JPH0582776A - サイリスタ - Google Patents
サイリスタInfo
- Publication number
- JPH0582776A JPH0582776A JP3242194A JP24219491A JPH0582776A JP H0582776 A JPH0582776 A JP H0582776A JP 3242194 A JP3242194 A JP 3242194A JP 24219491 A JP24219491 A JP 24219491A JP H0582776 A JPH0582776 A JP H0582776A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- emitter region
- gate electrode
- thyristor
- emitter
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
リスタのdi/dt耐量を高める。 【構成】逆阻止三端子サイリスタではベース領域表面層
内に形成されるエミッタ領域を、ゲート電極に近い側で
は浅く、遠い側では深くする。二方向性二端子サイリス
タでは、ベース領域表面層内に形成されるエミッタ領域
を、ベース領域の縁に近い側では浅く、遠い側では深く
する。
Description
ばれる逆阻止三端子サイリスタ、トライアックと呼ばれ
る二方向性三端子サイリスタあるいは二方向性二端子サ
イリスタなどのサイリスタに関する。
な構造で、nベース領域となるn- 基板1の一面側にp
エミッタ領域となるp+層2、他面側にpベース領域と
なるp + 領域3、さらにその中にnエミッタ領域となる
n+ 領域4が形成され、一面側の表面にp+ 領域2に接
触するアノード電極5、他面側の表面に酸化膜6の開口
部でp+ 領域3に接触するゲート電極7、n+領域4に
接触するカソード電極8がそれぞれ設けられたものであ
る。そして、ゲート電極7に加えられる信号により、ア
ノード電極5とカソード電極8の間に電流を導通させ
る。
な対称的な構造を有し、nベース領域1の両面側にそれ
ぞれpベース領域3およびnエミッタ領域4が形成さ
れ、両面の酸化膜6の開口部でそれぞれ電極9がnエミ
ッタ領域4およびpベース領域3に共通に接触してい
る。そして両電極間にブレークオーバ以上の電圧を印加
するか、臨界オフ電圧上昇率以上の電圧を印加すること
により導通させることができる。
タ、特に高周波サイリスタにおいては、di/dt耐量、す
なわちオフ状態からオン状態に切り換わる時の最大のオ
ン電流上昇率の確保が重要である。di/dt耐量の向上に
は、ターンオンする時の電流の広がり時間を早くするこ
とが必要であり、これを達成するためには、エミッタ領
域の多くの点でオン状態にする必要がある。そのため三
端子サイリスタでは、ゲートを基板の中心に配置した
り、くし形ゲートを用いたりしていた。しかし、さらに
di/dt耐量の向上が望まれている。また、二端子サイリ
スタではゲート電極を設置しないので、上記のようなゲ
ート構造による方策をとることができない。
し、ゲート構造によらないでdi/dt耐量を向上させたサ
イリスタを提供することにある。
めに、本発明は、半導体基板の第一導電型のベース領域
の表面層内に選択的に第二導電型のエミッタ領域が形成
され、その半導体基板の表面にベース領域に接触するゲ
ート電極およびエミッタ領域に接触する主電極がそれぞ
れ設けられるサイリスタにおいて、エミッタ領域のゲー
ト電極に近い部分が遠い部分より浅く形成されたものと
する。そしてそのようなサイリスタとして逆阻止三端子
サイリスタがある。また、半導体基板の第一導電型のベ
ース領域の表面層内に基板面内で一方の側に偏った位置
に選択的に第二導電型のエミッタ領域が形成され、その
半導体基板の表面にエミッタ領域に接触する主電極が設
けられるサイリスタにおいて、エミッタ領域のベース領
域の縁に近い部分が遠い部分より浅く形成されたものと
する。そしてそのようなサイリスタとして、二方向性二
端子サイリスタがある。
域のゲート電極にあるいはベース領域の縁に近い部分が
浅く、遠い部分が深く形成されることにより、エミッタ
領域外のベース領域の横抵抗に差が生じ、ゲート電極に
近い部分あるいはエミッタ領域の縁に近い部分で横抵抗
が小さくなるため、従来ベース領域の横抵抗が一様であ
るためゲート電極あるいはベース領域の縁に近い所から
集中してエミッタ領域に流入したいた電流が、エミッタ
部分の横抵抗の次第に大きくなる部分にも進んで全面的
に流れやすくなるため、エミッタ領域に分散して流入
し、エミッタ領域の全面でターンオンするようになる。
よってdi/dt耐領域が向上する。
リスタを示し、図2と共通の部分には同一の符号が付さ
れている。この場合、nエミッタ領域4はゲート電極7
に近い浅い領域41、ゲート電極に遠い深い領域43および
その間の中程度の深さの領域42よりなっている。このよ
うなサイリスタは図5(a) 〜(e) に示す工程で製造され
る。すなわち、厚さ240 μmのn型シリコン基板1を用
い、その一面側にp + 層2を形成する (図(a))。次に表
面からの選択的不純物拡散でp+ 領域3を形成し (図
(b))、次いでnエミッタ領域のゲート電極より最も遠い
部分43を形成する (図(c))。つづいて、それより浅い部
分42 (図(d))、ゲート電極に最も近く、最も浅い部分41
(図(e))を順次形成する。
子サイリスタを示し、シリコン基板の両面側に設けられ
たpベース領域中に形成されるnエミッタ領域4は、い
ずれも浅い部分41、中程度の深さの部分42および最も深
い部分43からなっている。この場合も、厚さ240 μmの
n型シリコン基板の両面からの不純物拡散により図5に
おけると同様なやり方でエミッタ領域4が形成される。
イリスタおよびnpnp二方向性二端子サイリスタであ
るが、nゲート逆阻止三端子サイリスタあるいはpnp
n二方向性二端子サイリスタなどにも本発明は同様に実
施できる。またトライアックにおいても実施できる。
れるエミッタ領域の深さを段階的に変化させることによ
り、ベース領域の横抵抗がゲート電極よりあるいはエミ
ッタ領域の縁より遠くなるにつれて大きくなるように
し、点弧時のエミッタ領域への電流の流入を全面的に分
散して行わせることにより、di/dt耐量の大きいサイリ
スタを得ることができた。
断面図
タの断面図
し(e)の順に示す断面図
Claims (4)
- 【請求項1】半導体基板の第一導電型のベース領域の表
面層内に選択的に第二導電型のエミッタ領域が形成さ
れ、その半導体基板の表面にベース領域に接触するゲー
ト電極およびエミッタ領域に接触する主電極がそれぞれ
設けられるものにおいて、エミッタ領域のゲート電極に
近い部分が遠い部分より浅く形成されたことを特徴とす
るサイリスタ。 - 【請求項2】逆阻止三端子サイリスタである請求項1記
載のサイリスタ。 - 【請求項3】半導体基板の第一導電型のベース領域の表
面層内に基板面内で一方の側に偏った位置に選択的に第
二導電型のエミッタ領域が形成され、その半導体基板の
表面にエミッタ領域に接触する主電極が設けられたもの
において、エミッタ領域のベース領域の縁に近い部分が
遠い部分より浅く形成されたことを特徴とするサイリス
タ。 - 【請求項4】二方向性二端子サイリスタである請求項3
記載のサイリスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242194A JPH0582776A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | サイリスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3242194A JPH0582776A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | サイリスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582776A true JPH0582776A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=17085687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3242194A Pending JPH0582776A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | サイリスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0582776A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6213573B1 (en) | 1998-03-01 | 2001-04-10 | Bridgestone Corporation | Rubber pads |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP3242194A patent/JPH0582776A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6213573B1 (en) | 1998-03-01 | 2001-04-10 | Bridgestone Corporation | Rubber pads |
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Legal Events
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