JPH0585395B2 - - Google Patents

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JPH0585395B2
JPH0585395B2 JP59056888A JP5688884A JPH0585395B2 JP H0585395 B2 JPH0585395 B2 JP H0585395B2 JP 59056888 A JP59056888 A JP 59056888A JP 5688884 A JP5688884 A JP 5688884A JP H0585395 B2 JPH0585395 B2 JP H0585395B2
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JP
Japan
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steering
torque
signal
variable
power cylinder
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JP59056888A
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Masahiko Suzuki
Kazuma Matsui
Koichi Moriguchi
Masatoshi Kuroyanagi
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/708,884 priority patent/US4658584A/en
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Publication of JPH0585395B2 publication Critical patent/JPH0585395B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/02Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to vehicle speed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用動力舵取装置に係り、特に可変
容量型ポンプを備えた車両用動力舵取装置に関す
る。
〔従来技術〕
従来、この種の動力舵取装置においては、例え
ば、可変容量型オイルポンプ、定差圧作動器及び
可変絞り弁を採用し、定差圧作動器により可変絞
り弁の上下流間の差圧が一定となるようにオイル
ポンプの可変容量を制御して、操舵ハンドルの操
舵軸に組付けたサーボ弁に対する可変絞り弁を介
してのオイルポンプからの圧油の供給量を一定に
するようにし、動力損失の発生を軽減するように
したものがある。
しかしながら、このような構成においては、上
述したサーボ弁が、操舵ハンドルに対する回動力
に応じて可変絞り弁からの圧油を部分的にパワシ
リンダに供給するとともに残余の圧油をリザーバ
に排出する構成となつているため、オイルポンプ
からの圧油圧の全吐出量が、パワシリンダによつ
て操舵ハンドルの操作を助勢するために使用され
ていることにならず、動力損失の発生を招くとい
う不具合があつた。
〔発明の目的〕
本発明はこのような不具合に対処してなされた
もので、その目的とするところは、可変容量型ポ
ンプを備えた車両用動力舵取装置において、ポン
プから吐出される圧力流体全体をパワシリンダに
よる助勢作用のために使用するようにしたことに
ある。
〔発明の構成〕
かかる目的の達成にあたり、第1の発明の構成
は、車両の操舵軸の回動をパワシリンダのピスト
ン軸に伝達して操向車輪を操向する操舵機構と、
原動機により駆動されて可変容量に応じた量にて
圧力流体を発生する可変容量型ポンプと、このポ
ンプから圧力流体を供給されてこの圧力流体を可
変絞り面積に応じた量にて前記パワシリンダの両
室の一方に付与する可変絞り手段と、この可変絞
り手段の上下流間の流体差圧が一定となるように
前記ポンプの可変容量を制御する容量制御手段
と、前記操舵軸の回動方向に応答して前記可変絞
り手段から前記パワシリンダの両室への圧力流体
の供給を当該パワシリンダに前記操舵機構の動作
を助勢させるように選択的に切換える切換手段
と、前記操舵軸の回動に応じて前記操舵機構に生
じる操舵トルクを検出してトルク信号として発生
する検出手段と、予め定めた前記操舵トルクとこ
の操舵トルクの増大に応じて増大しまたは減少に
応じて減少する前記可変絞り面積の最適面積値と
の間の所定の関係から前記トルク信号に応じて前
記最適面積値を求め出力信号として発生する信号
発生手段と、前記出力信号に応答して前記可変絞
り手段の可変絞り面積を前記最適面積値に調整す
る調整手段とを備えたことにある。
また、第2の発明の構成は、車両の操舵軸の回
動をパワシリンダのピストン軸に伝達して操向車
輪を操向する操舵機構と、原動機により駆動され
て可変容量に応じた量にて圧力流体を発生し前記
パワシリンダの両室の一方に供給する可変容量型
ポンプと、前記操舵軸の回動方向に応答して前記
ポンプから前記パワシリンダの両室への圧力流体
の供給を当該パワシリンダに前記操舵機構の動作
を助勢させるように選択的に切換える切換手段
と、前記操舵軸の回動に応じて前記操舵機構に生
じる操舵トルクを検出してトルク信号として発生
する検出手段と、予め定めた前記操舵トルクとこ
の操舵トルクの増大に応じて増大しまたは減少に
応じて減少する前記可変容量の最適容量値との間
の所定の関係から前記トルク信号に応じて前記最
適容量値を求め出力信号として発生する信号発生
手段と、前記出力信号に応答して前記ポンプの可
変容量を前記最適容量値に調整する調整手段とを
備えたことにある。
〔発明の効果〕
しかして、上記のように第1の発明を構成した
ことにより、前記可変絞り手段のその可変絞り面
積に基づく上下流間の流体サーボ弁圧が一定とな
るように前記容量制御手段によつて制御される可
変容量にて前記ポンプが原動機により駆動されて
圧力流体を発生し、前記信号発生手段が前記検出
手段との協同により前記操舵トルクの増大に応じ
て増大し減少に応じて減少する前記可変絞り面積
の最適面積値を出力として発生し、前記調整手段
が前記出力信号に応答して前記可変絞り手段の可
変絞り面積を前記最適面積値に調整し、前記ポン
プからの圧力流体が、前記操舵軸の回動方向に応
答する前記切換手段の切換制御のもとに、前記可
変絞り面積の最適面積値に対応する量として前記
可変絞り手段から前記パワシリンダの両室の一方
にこのパワシリンダに前記操舵機構の動作を助勢
させるように供給されるので、前記ポンプからの
圧力流体発生量が、前記信号発生手段、調整手段
及び容量制御手段との協働による前記可変絞り手
段により前記操舵トルクに合致した必要十分な量
に常に規定され、かつ前記ポンプからの発生圧力
流体のほぼすべてが前記可変絞り手段により前記
切換手段を介して前記パワシリンダにその助勢作
用に必要な量として供給されることになり、その
結果、適正な操舵感覚を保持しつつこの種動力舵
取装置における動力損失をほぼ零にし得る。かか
る場合、上述したごとく、前記検出手段との協働
による前記信号発生手段からの出力信号に基づき
前記可変絞り手段の可変絞り面積を前記調整手段
により前記操舵トルクに合致した最適面積値に調
整することによつて、本明細書の従来技術にて述
べたサーボ弁を省略するようにしたので、この種
動力舵取装置の構成を一層簡単にすることができ
る。
また、上記のように第2の発明を構成したこと
により、前記信号発生手段が前記検出手段との協
同により前記操舵トルクの増大に応じて増大しま
たは減少に応じて減少する前記ポンプの可変容量
の前記最適容量値を出力信号として発生し、前記
調整手段が前記出力信号に応答して前記ポンプの
可変容量を前記最適容量値に調整し、前記ポンプ
が原動機により駆動されて前記最適容量値に対応
する量にて圧力流体を発生し、この圧力流体が、
前記操舵軸の回動方向に応答する前記切換手段の
切換制御のもとに、前記パワシリンダの両室の一
方にこのパワシリンダに前記操舵機構の動作を助
勢させるように供給されるので、前記ポンプから
の圧力流体発生量が、前記信号発生手段との協働
による前記調整手段により前記操舵トルクに合致
した必要十分な量に常に規定され、かつ前記ポン
プからの発生圧力流体のほぼすべてが前記切換手
段を介し前記パワシリンダにその助勢作用に必要
な量として供給されることとなり、その結果、適
正な操舵感覚を保持しつつこの種動力舵取装置に
おける動力損失をほぼ零にし得る。かかる場合、
上述したごとく、前記検出手段との協働による前
記信号発生手段からの出力信号に基き前記ポンプ
の可変容量を前記調整手段により前記操舵トルク
に合致した最適容量値に調整することによつて、
前記第1の発明の場合と同様にサーボ弁を省略す
るのは勿論のこと、前記第1の発明を構成する可
変絞り手段及び容量制御手段をも省略するように
したので、この種動力舵取装置の構成を更に一層
簡単にすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の第1実施例を図面により説明す
ると、第1図は本発明に係る車両用動力舵取装置
を示している。この動力舵取装置は操舵機構10
を備えており、この操舵機構10は、操舵ハンド
ル11の左方向(又は右方向)への回動操作に伴
う操舵軸12の左方向(又は右方向)への回動に
より、この操舵軸12の先端のピニオン12aの
左方向(又は右方向)への回動を介してラツクバ
ー13を左方(又は右方)へ軸動させてタイロツ
ド(図示しない)を介し操向車輪14を左方向
(又は右方向)へ操向させる。
また、動力舵取装置は、可変容量型オイルポン
プ20を有しており、このオイルポンプ20はそ
の回転軸21にてベルト機構22により当該車両
の内燃機関の出力軸に連結されている。しかし
て、オイルポンプ20は内燃機関の作動のもとに
ベルト機構22により駆動されてその偏心カム2
3の偏心量eに応じてリザーバ30から作動油を
汲上げ油路P1の上流部内に圧油として吐出す
る。このことは、オイルポンプ20の圧油の吐出
量がオイルポンプ20の回転速度及び偏心カム2
3の偏心量eにより規定されることを意味する。
油路P1中には、可変絞り弁40が介装されて
おり、この可変絞り弁40は、その可動子41の
変位位置に対応した可変絞り面積Sに応じて、オ
イルポンプ20から油路P1の上流部内に吐出さ
れる圧油を受けて油路P1の下流部内に流入させ
る。このことは、油路P1の下流部に流入する圧
油の量(以下、下流圧油量という)が、可変絞り
弁40の可変絞り面積Sにより規定されることを
意味する。定差圧作動器50はケーシング51を
有しており、このケーシング51内にはダイアフ
ラム52が組付けられて低圧室53及び高圧室5
4を形成している。低圧室53はポート51aを
有しており、このポート51aは油路P2を介し
油路P1における可変絞り弁の下流部に接続され
ている。一方、高圧室54はポート54aを有し
ており、このポート54aは油路P1の上流部を
介しオイルポンプ20の吐出口に接続されてい
る。ダイアフラム52は高圧室54を通り第1図
にて図示下方へ延出するロツド52aを設けてな
り、このロツド52aの下端はオイルポンプ20
の偏心カム23に連結されている。
しかして、定差圧作動器50は、高圧室54に
てオイルポンプ20から油路P1の上流部及びポ
ート54aを通し圧油を受けるとともに低圧室5
3にて油路P1における可変絞り弁40の下流部
及び油路P2を通し圧油を受けて、これら高低両
室54,53間の差圧、即ち可変絞り弁40の上
下流間の差圧ΔPが一定となるように、ダイアフ
ラム52、即ちロツド52aを上動(又は下動)
させて偏心カム23の偏心量eを減少(又は増
大)させる。このことは、定差圧作動器50の可
変絞り弁40の上下間の一定差圧維持のもとにお
ける偏心カム23の偏心量eに対する制御に応じ
て、可変絞り弁40からの下流圧油量が、オイル
ポンプ20、即ち内燃機関の回転速度とはかかわ
りなく、一定となるように制御されることを意味
する。かかる場合、ダイアフラム52の変位量
は、高圧室54内の油圧と、低圧室53内の油圧
及びこの低圧室53内に組付けた圧縮コイルスプ
リング55の弾撥力の和との差に応じて変化す
る。
電磁切換弁60は三方向電磁切換弁からなるも
ので、その両ソレノイド61,62の消磁下に
て、油路P1の下流部、及びパワシリンダ70に
接続した両油路P4,P5を、油路P6を介しリ
ザーバ30に連通させる。また、電磁切換弁60
は、ソレノイド61の励磁により油路P4を油路
P1の下流部に連通させるとともに油路P5を油
路P6に連通させ、一方ソレイド62の励磁によ
り油路P5を油路P1の下流部に連通させるとと
もに油路P4を油路P6に連通させる。パワシリ
ンダ70は、シリンダ71内においてラツクバー
13にピストン72を軸支することにより摺動可
能に嵌装して左右両室73,74を形成してなる
もので、これら左右両室73,74は両油路P
5,P4によりそれぞれ電磁切換弁60に接続さ
れている。
しかして、パワシリンダ70は左室73内に可
変絞り弁40から油路P1の下流部、電磁切換弁
60及び油路P5を通し圧油を付与されて操舵ハ
ンドル11の右方向への回動操作を助勢すべくピ
ストン72を右動させる。また、パワシリンダ7
0は右室74内に可変絞り弁40から油路P1の
下流部、電磁切換弁60及び油路P4を通し圧油
を付与されて操舵ハンドル11の左方向への回動
操作を助勢すべくピストン72を左動させる。な
お、右室74(又は左室73)の圧油はピストン
72の右動(又は左動)に伴い油路P4(又はP
5)、電磁切換弁60及び油路P6を通りリザー
バ30内に排出される。
電気制御機構80は、角度センサ81と、トル
クセンサ82と、車速センサ83と、これら角度
センサ81、トルクセンサ82及び車速センサ8
3に接続した電気制御回路84と、この電気制御
回路84に接続したリニヤアクチユエータ85と
によつて構成されており、角度センサ81は、操
舵軸12に組付けたロータリ型ポテンシヨメータ
により形成されて、操舵軸12の右方向への最大
回動角を基準とする操舵軸12の左方向への回動
角に比例したレベルにて角度信号を生じる。かか
る場合、操舵軸12の回動角θが右方向への最大
回動角にあるとき角度信号のレベルが零となり、
回動角θが操舵軸12の左方向への最大回動角に
あるとき角度信号のレベルが最大レベルとなり、
回動角θ=0のとき角度信号のレベルが前記最大
レベルの(1/2)となる。
トルクセンサ82は、操舵軸12の捩れ量を操
舵トルクとして検出しこれをトルク電圧として発
生する。車速センサ83は当該車両の車速を検出
しこれに比例する周波数にてパルス信号を生じ
る。電気制御回路84は、分圧器84aと、この
分圧器84a及び角度センサ81に接続した一対
のコンパレータ84b,84cと、これら各コン
パレータ84b,84cにそれぞれ接続した電力
増幅器84d,84eを有しており、分圧器84
aは直列抵抗r1,r2,r3により直流電源からの給
電電圧Vcを分圧して両直列抵抗r1,r2の共通端
子から第1分圧電圧を発生するとともに両直列抵
抗r2,r3の共通端子から第2分圧電圧を発生す
る。かかる場合、第1分圧電圧は、θ=0を表わ
す角度信号のレベルと所定電圧ΔVとの和に相当
し、第2分圧電圧は、θ=0を表わす角度信号の
レベルと所定電圧ΔVとの差に相当する。但し、
2ΔVは操舵ハンドル11の遊び角範囲に対応す
る。
コンパレータ84bは角度センサ81からの角
度信号のレベルが分圧器84aからの第1分圧電
圧より高いときハイレベル信号を発生し、一方コ
ンパレータ84cは角度センサ81からの角度信
号のレベルが分圧器84aからの第2分圧電圧よ
り低いときハイレベル信号を生じる。また、角度
信号のレベルが第1及び第2の分圧電圧の間にあ
るとき両コンパレータ84b,84cからの各ハ
イレベル信号は消滅する。電力増幅器84dは、
コンパレータ84bからのハイレベル信号を電力
増幅し、電磁切換弁60のソレノイド61の励磁
に必要な励磁信号として当該ソレノイド61に付
与し、一方、電力増幅器84eは、コンパレータ
84cからのハイレベル信号を電力増幅し、電磁
切換弁60のソレノイド62の励磁に必要な励磁
信号として当該ソレノイド62に付与する。
また、電気制御回路84は、車速センサ83に
接続した周波数−電圧変換器84f(以下、F−
V変換器84fという)と、トルクセンサ82及
びF−V変換器84fにそれぞれ接続したA−D
変換器84g,84hと、これら両A−D変換器
84g,84hに接続した関数発生器84iと、
この関数発生器84iに接続したD−A変換器8
4jと、このD−A変換器84jに接続した電圧
−電流変換器84kと、この電圧−電流変換器8
4kに接続した電力増幅器84lを備えており、
F−V変換器84fは車速センサ83からのパル
ス信号の周波数をこれに比例した車速電圧に変換
する。A−D変換器84gはトルクセンサ82か
らのトルク電圧をトルクデイジタル電圧Vtに変
換し、一方A−D変換器84hはF−V変換器8
4fからの車速電圧を車速デイジタル電圧Vs
変換する。
関数発生器84iは、可変絞り弁40の最適面
積Spを表わす絞りデイジタル電圧Vp、トルクデ
イジタル電圧Vt及び車速デイジタル電圧Vs間の
関係を表わす三次元マツプM(第3図にて実線に
より示す)を予め記憶してなり、この三次元マツ
プMに基きA−D変換器84gからのトルクデイ
ジタル電圧Vt及びA−D変換器84hからの車
速デイジタル電圧Vsに応じて絞りデイジタル電
圧Vpを求めて発生する。かかる場合、三次元マ
ツプMにおいて、Vp=Vpi(以下、初期絞りデイジ
タル電圧Vpiという)は、Vt=0(即ち、操舵軸1
2の捩れ量=0)のときの可変絞り弁40の初期
絞り面積Spiに対応し、この初期絞り面積Spiは可
変絞り弁40その他の油圧回路内に気泡発生防止
のために流入させるべき必要最小限の圧油量を規
定する。
D−A変換器84jは関数発生器84iからの
絞りデイジタル電圧Vpを絞り電圧にアナログ変
換する。電圧−電流変換器84kはD−A変換器
84jからの絞り電圧をこれに比例する電流に変
換し絞り電流信号として発生する。電力増幅器8
4lは電圧−電流変換器84kからの絞り電流信
号を電力増幅して駆動信号として発生する。リニ
ヤアクチユエータ85はそのロツド85aにて可
変絞り弁40の可動子41に連結されており、電
力増幅器84lからの駆動信号の値に応じロツド
85aを変位させて可変絞り弁40の可動子41
を変位させることによりこの可変絞り弁40の可
変絞り面積Sを最適絞り面積Spに一致させる。
以上のように構成した本実施例において、当該
車両を直進走行状態におけば、両コンパレータ8
4b,84cが角度センサ81及び分圧器84a
との協働によりハイレベル信号を発生しておら
ず、電磁切換弁60がその両ソレノイド61,6
2の消磁のもとに各油路P2,P4,P5を油路P6に
連通させている。また、A−D変換器84gがト
ルクセンサ82との協働によりトルクデイジタル
電圧Vt(現段階では操舵軸12の捩れ量が零のも
とにVt=0となつている)を発生し、F−V変
換器84fが車速センサ83との協働により車速
電圧を発生し、A−D変換器84hがかかる車速
電圧を車速デイジタル電圧Vsとして発生し、関
数発生器84iが三次元マツプMに基きA−D変
換器84gからのトルクデイジタル電圧Vt=0
及びA−D変換器84hからの車速デイジタル電
圧Vsに応じ初期絞りデイジタル電圧Vp=Vpiを求
め、D−A変換器84jが当該初期絞りデイジタ
ル電圧Vpiを絞り電圧にアナログ変換し、電圧−
電流変換器84kがD−A変換器84jからの絞
り電圧を絞り電流信号として発生し、これに応答
して電力増幅器84lが駆動信号を発生する。
すると、リニヤアクチユエータ85が電力増幅
器84lからの駆動信号に応答してロツド85a
を変位させて可変絞り弁40の可変絞り面積Sを
初期絞り面積Spiに一致させ、定差圧作動器50
が可変絞り弁40との協働によりその初期絞り面
積Spiのもとに可変絞り弁40の上下流間の差圧
を一定にするようにオイルポンプ20の偏心カム
23の偏心量eを制御する。従つて、このような
状態にてオイルポンプ20から油路P1内に吐出
される圧油は可変絞り弁40を通り必要最小限の
量として電磁切換弁60及び油路P6からリザー
バ30内に排出される。換言すれば、当該車両の
直進状態においては、オイルポンプ20からの吐
出圧油量が必要最小限に抑制されるので、この種
動力舵取装置の動力損失を最小限に減少させ得
る。かかる場合、可変絞り弁40その他の油圧回
路には、上述のごとく必要最小限の圧油量が流入
しているので、この可変絞り弁40その他の油圧
回路内に気泡が生じることもない。
このような状態にて、操舵ハンドル11を左方
向へ回動すると、操舵軸12が左方向へ回動して
ピニオン12aを左方向へ回転させ、ラツクバー
13が左動して操向車輪14を左方向に操向す
る。また、操舵軸12の左方向への回動に伴い角
度センサ84から生じる角度信号のレベルが分圧
器84aからの第1分圧電圧より高くなるため、
ハイレベル信号がコンパレータ84bから生じ電
力増幅器84dにより励磁信号として発生され
る。これにより、電磁切換弁60が電力増幅器8
4dからの励磁信号に応答するソレノイド61の
励磁により油路P1を油路P4に連通させるととも
に油路P5を油路P6に連通させる。
また、上述のごとき操舵軸12の左方向への回
動に応じこの操舵軸12に生じる左方向への捩れ
量がトルクセンサ82によりトルク電圧として発
生され、かつこのトルク電圧がA−D変換器84
gによりトルクデイジタル電圧Vtに変換される。
すると、関数発生器84iが三次元マツプMに基
きA―D変換器84gからのトルクデイジタル電
圧Vt(>0)及びA−D変換器84hからの車速
デイジタル電圧Vsに応じ絞りデイジタル電圧Vp
(>Vpi)を求め、電力増幅器84dがかかる絞り
デイジタル電圧Vpに応答するD−A変換器84
j及び電圧−電流変換器84kとの協働により、
上述と実質的に同様に、最適可変絞り面積Spを駆
動信号として発生する。
すると、リニヤアクチユエータ85が電力増幅
器84lからの駆動信号に応答してロツド85a
を変位させて可変絞り弁40の可変絞り面積Sを
最適絞り面積Spまで増大させ、定差圧作動器50
が可変絞り弁40との協働によりその最適絞り面
積Spのもとに可変絞り弁40の上下流間の差圧を
一定にするようにオイルポンプ20の偏心カム2
3の偏心量eを制御する。従つて、オイルポンプ
20から油路P1内に吐出される圧油は、可変絞
り弁40を通りその最適絞り面積Spに対応する量
に増大して電磁切換弁60及び油路P4を通りパ
ワシリンダ70の右室74内に流入するととも
に、左室73内の圧油が油路P5、電磁切換弁6
0及び油路P6を通りリザーバ30内に排出され
る。
これにより、パワシリンダ70が右室74内の
圧油によるピストン72、即ちラツクバー13の
左動を促進して操舵ハンドル11の左方向への回
動操作を助勢し始める。かかる場合、第3図によ
り容易に理解されるように、車速、即ち車速デイ
ジタル電圧Vsが増大する程、関数発生器84i
からの絞りデイジタル電圧Vp、即ち可変絞り弁
40の最適絞り面積Vpが減少するので、可変絞
り弁40から電磁切換弁60を介しパワシリンダ
70の右室74内に付与される圧油量は車速の高
い程減少し、パワシリンダ70による助勢力を減
少させて操舵感覚の重さを増大させる。
上述のごとく、パワシリンダ70の助勢作用が
開始されると、操舵軸12の捩れ量、即ちトルク
センサ82との協働によりA−D変換器84gか
ら生じるトルクデイジタル電圧Vtが、ラツクバ
ー13の左動により減少し可変絞り弁40の最適
絞り面積Spを関数発生器84iからの絞りデイジ
タル電圧Vpとの関連にて減少させる。換言すれ
ば、パワシリンダ70の右室74に付与される圧
油量が、可変絞り弁40の可変絞り面積Sの減少
に応じて減少しパワシリンダ70の上述した助勢
作用を減衰させて行く。しかして、以上述べたこ
とから理解されるとおり、オイルポンプ20から
吐出される圧油が、定差圧作動器50の作用のも
とに可変絞り弁40のトルクセンサ82からのト
ルク電圧の変化に応じた可変絞り面積Sの変化及
び車速の変化に基き常に必要十分な量に抑制さ
れ、かつこのオイルポンプ20からの全圧油が可
変絞り弁40及び電磁切換弁60を介しパワシリ
ンダ70の右室74内に付与されるので、内燃機
関及びオイルポンプ20の動力損失を殆ど零にし
つつ操舵ハンドル11に対する左方向への操舵感
覚を車速の増大に応じて重くし得また車速の減少
に応じて軽くし得る。なお、操舵軸12には、ト
ルクセンサ82及び角度センサ81を組付けるの
みであるため、操舵軸12がすつきりした形状に
なる。
また、上述した作用においては、操舵ハンドル
11を左方向へ回動操作する場合について説明し
たが、これに代えて、操舵ハンドル11を右方向
へ回動操作した場合にも、上述した作用効果と実
質的に同様の作用効果を達成し得る。かかる場
合、操舵軸12の右方向への回動に伴う角度セン
サ81からの角度信号のレベルが分圧器84aか
らの第2分圧電圧より低下し、これに応答してハ
イレベル信号がコンパレータ84cから生じ電力
増幅器84eにより励磁信号として発生され、電
磁切換弁60がかかる励磁信号に応答するソレノ
イド62の励磁により油路P1を油路P6に連通さ
せるとともに油路P4を油路P6に連通させ、パワ
シリンダ70によるラツクバー13の右動に基く
操舵ハンドル11の右方向への回動操作に対する
助勢作用がなされる点が、操舵ハンドル11の左
方向への回動操作に伴う作用と異なるのみであ
る。
上記第1実施例において、オイルポンプ20は
特許請求の範囲第1項に記載された可変容量型ポ
ンプに相当し、可変絞り弁40は同じく可変絞り
手段に相当し、定差圧作動器50は同じく容量制
御手段に相当し、電磁切換弁60は同じく切換手
段に相当し、トルクセンサ82は同じく検出手段
に相当し、電気制御回路84は同じく信号発生手
段に相当し、リニヤアクチユエータ85は同じく
調整手段に相当する。
次に、本発明の第2実施例を図面により説明す
ると、この第2実施例においては、第4図に示す
ごとく、前記第1実施例にて述べた可変絞り弁4
0、定差圧作動器50、車速センサ83、電気制
御回路84及びリニヤアクチユエータ84に代え
て、回転速度センサ86、電気制御回路84A及
びリニヤアクチユエータ87を採用したことにそ
の構成上の特徴がある。回転速度センサ86は当
該車両の内燃機関の回転速度を検出しこれに比例
する周波数にてパルス信号を発生する。また、電
気制御回路84Aは、第5図に示すごとく、前記
電気制御回路84Aの関数発生器84iに代えて
関数発生器84mを両A−D変換器84g,84
h及びD−A変換器84j間に接続し、かつF−
V変換器84fを回転速度センサ86に接続した
点を除き、前記電気制御回路84と同様の構成を
有する。
しかして、本実施例においては、F−V変換器
84fは回転角度センサ86からのパルス信号の
周波数をこれに比例する回転速度電圧に変換し、
A−D変換器84hはF−V変換器84fからの
回転速度電圧を回転速度デイジタル電圧VNに変
換する。関数発生器84mは、オイルポンプ20
の偏心カム23の最適偏心量eoを表す偏心量デ
イジタル電圧Ve、トルクデイジタル電圧Vt及び
回転速度デイジタル電圧VN間の関係を表す三次
元マツプM1(第6図にて実線により示す)を予
め記憶してなり、この三次元マツプM1に基き、
A−D変換器84gからのトルクデイジタル電圧
Vt及びA−D変換器84hからの回転速度デイ
ジタル電圧VNに応じ偏心量デイジタル電圧Ve
求めて発生する。
係る場合、三次元マツプM1において、Ve
Vei(以下、初期偏心量デイジタル電圧Veiという)
は、Vt=0(即ち、操舵軸12の捩れ量=0)の
ときの偏心カム23の初期偏心量eoiに対応し、
この初期偏心量eoiは電磁切換弁60のその他の
油圧回路内に気泡発生防止のために流入させるべ
き必要最小限の圧油量を規定する。また、本実施
例においては、D−A変換器84jは関数発生器
84mからの偏心量デイジタル電圧Veを偏心量
電圧にアナログ変換し、電圧−電流変換器84k
はD−A変換器84jからの偏心量電圧をこれに
比例する電流に変換し偏心量電流信号として発生
し、電力増幅器84lは電圧−電流変換器84k
からの偏心量電流信号を電力増幅して駆動信号と
して発生する。リニヤアクチユエータ87はその
ロツド87aにてオイルポンプ20の偏心カム2
3に連結されており、電力増幅器84lからの駆
動信号の値に応じロツド85aを変位させて偏心
カム23を変位させることにより偏心量eを最適
偏心量eoに一致させる。
以上のように構成した本実施例において、当該
車両を直進操向状態におけば、電磁切換弁60が
前記第1実施例の場合と同様にその両ソレノイド
61,62の消磁のもとに各油路P4,P5を油
路P6に連通させる。また、A−D変換器84g
がトルクセンサ82との協働によりトルクデイジ
タル電圧Vt=0を発生し、F−V変換器84f
が回転速度センサ86との協働により回転速度電
圧を発生し、A−D変換器84hがかかる回転速
度電圧を回転速度デイジタル電圧VNに変換し、
関数発生器84mが三次元マツプM1(第6図参
照)に基きA−D変換器84gからのトルクデイ
ジタル電圧Vt=0及びA−D変換器84hから
の回転速度デイジタル電圧VNに応じ初期偏心量
デイジタル電圧Ve=Veiを求め、D−A変換器8
4jが当該初期偏心量デイジタル電圧Veiを偏心
量電圧にアナログ変換し、電圧−電流変換器84
kがD−A変換器84jからの偏心量電圧を偏心
量電流信号に変換し、これに応答して電力増幅器
84lが駆動信号を発生する。
すると、リニヤアクチユエータ87が電力増幅
器84lからの駆動信号に応答してロツド87a
を変位させてオイルポンプ20の偏心カム23の
偏心量eを初期偏心量eoiのもとに内燃機関によ
り駆動されて油路P1内に必要最小限の量にて圧
油を吐出する。しかして、このように油路P1内
に吐出された必要最小限の量の圧油は電磁切換弁
60及び油路P6を通りリザーバ30内に排出さ
れる。換言すれば、当該車両の直進状態において
は、オイルポンプ20からの吐出圧油量が必要最
小限に抑制されるので、この種動力舵取装置の動
力損失を最小限に減少させ得る。かかる場合、電
磁切換弁60その他の油圧回路には上述のごとく
必要最小限の圧油量が流入しているので、この電
磁切換弁60その他の油圧回路内に気泡が生じる
こともない。
このような状態にて、操舵ハンドル11を左方
向へ回動操作すると、前記第1実施例の場合と同
様に、操舵機構10が操向車輪14を左方向へ操
向し、電磁切換弁60がそのソレノイド61の励
磁により油路P1を油路P4に連通させるととも
に油路P5を油路P6に連通させ、A−D変換器
84gがトルクセンサ82との協働により操舵軸
12の捩れ量をトルクデイジタル電圧Vt(>0)
として発生し、関数発生器84mが三次元マツプ
M1に基きA−D変換器84gからのトルクデイ
ジタル電圧Vt及びA−D変換器84hからの回
転速度デイジタル電圧VNに応じ偏心量デイジタ
ル電圧Ve(>Vei)を求め、電力増幅器84dが
かかる偏心量デイジタル電圧Veに応答するD−
A変換器84j及び電圧−電流変換器84kとの
協働により、上述と実質的に同様に、最適偏心量
eoを駆動信号として発生する。
すると、リニヤアクチユエータ87が電力増幅
器84lからの駆動信号に応答してロツド87a
を変位させて偏心カム23の偏心量eを最適偏心
量eoまで増大させ、オイルポンプ20がかかる
最適偏心量eoに対応する量まで油路P1内への
吐出圧油量を増大させる。しかして、このように
増大した量の圧油が電磁切換弁60及び油路P4
を通りパワシリンダ70の右室74内に流入する
とともに、左室73内の圧油が油路P5、電磁切
換弁60及び油路P6を通りリザーバ30中に排
出される。これにより、パワシリンダ70が前記
第1実施例の場合と同様に操舵ハンドル11の左
方向への回動操向を助勢し始める。かかる場合、
第6図により容易に理解されるように、内燃機関
の回転速度、即ち回転速度デイジタル電圧VNが
増大する程、関数発生器84mからの偏心量デイ
ジタル電圧Ve、即ち偏心カム23の最適偏心量
eoが減少するので、オイルポンプ20から電磁
切換弁60を介しパワシリンダ70の右室74内
に付与される圧油量は、内燃機関の回転速度が高
い程、減少し、パワシリンダ70による助勢力を
減少させて操舵感覚の重さを増大させる。
上述のごとく、パワシリンダ70の助勢作用が
開始されると、A−D変換器84gからのトルク
デイジタル電圧Vtが、前記第1実施例の場合と
同様に減少し偏心カム23の最適偏心量eoを関
数発生器84mからの偏心量デイジタル電圧Ve
との関連にて減少させる。換言すれば、パワシリ
ンダ70の右室74に付与される圧油量が、偏心
カム23の偏心量eの減少に応じて減少しパワシ
リンダ70の上述した助勢作用を減衰させて行
く。しかして、以上述べたことから理解されると
おり、オイルポンプ20から吐出される圧油が、
偏心カム23のトルクセンサ82からのトルク電
圧の変化に応じた偏心量eの変化及び内燃機関の
回転速度の変化に基き常に必要十分な量に抑制さ
れ、かつこのオイルポンプ20からの全圧油が電
磁切換弁60を介しパワシリンダ70の右室74
内に付与されるので、内燃機関及びオイルポンプ
20の動力損失を殆ど零にしつつ操舵ハンドル1
1に対する左方向への操舵感覚を前記回転速度の
増大に応じて重くし得また車速の減少に応じて軽
くし得る。
また、上述した作用においては、操舵ハンドル
11を左方向へ回動操作する場合について説明し
たが、これに代えて、操舵ハンドル11を右方向
へ回動操作する場合にも、上述した作用効果と実
質的に同様の作用効果を達成し得る。かかる場
合、前記第1実施例にて述べた可変絞り弁40及
び定差圧作動器50がリニヤアクチユエータ87
の偏心カム23との連結により省略されるので、
この種動力舵取装置の構成をより一層コンパクト
にし得る。
上記第2実施例において、オイルポンプ20は
特許請求の範囲第2項に記載された可変容量型ポ
ンプに相当し、電磁切換弁60は同じく切換手段
に相当し、トルクセンサ82は同じく検出手段に
相当し、電気制御回路84Aは同じく信号発生手
段に相当し、リニヤアクチユエータ87は同じく
調整手段に相当する。
なお、前記各実施例においては、パワシリンダ
70への圧油供給切換制御を電磁切換弁60によ
り行うようにしたが、これに代えて、電磁切換弁
60と実質的に同様の機能を有する方向切換弁9
0を第7図に示すごとく操舵軸12に同軸的に組
付け、この方向切換弁90を操舵軸12の回動方
向の変化に応答して電磁切換弁60と同様の切換
制御を行うようにしてもよい。
また、前記各実施例においては、オイルポンプ
20を内燃機関により駆動するようにしたが、こ
れに代えて、回転電動機によりオイルポンプ20
を駆動するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す全体構成
図、第2図は第1図における電気制御回路の詳細
回路図、第3図は第2図における関数発生器に記
憶した三次元マツプ、第4図は本発明の第2実施
例を示す全体構成図、第5図は第4図における電
気制御回路の要部回路図、第6図は第5図におけ
る関数発生器に記憶した三次元マツプ、及び第7
図は前記各実施例の部分的変形例を示す図であ
る。 符号の説明、10……操舵機構、12……操舵
軸、14……操向車輪、20……オイルポンプ、
40……可変絞り弁、50……定差圧作動器、6
0……電磁切換弁、70……パワシリンダ、82
……トルクセンサ、84i,84m……関数発生
器、85,87……リニヤアクチユエータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両の操舵軸の回動をパワシリンダのピスト
    ン軸に伝達して操向車輪を操向する操舵機構10
    と、原動機により駆動されて可変容量に応じた量
    にて圧力流体を発生する可変容量型ポンプ20
    と、このポンプ20から圧力流体を供給されてこ
    の圧力流体を可変絞り面積に応じた量にて前記パ
    ワシリンダの両室の一方に付与する可変絞り手段
    40と、この可変絞り手段40の上下流間の流体
    差圧が一定となるように前記ポンプ20の可変容
    量を制御する容量制御手段50と、前記操舵軸の
    回動方向に応答して前記可変絞り手段40から前
    記パワシリンダの両室への圧力流体の供給を当該
    パワシリンダに前記操舵機構10の動作を助勢さ
    せるように選択的に切換える切換手段60と、前
    記操舵軸の回動に応じて前記操舵機構10に生じ
    る操舵トルクを検出してトルク信号として発生す
    る検出手段82と、予め定めた前記操舵トルクと
    この操舵トルクの増大に応じて増大しまたは減少
    に応じて減少する前記可変絞り面積の最適面積値
    との間の所定の関係から前記トルク信号に応じて
    前記最適面積値を求め出力信号として発生する信
    号発生手段84と、前記出力信号に応答して前記
    可変絞り手段の可変絞り面積を前記最適面積値に
    調整する調整手段85とを備えた可変容量型ポン
    プを備えた車両用動力舵取装置。 2 車両の操舵軸の回動をパワシリンダのピスト
    ン軸に伝達して操向車輪を操向する操舵機構10
    と、原動機により駆動されて可変容量に応じた量
    にて圧力流体を発生し前記パワシリンダの両室の
    一方に供給する可変容量型ポンプ20と、前記操
    舵軸の回動方向に応答して前記ポンプ20から前
    記パワシリンダの両室への圧力流体の供給を当該
    パワシリンダに前記操舵機構の動作を助勢させる
    ように選択的に切換える切換手段60と、前記操
    舵軸の回動に応じて前記操舵機構10に生じる操
    舵トルクを検出してトルク信号として発生する検
    出手段82と、予め定めた前記操舵トルクとこの
    操舵トルクの増大に応じて増大しまたは減少に応
    じて減少する前記可変容量の最適容量値との間の
    所定の関係から前記トルク信号に応じて前記最適
    容量値を求め出力信号として発生する信号発生手
    段84Aと、前記出力信号に応答して前記ポンプ
    20の可変容量を前記最適容量値に調整する調整
    手段87とを備えた可変容量型ポンプを備えた車
    両用動力舵取装置。
JP59056888A 1984-03-07 1984-03-24 可変容量型ポンプを備えた車両用動力舵取装置 Granted JPS60199767A (ja)

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JPS6042158A (ja) * 1983-08-19 1985-03-06 Kayaba Ind Co Ltd 動力舵取装置の反力自動可変制御装置

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