JPH0583668A - ビデオデイスク再生装置 - Google Patents

ビデオデイスク再生装置

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JPH0583668A
JPH0583668A JP2405653A JP40565390A JPH0583668A JP H0583668 A JPH0583668 A JP H0583668A JP 2405653 A JP2405653 A JP 2405653A JP 40565390 A JP40565390 A JP 40565390A JP H0583668 A JPH0583668 A JP H0583668A
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JP
Japan
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signal
jitter component
optical head
time axis
video disk
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Pending
Application number
JP2405653A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Matsui
勉 松井
Shinichi Kitahara
晋一 北原
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] ジッタ成分を十分に圧縮できて画質を高める
ことができるビデオディスク再生装置を提供する。 [構成] ラインメモリ部9を利用した第1の時間軸補
正構成(デジタルTBC回路)を設ける。この第1の時
間軸補正構成で圧縮できないジッタ成分を押さえるた
め、以下の第2の時間軸補正構成を設ける。スライダ1
に搭載するヘッドアクチュエータとして、ディスク2の
周方向の制御を行なうことができる3軸制御構成のもの
を適用する。検出されたジッタ成分(ローパスフィルタ
33の出力)に応じて、3軸ヘッドアクチュエータがデ
ィスク2の周方向の制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオディスク再生装置
に関し、例えば高品位テレビジョン信号用の装置に適用
し得るものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ビデオディスク再生装置
においては、所定のトラックにレーザビームを照射でき
るようにトラッキングサーボ構成を備えており、また、
照射スポット径が適切になるようにフォーカシングサー
ボ構成を備えている。さらにモータの回転を所定速度に
なるようにスピンドルサーボ構成が設けられている。
【0003】しかし、このような構成を設けても、ピッ
クアップした記録信号にジッタが生じることを避け得な
い。
【0004】当初のビデオディスク再生装置において
は、かかるジッタ成分を除去するように3軸光ヘッドア
クチュエータを適用していた。すなわち、トラッキング
エラーに応じてディスク径方向にレーザビームの照射位
置を制御でき、フォーカシングエラーに応じてディスク
垂直方向にレーザビームの照射位置を制御でき、検出ジ
ッタに応じてトラック長手方向(ディスク周方向)にレ
ーザビームの照射位置を制御できる3軸光ヘッドアクチ
ュエータを用いて、ジッタ成分の除去制御をも行なって
いた。
【0005】しかしながら、アクチュエータ構成の複雑
化やメモリの低廉化やデジタル技術の発達に伴い、最近
のビデオディスク再生装置においては、再生信号をその
時間軸変動を有するクロック信号に基づいてメモリに書
き込み、そのメモリから時間軸変動がないクロック信号
に基づいて信号を読出すことにより、ジッタ成分を除去
する方法が採用されるようになっている。すなわち、デ
ジタルTBC回路(時間軸補正回路)によってジッタ成
分を除去するようになっている。従って、光ヘッドアク
チュエータとしては、トラッキングエラー及びフォーカ
シングエラーに応じてディスク垂直方向にレーザビーム
の照射位置を制御できる2軸のものが適用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2軸光ヘッ
ドアクチュエータを用いた場合に生じるジッタ成分の原
因としては、ビデオディスク自体のダイナミックレンジ
の劣化やモータ自体のダイナミックレンジやモータ自体
のコギングやメカシャーシ自体の剛性劣化やメカシャー
シ自体の固有振動数の存在等が挙げられる。そして、こ
れらの原因によって、ビデオディスクの回転数に応じた
基本周波数及びその高調波周波数、並びに、メカシャー
シ自体の固有振動数に大きなスペクトラム振幅レベルを
とるジッタ成分が生じる。
【0007】従って、デジタルTBC回路は、このよう
な周波数のジッタ成分を圧縮できる特性を有することが
望まれる。
【0008】しかしながら、高品位テレビジョン信号の
ベースバンド記録方式によるビデオディスクを再生する
ビデオディスク再生装置や、高品位テレビジョン信号に
対する多重サブサンプル伝送信号の一種であるいわゆる
MUSE信号を記録しているビデオディスクを再生する
ビデオディスク再生装置におけるデジタルTBC回路に
おいては、上述した周波数特性を有するジッタ成分を十
分にサーボ圧縮できないという問題がある。
【0009】これら再生装置によってビデオディスクか
らピックアップされたビデオ信号は、それ自体が広帯域
のものであるため、デジタルTBC回路によるジッタ成
分の圧縮帯域も広いことが求められる。しかし、現時点
でのデジタルTBC回路の実用化技術では圧縮できない
周波数の大きなスペクトラム振幅レベルのジッタ成分も
生じている。
【0010】図4は、MUSE信号を記録したビデオデ
ィスクからピックアップした信号におけるジッタ成分の
スペクトラムを示すものである。この図4において、線
C1はデジタルTBC回路における圧縮伝達特性を示す
ものであり、ビデオディスクの回転数に応じた基本周波
数及びその高調波周波数のジッタ成分を除去できること
を示している。しかしながら、モータ回転によって発生
するメカシャーシ自体の固有振動数によるジッタ成分Z
1は、圧縮伝達特性C1を越えて生じることがあり、こ
のジッタ成分Z1を十分に圧縮することはできない。
【0011】すなわち、上述したように、デジタルTB
C回路によるだけでは圧縮し切れずにジッタ成分が残る
ことが生じ、画質を劣化させていた。特に、高品位テレ
ビジョン信号に係るビデオディスクの場合には、高画質
化に対するユーザの要求が高いため、かかる問題は大き
い。
【0012】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
ので、ジッタ成分を十分に圧縮できて画質を高めること
ができるビデオディスク再生装置を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、ビデオディスクから記録信号を
ピックアップする光ヘッドと、光ヘッドによるビデオデ
ィスクのレーザビームの照射位置を、ビデオディスクの
径方向、周方向及び垂直方向に制御する3軸光ヘッドア
クチュエータと、ピックアップされた記録信号における
ジッタ成分を検出するジッタ検出手段と、検出されたジ
ッタ成分に応じて、上記3軸光ヘッドアクチュエータを
制御して光ヘッドによるビデオディスクのレーザビーム
の周方向の照射位置を制御させる第1の時間軸補正手段
と、検出されたジッタ成分に応じて、ピックアップされ
た記録信号のメモリの書込み又は読出しを制御して時間
軸を補正する第2の時間軸補正手段とを備えた。
【0014】ここで、ビデオディスクが、高品位テレビ
ジョン信号のベースバンド記録方式によるものであるこ
とや、高品位テレビジョン信号に対する多重サブサンプ
ル伝送信号(例えばMUSE信号)を記録しているもの
であることが好ましい。
【0015】
【作用】本発明は、ジッタ成分の圧縮を第1及び第2の
時間軸補正手段によって実行するものである。
【0016】第1の時間軸補正手段は、ジッタ検出手段
によって検出されたジッタ成分に応じて、3軸光ヘッド
アクチュエータを制御して光ヘッドによるビデオディス
クのレーザビームの周方向の照射位置を制御させること
でジッタ成分の圧縮を行なう。第2の時間軸補正手段
(デジタルTBC手段)は、ジッタ検出手段によって検
出されたジッタ成分に応じて、ピックアップされた記録
信号のメモリの書込み又は読出しを制御して時間軸を補
正してジッタ成分を圧縮する。その結果、ジッタ成分の
圧縮が従来に比して確実に実行できる。
【0017】従って、高品位テレビジョン信号のベース
バンド記録方式によるビデオディスクや、高品位テレビ
ジョン信号に対する多重サブサンプル伝送信号(例えば
MUSE信号)を記録しているビデオディスクに対する
再生装置に好適なものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳述する。
【0019】図1はこの実施例によるビデオディスク再
生装置を示すブロック図である。この実施例の場合、M
USE信号を記録したビデオディスクを対象とするもの
である。
【0020】図1において、スライダ1に搭載されてい
る光ヘッドは、ビデオディスク2の記録面に対向してお
り、光ヘッドはビデオディスク2に記録されているMU
SE記録信号をピックアップする。この実施例の場合、
光ヘッドは、スライダ1に搭載されている3軸光ヘッド
アクチュエータによってそのレーザビームの照射位置を
ビデオディスク2の径方向(トラック幅方向)、周方向
(トラック長手方向)及び垂直方向に制御可能になされ
ている。
【0021】光ヘッドがピックアップしたMUSE記録
信号は、ヘッドアンプ3を介して増幅された後イコライ
ザ(図ではEQ)4に与えられ、さらにこのイコライザ
4によってイコライズされた後バンドパスフィルタ5に
与えられる。
【0022】図2は、MUSE信号を記録したビデオデ
ィスク2のスペクトラムを示すものである。バンドパス
フィルタ(図ではBPF)5は、ピックアップされたM
USE記録信号からビデオ信号成分VMUSEを分離抽
出してFM復調器6に与える。
【0023】FM復調器6は、入力信号をFM復調して
ベースバンドのMUSE信号(ビデオ信号)を得てロー
パスフィルタ(図ではLPF)7に与え、ローパスフィ
ルタ7は不要成分を除去してアナログ/デジタル変換回
路(図ではADC)8に与える。
【0024】このアナログ/デジタル変換回路8には、
後述するように形成された、ピックアップされたMUS
E記録信号が有する時間軸変動と等しい時間軸変動を有
する書込みクロック信号WCKが与えられており、この
書込みクロック信号WCKに基づいて復調されたMUS
E信号をデジタル信号に変換してラインメモリ部9に与
える。
【0025】ラインメモリ部(デジタルTBC回路)9
は、例えばFIFO(First in First out)動作するラ
インメモリを有し、ピックアップされたMUSE記録信
号から後述するように形成された再生水平同期信号(2
水平走査期間を周期とする)PBHによってリセットさ
れた後(書込み位置を先頭のエリアとする)、書込みク
ロック信号WCKに基づいて復調されたMUSE信号を
格納する。また、ラインメモリ部9は、後述するように
形成された時間軸変動のない基準水平同期信号(2水平
走査期間を周期とする)REFHによってリセットされ
た後(読出し位置を先頭のエリアにする)、後述するよ
うに形成された時間軸変動のない読出しクロック信号R
CKに基づいて格納されたMUSE信号を読出す。
【0026】すなわち、このラインメモリ部9によって
時間軸が補正されてジッタ成分が圧縮される。
【0027】図3には、この実施例によるジッタ成分の
圧縮伝達特性を示しており、このラインメモリ部9によ
る時間軸補正では線C2に示す範囲内のジッタ成分が除
去される。
【0028】ラインメモリ部9から読み出されたMUS
E信号は、デジタル/アナログ変換回路(図ではDA
C)10に与えられ、読出しクロック信号RCKによっ
てアナログ信号に変換された後、さらにローパスフィル
タ11によって平滑化されて出力される。
【0029】次に、ラインメモリ部9からの読出し制御
信号である読出しクロック信号RCK及び基準水平同期
信号REFHの発生構成を説明する。例えば、水晶発振
器を利用した読出しクロック発生回路(図ではOSC)
12が読出しクロック信号RCKを発生する。この読出
しクロック信号RCKはラインメモリ部9に与えられる
だけでなく、分周回路(分周比に関係なく、図では1/
N)13に与えられる。分周回路13は、読出しクロッ
ク信号RCKを所定数分の1に分周して基準水平同期信
号REFHを形成し、これを上述したように読出しリセ
ットパルス信号としてラインメモリ部9に与える。
【0030】次に、ラインメモリ部9に対する書込み制
御信号である書込みクロック信号WCK及び再生水平同
期信号PBHの発生構成を説明する。
【0031】上述したヘッドアンプ3から出力されたM
USE記録信号はバンドパスフィルタ14に与えられ
る。図2のスペクトラムに示すように、MUSE記録信
号にはパイロットキャリア信号PILが含まれており、
バンドパスフィルタ14はこれを分離抽出する。この再
生パイロットキャリア信号は位相比較器(図ではPD)
15に与えられる。
【0032】位相比較器15には、後述するように形成
された基準のパイロットキャリア信号も与えられる。位
相比較器15は、再生パイロットキャリア信号及び基準
パイロットキャリア信号の位相を比較し、位相ずれ信号
をローパスフィルタ16に出力する。ここで、再生され
たパイロットキャリア信号を基準のパイロットキャリア
信号と比較しているので、位相ずれ信号はピックアップ
されたMUSE記録信号が有するジッタ成分に応じたも
のとなり、従ってジッタ成分を検出していることにな
る。
【0033】ローパスフィルタ16は、位相ずれ信号を
直流化して電圧制御型発振器(図ではVCO)17に与
える。電圧制御型発振器17は、基準の発振周波数とし
て読出しクロック信号RCKと等しい周波数に選定され
ており、直流化された位相ずれ信号に応じてその発振周
波数を可変する。このようにして電圧制御型発振器17
からジッタ成分を反映した書込みクロック信号WCKが
出力され、このクロック信号WCKがラインメモリ部
9、分周回路18及び分周回路19に与えられる。分周
回路18は、上述した分周回路13と同一の分周比をも
って書込みクロック信号WCKを分周して再生水平同期
信号PBHを形成し、上述した書込みリセットパルス信
号としてラインメモリ部9に出力する。分周回路19
は、電圧制御型発振器17が基準発振周波数のクロック
信号WCKを出力しているときに、上述したパイロット
キャリア信号の中心周波数の信号を出力するように分周
比が選定されているものであり、電圧制御型発振器17
からのクロック信号WCKを分周して上述した基準パイ
ロットキャリア信号として位相比較器15にフィードバ
ックする。
【0034】すなわち、ラインメモリ部(デジタルTB
C回路)9を制御するためのジッタ成分の検出手段を、
位相比較器15、ローパスフィルタ16、電圧制御型発
振器17及び分周回路19でなるPLL回路と、バンド
パスフィルタ14で構成している。
【0035】ジッタ成分を押さえるためには、ビデオデ
ィスク2の回転制御も重要であり、以下では回転制御構
成について説明する。
【0036】回転制御はスピンドルサーボコントローラ
20が中心的に制御する。スライダ1にはスライダ位置
検出回路21が設けられており、スライダ1の位置を検
出して回転速度指令としてスピンドルサーボコントロー
ラ20に与える。また、分周回路13が読出しクロック
信号RCKを分周して得た信号、及び、分周回路18が
書込みクロック信号WCKを分周して得た信号もスピン
ドルサーボコントローラ20に回転同期基準信号として
与えられる。
【0037】これら回転速度指令及び回転同期基準信号
に基づいて、スピンドルサーボコントローラ20は、実
際の回転を次のように制御する。すなわち、回転速度指
令を回転同期基準信号に同期化させた後(例えばライン
メモリ部9における書込みリセットタイミングと読出し
リセットタイミングが半周期ずれるように同期化させ
る)、モータ22に関連して設けられた周波数発電機
(図ではFG)23からの実際の回転速度信号と基準同
期化された回転速度指令との差分を得、これを回転制御
信号としてループフィルタ24を介してモータドライバ
25に与え、回転を所定のものとなるように制御する。
【0038】従来の技術の項でも説明したように、回転
制御、及び、ラインメモリ部9を用いた時間軸補正処理
によっては、ジッタ成分を完全に押さえることができな
い。すなわち、モータ22の回転に伴うメカシャーシ自
体の固有振動数によるジッタ成分を押さえることができ
ない。そこで、この実施例では、第2の時間軸補正構成
を設けている。
【0039】まず、この第2の時間軸補正構成における
ジッタ成分の検出構成について説明する。上述したバン
ドパスフィルタ14が分離抽出したパイロットキャリア
信号は、位相比較器26に与えられる。この位相比較器
26には、以下の構成によって形成された基準パイロッ
トキャリア信号も与えられる。可変容量ダイオード27
を備える電圧制御型水晶発振器(図ではVCXO)28
は、パイロットキャリア周波数の整数倍(例えば4倍)
の周波数を有する信号を発生し、この信号が分周回路2
9を介して分周されて基準パイロットキャリア信号とな
る。電圧制御型水晶発振器28からの発振出力信号はま
た分周回路30に与えられる。分周回路30は、この信
号を分周して2水平走査期間を周期とする信号を形成し
て位相比較器31に与える。この位相比較器31には、
読出しクロック信号RCKを分周する分周回路13から
2水平走査期間を周期とする信号が与えられている。こ
れら信号間の位相ずれ信号が位相比較器32から出力さ
れ、これがローパスフィルタ33によって直流化されて
電圧制御型水晶発振器28に制御電圧として印加され
る。
【0040】なお、第2の時間軸補正構成における基準
パイロットキャリア信号の発生構成を、上述のように構
成したのは以下の理由による。基準クロック周波数と基
準パイロットキャリア周波数との最小公倍数を有する発
振周波数の発振器を構成することは技術的に難しく、そ
こで、発振周波数が基準パイロットキャリア周波数の整
数倍の発振器28を有する、しかも再生クロック信号に
同期させるPLL回路構成とした。
【0041】上述した位相比較器26から出力された、
分離抽出されたパイロットキャリア信号と基準パイロッ
トキャリア信号との位相ずれ信号(検出ジッタ信号)
は、ループフィルタとしてのローパスフィルタ33に与
えられる。ローパスフィルタ33はその出力をイコライ
ザ34に与える。イコライザ34は、この第2の時間軸
補正構成が対応するジッタ成分の周波数に応じた等化処
理を行なって制御信号としてドライバ35に出力する。
ドライバ35は、スライダ1上の3軸光ヘッドアクチュ
エータにおけるビデオディスクの周方向の制御構成をド
ライブする。このようにレーザビームのスポット位置を
ビデオディスクの周方向に制御してジッタ成分を押さえ
る。
【0042】図3において、線C2及びC3で囲まれた
領域が、この第2の時間軸補正構成によるジッタ成分の
圧縮部分であり、メカシャーシ自体の固有振動数による
ジッタ成分Z1を圧縮することができる。
【0043】従って、この実施例によれば、光ヘッドア
クチュエータとして3軸のものを適用し、ビデオディス
クの周方向の照射位置を制御してジッタ成分を押さえる
と共に、デジタルTBC構成によってもジッタ成分を押
さえるようにしたので、確実にジッタ成分を圧縮するこ
とができ、高画質を実現することができる。
【0044】本発明は、MUSE信号等の多重サブサン
プル伝送信号を記録したビデオディスクの再生装置だけ
でなく、高品位テレビジョン信号をベースバンド記録し
たビデオディスクの再生装置にも適用することができ
る。さらに、標準的なNTSC方式のテレビジョン信号
を記録したビデオディスクの再生装置にも適用すること
ができる。
【0045】すなわち、上述のMUSE信号を記録した
ビデオディスクのようにパイロットキャリア信号が挿入
されているものに限定されるものではなく、挿入されて
いないものであれば水平同期信号をこれに代えて適用で
き、ジッタ成分を水平同期信号を利用して検出すること
ができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、3軸光
ヘッドアクチュエータを利用した時間軸補正及びメモリ
を利用した時間軸補正を併用するようにしたので、ジッ
タ成分を確実に押さえることができ、再生画質を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例によるビデオディスク再生装置を示す
ブロック図である。
【図2】そのビデオディスクの記録信号のスペクトラム
図である。
【図3】上記実施例によるジッタ成分の圧縮伝達特性の
説明図である。
【図4】従来の欠点の説明図である。
【符号の説明】
1…3軸光ヘッドアクチュエータを搭載したスライダ、
2…ビデオディスク、9…ラインメモリ部(デジタルT
BC回路)、15、26…ジッタ成分検出用の位相比較
器、33…第2の時間軸補正構成におけるローパスフィ
ルタ、34…第2の時間軸補正構成におけるイコライ
ザ、35…アクチュエータの周方向制御のドライバ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオディスクからその記録信号をピッ
    クアップする光ヘッドと、 光ヘッドによるビデオディスクのレーザビームの照射位
    置を、ビデオディスクの径方向、周方向及び垂直方向に
    制御する3軸光ヘッドアクチュエータと、 光ヘッドによってピックアップされた記録信号における
    ジッタ成分を検出するジッタ検出手段と、 検出されたジッタ成分に応じて、上記3軸光ヘッドアク
    チュエータを制御して光ヘッドによるビデオディスクの
    レーザビームの周方向の照射位置を制御させる第1の時
    間軸補正手段と、 検出されたジッタ成分に応じて、ピックアップされた記
    録信号のメモリの書込み又は読出しを制御して時間軸を
    補正する第2の時間軸補正手段とを備えたことを特徴と
    するビデオディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 上記ビデオディスクが、高品位テレビジ
    ョン信号のベースバンド記録方式によるものであること
    を特徴とする請求項1に記載のビデオディスク再生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ビデオディスクが、高品位テレビジ
    ョン信号に対する多重サブサンプル伝送信号を記録して
    いるものであることを特徴とする請求項1に記載のビデ
    オディスク再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077808A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光半導体装置、その制御方法及び光ピックアップ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077808A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光半導体装置、その制御方法及び光ピックアップ装置

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