JPH072455A - エレベータ塔内機器取付用ブラケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】塔内機器取付用ブラケット１に切欠き３を設け
ガイドレール２に固定する。この塔内機器取付用ブラケ
ット１に塔内器具５を取付ける。 【効果】塔内機器据付における据付作業の軽減、及び据
付工期の短縮を図る事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はエレベータ装置に係り、
特に、塔内機器取付の作業性を改善したエレベータ装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の塔内機器取付用ブラケットは、例
えば、実開昭51−107775号公報に記載の様に、ガイドレ
ールの底部にブラケットの一端を止め金具を用いて固定
し、このブラケットに塔内器具をボルト類で取付ける構
造である。

【０００３】ブラケットはその一端がガイドレールに止
め金具のみで固定されているため、芯出しが難しく、ガ
イドレールに対し斜めに取付いてしまう不具合があっ
た。また、塔内器具はブラケットにボルト１ヶで取付け
られるので、回転し易く、曲がって取付いてしまう不具
合があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の塔内機器取付用
ブラケットは、一本毎にガイドレールに対し斜めに取付
かないように調整しながら取付けなければならないとい
う欠点がある。例えば、塔内機器取付用ブラケットに取
付けられた乗かご位置検出用塔内器具が、ガイドレール
に対して斜めに取付けられると、乗かごに設けられた乗
かご位置検出器と乗かご位置検出用塔内器具が干渉する
という不具合が発生する。

【０００５】本発明の目的は、据付作業の軽減を可能と
したエレベータ塔内機器取付用ブラケットを提供するこ
とにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する為に、塔内機器取付用ブラケットのガイドレール
との固定部に切欠きを設けたものである。

【０００７】

【作用】塔内機器取付用ブラケットのガイドレールとの
固定部に切欠きを設けた事により、ガイドレールに対し
垂直に塔内機器取付用ブラケットを取付ける事ができ
る。

【０００８】

【実施例】以下、図によって本発明の一実施例を説明す
る。

【０００９】図１は塔内機器取付用ブラケットの正面
図、図２は図１の断面図、図３は塔内機器取付用ブラケ
ットの取付正面図、図４は図３の断面図を示す。

【００１０】塔内機器取付用ブラケット１のガイドレー
ル２との固定部に、ガイドレール２の幅より大きく、塔
内機器取付用ブラケット１の長手方向と垂直な切欠き３
を設ける。この切欠き３をガイドレール２にはめ込み、
止め金具４を用いて塔内機器取付用ブラケット１をガイ
ドレール２に固定する。これにより塔内機器取付用ブラ
ケット１は調整をしなくともガイドレール２に対し垂直
に取付けられる事になる。塔内器具５はこの塔内機器取
付用ブラケット１に塔内器具用ボルト６を用いて取付け
る。塔内器具５はガイドレール２に対し垂直に取付けら
れた塔内機器取付用ブラケット１に取付けられるので、
乗かご側器具７との干渉はない。

【００１１】

【発明の効果】本発明によれば、塔内機器取付用ブラケ
ットをガイドレールに対し垂直に取付ける事ができるの
で、調整を必要とせずに塔内機器取付用ブラケットを取
付ける事ができる。

【００１２】また、本発明はガイドレールに固定される
塔内機器取付用ブラケット全てに適用できるので据付作
業を軽減し、据付工期の短縮を図る事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】塔内機器取付用ブラケットの正面図。

【図２】図１の断面図。

【図３】塔内機器取付用ブラケットの取付正面図。

【図４】図３の断面図。

【符号の説明】

１…塔内機器取付用ブラケット、２…ガイドレール、３
…切欠き、４…止め金具、５…塔内器具、６…塔内器具
用ボルト、７…乗かご側器具。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】乗かごに取付けた第一の器具と、前記第一
   の器具に対向する第二の器具を、前記乗かごを案内する
   ガイドレールに固定したブラケットにより固定する塔内
   器具取付装置において、前記ブラケットの一端側、前記
   ガイドレールに固定する側に、前記ガイドレールの底部
   がはまり込める切欠きを設けた事を特徴とするエレベー
   タ塔内機器取付用ブラケット。