JPH0583758U - 写真感光材料収納マガジン - Google Patents

写真感光材料収納マガジン

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JPH0583758U
JPH0583758U JP2267392U JP2267392U JPH0583758U JP H0583758 U JPH0583758 U JP H0583758U JP 2267392 U JP2267392 U JP 2267392U JP 2267392 U JP2267392 U JP 2267392U JP H0583758 U JPH0583758 U JP H0583758U
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JP
Japan
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magazine
sensitive material
photographic light
photosensitive material
photographic
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Pending
Application number
JP2267392U
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English (en)
Inventor
啓二 山口
仁 大久保
Original Assignee
コニカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタ内での詰まりの発生がなく、スムー
ズなプリント作業が行え、かつ、写真感光材料の浪費を
最小限に抑えることが出来る写真感光材料収納マガジン
を提供することである。 【構成】 写真感光材料が収納されてなるマガジンであ
って、前記写真感光材料の先端部がマガジンのスリット
口から引き出され、折り曲げられてなり、前記スリット
口から引き出された部分の長さLが 1/2X≦L≦X (但し、Xは1枚のプリント長) の式を満足するように構成されたものである写真感光材
料収納マガジン。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリンタに写真感光材料を供給する際に使用される写真感光材料収 納マガジンに関するものである。
【0002】
【考案の背景】
従来、プリンタ内への写真感光材料の装填は、長尺状のものが収納されたマガ ジンを装填することによって行われ、このマガジンから写真感光材料が引き出さ れ、所定の焼き付け操作等は長いままで行われ、最終段階で1枚ずつにカットさ れ、これがユーザーに手渡されている。
【0003】 しかし、上記のプリンタは処理が迅速に行われるといった特長を有するものの 、搬送には最低限度の長さ(約50〜100cm)が必要であり、プリントがこ の長さに満たない場合にはロスが大きいといった問題があった。 ところで、最近のミニラボの普及に伴い、焼き付け操作も従来行われていた大 量処理から各小売店ごとの小ロット処理に移行し、この小ロット処理に適応した プリンタ機種が増加する傾向にある。これは、小ロット対応のプリンタ機種では 1枚毎にカットされて搬送されるのでプリント時の写真感光材料のロスはなくな り、小売店での焼き付け処理に適しているからである。
【0004】 そして、小ロット対応プリンタ機種に写真感光材料を装填する場合においても 、大型タイプの場合と同様に、暗室を使用せずともプリンタに装填出来る写真感 光材料収納マガジンが用いられている。 しかしながら、このような場合においては、従来の場合と異なった新たな問題 点が起きるに至った。即ち、プリンタでの作業中に写真感光材料の詰まり等の走 行不良が起きていた。
【0005】
【考案の開示】 前記の問題点に対する研究が本考案者によって鋭意押し進められて行った結果 、走行不良の問題は写真感光材料に形成されていた折曲部がプリンタのガイド部 に引っ掛かることによるものであることが分かって来た。 そして、更に研究が鋭意押し進められて行った結果、マガジンのスリット口か ら引き出されている部分の長さLが 1/2X≦L (但し、Xは搬送方向のプリント1枚の長さ) を満たすものであれば、プリンタ内での詰まり等が発生しないことが分かって来 た。尚、引き出されている部分の長さLは1/2X以上であれば良いのであるが 、長すぎた場合には写真感光材料がそれだけ無駄になるからL≦Xであれば良い 。
【0006】 このような知見に基づいて本考案が達成されたものであり、本考案の目的は、 プリンタ内での詰まりの発生がなく、スムーズなプリント作業が行え、かつ、写 真感光材料の浪費を最小限に抑えることが出来る写真感光材料収納マガジンを提 供することである。 この本考案の目的は、写真感光材料が収納されてなるマガジンであって、前記 写真感光材料の先端部がマガジンのスリット口から引き出され、折り曲げられて なり、前記スリット口から引き出された部分の長さLが 1/2X≦L≦X (但し、Xは搬送方向のプリント1枚の長さ) の式を満足するように構成されたものであることを特徴とする写真感光材料収納 マガジンによって達成される。
【0007】 即ち、スリット口から引き出された部分の長さLを従来のものよりも比較的長 めにしたので、折り曲げ部が形成されていても、プリンタ内のガイド部をスムー ズに通過できるようになり、詰まりが発生しなくなった。しかも、ロスになる長 さは少ないように設定されており、写真感光材料の無駄も少なくなる。 尚、マガジンのスリット口から引き出された部分の長さLは 0. 7X≦L≦0.9X(但し、Xは搬送方向のプリント1枚の長さ) であることがより好ましい。
【0008】 写真感光材料収納マガジンの構成素材には格別なる制限がなくても良いが、B またはEフルートの段ボールであれば加工性は良く、写真感光材料が収納される マガジンの組み立てに要求される精度が確保され、しかも作業性にも問題がなく 、又、このBまたはEフルートの段ボールのライナーの坪量が約170〜270 g/m2 であり、中芯は坪量が約120〜270g/m2 のものである場合は写 真感光材料収納マガジンの材料として好都合である。
【0009】 又、表面サイズ剤としてカルボキシル変性ポリビニルアルコールが用いられた 段ボールであることが好ましい。すなわち、カルボキシル変性ポリビニルアルコ ールを表面サイズ剤として用いたものは、貼着した粘着テープを剥がしても表面 層が剥ぎ取られることがなく、粘着テープのみが剥げるようになり、従って厚み が薄くなって遮光性の低下が起きない。又、カルボキシル変性ポリビニルアルコ ールで表面が処理されていることにより、プレス打ち抜き手段で打ち抜いたりし ても、その端面に紙粉の発生やケバ立ちといったことが起きにくいものであり、 従ってマガジンのスリットから写真感光材料を引き出しても、写真感光材料の表 面に傷付きが起きないのである。さらには、写真感光材料の包装材には資源の有 効利用の観点から各種の材料がリサイクルされるようになって来ており、この為 リグニンやS化合物のように写真感光材料に対して悪影響(例えば、カブリ)を 及ぼす物質が混入されているものを完全に避けることは実に困難であるものの、 カルボキシル変性ポリビニルアルコールで表面が処理されていると、このものは リグニンやS化合物に対するバリヤー性が高いことから前記の問題が支障のない ものとなり、つまりリグニンやS化合物が混入されている古紙を用いても差し支 えなく、資源の有効利用が図られるようにもなる。尚、カルボキシル変性ポリビ ニルアルコールの塗布量は、カルボキシル変性ポリビニルアルコールの固形分が 約0.1〜10g/m2 、望ましくは0.2〜1.0g/m2 程度であることが 好ましい。
【0010】 又、写真感光材料収納マガジンの構成材料である段ボールの紙材には脱墨処理 されていない紙が用いられていることが好ましく、例えば段ボールのライナーに 脱墨処理されていない紙を用いたり、又、中芯に脱墨処理されていない紙を用い たり、さらにはいずれにも脱墨処理されていない紙を用いたりすることが好まし い。尚、脱墨処理されていないとは、反射視覚濃度が0.20(コニカ(株)製 のPDA65による)以上のものであれば良く、反射視覚濃度が0.30以上の ものであれば一層好ましい。例えば、漂白紙や脱墨処理していない新聞紙などを 原材料としてライナーや中芯を製造し、これで構成した段ボールより収納マガジ ンを製作すれば良い。尚、脱墨処理していない新聞紙のみを原材料とするのでは なく、例えば針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パルプといった木 材パルプを成分とする天然パルプが混入されていても良い。そして、これらの原 料をクラフト法やサルファイト法を用いて製造したものでも良く、又、漂白ある いは未漂白のいずれのものでも良く、さらにはこれらのみを成分とした層を貼合 わせたり抄合わせたものでも良い。又、カチオン化澱粉、カチオン化ポリアクリ ルアミド、アニオン化ポリアクリルアミド、ゼラチン等の乾燥紙力増強剤、メラ ミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂などの湿潤紙力増強剤、脂肪酸 塩、ロジン誘導体、ジアルキルケテンダイマー乳化物、石油樹脂エマルジョン、 スチレン−無水マレイン酸共重合体アルキルエステルのアンモニウム塩などのサ イズ剤、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン等の顔 料、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等の多価金属塩、カチオン化澱粉など のカチオン変性ポリマー、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、塩酸などのpH調節剤など の各種の添加物が添加されても良い。
【0011】 以下、実施例によって本考案を具体的に説明する。
【0012】
【実施例】
図1〜図6は本考案に係る写真感光材料が収納されてなるマガジンの一実施例 を示すもので、図1はマガジン内装体の組立段階の説明図、図2はマガジン内装 体の組立後の斜視図、図3はマガジン外装体の展開図、図4はマガジン外装体の 斜視図、図5はマガジン外装体にマガジン内装体を装填している段階での説明図 、図6はマガジンの斜視図である。
【0013】 各図中、1は、段ボールシートを所定の形状に打ち抜くことにより形成された マガジン内装体紙である。尚、この打ち抜き工程時に、同時に点線で示すライン に折り目が形成されている。更に、このマガジン内装体紙1の所定の位置にはテ レンプリボン2,3が接着されており、ロール状の写真感光材料4が軸受4a, 4bを用いて支承収納され、図2に示す如くのマガジン内装体5に組み立てられ る。
【0014】 そして、ロール状の写真感光材料4の引き出し口となるスリット口6の部分に テレンプリボン2,3が存在することにより、スリット口6からの光の侵入を防 止するように構成されている。 尚、このマガジン内装体紙1には、図1からも明白な様に糊代部分が設けられ ておらず、従って、マガジン内装体紙1からマガジン内装体4を組み立てるに際 して、テレンプリボン2を取り付けた三角形構成の部分を除けば糊付けの必要が なく、折り畳むだけで図2に示されるマガジン内装体4が得られるのである。
【0015】 11は、段ボールシートを図3に示す如く所定の形状に打ち抜いて形成された マガジン外装体紙である。尚、この打ち抜き工程時に、同時に点線で示すライン に折り目が形成されている。 そして、このマガジン外装体紙11の糊代部分11aに糊を付けて接合する他 は各部を互いに嵌め合わせることにより、図4に示されるマガジン外装体12が 得られるのである。
【0016】 そして、図5に示される如く、ロール状の写真感光材料4が軸受4a,4bを 用いて支承収納されたマガジン内装体5をマガジン外装体12に装填することに より、図6に示される如くの写真感光材料収納マガジンAが得られる。 ここで、図6に示す如く、スリット口6から引き出されたリーダー部4Rの長 さLは 1/2X≦L≦X (但し、Xは搬送方向のプリント1枚の長さ) の式を満足するように調整されている。本実施例では、プリント長が120mm である場合、具体的には約84mm〜108mmの程度に設定されている。
【0017】 そして、上記のように構成させた写真感光材料収納マガジンに写真感光材料( コニカQAペーパー、82mm×85m)を内装した段ボール製マガジンをプリ ンタ(コニカ製 )に装填し、プリント作業を行ったので、その結果 を表−1に示す。 表−1 処理条件 L(mm) 詰まり発生件数 サーモなし 100 0/10 本考案 55℃ドライ 5日間 100 0/10 本考案 45℃ドライ20日間 100 0/10 本考案 サーモなし 90 0/10 本考案 55℃ドライ 5日間 90 0/10 本考案 45℃ドライ20日間 90 0/10 本考案 サーモなし 50 1/10 比較例 55℃ドライ 5日間 50 2/10 比較例 45℃ドライ20日間 50 2/10 比較例 サーモなし 30 4/10 比較例 55℃ドライ 5日間 30 6/10 比較例 45℃ドライ20日間 30 5/10 比較例 これによれば、本考案に係る写真感材収納マガジンが用いられた場合には、プ リンタ内での詰まりは全く発生せず、効率良く作業が行え、又、写真感光材料の ロスも最小限に抑えることができるといった特長を奏す。
【0018】
【効果】
本考案に係る写真感材収納マガジンは、プリンタ内での詰まりが発生せず、効 率良くプリント作業が行え、又、写真感光材料の無駄がなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】マガジン内装体の組立段階の説明図である。
【図2】マガジン内装体の組立後の斜視図である。
【図3】マガジン外装体の展開図である。
【図4】マガジン外装体の斜視図である。
【図5】マガジン外装体にマガジン内装体を装填してい
る段階での説明図である。
【図6】マガジンの斜視図である。
【符号の説明】
A 写真感光材料収納マガジン 4 写真感光材料 4R リーダー部 5 マガジン内装体 6 スリット口 12 マガジン外装体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真感光材料が収納されてなるマガジン
    であって、前記写真感光材料の先端部がマガジンのスリ
    ット口から引き出され、折り曲げられてなり、前記スリ
    ット口から引き出された部分の長さLが 1/2X≦L≦X (但し、Xは1枚のプリント長) の式を満足するように構成されたものであることを特徴
    とする写真感光材料収納マガジン。
JP2267392U 1992-04-10 1992-04-10 写真感光材料収納マガジン Pending JPH0583758U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6214648A (ja) * 1985-07-12 1987-01-23 アグフア・ゲヴエルト・ナ−ムロゼ・ベンノ−トチヤツプ 写真フイルム包装体
JPS63124049A (ja) * 1986-11-14 1988-05-27 Fuji Photo Film Co Ltd 感光材料用マガジン
JPH03160433A (ja) * 1989-11-20 1991-07-10 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性帯材容器

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