JPH0583765U - パターン分割露光装置 - Google Patents

パターン分割露光装置

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JPH0583765U
JPH0583765U JP3073792U JP3073792U JPH0583765U JP H0583765 U JPH0583765 U JP H0583765U JP 3073792 U JP3073792 U JP 3073792U JP 3073792 U JP3073792 U JP 3073792U JP H0583765 U JPH0583765 U JP H0583765U
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pattern
photomask
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Pending
Application number
JP3073792U
Other languages
English (en)
Inventor
大輔 寒河江
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークに対して複数のフォトマスクを利用し
て分割露光する際における重複部分の露光オーバを防止
することを可能にしたパターン分割露光装置を得る。 【構成】 ワーク8に露光するパターンを分割し、分割
した各パターンをそれぞれ形成した複数枚のフォトマス
ク5に、隣接するフォトマスクのパターンと重複するパ
ターン重複部を設けるとともに、このフォトマスクに重
ねられてそのパターン重複部の光量を低減させるフィル
タ6を有している。このフィルタ6はパターン重複部の
光量をテーパ状に低減させる濃度特性を有することが好
ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は露光装置に関し、特に投影パターンを複数パターンに分割して露光を 行うパターン分割露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
所要のパターンを露光する対象としてのワークがフォトマスクに比較して大き な場合、或いはパターンを縮小露光する際に用いるフォトマスクのパターン精度 を高精度に形成することが難しいような場合、従来ではパターンを複数個に分割 し、各分割パターンをそれぞれ別のフォトマスクに形成し、これらフォトマスク を順次ワーク上に露光する分割露光が行われる。図7はこの分割露光を説明する ための概念図であり、方形をしたワーク8に対して4分割したパターンを露光す る場合を示している。即ち、露光しようとするパターンを4つの枡目状に分割し てそれぞれのパターンを有するフォトマスク5A〜5Dを形成し、各フォトマス ク5A〜5Dをそれぞれ独立に用いてワーク8の対応領域に露光を行っている。 この場合、分割したパターンの境界部でパターン露光が行われないことを回避 するために、各パターンをある程度重複したパターンに形成し、この重複部分Y を重複して露光することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように、分割したパターンの境界部では、各フォトマスクのパターンが一 部重複されるため、この重複部分Yでは2回或いはそれ以上の露光が行われるこ とになる。このため、重複部分が露光オーバとなり、パターンの痩せや太りが生 じる等、パターン欠陥が発生し易いものとなっている。 本考案の目的は、重複部分の露光オーバを防止することを可能にしたパターン 分割露光装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案のパターン分割露光装置は、ワークに露光するパターンを分割した各パ ターンをそれぞれ形成したフォトマスクに、隣接するフォトマスクのパターンと 重複するパターン重複部を設けるとともに、このフォトマスクに重ねられてその パターン重複部の光量を低減させるフィルタを有している。 この場合、フィルタはパターン重複部の光量をテーパ状に低減させる濃度特性 を有することが好ましい。
【0005】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実施例の光 学系の構成図である。同図において、1は光源、2は光源1からの光を集光する 反射鏡、3は反射鏡2で集光された光を均一化するフライアイレンズ、4はフラ イアイレンズ3を透過した光を集光するコンデンサレンズ、5は所要のパターン が形成されたフォトマスク、6はフォトマスク5を透過した光の光度分布を調整 するためのフィルタ、7はフィルタ6を透過した光を拡大、或いは縮小して結像 させるための投影レンズ、8はプリント基板素材等のように表面に感光材が塗布 され、この表面に前記投影レンズ7によってフォトマスク5のパターンが投影さ れるワークである。
【0006】 ここで、前記フォトマスク5は、図2に示すように、ワーク8に露光すべきパ ターンをA〜Dの枡目状の領域に4分割し、各分割したパターンをそれぞれ形成 した4枚組のものとして構成されるものとする。そして、図3に4枚のフォトマ スク5A〜5Dを示すように、各フォトマスクは隣接するフォトマスクとの境界 部にそれぞれ隣接する部分と重なる同一のパターンを形成したパターン重複部Y が設けられている。 一方、前記フィルタ6は、図4(a)のように円環状をした外枠12に保持さ れた円形枠11に支持されており、外枠12に対して光軸回りに90度単位で回 転位置が変化できるように構成される。このフィルタ6は透明板材で構成されて その光透過率は100%に近いものとされているが、その隣接する2辺には、図 4(b)に(a)のX−X′断面における濃度特性を示すようにテーパ状の濃度 勾配を有する有効濃度領域6Yを形成している。
【0007】 この構成によれば、4枚のフォトマスク5A〜5Dを順次図1の投影露光系に よりワーク8に投影露光するが、この際に図4(a)の円形枠11を回動させな がら各フォトマスク5A〜5Dに対応してフィルタ6の回転位置を変化させ、各 フォトマスク5A〜5Dに設けたパターン重複部Yがフィルタ6の有効濃度領域 6Yと重なるように設定している。したがって、ワーク8における投影露光量は 、フォトマスクのパターン重複部Yではフィルタ6の有効濃度領域6Yによって テーパ状に低減される特性となる。このため、他のフォトマスクでの露光を行っ たときに、図4(b)に仮想線で示すように、それぞれのパターン重複部が重ね られると、低減された露光量が相加されるため、結果として他の領域と同じ露光 量となる。これにより、パターン重複部Yでの露光オーバが防止され、パターン の痩せや太り等のパターン欠陥の発生を防止する。
【0008】 ここで、有効濃度領域6Yは濃度分布をテーパ状としているため、隣接フォト マスクとのパターン重複部に露光量の急峻な段差が生じることがなく、パターン の局部的な痩せや太りも防止できる。 尚、ワークの中心部におけるパターン重複部は計4回露光されることになるた め、フィルタの該当部分の濃度は他の有効濃度領域の濃度よりも略2倍の濃度に 形成しておくことになる。 又、この実施例ではフィルタを光軸回りに回転させているが、その代わりに、 フォトマスクとワークを一体的に回転させながら順次露光を行うようにしてもよ い。 或いは、フォトマスクのパターン重複部にのみ所要の濃度分布特性に形成した 細長いフィルタを形成し、このフィルタをフォトマスクの対応する位置に進退さ せるように露光装置を構成してもよい。
【0009】 ここで、図5のように、例えばパターンをA〜Iのように9分割するような場 合には、中心部、辺部、角部でそれぞれ重複部分が相違するため、図6のように 3種類のフィルタ6A,6B,6Cを用意しておき、これらを交換しながら露光 を行うようにすればよい。 更に、本考案はフォトマスクをワークに密着させる密着露光を行う場合、或い はスリットで走査を行いながら露光を行う場合にも、フォトマスクに前記したよ うなフィルタを重ねることでパターン重複部の露光オーバを防止した露光が可能 となる。 尚、前記各実施例では複数に分割したパターンをそれぞれ異なるフォトマスク に形成した例を示しているが、1枚のフォトマスクに複数の分割したパターンを 形成した場合でも同様に適用することができる。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、分割パターンを形成したフォトマスクに、隣接 するフォトマスクのパターンと重複するパターン重複部を設けるとともに、この フォトマスクに重ねられてそのパターン重複部の光量を低減させるフィルタを有 しているので、パターンを分割露光した場合に境界部でのパターン欠陥を未然に 防止することができる効果がある。又、フィルタはパターン重複部の光量をテー パ状に低減させる濃度特性とすることで、隣接パターンとの境界部の局部におけ るパターン欠陥をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の光学系の構成図である。
【図2】フォトマスクを4分割露光する際のパターン面
を示す図である。
【図3】4分割露光に用いられるフォトマスクの平面図
である。
【図4】フィルタの構成を示す図と、そのX−X′線に
沿う濃度分布図である。
【図5】フォトマスクを9分割露光する際のパターン面
を示す図である。
【図6】9分割露光に用いられるフィルタの平面図であ
る。
【図7】分割露光の概念を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 5,5A〜5D フォトマスク 6,6A〜6C フィルタ 6Y 有効濃度領域 Y パターン重複部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに露光するパターンを複数に分割
    し、分割した各パターンをそれぞれ形成したフォトマス
    クを用いて露光を行うパターン分割露光装置において、
    前記フォトマスクには隣接するフォトマスクのパターン
    と重複するパターン重複部を設けるとともに、このフォ
    トマスクに重ねられてそのパターン重複部の光量を低減
    させるフィルタを有することを特徴とするパターン分割
    露光装置。
  2. 【請求項2】 フィルタはパターン重複部の光量をテー
    パ状に低減させる濃度特性を有する請求項1のパターン
    分割露光装置。
JP3073792U 1992-04-10 1992-04-10 パターン分割露光装置 Pending JPH0583765U (ja)

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JP3073792U JPH0583765U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 パターン分割露光装置

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JP3073792U JPH0583765U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 パターン分割露光装置

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JPH0583765U true JPH0583765U (ja) 1993-11-12

Family

ID=12311990

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JP3073792U Pending JPH0583765U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 パターン分割露光装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101120386B1 (ko) * 2003-11-05 2012-02-24 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 방현 필름 및 화상 표시 장치

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101120386B1 (ko) * 2003-11-05 2012-02-24 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 방현 필름 및 화상 표시 장치

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