R2 (5B) R1-Ph-Cy-CHFCHF-Ph-R2 (5C) R1-Ph-Ph-CHFCHF-Cy-R2 (5D) R1-Cy-Cy-CHFCHF-Ph-R2 (5E) R1-Cy-Ph-CHFCHF-Cy-R2 (5F) R1-Ph-Cy-CHFCHF-Cy-R2 (5G) R1-Cy-Cy-CHFCHF-Cy-R2 (5H)
【0025】また、その1,4-ジ置換フェニレン基を一部
の水素原子がフッ素原子に置換されたフェニレン基とし
た化合物として以下のような化合物がある。 R1-Ph-Ph-CHFCHF-PhF-R2 (5I)
【0026】また、環の数が4個の化合物として、以下
のような化合物がある。 R1-A1-A2-CHFCHF-A3-A4-R2 (6)
【0027】一般式(6) の化合物としては、より具体的
には以下のような化合物がある。 R1-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-R2 (6A)
【0028】
【化5】
【0029】 R1-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-R2 (6B) R1-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-Cy-R2 (6C) R1-Ph-Cy-CHFCHF-Ph-Ph-R2 (6D) R1-Ph-Ph-CHFCHF-Cy-Ph-R2 (6E) R1-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-PhF-R2 (6F) R1-Ph-Ph-CHFCHF-PhF-Ph-R2 (6G)
【0030】このほか、3環以上の化合物の場合、環と
環との間のY1、Y2を単結合以外に変更した以下のような
化合物もある。
【0031】 R1-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-R2 (5J) R1-Ph-OCO-Ph-CHFCHF-Ph-R2 (5K) R1-Ph-C ≡C-Ph-CHFCHF-Ph-R2 (5L) R1-Ph-CH2CH2-Ph-CHFCHF-Ph-R2 (5M) R1-Ph-OCH2-Ph-CHFCHF-Ph-R2(5N) R1-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-R2(5O) R1-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-R2(6H) R1-Ph-OCO-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-R2(6I) R1-Ph-C ≡C-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-R2 (6J) R1-Ph-CH2CH2-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-R2 (6K) R1-Ph-OCH2-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-R2 (6L) R1-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-R2 (6M) R1-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-OCO-Ph-R2 (6N)
【0032】また、A1〜A4の基を、1,4-ジ置換フェニレ
ン基、トランス-1,4- ジ置換シクロヘキシレン基以外の
環構造を有する基とした以下のような化合物もある。
【0033】
【化6】
【0034】本発明の上記のような化合物は、他の液晶
材料または非液晶材料と混合して液晶組成物にすること
により、その液晶組成物を低粘性とすることができ、液
晶表示素子とした場合に高速応答が可能になる。
【0035】本発明の式(1) の化合物は、他の液晶、非
液晶に、少なくとも1種を混合することにより液晶組成
物として使用される。
【0036】本発明の化合物と混合させる物質として
は、例えば以下のようなものがある。なお、以下の式で
のRC、RDはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、
シアノ基等の基を表わす。
【0037】RC-Cy-Cy-RD RC-Cy-Ph-RD RC-Ph-Ph-RD
【0038】RC-Cy-COO-Ph-RD RC-Ph-COO-Ph-RD RC-Cy-CH=CH-Ph-RD RC-Ph-CH=CH-Ph-RD RC-Cy-CH2CH2-Ph-RD RC-Ph-CH2CH2-Ph-RD RC-Ph-N=N-Ph-RD RC-Ph-NON-Ph-RD RC-Cy-COS-Ph-RD
【0039】RC-Cy-Ph-Ph-RD RC-Cy-Ph-Ph-Cy-RD RC-Ph-Ph-Ph-RD RC-Cy-COO-Ph-Ph-RD RC-Cy-Ph-COO-Ph-RD RC-Cy-COO-Ph-COO-Ph-RD RC-Ph-COO-Ph-COO-Ph-RD RC-Ph-COO-Ph-OCO-Ph-RD
【0040】
【化7】
【0041】なお、これらの化合物は単なる例示にすぎ
なく、環構造もしくは末端基の水素原子のハロゲン原
子、シアノ基、メチル基等への置換、シクロヘキサン
環、ベンゼン環の他の六員環、五員環等への置換、環の
間の結合基の変更等が可能であり、所望の性能に合わせ
て種々の材料が選択使用されればよい。
【0042】本発明の組成物は、液晶組成物として、電
極付の基板間に配され、ツイストネマチック方式、ゲス
ト・ホスト方式、動的散乱方式、フェ−ズチェンジ方
式、DAP方式、二周波駆動方式、強誘電性液晶表示方
式等種々のモードで使用することができる。
【0043】具体的には、次のようなものが代表的であ
る。プラスチック、ガラス等の基板上に、必要に応じて
SiO2、Al2O3 等のアンダーコート層やカラーフィルター
層を形成し、In2O3-SnO2(ITO)、SnO2等の電極を設
け、パターニングした後、必要に応じてポリイミド、ポ
リアミド、SiO2、Al2O3 等のオーバーコート層を形成
し、配向処理し、これにシール材を印刷し、電極面が相
対向するように配して周辺をシールし、シール材を硬化
して空セルを形成する。
【0044】この空セルに、本発明の化合物を含む組成
物を注入し、注入口を封止剤で封止して液晶セルを構成
する。この液晶セルに必要に応じて偏光板、カラー偏光
板、光源、カラーフィルター、半透過反射板、反射板、
導光板、紫外線カットフィルター等を積層する、文字,
図形等を印刷する、ノングレア加工する等して液晶表示
素子とする。
【0045】なお、上述の説明は、液晶表示素子の基本
的な構成及び製法を示したにすぎなく、例えば2層電極
を用いた基板、2層の液晶層を形成した2層液晶セル、
TFT、MIM等の能動素子を形成したアクティブマト
リクス基板を用いたアクティブマトリクス素子等、種々
の構成のものが使用できる。
【0046】本発明の化合物を液晶組成物に用いること
により、高デューティ駆動を行っても、高速応答が期待
できる。このため、近年注目されている高ツイスト角の
スーパーツイスト(STN)型液晶表示素子にも好適で
ある。
【0047】本発明の一般式(1) の化合物は、例えば、
次の方法に従って製造される。
【0048】即ち、一般式(7) で表されるスチルベン誘
導体化合物を、をフッ化ヨウ素(8)と反応させ、フッ化
ヨウ素付加化合物(9) とする。次いで、この化合物(9)
をさらにフッ化ヨウ素(10)と反応させることにより、一
般式(1) の1,2-ジフルオロアルカン誘導体化合物を得る
ことができる。
【0049】また、以下のような製造方法もある。
【0050】即ち、一般式(7) のスチルベン誘導体化合
物を、弗酸−ピリジン錯体(olah試薬)及びN-ブロモコ
ハク酸イミド(NBS)(11) と反応させることにより、フッ
化臭素付加化合物(12)を得ることができる。さらにこれ
にフッ化銀(13)を用いてフッ素化することによって、一
般式(1) の1,2-ジフルオロアルカン誘導体化合物を得る
ことができる。
【0051】また、以下のような製造方法もある。
【0052】即ち、一般式(7) のスチルベン誘導体化合
物を、オスミウムテトラオキシド(14)で酸化して1,2-ジ
オール化合物(15)とする。次いで、この化合物(15)をヘ
キサフルオロプロペン- ジエチルアミン反応物(例え
ば、N.Ishikawa等 Bulletin of the Chemical Society
Japan, Vol.52, pp.3377 、1979年)等のフッ素化試剤
(16)によりフッ素化することによって、一般式(1) の1,
2-ジフルオロアルカン誘導体化合物を得ることができ
る。
【0053】なお、上記反応で用いる1,2-ジオール化合
物(15)は、1,2-ジケトン化合物を水素化アルミニウムリ
チウム等の金属水素化物等で還元して合成してもよい。
また、1,2-ジオール化合物(15)は、芳香族アルデヒド化
合物をベンゾイン縮合して合成してもよい。
【0054】また、一般式(1) の基本骨格を合成してか
ら官能基の置換を行うこともできる。例えば、ベンゼン
環上の塩素原子をフッ素原子に置換するためには、塩素
に対してモル比で 2〜20倍、好ましくは 3〜10倍のフッ
化カリウムを用いる。溶媒は、フッ化カリウムを比較的
よく溶解するスルフォラン、ジメチルスルフォキシドの
如き非プロトン性極性溶媒を用いることが好ましい。反
応触媒としてリン、若しくは窒素原子を含有する相関移
動触媒を用いることが好ましい。
【0055】また、ベンゼン環上の塩素原子をアルキル
基に置換するためには、エーテル、テトラヒドロフラン
等のエーテル系溶媒中アルキルグリニアール試薬と反応
させる方法がある(例えば Bulletin of the Chemical
Society of Japan, vol.49,pp.1958-1969, 1967
年)。ニッケル触媒としては、配位子としてホスフィン
類を有する2価の触媒が、好ましく用いられる。
【0056】また、ベンゼン環上へのオキシカルボニル
基の導入は、まずベンゼン環上のアルキル基を酸化して
フェノール性水酸基を有する化合物を合成し、その化合
物に酸塩化物を塩基存在下で反応させることにより可能
である。
【0057】また、ベンゼン環上へのアシル基を導入す
る反応は、酸塩化物と塩化アルミニウムを用いて、ベン
ゼン環のパラ位の水素原子をアシル基に置換するフリー
デル・クラフツ反応を用いればよい。
【0058】また、ベンゼン環上にシアノ基を導入する
反応は、ベンゼン環上のハロゲン原子をシアン化銅と反
応させることにより容易に行える(例えば M.S.Newman,
Organic Synthesis Vol.3, pp.631)。また、アミド基
を5塩化リン等の脱水剤で脱水することによってもシア
ノ基へ置換可能である。
【0059】本発明の化合物の内、上記基本反応中に変
化してしまうような官能基を含有する場合、例えばフッ
素化反応中に反応し得る有機基を含有する場合は、まず
基本反応を行い、その後、上記のような手法により目的
とする官能基を導入すればよい。これらの製造方法は、
単なる例示にすぎなく、種々の製造方法が使用できる。
【0060】
【実施例】
実施例1 ガス吹き込み管およびドライアイスコンデンサー付きの
300ml の三ツ口フラスコに−75℃にてI2を12.7g(0.05mo
l)、CFCl3 200ml 中に懸濁させ、そこにN2で希釈した10
%F2ガス0.025molをI2が赤色から茶色になるまで 5時間
かけて吹き込みIFを調製した。別途300ml 4ツ口フラス
コにトランス-1,2- ビス(4- メチルフェニル) エチレン
4.16g(0.02mol)を80mlのCHCl3 に溶解し、−75℃に冷却
する。ここへ攪拌しながら、あらかじめ調製した0.1mol
のIFを添加した。
【0061】5分後、反応液を500ml の 5%チオ硫酸ナ
トリウム水溶液に投入した。有機層を分液し、中性にな
るまで水洗後、MgSO4 で乾燥した。濾過後、溶媒を留去
し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィにて精製して、1,2,- ジフルオロ-1,2- ビス(4- メ
チルフェニル) エタン(meso- 体及びdl- 体の混合物)
を4.18g (0.017mol)得た。(収率85%)CH3-Ph-CHFCHF-
Ph-CH3
【0062】
【化8】
【0063】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 246(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0064】実施例1と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。 n-C3H7-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n) n-C5H11-Ph-CHFCHF-Ph-C5H11(n) n-C7H15-Ph-CHFCHF-Ph-C7H15(n) n-C10H21-Ph-CHFCHF-Ph-C10H21(n) CH3O-Ph-CHFCHF-Ph-CH3 CH3O-Ph-CHFCHF-Ph-OCH3 n-C3H7O-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n) n-C3H7O-Ph-CHFCHF-Ph-C5H11(n)
【0065】CH3-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-CH3 CH3-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-CH3 n-C3H7-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n) n-C3H7-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-C3H7(n) CH3O-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-CH3 CH3O-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-CH3
【0066】実施例2 実施例1のトランス-1,2- ビス(4- メチルフェニル) エ
チレンに代え、トランス-1,2- ビス(4- クロロフェニ
ル) エチレンを用いて、1,2,- ジフルオロ-1,2-ビス(4-
クロロフェニル) エタン(meso- 体及びdl- 体の混合
物)を4.7g(0.016mol)得た。(収率82%) Cl-Ph-CHFCHF-Ph-Cl
【0067】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 286(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0068】実施例2と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。 Cl-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Cl Cl-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-Cl
【0069】実施例3 実施例1のトランス-1,2- ビス(4- メチルフェニル) エ
チレンに代え、トランス-1-(4-クロロフェニル)-2-(4'-
フルオロフェニル) エチレンを用いて、1,2,-ジフルオ
ロ-1-(4-クロロフェニル)-2-(4'-フルオロフェニル) エ
タン(meso- 体及びdl- 体の混合物)を(収率84%)得
た。 Cl-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0070】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 270(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0071】実施例3と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。 Cl-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-F Cl-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-F Cl-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-F
【0072】CH3-Ph-CHFCHF-Ph-Cl CH3O-Ph-CHFCHF-Ph-Cl CH3-Ph-CHFCHF-Ph-F CH3O-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C3H7-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Cl n-C3H7-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0073】実施例4 実施例1で例示した1,2,- ジフルオロ-1,2- ビス(4-n-
プロピルフェニル) エタンは、実施例2の1,2,- ジフル
オロ-1,2- ビス(4- クロロフェニル) エタンを出発物質
としても合成できる。その合成例を以下に示す。アルゴ
ン雰囲気下、還流管付きの100ml 三ツ口フラスコにMg
0.5g(0.02mol)、乾燥THF 20mlを入れた。次いで、1-ブ
ロモプロパン2.4g(0.02mol) を発熱が続く速度で滴下し
た。滴下終了後、さらに 1時間還流を続けた後、室温ま
で放冷した。
【0074】この溶液を、別途、アルゴン雰囲気下、還
流管付きの100ml三ツ口フラスコ中に実施例2の方法で
合成した1,2,- ジフルオロ-1,2- ビス(4- クロロフェニ
ル)エタン2.2g(0.0077mol) および1,3-ビス( ジフェニ
ルホスフィノ) プロパンジクロロニッケル [NiCl2(dpp
p)] 0.3g を含む乾燥THF 溶液20mlに、滴下漏斗を用い
て滴下した。滴下後さらに24時間還流した後、室温まで
冷却し、水20mlを加えた。さらに20%塩酸20mlを加えて
有機層を分離し、水洗、乾燥後、溶媒を留去した。得ら
れた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィにて
精製して、1,2,-ジフルオロ-1,2- ビス(4-n-プロピル
フェニル)エタン(meso- 体及びdl- 体の混合物)を1.
3g(0.0043mol) 得た。(収率58%) n-C3H7-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n)
【0075】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 302(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0076】実施例5 アルゴン雰囲気下、還流管付きの100ml 三ツ口フラスコ
にMg 0.5g(0.02mol)、乾燥THF 20mlを入れた。次いで、
トランス-1- ブロモ-4-n- プロピルシクロヘキサン4.1g
(0.02mol) を発熱が続く速度で滴下した。滴下終了後、
さらに 1時間還流を続けた後、室温まで放冷した。
【0077】この溶液を、別途、アルゴン雰囲気下、還
流管付きの100ml三ツ口フラスコ中に実施例3の方法で
合成した1,2,- ジフルオロ-1-(4-クロロフェニル)-2-
(4'-フルオロフェニル) エタン4.5g(0.018mol)及びNiCl
2(dppp) 0.3gを含む乾燥THF 溶液20mlに、滴下漏斗を用
いて滴下した。滴下後さらに24時間還流した後、室温ま
で冷却し、水20mlを加えた。さらに20%塩酸20mlを加え
て有機層を分離し、水洗、乾燥後、溶媒を留去した。得
られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィに
て精製して、1,2-ジフルオロ-1-[4-トランス(4'-n-プロ
ピルシクロヘキシル) フェニル]-2-(4''- フルオロフェ
ニル)エタンを3.4g(0.0094mol) 得た。(収率52%) n-C3H7-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0078】
【化9】
【0079】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 360(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0080】実施例5と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。 CH3-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-F CH3O-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C3H7O-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11O-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0081】実施例6 実施例5においてトランス-1- ブロモ-4-n- プロピルシ
クロヘキサンに変えて、1-ブロモ-4-n- プロポキシベン
ゼンを用いる以外は同様に反応させて、1,2-ジフルオロ
-1-[4-(4'-n-プロポキシフェニル) フェニル]-2-(4''-
フルオロフェニル)エタンを3.4g(0.0097mol) 得た。
(収率54%) n-C3H7-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0082】
【化10】
【0083】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 354(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0084】実施例6と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。 CH3O-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11O-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-F CH3-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0085】実施例7 実施例5においてトランス-1- ブロモ-4-n- プロピルシ
クロヘキサンに変えて、2-ブロモ-5- メチルピリミジン
を用いる以外は同様に反応させて1,2-ジフルオロ-1-[4-
(p- メチルピリミジル) フェニル]-2-(4'-フルオロフェ
ニル)エタン3.0g(0.0090mol) を得た。(収率50%) CH3-Py-Ph-CHFCHF-Ph-F (なお、式中Pyは3,6-ジ置換-5
- ピリミジレン基を示す。)
【0086】
【化11】
【0087】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 328(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0088】実施例7と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。 n-C3H7-Py-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11-Py-Ph-CHFCHF-Ph-F CH3O-Ph-Py-CHFCHF-Ph-F n-C3H7O-Py-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11O-Py-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0089】実施例8 実施例5の1,2,- ジフルオロ-1-(4-クロロフェニル)-2-
(4'-フルオロフェニル) エタン(実施例3で合成)を、
実施例2で合成した1,2,- ジフルオロ-1,2- ビス(4- ク
ロロフェニル) エタンに変えることにより、1,2-ジフル
オロ-1,2- ビス[4- トランス(4'-n-プロピルシクロヘキ
シル) フェニル] エタンを4.0g(0.0086mol) 得た。(収
率48%) n-C3H7-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-Cy-C3H7(n)
【0090】
【化12】
【0091】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 466(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0092】実施例8と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。 CH3-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-Cy-CH3 n-C5H11-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-Cy-C5H11(n) CH3O-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-Cy-OCH3 n-C3H7O-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-Cy-OC3H7(n) n-C5H11O-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-Cy-OC5H11(n)
【0093】CH3-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-CH3 n-C3H7-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-C3H7(n) n-C5H11-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-C5H11(n) CH3O-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-OCH3 n-C3H7O-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-OC3H7(n) n-C5H11O-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-OC5H11(n)
【0094】実施例9 アルゴン雰囲気下、還流管付きの500ml 三ツ口フラスコ
に塩化メチレン100ml、塩化アルミニウム29.4g(0.22mo
l)、トランス- スチルベン(Ph-CH=CH-Ph)18g(0.1mol)を
いれ、 0℃に冷却した。ここに塩化メチレン20g で希釈
した酪酸クロリド22.4g(0.21mol)を滴下した。15℃で更
に 2時間反応させた後、水を加えて反応を停止した。
【0095】有機層を分離した後、水層を塩化メチレン
で抽出し、有機層に加えた。有機層を 5%炭酸水素ナト
リウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。
有機層を濃縮後、ヘキサンを移動相とするシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィで精製し、これを更にヘキサンか
ら再結晶して、トランス-4,4'ービスブチリルスチルベン
17.6g(0.055mol) を得た。 n-C3H7CO-Ph-CH=CH-Ph-COC3H7(n)
【0096】この化合物を、更に実施例1と同様に反応
させることにより、1,2-ジフルオロ-1,2- ビス(4ー ブチ
リルフェニル) エタン16.1g(0.045mol) を得た。(収率
80%) n-C3H7CO-Ph-CHFCHF-Ph-COC3H7(n)
【0097】
【化13】
【0098】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 358(M+) IR 1205cm-1(C-F),1680cm-1(C=O)
【0099】実施例9と同様にして、以下の化合物を得
ることができる。 CH3CO-Ph-CHFCHF-Ph-COCH3 n-C5H11CO-Ph-CHFCHF-Ph-COC5H11(n)
【0100】実施例10 アルゴン雰囲気下、還流管付きの200ml 三ツ口フラスコ
にMg 1.0g(0.04mol)、乾燥THF 40mlを入れた。次いで、
1-ブロモプロパン4.8g(0.04mol) を発熱が続く速度で滴
下した。滴下終了後、さらに 1時間還流を続けた後、室
温まで放冷した。
【0101】この溶液を、別途、アルゴン雰囲気下、還
流管付きの300ml三ツ口フラスコ中にトランス-1−フェ
ニル−2-(4- クロロフェニル) エテン (Ph-CH=CH-Ph-C
l) 7.8g(0.036mol)及びNiCl2(dppp) 0.6gを含む乾燥THF
溶液40mlに、滴下漏斗を用いて滴下した。滴下後さら
に24時間還流した後、室温まで冷却し、水50mlを加え
た。さらに20%塩酸20mlを加えて有機層を分離し、水
洗、乾燥後、溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィにて精製して、トランス
-1−フェニル−2-(4-n- プロピルフェニル) エテン 5.0
g(0.022mol) を得た。(収率61%) Ph-CH=CH-Ph-C3H7(n)
【0102】次にアルゴン雰囲気下、還流管付きの200m
l 三ツ口フラスコに塩化メチレン40ml、塩化アルミニウ
ム4g(0.03mol)、上記で合成したトランス-1−フェニル-
2-(4-n-プロピルフェニル) エテン5.0g(0.022mol)を
いれ、 0℃に冷却した。ここに塩化メチレン40g で希釈
した酪酸クロリド3.2g(0.03mol) を滴下した。15℃で更
に 2時間反応させた後水を加えて反応を停止した。
【0103】有機層を分離した後、水層を塩化メチレン
で抽出し、有機層に加えた。有機層を 5%炭酸水素ナト
リウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。
有機層を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィで
精製し、これを更にヘキサンから再結晶して、トランス
-1-(4-ブチリルフェニル)-2-(4'-n-プロピルフェニル)
エテン4.8g(0.017mol)を得た。(収率75%) n-C3H7CO-Ph-CH=CH-Ph-C3H7(n)
【0104】この化合物を、更に実施例1と同様にIFと
反応させることにより、1,2-ジフルオロ-1-(4-ブチリル
フェニル)-2-(4'-n-プロピルフェニル) エタン4.4g(0.0
13mol)を得た。(収率80%) n-C3H7CO-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n)
【0105】
【化14】
【0106】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 330(M+) IR 1205cm-1(C-F),1690cm-1(C=O)
【0107】実施例10と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。 CH3CO-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n) n-C5H11CO-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n) CH3CO-Ph-CHFCHF-Ph-CH3 n-C3H7CO-Ph-CHFCHF-Ph-CH3 n-C5H11CO-Ph-CHFCHF-Ph-CH3
【0108】実施例11 アルゴン雰囲気下、滴下漏斗、還流管付きの100ml 三ツ
口フラスコに乾燥THF20ml及び、4-n-プロピルフェニル
アセチレン2.5g(0.017mol)を入れた。反応器を0℃に冷
却し、滴下漏斗からブチルリチウム1.7molのn-ヘキサン
溶液10mlを徐々に滴下した。そのまま30分撹拌した後、
ここに実施例3で合成した1,2,- ジフルオロ-1-(4-クロ
ロフェニル)-2-(4'-フルオロフェニル) エタン4.2gのTH
F 溶液5ml を滴下した。
【0109】室温で10時間反応させた後、 5%塩酸を加
えて反応を終結させ、、有機層をエーテルで抽出し、水
洗、乾燥後、溶媒を留去した。その後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィにて精製して、1,2,- ジフルオロ-1
-[4-(2-p-n- プロピルフェニルエチニル) フェニル]-2-
(4'-フルオロフェニル) エタン2.2g(0.0058mol) を得
た。(収率35%) n-C3H7-Ph-C ≡C-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0110】
【化15】
【0111】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 378(M+) IR 1205cm-1(C-F),2180cm-1(C≡C)
【0112】実施例11と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。 CH3-Ph-C≡C-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11-Ph-C≡C-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C7H15-Ph-C≡C-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C10H21-Ph-C ≡C-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0113】実施例12 アルゴン雰囲気下、滴下漏斗、還流管付きの100ml 三ツ
口フラスコに乾燥THF20ml及び、1-ブロモ-2-(4-n-プロ
ピルフェニル) エテン2.2g(0.01mol) を入れた。反応器
を−78℃に冷却し、滴下漏斗からブチルリチウム1.7mol
のn-ヘキサン溶液6ml を徐々に滴下した。そのまま 1時
間撹拌した後、ここに実施例3で合成した1,2,- ジフル
オロ-1-(4-クロロフェニル)-2-(4'-フルオロフェニル)
エタン2.7gのTHF 溶液5ml を滴下した。
【0114】その温度で 2時間撹拌した後、温度を室温
に徐々に戻して10時間反応させた。5%塩酸を加えて反
応を終結させ、、有機層をエーテルで抽出し、水洗、乾
燥後、溶媒を留去した。その後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィにて精製して、1,2,- ジフルオロ-1-[4-(2
-p-n- プロピルフェニルエテニル) フェニル]-2-(4'-フ
ルオロフェニル) エタン2.2g(0.0057mol) を得た。(収
率57%) n-C3H7-Ph-CH=CH-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0115】
【化16】
【0116】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 380(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0117】実施例12と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。 CH3-Ph-CH=CH-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11-Ph-CH=CH-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C7H15-Ph-CH=CH-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C10H21-Ph-CH=CH-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0118】実施例13 実施例10で合成した1,2-ジフルオロ-1-(4-ブチリルフ
ェニル)-2-(4'-n-プロピルフェニル) エタン4.0g(0.012
mol)、ベンゼン20mlを還流管付きの200ml 3ツ口フラス
コにいれ、ここに濃硫酸3ml を加えた。ここにヒドラゾ
イックアシッド0.9gのベンゼン溶液22.5mlをゆっくり加
えながら40℃で 1時間反応させた。混合物を冷却後ゆっ
くり水に注ぎ、エーテルで抽出した。エーテル層を中和
後、乾燥、溶媒留去した後に得られた固形物を、再び還
流管付きの100ml フラスコに移し、濃塩酸20mlを加えて
2時間還流させた。
【0119】内容物を水に注ぎ、エーテルで抽出した
後、エーテル層を10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し
た。乾燥後溶媒留去し、粗生成物を得た。ヘキサンから
再結晶し、1,2-ジフルオロ-1-(4-アミノフェニル)-2-
(4'-n-プロピルフェニル) エタン1.5g(0.0054mol) を得
た。(収率45%) H2N-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n)
【0120】得られた化合物全量を100ml の反応器に移
し、濃塩酸5ml 、水10ml加え、40℃で、15分撹拌した
後、 0℃に冷却した。ここに亜硝酸ナトリウム0.34g の
水溶液5gを系内温度が 4℃を越えないようにゆっくり滴
下した。滴下終了後溶液を 0℃で保存した。別の200ml
3ツ口フラスコにシアン化カリウム1.9g(0.030mol)、水
酸化ナトリウム0.6g、水20ml、ベンゼン20mlを入れここ
に、亜硝酸ニッケル1.8g(0.015mol)の水溶液2ml を滴下
した。この反応溶液に先に調製したジアゾニウム溶液を
5℃以下で滴下した。滴下後この温度で30分撹拌した
後、室温で 2時間反応させた。
【0121】ベンゼン層を分離し、水層をエーテルで抽
出した。有機層を併せて水で洗浄、乾燥後溶媒留去した
後、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精
製して、1,2-ジフルオロ-1-(4-シアノフェニル)-2-(4'-
n-プロピルフェニル) エタン0.5g(0.0018mol) を得た。
(収率33%) NC-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n)
【0122】
【化17】
【0123】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 285(M+) IR 1205cm-1(C-F),2210cm-1(C≡N)
【0124】実施例13と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。 NC-Ph-CHFCHF-Ph-CH3 NC-Ph-CHFCHF-Ph-C5H11(n) NC-Ph-CHFCHF-Ph-C7H15(n) NC-Ph-CHFCHF-Ph-C10H21(n)
【0125】NC-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-C3H7(n) NC-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-C3H7(n) NC-Ph-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-C3H7(n)
【0126】実施例14 出発物質としてトランス-1-(4ーヒドロキシフェニル)-2-
(4'-トリフルオロメチルフェニル) エテン (HO-Ph-CH=C
H-Ph-CF3) を用いる以外は実施例1と同様の反応により
1,2-ジフルオロ-1-(4ーヒドロキシフェニル)-2-(4'-トリ
フルオロメチルフェニル) エタンを得た。 HO-Ph-CHFCHF-Ph-CF3
【0127】この化合物2.0g(0.0066mol) を塩化メチレ
ン10mlに溶解し、ここに、トリエチルアミン0.7gを加
え、 0℃に冷却した。ここへ、4-メチル安息香酸クロリ
ド1.1gを塩化メチレンにとかした溶液7ml を徐々に滴下
した。室温で 1時間撹拌した後生成した塩を吸引濾過
し、有機層を水で洗浄した。有機層を乾燥後、溶媒を留
去し、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィで精製し
て、1,2-ジフルオロ-1-[4ー(4'-メチルベンゾキシ) フェ
ニル]-2-(4''- トリフルオロメチルフェニル) エタンを
2.1g(0.005mol)を得た。(収率76%) CH3-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-CF3
【0128】
【化18】
【0129】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 420(M+) IR 1205cm-1(C-F),1690cm-1(C=O)
【0130】実施例14と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。 n-C3H7-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 n-C5H11-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 n-C7H15-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 n-C10H21-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 CH3-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-C3F7(n) CH3-Ph-COO-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-CF3
【0131】実施例15 実施例14で合成した1,2-ジフルオロ-1-(4ーヒドロキシ
フェニル)-2-(4'-トリフルオロメチルフェニル) エタン
2.0g(0.0063mol) をアセトン10mlに溶解し、ここに無水
炭酸ナトリウム1.06g 、及びp-メチルベンジルブロミド
1.2gを入れ、加熱還流下10時間反応させた。水、エーテ
ルを加えて反応を停止し、抽出、洗浄を行った。有機層
は、乾燥した後、溶媒を留去し、粗生成物をシリカゲル
クロマトグラフィで精製して、1,2-ジフルオロ-1-[4ー
(4'-メチルフェニル) メトキシフェニル]-2-(4''- トリ
フルオロメチルフェニル) エタンを1.8g(0.0045mol) を
得た。(収率71%) CH3-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-CF3
【0132】
【化19】
【0133】本化合物の分析結果を以下に示す。MS
m/e 406(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0134】実施例15と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。 n-C3H7-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 n-C5H11-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 n-C7H15-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 n-C10H21-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 CH3-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-C3F7(n) CH3-Ph-CH2O-Ph-CHFCHF-Ph-Ph-CF3
【0135】実施例16 出発物質としてトランス-1-(トランス-4ー メチルシクロ
ヘキシル)-2-(4'-トリフルオロメチルフェニル) エテン
(CH3-Cy-CH=CH-Ph-CF3)を用いる以外は実施例1と同様
の反応により、1,2-ジフルオロ-1-(トランス-4ー メチル
シクロヘキシル)-2-(4'-トリフルオロメチルフェニル)
エタンを4.5g(0.015mol)を得た。(収率74%) CH3-Cy-CHFCHF-Ph-CF3
【0136】
【化20】
【0137】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 306(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0138】実施例16と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。 n-C3H7-Cy-CHFCHF-Ph-CF3 n-C5H11-Cy-CHFCHF-Ph-CF3 n-C7H15-Cy-CHFCHF-Ph-CF3 n-C10H21-Cy-CHFCHF-Ph-CF3 CH3-Cy-CHFCHF-Ph-C3F7(n)
【0139】CH3-Cy-Ph-CHFCHF-Ph-CF3 CH3-Cy-Cy-CHFCHF-Ph-CF3 CH3-Cy-Ph-CHFCHF-Cy-CF3 CH3-Cy-CHFCHF-Ph-Ph-CF3
【0140】実施例17 実施例5においてトランス-1- ブロモ-4ーn- プロピルシ
クロヘキサンに変えて1-ブロモ-2ー(4-n-プロピルフェニ
ル) エタン (n-C3H7-Ph-CH2CH2Br) を用いる以外は同様
に反応させて、1,2-ジフルオロ-1-{4-[2-(4'-n- プロピ
ルフェニル) エチル] フェニル}-2-(4''- フルオロフェ
ニル) エタンを2.5g(0.0065mol) を得た。(収率48%) n-C3H7-Ph-CH2CH2-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0141】
【化21】
【0142】本化合物の分析結果を以下に示す。 MS m/e 382(M+) IR 1205cm-1(C-F)
【0143】実施例17と同様にして、以下の化合物を
得ることができる。 CH3-Ph-CH2CH2-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C5H11-Ph-CH2CH2-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C7H15-Ph-CH2CH2-Ph-CHFCHF-Ph-F n-C10H21-Ph-CH2CH2-Ph-CHFCHF-Ph-F
【0144】実施例18 メルク社製液晶組成物「ZLI-1565」97.5Wt%に、本発明
の実施例1の化合物を2.5wt%加えて液晶組成物とし
た。この粘度を調べたところ、従来例(メルク社製液晶
組成物「ZLI-1565」のみ)に比較して、粘度が低下し
た。この粘度の低下は、類似構造を有するジフルオロス
チルベンタイプの液晶を添加した場合とほぼ同じ程度で
あり、紫外線に対する劣化は、ジフルオロスチルベンタ
イプの液晶よりも少ないものであった。
【0145】
【発明の効果】本発明の一般式(1) R1-(A1)m-Y1-A2-CHFCHF-A3-Y2-(A4)n-R2 (A1〜A4、R1、R2、Y1、Y2、m 、n については前記の意
味を持つ)で示される化合物は、粘性が低く、液晶組成
物として用いることにより、少量の添加でも応答速度が
向上するものであり、低電圧駆動、高デューティ駆動、
広温度域動作等が可能になる。
【0146】また、紫外線等に対する耐久性もジフルオ
ロスチルベンタイプの液晶よりも高く、その低粘性の特
徴を充分活かすことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 255/46 6917−4H 255/50 6917−4H 255/54 6917−4H 255/55 6917−4H C07D 239/26 7038−4C 239/30 7038−4C C09K 19/14 6742−4H 19/16 6742−4H 19/18 6742−4H 19/20 6742−4H 19/30 6742−4H 19/34 6742−4H 19/42 6742−4H G02F 1/13 500 (72)発明者 古川 豊 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 宮島 隆 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 高 英昌 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1160番地 株式会社旭硝子電子商品開発センター内 (72)発明者 町田 勝利 神奈川県高座郡寒川町岡田4−16−31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) R1-(A1)m-Y1-A2-CHFCHF-A3-Y2-(A4)n-R2 (式中、A1〜A4は相互に独立してトランス-1,4- ジ置換
    シクロヘキシレン基または1,4-ジ置換フェニレン基であ
    り、これらの基は夫々非置換であるかあるいは置換基と
    して1個もしくは2個以上のハロゲン、シアノ基を有し
    ていてもよく、これらの基中に存在する1個もしくは2
    個以上のCH基は窒素原子に置換されていてもよく、Y1
    Y2は相互に独立して-COO-,-OCO-,-C≡C-,-CH2CH2-,-CH=
    CH-,-OCH2-,-CH2O- または単結合を示し、m,n は 0また
    は 1を示し、R1及びR2は相互に独立して炭素数 1〜10の
    アルキル基、ハロゲン、シアノ基を示し、アルキル基の
    場合には、炭素−炭素結合間あるいはこの基と環との間
    の炭素−炭素結合間に酸素原子が挿入されてもよく、ま
    た、その炭素−炭素結合の一部が二重結合にされていて
    もよく、また、その1個の-CH2- 基がカルボニル基に置
    換されていてもよく、また、その基中の水素原子の一部
    もしくは全てがフッ素原子で置換されていてもよい)で
    表されることを特徴とする1,2-ジフルオロアルカン誘導
    体化合物。
  2. 【請求項2】一般式 (2) R1-A2-CHFCHF-A3-R2 (式中、A2、A3、R1及びR2については、前記と同じもの
    を示す)で表されることを特徴とする請求項1の1,2-ジ
    フルオロアルカン誘導体化合物。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の1,2-ジフルオロ
    アルカン誘導体化合物を含有することを特徴とする液晶
    組成物。
JP3276762A 1991-09-27 1991-09-27 1,2−ジフルオロアルカン誘導体化合物及び液晶組成物 Withdrawn JPH0585972A (ja)

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