JPH0541877A - 磁気記録再生装置のジツタ除去装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のジツタ除去装置

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JPH0541877A
JPH0541877A JP3196712A JP19671291A JPH0541877A JP H0541877 A JPH0541877 A JP H0541877A JP 3196712 A JP3196712 A JP 3196712A JP 19671291 A JP19671291 A JP 19671291A JP H0541877 A JPH0541877 A JP H0541877A
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Japan
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phase
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jitter
synchronizing signal
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JP3196712A
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Shugoro Harihara
修五郎 針原
Tadahiko Motoyuki
忠彦 本行
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、簡単かつ安価な構成のジ
ッタ除去装置を提供することである。 【構成】 SSG100は位相制御のための同期信号
(垂直同期信号および水平同期信号を含む)を発生す
る。水平同期信号分離回路17はSSG100の出力か
ら水平同期信号を分離する。水平同期信号分離回路15
は再生された輝度信号から同期信号を分離する。位相比
較回路16は水平同期信号分離回路17によって分離さ
れた水平同期信号と水平同期信号分離回路15によって
分離された水平同期信号との位相を比較することによ
り、再生映像信号の位相変動すなわちジッタ成分に対応
する位相誤差電圧を出力する。位相比較回路16の出力
によりVCO20の発振周波数が変化される。VCO2
0の発振出力は、転送クロックとして第1および第2の
CCD6および11に与えられる。第1のCCD6はク
ロマ信号の位相を制御し、そのジッタ成分を除去する。
第2のCCD11は輝度信号の位相を制御し、そのジッ
タ成分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録再生装置の
ジッタ除去装置に関し、より特定的には、ヘリカルスキ
ャン型のVTR(磁気テープ記録再生装置)において、
記録,再生時にメカニズム系で発生するジッタ成分を除
去するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等においては、磁気テープと回転
ドラムとが接触しながら磁気テープが走行される。磁気
テープの走行中においては、磁気テープはリール台から
供給されるが、リール台の回転むらや、テープパス上に
配置された回転ローラの回転むら等により、テープテン
ションの変動が生じる。このテープテンションの変動
は、回転ドラムの負荷変動を招き、回転ドラムの位相が
変動する。したがって、回転ドラムから取り出された映
像信号は、常に磁気テープの外乱により位相変動を受け
ていることになる。このような映像信号の位相変動は、
ジッタと呼ばれ、テレビ画面上において画像の水平方向
の揺らぎとなって表われ、視聴者に見苦しい画面を提供
する。特に、小型軽量化されたVTRにおいて、ジッタ
による悪影響が大きくなっている。
【0003】従来、VTR等の磁気記録再生装置におい
て、再生映像信号からジッタを除去する方法として、以
下の2つの方法があった。
【0004】第1のジッタ除去方法は、再生映像信号を
A/D変換器により、一旦ディジタル信号に変換し、こ
のディジタル映像信号をDRAM(ダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリ)に書込む。このとき、DRA
Mの書込クロック周波数を、再生映像信号の位相変動に
応じた変動周波数に選ぶ。そのため、再生映像信号はそ
の位相変動に応じた変動周波数に同期してDRAMに書
込まれる。その後、DRAMに記憶された映像信号を、
正確な周期の読出クロック信号に同期して読出すことに
より、位相変動のないディジタル映像信号を得る。その
後、このディジタル映像信号をD/A変換器によってア
ナログ信号に変換することにより、位相変動のないすな
わちジッタの除去された映像信号を得ることができる。
【0005】第2のジッタ除去方法は、いわゆるビデオ
ディスク再生装置に採用されており、CCD(電荷結合
素子)遅延線を用いてジッタの除去を行う。この第2の
方法では、再生されたカラー映像信号中のバースト信号
の位相から1H(1水平期間)の時間が検出され、当該
検出された時間によりCCD遅延線の遅延時間を変化さ
せ、そこを通る映像信号の位相変動を除去するようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記第1のジッタ除去
方法は、DRAMや、書込時に再生映像信号の位相変動
を検出するための回路や、読出のための基準信号発生器
や、その他の制御回路等の複雑な回路を必要とするた
め、装置の構成が複雑になるとともに、価格が高くなる
という問題点を有する。
【0007】一方、上記第2のジッタ除去方法は、バー
スト信号の位相から1Hの時間を検出するためのシステ
ムが複雑になるという問題点を有する。また、上記第2
の方法は、クロマ信号および輝度信号の位相変動を、1
つのCCD遅延線で除去しようとしているが、CCD遅
延線の位相制御範囲は比較的狭いため、帯域の異なるク
ロマ信号および輝度信号の位相変動を良好に除去するこ
とができなかった。特に、VTRでは、再生映像信号の
位相変動が比較的大きいため、位相制御範囲の狭い上記
第2のジッタ除去方法は適さない。
【0008】それゆえに、この発明の目的は、簡単かつ
安価な構成のジッタ除去装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のジッタ
除去装置は、同期信号発生手段と、ドラムサーボ手段
と、第1の電荷結合素子と、第2の電荷結合素子と、第
1の同期信号分離手段と、第1の位相差検出手段と、可
変制御発振手段とを備えている。同期信号発生手段は、
同期信号を発生する。ドラムサーボ手段は、同期信号発
生手段により発生される同期信号を基準として、モータ
(磁気ヘッドの取付けられたドラムを回転させるための
モータ)の回転位相を制御する。第1の電荷結合素子
は、磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
クロマ信号を、与えられた転送クロックに応答して順次
シフトさせる。第2の電荷結合素子は、磁気ヘッドによ
って読取られた信号から分離された輝度信号を、与えら
れた転送クロックに応答して順次シフトさせる。第1の
同期信号分離手段は、磁気ヘッドによって読取られた信
号から同期信号を分離する。第1の位相差検出手段は、
同期信号発生手段により発生される同期信号と、第1の
同期信号分離手段によって分離された同期信号との位相
差を検出する。可変制御発振手段は、第1の位相差検出
手段の出力に基づいて、その発振周波数が変化する。可
変制御発振手段の出力は、第1および第2の電荷結合素
子に転送クロックとして与えられる。
【0010】請求項3に記載のジッタ除去装置は、請求
項1に記載のジッタ除去装置の構成に加えて、第2の同
期信号分離手段と、第2の位相差検出手段と、第1の位
相シフト手段とを備えている。第2の同期信号分離手段
は、第2の電荷結合素子の出力から同期信号を分離す
る。第2の位相差検出手段は、同期信号発生手段により
発生される同期信号と、第2の同期信号分離手段により
分離された同期信号との位相差を検出する。第1の位相
シフト手段は、第2の位相差検出手段の出力に基づい
て、同期信号発生手段から第1の位相差検出手段に与え
られる同期信号の位相をシフトさせる。
【0011】請求項4に記載のジッタ除去装置は、請求
項1に記載のジッタ除去装置の構成に加えて、第2の同
期信号分離手段と、第2の位相差検出手段と、ロックポ
イントシフト手段とを備えている。第2の同期信号分離
手段は、第2の電荷結合素子の出力から同期信号を分離
する。第2の位相差検出手段は、同期信号発生手段によ
り発生される同期信号と、第2の同期信号分離手段によ
り分離された同期信号との位相差を検出する。ロックポ
イントシフト手段は、第2の位相差検出手段の出力に基
づいて、ドラムサーボ手段における位相制御ロックポイ
ントをシフトさせる。
【0012】請求項5に記載のジッタ除去装置は、同期
信号発生手段と、ドラムサーボ手段と、第1の電荷結合
素子と、第2の電荷結合素子と、第1の水平同期信号分
離手段と、第2の水平同期信号分離手段と、第1の位相
差検出手段と、可変制御発振手段とを備えている。同期
信号発生手段,ドラムサーボ手段、第1および第2の電
荷結合素子の構成は、請求項1に記載のジッタ除去装置
におけるそれらの構成と同様である。第1の水平同期信
号分離手段は、同期信号発生手段の出力から水平同期信
号を分離する。第2の水平同期信号分離手段は、第2の
電荷結合素子の出力から水平同期信号を分離する。第1
の位相差検出手段は、第1の水平同期信号分離手段によ
り分離された水平同期信号と、第2の水平同期信号分離
手段により分離された水平同期信号との位相差を検出す
る。可変制御発振手段は、第1の位相差検出手段の出力
に基づいて、その発振周波数が変化する。可変制御発振
手段の出力は、第1および第2の電荷結合素子に転送ク
ロックとして与えられる。
【0013】請求項7に記載のジッタ除去装置は、請求
項5に記載のジッタ除去装置の構成に加えて、第1の垂
直同期信号分離手段と、第2の垂直同期信号分離手段
と、第2の位相差検出手段と、ロックポイントシフト手
段とを備えている。第1の垂直同期信号分離手段は、同
期信号発生手段の出力から垂直同期信号を分離する。第
2の垂直同期信号分離手段は、第2の電荷結合素子の出
力から垂直同期信号を分離する。第2の位相差検出手段
は、第1の垂直同期信号分離手段により分離された垂直
同期信号と、第2の垂直同期信号分離手段により分離さ
れた垂直同期信号との位相差を検出する。ロックポイン
トシフト手段は、第2の位相差検出手段の出力に基づい
て、ドラムサーボ手段における位相制御ロックポイント
をシフトさせる。
【0014】
【作用】請求項1〜請求項4に記載のジッタ除去装置に
おいては、同期信号発生手段より発生される同期信号と
磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された同期
信号との位相差に基づいて、第1および第2の電荷結合
素子の転送クロック周波数が変化される。その結果、第
1および第2の電荷結合素子を通過するクロマ信号およ
び輝度信号がその位相変動に応じて遅延され、それによ
ってクロマ信号および輝度信号に含まれるジッタ成分が
除去される。
【0015】請求項5〜請求項7に記載のジッタ除去装
置においては、同期信号発生手段の出力から分離された
水平同期信号と第2の電荷結合素子の出力から分離され
た水平同期信号との位相差に基づいて、第1および第2
の電荷結合素子の転送クロック周波数が変化される。そ
の結果、第1および第2の電荷結合素子を通過するクロ
マ信号および輝度信号がそれらの位相変動に応じて遅延
され、それによってクロマ信号および輝度信号に含まれ
るジッタ成分が除去される。
【0016】上記のごとく、請求項1〜請求項7に記載
のジッタ除去装置は、いずれも前述した従来の第1のジ
ッタ除去方法のようにDRAMやそれを制御するための
複雑な回路を必要としないので、装置の構成が簡単でか
つ安価である。また、請求項1〜請求項7に記載のジッ
タ除去装置は、いずれもクロマ信号と輝度信号とが第1
および第2の電荷結合素子によって個別に位相制御され
るため、位相制御範囲が比較的狭い電荷結合素子を用い
ても再生映像信号のジッタを確実に除去できる。
【0017】また、請求項2,4,6および7に記載の
ジッタ除去装置においてはロックポイントシフト手段を
用いて、請求項3に記載のジッタ除去装置においては第
1の位相シフト手段を用いて、互換再生等により生じる
トラッキングエラーを補正するようにしている。
【0018】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例のジッタ除
去装置を備えたVTRの再生系の構成を示すブロック図
である。図において、磁気ヘッド(図示せず)の搭載さ
れた回転ドラムRDは、ドラムモータDMによって回転
される。回転ドラムRDには、磁気テープMTが所定角
度巻回される。回転ドラムRDが回転することによって
磁気ヘッドが回転し、かつ磁気テープMTが図示しない
走行系によって走行すると、磁気ヘッドは磁気テープM
Tをヘリカルにスキャンし、それによって映像信号の記
録または再生が行なわれる。
【0019】ドラムモータDMには、パルスジェネレー
タ(図示せず)およびフリークエンシージェネレータ
(図示せず)が取付けられている。パルスジェネレータ
からは回転ドラムDMの回転位相に同期したパルス信号
(以下、PG信号と称す)が得られ、フリークエンシー
ジェネレータからは回転ドラムDMの回転速度に対応す
る周波数の信号(以下、FG信号と称す)が得られる。
これらPG信号およびFG信号は、ドラムサーボ回路1
に与えられる。記録時において、ドラムサーボ回路1に
は切換スイッチSWを介して記録複合映像信号が与えら
れる。ドラムサーボ回路1は、記録複合映像信号から分
離した垂直同期信号とPG信号との位相差を検出し、そ
の位相差に対応する電圧信号を出力する。ドラムサーボ
回路1の出力は、ドラムモータDMを駆動するドライバ
2に与えられる。応じて、ドライバ2は、ドラムサーボ
回路1において検出された上記位相差が0になるように
回転ドラムDMの回転位相を制御する。これによって、
記録映像信号と回転ドラムRDの回転位相とが一致す
る。また、ドラムサーボ回路1は、FG信号の変動を出
力に加味することにより、回転ドラムDMの回転速度を
一定に保つようにドライバ2を制御する。
【0020】磁気ヘッドによって磁気テープMTから読
取られた信号(FM変調された輝度信号と低域変換され
たクロマ信号とを含む)は、ヘッドアンプ3で増幅され
た後、ハイパスフィルタ4とローパスフィルタ5とによ
り、輝度信号成分とクロマ信号成分とに分離される。ロ
ーパスフィルタ5の出力信号(クロマ信号成分)は、第
1のCCD(第1の電荷結合素子)6で遅延制御を受け
た後、変換回路7に与えられる。変換回路7は、第1の
CCD6から与えられた信号を、もとの3.58MHz
のクロマ信号に変換する。変換回路7の出力はバンドパ
スフィルタ8に与えられ、必要なクロマ信号のみが取出
された後、Y/Cミックス回路13に与えられる。
【0021】一方、ハイパスフィルタ4の出力(輝度信
号成分)は、リミッタ9でレベル変動が除去された後、
復調回路10においてFM復調され、元の輝度信号に変
換される。復調回路10の出力は、2つに分岐され、一
方の出力は第2のCCD(第2の電荷結合素子)11で
遅延制御を受けた後、ノイズキャンセラ12に与えられ
る。ノイズキャンセラ12は、第2のCCD11から与
えられた輝度信号の画質を改善する処理を行なう。ノイ
ズキャンセラ12の出力は、Y/Cミックス回路13に
与えられる。Y/Cミックス回路13は、バンドパスフ
ィルタ8から与えられたクロマ信号とノイズキャンセラ
12から与えられた輝度信号とを混合し、複合カラー映
像信号を出力する。
【0022】上記復調回路10の他方の出力は、同期信
号分離回路14で同期信号が分離された後、水平同期信
号分離回路15で水平同期信号が分離される。水平同期
信号分離回路15から出力される水平同期信号は、位相
比較回路16の一方入力端に与えられる。
【0023】SSG(シンク・シグナル・ジェネレー
タ)100は、再生時におけるドラムサーボおよびジッ
タ除去のための位相制御に際し、基準位相を提供するた
めの同期信号(水平同期信号および水平同期信号を含
む)を発生する。SSG100は、従来のドラムサーボ
回路に内蔵されていた基準信号発振器とは異なり、再生
系全体の位相制御に使用される同期信号発生器として準
備されている。このようなSSG100は、再生系専用
に設けられてもよいし、いわゆるカメラ一体型VTRに
おいてカメラ側に設けられているSSGを用いてもよ
い。
【0024】再生時において、SSG100の出力は、
切換スイッチSWを介してドラムサーボ回路1に与えら
れる。ドラムサーボ回路1は、SSG100の出力から
水平同期信号を分離し、基準位相信号として使用する。
【0025】また、SSG100の出力は水平同期信号
分離回路17に与えられ、この水平同期信号分離回路1
7で水平同期信号が分離される。水平同期信号分離回路
17の出力は、位相シフト回路18で適切な位相シフト
処理が行なわれた後、位相比較回路16の他方入力端に
与えられる。位相シフト回路18における位相シフト量
は、試験によって得られた映像信号の位相のずれを補正
するような値に予め固定的に設定されている。また、位
相シフト回路18は、マニュアル操作によって位相のシ
フト量を設定値から変化し得るように構成されてもよ
い。
【0026】位相比較回路16は、水平同期信号分離回
路15から与えられる水平同期信号の位相と位相シフト
回路18から与えられる水平同期信号の位相とを比較
し、その位相差に対応する位相誤差電圧を出力する。こ
の位相誤差電圧は、バッファフィルタ19を介して電圧
制御発振器(以下、VCOと称す)20に与えられる。
VCO20は、印加された位相誤差電圧のレベルに応じ
てその発振周波数が変化する。VCO20の発振出力
は、転送クロックとして、第1および第2のCCD6お
よび11に与えられる。第1および第2のCCD6およ
び11は、転送クロックの周波数の変化に応じて、それ
ぞれ、そこを通過するクロマ信号および輝度信号の遅延
量すなわち位相のシフト量を変化する。
【0027】図2は、図1におけるドラムサーボ回路1
のより詳細な構成を示すブロック図である。図におい
て、PG信号は、増幅器101で増幅された後、位相比
較回路102の一方入力端与えられる。SSG100か
らの同期信号(または、記録複合映像信号)は、垂直同
期信号分離回路103で垂直同期信号が分離された後、
位相比較回路102の他方入力端に与えられる。位相比
較回路102の出力は、フィルタ104を介して合成回
路105の一方入力端に与えられる。FG信号は、増幅
器106で増幅された後、F−V(周波数−電圧)変換
器107に与えられ、周波数に対応する値の電圧信号に
変換される。F−V変換器107の出力は、フィルタ1
08を介して合成回路105の他方入力端に与えられ
る。
【0028】図1における第1および第2のCCD6お
よび11は、図3に示すように、VCO20から与えら
れる転送クロックの周波数が高くなるほど、そこを通過
する信号の遅延時間が増大する特性を有している。
【0029】図1におけるVCO20は、図4に示すよ
うに、バッファフィルタ19から印加される電圧のレベ
ルが高くなるほど、発振周波数が高くなる特性を有して
いる。
【0030】次に、図1に示す実施例の動作を説明す
る。まず、記録時においては、切換スイッチSWを介し
て記録複合映像信号がドラムサーボ回路1に与えられ
る。ドラムサーボ回路1は、垂直同期信号分離回路10
3により記録複合映像信号から分離された垂直同期信号
と、PG信号との位相差を位相比較回路102で検出
し、この検出された位相差が0になるようにドライバ2
を介して回転ドラムDMの回転位相を制御する。また、
ドラムサーボ回路1は、FG信号に基づいて、回転ドラ
ムDMの回転速度を制御する。磁気テープ上には、図6
に示すような状態で映像信号が記録されるが、上記ドラ
ムサーボ回路1のサーボ制御により、PG信号と映像信
号との位相関係は図7に示すようになる。すなわち、垂
直同期信号から6.5H(Hは1水平期間)離れたとこ
ろにPG信号が位置するように、回転ドラムDMの回転
位相が制御されている。
【0031】一方、再生時においては、切換スイッチS
Wを介してSSG100の出力信号がドラムサーボ回路
1に与えられる。ドラムサーボ回路1は、垂直同期信号
分離回路103によりSSG100の出力信号から分離
された垂直同期信号と、PG信号との位相差を位相比較
回路102で検出し、この検出された位相差に基づい
て、ドラムモータDMの回転位相を制御することによ
り、再生映像信号の位相とSSG100が出力する同期
信号の位相との関係をほぼ一定の状態に保つ。これによ
って、SSG100が出力する同期信号における水平同
期信号の位相と再生映像信号における水平同期信号の位
相との間で生ずる位相差をリアルタイムで検出すること
ができる。
【0032】上記のような再生時の動作を、図5のタイ
ミングチャートを参照してより詳細に説明すると、SS
G100から出力される同期信号(図5(a)参照)
は、たとえば単安定マルチバイブレータにより構成され
る水平同期信号分離回路17において、水平同期信号が
分離される。このとき、同期信号に含まれる等化パルス
が除去されるとともに、それに含まれるノイズも単安定
マルチバイブレータの遅延時間内において除去される。
したがって、水平同期信号分離回路17の出力は図5
(b)で示すものとなる。水平同期信号分離回路17か
ら出力される水平同期信号は、同じく単安定マルチバイ
ブレータで構成される位相シフト回路18において、図
5(c)の遅延時間tだけ位相シフトされて、図5
(d)に示すような信号とされる。位相シフト回路18
の出力信号は、位相比較回路16に与えられる。
【0033】一方、復調回路10から出力される輝度信
号は、同期信号分離回路14により同期信号が分離さ
れ、図5(f)に示す信号となる。同期信号分離回路1
4の出力は、さらに水平同期信号分離回路15において
水平同期信号が分離され、図5(g)に示す信号とな
る。水平同期信号分離回路15は、たとえば単安定マル
チバイブレータにより構成され、前述の水平同期信号分
離回路17と同様に等化パルスおよびノイズの除去を行
なっている。水平同期信号分離回路15の出力信号は位
相比較回路16に与えられる。
【0034】位相比較回路16では、位相シフト回路1
8から与えられる水平同期信号(図5(d)参照)を基
準信号として図5(e)に示すような三角波信号を発生
し、当該三角波信号を水平同期信号分離回路15からの
水平同期信号(図5(e)参照)の立ち上りエッジでサ
ンプルホールドすることにより、図5(h)に示すよう
な位相誤差電圧を発生する。位相比較回路16の出力信
号は、たとえばローパスフィルタからなるバッファフィ
ルタ19において高周波成分が除去された後、VCO2
0に与えられる。
【0035】VCO20は、図4に示すように、印加電
圧に応じてその発振周波数が変化する。一方、第1およ
び第2のCCD6および11の遅延時間Kは、CCDを
駆動する転送クロック信号の周期Tと、CCDが有する
ゲートの段数Nとの積(K=T×N)で表わされる。し
たがって、図3に示すように、CCDを通過する信号の
遅延時間Kは、転送クロックの周波数fが高くなるに従
って短くなる。
【0036】このように、第1および第2のCCD6お
よび11を通過する信号の遅延時間を、位相比較回路1
6の位相誤差電圧(ジッタによる位相変動に対応してい
る)により発振周波数の制御されたVCO20の出力に
よって制御することにより、クロマ信号および輝度信号
に含まれる位相変動すなわちジッタを除去することがで
きる。
【0037】ところで、ヘリカルスキャン型のVTRで
は、図6に示すように、磁気ヘッドが磁気テープをヘリ
カルにスキャンすることにより磁気テープの斜め方向に
磁化パターンが形成されるように映像信号の記録が行な
われている。しかし、再生時において、磁気テープの走
行速度と回転ドラムの位相とがずれると、図8に示すよ
うに磁気ヘッドが記録磁化パターン上をトレースしなく
なる。この現象はトラッキングエラーと呼ばれている。
このようなトラッキングエラーをなくすために、磁気テ
ープの端にコントロールトラックを設け、記録時に記録
複合映像信号中の垂直同期信号と同位相のコントロール
信号をこのコントロールトラックに記録しておく。再生
時に、コントロールトラックから再生されたコントロー
ル信号が基準信号(図1の実施例ではSSG100の出
力信号における垂直同期信号)と同期するように磁気テ
ープの走行速度を制御することより、トラッキングエラ
ーが補正される。しかしながら、コントロール信号を読
取るコントロールヘッド(図示せず)は、磁気テープの
走行系に対して機械的に取付けられているため、その取
付け位置は製品によって多少のばらつきがある。そのた
め、磁気テープの互換再生時(異なるVTRで記録され
た磁気テープを再生するとき)において、トラッキング
エラーが発生するおそれがある。
【0038】再生時において、上記のようなトラッキン
グエラーが発生すると、すなわち記録磁化パターンから
ずれた状態で磁気ヘッドが走行すると、PG信号と再生
映像信号中の垂直同期信号との間に位相差が生じ、画質
が劣化する。そればかりか、図1における位相比較回路
16に入力される2つの水平同期信号間の位相差が極め
て大きくなり、その位相差が位相比較回路16の動作範
囲の適性値から逸脱する可能性がある。このような場
合、ジッタの除去も行なえなくなる。
【0039】そこで、位相比較回路16で検出される水
平同期信号間の位相差を適性化し、たとえ互換再生等に
よりトラッキングエラーが生じてもジッタの除去が行な
えるような実施例を第2の実施例として以下に説明す
る。
【0040】図9は、この発明の第2の実施例のジッタ
除去装置を備えたVTRの再生系の構成を示すブロック
図である。図において、この実施例では、水平同期信号
分離回路17から位相比較回路16に入力される水平同
期信号の位相を適性化する(水平同期信号分離回路15
から位相比較回路16に入力される水平同期信号の位相
に近づける)ために、点線で囲まれた回路、すなわち同
期信号分離回路21と、水平同期信号分離回路22と、
位相比較回路23と、バッファフィルタ24と、位相シ
フト回路25とが設けられている。その他の構成は、図
1に示す実施例と同様であり、相当する部分には同一の
参照番号を付し、その説明を省略する。
【0041】同期信号分離回路21は、第2のCCD1
1の出力信号から同期信号を分離する。水平同期信号分
離回路22は、同期信号分離回路21の出力信号から水
平同期信号を分離する。水平同期信号分離回路22の出
力は位相比較回路23の一方入力端に与えられる。位相
比較回路23の他方入力端には、水平同期信号分離回路
17の出力信号が与えられる。また、水平同期信号分離
回路17の出力信号は、位相シフト回路25を介して位
相比較回路16に与えられる。位相比較回路23出力信
号はバッファフィルタ24を介して位相比較回路25に
与えられる。位相シフト回路25は位相比較回路23か
ら出力される位相誤差信号に応じて、水平同期信号分離
回路17から位相比較回路16に与えられる水平同期信
号の位相のシフト量を制御する。
【0042】図10は、図9に示す実施例における再生
時の動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、この図10を参照して、図9に示す実施例の動作
を説明する。
【0043】同期信号分離回路21は第2のCCD11
を通過した輝度信号から同期信号を分離し、水平同期信
号分離回路22は同期信号分離回路21の出力から水平
同期信号を分離する。水平同期信号分離回路22によっ
て分離された水平同期信号(図10(i)参照)は、位
相比較回路23に与えられる。位相比較回路23は、水
平同期信号分離回路17から与えられる水平同期信号
(図10(b)参照)に基づいて図10(j)に示すよ
うな信号を作成し、この信号に基づいて図10(k)に
示すような三角波信号を作成する。さらに、位相比較回
路23は、水平同期信号分離回路22から与えられる水
平同期信号(図10(i)参照)の立ち下りエッジで上
記三角波信号をサンプルホールドすることにより、位相
誤差電圧(トラッキングエラーによる位相変動に対応し
ている)を出力する。この位相誤差電圧は、バッファフ
ィルタ24で高周波成分が除去された後、位相シフト回
路25に与えられる。位相シフト回路25は、水平同期
信号分離回路17から与えられる水平同期信号の位相を
シフトした後、図10(d)に示すような信号を位相比
較回路16に与える。このとき、位相比較回路25は、
位相比較回路23から与えられる位相誤差電圧に応じ
て、水平同期信号分離回路17から与えられる水平同期
信号の位相シフト量(図10(c)のtに対応)を制御
する。これよって、水平同期信号分離回路17から位相
比較回路16に入力される水平同期信号の位相が適性化
される。その結果、たとえトラッキングエラーが生じて
いても、ジッタによる再生映像信号の位相変動が位相比
較回路16の動作範囲内におさまり、第1および第2の
CCD6および11でジッタの除去が行なえる。なお、
図9に示す実施例のその他の動作は、図1に示す実施例
の動作と同様であり、その説明を省略する。
【0044】図9に示す実施例は、互換再生等によるト
ラッキングエラー(周波数の低い位相変動)が生じても
再生映像信号のジッタ(比較的周波数の高い位相変動)
を除去し得る構成としたが、トラッキングエラーそのも
のは補正されずに残ってしまう。そこで、トラッキング
エラーそのものも補正し得るような実施例を、第3〜第
6の実施例として以下に説明する。
【0045】図11は、この発明の第3の実施例のジッ
タ除去装置を備えたVTRの再生系の構成を示すブロッ
ク図である。図において、この実施例では、互換再生等
により生じるトラッキングエラーを検出するために点線
で囲まれた回路、すなわち同期信号分離回路21と、水
平同期信号分離回路22と、位相比較回路23とが設け
られている。これら同期信号分離回路21,水平同期信
号分離回路22,位相比較回路23は、それぞれ、図9
における同期信号分離回路21,水平同期信号分離回路
22,位相比較回路23とまったく同様の構成および機
能を有している。位相比較回路23から出力される位相
誤差電圧(トラッキングエラーによる位相変動に対応し
ている)は、ドラムサーボ回路30に与えられる。図1
1に示す実施例のその他の構成は、図9に示す実施例の
構成と同様であり、相当する部分には同一の参照番号を
付し、その説明を省略する。
【0046】図12は、図11におけるドラムサーボ回
路30のより詳細な構成を示すブロック図である。図に
おいて、増幅器101と位相比較回路102との間に
は、位相シフト回路109が介挿されている。この位相
シフト回路109は、位相比較回路23から与えられる
位相誤差電圧(トラッキングエラーによる位相変動に対
応している)に応じて、PG信号の位相シフト量を制御
する。ドラムサーボ回路30のその他の構成は、図2に
示すドラムサーボ回路1の構成と同様であり、相当する
部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図11に示す実施例では、ドラムサーボ回路30におけ
る位相比較回路102に与えられるPG信号の位相が、
位相比較回路23により検出されたトラッキングエラー
に対応する位相変動に応じてシフトされるため、ドラム
サーボ系におけるロックポイントがトラッキングエラー
に応じて変化し、それによってトラッキングエラーが補
正される。すなわち、図13および図14に示すよう
に、ドラムサーボのロックポイントが、中心点aからト
ラッキングエラーの進み量または遅れ量に応じてシフト
することになる。このようにして、トラッキングエラー
が補正される結果、位相比較回路16に入力される2つ
の水平同期信号間における位相差も適性化され,正確な
ジッタ除去制御が可能となる。
【0047】図15は、この発明の第4の実施例のジッ
タ除去装置を備えたVTRの再生系の構成を示すブロッ
ク図である。図において、この実施例では位相比較回路
16の出力がバッファフィルタ24で高周波成分が除去
された後ドラムサーボ回路40に与えられる。図15に
示す実施例のその他の構成は、図9に示す実施例の構成
と同様であり、相当する部分には同一の参照番号を付
し、その説明を省略する。
【0048】図16は、図15に示すドラムサーボ回路
40のより詳細な構成を示すブロック図である。この図
16に示すドラムサーボ回路40では、位相比較回路1
02とフィルタ104との間に加算器110が介挿され
ている。加算器110は、位相比較回路102から出力
される位相誤差電圧に対してバッファフィルタ24の出
力を加算する。
【0049】図15に示す実施例では、位相比較回路1
6が出力する位相誤差電圧は、トラッキングエラーによ
る位相変動を含んでいる。したがって、この位相比較回
路16の出力を、ドラムサーボ回路40にフィードバッ
クして位相比較回路102の出力に加算すれば、トラッ
キングエラーを補正することができる。
【0050】図17は、この発明の第5の実施例のジッ
タ除去装置を備えたVTRの再生系の構成を示すブロッ
ク図である。図において、この実施例では、同期信号分
離回路14の入力端が復調回路10の出力端ではなく第
2のCCD11の出力端に接続されている。したがっ
て、この実施例では、第2のCCD11によって位相制
御された後の同期信号中に含まれる水平同期信号が位相
比較回路16に与えられることになる。
【0051】また、図17に示す実施例では、ドラムサ
ーボ回路50の構成が、図19に示すような構成となっ
ている。図19に示すドラムサーボ回路50は、図17
におけるバッファフィルタ24の出力が位相比較回路1
02に入力される。位相比較回路102は、バッファフ
ィルタ24から与えられる位相誤差電圧に応じて、位相
ロックポイントがシフトする構成となっている。
【0052】図17に示す実施例のその他の構成は、図
15に示す実施例の構成と同様であり、相当する部分に
は同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0053】以上のような構成を有する図17の実施例
は、図15に示す実施例と同様に、回転ドラムDMの位
相制御時においてトラッキングエラーを補正し得るとと
もに、再生映像信号に含まれるジッタ成分も除去するこ
とができる。
【0054】図19は、この発明の第6の実施例のジッ
タ除去装置を備えたVTRの再生系の構造を示すブロッ
ク図である。図において、この実施例では、SSG10
0の出力から垂直同期信号を分離する垂直同期信号分離
回路27と、同期信号分離回路14の出力から垂直同期
信号を分離する垂直同期信号分離回路28と、垂直同期
信号分離回路27によって分離され垂直同期信号と垂直
同期信号分離回路28によって分離された垂直同期信号
との位相差を検出する位相比較回路29とが設けられて
いる。位相比較回路29の出力は、バッファフィルタ2
4を介してドラムサーボ回路50に与えられる。その他
の構成は、図17に示す実施例の構成と同様であり、相
当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略
する。
【0055】図19に示す実施例は、SSG100の出
力信号から分離された垂直同期信号と第2のCCD11
の出力から分離された垂直同期信号との位相誤差をドラ
ムサーボ回路50にフィードバックすることにより、ト
ラッキングエラーを補正するようにしている。トラッキ
ングエラーによる位相変動は、比較的周波数が低いの
で、垂直同期信号同士を位相比較することによっても十
分検出が可能であるため、図19に示すような構成でト
ラッキングエラーを補正することも可能である。さら
に、図19に示す実施例は、図15に示す実施例と同様
に、ジッタの除去も行なっている。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、構成が簡単でかつ安価なジッタ除去装置を得ること
ができる。また、この発明では、クロマ信号と輝度信号
とを別々の電荷結合素子によって位相制御するようにし
ているので、制御範囲の狭い電荷結合素子を用いても、
再生映像信号のジッタ成分を十分に除去することができ
る。
【0057】さらに、請求項2〜4,6および7に記載
のジッタ除去装置においては、互換再生等により生じる
トラッキングエラーを補正し、正確なジッタ成分の除去
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のジッタ除去装置を備
えたVTRの再生系の構造を示すブロック図である。
【図2】図1に示すドラムサーボ回路1のより詳細な構
成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すCCD6,11の特性を示すグラフ
である。
【図4】図1に示すVCO20の特性を示すグラフであ
る。
【図5】図1に示す実施例の再生時における動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図6】磁気テープ上での映像信号の記録パターンを示
す図である。
【図7】磁気テープに記録される垂直同期信号とPG信
号との位置関係を示す図である。
【図8】磁気テープの再生時におけるトラッキングエラ
ーを説明するための模式図である。
【図9】この発明の第2の実施例のジッタ除去装置を備
えたVTRの再生系の構造を示すブロック図である。
【図10】図9に示す実施例の再生時における動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図11】この発明の第3の実施例のジッタ除去装置を
備えたVTRの再生系の構造を示すブロック図である。
【図12】図11におけるドラムサーボ回路30のより
詳細な構成を示すブロック図である。
【図13】PG信号とドラムサーボ回路におけるロック
ポイントとの関係を示す図である。
【図14】SSG100から出力される同期信号とロッ
クポイントとの関係を示す図である。
【図15】この発明の第4の実施例のジッタ除去装置を
備えたVTRの構成を示すブロック図である。
【図16】図15におけるドラムサーボ回路40のより
詳細な構成を示すブロック図である。
【図17】この発明の第5の実施例のジッタ除去装置を
備えたVTRの構成を示すブロック図である。
【図18】図17におけるドラムサーボ回路50のより
詳細な構成を示すブロック図である。
【図19】この発明の第6の実施例のジッタ除去装置を
備えたVTRの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
RD:回転ドラム MT:磁気テープ DM:ドラムモータ 1,30,40,50:ドラムサーボ回路 SW:切換スイッチ 6,11: CCD 15,17:水平同期信号分離回路 16:位相比較回路 20:VCO

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドの取付けられたドラムをモー
    タによって回転し、ドラムとともに回転する磁気ヘッド
    で磁気テープをヘリカルにスキャンすることにより、磁
    気テープに映像信号を記録し、磁気テープから映像信号
    を再生する磁気記録再生装置において、映像信号の再生
    時に発生するジッタを除去するためのジッタ除去装置で
    あって、 同期信号を発生するための同期信号発生手段と、 前記同期信号発生手段により発生される同期信号を基準
    として、前記モータの回転位相を制御するためのドラム
    サーボ手段と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    クロマ信号を、与えられる転送クロックに応答して順次
    シフトする第1の電荷結合素子と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    輝度信号を、与えられる転送クロックに応答して順次シ
    フトする第2の電荷結合素子と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から同期信号を
    分離するための第1の同期信号分離手段と、 前記同期信号発生手段により発生される同期信号と、前
    記第1の同期信号分離手段によって分離された同期信号
    との位相差を検出するための第1の位相差検出手段と、 前記第1の位相差検出手段の出力に基づいて、その発振
    周波数が変化する可変制御発振手段とを備え、 前記可変制御発振手段から出力される周波数信号に基づ
    いて、前記第1および第2の電荷結合素子の転送クロッ
    ク周波数を変化させることにより、そこを通過するクロ
    マ信号および輝度信号を遅延させて、それらに含まれる
    ジッタ成分を除去する、磁気記録再生装置のジッタ除去
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の位相差検出手段の出力に基づ
    いて、前記ドラムサーボ手段における位相制御ロックポ
    イントをシフトさせるためのロックポイントシフト手段
    をさらに備える、請求項1に記載の磁気記録再生装置の
    ジッタ除去装置。
  3. 【請求項3】 磁気ヘッドの取付けられたドラムをモー
    タによって回転し、ドラムとともに回転する磁気ヘッド
    で磁気テープをヘリカルにスキャンすることにより、磁
    気テープに映像信号を記録し、磁気テープから映像信号
    を再生する磁気記録再生装置において、映像信号の再生
    時に発生するジッタを除去するためのジッタ除去装置で
    あって、 同期信号を発生するための同期信号発生手段と、 前記同期信号発生手段により発生される同期信号を基準
    として、前記モータの回転位相を制御するためのドラム
    サーボ手段と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    クロマ信号を、与えられる転送クロックに応答して順次
    シフトする第1の電荷結合素子と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    輝度信号を、与えられる転送クロックに応答して順次シ
    フトする第2の電荷結合素子と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から同期信号を
    分離するための第1の同期信号分離手段と、 前記同期信号発生手段により発生される同期信号と、前
    記第1の同期信号分離手段によって分離された同期信号
    との位相差を検出するための第1の位相差検出手段と、 前記第1の位相差検出手段の出力に基づいて、その発振
    周波数が変化する可変制御発振手段と、 前記第2の電荷結合素子の出力から同期信号を分離する
    ための第2の同期信号分離手段と、 前記同期信号発生手段により発生される同期信号と、前
    記第2の同期信号分離手段により分離された同期信号と
    の位相差を検出するための第2の位相差検出手段と、 前記第2の位相差検出手段の出力に基づいて、前記同期
    信号発生手段から前記第1の位相差検出手段に与えられ
    る同期信号の位相をシフトさせるための第1の位相シフ
    ト手段とを備え、 前記可変制御発振手段から出力される周波数信号に基づ
    いて、前記第1および第2の電荷結合素子の転送クロッ
    ク周波数を変化させることにより、そこを通過するクロ
    マ信号および輝度信号を遅延させて、それらに含まれる
    ジッタ成分を除去する、磁気記録再生装置のジッタ除去
    装置。
  4. 【請求項4】 磁気ヘッドの取付けられたドラムをモー
    タによって回転し、ドラムとともに回転する磁気ヘッド
    で磁気テープをヘリカルにスキャンすることにより、磁
    気テープに映像信号を記録し、磁気テープから映像信号
    を再生する磁気記録再生装置において、映像信号の再生
    時に発生するジッタを除去するためのジッタ除去装置で
    あって、 同期信号を発生するための同期信号発生手段と、 前記同期信号発生手段により発生される同期信号を基準
    として、前記モータの回転位相を制御するためのドラム
    サーボ手段と、前記磁気ヘッドによって読取られた信号
    から分離されたクロマ信号を、与えられる転送クロック
    に応答して順次シフトする第1の電荷結合素子と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    輝度信号を、与えられる転送クロックに応答して順次シ
    フトする第2の電荷結合素子と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から同期信号を
    分離するための第1の同期信号分離手段と、 前記同期信号発生手段により発生される同期信号と、前
    記第1の同期信号分離手段によって分離された同期信号
    との位相差を検出するための第1の位相差検出手段と、 前記第1の位相差検出手段の出力に基づいて、その発振
    周波数が変化する可変制御発振手段と、 前記第2の電荷結合素子の出力から同期信号を分離する
    ための第2の同期信号分離手段と、 前記同期信号発生手段より発生される同期信号と、前記
    第2の同期信号分離手段により分離された同期信号との
    位相差を検出するための第2の位相差検出手段と、 前記第2の位相差検出手段の出力に基づいて、前記ドラ
    ムサーボ手段における位相制御ロックポイントをシフト
    させるためのロックポイントシフト手段とを備え、前記
    可変制御発振手段から出力される周波数信号に基づい
    て、前記第1および第2の電荷結合素子の転送クロック
    周波数を変化させることにより、そこを通過するクロマ
    信号および輝度信号を遅延させて、それらに含まれるジ
    ッタ成分を除去する、磁気記録再生装置のジッタ除去装
    置。
  5. 【請求項5】 磁気ヘッドの取付けられたドラムをモー
    タによって回転し、ドラムとともに回転する磁気ヘッド
    で磁気テープをヘリカルにスキャンすることにより、磁
    気テープに映像信号を記録し、磁気テープから映像信号
    を再生する磁気記録再生装置において、映像信号の再生
    時に発生するジッタを除去するためのジッタ除去装置で
    あって、 同期信号を発生するための同期信号発生手段と、 前記同期信号発生手段により発生される同期信号を基準
    として、前記モータの回転位相を制御するためのドラム
    サーボ手段と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    クロマ信号を、与えられる転送クロックに応答して順次
    シフトする第1の電荷結合素子と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    輝度信号を、与えられる転送クロックに応答して順次シ
    フトする第2の電荷結合素子と、 前記同期信号発生手段の出力から水平同期信号を分離す
    るための第1の水平同期信号分離手段と、 前記第2の電荷結合素子の出力から水平同期信号を分離
    するための第2の水平同期信号分離手段と、 前記第1の水平同期信号分離手段により分離された水平
    同期信号と、前記第2の水平同期信号分離手段により分
    離された水平同期信号との位相差を検出するための第1
    の位相差検出手段と、 前記第1の位相差検出手段の出力に基づいて、その発振
    周波数が変化する可変制御発振手段とを備え、 前記可変制御発振手段から出力される周波数信号に基づ
    いて、前記第1および第2の電荷結合素子の転送クロッ
    ク周波数を変化させることにより、そこを通過するクロ
    マ信号および輝度信号を遅延させて、それらに含まれる
    ジッタ成分を除去する、磁気記録再生装置のジッタ除去
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の位相差検出手段の出力に基づ
    いて、前記ドラムサーボ手段における位相制御ロックポ
    イントをシフトさせるためのロックポイントシフト手段
    をさらに備える、請求項5に記載の磁気記録再生装置の
    ジッタ除去装置。
  7. 【請求項7】 磁気ヘッドの取付けられたドラムをモー
    タによって回転し、ドラムとともに回転する磁気ヘッド
    で磁気テープをヘリカルにスキャンすることにより、磁
    気テープに映像信号を記録し、磁気テープから映像信号
    を再生する磁気記録再生装置において、映像信号の再生
    時に発生するジッタを除去するためのジッタ除去装置で
    あって、 同期信号を発生するための同期信号発生手段と、 前記同期信号発生手段より発生される同期信号を基準と
    して、前記モータの回転位相を制御するためのドラムサ
    ーボ手段と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    クロマ信号を、与えられる転送クロックに応答して順次
    シフトする第1の電荷結合素子と、 前記磁気ヘッドによって読取られた信号から分離された
    輝度信号を、与えられる転送クロックに応答して順次シ
    フトする第2の電荷結合素子と、 前記同期信号発生手段の出力から水平同期信号を分離す
    るための第1の水平同期信号分離手段と、 前記第2の電荷結合素子の出力から水平同期信号を分離
    するための第2の水平同期信号分離手段と、 前記第1の水平同期信号分離手段により分離された水平
    同期信号と、前記第2の水平同期信号分離手段により分
    離された水平同期信号との位相差を検出するための第1
    の位相差検出手段と、 前記第1の位相差検出手段の出力に基づいて、その発振
    周波数が変化する可変制御発振手段と、 前記同期信号発生手段の出力から垂直同期信号を分離す
    るための第1の垂直同期信号分離手段と、 前記第2の電荷結合素子の出力から垂直同期信号を分離
    するための第2の垂直同期信号分離手段と、 前記第1の垂直同期信号分離手段により分離された垂直
    同期信号と、前記第2の垂直同期信号分離手段により分
    離された垂直同期信号との位相差を検出するための第2
    の位相差検出手段と、 前記第2の位相差検出手段の出力に基づいて、前記ドラ
    ムサーボ手段における位相制御ロックポイントをシフト
    させるためのロックポイントシフト手段とを備え、 前記可変制御発振手段から出力される周波数信号に基づ
    いて、前記第1および第2の電荷結合素子の転送クロッ
    ク周波数を変化させることにより、そこを通過するクロ
    マ信号および輝度信号を遅延させて、それらに含まれる
    ジッタ成分を除去する、磁気記録再生装置のジッタ除去
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100623890B1 (ko) * 1997-03-18 2006-12-04 소니 가부시끼 가이샤 디지털신호재생회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100623890B1 (ko) * 1997-03-18 2006-12-04 소니 가부시끼 가이샤 디지털신호재생회로

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