JPH0584877B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は格納容器のライナに係り、特にコンク
リート製原子炉格納容器のライナの現地居付の工
程短縮に好適なライナブロツクとそのライナブロ
ツクを利用した格納容器のライナ構造並びにその
格納容器のライナ据付方法に関する。

〔従来の技術〕

従来のコンクリート製原子炉格納容器のライナ
アンカ構造の例を第２図及び第３図に示す。

従来例の構造において、厚肉のコンクリート１
の内面に、薄肉の鋼製のライナ２がアンカ３によ
り設置されている。コンクリート１は容器の構造
部材としての役割を、ライナ２は機密性を保つた
めの役割をしている。

一般にライナ２には軸方向アンカ３ａと周方向
アンカ３ｂが溶接されており、両アンカ３ａ，３
ｂはコンクリート１に埋設されている為、ライナ
２とコンクリート１の内面は密着した状態になつ
ている。

軸方向アンカ３ａ、周方向アンカ３ｂのうち、
少なくとも一方はライナ２に圧縮力が作用した場
合に、ライナ２がコンクリート１からはく離しな
いように、Ｈ型、Ｔ型、Ｌ型等いずれかの形状を
している。

次に、コンクリート格納容器の施工方法につい
て述べる。

工場にて、ライナ２は幅約10m、高さ約4m程
の長方形ブロツクとして製作され、これに、軸方
向アンカ３ａ（Ｈ型、Ｔ型、Ｌ型等いずれかの形
状をしている）を約500mm間隔で溶接し、周方向
アンカ３ｂ（リング状）をライナブロツク２の上
部及び中央部に溶接する。

工場にて製作されたライナブロツクは建設現地
に運ばれ、１ブロツクごとに吊り込み据え付けが
実施される。

ライナ２は８〜10ブロツクで１リングを形成す
るが、吊り込みは１ブロツクごとに実施される
為、現地工数は大となつている。

コンクリート施工に際しては、据え付けられた
ライナを内側の型枠として使用しコンクリート打
設を実施する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、ライナを１ブロツクずつに吊
り込み据え付けを実施することから、現地据付施
工作業が延びるという問題がある。

上記問題点を解決する方法として、ライナをあ
らかじめリング状に組み上げた後、吊り込み据え
付けを実施するいわゆる一体吊り込み方法の採用
が考えられる。

しかし、ライナは薄肉の鋼板からできており、
これにアンカを溶接した構造であることから剛性
が小さく、ライナ自体が吊り込み時に変形してし
まい、既に据え付けられたライナとの溶接部の開
先が一致しないことから、ライナをリング状に組
み上げて一体で吊り込みを据え付けは不可能であ
るという不具合がある。

又、ライナの剛性が小さいことから、配管貫通
部ペネトレーシヨン等の付加物をライナに溶接し
て一体に吊り込み据え付けが不可能である。

そのライナの剛性を強化するいために実願昭57
−113273号（実開昭59−17897号）の願書に添付
した明細書及び図面の内容を撮影したマイクロフ
イルム（昭和59年２月３日特許庁発行）には、次
のような技術が掲載されている。即ち、ライナ材
本体の外面にその一つのライナ材本体ごとにライ
ナ端間の全長に渡り且つ縦横に補強用の鋼材を装
備し、その鋼材にからめて補強コンクリートがそ
の一つのライナ材本体の周縁を除く中央部に装備
する構成により、ライナ材本体の剛性を強化した
内容である。

しかし、この技術では、個々のライナ材本体が
補強コンクリートと一体であるからそのライナ材
本体をライナ壁面構築位置に吊り込む時の重量が
多くなり、複数のライナ材本体を予め作業環境の
良い広くて設備の整つている地上乃至は工場で一
体化し、その一体化物を一気にライナ壁面構築位
置に吊り込むという迅速なる構築方法が採用しず
らい難点と、吊り上げた際に補強コンクリートに
無理な力が作用して割れる懸念も断ちきれず、慎
重なる吊り込み作業を要求され、一層のこと構築
作業に時間を要する懸念がある。さらには、縦方
向の補強鋼材が個々のライナ材本体の上下端縁に
まで吊り込み以前に延長されている構造であるか
ら、吊り込み済の下方のライナ材本体の上端縁に
新たに釣り込んだ上方のライナ材本体の下端縁を
周方向に溶接するに当り、その縦方向の補強鋼材
が周方向の溶接線を横切るような恰好で邪魔する
から、溶接結合作業が困難であり、且つ溶接後の
溶接跡の検査も困難である。このことは、ライナ
壁面の構築を長引かせる原因となる。

従つて、本発明の第１の目的は、ライナ壁面の
構築を簡単且つ迅速に行うに好適なライナブロツ
クを提供することにあり、第２の目的は、そのラ
イナブロツクを利用したライナ壁面の構築を簡単
且つ迅速に行うに好適な格納容器のライナ構造を
提供することにあり、第３の目的は、その格納容
器のライナ壁面の構築を簡単且つ迅速に行うに好
適なライナ据付方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の第１の目的を達成するための第１の手
段は、鋼製のライナのコンクリートに対向する面
に縦方向に装備された複数のアンカと水平方向に
装備された複数の補強リブとを備えたライナブロ
ツクにおいて、前記ライナブロツクの前記ライナ
の上端から下方へずれた位置に最上段の前記補強
リブが装備され、前記ライナブロツクの前記ライ
ナの下端から上方へずれた位置に最下段の前記補
強リブが装備され、前記最上段と最下段との両補
強リブの間の領域に限定されて前記アンカが装備
されていることを特徴としたライナブロツクであ
り、本発明の第２の目的を達成するための第２の
手段は、鋼製のライナのコンクリートに対向する
面に縦方向に装備された複数のアンカと水平方向
に装備された複数の補強リブとを備えたライナブ
ロツクを複数ブロツク溶接により接続して構成さ
れた格納容器のライナ構造において、前記ライナ
ブロツクは、前記ライナブロツクの前記ライナの
上端から下方へずれた位置に最上段の前記補強リ
ブが装備され、前記ライナブロツクの前記ライナ
の下端から上方へずれた位置に最下段の前記補強
リブが装備され、前記最上段と最下段との両補強
リブの間の領域に限定されて前記アンカが装備さ
れており、隣接しあう前記各ライナブロツクの前
記各ライナの周縁端同志は溶接されていることを
特徴とした格納容器のライナ構造であり、本発明
の第３の目的を達成するための第３の手段は、鋼
製のライナのコンクリートに対向する面に縦方向
に装備された複数のアンカと水平方向に装備され
た複数の補強リブとを備えたライナブロツクをラ
イナ壁面構築位置に吊り込んで複数の前記ライナ
ブロツクの端部間を溶接接合にて接続してライナ
壁面を構成する格納容器のライナ据付方法におい
て、前記ライナブロツクの前記ライナの上端から
下方へずれた位置に最上段の前記補強リブを装備
し、前記ライナブロツクの前記ライナの下端から
上方へずれた位置に最下段の前記補強リブを装備
し、前記最上段と最下段との両補強リブの間の領
域に限定されて前記アンカを装備して前記ライナ
ブロツクを構成し、そのライナブロツクの複数個
間の端部同志を溶接接合して複数の前記ライナブ
ロツクの一体化物を構成し、その一体化物をライ
ナ壁面構築位置に吊り込んで、その吊り込んだ前
記一体化物の前記ライナの端面と既に吊り込み済
の前記ライナブロツクの前記ライナの端面とを溶
接接合することにより前記ライナ壁面を拡大構築
していくことを特徴とする格納容器のライナ据付
方法である。

〔作用〕

上記第１の手段によれば、ライナブロツクのラ
イナ板を縦方向のアンカと水平方向（横方向）の
補強リブとで補強することによりライナブロツク
の剛性を高め、ライナブロツクの吊り込みに際し
て変形を抑制出来る。このようにライナブロツク
は変形しにくいから、吊り込み済のライナブロツ
クの上端に新たに吊り込んだライナブロツクの下
端を合わせ易く、そのあわせの後に両端を溶接す
る際、下方のライナブロツクの最上段補強リブと
上方とライナブロツクの最下段補強リブとの間の
空間が複数のアンカ間隔にまたがつて周方向に連
続して出現し、その出現した空間を上下両ライナ
ブロツクのあわせ作業のための器具置場や溶接作
業空間として縦方向のアンカの邪魔を受けずに利
用出来、合わせ作業や溶接作業しやすい。このよ
うに第１の手段によるライナブロツクは、これを
利用することにより、補強コンクリートに頼らず
に強度が高くて複数のライナブロツクを一体化し
てから吊り込んだ場合でも吊り込み荷重が比較的
軽量で変形も少ない上、合わせ作業や溶接組み付
け作業やその溶接検査作業がしやすいという作用
をもたらす。

第２の手段によれば、ライナに縦方向に装備さ
れた複数のアンカと水平方向に装備された複数の
補強リブとがライナブロツクの剛性を高めて変形
を抑制するから、複数の前記ライナブロツクの合
わせ作業が行いやすく、且つ複数のライナブロツ
クによる一体化物を変形させないで吊り込み作業
しやすい。また、その合わせにより下方のライナ
ブロツクの最上段の前記補強リブと上方のライナ
ブロツクの最下段の前記補強リブとの間に、両ラ
イナブロツク間の合わせ作業や溶接作業や溶接検
査作業の為の、複数のアンカの間隔間にわたつて
の、水平方向へ連続した空間を設け、それらの作
業が容易になる。

このように第２の手段による格納容器のライナ
構造は、補強コンクリートに頼らずに強度が高く
て複数のライナブロツクを一体化してから吊り込
んだ場合でも吊り込み荷重が比較的軽量で変形も
少ない上、合わせ作業や溶接組み付け作業やその
溶接検査作業がしやすいという作用をもたらす。

第３の手段によれば、鋼製のライナのコンクリ
ートに対向する面に縦方向に装備された複数のア
ンカと水平方向に装備された複数の補強リブとを
備えたライナブロツクをライナ壁面構築位置に吊
り込んで複数の前記ライナブロツクの端部間を溶
接接合にて接続してライナ壁面を構成する格納容
器のライナ据付方法において、アンカと補強リブ
とでライナブロツクの剛性を高め、このライナブ
ロツクの複数個を一体にしてライナ壁面構築位置
に変形少なく吊り込める上、変形が少ないことに
より、吊り込み済のライナブロツクとの合わせ作
業も容易で正確となるし、その吊り込み合わせ後
には、下方のライナブロツクの最上段の前記補強
リブと上方のライナブロツクの最下段の前記補強
リブとの間に、両ライナブロツク間の合わせ作業
や溶接作業や溶接検査作業の為の、複数のアンカ
の間隔間にわたつての、水平方向へ連続した空間
を出現させることが出来、据付作業性を良くする
ことの作用をももたらす。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第４図により説明す
る。

従来と同一部品は同一符号で説明する。第４図
に示すように、ライナ２は幅約10m、高さ約4m
程の長方形ブロツクをした薄肉鋼板であり、この
ライナ２に、コンクリート１に接する面に軸方向
のアンカ３ａ及び周方向のアンカ３ｂが溶接され
ている。

軸方向及び周方向の両アンカ３ａ，３ｂのう
ち、軸方向アンカ３ａはＨ型、Ｔ型、Ｌ型等のい
ずれかの形状でライナ２がコンクリートからはく
離するのを防止するように約500mm程の間隔でラ
イナ２に溶接されている。

周方向のアンカ３ｂは、リング状をしており、
ライナ２の剛性を大きくしておくために、ライナ
２の上部、中央部及び下部近傍に溶接されてい
る。

周方向のアンカ３ｂは、ライナブロツク２の端
面より間隔をあけて溶接されており、この周方向
のアンカ３ｂとライナブロツク２の端面との間隔
には軸方向のアンカ３ａも溶接されていない。そ
して、下部近傍のアンカ３ｂは主に補強リブとし
ての機能を有し、この実施例ではアンカの機能も
合せもたせている。

これは、ライナブロツク２同士を溶接する際
に、アンカ３が邪魔になり溶接作業及び溶接部の
検査作業が不可能にならないようにするためであ
る。

以上のようなライナアンカ構造とすることによ
り、ライナブロツク２の剛性を高くすることが可
能となり、ライナ２の吊り込み据え付け作業時に
大型ブロツク化が計られ、建設工期の短縮が可能
となる。

また、周方向のアンカ３ｂとライナブロツク２
の端面との間に間隔があることにより、ライナブ
ロツク同士の溶接及び検査が容易となる。

また一方では、ライナ２の剛性が大きくなつた
ことにより、ライナ２に、第５図の如く、配管貫
通部ペネトレーシヨン４等の付加物を取りつけて
吊り込み据え付けが可能となる。

このように複数のライナブロツクをリング状に
あらかじめ溶接ないしは、複数のライナブロツク
を一体溶接し、これにより、複数のライナブロツ
クを同時に吊り込んで現地据付工程の短縮が計れ
る。

各大形一体化した各ブロツクの吊り込み後の位
置決め時には、下方のブロツクのライナに付いて
いる上部のアンカ３ｂと上方のブロツクのライナ
に付いている下部のアンカ３ｂとの間にジヤツキ
等の治具をかませて、上下両ブロツクのライナ端
間の溶接開先どうしの適切なる位置決め調整作業
を行う。この作業の後に溶接を行つて上下ブロツ
ク間のライナ同志を接合し、その後に溶接検査等
を行う。これらの作業は上下の各ブロツクのライ
ナ２同志間の下部のアンカと上部のアンカとの間
に作業空間としての隔間Ｌが有るので容易に作業
できる。これらの作業の後には、コンクリート１
の液がライナ２を型枠のごとく利用して設けられ
てゆく。

上述の実施例によれば、コンクリート格納容器
のライナの現地据付作業において、以下の効果を
得ることができる。

(1) ライナ吊り込み時の変形を抑えることがで
き、ライナ同士の開先合せ及び溶接作業が容易
となる。

(2) ライナをリング状にあるいは大型一体化して
吊り込みが可能となり、建設工期の短縮が計れ
る。

(3) ライナに付加物を取りつけて吊り込みがで
き、作業工数が低減できる。

(4) また、工場におけるライナブロツク間の組み
付け製作して、ライナ及びアンカの製作精度が
向上する。

(5) 更に、ライナブロツクの工場から建設現地ま
での運搬において、ライナが変形してしまうの
をさけることができる。

〔発明の効果〕

特許請求の範囲の第１項に記載の発明によれ
ば、軽量で変形少なくライナブロツクを構成して
吊り込みと合わせ作業を行いやすく、且つライナ
ブロツク間を溶接しやすい構造であるから、ライ
ナ壁面の構築を簡単且つ迅速に行うに好適なライ
ナブロツクを提供出来るという効果が得られる。

特許請求の範囲の第２項に記載の発明によれ
ば、格納容器のライナ構造が、軽量で剛性の高い
ライナブロツクの集合体で構成され、そのライナ
ブロツクの合わせ作業や溶接組み付け作業やその
溶接検査作業がしやすいという作用をもたらすか
ら、格納容器のライナ壁面を簡単且つ迅速に作れ
るという効果を得れる。

特許請求の範囲の第３項に記載の発明によれ
ば、ライナブロツクの合わせ作業や溶接組み付け
作業やその溶接検査作業がしやすくて格納容器の
ライナ壁面を簡単且つ迅速に作れる方法を提供で
きるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による一実施例のコンクリー
ト格納容器のライナアンカ構造の一部の斜視図、
第２図は、従来例のコンクリート格納容器のライ
ナアンカ構造の一部の斜視図、第３図は、従来例
のうちのライナ及びアンカ部のみを示したライナ
アンカ構造のライナブロツクの一部の斜視図、第
４図は、本発明による一実施例のうちライナ及び
アンカ部のみを示したライナアンカ構造のライナ
ブロツクの一部の斜視図、第５図は、本発明によ
る一実施例のうちライナ及びアンカ部のみを示し
たライナアンカ構造のライナブロツクに配管貫通
部ペネトレーシヨンを取りつけた斜視図である。 １……コンクリート、２……ライナ、３ａ，３
ｂ……アンカ、４……配管貫通部ペネトレーシヨ
ン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 鋼製のライナのコンクリートに対向する面に
   縦方向に装備された複数のアンカと水平方向に装
   備された複数の補強リブとを備えたライナブロツ
   クにおいて、前記ライナブロツクの前記ライナの
   上端から下方へずれた位置に最上段の前記補強リ
   ブが装備され、前記ライナブロツクの前記ライナ
   の下端から上方へずれた位置に最下段の前記補強
   リブが装備され、前記最上段と最下段との両補強
   リブの間の領域に限定されて前記アンカが装備さ
   れていることを特徴としたライナブロツク。 ２ 鋼製のライナのコンクリートに対向する面に
   縦方向に装備された複数のアンカと水平方向に装
   備された複数の補強リブとを備えたライナブロツ
   クを複数ブロツク溶接により接続して構成された
   格納容器のライナ構造において、前記ライナブロ
   ツクは、前記ライナブロツクの前記ライナの上端
   から下方へずれた位置に最上段の前記補強リブが
   装備され、前記ライナブロツクの前記ライナの下
   端から上方へずれた位置に最下段の前記補強リブ
   が装備され、前記最上段と最下段との両補強リブ
   の間の領域に限定されて前記アンカが装備されて
   おり、隣接しあう前記各ライナブロツクの前記各
   ライナの周縁端同志は溶接されていることを特徴
   とした格納容器のライナ構造。 ３ 鋼製のライナのコンクリートに対向する面に
   縦方向に装備された複数のアンカと水平方向に装
   備された複数の補強リブとを備えたライナブロツ
   クをライナ壁面構築位置に吊り込んで複数の前記
   ライナブロツクの端部間を溶接接合にて接続して
   ライナ壁面を構成する格納容器のライナ据付方法
   において、前記ライナブロツクの前記ライナの上
   端から下方へずれた位置に最上段の前記補強リブ
   を装備し、前記ライナブロツクの前記ライナの下
   端から上方へずれた位置に最下段の前記補強リブ
   を装備し、前記最上段と最下段との両補強リブの
   間の領域に限定されて前記アンカを装備して前記
   ライナブロツクを構成し、そのライナブロツクの
   複数個間の端部同志を溶接接合して複数の前記ラ
   イナブロツクの一体化物を構成し、その一体化物
   をライナ壁面構築位置に吊り込んで、その吊り込
   んだ前記一体化物の前記ライナの端面と既に吊り
   込み済の前記ライナブロツクの前記ライナの端面
   とを溶接接合することにより前記ライナ壁面を拡
   大構築していくことを特徴とする格納容器のライ
   ナ据付方法。 ４ 特許請求の範囲の第３項において、前記一体
   化物は複数のライナブロツクをリング状に溶接接
   合した環状構造物であることを特徴とする格納容
   器のライナ据付方法。