JPH03283782A - 時間軸誤差補正回路 - Google Patents

時間軸誤差補正回路

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JPH03283782A
JPH03283782A JP2080707A JP8070790A JPH03283782A JP H03283782 A JPH03283782 A JP H03283782A JP 2080707 A JP2080707 A JP 2080707A JP 8070790 A JP8070790 A JP 8070790A JP H03283782 A JPH03283782 A JP H03283782A
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JP
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circuit
signal
clock
burst
output
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JP2080707A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
Masakazu Hamaguchi
濱口 昌和
Takashi Furuhata
降旗 隆
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication of JPH03283782A publication Critical patent/JPH03283782A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は映像信号の時間軸誤差を補正する回路に関し、
時間軸誤差のうちでも特に高い周波数酸〔従来の技術〕 VTRなどの磁気録画再生装置あるいはビデオディスク
などの映像再生装置等においては、磁気ヘッドあるいは
ピックアップヘッドなどの信号検出媒体と磁気テープあ
るいはディスクなどの記録媒体との相対的な位置変動に
よって、再生映像信号に時間軸変動を生じる。このよう
な時間軸変動がゆるやかな場合には再生画面上でゆらぎ
(いわゆるジッタ)となって現われ、一方、時間軸に急
激な変化(いわゆるスキュー)がある場合には、くねり
などの現象となって現われ、再生画の安定性を著しく損
なう問題を本質的に持っている。
この時間軸変動の補正方法としては1例えば文献(日本
放送出版協会、放送技術双書第5巻VTR技術第6章)
にも記載されているように、第2図に示すような時間軸
補正装置が従来から公知である。
第2図において、10は時間軸変動を有する映像信号の
入力端子、20は時間軸変動の補正された映像信号の出
力端子である。また、1は入力映像信号をディジタル信
号に変換するA/D変換回路、2はRAMなどで構成さ
れるメモリである。4は水平同期信号分離回路であり、
該水平同期分離回路4から抽出された、時間軸変動を有
する水平同期信号は、書込みクロック生成回路40およ
び書込みアドレス制御回路70に入力する。
書込みクロック生成回路40は、前記水平同期信号に同
期して、端子10からの入力映像信号の時間軸変動に一
致した書込みクロックを生成する。また、書込みアドレ
ス制御回路70は該書込みクロックにより、書込みアド
レスを出力する。
したがって、端子10から入力してきた時間軸変動を有
する映像信号は、前記書込みクロック生成回路40から
出力された書込みクロックと同期して、A/D変換回路
1で遂次ディジタル信号に変換され、書込みアドレス制
御回路70からのアドレスに応じてメモリ2に書込まれ
る。
一方、端子30からは、時間軸変動のない安定した基準
同期信号が印加され、読取りクロック生成回路90から
は該基準同期信号に同期した読取りクロックが生成され
る。読取リアドレス制御回路80は、該読取りクロック
に同期したアドレスを出力する。
このため、メモリ2に格納されていた映像信号のデータ
は、読取リアドレス制御回路80からのアドレスに応じ
て水平走査周期毎に、順次読み出され、読み出されたデ
ータは、該データをアナログクに同期して、遂次アナロ
グ信号に変換される。
したがって、端子20からは、時間軸変動のない安定し
た映像信号が出力される。
以上の動作説明から明らかなように、この時間軸補正装
置の性能は書込みクロック生成口N40の書込みクロッ
クの生成方法によって左右され、いかにして入力映像信
号の時間軸変動に正確に追従した書込みクロックを生成
させるかが装置の重要な決め手となっている。
この書込みクロック生成回路40の従来例については前
記の文献にも記載されているように第3図に示すいわゆ
るAFC回路で構成する方式が公知である。
第3図において、水平同期信号分離回路4からの水平同
期信号が端子41を介して位相比較回路43の一方に入
力される。45は電圧制御発振回路であり、その中心周
波数は第2図の回路90からの読取りクロックの周波数
と同じ周波数になるように設定される。電圧制御発振口
$45の出力は分周回路46にて分周され、入力映像信
号の水平走査周波数と同じ周波数の信号が分周回路46
より出力される。
端子41からの水平同期信号と該分周回路46からの出
力は位相比較回路43にて位相比較され、両者の位相差
に応じた誤差電圧が位相比較回路43より出力され位相
補償回路44を介して電圧制御発振回路45の制御電圧
として供給される。
以上の回路により、いわゆるAFC回路が構成され、そ
の負帰還制御作用によって入力映像信号の水平同期信号
の時間軸変動に追従した出力が電圧制御発振回路45よ
り得られ、この出力は書込みクロックとして端子42よ
り出力される。
以上は水平同期信号に基づいて書込みクロックを生成す
る従来方法であるが、上記文献にも記載されているよう
に、水平同期信号の代わりに水平ブランキング期間内に
重畳されているいわゆるバースト信号を用いて上記同様
の負帰還ループを構成(これをAPC回路と称する)し
、あるいは上記水平同期信号に基づ<AFC回路と上記
バースト信号に基づ<APC回路の両方を並用して、映
像信号に同期した書込みクロックを生成する方法も従来
から公知である。
上記従来技術は、負帰還(フィードバック)制御を行っ
ているため、再生信号中に含まれる時間軸変動の周波数
が高かったり、ヘッド切換えに伴なう急激な時間軸変動
がある場合、上記したAFCやAPCが応答しきれず1
時間軸変動の補正を正しく行なうことができない、こう
した問題を解決するためにAFCやAPCの応答速度を
速めることも試みられているが、応答速度を速めると再
生映像信号に含まれるノイズにも敏感に応答し易くなり
、逆に時間軸補正系がノイズにより擾乱され、動作が不
安定になるという問題が生じる。
一方、上記したAFCやAPCによる時間軸変動の補正
系では、再生映像信号中の時間軸変動を検出する手段と
して、水平同期信号の位゛相変動を用いている。水平同
期信号の周期は現行TV方式で約60)seeであり、
換言すると再生映像信号中の位相変動は高々6G#s6
cごとにしか検出できず、比較的高い周波数成分の位相
変動に対しては、補正できないという問題がある。第4
図は上記残留誤差の発生する過程を示している。第4図
において、aは再生された水平同期信号、bは再生信号
に含まれる位相変動φを示している。bの位相変動は水
平同期毎に検出されるので、位相変動量を検出した結果
を示す位相差電圧eはCに示すようになる。Cの位相差
電圧はサンプリングした時点、すなわち各水平同期の始
まりの点の情報が1H(Hは水平同期)期間中は保持さ
れ、この位相差電圧に従って位相変動(時間軸誤差)が
補正される。
ところが、実際の時間軸誤差は1H内部でも刻々と変化
しており、1Hの初めの方では時間軸誤差は0となるも
のの、特に1Hの後半から終わりにかけて、dに示すよ
うに残留誤差が増大する。2九は、実際の画面上では1
画面の左側ではさほど時間軸誤差は目立たないが、画面
の中心から右端にかけて時間軸誤差が大きくなるという
現象となる。こめような時間軸誤差は、シリンダの回転
ムラなどによって生ずる通常のジッタと区別して。
特に速度誤差と称せられており、ヘッドチップのテープ
への突入や突出により生じるテープの縦振動(テープの
機械的振動が走行方向と同じ)等により発生すると考え
られる。この種の時間軸誤差はインパクトエラーとも呼
ばれており、インパクト性の周波数の高い成分を含んで
いるので、従来の形式の時間軸誤差補正回路(以下、T
BC)では、その除去は本質的に困難である。
上記の速度誤差の補正方法としては、前述の文献(VT
R技術、第6章)にも記載されているように、第4図e
に示した補正波形による方法が従来より公知である。第
4図eはdの残留誤差を直線近似した補正波形であって
、この三角波の電圧に従って第2図の示した書込みクロ
ックの位相を変調させることiこより、速度−差め補正
をするものである。しかしながら、この方式ではdの残
留誤差、即ち1H内に生Bた速度誤差を正確に検出する
こと自体が困難であり、特にS/N比の十分でない再生
信号では、逆に時間軸誤差を増加してしまうことにもな
りかねず、この対策が望まれるところであった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を除去し、再生
映像信号に含まれる時間軸変動のうち、特に周波数の高
い成分の速度誤差をノイズ等の影響を受けることなく、
安定かつ確実に除去することができる時間軸誤差補正回
路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は以下のようにして達成される。すなわち、再
生映像信号の時間軸を補正する為に入力映像信号の水平
ブランキング内に多重されている波数Nなるバースト信
号(Nは正の整数)に対し。
上記バースト信号をバースト信号の先頭より波数M (
MはM<Nの整数)の部分と上記波数Mの部分以外の波
数N−Mの部分とに分離する手段と、上記波数N−Mの
部分を用いて1H毎に位相同期した一定周波数の信号を
生成する発振回路と、上記発振回路からの出力クロック
の位相と上記波数Mの部分との位相を比較する位相比較
回路と、上記位相比較回路からの出力に応じて上記発振
回路からのクロックを位相変調する手段と、上記位相変
調されたクロックをn倍(nは1以上の整数)に周波数
逓倍する手段とを有し、上記周波数逓倍回路からのクロ
ックを用いて再生映像信号のサンプリング及びメモリへ
の書込みを行なうように構成する。
〔作用〕
上記の構成とすることにより、時間軸補正用のバースト
信号のうち波数N−Mの部分を用いて1H毎にバースト
インジェクション(バースト注入)が行なわれ、これに
よってバースト信号の位相に対し高速に位相同期した一
定周波数のクロック信号を得ることができ、さらに、1
H後の次のバーストインジェクションが行なわれる直前
に、上記クロック信号と次のバースト信号の先頭より波
数Mの部分の位相とが位相比較回路で比較される。
この位相比較回路の出力は上記1H前に注入されたバー
ストと現在再生されているバーストとの位相差に対応し
ている。即ち、上記位相比較回路の出力は第4図dに示
す速度誤差に対応して増減する。上記したように、バー
スト信号を2つの部分に分割し、バーストインジェクシ
ョンと1H間隔の位相比較をバースト信号を用いて行な
うことによって、再生された映像信号に対して高速に追
従する時間軸補正用のサンプリングクロック(又はメモ
リへの書込みクロック)が得られ、さらに。
1H毎の速度誤差もノイズの影響をあまり受けずに正確
に検出することが可能となり、インパクトエラー等によ
る高い周波数成分を含む時間軸変動あるいは速度誤差を
高速かつ正確に除去することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は1本発明による時間軸補正装置の一実施例を示
すブロック図、第5図及び第6図はその動作説明用の波
形図である。
第1図において、1はA/D変換器、2はメモリ、3は
D/A変換器、4は同期信号分離回路である。これらは
第2図の従来例と同一の部品であって、同一符号で示し
である。また、500は書込みアドレス制御回路、60
0は読出しアドレス制御回路を示している。第1図にお
いて、破線で囲んだブロック400は、本発明に係わる
書込みり゛ロック生成回路を構成している。また、第5
図は、上記書込みクロック生成回路400の各部におけ
る波形図を示したものである。
第1図において、磁気テープ等の記録媒体より再生され
た時間軸誤差を含む映像信号は映像信号入力端子IOに
入力され、後に示す理由によって1H遅延回路5におい
て1H(Hは水平同期期間)の遅延が施こされた後、A
/D変換器1でディジタル信号に変換される。このとき
上記A/D変換器1で用いられるサンプリングクロック
として、再生映像信号に含まれる時間軸誤差(ジッタや
ベロシティ−エラー)に同期したクロックを用いること
により、ディジタル信号に変換された時点で時間軸誤差
が除去される。ディジタル信号に変換された後、上記再
生映像信号は一部メモリ2に蓄えられる。一方、水晶発
振回路30では、メモリ2からの映像信号データの読出
しに用いる時間軸変動のない基準クロックが生成され、
上記基準クロックは基準同期信号生成回路31及び分周
回路32に供給される。基準同期信号生成回路31では
上記基準クロックを基として水平同期信号H5、複合同
期信号O8及び垂直同期信号vSが生成される。
メモリからの映像信号データの読出しを制御するために
、上記信号のうちH8及びvSは読出しアドレス制御回
路600に送られる。読出しアドレス制御回路600で
は、メモリに蓄えられた映像信号データを所定の順序に
従って読出す為にメモリ上のアドレス制御が行なわれる
。メモリより読み出された映像信号データはD/A変換
器3でアナログ映像信号に変換され、さらに同期信号挿
入回路6において基準同期信号生成回路31より送られ
てくる複合同期信号C8が上記アナログ映像信号に挿入
され、映像信号出力端子20に出力される。
次に書込みクロック生成回路400の動作について、第
5図及び第6図を用いて説明する。第5図aに示すよう
に、VTRの再生ヘッドにより再生され復調された映像
信号には、負極性の同期信号及び時間軸誤差の補正に用
いる為のバースト信号(第5図の例では波数6)が、記
録時にあらかじめ付加されている。映像信号入力端子1
0より入力された再生映像信号は、同期信号分離回路4
に入力され、ここで第5図すに示すように同期信号のみ
が分離され、再生タイミングの基準信号としてパースト
ゲート回路1 (12) 、パーストゲート回路2 (
13) 、ヘッド切換領域検出回路14、タイミング生
成回路16.ランプ波形生成回路22、書込み制御回路
500の各ブロックに送られる。一方、バースト信号分
離回路11では、バースト周波数に合わせ九BPF (
バンドパスフィルタ)及びレベル比較器を用いることに
よりバースト信号のみを分離し、第5図Cに示すような
゛バースト信号を得る。
パーストゲート回路1 (12)では、上記のようにし
て得られた6波のパース上信号のうち、後行する4波を
抜き出すためのゲートパルス(第5図d)が生成される
。上記ゲートパルス(第5図d)を用いて抜き出された
ゲート1バースト信号(第5図e)はτ1なる期間を有
し、この期間内にインジェクション発振器15に対して
インジェクション(注入)動作が行なわ゛れる。
第7図は第1図のインジェクション発振器15の内部構
成の一例を示す図である。同期信号分離回路4で再生映
像信号より分離された同期信号は。
インジェクション発振器における同期信号入力端子15
1を介して垂直・セグメント同期分離回路153に入力
される。ここでは入力された同期信号より垂直同期信号
又はセグメント同期信号が分離され、分周器163.1
64及びゲート回路166に送られる。
ここで、セグメント同期信号とは次に述べるようなセグ
メント記録方式におけるセグメントの先頭に記録されて
いる同期信号のことを示す。すなわち、通常の家庭用V
TRではシリンダの回転数はフレーム周波数と同一であ
って、30&である。
したがって、家庭用VTRでは、磁気テープの1回の走
査で1フイールドの情報が記録される。これに対して°
、例えばハイビジョンのような占有帯域の広い信号を、
比較的小径(60〜70閣φ程度)のシリンダを用いて
記録するVTRにおいては、磁気テープとヘッドの間の
相対速度を高速化する必要があり、これを実現するため
シリンダの回転数を2倍から4倍・程度に引き上げて記
録する方法が考えられる。このような記録方式では、例
えば。
シリ・・ンダ、の回転数を4倍の120sec−゛とし
た場合。
映像の、トフィールド期間に磁気テープ上のヘッドの走
査が4回行なわれること1こなる。即ち、1フイールド
の映像信号が4本の・トラックに分割されて苫己録され
ること番こなる。このとき−11フィールドを構成する
4つの部分を各々セグメントと称し、上記の記録方式を
4セグメント記録方式と呼ぶ。
この記録方式においては、各セグメントの先頭に映像信
号とは別にセグメント同期信号が挿入されて記録される
。また、上に述べたように、セグメント記録方式では1
フイールドの連続した信号が4本のトラックに分割され
て記録されるので、再生ヘッドの切換に伴なって再生信
号が時間的に不連続になるという問題がある。この問題
に対しては、記録時にうラド切換点近傍に映像信号とは
別にヘッド切換専用の領域(ヘッド切換領域)を設ける
ことで対拠している。
第8図は磁気テープ上に記録されたトラックの記録パタ
ーンを示している。第8図において、各トラックのヘッ
ド入側及び出側の斜線で示したそれぞれ約1Hの領域が
上記のヘッド切換領域を示している。また、各トラック
すなわち各セグメントの先頭のXで示した部分にはセグ
メント同期信号が記録されている。
第9図は、第8図の記録パターンによる再生信号を示し
た図である。第9図aは、回転シリンダ上に180’の
対向角をもって取付けられた2つのヘッド(ヘッド1及
び2)のうちの1つのヘッド(ヘッド1)による再生信
号を示しており、第9図すは、もう一方のヘッド(ヘッ
ド2)による再生信号を示しである。−ここでは便宜的
に1トラツクに100 Hずつの映像信号が記録されて
いるものとして、再生信号を図示しである。即ち、ヘッ
ド1からはまずヘッド切換領域(斜線で示されている)
が再生され、つづいてセグメント同期信号(Xで示され
ている)及び1〜100で示された100Hの映像信号
が得られる。引きつづきヘッド2からは同様にヘッド切
換領域、セグメント同期及び101〜200で示された
100Hの映像信号が得られる。
第9図Cはヘッド1及び2からの再生信号を切り換える
ためのヘッド切換信号であり、この信号がハイレベルに
あるときはヘッド1からの再生信号が選択され、逆にロ
ーレベルにあるときはヘッド2からの再生信号が選択さ
れる。この結果、第9図dに示すような連続した信号を
得ることができる。第9図eは、一定の時間々隔を示す
時間軸の基準を与えるタイムスロットであり、LHの時
間毎に区切っである。ヘッドから再生された信号は。
シリンダの回転ムラやテープそのものの経時変化に伴な
う伸縮によってヘッド切換点近傍で大きな時間軸誤差を
生じる、これに伴なう画面上のくねりをスキュー歪みと
称するが、第9図では、セグメント2から3、及びセグ
メント3から4へのヘッド切換領域が通常の1Hの長さ
に比較して大きなずれがあることを示している。このヘ
ッド切換に伴なう1H間隔の伸縮量を第9図eに示すよ
うにスキュー量と呼んでいる。
第10図は、ヘッド切換点近傍の再生信号の波形をより
詳細に示したものである。第10図aは第9図dに示す
再生信号のヘッド切換点近傍の再生信号であり、再生さ
れる信号の願に図の左側より、通常の映像信号、ヘッド
切換領域、セグメント同期信号、再び通常の映像信号を
示している。第10図すはヘッド切換信号を示している
。第10図aに示すように、ヘッド切換領域では、例え
ばペデスタルレベルの信号が記録されており、一方、セ
グメント同期信号ではシンクチップレベルの信号が記録
されており、通常の映像信号との識別が容易になされる
ようになっている。
以上のような記録・再生方式において1時間軸補正用の
メモリへの書込みクロックを生成する方式につき、再び
第5図及び第7図を用いて説明する。第7図のバースト
信号入力端子152には、第5図eに示されたゲートl
バースト信号(6波のバーストのうちの後行する4波の
みのバースト信号)が入力される。第7図に示すように
、この信号はインバータ154を介してCMO5−NA
NDゲートに入力される。このNANDゲートはインダ
クタL 156、キャパシタC工157及びバリキャッ
プC,158と共にインジェクション発振器を構成して
いる。ここで、第5図eに示すようにて1なる期間に上
記インジェクション発振器にバースト信号を注入(入力
)すると、発振器の出力としては第5図fに示すように
注入されたバーストの位相に同期した連続クロックを得
ることができる。この発振器では上記のようにバースト
信号の注入期間(τ、)が1μs程度と短く、したがっ
て注入されたバースト信号に対して高速に応答する必要
がある。このため、この発振器のQ(クォリティーファ
クタ)は比較的小さな値に設定する必要があり、このこ
とが逆にこの発振器の周波数安定性を損なう原因となる
可能性がある。この周波数の安定性を確保する為、第7
図に示したインジェクション発振器ではP L L 1
6Gを構成し、フィードバック制御による周波数の安定
化を図っている。PLL160は逓倍クロック入力端子
161、水晶クロック入力端子1621分周器163及
び1641位相比較器165、ゲート回路166、ホー
ルド回路167より構成さtている。
まず、 インジェクション発振器で得 逓倍クロック入力端子161を介して分周器163に入
力される。一方、水晶クロック入力端子162には第1
図、の水晶発振回路30から送られてくる周波数fユな
るクロックが入力され、分周器164に送られが一致す
るように選ばれる。位相比較器165では上記2つの信
号の位相差を検出し、その位相差に応じたエラー信号を
ゲート回路166に送出する。
ゲート回路166では、インジェクシ1ン発振器へのバ
ースト信号注入を行なわない期間、即ち垂直ブランキン
グ期間もしくはヘッド切換領域及びセグメント同期信号
の再生される期間にのみ位相比較器165からのエラー
信号がホールド回路167に送られる。ホールド回路1
67では上記エラー信号を一定期間保持する役割を果た
す回路であって、ホールド回路の出力はバリキャップC
,(15Jl)に接続されている。上記の構成によって
第7図のインジェクション発振器はフィールドパックル
ープを形成し、NANDゲート155より出力されるク
ロックの周波数は水晶発振回路30からのクロックに追
従するように制御される。
次に再び第1図のブロック図を用いて1時間軸補正処理
回路の動作を説明する。上に述べたようにインジェクシ
ョン発振器15では各水平同期期間毎に再生信号に含ま
れるバースト信号による注入が行なわれ、再生信号中の
ジッタ成分に同期したクロック信号が出力される。以下
に述べるのは。
再生信号中の1水平開期期間内で生じるベロシティ−エ
ラーを補正するためのクロック信号の生成方式に関する
ものであり、ベロシティ−エラーの検出、及びそのエラ
ー量に応じたベロシティ−エラーの補正という2つの処
理段階に分けることができる。第1図において、ベロシ
ティ−エラーの検出のためには、タイミング生成回路1
6、ゲート回路17.18、パーストゲート回路2 (
13) 、位相比較回路19、及びサンプルホールド回
路20が用いられる。各部の動作を第5図に示す波形図
を用いて説明する。まず、インジェクション発振器15
より出力されるクロックはタイミング生成回路16、ゲ
ート回路18、及び周波数逓倍回路21に送られる。
一方、タイミング生成回路16からは第5図gに示すよ
うな1水平列期間隔のゲートパルスが生成され、ゲート
回路17を介してゲート回路18に入力される。ゲート
回路17のもう一方の入力にはヘッド切換領域信号が入
力される。この信号は、第10図dに示すように、ヘッ
ド切換領域ではローレベルとなり、この期間中はゲート
回路1フ及び18を閉じる働きをする。すなわち、ヘッ
ド切換領域においては以下に述べるベロシティ−エラー
の検出動作を阻止する。この理由を以下に示す。前に述
べたようにヘッド切換領域では、ヘッドの切換に伴ない
18期間の伸縮が生じ1時間軸上の不連続が生じる。こ
のため、もしもこの期間中にベロシティ−エラーの検出
を行なうと、LH内に生じる時間軸エラーがベロシティ
−エラーによるものか、上記のヘッド切換に伴なう時間
軸上の不連続によるものかの区別ができず、エラーの誤
検出をしてしまう、これを防ぐために、ヘッド切換領域
ではベロシティ、−エラーの検出は行なっていない。
次に、タイミング生成回路16では第5図gのようなゲ
ートパルスが生成され、この結果ゲート回路18の出力
として得られる信号は第5図りに示すような波数2のバ
ースト信号となる。この波数2のバースト信号は、イン
ジェクション発振器15におけるバースト信号の注入が
行なわれる直前の2波を取□゛り出した信号であり、1
H前のバースト信号に位相同期した波形である。この波
数2のバースト信号は位相比較回路19に入力される。
上記位相比較回路19のもう一方の入力には、パースト
ゲート回路2 (13)からの出力信号が入力される。
パーストゲート回路2では、第5図iのタイミングで生
成されるゲートパルスを用いることにより、第5図jに
示すゲート2バースト信号が生成される。このゲート2
バースト信号は、再生映像信号に時間軸多重されている
6波のバースト信号のうち、先行する2波を抜き出すタ
イミングで生成される。位相比較回路19では上記のよ
うにして得られた2つのバースト信号の位相差が検出さ
れる。
上記2つの信号の位相差は、1H前後のベロシティ−エ
ラーに相当する時間軸上の誤差を示す量となる0位相比
較回路19の出力は、サンプルホールド回路20に送ら
れ、ここで1H毎にサンプル及びホールド処理が行なわ
れる。この結果、第5図kに示すようなエラー信号を得
ることができる。この場合、第5図りとjの各々2波の
バースト信号の位相差が大きい場合には、にのエラー信
号も大きく、逆に位相差が小さい場合にはエラー信号は
小さくなる。
次に、このエラー信号を用いてベロシティ−エラーを補
正する方式について説明する。第6図はA/D変換器1
及び書込み制御回路500に送出する書込みクロックの
生成過程を説明する図である。
以下、第1図及び第6図を用いて上記クロック生成過程
を説明する。第6図aは水平同期信号であって、第1図
の同期信号分離回路4で再生信号より分離・生成され、
ランプ波形生成回路22に送られる。ランプ波形生成回
路22では、第6図すに示すように上記水平同期信号の
周期に従って、波高値が一定のランプ波形が生成される
。このランプ波は、かけ算回路23に送られる。また、
上記かけ算回路のもう一方の入力にはサンプルホールド
回路20からの出力が入力されている。上記サンプルホ
ールド回路20は、先に説明したように1H毎のベロシ
ティ−エラーに応じた電圧を生成する。上記の2つの信
号はかけ算回路23でかけ合わされることにより、第6
図dに示すようにベロシティ−エラー量に応じて、波高
値が変化するランプ波形出力を得ることができる。この
出力信号は、次に第1図のモノマルチ(MMV)24の
PWC端子に入力される。PWCとはパルス幅制御(P
ulseWidth Control)のことで、この
モノマルチの出力として得られる信号のパルス幅が上記
PWC端子に印加された電圧により制御されるという特
徴がある。一方、モノマルチ24のクロック入力端子に
は逓倍回路21で生成された再生信号のジッタに同期し
たクロックが入力される。この結果、モノマルチ24の
出力としては第6図fに示すような位相変調クロックが
得られる。さらに、第1図の波形整形回路28で上記の
位相変調クロックが波形整形されて、第6図gに示す書
込みクロックが得られる。この書込みクロックは、再生
されたバースト信号をもとにインジェクション発振器を
用いて得られたクロックを、さらにベロシティ−エラー
量に応じて1次近似で位相変調を行なうことにより得ら
れたクロックである。
ここで、上記位相変調を行なうモノマルチ24のクロッ
ク入力に1H遅延回路27が挿入されているのは次の理
由による。第11図は再生信号と各部制御信号とのタン
シミングを示す図であって、以下この図と第1図のブロ
ック図と対比させて説明する。第11aは磁気テープよ
り再生され、復調された再生映像信号であって、図中の
#で示した番号は各ラインごとの再生順序を示している
。この再生信号は第1図の映像信号入力端子10に入力
される。第11図すはインジェクション発振器(第1図
15)より生成されるインジェクション発振器出力クロ
ックであり、第11図に示すようにライン#1のバース
ト信号の情報をもとに発振器出力クロック#1を得るこ
とができる。以下同様にライン#2のバースト信号から
はクロック#2が、ライン#3のバースト信号からはク
ロック#3が順次生成される。次に、第11図Cは各H
毎のベロシティ−エラー量の変化を示している。先に説
明したように、例えばライン#lの再生期間中に発生す
るベロシティ−エラーは、ライン#1のバースト信号を
もとに生成されたインジェクション発振クロックの位相
と、ライン#2のバースト信号の位相とを比較すること
によって検出できる。したがって、第11図Cに示すよ
うにベロシティ−エラーの検出は、再生映像信号(第1
1図a)に比較すると1Hの期間に相当する時間だけ遅
延する。このようにして検出された各H毎のベロシティ
−エラーに応して、インジェクション発振器出力として
得られたクロック(第11図b)を次に位相変調して書
込みクロックを生成する。このとき、上記説明したよう
にインジェクション発振器出力のクロックに比較して、
ベロシティ−エラーの検品信号はL Hの遅延がある。
そこで、第1図に示すように、インジェクション発振器
15の呂カクロックを周波数逓倍するための逓倍回路2
1の出力と、モノマルチ24(クロック位相変調用)の
クロック入力端子との間に1H遅延回路27を挿入し、
位相変調すべきインジェクション発振器出力クロックと
ベロシティ−エラーの検出信号とのライン番号を合わせ
るように構成されている。また、このようにして。
モノマルチ24より出力されたクロックは波形整形回路
28に入力され、−旦波形整形されたのち、A/D変換
器1及び書込みアドレス制御回路500に入力される。
ここで、上記説明したように、映像信号入力端子IOに
入力される映像信号に対して、A/D変換器1−及び書
込みアドレス制御回路500ニ入力されるベロシティ−
エラーを含む時間軸変動の補正用クロックは、1Hに相
当する時間だけ遅延している。そこで、この1H分を補
正するためにA/D変換器1に一人力される再生映像信
号を’1H遅延回路□5を用いて1H分だけあらかじめ
遅延する。このよう・構成すればベロシティ−エラーの
検出に伴ならで生ずる書込み用クロックの遅延の問題を
回避す゛ることが可能となる。第11図eは。
上記した1H遅延回路を□経九撫の映像信号を示してお
り、この映像信号のライン番号ば゛同図dに糸したA/
D変換クロックのライン番号と一致している。
以上、第1図のブロック図に示す本発明の一実施例につ
き説明した。上記の実施例では、再生映像信号のベロシ
ティ−エラーも含めた時間軸誤差につ□い−での全ての
補正処理をメモリの書込み側で行う構成としている。し
かるに、上記説明したように再生映像信号を1H遅延さ
せ゛る処理が必須となり、特にハイビジョンや他の高品
位TV方式では、1H遅延処理に伴なう画質の劣化、お
よび1H遅延を実現するためのハード規模とそのコスト
の増加が大きな課題となる。現状の技術でハイビジョン
信号を高画質のまま1H遅延させるためには高価なA/
DおよびD/A変換器とメモリ、さらにブリおよびポス
トフィルターが必要となる。
NTSC信号等の現行TV方式では1H遅延は、CCD
を利用することが可能であるが、ハイビジョンのような
高品位TV方式では画質の劣化が生じ実用的でない。
上記の問題を回避するために1通常の時間軸補正はメモ
リの書込み側で行ない、ベロシティ−エラーの補正はメ
モリの読出し側で行なう方法が考えられる。この方式に
基づく本発明の他の実施例を第12図に示す、第12図
は上記した時間軸誤差補正回路のブロン゛り図であり、
図中の部品番号のうち第1図のブロック図における部品
と機能が一致するものには同一の番号が付されている。
第12図において1点線で囲まれたブロック400は、
メモリへの書込みクロック生成回路を構成している。
メモリへの書込み側では、第1図で説明したように、イ
ンジェクション発振器15で生成さ九たクロックの位相
とパーストゲート2 (i3)を経て入力されるバース
ト信号の位□相とが位相比較回路19で比較され、その
結果がサンプル&ホールド回路20でサンプルホールド
される。このサンプル&ホールド回路のaカはベムシテ
ィーエラーに相当するが、このエラー量は、第5図kに
示すように再生映像信号の1H毎に更新される。このエ
ラー量は電圧値としてA/D変換器41に入力されるが
、ここでは、第5図βに示すように、1H毎にパルス゛
生成回路40で生成されるA/D変換パルスに従ってデ
ィジタル信号に変換される。こうして得られたディジタ
ル信号は、メモリ42に入力されるが、′このときメモ
リ42の内部アドレス構成を映像信号用メモリ企ト共通
にすることにより、書込みアドレス制御回路500と読
出しアドレス制御回路600をメモリ42の7にレス制
御回線としてそのまま使用する出とができる。この方式
によれば、映像信号の記録時にシャツリン〃(ライン単
位の映像信号の分散記録)などめ処理を行う記録再生シ
ステムにおいても、上記書込みアドレス制御回路の共通
化が図れ、回路規模削減ができる。
さそ、上記のようにメモリ42に書込まれたエラー信号
は一定の時間の後にD/A変換器43により再び元のア
ナログ量の電圧に変換される。このとき、メモリ42か
ら読出されD/A変換器43によりアナログ量の電圧に
変換されるタイミングは、基本的には次のルールに従え
ばよい、即ち、メモリ42より読出される。あるライン
のベロシティ−エラーに対応した値は、映像信号用のメ
モリ2よりその時点で読出されるラインに対応している
ことが必要である。具体的には例えば、今、メモリ2よ
り第10ライン目のデータが読み出されているとすれば
、メモリ42より読出されるベロシティ−エラーに対応
した値も第10ライン目に対応したものでなければなら
ない、前に述べたように、ベロシティ−エラーが検出さ
れるのは、実際に再生されるラインよりも1ラインだけ
遅延されて検出される。−二の遅延についてはメモリ4
2からの読出しタイミングをメモリ2からの映像信号の
読出しタイミングに対して1ライン分先行させることで
吸収することができる。また、このとき、D/A変換用
のクロックとしては、第12図に示すように基準同期信
号生成回路から送られてくるH5 (水平同期)信号が
用いられる。D/A変換器43より出力された速度誤差
電圧は、かけ算回路23の入力端子に入力される。かけ
算回路23のもう一方の入力端子には、ランプ波形生成
回路22で生成された、H8信号と同一周期のランプ波
形が入力される。このようにして得られるかけ算回路2
3の出力波形は、基本的には第6図dに示すようなラン
プ波形となる。すなわち、D/A変換器43からの出力
、つまりある1H期間におけるベロシティ−エラー量が
大きい場合には、ランプ波形の傾きが大きく、逆にエラ
ー量が小さい場合には、ランプ波形の傾きは小さくなる
。第1図のブロック図で示した実施例と同様に、かけ算
回路23の出力はモノマルチ24のPWC(パルス幅制
御)端子に入力される。−方、モノマルチ24のクロッ
ク入力端子には、メモリ2及びメモリ42の読出し制御
基準クロックを生成す 成する水晶発振回路30からのクロックを分周する為の
分周回路32からの分周クロックが入力される。
このクロックはモノマルチ24において、第6図のfに
示すようにランプ波形の振幅の大小に従って位相変調さ
れる。こうして位相変調を受けたMMV24の出力クロ
ックは波形整形回路28で波形整形され、メモリ読出し
制御回路600及びD/A変換器3に入力される。D/
A変換器3で元のアナログ信号に変換された再生映像信
号は、次に同期信号挿入回路6に入力され、ここで水平
同期信号、垂直同期信号が付加されたのち映像信号出力
端子20に出力される。
以上述べたように、ベロシティ−エラーの補正は、映像
信号処理用メモリ2の読出しアドレス制御回路600及
びD/A変換器3に供給されるクロックをベロシティ−
エラー量に応じて位相変調することによって行なうこと
が可能である。この場合は、第1図のブロック図に示し
た実施例のように、映像信号とベロシティ−エラー検出
信号の間に生ずる時間差に対する配慮が不要となり、し
たがって、第1図に示したような映像信号の1H遅延回
路5を設ける必要がなくなり、このl H遅延回路によ
る画質の劣化を回避することができる。
以上の実施例においては、ベロシティ−エラーの補正の
為に、映像信号処理用メモリ2への書込みクロックまた
は読出しクロックを、検出されたベロシティ−エラー量
に応じて位相変調する方式を用いている。第1@及び第
12図に示す実施例では、上記クロックの位相変調を行
なう為に、ランプ波形生成回路22、かけ算回路23、
モノマルチ24により構成されるクロック位相変調回路
が用いられている。この場合、モノマルチ24を直列に
多段接続すれば、上記ベロシティ−エラー量に応じたク
ロックの位相変調量を任意の値に設定することが可能と
なる。
また、上記クロックの位相変調手段としては。
本実施例に示したモノマルチを用いる方法に限らず、遅
延量が外部からの印加電圧により制御可能な可変遅延線
を用いる方法でもよく、本発明を適用することができる
〔発明の効果) 以上説明したように1本発明によれば、バーストインジ
ェクション方式による時間軸誤差補正回路において、1
H前後のバースト信号の位相差を検出することにより、
従来の方式ではその検出及び補正が困難とされていた1
H内部の時間軸誤差。
いわゆるベロシティ−エラーを検出・補正することが可
能となる。このとき、再生映像信号に含まれるバースト
信号のうち、先行する部分は上記ベロシティ−エラーの
検出に用い、後行する部分はバーストインジェクション
発振器へのバースト注入に用いる結果、1H前後のベロ
シティ−エラー量が正確に検出することができ、かつ、
バーストインジェクション発振器による書込みクロック
の生成も行なわれるので、通常の時間軸補正動作及びベ
ロシティ−エラーの補正動作が同時に行なうことができ
る。その結果、再生映像信号に含まれる時間軸誤差を高
精度に除去することが可能となり、高品位の再生画質を
得ることができる。
また、シリンダの回転数を通常の2倍以上に高速化して
1フイールドの映像信号を複数のトラックに渡って記録
・再生を行なうセグメント記録方式においても、ヘッド
切換部分でベロシティ−エラーの誤検出が生じないよう
に配慮しであるので、セグメント記録方式における映像
信号の再生においてもベロシティ−エラー補正が可能と
なり、常に時間軸誤差の除去された、高品位の再生画を
得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
従来の時間軸誤差補正IBMの基本構成を示す図、第3
図は位相同期ループ回路の基本構成を示す図、第4図は
速度誤差(ベロシティ−エラー)の補正原理の説明図、
第5図は第1図の各部動作説明用の波形図、第6図はベ
ロシティ−エラー補正回路の動作説明用波形図、第7図
はバーストインジェクション発振器の内部構成を示す図
。 第8図はセグメント記録方式VTRのテープ上のトラッ
クパターン、第9図はセグメント記録方式VTRの再生
信号のタイミング図、第10図は再生信号のヘッド切換
点近傍の波形図、第11図はベロシティ−エラー補正回
路の動作説明用の再生映像信号波形図、第12図は本発
明の他の実施例を示すブロック図である。 1・・・A/D変換器、2・・・メモリ、3−・・D/
A変換器、4・・・同期分離回路、5・・・1H遅延回
路、6・・・同期信号挿入回路、500・・・書込みア
ドレス制御回路、600・・・読出しアドレス制御回路
、 11・・・バースト信号分離回路、12・・・パー
ストゲート1.13・・。 パーストゲート2,14・・・ヘッド切換領域検出、1
5・・・インジェクション発振器、16・・・タイミン
グ信号生成回路、17.18・・・ゲート回路、19・
・・位相比較回路、20・・・サンプル&ホールド回路
、21・・・周波数逓倍回路、23・・・かけ算回路、
24・・・モノマルチ、28・・・波形整形回路。 島 ヰ 図 嶌 図 d 、6 ℃ AI

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、記録媒体より再生された映像信号の所定位置に多重
    された時間軸誤差補正用バースト信号を用いて、再生映
    像信号に含まれる時間軸誤差を検出・補正を行なう時間
    軸誤差補正回路において、 上記波数N(Nは2以上の整数)なるバースト信号のう
    ち、先行する波数M(MはN>Mなる正の整数)の部分
    と、後行する波数N−Mの部分とに分離する手段(11
    、12、13)と上記後行する波数N−Mのバースト信
    号に位相同期したクロックを生成する手段(15)と、
    上記先行する波数Mのバースト信号の位相と上記クロッ
    ク生成手段(15)により生成されたクロックの位相と
    を比較する手段(19)とを有し、 再生映像信号に含まれる速度誤差成分を検出することを
    特徴とする時間軸誤差補正回路。 2、記録媒体より再生された映像信号をA/D変換する
    手段(1)と、 上記A/D変換手段(1)のディジタル信号出力を一時
    的に蓄わえるためのメモリ手段(2)と、 上記メモリ手段(2)のディジタル信号手段をD/A変
    換する手段(3)と、 上記メモリ手段への書込み動作を制御する書込みアドレ
    ス制御回路(500)と、 同じく上記メモリ手段からの読出し動作を制御する読出
    しアドレス制御回路(600)と、再生映像信号の所定
    位置に多重された時間軸補正用の波数N(Nは2以上の
    整数)のバースト信号を再生映像信号より分離する手段
    (11)と、 上記バースト信号分離手段(11)により分離されたバ
    ースト信号に位相同期した時間的に連続なクロックを生
    成するためのバースト・インジェクション発振器(15
    )と、 上記バースト・インジェクション発振器からのクロック
    出力を周波数逓倍し、その結果をメモリ書込みクロック
    としてA/D変換手段(1)及び書込みアドレス制御回
    路(500)に供給するようになされた周波数逓倍回路
    (21)と、メモリ読出し用の基準クロック信号を生成
    する水晶発振器回路(30)と、 上記水晶発振器回路(30)よりの出力クロック信号を
    分周し、その結果をメモリ読出しクロックとしてD/A
    変換器(3)及び読出しアドレス制御回路(600)に
    供給するようになされた分周回路(32)とにより構成
    された、バーストインジェクシヨン方式の時間軸誤差補
    正回路において、 上記再生映像信号の所定位置に多重された波数N(Nは
    2以上の整数)のバースト信号に対し、上記バースト信
    号のうち時間的に先行する波数M(MはM<Nなる正の
    整数)の部分を分離する手段(13)と、 同様に上記バースト信号のうち時間的に後行する波数N
    −Mの部分を分離する手段(12)と、上記バースト信
    号分離手段(12)により分離された波数N−Mのバー
    スト信号を用いて、時間的に連続的なクロックを生成す
    るバースト・インジェクション発振器(15)と、 上記バースト・インジェクション発振器(15)からの
    出力クロックの位相と、上記バースト信号分離手段(1
    3)により分離された波数Mのバースト信号の位相とを
    比較し、上記2つの信号の位相差に応じた出力電圧を出
    力する位相比較回路(19)と、 上記位相比較回路出力に応じて、上記バーストインジェ
    クシヨン発振器からの連続クロックを位相変調する手段
    (24)とを備え、 もって再生映像信号に含まれる速度誤差による時間軸変
    動を除去することを特徴とする時間軸誤差補正回路。 3、上記時間軸誤差補正回路において、バーストインジ
    ェクシヨン発振器からの連続クロックを位相変調する手
    段は、 1H周期のランプ波形生成回路(22)と、上記位相比
    較回路(19)の出力をサンプル・ホールドするサンプ
    ル・ホールド回路(20)と、上記ランプ波形生成回路
    (22)からの出力と、サンプル・ホールド回路からの
    出力の双方を掛け合わせる為のかけ算回路(23)と、 バーストインジェクシヨン発振器(15)からの連続ク
    ロックを周波数逓倍して所定の周波数クロックを得るた
    めの周波数逓倍回路(21)と、上記周波数逓倍回路の
    出力を1H遅延する1H遅延回路(27)と、 上記1H遅延回路(27)からの出力をクロック入力と
    し、上記かけ算回路(23)からの出力をパルス幅制御
    入力とするモノマルチ回路(24)とにより構成された
    請求項1に記載の時間軸誤差補正回路。 4、記録媒体より再生された映像信号をA/D変換する
    手段(1)と、 上記A/D変換手段(1)のディジタル信号出力を一時
    的に蓄えるためのメモリ手段(2)と、 上記メモリ手段(2)のディジタル信号出力をD/A変
    換する手段(3)と、 上記メモリ手段への書込み動作を制御する書込みアドレ
    ス制御回路(500)と、 同じく上記メモリ手段からの読出し動作を制御する読出
    しアドレス制御回路(600)と、再生映像信号の所定
    位置に多重された時間軸補正用の波数N(Nは2以上の
    整数)のバースト信号を再生映像信号より分離する手段
    (11)と、 上記バースト信号分離手段(11)により分離されたバ
    ースト信号に位相同期した時間的に連続なクロックを生
    成するためのバースト・インジェクション発振器(15
    )と、 上記バースト・インジェクション発振器からのクロック
    出力を周波数逓倍し、その結果をメモリ書込みクロック
    としてA/D変換手段(1)及び書込みアドレス制御回
    路(500)に供給するようになされた周波数逓倍回路
    (21)と、メモリ読出し用の基準クロック信号を生成
    する水晶発振回路(30)と、 上記水晶発振回路(30)よりの出力クロック信号を分
    周し、その結果をメモリ読出しクロックとしてD/A変
    換器(3)及び読出しアドレス制御回路(600)に供
    給するようになされた分周回路(32)とにより構成さ
    れた、バーストインジェクシヨン方式の時間軸誤差補正
    回路において、 上記再生映像信号の所定位置に多重された波数N(Nは
    2以上の整数)のバースト信号に対し、上記バースト信
    号のうち時間的に先行する波数M(MはM<Nなる正の
    整数)の部分を分離する手段(13)と、 同様に上記バースト信号のうち時間的に後行する波数N
    −Mの部分を分離する手段(12)と、上記バースト信
    号分離手段(12)により分離された波数N−Mのバー
    スト信号を用いて、時間的に連続なクロックを生成する
    バースト・インジェクション発振器(15)と、 上記バースト・インジェクション発振器(15)からの
    出力クロックの位相と、上記バースト信号分離手段(1
    3)により分離された波数Mのバースト信号の位相を比
    較し、上記2つの信号の位相差に応じた出力電圧を出力
    する位相比較回路(19)と、 上記位相比較回路(19)の出力電圧を一定時間保持す
    るサンプル・ホールド回路(20)と、上記サンプルホ
    ールド回路(20)の出力電圧を所定の周期でディジタ
    ル信号に変換するA/D変換器(41)と、 上記A/D変換器(41)のディジタル信号出力を一時
    的に蓄わえるためのメモリ(42)と、上記メモリ(4
    2)からのディジタル信号出力を所定の周期で元のアナ
    ログ信号に変換するD/A変換器(43)と、 上記D/A変換器の出力電圧に応じて、上記メモリ読出
    し用の基準クロックを位相変調する手段(24)とを備
    え、 もって再生映像信号に含まれる速度誤差による時間軸変
    動を除去することを特徴とする時間軸誤差補正回路。 5、上記時間軸誤差補正回路において、再生映像信号用
    のメモリ(2)と、位相比較回路(19)の出力電圧を
    メモリするためのメモリ(42)の双方のメモリの書込
    み制御回路(500)及び読出し制御回路(600)が
    共通である請求項3に記載の時間軸誤差補正回路。 6、上記時間軸誤差補正回路において、メモリ読出し用
    の基準クロックを位相変調する手段は、出力映像信号の
    1H周期のランプ波形生成回路(22)と、 上記ランプ波形生成回路(22)からの出力と、D/A
    変換器(43)からの出力の双方を掛け合わせる為のか
    け算回路と、 基準クロック生成用水晶発振器(30)からのクロック
    を分周し、所定の周波数の読出し用クロックを得るため
    の分周回路(32)と、 上記分周回路(32)からの出力をクロック入力とし、
    上記かけ算回路(23)からの出力をパルス幅制御入力
    とするモノマルチ回路(24)とにより構成された請求
    項3または請求項4に記載の時間軸誤差補正回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148377A (ja) * 2005-10-20 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 楽音出力装置及び楽音出力用集積回路

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JP2007148377A (ja) * 2005-10-20 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 楽音出力装置及び楽音出力用集積回路

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