JPH0585424U - 吸湿器 - Google Patents

吸湿器

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JPH0585424U
JPH0585424U JP9649991U JP9649991U JPH0585424U JP H0585424 U JPH0585424 U JP H0585424U JP 9649991 U JP9649991 U JP 9649991U JP 9649991 U JP9649991 U JP 9649991U JP H0585424 U JPH0585424 U JP H0585424U
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JP
Japan
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desiccant
deliquescent
container
fiber bundle
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JP9649991U
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English (en)
Inventor
匡夫 長瀬
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匡夫 長瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品等の乾燥維持に使用される吸湿器におい
て、その吸湿能力の喪失時期を適格に知るようにすると
ともに、たとえば塩化カルシウム等の吸湿能力の大きい
潮解性を有する乾燥剤を使用した場合でも、乾燥剤の潮
解によって生じる水溶液が外部に漏れないようにする。 【構成】 透明又は半透明の容器1内に、塩化カルシウ
ム等の潮解性を有する乾燥剤4と、不織布やパルプ等の
保水性繊維材7と、乾燥剤6′の潮解作用時に、文字
や、図形や色変化などの何らかの標識9が外部から視認
できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品などの吸湿により変質する物質の吸湿を防止する吸湿器に係り 、一定量以上吸湿して吸湿能力を喪失するとこれを外部から視認し得るようにし た吸湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】
インスタントコーヒ、お茶、粉ミルクなどの乾燥食品は、雰囲気の湿度を40 〜50%で保存すると美味とされている。一方、食品の味を損なう雑菌は大気中 に浮遊しており、常に食品に接しているが、湿度が60%以上になると、急速に 増殖するといわれているので、これら乾燥食品の保存は湿度が60%以下、出来 うれば40〜50%に保つことが好ましい。
【0003】 このため従来は、食品を瓶や缶などの密閉容器に入れるか、さらにこの密閉容 器に粉末または顆粒状のシリカゲルや塩化カルシウムなどの乾燥剤を充填した袋 などを入れて、前記湿度になるように防湿を行なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、各種の乾燥剤の中には吸湿により潮解して水溶液となるものがある が、もしこの乾燥剤の水溶液化を外部から知ることができなければ、吸湿能力が 喪失した吸湿剤をそのまま放置して吸湿対象の食品などを劣化させてしまったり 、あるいは生成された水溶液によって食品そのものをぬらしてしまったりするこ とになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、上記の課題を達成するための手段として、吸湿器において、 透明又は半透明の容器内に、潮解性を有する乾燥剤と、保水性繊維材と、前記乾 燥剤の潮解作用時に容器外部に顕現せしめられる標識とが充填されていることを 特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案の吸湿器は、内部の潮解性乾燥剤が吸湿して、その作用により水溶液に なると、それまで外部から視認することのできなかったある種の標識がその水溶 液化によって外部から視認できるようになる。そのことによって吸湿器の使用者 は当該吸湿器の取替え時期を知ることができる。
【0007】 又、容器の内部には保水性の繊維材が充填されているので、水溶液は該繊維材 によって吸収され外部へ漏れることがない。
【0008】
【実施例】
以下に第1図ないし第5図を参照して、本考案の好適な実施例としてのいくつ かの吸湿器を説明する。
【0009】 先ず、第1図および第2図に示す第1実施例において、符号1は吸湿器の容器 全体をすることのできなかったあるものである。2は容器1の主要部をなす透明 体5の合成樹脂で形成され、一面が開放された開口部2aを有する有底の円筒状 の容器本体である。3は容器本体2の開口部2aを覆う如く被冠する蓋であり、 その上面はややゆるやかに湾曲して、容器本体2の開口部2aに対面する部分に 多数の通気孔4を穿設してある。7は容器本体2の内壁2bに密接するように一 杯に充填する、吸水性および保水性の高いフェルト、不織布、紙パルプまたは布 などの繊維束で、例えば塩化カルシウムなどの如く一定量以上の吸湿によって潮 解して水溶液となる潮解性乾燥剤6′を前記繊維束7に吸着させるが、塩化カル シウムだけでは水溶液となって食品を濡らすおそれがあるので、塩化カルシウム に酸化カルシウム等の非潮解性乾燥剤を混入して吸収性をもたせる。そして酸化 カルシウムなどの非潮解性乾燥剤6の体積膨張の吸収と塩化カルシウムなどの潮 解性乾燥剤6′の水溶液の吸収とができるようにしている。しかして前記繊維束 7は例えば容器本体2が本実施例の如く円筒状であれば、容器本体2の内壁2b に密接して充填できるように容器本体2の内側の形状と同じ横断面形状の外被7 cで前記乾燥剤6,6′を吸着した繊維束7を収斂して長尺としたものを容器本体 2の内側高さに切断して(第2図参照)容器本体2内に一杯に充填するものである 。
【0010】 かくの如くすれば、組立作業が極めて容易で能率化が計られるばかりでなく均 一な商品ができるものである。なお、繊維束7を変形自在としかつ外被7cを延 展性かつ可撓性にしておけば容器本体2の断面積が同一であれば、円形、角形ま たは三角形にでも自由な形を選ぶことができるものである。
【0011】 かくして、繊維束7が容器本体2内に内壁2bに密接するような所定の形状に 形成して充填されるので、繊維束7が容器本体2内で動いたり、偏ったりするお それがなく、容器1がたとえ横向きや上下逆に密閉容器内に入れられても、常に 同様の吸湿作用を行なうものである。
【0012】 符号13は容器本体2の開口部2aを被冠する通気性の紙、不織布、フエルト または多孔性のフイルムなどで形成した通気性被膜であり、湿気を蓋3の通気孔 4および通気性被膜13を通過させて乾燥剤6,6′により吸湿する。
【0013】 しかして、符号8は容器本体2の底面に配置される吸水紙または不織布などで 形成される吸水性材料であり、その裏面(繊維束7側)に例えば「乾燥剤をお取り 換え下さい」などの文字や図形9を予め印刷または塗布しておき、乾燥状態では 適宜に混入したクレーで容器本体2の外部より視認できないが、潮解性のある乾 燥剤6′が一定量以上吸湿すると潮解して水溶液になり、該水溶液により前記吸 水紙などの吸水性材料8が透明または透けて、裏面の文字または図形(実用新案 登録請求の範囲中の「標識」に該当する)9が透明体5で形成した容器本体2の外 部より視認できるようにしてある。
【0014】 かくの如く構成した吸湿器を乾燥を保つ必要のある食品などを収納した密閉容 器内に入れておくと、乾燥剤6,6′が一定量以上吸湿するまで、即ち乾燥剤6, 6′の性能が十分な間は透明または半透明な容器本体2の外部からは吸水性材料 8に印刷または塗布された文字または図形(標識)9は視認できないが、乾燥剤6 ,6′が一定量以上吸湿すると、潮解性の乾燥剤6′が潮解によって水溶液とな り、毛細管現象あるいは直接吸水性材料8に吸水されて吸水性材料8が透けて文 字または図形9が容器本体2の外部から視認でき、乾燥剤6,6′の取換時期を 使用者に知らせるものである。このとき、繊維束7は容器1内壁に密接し一杯に なるよう充填するので、容器1がどのような方向を向いて密閉容器内に入れられ ても常に同様の吸湿作用を行なうものである。
【0015】 次に、第3図に示す第2実施例は、容器本体2内に上方に酸化カルシウムなど の非潮解性乾燥剤6を吸着させた繊維束7aと、下方に塩化カルシウムなどの潮 解性乾燥剤6′を吸着させた繊維束7bとを二段に重ねて使用するものであり、 第4図に示す第3実施例は、潮解性を有する塩化カルシウムなどの乾燥剤6′を 吸着した繊維束7bの上に粉末または成形した酸化カルシウムなどの非潮解性乾 燥剤6の多孔質に形成した薄片などを乗せて構成したもので、他の構成は前記第 1実施例とほぼ同様であり、同様な作用を行なうものである。
【0016】 さらに、第5図に示す第4実施例は、塩化カルシウムなどの潮解性を有する乾 燥剤6′を吸着させた繊維束7bの外側を樹脂被膜で形成した非通気性被膜14 で覆い、開放した両端面の片方を通気性被膜13を介して通気孔4を多数設けた 蓋3で気密的に被冠し、他の端面は容器本体2の底面に気密的に嵌入し、容器本 体2と繊維束7bとの間に吸水性材料8を介在させるものである。
【0017】 かくの如く構成した吸湿器は、蓋3の通気孔4より侵入した湿気は通気性被膜 13を通って繊維束7bに吸着された乾燥剤6′で吸湿されるが、乾燥剤6′が 一定量以上吸湿すると、乾燥剤6′が潮解して水溶液となり、容器本体2の底面 に配置される吸水性材料8が透けて裏面の文字または図形9が容器本体2の外部 より視認できるものである。
【0018】 以上の各実施例の説明で明白な如く、繊維束7は容器1を形成する容器本体2 または蓋3のいずれか、または両者の内壁に密接するよう所定の形状に形成して 充填されれば良いものであり、以上の実施例の他に、繊維束7を薄い板状に成形 して、これを積重ねて所定の厚さおよび所定の形状に形成しても良いことは言う までもない。
【0019】 なお、前記各実施例において、繊維束7内に吸着される乾燥剤6,6′の量は 予め実験的に繊維束7の吸水性、保水性および毛細管現象などにより底面の表示 用の吸水性材料8に伝えられるように乾燥剤6,6′の能力を考慮して決定する 。
【0020】 また、乾燥剤としては通常の非潮解性乾燥剤6と潮解性の乾燥剤6′とを所定 の割合混入して繊維束7に吸着させたり、別々に吸着させた2種類の繊維束7a, 7bを使用したが、本考案は潮解性の乾燥剤6′のみを繊維束に吸着させても良 いものである。
【0021】 さらに、前記各実施例においては、容器本体2を透明体5で形成したものにつ いて説明したが、容器本体2が半透明体5′であっても良く、また容器本体2全 体が透明体5または半透明体5′ではなくても吸水性材料8に対面する一部分で も透明体又は半透明体であれば良く、容器本体2の代りに蓋3の全体または一部 を透明体5または半透明体5′で形成しても良いものであることは言うまでもな い。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、容器内に充填した潮解性を有する乾燥剤が吸湿によって潮解 する際、その喪失作用によって何らかの標識が外部に顕現するようになっている ので、吸湿器の使用者は容易にその吸湿器の吸湿能力の喪失を知ることができ、 乾燥状態を維持すべき食品等の劣化を過き憂的に防止すべき食品等の劣化を可及 的に防止することができる。又、本考案の吸湿器においては保水性15が充填さ れているので潮解によって生じた水溶液が容器外へ漏れることがなく、吸湿能力 の大きい潮解性乾燥剤を使用しても食品等の品質を損なうことがないという効果 もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる吸湿器の縦断面
図。
【図2】第1実施例の吸湿器で使用される繊維束の斜視
図。
【図3】本考案の第2実施例にかかる吸湿器の縦断面
図。
【図4】本考案の第3実施例にかかる吸湿器の縦断面
図。
【図5】本考案の第4実施例にかかる吸湿器の縦断面
図。
【符号の説明】
1は容器、2は容器本体、3は蓋、6は非潮解性乾燥
剤、6′は潮解性乾燥剤、9は標識である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明又は半透明の容器(1)内に、潮解性
    を有する乾燥剤(6′)と、保水性繊維材(7)と、前記乾
    燥剤(6′)の潮解作用時に容器外部に顕現せしめられる
    標識(9)とが充填されていることを特徴とする吸湿器。
JP9649991U 1991-11-25 1991-11-25 吸湿器 Pending JPH0585424U (ja)

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JP9649991U JPH0585424U (ja) 1991-11-25 1991-11-25 吸湿器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006082920A1 (ja) * 2005-02-07 2006-08-10 Kyodo Printing Co., Ltd. 吸湿インジケータ機能付き包装袋及び乾燥剤
JP2006289198A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Kyodo Printing Co Ltd 吸湿インジケータ機能付き乾燥剤

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