JPH0585670U - 配置薬用精算請求書 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配置薬品目や配置薬品数量等の表記以外に、
過去の使用状態を数年間に渡り表記する配置薬用精算請
求書を提供することにある。 【構成】 控用紙１に少なくとも主表示部２と、その主
表示部に対応する副表示部３を設け、主表示部に配置薬
品数と配置薬品名，単価、使用数，使用金額等の表記欄
を設け、副主表示部に過去の使用状態表記欄等を設け、
過去のデータを参考にして配置薬品目とその配置薬品数
を決め得るようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、主として配置薬の使用状態を簡単に掌握できるようにした配置薬 用精算請求書に関する。

【０００２】

【従来の技術】

配置薬の大きな特徴として、古くから他の商品と異なる先用後利方法によって 販売されている。即ち、御客に数種類の薬品類を先に預け置き、それから数ケ月 の経過後、預け置いた薬品類の数量等を照合し、使用された分だけ料金の支払を 受けるものである。その際、配置薬品目や配置薬品数等を記録するものとして懸 場張が使用されていたが、近年ではコンピュター処理することのできる精算書が 使用されるに至っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の懸場張や精算書にあっては、先の配置状態しか記入されていないため、 殆ど使用されることのない薬品類も配置しておかなければならない問題点があっ た。しかも薬品類は製造から５年を経過すると廃棄処分にしなければならないの で、使用されることの少ない薬品類を配置しておくと、５年の間に使用されなか った薬品類が無駄になるし、その分、他の薬品代が高価になる問題点があった。 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、配置薬品目や配置薬品数等の表記以外に、過去の使用 状態を数年間に渡り表記する配置薬用精算請求書を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における配置薬用精算請求書は、控用紙に 少なくとも主表示部と、その主表示部に対応する副表示部を設け、主表示部に配 置薬品数と配置薬品名，単価、使用数，使用金額等の表記欄を設け、副主表示部 に過去の使用状態表記欄等を設け、過去のデータを参考にして配置薬品目とその 配置薬品数を決め得るようにしたものである。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案における配置薬用精算請求書の構造を実施例の図面に基ずき説明 すれば、控用紙表面1aの左側に主表示部２を、右側に主表示部２に対応する副表 示部３を並列するもので、主表示部２には例えば前回置数欄2a、残数欄2b、品名 欄2c、単価欄2d、使用数欄2e、使用金額欄2f、本日預数欄2g等を横一列に設け、 副表示部３には例えば過去の使用数を、少なくとも過去５回以上の巡回に遡って 表示する使用暦欄3aと、配置月欄3b、売値欄3c等を横一列に設け、これらの欄を 縦罫線と横罫線にて形成するものである。

【０００６】 本考案の配置薬用精算請求書は主用紙10と２枚綴りの複写式にするか、更に納 品書20を重ねた３枚綴りの複写式にして使用するもので、２枚又は３枚の用紙の 一側部を容易に離反し得るように軽く着設し、左側部と右側部の少なくとも一方 に綴り用の小孔11を縦列に穿設し、主用紙10と納品書20に少なくとも控用紙１の 主表示部２に対応する複写式の主表示部欄12，22を設けておくものである。

【０００７】 図２は、控用紙１の上部中央に表題部５を、副表示部３の上方に補助表示部６ を設けると共に、控用紙１の下部に精算表示部４を設けるもので、表題部５の左 右何れかに年月日欄5aと時間欄5b、名前欄5c、及び住所欄5d等を設け、補助表示 部６に例えばお客様確認欄6a、担当者欄6b、今回配置品目数欄6c、今回配置総数 量欄6d等を設け、精算表示部４に例えば前回繰越額欄4a、今回使用額欄4b、消費 税欄4c、合計金額欄4d、本日請求額欄4e、調整欄4f、残高欄4g等を設けるもので ある。

【０００８】 図３は、精算表示部４の下方に補足表示部８を、副表示部３と精算表示部４の 間に例えば訪問指定日欄7aと指定サイクル欄7b等を設けるもので、補足表示部８ に例えば日付欄8aと時刻欄8b、曜日欄8c、担当欄8d、前繰欄8e、配売欄8f、特商 欄8g、消税欄8h、調整欄8i、入金欄8j、次繰欄8k等を設けるものである。

【０００９】 本考案の配置薬用精算請求書は、予め主表示部２の前回置数欄2aと品名欄2c、 及び単価欄2dに前回配置データを記入しておくと共に、副表示部３の使用暦欄3a に過去の巡回において使用された使用数を、巡回毎に記入しておくものであり、 配置先において主表示部２の残数欄2b、使用数欄2e、使用金額欄2f、本日預数欄 2g等に記入するものである。そして主用紙10と納品書20を御客に渡し、控用紙１ のみを持ち帰るものである。

【００１０】 持ち帰った控用紙１に基ずき、そこに新しく記入されたデータをコンピュター に入力すれば、コンピュターは新しく入力されたデータに基ずいて主表示部２の 表示を変更すると共に、先のデータと新しく入力したデータを比較し、その変化 を副表示部使用暦欄3aの最先頭に追加する一方、代わりに最後尾に表示されてい た最も古いデータを使用暦欄3aから消し、次回の配置薬用精算請求書を作成する ものである。

【００１１】

【考案の効果】

本案の配置薬用精算請求書は、上記のとおり構成されているので、次に記載す る効果を奏する。 主表示部に対応して副表示部が設けられているため、副表示部の使用暦を見れ ば、配置薬の過去の使用状態から、その家庭のかかりやすい病状を予見したり、 健康状態を掌握することもできる。副表示部のデータは今回配置する薬品の品目 と数量の指針となり、無益な配置を未然に防ぎ得る大きな効果があるし、配置薬 を適格に配置することができるので、経済的にも有益である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案配置薬用精算請求書控の正面図である。

【図２】類例精算請求書控の正面図である。

【図３】類例精算請求書控の正面図である。

【図４】精算請求書の正面図である。

【図５】納品書の正面図である。

【符号の説明】

１ 控用紙 ２，12，22 主表示部 ３ 副表示部 ４ 精算表示部 ５ 表題部 ６ 補助表示部 ８ 補足表示部 10 主用紙 11 小孔 20 納品書

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 控用紙（１）に少なくとも主表示部
   （２）と、その主表示部に対応する副表示部（３）を設
   け、主表示部に配置薬品数と配置薬品名，単価、使用
   数，使用金額等の表記欄を設け、副主表示部に過去の使
   用状態表記欄等を設け、過去のデータを参考にして配置
   薬品目とその配置薬品数を決め得るようにした配置薬用
   精算請求書。