JPH0582727B2 - - Google Patents

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JPH0582727B2
JPH0582727B2 JP59199433A JP19943384A JPH0582727B2 JP H0582727 B2 JPH0582727 B2 JP H0582727B2 JP 59199433 A JP59199433 A JP 59199433A JP 19943384 A JP19943384 A JP 19943384A JP H0582727 B2 JPH0582727 B2 JP H0582727B2
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gap
diffraction grating
light
mask
mark
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Atsunobu Une
Makoto Inoshiro
Nobuyuki Takeuchi
Kimikichi Deguchi
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体ICやLSIを製造するための露
光装置やパタン評価装置等に利用されるギヤツ
プ・位置合せ制御法に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体ICやLSIの微細化に伴い、サブミクロン
パタンを生産的に転写できる装置としてX線露光
装置の開発が進められているが、発散X線源を用
いるX線露光装置では、高精度位置合せ法ととも
に、マスクとウエハ間のギヤツプを高精度に設定
する技術の確立が不可欠となつている。
このような両物体、例えばマスクとウエハ間の
相対的位置ずれ変位とギヤツプとを同時に制御す
る方法として、出願人は先に、2重回折格子を利
用し、例えばその±1次回折光強度の加算処理に
よつて行なう方法を提案している(特願昭58−
31278)。今、これを簡単に説明すれば、この方法
は例えば第10図に示すような装置を用いて行な
われる。同図において、レーザ光線1から発した
コヒーレント光は、ミラー2で方向を変えられ、
真空吸着マスクステージ3によつて保持されるマ
スク4の上に作製されたマスクマーク5に入射、
通過後、粗調ステージ6の上の微調ステージ7の
上に保持されるウエハ8に作製されたウエハマー
ク9で反射され、再度マスクマーク5を通過す
る。マスクマーク5、ウエハマーク9は回折格子
パタンであり、第1図Bに示すように前者は透過
形で、Si3N4等のX線透過率の高い透明薄膜10
の上にTaやAu等の不透明薄膜11により回折格
子パタンを形成したもの、後者は反射形でウエハ
8の上に無反射薄膜12により回折格子パタンを
形成したものもしくは同図Cに示すように段差状
にエツチングすることによつて回折格子パタンを
形成したものである。
これらマスクマーク5およびウエハマーク9に
より回折された光は、入射光に対してθ=sin-1
(2mλ/P)(m=0、±1、±2,……)の方向での み強くなり、それらはmの値によつてm次の回折
光と呼ばれている。なおここで、λはレーザ光の
波長、Pは回折格子のピツチである。
そこで、これらの回折光のうち入射光に対して
対称的な方向に回折された同次数の回折光、例え
ば+1次回折光と−1次回折光のみを光電変換器
13,14で受け、各回折光強度I+1,I-1を光電
変換し、その加算強度ΣI=I+1+I-1の変化を検出
することによつて位置合せを行なうことができ
る。すなわち、この加算強度ΣIは、例えば第1
1図に示すように回折格子のピツチPを周期とし
て同じ波形を繰返し、2つの回折格子がぴつたり
一致したとき(位置ずれ量d=0)に最小値、2
つの回折格子の相対位置ずれ量dがP/2のとき
に最大値をとる。したがつて、ΣIが最小もしく
は最大になるように微調ステージ7を移動させる
ことにより位置合せが行なえる。なお、第11図
は波長λ=0.6328μm、ピツチP=4μm、入射角
α=0°(垂直入射)の場合についてギヤツプZを
25.3μm(図中イ)、25.6μm(図中ロ)、25.9μm(図
中ハ)と変動させた際の、マスク4とウエハ8の
相対位置ずれ量dに対する+1次と−1次回折光
の加算強度ΣIの変化を実験により求めた結果で、
縦軸は光電変換器13,14の出力の和をボルト
単位で示してある。
また、第12図は波長λ=0.6328μm、ピツチ
P=4μm、入射角α=0°(垂直入射)の場合につ
いて、マスク4とウエハ8の相対位置ずれ量dを
0から2μmまで変動させた際の、マスク4とウエ
ハ8との間のギヤツプZに対するΣIを計算した
結果を示す。図中、イ,ロ,ハ,ニ,ホはそれぞ
れ相対位置ずれ量dが0,0.5,1.0,1.5,2μmの
場合を示すが、ΣIは位置ずれ量d=P/2のときに M=λZ/P2=k(kは整数)を満たすギヤツプ値Z において最大値を示すのに対し、d=0のときに
はM=kにおいて最小となる。このため、ΣIを
用いてギヤツプ制御を行なうためには、位置ずれ
量dを−P/8〜P/8以内にプリアライメントした後 にΣIが最大になるように制御するか、もしくは
位置ずれ方向にP/2の幅でマスクとウエハとを振 動しつつ、その振動振幅が最大になるように制御
しなければならない。したがつて、制御方法が複
雑となり、特に後者の方法では複雑な振動機構が
必要となる。また、位置およびギヤツプ設定後に
設定点からずれを生じた場合、位置およびギヤツ
プのいずれもΣIを検出信号としているために、
いずれがずれたのか判別がつきにくい難点があ
る。
このため、出願人はさらに、回折格子マークに
入射する光の入射角を振動させる方法を提案した
(特願昭58−63360)。これは、例えば第13図に
示すような装置において、レーザ光源1から発し
たレーザ光を入射角振動ミラー15によつて偏向
した後マスクマーク5上に焦点を有する球面ミラ
ー16によつてマスクマーク5上に照射し、この
時生ずる±1次の回折光を球面ミラー18,19
で反射し光電変換器13,14へ導くもので、上
記回折光強度I+1,I-1を減算してその絶対値ΔI=
|I+1−I-1|を求め、−ΔαからΔαの入射角振動幅
について積分すると、第14図に示すように、位
置ずれ量dにかかわらずM=kにおいて零になる
ギヤツプ検出信号が得られるため、この点におい
てギヤツプ設定が可能になる。すなわち、第14
図は波長λが0.6328μm、ピツチPが4μm、中心
入射角が0°で振動幅が±4.535°の場合について、
マスクとウエハの相対位置ずれ量dを0から2μm
まで変動させた際のマスクとウエハ間のギヤツプ
Zに対する積分強度Tの変化を示した図で、イは
d=0μm、ロは0.5μm、ハは1.0μm、ニは1.5μm、
ホは2.0μmの場合の演算結果を示す。一方、位置
ずれ信号としては入射角が0°の時のΣIを求めれば
第3図と同一の信号が得られる。したがつて本方
法によれば位置ずれ検出信号とギヤツプ検出信号
とを分離でき、いずれのずれかを容易に判別でき
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この方法では回折格子へのレーザ照射
位置を変化させずに入射角のみを変化させる複雑
でしかも高構度の入射角振動機構および光学系を
必要とするため装置価格が高価となり、保守に時
間を要する。また、信号処理は入射角偏向に要す
る時間によつて制約を受け、高速処理の妨げにな
るという問題があつた。
本発明は、このような問題を解決するためにな
されたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明は、位置ずれ検出用回折格子
マークの同一光スポツト内に回折格子と反射面と
からなるギヤツプ検出専用のマークを設け、ギヤ
ツプ検出用マークから得られる回折光の強度を利
用してギヤツプを制御する一方、位置ずれ検出用
回折格子マークから得られる同次数の回折光強度
を演算処理した結果によつて相対位置ずれ変位を
検出し位置合せ制御するものである。
〔作用〕
位置およびギヤツプの検出信号が完全に分離さ
れ制御がきわめて容易になる一方、振動機構等は
一切不要である。
〔実施例〕
はじめに、上述したような回折格子および反射
面の組合せによつてギヤツプ制御が行なえること
について説明する。
第2図は、このようなギヤツプ制御に用いる装
置の構成例を示す。本装置自体の構造は、基本的
には先に述べたような2重回折格子による位置合
せ制御に用いた装置と変わるところはない。図に
おいて、20はウエハステージ、21はハーフミ
ラー、22,23は集光レンズ、24は信号処理
制御部であり、5Aはマスクマーク、9Aはウエ
ハマークである。
上記構成において、レーザ光源1を発したコヒ
ーレント光は、ガルバノメータや光偏向素子等か
らなる入射角偏向ミラー15で偏向され、球面ミ
ラー16によつて反射されて、真空吸着マスクス
テージ3によつて保持されるマスク4上の同一点
に入射する。マスク4上に作製されたマスクマー
ク5A上に入射した光は、ウエハステージ20上
に保持されるウエハ8上に作製されたウエハマー
ク9Aによつて反射され、再度マスクマーク5A
を通過する。
マスク4およびウエハ8上に作製されたマーク
は、第3図に拡大して示すように、前者は透過形
で、マスク4を構成する透明基板、もしくは透明
薄膜30上に不透明薄膜31によつて回折格子パ
タンを形成したもの、後者はウエハ8上に形成し
た無反射薄膜32の一部を除去して反射面とした
ものである。
これら両マークによつて回折・反射された光
は、入射光に対して対称的な方向に回折されるプ
ラス・マイナスの多数の回折光となる。このうち
±1次回折光はハーフミラー21によつて反射さ
れ、さらに集光レンズ22,23によつて、それ
ぞれ光検出器13,14に導かれる。±1次回折
光は光検出器13,14によつて回折光強度I+1
とI-1に光電変換され、さらに信号処理制御部2
4によつて、信号処理されてマスクステージ3、
ウエハステージ20の駆動信号になり、マスクと
ウエハ間のギヤツプが制御される。なお、図上実
線で示される光線は回折格子に直入射する光線で
あり、破線で示される光線は入射偏向ミラー15
によつて偏向され回折格子に斜め入射する光線で
ある。
直入射時における±1次回折光強度I+1,I-1
よびそれらの加算信号ΣI=I+1+I-1は、第4図に
示すようにマスクとウエハ間のギヤツプZに対し
て周期的に変化し、M=λZ/P2=1/2+k(kは 整数)を満たすギヤツプZにおいて最小、M=
λZ/P2=kを満たすギヤツプZにおいて最大と
なる。ここで、λは光の波長で図示の例では
0.6328μm、Pは回折格子のピツチで3μmである。
また図中イがI+1もしくはI-1、ロがΣIを示す。
したがつて、一周期の範囲内(14.2μm)にギ
ヤツプをプリアライメントしておき、回折光強度
が最小または最大になるようにマスクステージ3
もしくはウエハステージ20をギヤツプ方向に制
御することによつて、それぞれM=k+1/2、M =kを満たすギヤツプに容易に設定できる。ギヤ
ツプの設定値を変えたい場合には、ピツチPもし
くはレーザの波長λを変えることによつて簡単に
行うことができる。また、レーザ光の入射角θが
m=2Psinθ/λ=1を満たす角度に設定することに より、ΣI,I-1においてはM=k/2+1/4またはM =k/2を満たすギヤツプ点、すなわち直入射の場 合の1/2の周期の点で、回折光強度はそれぞれ最
小または最大値をとる。したがつて、これらの点
においてもギヤツプ設定が可能となる。
一方、レーザ入射角θがm=2Psinθ/λ=1/2を
満 たす斜め入射時においては、±1次回折光強度の
差信号ΔI=I+1−I-1は、第5図に示すようにM=
k+1/2を満たすギヤツプZにおいてゼロクロス し、M=kを満たすギヤツプZにおいて零とな
る。したがつて、ΔIが零に近づくようにマスク
ステージ3もしくはウエハステージ20をギヤツ
プ方向に移動し、ΔI=0の点で停止するという
方法によつて、簡単にギヤツプ制御できる。
以上の結果はマスク上の回折格子マーク裏面か
らの反射回折光がないとして、第43回応用物理学
会術講演会講演予稿集P27,1982年で紹介されて
いる理論式を用いてシミユレートしたものであ
る。
マスク上の回折格子マーク裏面からの反射回折
光がある場合については、透過回折光(マスクマ
ーク5Aを透過回折し、ウエハマーク9Aによつ
て反射され、再度マスクマーク5Aを透過回折す
る回折光)と反射回折光が干渉し、例えば第6図
に示すような回折光強度信号が得られる。第6図
は、波長0.6328μmのHe−Neレーザ、3μmピツチ
の回折格子を用いて、直入射時の+1次回折光強
度I+1をギヤツプZに関して実験的に求めた結果
である。この検出信号は、透過回折光と反射回折
光とが干渉したλ/2周期の干渉波イとその包絡
線で示されるP2/λ周期の包絡波ロが重畳した
ものであり、包絡波の最大値点はM=k(kは整
数)を満たすギヤツプZで生じている。したがつ
て、包絡波の最大値点A,B,Cを検出すること
によつてギヤツプ設定を行うことができる。一
方、この最大値点を含む干渉波を利用して、第7
図に示すように干渉波の最大値点より低い基準電
圧Erを設け、検出信号との交差点でギヤツプサ
ーボを行うと、±0.01μm以下のギヤツプサーボを
容易に実現できる。また、サーボ点Sの最大値点
MXからのはずれは、λ/16=0.04μm程度であ
り、総合精度として0.05μm以下のギヤツプ設定
が可能になる。
第8図は、m=2Psinθ/λ=1/2を満たす角度θ
≒ 3°でレーザを回折格子に斜め入射した時の±1次
回折光強度の差信号ΔIを、ギヤツプに関して実
験的に求めた結果である。使用したレーザ、回折
格子は第6図の直入射の場合と同じである。包絡
波は、M=kを満たすギヤツプZにおいて、最小
となり、この点A′,B′等でギヤツプ設定を行う
ことができる。第9図に、第8図上、円で示した
この設定点付近の拡大図を示すが、最小振幅とな
る干渉波の中点Nを検出することによつて、容易
にギヤツプ設定できる。
なお、第6図の直入射の実施例では+1次回折
光強度I+1を利用した場合について述べたが、−1
次回折光強度I-1もしくは±1次回折光強度の和
信号ΣIまたは0次の回折光強度I0等を利用して
も、同様な効果が得られる。
このように、第1の物体に設けた回折格子と第
2の物体に設けた反射面に、レーザ光を垂直もし
くは斜め入射したさいに生じる回折光強度信号の
変化によつて、高精度のギヤツプ設定が可能であ
り、且つ干渉波の利用によつて、±0.01μm以下の
ギヤツプサーボを容易に実現できる。
発明者らは、前述した特願昭58−31278、特願
昭58−63360を含め、特願昭57−213579、特願昭
57−187078その他で、上述したと同様の構造の位
置合せ装置により、2重回折格子を位置合せマー
クとして用いてギヤツプの設定および位置合せを
高精度で行なう方法を種々提案し、また昭和58年
精機学会春季大会講演論文集(1983)821、昭和
58年精機学会秋季大会講演論文集(1983)417お
よび419その他で公にしているが、上述したギヤ
ツプ制御法をこれらの方法に組合せ、ギヤツプの
設定については上述した方法により独立に行な
い、その上で2重回折光強度により位置合せを行
なうようにすれば、両者の信号が完全に分離でき
るために信号処理が簡単になる。この場合、2重
回折格子のみを用いる場合に比べて本発明による
ギヤツプ設定専用の回折格子が余分に必要となる
が、前述したように回折格子を設けるのはマスク
側のみであるため、さして負担の増加とはならな
い。特に、レーザの直入射を利用する場合、例え
ば第1図に示すように、位置ずれ検出用の回折格
子からなるマスクマーク5Bおよびウエハマーク
9B(図示の例では特願昭54−137660(特開昭56−
61608)に開示された倍ピツチマークを用いてい
る)を、ギヤツプ検出用の回折格子からなるマス
クマーク5Aおよび反射面からなるウエハマーク
9Aと同一のレーザスポツト40内に配置するこ
とが可能であり、この場合位置ずれ検出点におけ
るギヤツプ値はギヤツプ検出点におけるギヤツプ
値にほぼ等しいと考えてよい。したがつて、ギヤ
ツプ検出用マークにつて、例えば加算信号を用い
る場合ならM=kの値に設定した後、位置ずれ検
出用2重回折格子マークにより位置合せを行なえ
ば、容易に最大感度の位置ずれ検出信号を得るこ
とができ、高精度かつ高速のギヤツプ・位置合せ
が行なえる。反面、位置ずれ検出用マークとギヤ
ツプ検出用マークとを近接して配置することによ
り、互いの回折光が干渉を起こす場合が考えられ
るが、図示のように両マスクマーク5A,5Bの
回折格子方向を互いに直角に配置すれば、ギヤツ
プ検出用マーク5A,9Aによる回折光41,4
2と位置ずれ検出用マーク5B,5Bによる回折
光43,44とはそれぞれ直角方向に出射される
ので、ギヤツプ検出信号と位置ずれ検出信号とを
完全に分離できる。
以上、入射光としてレーザ光(コヒーレント
光)を用いた場合についてのみ説明したが、準単
色光を用いてもほぼ同様の結果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、位置ず
れ検出用の第1および第2の回折格子からなるマ
ークに近接して、第3の回折格子および反射面か
らなるギヤツプ検出専用のマークを設け、ギヤツ
プ検出用マークから得られる回折光の強度信号を
利用してギヤツプを制御する一方、位置ずれ検出
用マークから得られる同次数の回折光強度を演算
処理した結果によつて位置合せ制御するようにし
たことにより、位置ずれ検出信号とギヤツプ検出
信号とが完全に分離でき、位置ずれとギヤツプと
を独立して制御できることから制御方法が簡単と
なり、高精度のギヤツプ・位置合せ制御が高速で
行なえる。しかも従来の2重回折格子を用いたギ
ヤツプ・位置合せ制御法に比較して回折格子の増
設はマスクとウエハであればマスク側のみでよ
く、プロセス上、さして負担の増加とはならな
い。また、第1および第3の回折格子を同一の入
射光スポツト内に配置しているので、入射光ビー
ムも1本で良いため、光学系もきわめて簡単にで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は本発明によるギヤツプ制御の原理を説明する
ための装置の構成例を示す図、第3図はマスクお
よびウエハ上に形成したギヤツプ制御用マークの
拡大図、第4図はレーザ直入射時におけるギヤツ
プ検出信号の一例を示す図、第5図はレーザ斜め
入射時におけるギヤツプ検出信号の一例を示す
図、第6図はマスク裏面反射がある場合のレーザ
直入射時におけるギヤツプ検出信号の一例を示す
図、第7図は干渉波を利用するギヤツプサーボの
一例を説明するための図、第8図はマスク裏面反
射がある場合のレーザ斜め入射時におけるギヤツ
プ検出信号の一例を示す図、第9図はギヤツプ設
定点付近の拡大図、第10図Aは従来の2重回折
格子を用いた位置合せ装置の構成図、同図Bは2
重回折格子の構成例を示す図、同図Cは反射形回
折格子の他の構成例を示す図、第11図は±1次
回折光加算強度と位置ずれとの関係を示す図、第
12図は加算強度とギヤツプとの関係を示す図、
第13図は従来の位置合せ装置の他の構成例を示
す図、第14図はギヤツプ検出信号を示す図であ
る。 1……レーザ光源、4……マスク(第1の物
体)、5A……第3の回折格子からなるギヤツプ
検出用のマスクマーク、5B……第1の回折格子
からなる位置ずれ検出用のマスクマーク、8……
ウエハ(第2の物体)、9A……反射面からなる
ギヤツプ検出用のウエハマーク、9B……第2の
回折格子からなる位置ずれ検出用のウエハマー
ク、13,14……光電変換器、24……信号処
理制御部、30……透明薄膜、31……不透明薄
膜、32……無反射薄膜、40……レーザスポツ
ト、41,42……ギヤツプ検出用マークによる
回折光、43,44……位置ずれ検出用マークに
よる回折光。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の物体に設けた第1の回折格子と、第2
    の物体に設けた第2の回折格子とを一定のギヤツ
    プをおいて重ね、これら第1および第2の回折格
    子にコヒーレント光もしくは準単色光を入射し、
    両回折格子によつて生じた回折光の強度の変化に
    よつて第1の物体と第2の物体の相対変位を検出
    して位置合せする方法において、 第1の物体における前記第1の回折格子に入射
    したコヒーレント光もしくは準単色光の同一スポ
    ツト内の位置に、ギヤツプ検出用の第3の回折格
    子を設け、 第2の物体には前記第3の回折格子に対応する
    位置にギヤツプ検出用の反射面を設け、第3の回
    折格子および反射面でそれぞれ回折・反射された
    回折光の強度信号の変化から、第1の物体と第2
    の物体間のギヤツプ制御を行なうとともに、第1
    および第2の回折格子によつて入射光に対して対
    称的な方向に回折された同次数の回折光強度を演
    算処理し、 この演算強度の変化によつて第1の物体と第2
    の物体間の相対位置ずれ変位を検出し、位置合せ
    制御することを特徴とする組合せ回折格子による
    ギヤツプ・位置合せ制御法。 2 位置ずれ検出用の第1および第2の回折格子
    とギヤツプ検出用の第3の回折格子とを方向が互
    いに直角となるように配置することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の組合せ回折格子によ
    るギヤツプ・位置合せ制御法。
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