JPH0585679A - エレベータの昇降路検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の検出器の取付位置調整を不要とし、か
つ、前記取付部材が高速エレベータ等に対応可能な長尺
の場合であっても、その運搬、据付け作業における取扱
い、及び取付部材の開口部を覆うカバー部材の装着を容
易とする。 【構成】 昇降路に垂直方向に所定間隔で設けられ、エ
レベータかご２の動きによって動作する複数の検出器１
と、昇降路の所定位置に取付けられ、前記複数の検出器
１が取付けられたメイン検出器取付部材２２と、ウェル
ドナット３０、取付ボルト３１を介して前記メイン検出
器取付部材２２の下側に延長して接続され、検出器１が
取付けられたサブ検出器取付部材２３と、前記メイン検
出器取付部材２２及びサブ検出器取付部材２３とからな
る検出器取付部材２１における検出器１の取付部と反対
側に形成された開口部を覆い、前記検出器取付部材２１
の取付ビス２６と掛止するだるま穴３６を有し、長手方
向の片側端部に検出器取付部材２１の縁部と係合するフ
ランジ３５が形成されたカバー部材３２とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はエレベータかごの行き過
ぎ防止等のために昇降路の上下終端階等に複数個の検出
器が取付けられたエレベータの昇降路検出装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、エレベータ昇降路には通常の減速
停止、或いは、行き過ぎ防止のため、複数個のリミット
スイッチからなる１群の検出器が設けられている。そし
て、昇降路に設けられた１群の検出器１には与えられた
機能を実行するために動作位置がそれぞれ決定されてお
り、これらの取付位置は非常停止のための減速距離など
の制御上重要な精度を必要とし、正確な位置調整取付け
が要求されている。

【０００３】これらの検出器の取付けに関しては、実開
昭５９−６１１６８号公報に掲載の技術が開示されてい
る。図４は従来のエレベータの昇降路検出装置を取付け
た昇降路の概略図、図５は図４のエレベータの昇降路検
出装置を示す分解斜視図である。図において、１は昇降
路の上下終端階に上下方向に所定の間隔をおいて複数設
けられたリミットスイッチからなる１群の検出器、２は
エレベータかご、３は前記エレベータかご２に設けられ
て１群の検出器１を押圧して動作させる操作カム、４は
巻上機５のシーブに巻掛けられたロープ、６は釣合錘、
７は昇降路の底部に設置された緩衝器である。前記検出
器１において、１ａは操作レバー、１ｂはローラー、１
ｃは検出器１の背面部の上下対向する位置に形成された
溝、１ｄは検出器１の背面部に形成された取付用ねじ穴
である。

【０００４】４１は図示しないガイドレールの上下２個
所にそれぞれ水平に取付けられた支持部材、４２は渡し
ねじ４３を介して前記上下一対の支持部材４１の先端部
に垂直に取付けられた断面がコ字状の取付部材であり、
４２ａは取付部材４２の底面部に一定間隔で穿設された
長穴、４４は嵌め込みねじである。

【０００５】従来のエレベータの昇降路検出装置は上記
のように構成されており、エレベータかご２が何らかの
異常によって突き上げ、或いは、突き下げたとき、エレ
ベータかご２の操作カム３が検出器１のローラー１ｂと
接触して操作レバー１ａを押上げて動作させるので、そ
れによって、強制減速、停止等の指令信号が発生せら
れ、図示しない減速装置が作動して未然に事故の防止が
行なわれる。複数の検出器１の取付けの場合には、検出
器１の背面に上下に対向して形成された溝１ｃが支持部
材４１を介して昇降路のガイドレールに垂直に取付けら
れた取付部材４２の突部４２ｂと係合して上下動可能で
あるので、これを案内として検出器１を同一垂直線上に
正確かつ簡単に取付けることができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの昇
降路検出装置は、上記のように構成されているから、複
数の検出器１を同一直線上には正確かつ簡単に取付ける
ことが可能であるが、検出器１相互の間隔については現
場でその都度位置調整を必要とした。このため、同一直
線上の位置調整だけでなく、検出器１相互の間隔調整を
も簡単かつ正確に行なうことのできる取付手段が要求さ
れていた。

【０００７】そこで、本発明は、複数の検出器を所定位
置に一体に保持する取付部材を備えることによって各現
場での検出器の取付位置調整を不要とし、かつ、前記取
付部材が高速エレベータ等にも対応可能な長尺の場合で
あっても、その運搬、据付け作業における取扱いが容易
なエレベータの昇降路検出装置の提供を第１の課題とす
るものである。また、本発明は、複数の検出器を所定位
置に一体に取付けて各検出器の取付部を収納可能な取付
部材とその開口部を覆うカバー部材とを備えることによ
って各現場での検出器の取付調整を不要とし、かつ、前
記カバー部材は簡単に取付部材に装着することができる
エレベータの昇降路検出装置の提供を第２の課題とする
ものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１にかかるエレベ
ータの昇降路検出装置は、昇降路に垂直方向に所定間隔
で設けられ、エレベータかごの動きによって動作する複
数の検出器と、昇降路の所定位置に取付けられ、前記複
数の検出器を一体的に保持するメイン検出器取付部材
と、前記メイン検出器取付部材に連結具を介して上下方
向に延長して接続され、検出器を保持するサブ検出器取
付部材とから構成したものである。請求項２にかかるエ
レベータの昇降路検出装置は、昇降路に垂直方向に所定
間隔で設けられ、エレベータかごの動きによって動作す
る複数の検出器と、昇降路の所定位置に取付けられ、前
記複数の検出器を一体に保持するとともに、検出器取付
部の反対側に形成された開口部に掛止部を有する箱状の
検出器取付部材と、前記検出器取付部材の開口部を覆
い、前記検出器取付部材の掛止部と掛止する取付部を有
し、長手方向の片側端部に検出器取付部材の縁部と係合
する案内部が形成されたカバー部材とから構成したもの
である。

【０００９】

【作用】請求項１においては、メイン検出器取付部材と
サブ検出器取付部材の予め設定された位置に複数の検出
器を取付けてから現場に搬入し、昇降路に設置すること
によって正確かつ簡単に１群の検出器を取付けることが
できる。そして、高速エレベータ等で上下端部の検出器
の間のスパンが長くて長尺となる場合にも、メイン検出
器取付部材とサブ検出器取付部材とに分割した構成とな
っているので、その運搬、据付作業は容易である。請求
項２においては、検出器取付部材の予め設定された位置
に複数の検出器を取付けてから現場に搬入し、昇降路に
設置することによって正確かつ簡単に１群の検出器を取
付けることができる。そして、検出器の取付部を収納す
る検出器取付部材の開口部を覆うカバー部材に案内部が
形成されているので、検出器取付部材が長尺であっても
その縁部にカバー部材の案内部を沿わせることによって
検出器取付部材の掛止部への装着が容易である。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図３に基
づいて説明する。図１は本発明の一実施例によるエレベ
ータの昇降路検出装置を取付けた昇降路の概略図、図２
は図１のエレベータの昇降路検出装置を示す斜視図、図
３は図１のエレベータの昇降路検出装置の分解斜視図で
ある。図中、図４及び図５と同一符号は従来の構成部分
と同一または相当する部分である。図において、８は昇
降路に立設されたガイドレール、９ａ、９ｂ、９ｃはガ
イドレール８にそれぞれ水平に取付けられたブラケッ
ト、１０は前記ブラケット９ａ、ブラケット９ｂ、ブラ
ケット９ｃをガイドレール８に固定するためのクリッ
プ、１１はクリップ固定用ボルトである。

【００１１】２１は複数の検出器１を一体に昇降路の所
定位置に取付けるための箱状に形成された検出器取付部
材、２２は検出器取付部材２１の主体部分を構成するメ
イン検出器取付部材、２３は前記メイン検出器取付部材
２２の下方に延長して接続されたサブ検出器取付部材で
あり、メイン検出器取付部材２２及びサブ検出器取付部
材２３の前面部には予め設定された位置に対応して各検
出器１がその取付部において取付けられている。２４は
メイン検出器取付部材２２の上面に形成された内部の配
線を取出すための配線取出穴、２５はメイン検出器取付
部材２２及びサブ検出器取付部材２３の裏面側開口端部
相互を連結し、横に開くのを防止するための開き止め
板、２６は開き止め板２５に取付けられた取付ビス、２
７はメイン検出器取付部材２２の取付位置を決定するた
めの基準線、２８はメイン検出器取付部材２２の下部側
面に穿設された取付穴である。２９はサブ検出器取付部
材２３の上端部即ちメイン検出器取付部材２２との嵌合
部に穿設された取付穴、３０はこの取付穴２９と対向す
る位置に溶接固定されたウェルドナット、３１はサブ検
出器取付部材２３をメイン検出器取付部材２２の下端部
に固定するための取付ボルトである。

【００１２】３２は検出器取付部材２１の所定位置に複
数の検出器１を取付けた後、背面部に形成された開口部
を全体的に覆う略Ｌ字板状に形成されたカバー部材であ
り、前記メイン検出器取付部材２２及びサブ検出器取付
部材２３と対応してそれぞれメインカバー部材３３及び
サブカバー部材３４が取付けられている。３５はメイン
カバー部材３３及びサブカバー部材３４の各片側端部に
長手方向に沿って検出器取付部材２１側に直角に折曲形
成されたフランジ、３６は検出器取付部材２１の背面部
に取付けられた取付ビス２６と対応する位置においてカ
バー部材３２の平面部に穿設されただるま穴である。即
ち、カバー部材３２はだるま穴３６を検出器取付部材２
１の背面部の取付ビス２６に掛止させることによって、
検出器取付部材２１に装着可能となっている。

【００１３】次に、上記のように構成された本実施例に
よるエレベータの昇降路検出装置の昇降路への取付けに
ついて説明する。まず、ブラケット９ａ、ブラケット９
ｂのそれぞれの一端部をクリップ１０及びクリップ固定
用ボルト１１を使用してガイドレール８に直角方向に固
定する。次に、ブラケット９ａ、ブラケット９ｂの反対
側端部に予め複数の検出器１が取付けられたメイン検出
器取付部材２２をその側面に表示された基準線２７を昇
降路内に設定されている位置に合わせながら垂直に取付
け、ガイドレール８とメイン検出器取付部材２２との間
隙及び垂直度を正確に調整する。メイン検出器取付部材
２２を取付けた後、この下端部に予め検出器１が所定位
置に取付けられたサブ検出器取付部材２３の上端部を嵌
合し、取付ボルト３１をメイン検出器取付部材２２の下
端部の取付穴２８及びサブ検出器取付部材２３の上端部
の取付穴２９に挿通し、ウェルドナット３０に螺着する
ことによって一体に固定する。そして、ブラケット９ｃ
をガイドレール８とサブ検出器取付部材２３との間に取
付け、ガイドレール８とサブ検出器取付部材２３との間
隙、垂直度を調整する。

【００１４】次に、メインカバー部材３３及びサブカバ
ー部材３４をその片側端部に直角に折曲形成されたフラ
ンジ３５をメイン検出器取付部材２２及びサブ検出器取
付部材２３の片側縁部に当接しながらスライドさせて所
定位置に合わせ、だるま穴３６をメイン検出器取付部材
２２及びサブ検出器取付部材２３の背面部の開き止め板
２５に取付けられた取付ビス２６に掛止して装着する。
以上によって、検出器１の取付けが完了する。

【００１５】ところで、カバー部材３２のフランジ３５
は両側に折曲形成すると、カバー部材３２の検出器取付
部材２１への装着における位置合せに時間を要するので
片側のみとした。なお、上記のように取付けられた検出
器１は、従来例と同様、エレベータかご２が何らかの異
常によって突き上げ、或いは、突き下げたとき、エレベ
ータかご２の操作カム３によって操作レバー１ａを押上
げられることによって、強制減速、停止等の指令信号を
発生し、図示しない減速装置を作動して未然に事故を防
止する。

【００１６】このように、上記実施例のエレベータの昇
降路検出装置は、昇降路に垂直方向に所定間隔で設けら
れ、エレベータかご２の動きによって動作する複数の検
出器１と、昇降路の所定位置に取付けられ、前記複数の
検出器１が取付けられたメイン検出器取付部材２２と、
ウェルドナット３０、取付ボルト３１を介して前記メイ
ン検出器取付部材２２の下側に延長して接続され、検出
器１が取付けられたサブ検出器取付部材２３と、前記メ
イン検出器取付部材２２及びサブ検出器取付部材２３と
からなる検出器取付部材２１における検出器１の取付部
と反対側に形成された開口部を覆い、前記検出器取付部
材２１の掛止部である取付ビス２６と掛止する取付部と
してのだるま穴３６を有し、長手方向の片側端部に検出
器取付部材２１の縁部と係合する案内部としてのフラン
ジ３５が形成されたカバー部材３２とから構成したもの
である。

【００１７】したがって、上記実施例によれば、メイン
検出器取付部材２２とサブ検出器取付部材２３の予め設
定された位置に複数の検出器１を取付けてから現場に搬
入し、昇降路に設置することによって正確かつ簡単に１
群の検出器１を取付けることができる。また、検出器取
付部材２１が高速エレベータ等で上下端部の検出器１の
間のスパンが長くて長尺となる場合にも、メイン検出器
取付部材２２とサブ検出器取付部材２３とに分割した構
成としたことによって、その運搬、据付作業は容易とな
る。更に、検出器取付部材２１の開口部を覆うカバー部
材３２にフランジ３５が形成されているので、検出器取
付部材２１が長尺であってもその縁部にカバー部材３２
のフランジ３５を係合することによって検出器取付部材
２１に螺着されている取付ビス２６へのカバー部材３２
のだるま穴３６の掛止が容易となる。そして、Ｌ字板状
に形成したことにより、カバー部材３２の剛性が向上す
る。加えて、昇降路に取付けられた箱状の検出器取付部
材２１はその内部に配線を収納することができるので、
検出器１の取付部及び配線を外部の引掛りから防止でき
るとともに、埃、水滴などの付着を防いで検出器１の破
損、誤動作を回避できる。

【００１８】ところで、上記実施例の検出器取付部材２
１は、メイン検出器取付部材２２の下側に延長用のサブ
検出器取付部材２３を接続した構成としているが、本発
明を実施する場合には、これに限定されるものではな
く、メイン検出器取付部材２２の上側にサブ検出器取付
部材２３を接続してもよく、或いは、上下両側に接続し
た構成であってもよい。更に、上記実施例のカバー部材
３２は、検出器取付部材２１への装着性を向上させるた
めに片側端部にフランジ３５を折曲形成しているが、請
求項１の態様の場合には、必ずしも折曲形成しなくても
よい。また、上記実施例の検出器取付部材２１及びカバ
ー部材３２は、それぞれメイン検出器取付部材２２とサ
ブ検出器取付部材２３、メインカバー部材３３とサブカ
バー部材３４の２分割としているが、請求項２の態様の
場合には、分割構造とせずに一体物であってもよい。

【００１９】更に、上記実施例のカバー部材３２には、
案内部として片側端部に長手方向全長に至ってフランジ
３５を折曲形成しているが、これに限定されるものでは
なく、部分的に折曲形成したものであってもよく、要す
るにカバー部材３２の検出器取付部材２１への装着にお
いて巾方向の位置決めができるものであればよい。加え
て、上記実施例では、メイン検出器取付部材２２とサブ
検出器取付部材２３との接合に取付ボルト３１を使用
し、カバー部材３２の検出器取付部材２１への装着にお
いては取付ビス２６を使用しているが、これに限定され
るものではなく、簡単かつ確実に固定できる取付具であ
ればいかなるものであってもかまわない。

【００２０】

【発明の効果】以上のように、請求項１のエレベータの
昇降路検出装置は、昇降路に垂直方向に所定間隔で設け
られ、エレベータかごの動きによって動作する複数の検
出器と、昇降路の所定位置に取付けられ、前記複数の検
出器を一体的に保持するメイン検出器取付部材と、前記
メイン検出器取付部材に連結具を介して上下方向に延長
して接続され、検出器を保持するサブ検出器取付部材と
から構成したものである。したがって、メイン検出器取
付部材とサブ検出器取付部材の予め設定された位置に複
数の検出器を取付けてから現場に搬入し、昇降路に設置
することによって正確かつ簡単に複数の検出器を取付け
ることができ、また、高速エレベータ等で上下端部の検
出器の間のスパンが長くて長尺となる場合にも、メイン
検出器取付部材とサブ検出器取付部材とに分割した構成
となっているので、検出器取付部材の運搬、据付作業は
容易である。

【００２１】請求項２のエレベータの昇降路検出装置
は、昇降路に垂直方向に所定間隔で設けられ、エレベー
タかごの動きによって動作する複数の検出器と、昇降路
の所定位置に取付けられ、前記複数の検出器を一体に保
持するとともに、検出器取付部材の反対側に形成された
開口部に掛止部を有する箱状の検出器取付部材と、前記
検出器取付部材の開口部を覆い、長手方向の片側端部に
検出器取付部材の縁部と係合する案内部が形成されたカ
バー部材とから構成したものである。したがって、検出
器取付部材の予め設定された位置に複数の検出器を取付
けてから現場に搬入し、昇降路に設置することによって
正確かつ簡単に複数の検出器を取付けることができ、更
に、検出器の取付部を収納する検出器取付部材の開口部
を覆うカバー部材に案内部が形成されているので、検出
器取付部材が長尺であってもその縁部にカバー部材の案
内部を係合することによって簡単にカバー部材を装着す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の一実施例によるエレベータの昇
降路検出装置を取付けた昇降路の概略図である。

【図２】図２は図１のエレベータの昇降路検出装置を示
す斜視図である。

【図３】図３は図１のエレベータの昇降路検出装置の分
解斜視図である。

【図４】図４は従来のエレベータの昇降路検出装置を取
付けた昇降路の概略図である。

【図５】図５は図４のエレベータの昇降路検出装置を示
す分解斜視図である。

【符号の説明】

１ 検出器 ２ エレベータかご ２１ 検出器取付部材 ２２ メイン検出器取付部材 ２３ サブ検出器取付部材 ２６ 取付ビス ３０ ウェルドナット ３１ 取付ボルト ３２ カバー部材 ３５ フランジ ３６ だるま穴

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 昇降路に垂直方向に所定間隔で設けら
   れ、エレベータかごの動きによって動作する複数の検出
   器と、 昇降路の所定位置に配設され、前記複数の検出器を一体
   的に保持するメイン検出器取付部材と、 前記メイン検出器取付部材に連結具を介して上下方向に
   延長して接続され、検出器を保持するサブ検出器取付部
   材とを具備することを特徴とするエレベータの昇降路検
   出装置。
2. 【請求項２】 昇降路に垂直方向に所定間隔で設けら
   れ、エレベータかごの動きによって動作する複数の検出
   器と、 昇降路の所定位置に配設され、前記複数の検出器を一体
   に保持するとともに、検出器取付部の反対側に形成され
   た開口部に掛止部を有する箱状の検出器取付部材と、 前記検出器取付部材の開口部を覆い、前記検出器取付部
   材の掛止部と掛止する取付部を有し、長手方向の片側端
   部に検出器取付部材の縁部と係合する案内部が形成され
   たカバー部材とを具備することを特徴とするエレベータ
   の昇降路検出装置。