JPH0582672B2 - - Google Patents

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JPH0582672B2
JPH0582672B2 JP61123808A JP12380886A JPH0582672B2 JP H0582672 B2 JPH0582672 B2 JP H0582672B2 JP 61123808 A JP61123808 A JP 61123808A JP 12380886 A JP12380886 A JP 12380886A JP H0582672 B2 JPH0582672 B2 JP H0582672B2
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JP
Japan
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tape
winding
magnetic tape
magnetic
cassette
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JP61123808A
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JPS62281180A (ja
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Masaaki Sakaguchi
Kazuo Kubota
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8787107824T priority patent/DE3770526D1/de
Priority to EP87107824A priority patent/EP0249784B1/en
Priority to US07/055,971 priority patent/US4783020A/en
Publication of JPS62281180A publication Critical patent/JPS62281180A/ja
Publication of JPH0582672B2 publication Critical patent/JPH0582672B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/113Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of magazines or cassettes, e.g. initial loading into container
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/67Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting end of record carrier from container or spool

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、製品幅の磁気テープ原反から小巻の
テープ巻装体に所定長の磁気テープを巻き取つた
り、あるいは一旦テープ巻装体に巻かれた磁気テ
ープを別のテープ巻装体に巻き換えたりする場
合、さらには、磁気テープを原反にする前の幅広
い状態における巻き取りや、製品幅より幅広いテ
ープ原反から複数の製品幅のテープ原反に裁断し
て巻き取る場合の磁気テープ巻取装置に関するも
のである。
(従来の技術) オーデイオカセツトテープやビデオカセツトテ
ープ、更にはメモリーテープや放送用ビデオテー
プ等磁気テープの製造工程には、その中間工程と
して長尺の磁気テープ原反からリールやハブ等の
小巻のテープ巻装体に所定長の磁気テープを巻き
取る工程や、一旦、テープ巻装体に巻き取つた磁
気テープを別のテープ巻装体に巻き換えるべく巻
き取る再巻取工程、さらには原反以前のテープ幅
が広いときの巻取工程や、製品幅より幅広いテー
プ原反から複数の製品幅のテープ原反に裁断して
巻き取る工程などがある。
この巻取工程、再巻取工程において前記テープ
巻装体に磁気テープの巻き取りを行なつた場合、
例えば、送り出し側の前記磁気テープ原反の物
性、もしくは巻き取り側におけるテープ巻装体の
物性、さらには磁気テープ自体の物性によつて
は、巻き取り時において、テープ厚み方向の振動
や幅方向の振動などの如き、所謂テープ挙動が変
化してしまい、巻き取られた磁気テープの巻姿
(巻装状態)の問題、すなわちテープ巻装体の軸
方向から観察したときの巻面(テープ端縁)が凹
凸状態となる巻き乱れを生ずる。特に、巻き取り
時におけるテープ走行速度が速いほどこの傾向は
強くなる。
このように巻き乱れが生じた磁気テープは、例
えば磁気テープカセツトに収納された製品状態に
おいて、外観品質は云うに及ばず、テープ巻きぐ
せ、あるいはテープ端の損傷が起こり易く種々の
トラブルを誘発したり、電磁変換特性の悪化を招
くなどの問題がある。特に高密度記録を行う例え
ばビデオ用の磁気テープにおいては、テープ端縁
近傍に音声信号や同調信号を記録するため、上記
の如き巻き乱れは極めて大きな問題であつた。
このため従来の磁気テープ製造工程では、前記
巻取工程や再巻取工程の後で前記巻姿を全数チエ
ツクすべく、例えば目視等による検査がなされて
おり、このためのコストと時間を要することは磁
気テープ製造工程の大きなネツクであつた。
また、この検査負荷を軽減すべく巻姿良化を目
指し巻姿の良品得率の低い磁気テープの巻き取り
においては、従来より例えば第7図ならびに第8
図に示すような化粧巻と称する方式が採用されて
いる。
第7図ならびに第8図は巻き取り側のテープ巻
装体2の周辺を示す概略斜視図である。第7図に
示したものの場合は、回転ローラ12,13,1
4によつて回転自在に保持された例えばゴム、ポ
リイミドなどから成るフレキシブルなエンドレス
ベルト11が磁気テープTと共に回転しつつテー
プ巻装体2の半径方向に向つて弾性的にテープ磁
性面を比較的強く押圧して、磁気テープTの巻姿
を整えるように構成している。第8図に示したも
のの場合は、テープ巻装体2の一方のフランジと
磁気テープTの端縁との間に比較的柔かい不織布
等からなるベルト15が設けられている。このベ
ルト15はベルト送り出し側16に巻かれたもの
が回転ローラ17等に保持されてゆつくりとした
一定の速さで巻き取り側18に巻き取られに行く
間に、一方のテープ端縁を比較的強く押圧して巻
姿を整えるようにしている。
しかしながら、上記両者とも磁気テープTに直
接接触する構造であるため、例えば磁性層のけず
れや不織布の繊維の脱落等によるドロツプアウト
の発生、不適当な押圧力によるテープ変形、テー
プ端縁の損傷の如き種々の問題を生じ、その本来
の機能を果さない場合もあつた。更に、これらの
化粧巻機構はそれ自体の消耗が大きく価格的な
面、メンテナンス性の点で問題があるばかりか、
テープ巻装体2を入れ替える際に、少なくともそ
の作用を行う位置と否作用位置とに移動するよう
な構造としなければならず、巻取装置を複雑に
し、テープ巻装体の入れ替に比較的時間がかかり
生産性を向上させようとした場合、その移動時間
も生産性向上の支障となるものである。
現在のカセツトテープの巻取方式には、前記化
粧巻を実施した後カセツトに挿入して製品を完成
させていくオープン巻取方式と別に、他の方式と
して、カセツト組立工程の最終段階において磁気
テープを巻き取るようにした、所謂、インカセツ
ト巻取もしくはC−O巻取、V−O巻取と称され
る方式がある。
この方式は第9図および第10図に概略的に示
す如く予めカセツトケース8の中に磁気テープ以
外の全部品を組み立て、リーダーテープ10でつ
ながれた送り出し側のテープ巻装体と巻き取り側
のテープ巻装体が挿入されネジ締めまで完了した
ワーク(これを一般にV−O、C−O等と呼ぶ)
に、インカセツトワインダと称する巻取装置で前
記リーダーテープを引き出し切断後、その片側の
リーダーテープに巻き取ろうとする磁気テープの
先端を接合し、もう一方のリーダーテープは例え
ば吸着による保持部材10aにより保持してお
き、接合された側のテープ巻装体2を回転し、所
定長の磁気テープTを巻き取り切断し、最後に、
巻き取つた磁気テープTの終端ともう一方のリー
ダーテープ10を接合して製品を完成するカセツ
トテープの巻き取り方式である。このインカセツ
ト巻取方式では前述したようなテープ巻装体の部
分で機械的に磁気テープに接触するようなことは
不可能であり、巻姿の良し悪しは、テープ物性の
カセツト部品のバラツキに左右され、全く制御出
来ず、極めて巻姿得率が悪い。この場合、巻姿を
良化すべくカセツトの入口部に上下につば51を
有したローラ50等を配設して、巻き取られてい
く磁気テープの幅方向に力を加えて、片側へテー
プを押し付けようとすることが試みられている
が、強い力を加えるとテープ端縁が損傷する危険
性が増大し、又、弱い力ではほとんど巻姿良化の
効果がなく、テープ巻装状態を良くする手だてが
まつたくなかつた。
しかし最近にいたり、第11図に示すように、
巻芯41とフランジ42により構成された巻取リ
ール40の上記巻芯41と着脱自在に連結された
巻取駆動軸30の周囲に、上記フランジ42を対
称面として磁気テープTが巻取られる側と対称側
の位置に、磁石31を少なくとも1個配置し、上
記巻取リール40に磁気テープTを巻取るように
した磁気テープ巻取装置が提案された(特開昭61
−51642号公報)。
しかしながら、第11図に示すように、軸30
の周囲に設けた磁石31は下記のような欠点を有
している。
その問題は、巻取駆動軸30の周囲に設けられ
た磁石31では、巻芯41に近い中心寄りの部分
の巻姿が外側部分の巻姿にに比べて悪くなる。こ
れは、磁石31の形状が上記軸30により制約を
うけるために、例えばドーナツツ状に構成され、
その中心部分が空洞になり、磁力線は巻取リール
40の中心寄りの箇所において、その向きが一定
せず、また磁束密度が小さくなり、巻取工程の初
期の段階において磁気テープTをフランジ42方
向に引き付ける力が不安定でかつ弱くなつてしま
う。
また、磁石31は、フランジの下方側であるこ
とから配置スペースに制約を受け、さらにはその
外径や形状もたとえば軸などの駆動系の制約を受
けてしまう問題もあつた。この結果、磁石の形状
等の加工が複雑となり、磁石自体の製造コスト高
を招きかつメンテナンス性の低下にもつながるて
しまう問題点があつた。
(発明の目的) 本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、磁気テープの物性のバラツキを有し
ていてもテープ巻装体の巻き取り時の巻姿に乱れ
を生じさせることなく巻取ることのできる磁気テ
ープ巻取装置を提供することを目的とするもので
ある。
また、磁気テープに機械的に接触する上記化粧
巻方式のように巻取装置の複雑化ならびに上記の
如き副次的作用するテープ品質の低下等を解消す
ることができ、かつテープ巻取工程の作業性を向
上することのできる磁気テープ巻取装置を提供す
ることを目的とする。
更には、従来は全く巻姿良化の手立てがなかつ
たインカセツト巻取方式、テープ原反以前の幅広
の磁気テープ巻き取りについても、飛躍的に巻姿
を良化させることのできる磁気テープ巻取装置を
提供することを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の上記目的は、テープ巻装体を回転させ
て磁気テープを巻き取る磁気テープ巻取装置にお
いて、前記テープ巻装体を回転させる巻取駆動軸
の先端に対向する側に、前記磁気テープを引き付
ける磁石を設けたことを特徴とする磁気テープ巻
取装置により達成される。
以下、本発明装置の実施態様について詳細に説
明する。
第1図及び第2図はインカセツト巻取方式の磁
気テープ巻取装置の一実施態様の概略正面図及び
矢印A方向からの側面図である。この巻取装置1
は、たとえばVHSやベータのビデオテープカセ
ツトのケースに予め収納された一対のテープ巻装
体2と3(以下、単に「テープリール」と云う)
に後から磁気テープTを巻き込んで製品を仕上げ
る方法に用いる装置である。
上記巻取装置1の概略的な動作を以下に述べ
る。所定の長さを有したリーダーテープ10によ
り繋がれたテープリール2,3を内蔵した、例え
ば第4図に示すVHS方式のカセツトケース8を、
巻取装置1のカセツトホルダ20にその上方から
挿入する。このカセツトホルダ20は記録再生装
置のカセツトケース保持用のバケツトと基本的に
はほぼ同様の構造であるが、カセツトケース8を
ホルダ下方から取り出すような構造となつてい
る。第5図に示すように、図中上方から装填され
たカセツトケース8は、ホルダ下端の適所に設け
られた係止部材21によりホルダ内に保持され
る。この係止部材21は第4図に示すカセツトケ
ース8のカセツト前面開口部を開閉するガードパ
ネル8aの下端の切欠き8cに対応して配置され
ており、ガードパネル8aの開動の支障のなうよ
うになされている。又、ガードパネル8aは通常
はカセツトケース8に内蔵されたロツク部材8d
(一部分がケース外面に露出している)により開
動しないように係止されているが、カセツトケー
ス8がカセツトホルダ20に装填されたときに、
該ホルダ20の側壁部分にカセツトケース方向に
適宜押圧力を有するように設けられたロツク解除
レバー26により、ケース外面に露出した部分が
ケース内方に押圧されてロツク解除され、ガード
パネル8aは開動可能な状態となる。
しかる後に、4本のスライド軸23に支持され
たカセツトホルダ20は、例えば2つのエアーシ
リンダ24により、フロントパネル1a側(矢印
B方向)に移動する。従つて、第6図に示すよう
に、テープリール2,3内に駆動軸4,5が入り
込み係合する。又、B方向の移動に伴つて、ガー
ドパネル8aはフロントパネル1aに固定された
ガードパネル開動レバー22により、突に上げら
れるようにして開動し、テープリール2,3を繋
げたリーダーテープ10がカセツト前面開口部に
露出する。
その後、リーダーテープ10はそのほぼ中央で
切断され、テープリール2側の端部と予め装着さ
れていた磁気テープ原反6の先端とが接合テープ
等により接合される。そして、テープリール2の
所定長巻き取られた磁気テープTは切断されたの
ち、その端部が一方のテープリール3側のリーダ
ーテープ10に接合される。
又、リーダーテープ10ならびに磁気テープT
の切断や該リーダーテープ10と磁気テープTと
の接合は、テープ端部の保持部10a,10b、
切断用カツター、接合テープなどが設けられてい
る切断接合手段9により行われ、又、テープ原反
6から送り出される磁気テープTはガイドピンや
ガイドロール等から成るパス系を通してテープリ
ール2に巻き取られていく。
そして、テープリール3側のリーダーテープ1
0に磁気テープTを接合して所望の巻き込みが終
了した後、カセツトホルダ20は例えばエアーシ
リンダ24により図中C方向(B方向の逆方向)
に移動する。この移動によつてテープリール2,
3と駆動軸4,5との係合が解除されると共に、
ガードパネル8aは再びカセツト前面開口部を閉
じる。その後、カセツトケース8を保持していた
係止部材21が例えばソレノイド等の移動手段に
よりカセツトホルダ裏側に後退するように移動す
ることにより、カセツトケース8はホルダ下方よ
り取り出される。
なお、第2図、第5図、第6図においては切断
接合手段9を便宜上削除してある。
上記した範囲内においては従来装置と同様では
あるが、本発明装置の特徴はカセツトケース8の
装着部分にある。すなわち、カセツトホルダ20
には、磁気テープTを巻き取るテープリール2側
で、モータ25等の駆動手段に連結された駆動軸
4の先端に対向する位置に永久磁石19が設けら
れている。この永久磁石19は第3図に示すよう
に例えば円盤状で上下両側が磁極に構成されてお
り、その大きさ(直径)は、少なくとも磁気テー
プの最終的な巻径に対応する程度の大きさが望ま
しい。したがつて、この場合磁界の向きは磁気テ
ープTの幅方向(駆動軸4の軸線方向)に概ね沿
う方向であるが、このように磁界の向きは必ずし
も限定するものではない。
なお、カセツトホルダ20は、上記の如く、上
下両側が開口したブツクケース型とも云える形状
を成しており、上支持板20aに永久磁石19が
取り付けられている。又、第2図、第6図におい
てはエアシリンダ24は図示していない。
このように構成された巻取装置1で磁気テープ
Tを巻き取ると、該磁気テープTは永久磁石19
に引張られてテープリール2の上側のフランジ方
向に片寄るように巻き込まれて行く(第6図参
照)。又、永久磁石19が円盤状(ドーナツ状で
はない)に構成されているので、その中心部分に
おいても磁界の向きならびに磁束密度が安定して
おり磁気テープTに確実に磁力を作用させること
ができる。従つて、磁気テープTには巻き取り始
めから終りまで、すなわちテープリール2の巻芯
部分から外方まで安定した磁力が作用し、テープ
巻装状態は、テープ端縁が良く揃つていると共
に、しつかりと巻かれた極めて良好な状態にな
る。特に、巻き取り始めにおけるテープ挙動が不
安定な領域においても、上記の如く磁力が確実に
作用してテープ巻装状態を良好に保つことができ
る。
永久磁石19の磁力の強さは特に限定されるも
のではなく、例えば、巻き取り時のテープテンシ
ヨン、磁気テープTの種類、該磁石19と磁気テ
ープTとの距離、巻き取り速度(テープ走行速
度)、磁気テープTへの磁界の影響など種々の条
件を考慮して設定することができる。
上記実施態様においては、カセツトホルダ20
の材質については特定はしていないが、本発明は
例えばカセツトホルダ20の上支持板20aを強
磁性体で構成することができる。この場合、永久
磁石19と磁気テープTとの間に位置する例えば
コバルト、ニツケル、鉄、マンガン等を含有した
合金から成る強磁性体により、該磁石を実効的に
近づけたのと同様になり、磁気テープTに作用す
る磁界の方向性が安定すると共に、磁力を実質的
に強くする効果がある。
上記実施態様においては、永久磁石19は所定
の位置に固定するように構成したが、本発明はこ
のような態様に限るものではなく、駆動軸4に沿
つた方向に移動可能とし、磁気テープTにかける
磁力の強さを自在に変化できるように構成しても
よい。又、上記の永久磁石19の形状は上述の如
くテープリール2のフランジとほぼ同径もしくは
それ以上の径(l)の円盤形状に構成したが、本発明
はこれに限られるものではなく、例えばテープリ
ール2の部分的な領域において、少なくとも巻き
取られるテープ巻き幅以上にわたつて方向性の一
定した磁界をかけられる大きさであれば例えば矩
形状であつてもよく、特に限定するものではな
い。
上記実施態様においては、カセツトホルダ20
に永久磁石19を取り付けた構造としたが、本発
明は、例えばカセツトホルダ20の上支持板20
a全体あるいはその一部を永久磁石にしてもよ
い。すなわち、カセツトホルダ20の少なくとも
テープリール2に対応した部分を永久磁石にした
構成であつてもよい。このように構成すれば、巻
取装置1の構造の複雑化及び大型化を招くような
ことが一層回避される。
上記巻取装置1において磁石を巻取駆動軸4の
所のみに設けるような構造としたが、本発明はこ
れらに限られるものではなく、例えば、磁気テー
プTの走行系路であるパス系の所にも磁石を適宜
設け、テープ幅方向に磁力を作用させることによ
り、磁気テープTの幅方向に振れを抑えてテープ
走行性を安定化させるようにしてもよい。
上記各実施態様における磁石は永久磁石を用い
たが、本発明はこれに限るものではなく、電磁石
を用いることもできる。この場合、電磁石に流す
電流を量を変化させることにより、該電磁石の磁
力を自在に変えることができる。
なお、本明細書中における磁石とは、上記実施
態様に述べた永久磁石、あるいは鉄芯を有した強
力な電磁石に限るものではなく、例えば鉄芯を有
しない単にコイル状の電磁石をも含むものであ
り、磁界発生手段を総称したものとする。
本発明は上記に示した実施態様に限られるもの
ではなく、冒頭にも述べたように、例えば、製品
幅よりも幅広いテープ原反から、複数の製品幅の
テープ原反に裁断して巻き取る場合にも適用する
ことができる。又、本発明は上記実施態様で説明
したインカセツト巻取方式の巻取装置以外のオー
プンリール巻取方式の巻取装置にも適用できるこ
とは勿論である。このオープンリール巻取方式の
場合は、磁石が巻取駆動軸の先端に対向するよう
に保持する支持部材を設けることは勿論である
が、該支持部材は磁石がテープリールの着脱に支
障を来たさないように、例えば作用位置と待機位
置とを移動できるように構成されている。
(発明の効果) 以上詳細に述べたように、本発明の装置は、テ
ープリールを回転させる駆動軸の先端に対向する
側に、磁気テープを引張るように作用する磁石を
設けるように構成されているので、磁石が他の構
成部材(例えば駆動軸)によつてその形状や大き
さの制約を受けることがなく、テープリールの巻
芯部分(中心部)にもテープ端縁を揃えるように
働く磁力を確実に作用させることができ、特に、
磁気テープの巻き始めのテープ挙動不安定の領域
において、例えば巻取駆動軸の周囲に設けられた
磁石に比べて巻芯部分に接近した所のテープ巻装
状態を極めて良好にすることができる。
従つて、本発明によれば、テープ端縁の損傷や
磁性面の損傷もなく且つテープ端縁が揃つたテー
プ巻装状態にすることができ、さらに巻き取り工
程の生産性の向上をはかることができる。特にイ
ンカセツト巻取方式を採用した巻取装置において
は飛躍的に進歩した装置を提供することができ
る。又、本発明によれば磁石を例えば巻取駆動軸
周囲の如く比較的狭い所に設けた構造でないの
で、装置の複雑化を回避でき、メンテナンス性に
も優れた巻取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の巻取装置の一実施態様の概略
正面図、第2図はその概略側面図、第3図は第2
図に示す磁石の拡大斜視図、第4図はVHS方式
のカセツトケースの斜視図、第5図はカセツトホ
ルダの構造及び作動を示すための斜視図、第6図
は第2図の軸方向に沿つた拡大断面図、第7図お
よび第8図はそれぞれ従来の巻取装置の一部を示
す概略斜視図、第9図はインカセツト巻取方式に
よる従来の巻取装置の概略平面図、第10図は第
9図の一部拡大側面図、第11図は従来装置の一
部を示す概略断面図である。 1……巻取装置、2,3……テープ巻装体(テ
ープリール)、4,5……巻取駆動軸、6……原
反、8……カセツトケース、8a……ガードパネ
ル、8c……切欠き、8d……ロツク部材、9…
…切断接合手段、10……リーダーテープ、10
a,10b……保持部材、11……エンドレスベ
ルト、12,13,14,17……回転ローラ、
15……ベルト、16……ベルト送り出し側、1
8……ベルト巻き取り側、19……永久磁石、2
0……カセツトホルダ、20a……上支持板、2
1……係止部材、22……ガードパネル開動レバ
ー、23……スライド軸、24……エアーシリン
ダ、25……モータ、50……ローラ、51……
つば。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テープ巻装体を回転して磁気テープを巻き取
    り磁気テープ巻取装置において、前記テープ巻装
    体を回転させる巻取駆動軸の先端に対向する側
    に、前記磁気テープを引き付ける磁石を設けたこ
    とを特徴とする磁気テープ巻取装置。 2 前記磁石が、リーダーテープで繋げられた一
    対のテープ巻装体を内蔵したカセツトケースを保
    持するカセツトホルダに取り付けられたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気テー
    プ巻取装置。 3 前記カセツトホルダの少なくとも磁気テープ
    巻取側の前記テープ巻装体に対向する部分が磁石
    で構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の磁気テープ巻取装置。 4 前記カセツトホルダは前記磁石を取り付ける
    側が強磁性体で構成されたことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載の磁気テープ巻取装置。
JP61123808A 1986-05-30 1986-05-30 磁気テ−プ巻取装置 Granted JPS62281180A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61123808A JPS62281180A (ja) 1986-05-30 1986-05-30 磁気テ−プ巻取装置
DE8787107824T DE3770526D1 (de) 1986-05-30 1987-05-29 Magnetbandwickelvorrichtung mit magnetischer ausrichtung des bandrandes.
EP87107824A EP0249784B1 (en) 1986-05-30 1987-05-29 Magnetic tape winding device using magnetic edge alignment
US07/055,971 US4783020A (en) 1986-05-30 1987-06-01 Magnetic tape winding device using magnetic edge alignment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61123808A JPS62281180A (ja) 1986-05-30 1986-05-30 磁気テ−プ巻取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62281180A JPS62281180A (ja) 1987-12-07
JPH0582672B2 true JPH0582672B2 (ja) 1993-11-19

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