JPH0584197U - モータの制動装置 - Google Patents

モータの制動装置

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JPH0584197U
JPH0584197U JP022054U JP2205492U JPH0584197U JP H0584197 U JPH0584197 U JP H0584197U JP 022054 U JP022054 U JP 022054U JP 2205492 U JP2205492 U JP 2205492U JP H0584197 U JPH0584197 U JP H0584197U
Authority
JP
Japan
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motor
command value
servo motor
speed control
speed
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Pending
Application number
JP022054U
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English (en)
Inventor
裕 小野
茂 橋田
豊 小泉
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電が発生したときにサーボモータから回生
されるエネルギーを有効に利用して小さな惰走角でサー
ボモータを停止できるモータの制動装置を実現すること
を目的とする。 【構成】 AC電源ラインに停電が発生したときに、サ
ーボモータから回生されるエネルギーで速度制御部を駆
動し、最初は、減衰していく速度指令値を速度制御部に
与えてよりサーボモータを減速動作し、所定の時間だけ
減速動作を行ったところで、今度はモータのコイル両端
をショートして発電制動し、停止に至らせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ACモータ、DCモータ、ダイレクト・ドライブ・モータ等のサー ボモータを緊急停止させるモータの制動装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サーボモータに電力を供給するAC電源ラインに停電が発生した場合、サーボ モータは慣性により瞬時に停止できずに、ある角度だけ回転してしまう。その回 転角は、サーボモータが発生できる最大トルクで停止動作を行う場合の角度の何 倍にもなってしまう。従って、例えば、サーボモータでロボットアームを駆動し ている場合には、ロボットアームがオーバーランして周辺の装置を損傷してしま うことがあり、安全上問題がある。 このため、従来は、停電が発生したときにモータのコイルをショートして発電 制動したり、機械式ブレーキを作動させたりしていた。しかしながら、これらの 手段を用いても、制動動作の遅れや、制動トルクの不足により惰走角は小さくな らない。 慣性で回転しているモータは発電機として作用し、回生エネルギーを発生する 。この回生エネルギーの消費に要する時間が長いため、惰走角が大きくなってし まう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述した問題点を解決するためになされたものであり、停電が発生し たときにサーボモータから回生されるエネルギーを有効に利用して小さな惰走角 でサーボモータを停止できるモータの制動装置を実現することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、 永久磁石を有するサーボモータを制動するモータの制動装置において、 モータの回転速度をフィードバック制御する速度制御部と、 この速度制御部の制御信号に基づいてサーボモータを駆動する駆動回路と、 モータの通常運転時に前記速度制御部に速度指令値を与える指令値付与手段と 、 所定の時定数で減衰する速度指令値を発生する指令値バックアップ手段と、 電力を供給するAC電源ラインを監視していて、このAC電源ラインに停電が 発生したときに、速度制御部に与える速度指令値を前記指令値付与手段から前記 指令値バックアップ手段に切り換える切換手段と、 この切換手段の切換信号の遅延信号を発生する遅延回路と、 AC電源ラインに停電が発生したときに、サーボモータから回生されるエネル ギーを蓄積し、蓄積したエネルギーにより前記速度制御部を駆動する電源コンデ ンサと、 モータの通常運転時は前記駆動回路をサーボモータに接続し、AC電源ライン に停電が発生したときに、最初は接続状態を保持しておいて速度制御部によりサ ーボモータを減速動作し、所定の時間が経過したところで前記遅延信号によって 切り換えられ、サーボモータのコイル両端をショートして発電制動を行うスイッ チと、 を具備したことを特徴とするモータの制動装置である。
【0005】
【作用】
このような本考案では、AC電源ラインに停電が発生したときに、サーボモー タから回生されるエネルギーで速度制御部を駆動し、最初は、減衰していく速度 指令値を速度制御部に与えてよりサーボモータを減速動作し、所定の時間だけ減 速動作を行ったところで、今度はモータのコイル両端をショートして発電制動し 、停止に至らせる。
【0006】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案を説明する。 図1は本考案の一実施例を示した構成図である。 図1において、破線で囲んだ部分がドライバDである。 1はドライバDにより駆動される3相のサーボモータ、2はモータ1の回転角 に比例したパルス数のエンコーダパルスを出力するエンコーダ、3はドライバD の駆動源となったAC電源である。
【0007】 ドライバDにおいて、41はエンコーダパルスのパルス数をカウントしてモー タの実位置を求めるカウンタ、42は外部から与えられた位置指令値とカウンタ 41により求めた実位置の偏差をとる減算器、43は減算器42でとった偏差を もとにモータ1の回転位置をフィードバック制御するための制御信号を出力する 位置制御部、44は位置制御部43が出力する制御信号をデジタル・アナログ変 換するD/A変換器である。 45はエンコーダパルスのパルスレートに比例したアナログ電圧信号を出力す るF/V変換器、46はD/A変換器44からスイッチ47を介して与えられた 速度指令値とF/V変換器45から与えられた速度検出値の偏差をとる減算器、 48は減算器46でとった偏差をもとにモータ1の回転速度をフィードバック制 御するための制御信号を出力する速度制御部である。 49は速度制御部48の制御信号をもとに位相が120°ずつ異なる3相の正 弦波信号を発生する3相正弦波発生回路、50は3相正弦波発生回路49が発生 した3相正弦波信号をもとに3相の励磁電流を生成し、モータ1のコイルに供給 する駆動回路、51は駆動回路50からモータのコイルに励磁電流を供給する信 号線に設けられたスイッチである。スイッチ51は、a接点側に接続されている ときはコイルに励磁電流が供給され、b接点側に接続されているときはコイル両 端がショートされる。 52は切換回路であり、AC電源ラインLに流れる電流を監視し、AC電源ラ インLに停電が発生していないときはスイッチ47をオンにし、停電が発生した ときにスイッチ47をオフにする。53は切換回路52の切換信号を遅延し、こ の遅延信号でスイッチ51を切り換える遅延回路である。54は指令値バックア ップ回路であり、抵抗RとコンデンサCを並列接続して構成されていて、AC電 源ラインLに停電が発生したときにコンデンサCに蓄積しておいたエネルギーに より速度指令値をバックアップする。 55はAC電源3によって流れる交流電流を整流する整流回路、56は整流回 路55の出力段に設けられていて、AC電源ラインが停電したときにモータ1か ら回生されるエネルギーを蓄積する電源コンデンサである。57は制御電源であ り、電源コンデンサ56に接続されていて、停電が発生したときにドライバDの バックアップ電源となる。 なお、サーボモータは3相以外のものであってもよい。
【0008】 このように構成した装置の動作を説明する。 図2は速度制御部48に与えられる速度指令値の変化を示したタイムチャート である。 このタイムチャートにおいて、一定値の速度指令値VCを与えてモータを定速 回転しているときに、時刻t1でAC電源ラインLに停電が発生すると、切換回 路52はAC電源ラインLに流れる電流から停電を検出し、時刻t2でスイッチ 47をオフにする。これにより、指令値バックアップ回路54が速度指令値を与 え、速度指令値VCは(抵抗Rの抵抗値)×(コンデンサCの静電容量)で決ま る時定数で減衰していく。この時定数は、停電によりモータ1を減速させていっ たときにモータ1から回生されるエネルギーと、電源コンデンサ56に蓄積され るエネルギーにより定める。 その後、時間τ2が経過した後に、スイッチ51をa接点側からb接点側に切 り換えてモータのコイル両端を短絡し、発電制動によりモータを停止に至らせる 。 停電が発生してから速度制御部48を動作させる時間はτ1+τ2だけ必要であ る。本考案にかかる装置では、AC電源3を積極的に保持する必要はない。その 理由は、停電が発生してモータを減速させていくときに、次式で与えられるエネ ルギーが電源コンデンサ56に回生されるため、このエネルギーを利用して速度 制御部48を駆動できるからである。また、このエネルギーはスイッチ47,5 1の切り換えにも利用する。 τ1+τ2 τ1+τ2 W=(1/2)Jω2−∫PD(t)dt−∫PM(t)dt 0 0 J:モータの負荷イナーシャ、ω:モータの回転角速度 PD(t):モータのコイルの銅損、PM(t):ドライバの損失
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、AC電源ラインに停電が発生したときに、サーボモータから 回生されるエネルギーで速度制御部を駆動し、最初は、減衰していく速度指令値 を速度制御部に与えてよりサーボモータを減速動作し、所定の時間だけ減速動作 を行ったところで、今度はモータのコイル両端をショートして発電制動し、停止 に至らせる。このように本考案では2段階に制動方式を切り換えてモータを停止 させているため、最初からコイルショートにより回生エネルギーを消費してモー タを停止する従来例に比べて、モータから回生されるエネルギーを有効に利用し て小さな惰走角でサーボモータを停止できる。また、本考案は従来の装置に電源 コンデンサを追加するだけの改良で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した構成図である。
【図2】図1の装置の動作説明用のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 サーボモータ 2 エンコーダ 43 位置制御部 48 速度制御部 50 駆動回路 51 スイッチ 52 切換回路 53 遅延回路 54 指令値バックアップ回路 56 電源コンデンサ L 電源ライン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を有するサーボモータを制動す
    るモータの制動装置において、 モータの回転速度をフィードバック制御する速度制御部
    と、 この速度制御部の制御信号に基づいてサーボモータを駆
    動する駆動回路と、 モータの通常運転時に前記速度制御部に速度指令値を与
    える指令値付与手段と、 所定の時定数で減衰する速度指令値を発生する指令値バ
    ックアップ手段と、 電力を供給するAC電源ラインを監視していて、このA
    C電源ラインに停電が発生したときに、速度制御部に与
    える速度指令値を前記指令値付与手段から前記指令値バ
    ックアップ手段に切り換える切換手段と、 この切換手段の切換信号の遅延信号を発生する遅延回路
    と、 AC電源ラインに停電が発生したときに、サーボモータ
    から回生されるエネルギーを蓄積し、蓄積したエネルギ
    ーにより前記速度制御部を駆動する電源コンデンサと、 モータの通常運転時は前記駆動回路をサーボモータに接
    続し、AC電源ラインに停電が発生したときに、最初は
    接続状態を保持しておいて速度制御部によりサーボモー
    タを減速動作し、所定の時間が経過したところで前記遅
    延信号によって切り換えられ、サーボモータのコイル両
    端をショートして発電制動を行うスイッチと、 を具備したことを特徴とするモータの制動装置。
JP022054U 1992-04-09 1992-04-09 モータの制動装置 Pending JPH0584197U (ja)

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JP022054U JPH0584197U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 モータの制動装置

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JP022054U JPH0584197U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 モータの制動装置

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JPH0584197U true JPH0584197U (ja) 1993-11-12

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ID=12072206

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JP022054U Pending JPH0584197U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 モータの制動装置

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JP (1) JPH0584197U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6315689A (ja) * 1986-07-07 1988-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバ−タ装置の制動回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6315689A (ja) * 1986-07-07 1988-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバ−タ装置の制動回路

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