JPH0583948U - グロメット - Google Patents

グロメット

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JPH0583948U
JPH0583948U JP2158292U JP2158292U JPH0583948U JP H0583948 U JPH0583948 U JP H0583948U JP 2158292 U JP2158292 U JP 2158292U JP 2158292 U JP2158292 U JP 2158292U JP H0583948 U JPH0583948 U JP H0583948U
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JP
Japan
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grommet
tube
annular recess
panel
peripheral surface
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Pending
Application number
JP2158292U
Other languages
English (en)
Inventor
修 石橋
Original Assignee
矢崎総業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメット内部への浸水を防止できると共
に、グロメットに係る構成部品の取付けを容易にでき
る。 【構成】 ワイヤハーネスWを挿通する環状基部21の
外周面にパネルPの取付孔10を挾持するパネル取付用
環状凹部23を設けると共に前記環状基部21内周面に
防水用環状凹部24を設けてなるグロメット本体20
と、前記環状基部21の防水用環状凹部24に嵌入可能
なフランジ部31を先端に有したチューブ30と、前記
フランジ部31を拡径し該フランジ部31により前記防
水用環状凹部24を押圧する嵌合補助部材40とから成
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両等のパネルを貫通させてワイヤハーネスを配索する際に、雨水 等がワイヤハーネスを伝わりパネルを越えて浸水することを防止するグロメット に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のグロメットとして以下のようなものが知られており、これを図 4を用いて説明する。グロメット1は、その外周面に車両等のパネルPの取付孔 10に係合し得る環状凹部1cを有する大径の環状基部1aとワイヤハーネスを 保持する小径の狭小筒部1bとを有し漏斗状をなしている。このようなグロメッ ト1を車両等のパネルPに取付けグロメット1内部への雨水等の浸水を防止する には、まずグロメット1をテープ巻きされたワイヤハーネスWに嵌入する。続い て、グロメット1の狭小筒部1bとワイヤハーネスWにテープTを捲着し狭小筒 部1bの先端を密封する。さらに、そのテープ巻きされたワイヤハーネスWを車 両等のパネルPの取付孔10に挿通すると共にグロメット1の環状凹部1cを取 付孔10に係合する。このようにすると、グロメット1を車両等のパネルPに取 付けでき、さらに雨水等がワイヤハーネスWを伝わってグロメット1の狭小筒部 1b先端からグロメット1内部へ浸水できないようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなグロメット1では、テープ巻きを手作業で行ってい るため、グロメット1の狭小筒部1b先端を密封するためのテープ巻き作業を必 ずしも完全に行えるとは限らず、狭小筒部1bの先端からグロメット1内部へ浸 水を起してしまう虞れがあった。
【0004】 そこで、これを解決したものの一例として図5に示すような実開平3−307 15号公報に示されたものがある。この図において、前述した図4の従来例と同 一ないし均等な部位,部材には図4の符号と同一の符号を付してある。図中、こ の従来のグロメットは、肉厚のゴム製等の保護管5と、この両端に嵌着され車両 等のパネルPの取付孔10に係合されるグロメット本体1と、保護管5とグロメ ット本体1の接続部を密封する熱収縮性チューブ6とで構成されている。なお、 グロメット本体1は前述した従来例のグロメット1と同様な構成をなしている。
【0005】 このような従来のグロメットに係る構成部材を図5に示す2つの車両等のパネ ルPの間に取付けるには、まず熱収縮性チューブ6を遊嵌した保護管5と、その 両端のグロメット本体1にワイヤハーネスWを挿通する。次いで、各グロメット 本体1の狹小筒部1bに保護管5の先端を嵌着し、さらに熱収縮性チューブ6を グロメット本体1へ向って移動しこれを保護管5とグロメット本体1の接続部に 外嵌した後、熱収縮性チューブ6を加熱収縮する。このとき、保護管5とグロメ ット本体1の接続部が熱収縮性チューブ6により密封される。さらに、各グロメ ット本体1のパネル取付用環状凹部1cを各パネルPの取付孔10に係合すると 、この従来のグロメットに係る構成部材の取付けは完了する。
【0006】 このような取付完了状態では、2つのパネルP間が雨水等で濡れた場合でも保 護管5とグロメット本体1の接続部が熱収縮性チューブ6により密封されている ので、雨水等が保護管5及びグロメット本体1の内部に浸水することができない 。
【0007】 しかしながら、このようなグロメットでは、グロメット本体1の狹小筒部1b を保護管5に嵌着した後、これらの接続部に熱収縮性チューブ6を外嵌し、さら に、この熱収縮性チューブ6を加熱して前記接続部を密封しなければならないの で、ワイヤハーネスの配索作業が煩雑になり、その作業性を低下させてしまうと いう問題があった。
【0008】 本考案は上記の点に鑑みなされたもので、車両等のパネルの取付孔に係合され たグロメットを挿通してワイヤハーネスを配索する際、グロメット内部への雨水 等の浸水を防止でき、しかもワイヤハーネスの配索作業性を向上できるグロメッ トの構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案では、ワイヤハーネスを挿通する環状基部の 外周面にパネルの取付孔を挾持するパネル取付用環状凹部を設けると共に前記環 状基部内周面に防水用環状凹部を設けてなるグロメット本体と、前記環状基部の 防水用環状凹部に嵌入可能なフランジ部を先端に有したチューブと、前記フラン ジ部を拡径し該フランジ部により前記防水用環状凹部を押圧する嵌合補助部材と から成ることとした。
【0010】
【作用】
グロメット本体の環状凹部をパネルの取付孔に係合する。次にチューブのフラ ンジ部に嵌合補助部材を縮径して嵌装し、さらに、この嵌合補助部材を嵌装した チューブのフランジ部を縮径してグロメットの防水用環状凹部に嵌入する。この とき、嵌合補助部材の付勢力によりチューブのフランジ部が拡径され、そのフラ ンジ部をグロメット本体の防水用環状凹部に密着できる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1及び図2は、本考案にかかるグロメットの一実施例を示す。図中、グロメ ットG1 は、ワイヤハーネスWを保持し車両等のパネルPに固定する2つのグロ メット本体20と、この2つのグロメット本体20間を連結するチューブ30と 、グロメット本体20とチューブ30を固定する嵌合補助部材としてのコイル状 バネ40とから成る。
【0013】 グロメット本体20は大径の環状基部21と、この環状基部21を縮径し環状 基部21に一体的に結合された小径の狭小筒部22とから成り、ゴム等の弾性材 により成形される。
【0014】 環状基部21は、その外周面に車両等のパネルPの取付孔10に係合し得るパ ネル取付用環状凹部23を設け、またこの環状凹部23と環状基部21先端の間 の内周面に、後述するチューブ30のフランジ部31が嵌合し得る防水用環状凹 部24を設けている。
【0015】 チューブ30は、その両端にチューブ30の外周面から外方へ突設されたフラ ンジ部31を有し、これらのフランジ部31の内周面にコイル状バネ40が嵌合 され得る環状凹部32を設けている。なお、チューブ30はグロメット本体20 と同様にゴム等の弾性材により成形される。
【0016】 嵌合補助部材としてのコイル状バネ40は、ほぼ1巻きの螺旋状の弾性部材で 成形され、チューブ30のフランジ部31の環状凹部32に嵌入可能であり、か つフランジ部31を外方へ拡径できるように、コイル状バネ40の外径をフラン ジ部31の環状凹部32の内周面の径よりも少し大きくしてある。
【0017】 このようなグロメットG1 に係る構成部材を車両等のパネルPに取付けるには 、予めチューブ30のフランジ部31の防水用環状凹部32に、コイル状バネ4 0をその外周面を押圧し縮径しながら嵌装しておき、次いでこのコイル状バネ4 0を嵌装したチューブ30と、その両端に2つのグロメット本体20を配置しこ れらをワイヤハーネスWで挿通する。次いで各グロメット本体20の基部21の 外周面のパネル取付用環状凹部23をパネルPの取付孔10に係合する。さらに チューブ30のフランジ部31の外周面を押圧し縮径しながらグロメット環状基 部21の防水用環状凹部24に嵌入する。このとき、チューブ30のフランジ部 31の外径が、コイル状バネ40の径方向に作用する付勢力により拡大され、フ ランジ部31の外周面がグロメット基部21の内周面の防水用環状凹部24に密 着すると、グロメットG1 に係る構成部材のパネルPへの取付けは完了する。
【0018】 このようにチューブ30とグロメット本体20を連結する際、単にチューブ3 0のフランジ部31を押圧し縮径しながらグロメット本体20の防水用環状凹部 24に嵌入、連結できるので、ワイヤハーネスWの配索作業を容易にし、作業性 を向上することができる。
【0019】 また取付けを完了した状態では、チューブ30の各フランジ31の外周面がグ ロメット環状基部21の防水用環状凹部24に密着しているので、チューブ30 の外周面が雨水等で濡れた場合、雨水等がグロメット本体20の内部に浸水する ようなことはない。さらに、コイル状バネ40の付勢力によりグロメット環状基 部21の内周面に径方向に圧力が作用するため、グロメット本体20とパネルP の取付孔10との係合を強固にすることができる。
【0020】 図3には本考案に係るグロメットの他の実施例を示してある。この図において 、図1のグロメットG1 を構成する部材と同様な部材には図1の符号と同一の符 号を付す。図3において、図3のグロメットG2 が図1のグロメットG1 と相異 するところは、チューブ50の長さを長めにしてチューブ50の一端にのみフラ ンジ部51を設けたことである。その他の構成部材については前述した図1の場 合と同様である。
【0021】 従って、このようなグロメットG2 に係る構成部材を車両等のパネルPに取付 けると、フランジ部51を有するチューブ50の一端が、パネルPに取付けられ たグロメット本体20に固定されるが、チューブ50の他端が拘束されない開放 端52になっており、しかもチューブ50が長目であるので、チューブ50の開 放端52が下方へ垂下するようになる。
【0022】 このため、チューブ50の外周面やチューブ50の開放端52付近のワイヤハ ーネスWが雨水等により濡れた場合、雨水等がチューブ50内のワイヤハーネス Wを伝わって上昇せず、また雨水等がチューブ50上部のグロメット本体20ま で吹き上ることがないので、さらに前述した図1の実施例の作用と同様にチュー ブ50のフランジ部51の外周面がグロメット環状基部21の防水用環状凹部2 4に密着してチューブ50外周面からグロメット本体20内部まで浸水できない ので、グロメット本体20内部が雨水等により濡らされることはない。
【0023】 さらに、図3の実施例では、前述した図1の実施例の場合と同様な作用効果も 併わせ有する。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、チューブのフランジ部に嵌合補助部材を 縮径して嵌装でき、さらに、この嵌合補助部材を嵌装したチューブのフランジ部 を縮径してグロメットの防水用環状凹部に嵌入できるので、ワイヤハーネスの配 索作業を容易にし、作業性を向上できる。
【0025】 また、チューブのフランジ部をグロメット本体の防水用環状凹部に嵌入した状 態では、嵌合補助部材の付勢力によりチューブのフランジ部をグロメット本体の 防水用環状凹部に密着できるので、雨水等がチューブ外周面からチューブのフラ ンジ部とグロメット本体の防水用環状凹部との隙間を通ってグロメット内部へ浸 水することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るグロメットの一実施例を示し、要
部を断面した組立側面図である。
【図2】図1のグロメットに係る構成部材の一部を破断
した分解斜視図である。
【図3】本考案に係るグロメットの他の実施例を示す組
立断面図である。
【図4】従来のグロメットの一例を示す側面図である。
【図5】従来のグロメットの他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 取付孔 20 グロメット本体 21 環状基部 22 狭小筒部 23 パネル取付用環状凹部 24 防水用環状凹部 30,50 チューブ 31,51 フランジ部 32,53 環状凹部 40 嵌合補助部材(コイル状バネ) G1 ,G2 グロメット P パネル W ワイヤハーネス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを挿通する環状基部の外
    周面にパネルの取付孔を挾持するパネル取付用環状凹部
    を設けると共に前記環状基部内周面に防水用環状凹部を
    設けてなるグロメット本体と、前記環状基部の防水用環
    状凹部に嵌入可能なフランジ部を先端に有したチューブ
    と、前記フランジ部を拡径し該フランジ部により前記防
    水用環状凹部を押圧する嵌合補助部材とから成ることを
    特徴とするグロメット。
JP2158292U 1992-04-08 1992-04-08 グロメット Pending JPH0583948U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2158292U JPH0583948U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 グロメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2158292U JPH0583948U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 グロメット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0583948U true JPH0583948U (ja) 1993-11-12

Family

ID=12059034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2158292U Pending JPH0583948U (ja) 1992-04-08 1992-04-08 グロメット

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JP (1) JPH0583948U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011244642A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用のグロメット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011244642A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用のグロメット

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