JPH0585553B2 - - Google Patents

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JPH0585553B2
JPH0585553B2 JP59127678A JP12767884A JPH0585553B2 JP H0585553 B2 JPH0585553 B2 JP H0585553B2 JP 59127678 A JP59127678 A JP 59127678A JP 12767884 A JP12767884 A JP 12767884A JP H0585553 B2 JPH0585553 B2 JP H0585553B2
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lower alkyl
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atoms
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carboline
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JP59127678A
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JPS6013791A (ja
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Fuuto Andoreasu
Shumiihien Rarufu
Zaideruman Deiitaa
Raatsu Deiitaa
Engerusutofuto Moogensu
Teiko Buresutoruupu Kurausu
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Bayer Pharma AG
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Schering AG
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Publication of JPH0585553B2 publication Critical patent/JPH0585553B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/18Antipsychotics, i.e. neuroleptics; Drugs for mania or schizophrenia

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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、特許請求の範囲による新規置換β−
カルボリン、その製法および該置換β−カルボリ
ンを含有する中枢神経系作用剤に関する。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、重要な薬物学的性質を有し、殊に中
枢神経系に作用し、従つて精神病薬として適して
いる化合物を提供する事である。 問題点を解決するための手段() これは、本発明によれば一般式:
【式】 で示される新規置換β−カルボリンによつて達成
される。但し、式中R3は式
【式】 (R5は5までのC−原子を有する低級アルキ
ル)のオキサジアゾリル基、または基−COOR6
(R6は7までのC−原子を有する低級アルキル、
アラルキルまたはアルコキシアルキル)またはア
ミド基
【式】 (R7およびR8は同じかまたは異なつていても
よく、水素または5までのC−原子を有する低級
アルキルを表わすか一緒にピペリジノ環を形成す
る)を表わし、 R4は水素、3までのC−原子を有する低級ア
ルキルまたはCH2OR9(R9は3までのC−原子を
有する低級アルキル)を表わし、 RAは基−COOR10(R10は水素、5までのC−原
子を有する低級アルキル−、アルコキシアルキル
−またはアルケニル基またはベンジル基)または
【式】 (Xは酸素または硫黄およびR11およびR12
同じかまたは異なり、水素または低級アルキルま
たはアルケニルを表わすか一緒に窒素含有5−ま
たは6員環を表わし、環は酸素、硫黄および窒素
のような他のヘテロ原子で置換されていてもよ
く、その場合他の窒素原子は場合によりメチルま
たはフエニルで置換されていてもよい)を表わす
(但し、R4が水素、メチル又はエチルであり、RA
及びR3が−COOC2H5又は−COOCH3である場合
を除く)。一般式の新規β−カルボリンは、3
位が置換5−オキサジアゾリル基、アミノカルボ
ニル基またはアルキルオキシカルボニル基で置換
されている。 アルキルは直鎖基も分枝鎖基も表わす。たとえ
ばメチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、
n−ブチル、イソ−ブチルおよびtert.−ブチルが
挙げられる。 新規β−カルボリンは、4位に水素、メチルま
たはエチルのような低級アルキルまたは低級アル
コキシメチル基を有する。 置換基RAは、5−または6−位に存在してい
てもよく、その場合6−位が有利である。 脊椎動物の中枢神経系における特定の箇所が
1,4−および1,5−ベンゾジアゼピンの結合
に関し高い特異親和力を有する事は公知である
(Squires、R.F.およびBraestrup、C.、Nature
(London)266(1977年)734)。この箇所はベンゾ
ジアゼピン−受容体と呼ばれる。 作 用 本発明による置換β−カルボリンは、その化学
構造がベンゾジアゼピンとは著しく異なるにもか
かわらず、驚異的にもベンゾジアゼピン−受容体
への結合に関し強い親和力および特異性を示し、
放射能で標識を付したフルニトラゼパムをこのベ
ンゾジアゼピン受容体から排除する事が見出され
た。 本発明による化合物の排除活性は次表にIC50
およびED50値として記載されている。IC50値は、
たとえばラツトの脳膜の懸濁液0.55mlの総量を有
する試料中での3H−フルニトラゼパム(1.0nM、
0℃)の特異的結合の50%の排除を惹起する濃度
を示す。 排除活性は試験管内試験で次のように測定され
る:25ミリモルのKH2PO4中の未処理のラツト主
脳の懸濁液〔PH=7.1(組織5〜10mg/試料)〕0.5
mlを0℃で40〜60分間3H−ジアゼパム(比放射
能14.4ci/ミリモル、1.9nM)または3H−フルニ
トラゼパム(比放射能87ci/ミリモル、1.0nM)
と一緒に培養する。培養後、懸濁液をガラスフリ
ツトを通して濾過し、残渣を2回冷たい緩衝溶液
で洗浄し、放射能をシンチレーシヨンカウンター
で測定する。 次いで、試験を繰り返したが、放射能で標識を
付したベンゾジアゼピンの添加前に、その排除活
性を測定すべき化合物の特定量または過剰量を添
加する。得られた値を基礎としてIC50値を計算す
る。 ED50値は、生きている脳におけるベンゾジア
ゼピン−受容体でのフルニトラゼパムの特異結合
を対照値の50%に減少する試験物質の量を表わ
す。 生体内試験は次のように実施する: マウスのグループに試験物質を異なる用量で通
常のように皮下注入する。15分後、マウスに3H
−フルニトラゼパムを静脈内投与する。さらに20
分後マウスを殺し、その前脳膜を除去し、線脳膜
の放射能をシンチレーシヨンカウンターにより測
定する。ED50値は用量/作用−曲線を用いて確
かめる。
【化】 発明の効果 本発明による式1の化合物は、その生物学的効
力に基づき人体医学用精神病薬、特に抗痙れん剤
として適当である。 問題点を解決するための手段() 本発明の実施態様によれば、式1の化合物を含
有する精神病治療剤ないしは中枢神経系作用剤、
特に抗痙れん剤が得られる。 本発明による抗痙れん剤はたとえば経口および
非経口適用の医薬に処方して適用する事ができ
る。 処方助剤としては、本発明による化合物に対し
て不活性である、生理学的に認容性の有機および
無機担持物質が適している。 担持物質としては、たとえば水、塩溶液、アル
コール、ポリエチレングリコール、ポリヒドロキ
シエトキシ化ひまし油、ゼラチン、ラクトース、
アミロース、ステアリン酸マグネシウム、タル
ク、ケイ酸、脂肪酸モノ−およびジグリセリド、
ペンタエリトリトール脂肪酸エステル、ヒドロキ
シメチルセルロースおよびポリビニルピロリドン
が挙げられる。 調剤は滅菌しおよび/または滑剤、防腐剤、安
定剤、湿潤剤、乳化剤、緩衝剤および染料のよう
な助剤を加える事ができる。 非経腸適用のためには、殊に注射液または懸濁
液、殊にポリヒドロキシエトキシ化ひまし油中の
活性化合物の水溶液が適している。 経口適用のためには、殊にはタルクおよび/ま
たはたとえばラクトース、とうもろこし−または
じやがいもでんぶんのような炭化水素担体または
炭化水素バインダーを有する錠剤、糖衣錠または
カプセルが適している。適用は液状形で、たとえ
ば場合により甘味物質が添加されるジユースとし
て行なう事ができる。 本発明による化合物は、活性物質0.05〜10mgの
単位量で生理学的に認容性の担体に加えられる。 本発明による化合物は0.1〜300mg/日、特に1
〜30mg/日の用量で適用される。 問題点を解決するための手段() 一般式の本発明による化合物の製造は自体公
知の方法により行なわれる。 RAがR6−オキシカルボニル基を表わす式1の
化合物の製造のためには、相当する6−ハロゲン
−β−カルボリン誘導体をトリブチルアミンのよ
うな塩基性触媒の存在で式R6OHの相当するアル
コールおよび酢酸パラジウム()のようなパラ
ジウム()塩と一緒に、一酸化炭素雰囲気下で
室温より上の100℃の範囲内の温度でカルボキシ
ル化する。 式中RAまたはR3が基CONR11R12ないしは
CONR7R8を表わす式の化合物の製造のために
は、相当するβ−カルボリン−3−またはβ−カ
ルボリン−6−カルボン酸クロリドを、テトラヒ
ドロフラン、アセトニトリル、塩化メチレン、ク
ロロホルムまたはジコキサンのような適当な不活
性溶剤中で、有利には冷却下に式:NHR11R12
いしはNHR7R8の第1または第2アミンと反応
させる。 式中R3が5−オキサジアゾリル基を表わす式
の化合物の製造のためには、相当する遊離β−
カルボリン−3−カルボン酸を式:R5−C(=
NOH)NH2、(式中R5は低級アルキル基を表わ
す)のアミドキシムと、100℃より上で沸騰し、
反応成分に対し不活性の溶剤中で、反応混合物の
還流温度で縮合させる。縮合反応の適当な溶剤
は、たとえばトルオールおよびジメチルホルムア
ミドである。有利には、遊離β−カルボリン−3
−カルボン酸を縮合反応前に適当な方法で活性化
する。このためには、遊離酸を混合無水物、活性
化エステルまたは塩化物に変える事ができる。ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルム
アミドまたはN−メチルピロリドンのような中性
溶剤中0〜50℃の温度、特に室温でのイミダゾー
ル/塩化チオニルを用いる活性化が好適であると
立証された。 式中R3がピペリジノ−オキシカルボニル基を
表わす式の化合物の製造のためには、遊離β−
カルボリン−3−カルボン酸を不活性溶剤中で順
次に、クロルギ酸エチルエステルと、たとえばト
リエチルアミンのような塩基性触媒の存在で室温
より下、特に0℃より下の温度で反応させ、最後
にはピペリジンと反応させる。 遊離β−カルボリン−6−カルボン酸の製造の
ためには、たとえばβ−カルボリン−6−カルボ
ン酸ベンジルエステルにおけるベンジル基のよう
なアラルキル基を水素添加除去する事ができる。
このためには、6−ベンジルエステルをメタノー
ル性塩酸中パラジウムを用いて水素添加する。こ
の方法では、場合により存在するカルボリン分子
における3−アルコキシカルボニル基は侵されな
い。 遊離β−カルボリン−3−カルボン酸の製造の
ためには、相当するエステルをメタノールまたは
エタノールのような脂肪族アルコール中、カ性ソ
ーダ溶液またはカ性カリ溶液のような希アルカリ
水溶液を用い反応混合物の沸騰温度で加水分解す
る。 遊離β−カルボリン−3−カルボン酸のエステ
ル化のためには、これを炭酸セシウムでセシウム
塩に変え、引続き相当するハロゲン化アルキルと
反応させる。 エステル化のためには、式の相当するエステ
ルを所望のアルコールと、触媒量の相当するナト
リウムアルコレートまたは水素化ナトリウムの存
在で3〜6時間、60〜120℃の温度に加熱する。
場合により、エステル交換をこのアルコールを用
いp−トルオールスルホン酸、塩酸または塩化銅
()のような酸性触媒の存在で実施する事もで
きる。 置換基RAはCSNR11R12を表わす式の化合物
の製造のためには、相当するカルボニル化合物を
適当な溶剤中、塩基の存在で五硫化リンまたはラ
ウエソン試薬(Lawessons Reagenz)のような
多硫化物で処理する。適当な溶剤は、たとえばテ
トラヒドロフラン、トルオール、アセトニトリル
およびグリコールジメチルエーテルである。塩基
としては、たとえば炭酸水素ナトリウムおよび炭
酸カリウムが適当である。 出発物質の製造例 A 6−ヨード−4−メチル−β−カルボリン−
3−カルボン酸エチルエステル 4−メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸
エチルエステル5.08gを氷酢酸40ml中に溶解し、
水0.96ml、濃硫酸0.24ml、ヨウ素酸688mgおよび
ヨウ素1.768mgを加える。混合物を3時間80℃に
加熱する。冷却した後、不溶物を吸引濾過し去
り、濾液を蒸発濃縮する。残渣をエタノール/水
中にとる。形成する結晶を吸引濾過し、酢酸エス
テル500mlにとり、1n−カ性ソーダ溶液200mlと
ともに15分間十分に攪拌する。有機相を分離し、
蒸発濃縮し、残渣を酢酸エステル中で十分に攪拌
し、吸引濾過する。融点250〜255℃の6−ヨード
−4−メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸
エチルエステル4.3gが得られる。 同様の方法で、4−エチル−6−ヨード−β−
カルボリン−3−カルボン酸エチルエステルを製
造する。 B 3−エトキシカルボニル−4−エチル−β−
カルボリン−6−カルボン酸クロリドおよび同
族体 3−エトキシカルボニル−4−エチル−β−カ
ルボリン−6−カルボン酸590mgを、1滴のジメ
チルホルムアミドを有する塩化チオニル6ml中で
2.5時間還流で煮沸する。蒸発濃縮し、乾燥した
後、3−エトキシカルボニル−4−エチル−β−
カルボリン−6−カルボン酸クロリド664mgが塩
酸塩の形で得られる。 さらに次のものを製造する: 3−エトキシカルボニル−4−メチル−β−カ
ルボリン−6−カルボン酸クロリド、 3−エトキシカルボニル−4−メトキシメチル
−β−カルボリン−6−カルボン酸クロリドお
よび 3−エトキシカルボニル−β−カルボリン−6
−カルボン酸クロリド。 実施例 例 1 6−ヨード−4−エチル−β−カルボリン−3
−カルボン酸エチルエステル1.97gを、一酸化炭
素雰囲気下にベンジルアルコール30ml中でトリブ
チルアミン1.34mlと共に100℃に加熱する。次い
で、酢酸パラジウム()55mgを添加し、一酸化
炭素でよく洗い、2時間100℃で攪拌する。ベン
ジルアルコールを留去した後、残渣を塩化メチレ
ン300mlにとり、順次に1−n塩酸80ml、1対1
の重炭酸ナトリウム溶液100mlならびに飽和食塩
溶液100mlで洗浄し、乾燥し、濾過し、濃縮する。
エタノール/石油エーテルからの再結晶後、融点
212〜215℃の6−ベンジルオキシカルボニル−4
−エチル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチ
ルエステル980mgが得られる。 同様の方法で次のものを製造する: 6−ブトキシカルボニル−4−メチル−β−カ
ルボリン−3−カルボン酸エチルエステル(融
点179〜186℃); 6−プロポキシカルボニル−4−メチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル
(融点235〜240℃)(エタノール); 6−ベンジルオキシカルボニル−4−メチル−
β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエステ
ル; 6−ベンジルオキシカルボニル−4−メトキシ
メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチ
ルエステル(融点183〜185℃)(酢酸エステ
ル/ヘキサン); 6−ベンジルオキシカルボニル−β−カルボリ
ン−3−カルボン酸エチルエステル(融点265
〜272℃)(ジメチルホルムアミド); 6−(2−メトキシエチル)−オキシドカルボニ
ル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエ
ステル(融点169〜174℃)(エタノール/ヘキ
サン); 6−ブトキシカルボニル−4−メチル−β−カ
ルボリン−3−カルボン酸ブチルエステル(融
点140〜145℃); 6−ブトキシカルボニル−4−メトキシメチル
−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエス
テル(融点150〜152℃)(エタノール/ヘキサ
ン)および 3−(5′−〔3′−エチル−1′,2′,4′−オキサジ

ゾール〕−イル)−β−カルボリン−6−カルボ
ン酸エチルエステル(融点330℃より上;分
解)。 例 2 6−ベンジルオキシカルボニル−4−エチル−
β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル
970mgをメタノール50ml中1n塩酸3mlおよび10%
のパラジウム/活性炭1.50gを用い室温および常
圧で1時間水素添加する。触媒を濾別した後、蒸
発濃縮し、3−エトキシカルボニル−4−エチル
−β−カルボリン−6−カルボン酸593mgが塩酸
基として得られる。 同様の方法で次のものが塩酸基として製造され
る: 3−エトキシカルボニル−4−メチル−β−カ
ルボリン−6−カルボン酸(融点328〜330℃)
(エタノール9; 3−エトキシカルボニル−4−メトキシメチル
−β−カルボリン−6−カルボン酸; 3−エトキシカルボニル−β−カルボリン−6
−カルボン酸(融点313〜314℃)(分解:エタ
ノール/酢酸エステル)および 3−エトキシカルボニル−β−カルボリン−5
−カルボン酸。 例 3 テトラヒドロフラン10ml中の3−エトキシカル
ボニル−4−エチル−β−カルボリン−6−カル
ボン酸クロリド(塩酸基として)322mgの懸濁液
中へ、氷冷下に10分間ジメチルアミンを導入す
る。その後室温に加熱し、室温でさらに1時間攪
拌する。蒸発濃縮した後、酢酸エステル/飽和炭
酸水素ナトリウム溶液中に分配し、有機相を飽和
食塩溶液25mlで洗浄し、乾燥し、濾過および濃縮
する。エタノール/ヘキサンからの再結晶後、融
点169〜170℃の6−N,N−ジメチルカルバモイ
ル−4−エチル−β−カルボリン−3−カルボン
酸エチルエステル175mgが得られる。 同様の方法で次のものを製造する: 6−N,N−ジメチルカルバモイル−4−メチ
ル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエ
ステル(融点224〜225℃)(エタノール/ヘキ
サン); 6−N,N−ジメチルカルバモイル−4−メト
キシメチル−β−カルボリン−3−カルボン酸
エチルエステル(融点131〜133℃)(酢酸エス
テル/ジイソプロピルエーテル)および6−
N,N−ジメチルカルバモイル−β−カルボリ
ン−3−カルボン酸エチルエステル(融点185
〜196℃)。 例 4 テトラヒドロフラン10ml中の3−エトキシカル
ボニル−4−エチル−β−カルボリン−6−カル
ボン酸クロリド(塩酸塩)372mgの懸濁液に、氷
冷下にジアリルアミン0.21mlを加える。2時間の
攪拌後、酢酸エステル/飽和重炭酸ナトリウム溶
液中に分配し、有機相を乾燥し、濾過および濃縮
する。ケイ酸ゲルで、溶離剤として塩化メチレ
ン/エタノール=10:1を用いてクロマドグラフ
イーにかけた後、6−N,N−ジアリルカルバモ
イル−4−エチル−β−カルボリン−3−カルボ
ン酸エチルエステル266mgが油状物として得られ
る。 同様の方法で次のものを製造する: 6−N,N−ジエチルカルバモイル−4−メチ
ル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエ
ステル(融点218〜220℃)(エタノール/ヘキ
サン); 6−モルホリノカルボニル−4−メチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル
(融点199〜201℃)(エタノール、ジエチルエー
テル/ヘキサン); 6−N,N−ジアリルカルバモイル−4−メチ
ル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエ
ステル(油状物); 6−ピロリジノカルボニル−4−メチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル
(融点272〜274℃)(エタノール/ヘキサン); 6−(4−フエニルピペラジノ)カルボニル−
4−メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸
エチルエステル(融点226〜228℃)(エタノー
ル/ヘキサン); 6−(4−メチルピペラジノ)カルボニル−4
−メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸エ
チルエステル(融点228〜229℃)(エタノー
ル/ヘキサン); 6−(チオモルホリノ)カルボニル−4−メチ
ル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエ
ステル(融点180〜182℃)(エタノール/ヘキ
サン); 6−ジアリルカルバモイル−4−メトキシメチ
ル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエ
ステル; 6−ジアリルカルバモイル−β−カルボリン−
3−カルボン酸エチルエステル(融点189〜191
℃)(シクロヘキサン/酢酸エステル); 6−ピペリノカルボニル−β−カルボリン−3
−カルボン酸エチルエステル(融点237〜240
℃)および 6−ピペリジノ−カルボニル−β−カルボリン
−3−カルボン酸ピペリジド(融点267〜269
℃)。 例 5 テトラヒドロフラン10mlおよび塩化メチレン8
ml中の3−エトキシカルボニル−β−カルボリン
−6−カルボン酸クロリド(塩酸塩)320mgの懸
濁液に、メチルアンモニウムヒドロクロリド83.5
mgおよびトリエチルアミン0.6mlを加える。室温
で1晩放置した後、水および氷酢酸を添加し、十
分に蒸発濃縮し、酢酸エステル/飽和炭酸水素ナ
トリウム溶液中に分配する。有機相を乾燥、濃縮
し、残渣をケイ酸ゲルで塩化メイレン/エタノー
ル=10:1を用いてクロマトグラフイーにかけ
る。相当する画分をエタノール/ヘキサンから再
結晶した後、融点224〜225℃の6−N−メチルカ
ルバモイル−4−メチル−β−カルボリン−3−
カルボン酸エチルエステル25mgが得られる。 例 6 ピペリジン18ml中の6−ヨード−4−メチル−
β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル
700mgにトリブチルアミン0.6mlを加え、一酸化炭
素雰囲気下に60℃に加熱する。この温度で、ビス
〔トリ−(O−トルイル)−ホスフイン〕二酸化パ
ラジウム()18mgを添加し、一酸化炭素で良好
に洗い、次いでバツチを2.5時間80℃に加熱する。
塩化メチレンで希釈した後、濾過および蒸発濃縮
する。残渣を塩化メチレンおよび1n−塩酸中に
分配し、有機相を2回1n−塩酸、希アンモニア、
水で洗浄し、乾燥し、濾過および濃縮する。酢酸
エステルからの再結晶後、融点212〜218℃の6−
ピペリジノカルボニル−4−メチル−β−カルボ
リン−3−カルボン酸エチルエステル400mgが得
られる。 例 7 6−ピペリジノカルボニル−4−メチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル400
mgをトルオール16ml中ラウエソン試薬(2,4−
ビス−(4−メトキシフエニル)−1,3−ジチア
ホスフエタン−2,4−ジスルフイド)200mgを
加え、1時間100℃に加熱する。その後水を加え、
2回酢酸エステルで振出する。酢酸エステル相を
乾燥し、濾過し、濃縮し、ケイ酸ゲルで塩化メチ
レン/エタノール=10:1を用いてクロマトグラ
フイーにかける。相当する画分のエタノール/水
からの再結晶により、融点225〜230℃の6−ピペ
リジノチオカルボニル−4−メチル−β−カルボ
リン−3−カルボン酸エチルエステル240mgが得
られる。 例 8 エタノール15mlおよび水5ml中の3−エトキシ
カルボニル−4−メトキシメチル−β−カルボリ
ン−6−カルボン酸202mgに、水1.5ml中の炭酸セ
シウム206mgを加え、澄明溶液になるまで攪拌す
る。次いで、蒸発乾凅し、ジメチルホルムアミド
10mlにとり、ヨウ化メチル0.14mlを加え、室温で
3時間撹拌する。蒸発濃縮した後、塩化メチレ
ン/飽和食塩溶液に分配する。有機相を乾燥、濾
過、濃縮し、ケイ酸ゲルで溶離剤として塩化メチ
レン/エタノール=6:1を用いてクロマトグラ
フイーにかける。相当する画分のエタノール/ヘ
キサンからの再結晶後、6−メトキシカルボニル
−4−メトキシメチル−β−カルボリン−3−カ
ルボン酸エチルエステル92mgが得られる。 同様の方法で、6−イソプロポキシカルボニル
−4−メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸
エチルエステル(融点190〜191℃)(エタノー
ル/ヘキサン)および 6−エトキシカルボニル−4−メトキシメチル
−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエステ
ル(融点193℃)を製造する。 例 9 テトラヒドロフラン10ml中の3−エトキシカル
ボニル−β−カルボリン−6−カルボン酸クロリ
ド(塩酸塩)300mgの懸濁液中に、攪拌および冷
却下に、10分間にジメチルアミンを導入する。そ
の後、室温で17時間攪拌する。濃縮後、残渣を酢
酸エステル/飽和重炭酸ナトリウム溶液中に分配
する。有機相を乾燥、濾過、濃縮し、ケイ酸ゲル
で溶離剤として塩化メチレン/メタノール=10:
2を用いてクロマトグラフイーにかける。3,6
−ビス(−N,N−ジメチルカルバモイル)−β
−カルボリン43mgが得られる。 例 10 6−N,N−ジメチルカルバモイル−β−カル
ボリン−3−カルボン酸エチルエステル345mgを
エタノール10ml中1n−カ性カリ水溶液2mlとと
もに1/2時間還流で煮沸する。冷却後、氷酢酸
0.45mlを滴加し、バツチをわずかな水で希釈す
る。吸引濾過し、エタノールおよび水で洗浄した
後、融点295〜297℃(分解)6−N,N−ジメチ
ルカルバモイル−β−カルボリン−6−カルボン
酸283mgが得られる。 同様の方法で次のものを製造する: 6−N,N−ジメチルカルバモイル−4−メチ
ル−β−カルボリン−3−カルボン酸(融点
272℃); 6−ピペリジノカルボニル−4−メチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸(融点291℃)(分
解)および 6−ピペリジノカルボニル−β−カルボリン−
3−カルボン酸(融点271〜275℃)(分解)。 例 11 無水テトラヒドロフラン10ml中の塩化チオニル
0.5gの混合物を攪拌下に、テトラヒドロフラン
25ml中のイミダゾール1.35gの溶液に滴加する。
15分攪拌した後濾過し、濾液に4−メチル−6−
N,N−ジメチルカルバモイル−β−カルボリン
−3−カルボン酸0.8gを加える。18時間攪拌し
た後、生じた懸濁液にプロピオンアミドキシム
1.25gを加え、室温で1時間攪拌する。1晩放置
した後蒸発濃縮し、トルオール30mlにとり、3時
間還流で煮沸する。蒸発濃縮し、塩化メチレン/
水中で分配し、乾燥し、有機相を濾過し、有機相
を蒸発濃縮しならびに再結晶後、融点268〜272℃
の4−メチル−3−(5′−〔3′−エチル−1′,2′,
4′−オキサジアゾール〕−イル)−β−カルボリン
−6−カルボン酸ジメチルアミド300mgが得られ
る。 同様の方法で、β−カルボリン−3−カルボン
酸−6−カルボン酸エチルエステルから3−
(5′−〔3′−エチル−1′,2′,4′−オキサジアゾ

ル〕−イル)−β−カルボリン−6−カルボン酸エ
チルエステル(融点330℃より上)(分解)が得ら
れる。 同様の方法で次のものを製造する: 3−(5′−(3′−エチル−1′,2′,4′−オキサジ

ゾール〕−イル)−β−カルボリン−6−カルボ
ン酸−N,N−ジメチルアミド; 3−(5′−〔3′−エチル−1,2′,4′−オキサジ
アゾール〕−イル)−β−カルボリン−6−カル
ボン酸ピペリジド(融点291〜295℃)および 3−(5′−〔3′−エチル−1′,2′,4′−オキサジ

ゾール〕−イル)−4−メチル−β−カルボリン
−6−カルボン酸ピペリジド(融点243〜245
℃)。 例 12 6−N,N−ジメチルカルバモイル−4−メチ
ル−β−カルボリン−3−カルボン酸280mgをジ
メチルホルムアミド15ml中に溶解する。溶液を−
5℃に冷却した後、まずトリエチルアミン0.14ml
および引続きクロルギ酸エチルエステル0.096ml
を滴加する。この温度で5分間攪拌し、次いでジ
メチルホルムアミド1ml中のピペリジン0.1mlを
添加する。室温で1晩攪拌した後蒸発濃縮し、残
渣を塩化メチレン/希釈アンモニア溶液中に分配
し、有機相を乾燥、濾過および濃縮する。残渣を
ケイ酸ゲルで塩化メチレン/エタノール=10:1
を用いてクロマトグラフイーにかけた後、6−
N,N−ジメチルカルバモイル−4−メチル−β
−カルボリン−3−カルボン酸ピペリジド50mgが
得られる。 同様の方法で次のものを製造する: 6−ピペリジノカルボニル−β−カルボリン−
3−カルボン酸ピペリジド(融点267〜269℃)。 例 13 5−ブロム−β−カルボリン−3−カルボン酸
エチルエステル320mgをベンジルアルコール6ml
中でトリブチルアミン0.27mlとともに一酸化炭素
雰囲気下に110℃に加熱する。その後、二塩化パ
ラジウム−ビス(トリ−O−トルイルホスフイ
ン)76mgを加え、一酸化炭素下に4時間加熱す
る。引続き、もう一度触媒38mgに加え、1時間一
酸化炭素下に110℃に加熱する。蒸発乾凅した後、
ジメチルホルムアミドにとり、触媒を濾別する。
蒸発濃縮後、残渣をケイ酸ゲルで溶離剤としてク
ロロホルム/メタノール=10:1.5を用いてクロ
マトグラフイーにかける。酢酸エステル/ジイソ
プロピルエーテルからの結晶化後、融点150〜155
℃の5−ベンジルオキシカルボニル−β−カルボ
リン−3−カルボン酸エチルエステル94mgが得ら
れる。 例 14 例4と同様に、3−エトキシカルボニル−β−
カルボリン−5−カルボン酸から酸塩化物の中間
体(出発物質の製造は例B参照)を経て5−ピペ
リジノカルボニル−β−カルボリン−3−カルボ
ン酸エチルエステルが油状物として得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: 【式】 [式中R3は式:【式】(R5は5まで のC−原子を有する低級アルキル)のオキサジア
    ゾリル基、または基−COOR6(R6は7までのC−
    原子を有する低級アルキル、アラルキルまたはア
    ルコキシアルキル)またはアミド基
    【式】(R7およびR8は同じかまたは 異なつていてもよく、水素または5までのC−原
    子を有する低級アルキルを表わすか一緒にピペリ
    ジノ環を形成する)を表わし、 R4は水素、3までのC−原子を有する低級ア
    ルキルまたはCH2OR9(R9は3までのC−原子を
    有する低級アルキル)を表わし、RAは基−
    COOR10(R10は水素、5までのC−原子を有する
    低級アルキル−、アルコキシアルキル−またはア
    ルケニル基またはベンジル基)または基
    【式】を表わし、その場合Xは酸素ま たは硫黄を表わし、R11およびR12は同じかまた
    は異なり、水素または低級アルキルまたはアルケ
    ニルを表わすかまたは一緒に窒素含有5−または
    6員環を表わし、環は酸素、硫黄および窒素のよ
    うな他のヘテロ原子で置換されていてもよく、そ
    の場合他の窒素原子は場合によりメチルまたはフ
    エニルで置換されていてもよい、但し、R4が水
    素、メチル又はエチルであり、RA及びR3が−
    COOC2H5又は−COOCH3である場合を除く]で
    示される新規置換β−カルボリン。 2 式: 【化】 [式中R4,R6およびR10は上述のものを表わ
    す]のβ−カルボリン−3,6−ジカルボン酸誘
    導体である、特許請求の範囲第1項記載の新規置
    換β−カルボリン。 3 式: 【化】 [式中R4,R6,R11およびR12は上述のものを
    表わす]の6−アミノカルボニル−β−カルボリ
    ン−3−カルボン酸誘導体である、特許請求の範
    囲第1項記載の新規置換β−カルボリン。 4 一般式: 【式】 [式中3は式:【式】(R5は5までの C−原子を有する低級アルキル)のオキサジアゾ
    リル基、または基−COOR6(R6は7までのC−原
    子を有する低級アルキル、アラルキルまたはアル
    コキシアルキル)またはアミド基
    【式】(R7およびR8は同じかまたは 異なつていてもよく、水素または5までのC−原
    子を有する低級アルキルを表わすかまたは一緒に
    ピペリジノ環を形成する)を表わし、 R4は水素、3までのC−原子を有する低級ア
    ルキルまたはCH2OR9(R9は3までのC−原子を
    有する低級アルキル)を表わし、RAは基−
    COOR10(R10は水素、5までのC−原子を有する
    低級アルキル−、アルコキシアルキル−またはア
    ルケニル基またはベンジル基)または基
    【式】を表わし、その場合Xは酸素ま たは硫黄を表わし、R11およびR12は同じかまた
    は異なり、水素または低級アルキルまたはアルケ
    ニルを表わすか一緒に窒素含有5−または6員環
    を表わし、環は酸素、硫黄および窒素のような他
    ののヘテロ原子で置換されていてもよく、その場
    合他の窒素原子は場合によりメチルまたはフエニ
    ルで置換されていてもよい、但し、R4がH、メ
    チル又はエチルであり、RA及びR3が−COOC2H5
    又は−COOCH3である場合を除く]で示される
    新規置換β−カルボリンの製法において、自体公
    知の方法で一般式: 【式】 [式中R3およびR4は上述のものを表わし、
    Halは臭素またはヨウ素を表わす]の置換β−カ
    ルボリン誘導体を有機塩基の存在で、一酸化炭素
    およびR6OH(R6はアルキル、アラルキルまたは
    アルコキシアルキルを表わす)の有機アルコール
    と反応させ、場合によりアルアルコキシ基を還元
    的に部分的に遊離酸に水素添加分解するか、また
    は場合により脂肪族アルコールのエステルを完全
    にアルカリ性加水分解し、場合により遊離酸を炭
    酸セシウムの存在でアルコールを用いて再びエス
    テル化し、場合によりカルボニル酸素を硫黄によ
    り置換することを特徴とする、新規置換β−カル
    ボリンの製法。 5 一般式: 【式】 [式中R3は式:【式】(R5は5まで のC−原子を有する低級アルキル)のオキサジア
    ゾリル基、または基−COOR6(R6は7までのC−
    原子を有する低級アルキル、アラルキルまたはア
    ルコキシアルキル)またはアミド基
    【式】(R7およびR8は同じかまたは 異なつていてもよく、水素または5までのC−原
    子を有する低級アルキルを表わすか一緒にピペリ
    ジノ環を形成する)を表わし、 R4は水素、3までのC−原子を有する低級ア
    ルキルまたはCH2OR9(R9は3までのC−原子を
    有する低級アルキル)を表わし、RAは基−
    COOR10(R10は水素、5までのC−原子を有する
    低級アルキル−、アルコキシアルキル−またはア
    ルケニル基またはベンジル基)または基
    【式】を表わし、その場合Xは酸素また は硫黄を表わし、R11およびR12は同じかまたは
    異なり、水素または低級アルキルまたはアルケニ
    ルを表わすか一緒に窒素含有5−または6員環を
    表わし、環は酸素、硫黄および窒素のような他の
    ヘテロ原子で置換されていてもよく、その場合他
    の窒素原子は場合によりメチルまたはフエニルで
    置換されていてもよい、但し、R4が水素、メチ
    ル又はエチルであり、RA及びR3が−COOC2H5
    は−COOCH3である場合を除く]で示される新
    規置換β−カルボリンの製法において、式: 【式】 [式中R3およびR4は上述のものを表わす]の
    置換β−カルボリン誘導体を式HNR11R12(式中
    R11およびR12は上述のものを表わす)の第一ま
    たは第二アミンと反応させ、場合によりアルアル
    コキシ基を還元的に部分的に遊離酸に水素添加分
    解するか、または場合により脂肪族アルコールの
    エステルを完全にアルカリ性加水分解するか、場
    合により遊離酸を炭酸セシウムの存在でアルコー
    ルを用いて再びエステル化し、場合によりカルボ
    ニル酸素を硫黄により置換することを特徴とす
    る、新規置換β−カルボリンの製法。 6 一般式:
    【式】 [式中R3は式:【式】(R5は5まで のC−原子を有する低級アルキル)のオキサジア
    ゾリル基、または基−COOR6(R6は7までのC−
    原子を有する低級アルキル、アラルキルまたはア
    ルコキシアルキル)またはアミド基
    【式】(R7およびR8は同じかまたは異 なつていてもよく、水素または5までのC−原子
    を有する低級アルキルを表わすか一緒にピペリジ
    ノ環を形成する)を表わし、 R4は水素、3までのC−原子を有する低級ア
    ルキルまたはCH2OR9(R9は3までのC−原子を
    有する低級アルキル)を表わし、RAは基−
    COOR10(R10は水素、5までのC−原子を有する
    低級アルキル−、アルコキシアルキル−またはア
    ルケニル基またはベンジル基)または基
    【式】を表わし、その場合Xは酸素また は硫黄を表わし、R11およびR12は同じかまたは
    異なり、水素または低級アルキルまたはアルケニ
    ルを表わすか一緒に窒素含有5−または6員環を
    表わし、環は酸素、硫黄および窒素のような他の
    ヘテロ原子で置換されていてもよく、その場合他
    の窒素原子は場合によりメチルまたはフエニルで
    置換されていてもよい、但し、R4がH、メチル
    又はエチルであり、RA及びR3が−COOC2H5又は
    −COOCH3である場合を除く]の置換β−カル
    ボリンの製法において、一般式(): 【式】 [式中RAおよびR4は上述のものを表わす]の
    置換β−カルボリン−3−カルボン酸を一般式:
    R5−C(=NOH)NN2(式中R5は上述のものを表
    わす)のアミドキシムと反応させて5−オキサジ
    アゾリル誘導体にするか、またはピペリジンと反
    応させてトリエチルアミンおよびクロルギ酸エチ
    ルエステルの存在で3−カルボン酸ピペリジドに
    し、場合によりアルアルコキシ基を還元的に部分
    的に遊離酸に水素添加分解するか、または場合に
    より脂肪族アルコールのエステルを完全にアルカ
    リ性加水分解するか、場合により遊離酸をアルコ
    ールを用いて炭酸セシウムの存在で再びエステル
    化し、場合によりカルボニル酸素を硫黄により置
    換することを特徴とする、新規置換β−カルボリ
    ンの製法。 7 一般式: 【式】 [式中R3は式:【式】(R5は5まで のC−原子を有する低級アルキル)のオキサジア
    ゾリル基、または基−COOR6(R6は7までのC−
    原子を有する低級アルキル、アラルキルまたはア
    ルコキシアルキル))を表わし、 R4は水素、3までのC−原子を有する低級ア
    ルキルまたはCH2OR9(R9は3までのC−原子を
    有する低級アルキル)を表わし、RAは基−
    COOR10(R10は水素、5までのC−原子を有する
    低級アルキル−、アルコキシアルキル−またはア
    ルケニル基またはベンジル基)または基
    【式】を表わし、その場合Xは酸素また は硫黄を表わし、R11およびR12は同じかまたは
    異なり、水素または低級アルキルまたはアルケニ
    ルを表わすか一緒に窒素含有5−または6員環を
    表わし、環は酸素、硫黄および窒素のような他の
    ヘテロ原子で置換されていてもよく、その場合他
    の窒素原子は場合によりメチルまたはフエニルで
    置換されていてもよい、但し、R4が水素、メチ
    ル又はエチルであり、RA及びR3が−COOC2H5
    は−COOCH3である場合を除く]で示される新
    規置換β−カルボリンを含有する、抗痙れん剤。
JP59127678A 1983-06-23 1984-06-22 新規置換β―カルボリン、その製法及び該置換β―カルボリンを含有する抗痙れん剤 Granted JPS6013791A (ja)

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