JPS62291772A - 磁気テ−プ巻取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ＆　発明の詳細な説明 〔発明の分野〕 本発明は、シ品幅の磁気テープ原反から小巻のテープ巻
装体に所定長の磁気テープを巻き取ったり、あるいは一
旦テープ巻装体に巻かれた山気テープを別のテープ巻装
体に巻き換えたりする場合、さらには、磁気テープを原
反にする前の幅広い状態における巻き取りや、製品幅よ
り幅広いテープ原反から複数の製品幅のテープ原反に裁
断して巻き取る場合の磁気テープ巻取装甑に関するもの
！ある。

′〔従来の技術〕 オーディオカセットテーラやビデオカセットテープ、史
にはメモリーテープや放送用ビデオテーラ等磁気テープ
の製造工程には、その中間工程として長尺の磁気チー１
８反からリールやハブ等の小巻のテープ巻装体に所定長
の磁気テープを巻き取る工程や、一旦、テープ巻装体に
巻き取ったら気テープを別のテープ巻装体に巻き換える
べく巻き取る再巻取工程、さらには原反以前のテープ幅
が広いときの巻取工程や、製品幅より幅広いテープ原反
から複数の製品幅のテープ原反に裁断して巻き取る工程
などがある。

この巻取工程、再巻取工程において前記テープ巻装体に
磁気テープの巻き取りを行なった場合、例えば、送り出
し側の前記磁気テープ原反の物性、もしくは巻き取り側
におけるテープ巻装体の物性、さらには磁気テープ自体
の物性によっては、巻き取り時において、テープ厚み方
向の振動や幅方向の振動などの如き、所謂テープ挙動が
変化してしまい、巻き取られた磁気テープの巻姿（巻装
状態）の問題、すなわちテープ巻装体の軸方向から観察
したときの巻回（テープ端縁）が凹凸状態となる巻き乱
れを生ずる。特に、巻き取り時におけるテープ走行速度
が速いほどこの傾向は強くなる。

このように巻き乱れが生じた磁気テープは、例えば磁気
テープカセットに収納された製品状態において、外観品
質は云うに及ばず、テープ巻きぐせ、あるいはテープ端
の損傷が起こり易く種々のトラブルを誘発したり、電磁
変換特性の悪化を招くなどの問題がある。特に、高密度
記録を行う例えばビデオ用の磁気テープにおいては、テ
ープ端縁近傍に音声信号や同訓信号を記録するため、上
記の如き巻き乱れは極めて大きな問題ｆあった。

このため従来の磁気テープ製造工程では、前記巻取工程
や再巻取工程の後マ前記巻姿な全数チェックすべく、例
えば目視等による検査がなされており、このためのコス
トと時間を要することは磁気テープ製造工程の大きなネ
ックｆあった。

また、この検査負荷を軽減すべく巻姿良化な目指し巻姿
の良品得率の低い磁気テープの巻き取りにおいては、従
来より例えば第５図ならびに第６図に示すような化粧巻
と称する方式が採用されている。

第５図ならびに第６図は巻き取り側のテープ巻装体２の
周辺を示す概略斜視図１ある。第５図に示したものの場
合は、回転ローラ１２．１３．１４によって回転自在に
保持された例えばゴム、ポリイミドなどから成るフレキ
シブルなエンＰレスベルト１１が磁気テープＴと共に回
転しつつテープ巻装体２の半径方向に向って弾性的にテ
ープ磁性面を比較的強く押圧して、磁気テープＴの巻姿
を整えるように構成している。第６図に示したものの場
合は、テープ巻装体２の一方のフランジと磁気テープＴ
の端縁との間に比較的柔かい不織布等からなるベルト１
５が設けられている。このベルト１５はベルト送り出し
側１６に巻かれたものが回転ローラ１７等に保持されて
ゆっくりとした一定の速さｔ巻き取り１ｌｌＪ１８に巻
き取られに行く間に、一方のテープ端縁を比較的強く押
圧して巻姿な整えるようにしている。

しかしながら、上記両者とも磁気テープＴに直接接触す
る構造マあるため、例えば磁性層のけずれや不織布の繊
維の脱落等によるドロップアウトの発生、不適当な押圧
力によるテープ変形、テープ端縁の損傷の如き種々の問
題を生じ、その本来の機能を果さない場合もあった。更
に、これらの化粧巻機構はそれ自体の消耗が大きく価格
的な面、メンテナンス性の点１問題があるばかりか、テ
ープ巻装体２を入れ替える際に、少なくともその作用を
行う位置と否作用位置とに移動するような構造としなけ
ればならず、巻取装置を複雑にし、テープ巻装体の入れ
替に比較的時間がかかり生産性を向上させようとした場
合、その移動時間も生産性向上の支障となるもの１ある
。

現在のカセットテープの巻取方式には、前記化粧巻を実
施した後カセットに挿入して製品を完成させていくオー
プン巻取方式と別に、他の方式として、カセット組又工
程の最終段階において磁気テープを巻き取るようにした
、所開、インカセット巻取もしくはＣ−０巻取、■−０
巻取と称される方式がある。

この方式は第７図および第８図に示す如く予めカセット
２３の中に磁気テープ以外の全部品を組み豆て、リーダ
ーテープ１（ｉｌｌ’つながれた送り出し側のテープ巻
装体と巻き取り側のテープ巻装体が挿入されネジ締めま
↑完了したワーク（これを一般にｖ−ｏ、ｃ−ｏ等と呼
ぶ）に、インカセツトワインダと称する巻取装置１前記
リーダーテープな引き出し切断後、その片側のリーダー
テープに巻き取ろうとする磁気テープの先端を接合し、
もう一方のリーダーテープは吸着部材２２により保持し
ておき、接合された側のテープ巻装体２を回転し、所定
長の磁気テープＴを巻き取り切断し、最後に、巻き取っ
た磁気テープＴの終端ともう一方のリーダーテープ１０
を接合して製品を完成させるカセットテープの巻き取り
方式１ある。このインカセット巻取方式ｆは前述したよ
うなテープ巻装体の部分子機械的に磁気テープに接触す
るようなことは不可能！あり、巻姿の良し悪しは、テー
プ物性やカセット部品のバラツキに左右され、全く制御
出来ず、極めて巻姿得率が悪い。この場合、巻姿を良化
すべくカセットの入口部に上下につば２５を有したロー
ラ２４等を配設して、巻き取られていく磁気テープの幅
方向に力を加えて、片側へテープを押し付けようとする
ことが試みられているが、強い力を加えるとテープ端縁
が損傷する危険性が増大し、又、弱い力ではほとんど巻
姿良化の効果がなく、テープ巻装状態を良くする手だて
がまったくなかった。

しかし最近にいたり、第９図に示すように、巻芯４１と
７ランジ４２により構成された巻取リーール４０の上記
巻芯４１と着脱自在に連結された巻取駆動軸６０の周囲
に、上記７ランジ４２を対称面として磁気テープＴが巻
取られる側と対称側の位置に、磁石６１を少なくとも１
個配置し、上記巻取リール４０に磁気テープＴを巻取る
ようにした磁気テープ巻取装置が提案された（特開昭６
１−５１６４２号公報）。

しかしながら、第９図に示すように、軸３０の周囲に設
けた磁石３１を配置した装置ｆは下記のような欠点を有
している。

その問題は、巻取駆動軸３０の周囲に設けられた磁石６
１″ｔ％は、巻芯４１に近い中心寄りの部分の巻姿が外
側部分の巻姿に比べて悪くなる。これは、磁石３１の形
状が上記軸３０により制約をうけるために、例えばドー
ナッツ状に構成され、その中心部分が空洞になり、磁力
線は巻取リール４０の中心寄りの箇所においてその向き
が一定せず、また磁束密度が小さくなり、巻取工程の初
期の段階において磁気テープＴを７ランジ４２方向に引
き付ける力が不安定！かつ弱くなってしまう。

更に７ランジ４２の外周部分の巻姿が、それより内側部
分に比べて悪くなる。これは磁石３１の外径寸法がフラ
ンジ４２の外径と概ね同等１あるために、磁石３１の外
周部分の磁力線が傾いて磁気テープＴをフランジ方向に
引き付ける力が弱くなってしまうからｆある。更にまた
、リールに７ランジ４２がない場合にはこの方式は適用
不可能↑ある。

〔発明の目的〕

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもの！あっ
て、磁気テープの物性がバラツキを有していてもテープ
巻装体の巻き取り時の巻姿に乱れを生じさせろことなく
巻取ることのマきる磁気テープ巻取装置を提供すること
を目的とするもの１ある。

また、磁気テープに機械的に接触する上記化粧巻方式の
ように巻取装置の複雑化ならびに上記の如き副次的作用
によるテープ品質の低下等を解消することがマき、かつ
テープ巻取工程の作業性を向上することのマきる磁気テ
ープ巻取装置を提供することを目的とする。

更には、従来は全く巻姿良化の手交てがなかったインカ
セット巻取方式、フランジレス巻取方式、テープ原反以
前の幅広の磁気テープ巻き取りについても、飛躊的に巻
姿な良化させろことの′ｔ％きる磁気テープ巻取装置を
提供することを目的とｆろものである。

〔発明の構成〕

本発明の上記目的は、テープ巻装体を回転させて磁気テ
ープを巻き取る磁気テープ巻取装置において、前記テー
プ巻装体を回転駆動する巻取回転軸の先端部分と、該軸
の基部ｆ巻装体回転面に沿って円盤状になされた円盤部
とが磁石により構成されたことを特徴とする磁気テープ
巻取装置により達成される＠ 以下、本発明の実施態様について詳細に説明する。

第１図及び第２図は、本発明の磁気テープ巻取装置１の
一実施態様の概略正面図及び矢印入方向からの側面図１
ある。この巻取装置１は例えばビデオテープカセットに
内蔵される一対のテープ巻装体２と６（以下単に「テー
プリール」と云う）に磁気テープＴを予め巻装してから
組込む方法に用いられるものｆある。

上記巻取装置１の概略的な動作を以下述べる。

始めに、テープリール２．３は所定の長さを有したリー
ダーテープ１０（第１図１は片側の半分だけ図示しであ
る）により連結された状態１、巻取装置１において回転
駆動される軸４，５にそれぞれ装着された後、該リーダ
ーテープ１０はそのほぼ中央で切断され、テープリール
２側の端部と予め装着されていた磁気テープ原反６の先
端とが接合される。そして、テープリール２に所定長巻
き取られた磁気テープＴは切断されたのち、その端部が
一方のテープリール６側のリーダテーゾ１０に接合され
る。

なお、リーダーテープ１０ならびに磁気テープＴの切断
や該リーダーテープ１０と磁気テープＴとの接合は、テ
ープ端部の保持部材、切断用カッター、接合テープなど
が設けられている切断接合手段９により行われ、又、テ
ープ原反６から送り出される磁気テープＴはガイドピン
やガイＰローラ等から成るパス系８を通してテープリー
ル２に巻き取られていく。又、第２図においては切断接
合手段９を削除しである。

上記した範囲内圧おいては、従来装置と同様ではあるが
、本実施態様の特徴は、テープリール２の装着部分にあ
る。すなわち、磁気テープＴを巻き取るテープリール２
を回転駆動する巻取回転軸４に永久磁石１９が取り付け
られていることにある。　・ 以下、第３図および第４図に基づいて説明する。

巻取回転軸４は、例えばモータ２１等の駆動手段に連結
されており、その先端部分にテープリール２を装着する
ように構成されている・そして、先端部分はテープリー
ル２内に入り込んｆ係合する係合部４ａと、テープリー
ル２の外径よりも大径（１）の円盤部４ｂとが一体に構
成された永久磁石１９から成っている。この永久磁石１
９はテープ幅方向に沿って両極が位置しており、磁界の
向きはテープリール全域において、テープ幅方向に沿っ
ている。

又、永久磁石１９は一般に機械的にもろいことに加え複
雑な形状に加工し難いため、該磁石１９はその表面が例
えばプラスチック樹脂や金属などの保護層４ｃにより被
われていることが望ましい。

なお、図示しないが、係合部４ａの部分の保護層はテー
プリール２と係合するため歯状に構成されていることは
勿論１ある。

このように構成された巻取装置１で磁気テープＴを巻き
取ると、該磁気テープＴは永久磁石１９に引張られてテ
ープリール２の下側の７ランジ方向に片寄るように巻き
込まれて行く。又、永久磁石１９は上記の如くテープリ
ール２の中心からリール７ランジ罠沿って円盤状に構成
されているのマ、リール中心部分においても更にリール
外周部分においても磁界の向きならびに磁束密度が安定
しており、磁気テープＴに確実に磁力を作用させること
がｔきる。特に、テープリール２０巻芯部分をりの所に
おいては、リール内に入り込んだ係合部分４ａの磁力に
よって、磁気テープＴを巻芯方向へ引き寄せることがで
きる。従って、磁気テープＴ＆ｔは巻を取り始めから終
りま↑、すなわちテープリール２０巻芯部分から外方ま
で安定した磁力が作用し、テープ巻装状態は、テープ端
縁が良く揃っていると共にしっかりと巻かれた極めて良
好な状態になる。特に、巻き取り始めＫおけるテープ挙
動が不安定な領域においても、上記の如く磁力が確実に
作用してテープ巻装状態を良好に保つことが１きる。

永久磁石１９の磁力の強さは特に限定されるものｆはな
く、例えば、巻き取り時のテープテンション、磁気テー
プＴの種類、該磁石１９と磁気テープＴとの距離、巻き
取り速度（テープ走行速度）、磁気テープＴへの磁界の
影響など種々の条件を考慮して設定することがｆきる。

上記実施態様はテープリール巻取方式について述べたも
のｆあるが、本発明はこのような態様に限られるもの１
はなく、例えば、ＶＨ８やベータのビデオテープカセッ
トのケースに、リーダーテープによって繋げた一対のテ
ープ巻装体を予め収納したものに１磁気テープを巻き込
んマ製品を仕上げる、所謂、インカセット巻取方式にも
適用できることは云うまｆもない。

本発明は上記に示した実施態様に限られるものｆはなく
、冒頭にも述べたように、例えば、製品幅よりも幅広い
テープ原反から、複数の製品幅のテープ原反に載断して
巻き取る場合にも適用することが１きる◎又、７ランジ
を有しないテープ巻装体の巻き取りの場合においては第
１０図に示す如く上記円盤部４ｂの部分を巻き取り時の
フランジ部となるように構成することにより、７ランジ
レスタイプの場合の巻姿を飛躍的に向上させることがｆ
きる。

上記巻取装置１において磁石を巻取回ｉ軸４０所のみに
設けるような構造としたが、本発明はこれに限られるも
のマはなく、例えば、磁気テープＴの走行系路マあるパ
ス系の所にも磁石を適宜設け、テープ幅方向に磁力を作
用させることにより、磁気テープＴの幅方向の振れを抑
えてテープ走行性を安定化させるよ５＆Ｃしてもよい。

〔発明の効果〕

以上詳細に述べたように、本発明の装置は、テープリー
ル（テープ巻装体）を回転させる巻取回転軸の先端部分
を磁石！構成し、該磁石の部分の形状がテープリールの
７ランジに沿った円盤部を有するように構成されている
の１、該磁石の中心部分に駆動軸用の孔を設けなくとも
よく、テープリールの巻芯部分（中心部）及び外周にお
いても、磁束密度を高く保つことが１きテープ端縁を揃
えるように働く磁力をテープリール付近全域に確実に作
用させることができる。この結果、磁気テープの巻を始
めのテープ挙動不安定領域においても、極めて良い巻姿
が実現ｆき、全体として従来以上に巻姿を向上させるこ
とができる。

従って、本発明によれば、テープ端縁の損傷や磁性面の
損傷もなく且つテープ端縁が揃ったテープ巻装体態にす
ることが１き、さらに巻き取り工程の生産性の向上をは
かることが１きる。特にインカセット巻取方式を採用し
た巻取装置においては飛躍的に進歩した装置を提供する
ことが１きる。

また、フランジレス巻取方式を採用した巻取装置でも同
様の効果が得られる０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の巻取装置の一実施態様の概略正面図、
第２図はその概略側面図、第３図は第２図に示す巻取回
転軸に設けた磁石の拡大斜視図、第４図は第２図の軸方
向に沿った拡大断面図、第５図および第６図はそれぞれ
従来の巻取装置の一部を示す概略斜視図、第７図はイン
カセット巻取方法による従来の巻取装置の概略平面図、
第８図はＩＡ７図の要部拡大側面図、第９図は従来装置
の一部を示す概略断面図、第１０図は本発明をフランジ
レス巻取方式に使用した一実施態様の概略図ｆある。 １・・・巻取装置、２，６・・・テープ巻装体（テープ
リール）、４．５・・・巻取回転軸、４ａ・・・係合部
、４ｂ・・・円盤部、４ｃ・・・保饅層、６・・・原反
、８・・・パス系、９・・・切断接合手段、１０・・・
リーダーテープ、１１・・・エンドレスベルト、１２．
１３．１４．１７・・・回転ローラ、１５・・・ベルト
、１６・・・ベルト送す出し側、１８・・・ベルト巻き
取り備、１９・・・永久磁石、２１・・・モータ、２４
・・・ローラ、２５・・・つば、２６・・・巻芯。 代理人　弁理士（８１０７）佐々木　清　隆　　〜゛″
　　、７） （ほか２名）゛′−゛ 第　　１　　図 第　　２　　図 第　　３　図 第　　７　　図 η 第８図 第　　９　　図 第　　１０　　　図 手続ネ１１】正置 特許庁長官　　殿　　　　　　　　　　　　　′“１°
”ｕｆ　　８ｎ／／Ｉ１１、　事ｒｔの表示 昭和６１年特許願第１３３６９９号 ２、　発明の名称 磁気テープ巻取装置 ５、　補正命令の日付二　自　発　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　−６、補正により増加する発明の
数：　０７、　補正の対象：　図　而 第　　９　　図 第　　１０　　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）テープ巻装体を回転させて磁気テープを巻き取る磁
   気テープ巻取装置において、前記テープ巻装体を回転駆
   動する巻取回転軸の先端部分と、該軸の基部で巻装体回
   転面に沿つて円盤状になされた円盤部とが磁石により構
   成されたことを特徴とする磁気テープ巻取装置。 ２）前記巻取回転軸の少なくとも磁石により構成された
   部分が保護層により被われたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の磁気テープ巻取装置。 ３）前記円盤部が前記磁気テープの巻き径より大径に構
   成されたことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
   ２項に記載の磁気テープ巻取装置。