JPS63133376A - 磁気テ−プ巻取装置 - Google Patents

磁気テ−プ巻取装置

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JPS63133376A
JPS63133376A JP27886986A JP27886986A JPS63133376A JP S63133376 A JPS63133376 A JP S63133376A JP 27886986 A JP27886986 A JP 27886986A JP 27886986 A JP27886986 A JP 27886986A JP S63133376 A JPS63133376 A JP S63133376A
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JP
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tape
winding
magnetic
magnet
magnetic tape
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JP27886986A
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English (en)
Inventor
Masaaki Sakaguchi
正明 坂口
Mitsunobu Usui
光信 薄井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、製品幅の磁気テープ原反から小巻のテープ巻
装体に所定長の磁気テープを巻き取ったり、あるいは一
旦テープ巻装体に巻かれた磁気テープを別のテープ巻装
体に巻き換えたりする場合、さらには、磁気テープを原
反にする前の幅広い状態における巻き取りや、製品幅よ
り幅広いテープ原反から複数の製品幅のテープ原反に裁
断して巻き取る場合の磁気テープ巻取装置に関するもの
である。
(従来の技術) オーディオカセットテーフ゛やビデオカセットテープ、
更にはメモリーテープや放送用ビデオテープ等磁気テー
プの製造工程には、その中間工程として長尺の磁気テー
プ原反からリールやハブ等の小巻のテープ巻装体に所定
長の磁気テープを巻き取る工程や、一旦、テープ巻装体
に巻き取った磁気テープを別のテープ巻装体に巻き換え
るべ(巻き取る再巻取工程、さらには原反以前のテープ
幅が広いときの巻取工程や、製品幅より幅広いテープ原
反から複数の製品幅のテープ原反に裁断して巻き取る工
程などがある。
この巻取工程、再巻取工程において前記テープ巻装体に
磁気テープの巻き取りを行なった場合、例えば、送り出
し側の前記磁気テープ原反の物性、もしくは巻き取り側
におけるテープ巻装体の物性、さらには磁気テープ自体
の物性によっては、巻き取り時において、テープ厚み方
向の振動や幅方向の振動などの如き、所謂テープ挙動が
変化してしまい、巻き取られた磁気テープの巻姿(巻装
状態)の問題、すなわちテープ巻装体の軸方向から観察
したときの巻回(テープ端縁)が凹凸状態となる巻き乱
れを生ずる。特に、巻き取り時におけるテープ走行速度
が速いほどこの傾向は強くなる。
このように巻き乱れが生じた磁気テープは、例えば磁気
テープカセットに収納された製品状態において、外観品
質は云うに及ばず、テープ巻きぐせ、あるいはテープ端
の損傷が起こり易く種〜のトラブルを誘発したり、電磁
変換特性の悪化を招くなどの問題がある。特に高密度記
録を行う例えばビデオ用の磁気テープにおいては、テー
プ端縁近傍に音声信号や同調信号を記録するため、上記
の如き巻き乱れは極めて大きな問題であった。
このため従来の磁気テープ製造工程では、前記巻取工程
や再巻取工程の後で前記巻姿を全数チェックすべく、例
えば目視等による検査がなされており、このためのコス
トと時間を要することは磁気テープ製造工程の大きなネ
ックであった。
また、この検査負荷を軽減すへく巻姿良化を目指し巻姿
の良品得率の低い磁気テープの巻き取りにおいては、従
来より例えば第12図ならびに第13図に示すような化
粧巻と称する方式が採用されている。
第12図ならびに第13図は巻き取り側のテープ巻装体
2の周辺を示す概略斜視図である。第12図に示したも
のの場合、回転ローラ12.13.14によって回転自
在に保持された例えばゴム、ポリイミドなどから成るフ
レキシブルなエンドレスベルト11が磁気テープTと共
に回転しつつテープ巻装体2の半径方向に向って弾性的
にテープ磁性面を比較的強く押圧して、磁気テープTの
巻姿を整えるように構成している。第13図に示したも
のの場合は、テープ巻装体2の一方のフランジと磁気テ
ープTの端縁との間に比較的柔かい不織布等からなるヘ
ル)15が設けられている。このベルト15はヘルド送
り出し側16に巻かれたものが回転ローラ17等に保持
されてゆっくりとした一定の速さで巻き取り側18に巻
き取られに行く間に、一方のテープ端縁を比較的強く押
圧して巻姿を整えるようにしている。
しかしながら、上記両者とも磁気テープTに直接接触す
る構造であるため、例えば磁性層のけずれや不織布の繊
維の脱落等によるドロップアウトの発生、不適当な押圧
力によるテープ変形、テープ端縁の損傷の如き種々の問
題を生じ、その本来の機能を果さない場合もあった。更
に、これらの化粧巻機構はそれ自体の消耗が大きく価格
的な面、メンテナンス性の点で問題があるばかりか、テ
ープ巻装体2を入れ替える際に、少なくともその作用を
行う位置と合作用位置とに移動するような構造としなけ
ればならず、巻取装置を複雑にし、テープ巻装体の入れ
替に比較的時間がかかり生産性を向上させようとした場
合、その移動時間も生産性向上の支障となるものである
現在のカセットテープの巻取方式には、前記化粧巻を実
施した後カセットに挿入して製品を完成させていくオー
プン巻取方式と別に、他の方式として、カセット組立工
程の最終段階において磁気テープを巻き取るようにした
、所謂、インカセント巻取もしくはC−OS取、V−O
S取と称される方式がある。
この方式は第14図および第15図に示す如く予めカセ
ットケース23の中に磁気テープ以外の全部品を組み立
て、リーダーテープ10でつながれた送り出し側のテー
プ巻装体と巻き取り側のテープ巻装体が挿入されネジ締
めまで完了したワーク(これを一般に■−0、C−O等
と呼ぶ)に、インカセントワインダと称する巻取装置で
前記リーダーテープを引き出し切断後、その片側のリー
ダーテープに巻き取ろうとする磁気テープの先端を接合
し、もう一方のリーダーテープは保持部材22により吸
着しておき、接合された側のテープ巻装体2を回転し、
所定長の磁気テープTtl!き取り切断し、最後に、巻
き取った磁気テープTの終端ともう一方のリーダーテー
プ10を接合して製品を完成させるカセットテープの巻
き取り方式である。このインカセット巻取方式では前述
したようなテープ巻装体の部分で機械的に磁気テープに
接触するようなことは不可能であり、巻姿の良し悪しは
、テープ物性やカセット部品のバラツキに左右され、全
く制御出来ず、極めて巻姿得率が悪い。この場合、巻姿
を良化すべくカセットの入口部に例えば上下につば25
を有したローラ24等を配設して、巻き取られていく磁
気テープの幅方向に力を加えて、片側へテープを押し付
けようとすることが試みられているが、強い力を加える
とテープ端縁がつば25によって損傷する危険性が増大
し、又、弱い力ではほとんど巻姿良化の効果がなく、テ
ープ巻装状態を良くする手だてがまったくなかった。
しかし最近にいたり、第16図に示すように、巻芯41
とフランジ42により構成された巻取リール40の上記
巻取芯41と着脱自在に連結された巻取駆動軸30の周
囲に、上記フランジ42を対称面として磁気テープTが
巻取られる側と対称側の位置に、磁石31を少なくとも
1個配置し、上記巻取リール40に磁気テープTを巻取
るようにした磁気テープ巻取装置が提案されている(特
開昭61−51642号公報)。
又、本発明者らが先に提案した磁気テープ巻取装置にお
いても、例えば第17図及び第18図などに示すように
、上下端面に磁極を有するような磁石19e、19fで
あった。
しかしながら、上記のように磁界によりより良い巻姿を
得ようとした場合には出来るだけ広い範囲で磁界を強く
する必要があるが、この結果、磁石が大型になり、不経
済になる等の問題に加え、磁石を設けるスペースが制限
される場合もあり、小型でかつ強い磁界を発生できる磁
石が望まれていた。
(発明の目的) 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、磁気テープの物性がバラツキを有していても、テー
プ巻装体の巻き取り時の巻姿に乱れを生じさせることな
く巻取ることのできる磁気テープ巻取装置を提供するこ
とを目的とするものである。
また、磁気テープに機械的に接触する上記化粧巻方式の
ように巻取装置の複雑化ならびに上記の如き副次的作用
によるテープ品質の低下等を解消することができ、かつ
テープ巻取工程の作業性を向上することのできる磁気テ
ープ巻取装置を提供することを目的とする。
また、従来は全く巻姿良化の平置てがなかったインカセ
ット巻取方式、テープ原反以前の幅広の磁気テープ巻き
取りについても、又、巻芯のみのフランジレスタイプの
テープ巻装体を用いた方式においても飛躍的に巻姿を良
化させることのできる磁気テープ巻取装置を提供するこ
とを目的とするものである。
更には、上記各目的を達成すると共にコスト面で優れた
磁気テープ巻取装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明の上記目的はテープ巻装体を回転させて磁気テー
プを巻き取る磁気テープ巻取装置において、該テープ巻
装体の少なくとも近傍に、該テープ巻装体を通過する磁
界を発生し、少なくとも巻装体側に向いた端面が多極化
された少なくとも1つの磁石を設けたことを特徴とする
磁気テープ巻取装置により達成することができる。
以下、本発明装置の実施B様について詳細に説明する。
第1図及び第2図は本発明の磁気テープ巻取装置1の一
実施態様の概略正面図及び矢印入方向からの正面図であ
る。この巻取装置1は例えばビデオテープカセントに内
蔵される一対のテープ巻装体2と3 (以下単に「テー
プリール」と云う)に磁気テープTを予め巻装してから
組込む方法(オープンリール巻取方式)に用いられるも
のである。
上記巻取装置1の概略的な動作を以下述べる。
始めに、テープリール2.3は所定の長さををしたター
ダーテープ10 (第1図では片側の半分だけ図示しで
ある)により連結された状態で、巻取装置lにおいて回
転駆動される巻取回転軸4.5にそれぞれ装着された後
、該リーダーテープ10はそのほぼ中央で切断され、テ
ープリール2例の端部と予め装着されていた磁気テープ
原反6の先端とが接合テープ等により接合される。そし
て、テープリール2に所定長巻き取られた磁気テープT
は切断されたのち、その端部が一方のテープリール3側
のリーダーテープ10に接合される。
なお、リーダーテープ10ならびに磁気テープTの切断
や該リーダーテープ10と磁気テープTとの接合は、テ
ープ端部の保持部材、切断用カックー、接合テープなど
が設けられている切断接合手段9により行われ、又、テ
ープ原反6から送り出される磁気テープTはガイドピン
やガイドローラ等から成るバス系8を通してテープリー
ル2に巻き取られていく、又、第2図においては切断接
合手段9を削除しである。
上記した範囲内においては、従来装置と同様ではあるが
、本実施態様の装置の特徴は、テープリール2の装着部
分にある。すなわち、磁気テープTを巻き取るテープリ
ール2に接近した所に多極端面を有する磁石19が設け
られている。
上記の磁石19は例えば永久磁石から成り、第3図に示
すように中心孔を有した全体形状がドーナツ状に構成さ
れており、支持部材20に保持されて装置本体のフロン
トパネルla(第4図参照)に取り付けられている。又
、永久磁石19はテープ幅方向(v5取回転軸4の軸線
方向)に沿って極が位置するようになされているが、例
えば半径方向に分割できるような複数の小磁石の組体か
ら成っており、又、各小磁石の磁極は隣り合う同士が互
に異極となるように構成されている。さらに、永久もイ
1石19の径2Iはテープリール2径とほぼ同等かそれ
以上に構成されている、すなわち、少なくともテープ巻
径よりも大きく構成されていることが望ましい。
従って、上記のように構成した巻取装置1で磁気テープ
Tをテープリール2に巻き取ると、第16図に示した従
来装置と比べて一段と巻姿の良い巻き取りをするこがで
きる。この理由は、上記のように構成された永久磁石1
9の端面では隣り合う異極間において、磁力線の一部が
閉鎖ループを形成することにより、該閉ループが形成さ
れた領域においては磁力は非常に強くなる。(第17図
及び第18図の構成のものに比べ約2倍前後の強さにで
きる。)従って、永久磁石19の端面付近においてはリ
ール中心部やリール外周部分においても従来以上に磁束
密度を極めて高くできるので、巻き取り始めから終りま
で強い磁力を磁気テープTに作用させることができるか
らである。
又、永久磁石19は4羨に比べて磁力の弱いもの、例え
ば厚さit2が薄くても磁気テープTにかける磁力を実
効的に強くすることができ、小型で廉価な磁石を用いる
ことができる。
上記の支持体20は、特にその形状及び材料を限定する
ものではないが、例えば鉄、ニッケル等を含んだパーマ
ロ係合金から成る強磁性体とし、その形状が例えば永久
磁石19と同様のドーナツ状の場合には、磁力線の閉ル
ープが磁気テープ側と支持台側の両端面間においても形
成され易くなるので、磁気テープTに作用する磁力を更
に強くすることができる。又、フロントパネル1aを強
磁性体で構成しても同様の効果を得ることができる。
なお、ここで云う強磁性体とは磁化率が10−コ以上の
ものを云う。
永久磁石19の磁力の強さは特に限定されるものではな
く、例えば、巻き取り時のテープテンション、磁気テー
プTの種類、該磁石19と磁気テープTとの距離、巻き
取り速度(テープ走行速度)、磁気テープTへの磁界の
影響など種々の条件を考慮して設定することができる。
本実施Li様においては、永久磁石19は所定の位置に
固定するように構成したが、本発明はこのような態様に
限るものではなく、巻取回転軸4に沿った方向に移動可
能とし、磁気テープTにかける磁力の強さを自在に変化
できるように構成してもよい、又、永久磁石19はテー
プリール2の全域に対向するドーナツ状に構成したが必
ずしもこのような形状に限るものではなく、種々変更可
能であること勿論である。
上記第1図〜第4図に示した実施態様は、オープンリー
ル巻取方式の巻取装置であるが、本発明はインカセット
方式方式の巻取装置にも適用することができる。
第5図及び第6図はインカセット方式の磁気テープ巻取
装置の一実施態様の概略正面図及び矢印A方向からの側
面図である。この巻取装置lは、たとえばV、H3やベ
ータのビデオテープカセノトのケースに予め収納された
一対のテープ巻装体2゜と3(以下、単に「テープリー
ル」と云う)に後から磁気テープTを巻き込んで製品を
仕上げる方法に用いるものである。
本C,様における巻取装置1の概略的な動作を以下述べ
ると、所定の長さを有したリーダーテープ10により繋
がれたテープリール2.3を内蔵したカセットケース2
3は、巻取装置1の保持手段である例えばカセットホル
ダ26に保持され、しかる後に、例えば該カセットホル
ダ26が移動することにより下方側からテープリール2
.3内にそれぞれ駆動軸4.5が挿入される。
その後、リーダテープ10はそのほぼ中央で切断され、
テープリール2側の端部と予め装着されていた磁気テー
プ原反6の先端とが接合テープ等により接合される。そ
して、テープリール2に所定長巻き取られた磁気テープ
Tは切断されたのち、その端部が一方のテープリール3
側のリーダーテープ10に接合される。
なお、リーダーテープ10ならびに磁気テープTの切断
や該リーダーテープ10と磁気テープTとの接合は、テ
ープ端部の保持部材IQa、10b、切断用カッター、
接合テープなどが設けられている切断接合手段9により
行われ、又、テープ原反6から送り出される磁気テープ
Tはガイドピンやガイドロール等から成るパス系を通し
てテープリール2に巻き取られていく、なお、第6図に
おいては切断接合手段9を削除しである。
本実施Li様の特徴はカセットケース23の装着部分に
ある。すなわち、カセットホルダ26には、磁気テープ
Tを巻き取るテープリール2側で、モータ21等の駆動
手段に連結された駆動軸4の先端に対向する位置に永久
磁石19a又は19bが設けられている。この永久磁石
19a及び19bは第7図及び第8図に示すように例え
ば円盤状及び方形状で上下両側端面が磁極に構成された
複数個の小磁石から成っており、その大きさくL)は、
少なくとも磁気テープの最終的な巻径よりも大きくなさ
れている。又、各小磁石は隣り合う同士においては互に
異なった磁極になるように構成されている。
なお、カセットホルダ26は、例えばブックケース型と
も云える形状を成しており、その片側の上支持板に永久
磁石19a又は19bが取り付けられている。又、第9
図においてはカセットホルダ26を保持する部材は図示
していない。
このように構成された巻取装置lで磁気テープTを巻き
取ると、該磁気テープTは該磁石19a又は19bに引
張られてテープリール2の上側のフランジ方向に片寄る
ように巻き込まれて行く。又、永久磁石19a、19b
が上記実施態様と同様にテープリール2に対向する側面
が多極端面に構成されているので、磁力線が閉ループと
なった強い磁界を磁気テープTに作用でき、かつ、磁石
19a、19bは中心孔を有していないので、テープリ
ール2の中心部分においても磁界の向きならびに磁束密
度が安定しており、磁気テープTに確実に強い磁力を作
用させることができる。従って、磁気テープTには巻き
取り始めから終りまで、すなわちテープリール2の巻芯
部分から外方まで安定した強い磁力が作用し、テープ巻
装状態は、テープ端縁が良く揃っていると共に、しっか
りと巻かれた極めて良好な状態になる。特に、巻き取り
始めにおけるテープ挙動が不安定な領域においても、上
記の如く強い磁力が確実に作用してテープ巻装状態を極
めて良好に保つことができる。
本実施態様においては、永久磁石19a、19bは所定
の位置に固定するように構成したが、巻取駆動軸4に沿
った方向に移動可能とし、磁気テープTにかける磁力の
強さを自在に変化できるように構成してもよい、又、上
記の永久磁石19a、19bの形状は上述の如くテープ
リール2のフランジとほぼ同径もしくはそれ以上の径(
L)に構成としたが、例えばテープリール2の部分的な
領域において、少なくとも巻き取られるテープ巻き幅以
上にわたって磁界をかけられる大きさであれば、どのよ
うな形状であってもよく、特に限定するものではない。
上記各実施態様は、テープ巻装体(テープリール)がフ
ランジを備えたものについて述べたが、本発明は第10
図に示す如くフランジを有しないテープ巻装体(巻芯だ
けからなる巻装体)の巻き取りの場合にも適用すること
ができる。
第10図において永久磁石19Cは例えば第7図に示す
ような多極化した側面を有する永久磁石で構成すること
ができる。又、巻芯2aと係合する保合軸27は、磁石
中央に突設したもので、磁性のものあるいは非磁性どち
らのものであってもよい。
このように磁石側面が巻取時のフランジ部となるように
構成することにより、上記各641の作用に加え磁石と
磁気テープTとが接しているので、フランジレスタイプ
の場合の巻姿を飛躍的に向上させることが出来る。
上記各実施態様における永久磁石19.19a 、 1
9b、19cは、小磁石同士が互に直接接触する構成と
したが、本発明においてはこのような構成に限るもので
はなく、例えば第11図に示すように、小磁石同士の間
に非磁性体からなる間仕切り部材28を設けた構成にす
ることもできる。そして、この間仕切り部材28の幅d
の大きさを、永久磁石19と磁気テープTとの距離に応
じて適宜変化させることにより、磁気テープTに作用さ
せる磁界を最適な強さとすることができる。
上記各巻取装置lにおいて磁石を巻取駆動軸4の所のみ
に設けるような構造としたが、本発明はこれに限られる
ものではなく、例えば、磁気テープTの走行系路である
パス系8の所にも磁石を適宜設け、テープ幅方向に磁力
を作用させることにより、磁気テープTの幅方向の振れ
を抑えてテープ走行性を安定化させるようにしてもよい
上記各実施態様における磁石は永久磁石を用いたが、本
発明はこれに限るものではなく、電磁石を用いることが
できる場合もあり、この場合、電磁石に流す電流の量を
変化させることにより、該電磁石の磁力を自在に変える
ことができる。
なお、本明細書中における磁石とは、上記実施態様に述
べた永久磁石、電磁石に限るものではなく、例えばソレ
ノイドの如き概念をも含むものであり、磁界発生手段を
総称したものとする。
本発明は上記に示した実施態様に限られるものではなく
、冒頭にも述べたように、例えば、製品幅よりも幅広い
テープ原反から、複数の製品幅のテープ原反に裁断して
巻き取る場合にも適用することができることは勿論であ
る。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明の装置は磁石が磁気テープ側
の端面において、磁力線の閉ループを形成するように多
極化されているので、磁気テープに作用する磁界の強さ
をテープリール全域において実効的に増強することがで
きる。この結果、磁束の磁石に比べて小型で廉価な磁石
(小磁石)を用いることができ、例えば、磁石を巻取駆
動軸周囲の如く設置スペースが比較的狭い所に設ける場
合でも、磁力を充分強くすることができる。又、テープ
端縁の損傷や磁性面のt員傷もなく且つテープ端縁が揃
ったテープ巻装状態にすることができ、さらに巻き取り
工程の生産性の向上をはかることができる。特にインカ
セント巻取方式を採用した巻取装置、あるいはフランジ
レスタイプの巻取装置においては飛躍的に進歩した装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の巻取装置の一実施態様の概略正面図、
第2図はその概略側面図、第3図は第2図に示す磁石の
拡大斜視図、第4図は第2図の軸方向に沿った拡大断面
図、第5図は本発明の巻取装置の他の実施態様の概略正
面図、第6図は第5図の矢印へ方向から見た概略側面図
、第7図及び第8図は第6図に示す磁石の拡大斜視図、
第9図は第6図に示す装置の軸方向に沿った拡大断面図
、第10図はフランジレスタイプのテープ巻装体を用い
た巻取装置の要部概略側面図、第11図は本発明に用い
る磁石の他の態様を示す斜視図、第12図および第13
図はそれぞれ徒求の巻取装置の一部を示す概略斜視図、
第14図はインカセント巻取方法による従来の巻取装置
の概略平面図、第15図は第14図の要部拡大側面図、
第16図は従来装置の一部を示す概略断面図、第17図
及び第18図は従来の磁石を示す斜視図である。 1・・・巻取装置、     1a・・・フロントパネ
ル、2.3・・・テープ巻装体(テープリール)、2a
・・・巻芯、      4,5・・・巻取回転軸、6
・・・原反、      8・・・パス系、9・・・切
断接合手段、  10・・・リーダーテープ、10 a
 、 10 b 、 22−保持部材、11・・・エン
ドレスベルト、 12、13.14.17・・・回転ローラ、15・・・
ベルト、     16・・・ベルト送り出し側、18
・・・ベルト巻き取り側、 19、19a、 19b、 19c、 19d、 19
e、 19f −・・永久磁石、 20・・・支持体、     21・・・モータ、23
・・・カセントケース、 24・・・ローラ、25・・
・つば、      26・・・カセットホルダ、27
・・・係合軸、     28・・・間仕切り部材。 第3図 や 第  4  図 第  7  図 第  5  図 第  6  図 第  10  図 第  11   図 第  14   図 第15図 第  16   図 第17図 手続補正書 昭和61年12月2φ日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)テープ巻装体を回転させて磁気テープを巻き取る磁
    気テープ巻取装置において、該テープ巻装体の少なくと
    も近傍に、該テープ巻装体を通過する磁界を発生し、少
    なくとも巻装体側に向いた端面が多極化された少なくと
    も1つの磁石を設けたことを特徴とする磁気テープ巻取
    装置。 2)前記磁石が多極端面に着磁された永久磁石であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気テー
    プ巻取装置。 3)前記永久磁石の形状が前記テープ巻装体とほぼ等し
    い外形を有するドーナツ状で、該テープ巻装体の回転用
    の軸を囲むように設けられたことを特徴とする特許請求
    の範囲第2項に記載の磁気テープ巻取装置。 4)前記永久磁石が、リーダーテープで繋げられた一対
    のテープ巻装体を内蔵したカセットケースを保持するカ
    セット保持手段に取り付けられたことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載の磁気テープ巻取装置。 5)前記永久磁石が、前記磁気テープの端縁に接触しつ
    つ、巻芯のみからなる前記テープ巻装体の巻取台を構成
    することを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の磁
    気テープ巻取装置。 6)前記磁石が複数の永久磁石の組体から成り、該永久
    磁石間に非磁性体の間仕切り部材を設けたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項に
    記載の磁気テープ巻取装置。 7)前記磁石が電磁石で構成されたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の磁気テープ巻取装置。
JP27886986A 1986-11-25 1986-11-25 磁気テ−プ巻取装置 Pending JPS63133376A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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