JPH0582671B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、製品幅の磁気テープ原反から小巻の
テープ巻装体に所定長の磁気テープを巻き取つた
り、あるいは一旦テープ巻装体に巻かれた磁気テ
ープを別のテープ巻装体に巻き換えたりする場
合、さらには、磁気テープは原反とする前の幅広
い状態における巻き取りや、製品幅より幅広いテ
ープ原反から複数の製品幅のテープ原反に裁断し
て巻き取る場合の磁気テープ巻取装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

オーデイオカセツトテープやビデオカセツトテ
ープ、更にはメモリーテープの放送用ビデオテー
プ等磁気テープの製造工程には、その中間工程と
して長尺の磁気テープ原反からリールやハブ等の
小巻のテープ巻装体に所定長の磁気テープを巻き
取る工程や、一旦、テープ巻装体に巻き取つた磁
気テープを別のテープ巻装体に巻き換えるべく巻
き取る再巻取工程、さらには原反以前のテープ幅
が広いときの巻取工程や、製品幅より幅広いテー
プ原反から複数の製品幅のテープ原反に裁断して
巻き取る工程などがある。

この巻取工程、再巻取工程において前記テープ
巻装体に磁気テープの巻き取りを行なつた場合、
例えば、送し出し側の前記磁気テープ原反の物
性、もしくは巻き取り側におけるテープ巻装体の
物性、さらには磁気テープ自体の物性によつて
は、巻き取り時において、テープ厚み方向の振動
や幅方向の振動などの如き、所謂テープ挙動が変
化してしまい、巻き取られた磁気テープの巻姿
（巻装状態）の問題、すなわちテープ巻装体の軸
方向から観察したときの巻面（テープ端縁）が凹
凸状態となる巻き乱れを生ずる。特に、巻き取り
時におけるテープ走行速度が速いほどこの傾向は
強くなる。

このように巻き乱れが生じた磁気テープは、例
えば磁気テープカセツトに収納された製品状態に
おいて、外観品質は云うに及ばず、テープ巻きぐ
せ、あるいはテープ端の損傷が起こり易く種々の
トラブルを誘発したり、電磁変換特性の悪化が招
くなどの問題がある。特に高密度記録を行う例え
ばビデオ用の磁気テープにおいては、テープ端縁
近傍に音声信号や同調信号を記録するため、上記
の如き巻き乱れた極めて大きな問題であつた。

このため従来の磁気テープ製造工程では、前記
巻取工程や再巻取工程の後で前記巻姿を全数チエ
ツクすべく、例えば目視等による検査がなされて
おり、このためのコストと時間を要することは磁
気テープ製造工程の大きなネツクであつた。

また、この検査負荷を軽減すべく巻姿良化を目
指し巻姿の良品得率の低い磁気テープの巻き取り
においては、従来より例えば第８図ならびに第９
図に示すような化粧巻と称する方式が採用されて
いる。

第８図ならびに第９図は巻き取り側のテープ巻
装体２の周辺を示す概略斜視図である。第８図に
示したものの場合は、回転ローラ１２，１３，１
４によつて回転自在に保持された例えばゴム、ポ
リイミドなどから成るフレキシブルなエンドレス
ベルト１１が磁気テープＴと共に回転しつつテー
プ巻装体２の半径方向に向つて弾性的にテープ磁
性面を比較的強く押圧して、磁気テープＴの巻姿
を整えるように構成している。第９図に示したも
のの場合は、テープ巻装体２の一方のフランジと
磁気テープＴの端縁との間に比較的柔かい不織布
等からなるベルト１５が設けられている。このベ
ルト１５はベルト送り出し側１６に巻かれたもの
が回転ローラ１７等に保持されてゆつくりした一
定の速さで巻き取り側１８に巻き取られて行く間
に、一方のテープ端縁を比較的強く押圧して巻姿
を整えるようしている。

しかしながら、上記両者とも磁気テープＴに直
接接触する構成であるため、例えば磁性層のけず
れや不織布の繊維の脱落等によるドロツプアウト
の発生、不適当な押圧力によるテープ変形、テー
プ端縁の損傷の如き種々の問題を生じ、その本来
の機能を果さない場合もあつた。更に、これらの
化粧巻機構はそれ自体の消耗が大きく価格的な
面、メンテナンス性の点で問題があるばかりか、
テープ巻装体２を入れ替える際に、少なくともそ
の作用を行う位置と否作用位置とに移動するよう
な構造としなければならず、巻取装置を複雑に
し、テープ巻装体の入れ替に比較的時間がかかり
生産性を向上させようとした場合、その移動時間
も生産性向上の支障となるものである。

現在のカセツトテープの巻取方式には、前記化
粧巻を実施した後カセツトに挿入して製品を完成
させていくオープン巻取方式と別に、他の方式と
して、カセツト組立工程の最終段階において磁気
テープを巻き取るようにした、所謂、インカセツ
ト巻取もしくはＣ−０巻取、Ｖ−０巻取と称され
る方式がある。

この方式は第１０図および第１１図に示す如く
予めカセツト２３の中に磁気テープ以外の全部品
を組み立て、リーダーテープ１０でつながれた送
り出し側のテープ巻装体と巻き取り側のテープ巻
装体が挿入されネジ締めまで完了したワーク（こ
れを一般にＶ−０、Ｃ−０等と呼ぶ）に、インカ
セツトワインダと称する巻取装置で前記リーダー
テープを引き出し切断後、その片側のリーダーテ
ープに巻き取ろうとする磁気テープの先端を接合
し、もう一方のリーダーテープは吸着部材２２に
より保持しておき、接合された側のテープ巻装体
２を回転し、所定長の磁気テープＴを巻き取り切
断し、最後に、巻き取つた磁気テープＴの終端と
もう一方のリーダーテープ１０を接合して製品を
完成させるカセツトテープの巻き取り方式であ
る。このインカセツト巻取方式では前述したよう
なテープ巻装体の部分で機械的に磁気テープに接
触するようなことは不可能であり、巻姿の良し悪
しは、テープ物性やカセツト部品のバラツキに左
右され、全く制御出来ず、極めて巻姿得率が悪
い。この場合、巻姿を良化すべくカセツトの入口
部に例えば上下につば２５を有したローラ２４等
を配設して、巻き取られていく磁気テープの幅方
向に力を加えて、片側へテープを押し付けようと
することが試みられているが、強い力を加えると
テープ端縁がつば２５によつて損傷する危険性が
増大し、又、弱い方ではほとんど巻姿良化の効果
がなく、テープ巻装状態を良くする手だでがまつ
たくなかつた。

しかし最近にいたり、第１２図に示すように、
巻芯４１とフランジ４２により構成された巻取リ
ール４０の上記巻芯４１と着脱自在に凍結された
巻取駆動軸３０の周囲に、上記フランジ４２を対
称面として磁気テープＴが巻取られる側と対称側
の位置に、磁石３１も少なくとも１個配置し、上
記巻取リール４０に磁気テープＴを巻取るように
した磁気テープ巻取装置が提案された（特開昭61
−51642号公報）。

しかしながら、第１２図に示すように、軸３０
の周囲に設けた磁石３１は下記のような欠点を有
している。

その問題は、巻取駆動軸３０の周囲に設けられ
た磁石３１では、巻芯４１に近い中心寄りの部分
の巻姿が外側部分の巻姿に比べて悪くなる。これ
は、磁石３１の形状が上記軸３０により制約をう
けるために、例えばドーナツツ状でその中心部分
が空洞になり、磁力線は巻取リール４０の中心寄
りの箇所においてその向きが一定せず、また磁束
密度が小さくなり、巻取工程の初期の段階におい
て磁気テープＴをフランジ４２方向に引き付ける
力が不安定でかつ弱くなつてしまう。更にフラン
ジ４２の外周部分の巻姿が、それより内側部分に
比べて悪くなる。これは磁石３１の外径寸法がフ
ランジ４２の外径と概ね同等であるために、磁石
３１の外周部分の磁力線が傾いて磁気テープＴを
フランジ方向に引き付ける力が弱くなつてしまう
からである。

〔発明の目的〕

本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、磁気テープの物性がバラツキを有し
ていても、テープ巻装体の巻き取り時の巻姿に乱
れを生じさせることなく巻取ることのできる磁気
テープ巻取装置が提供することを目的とするもの
である。

また、磁気テープに機械的に接触する上記化粧
巻方式のように巻取装置の複雑化ならびに上記の
如き副次的作用によるテープ品質の低下等が解消
することができ、かつテープ巻取工程の作業性を
向上することのできる磁気テープ巻取装置を提供
することを目的とする。

更には、従来は全く巻姿良化の手立てがなかつ
たインカセツト巻取方式、テープ原反以前の幅広
の磁気テープ巻き取りについても、飛躍的に巻姿
を良化させることのできる磁気テープ巻取装置を
提供することを目的とするものである。

〔発明の構成〕

本発明の上記目的は、テープ巻装体を回転させ
て磁気テープを巻き取る磁気テープ巻取装置にお
いて、該テープ巻装体を磁極ではさむようにテー
プ幅方向に概ね沿う磁界を発生する略コ字状の磁
石を少なくとも１つ設けたことを特徴とする磁気
テープ巻取装置により達成される。

以下、本発明装置の実施態様について詳細に説
明する。

第１図及び第２図は本発明の磁気テープ巻取装
置１の一実施態様の概略正面図及び矢印Ａ方向か
らの正面図である。この巻取装置１は例えばビデ
オテープカセツトに内蔵される一対のテープ巻装
置２と３（以下単に「テープリール」と云う）に
磁気テープＴを予め巻装してから組込む方法（オ
ープンリール巻取方式）に用いられるものであ
る。

上記巻取装置１の概略的な動作を以下述べる。
始めに、テープリール２，３は所定の長さを有し
たリーダーテープ１０（第１図では片側の半分だ
け図示してある）により連結された状態で、巻取
装置１において回転駆動される巻取駆動軸４，５
にそれぞれ装着された後、該リーダーテープ１０
はそのほぼ中央で切断され、テープリール２側の
端部と予め装着されていた磁気テープ原反６の先
端とが接合テープ等により接合される。そして、
テープリール２に所定長巻き取られた磁気テープ
Ｔは切断されたのち、その端部が一方のテープリ
ール３側のリーダーテープ１０に接合される。

なお、リーダーテープ１０ならびに磁気テープ
Ｔの切断や該リーダーテープ１０と磁気テープＴ
との接合は、テープ端部の保持部材、切断用カツ
ター、接合テープなどが設けられている切断接合
手段９により行われ、又、テープ原反６から送り
出される磁気テープＴはガイドピンやガイドロー
ラ等から成るパス系８を通してテープリール２に
巻き取られていく。又、第２図においては切断接
合手段９を削除してある。

上記した範囲内においては、従来装置と同様で
はあるが、本発明装置の特徴は、テープリール２
の装着部分にある。すなわち、磁気テープＴを巻
き取るテープリール２を磁極ではさむように、側
面から見て略コ字状の永久磁石１９が設けられて
いる。

上記の永久磁石１９は例えば支持部材２０によ
り装置本体に取り付けられているが、テープリー
ル２の着脱に支障を来たさないように、例えば、
上下方向あるいは左右方向に移動自在に構成され
ている。又、テープリール２をはさむように張り
出したＳ極とＮ極は、磁気テープＴからの距離が
例えばＮ極の方が近く構成され、磁気テープＴを
Ｎ極側のフランジ２ａ方向へ引き寄せるようにな
されており、さらに、永久磁石１９の幅l₁はテー
プリール２の直径とほぼ同等がそれ以上に構成さ
れている、すなわち、少なくともテープ巻径より
も大きく構成されていることが望ましい。

従つて、テープリール２を通る磁力線はそのほ
とんどＮ極からＳ極に向つて直線的に延びてお
り、テープ幅方向に概ね沿つてその方向性及び磁
束密度は安定している。

このように構成された巻取装置１で磁気テープ
Ｔを巻き取ると、該磁気テープＴは上記したよう
にフランジ２ａ側に片寄るように巻き取られて行
き、テープ端縁が揃つた巻姿の良い状態になる。
特に、リール内方寄りの中心部分、すなわち巻き
取り時において比較的にテープ挙動が不安定な領
域においても、更にリールの外周部分においても
上記のように方向性及び磁束密度を安定した磁界
による付勢が作用して確実に巻姿を向上すること
ができる。

上記実施態様においては、永久磁石１９を１つ
設けたが、本発明はこれに限るものではなく複数
個並べた構成でもよく、又、例えば永久磁石１９
に向き合うもう１つの永久磁石を設けて、テープ
リール２全域を磁石によつて被うように構成して
もよい。

第６図に磁石のサイズを更に大きくし上記効果
を更に高めた実施例を示す。第７図は、これに用
いた磁石１９ｂを示す。

又、上記実施態様は永久磁石１９，１９ｂを移
動可能とすることにより、テープリール２の着脱
ができるように構成したが、本発明はこれに限る
ものではなく、例えば永久磁石１９を固定し、そ
の両極間の距離l₂を、テープリール２の巻取駆動
軸４への着脱ができるような大きさに構成しても
よいことは勿論である。

永久磁石１９，１９ｂの磁力の強さは特に限定
されるものではなく、例えば、巻き取りのテープ
テンシヨン、磁気テープＴの種類、該磁石１９，
１９ｂと磁気テープＴとの距離、巻き取り速度
（テープ走行速度）、磁気テープＴへの磁界の影響
など種々の条件を考慮して設定することができ
る。

上記実施態様は、オープンリール巻取方式の巻
取装置について説明したが、本発明はかの方式の
装置に限るものではなく、第５図に示すようなイ
ンカセツト巻取方式の装置にも適用することがで
きる。

第５図はインカセツト巻取方式の装置における
巻取駆動軸４に沿つた部分の概略断面図であり、
カセツトケース２３はケース前後方向に沿つた断
面で示されている。この場合の永久磁石１９ａも
上記実施態様と同様に略コ字状であるが、巻取駆
動軸４がＮ極側の部分を貫通するように構成され
ている。すなわち、カセツトケース２３を保持す
るブツクケース型の形状のカセツトホルダ２６
は、少なくとも磁気テープＴを巻き取るテープリ
ール２側の部分が永久磁石１９ａの両端によつて
挾まれるように構成されている。

第５図に示す巻取装置の動作を簡単に説明す
る。カセツトホルダ２６が最初二点鎖線に示す所
に位置しているときに、リーダーテープにより繋
げられた一対のテープリールを内蔵したカセツト
ケース２３が矢印Ｂ方向に沿つてカセツトホルダ
内に装填される。その後、カセツトホルダ２６は
矢印Ｃ方向へ移動してテープリール内に巻取駆動
軸４が入り込む。又、この時点でリーダーテープ
の切断ならびに切断したリーダーテープの一方と
磁気テープＴとを接合し、しかる後、磁気テープ
Ｔを原反から所定の量巻き取る。このとき、磁気
テープＴはＮ極側に引き寄せられて良好な巻姿で
巻き取られる。その後、待機していた一方のリー
ダーテープ端と切断された磁気テープＴの切断端
とを接合した後に、カセツトホルダー２６が矢印
Ｄ方向に移動し、磁気テープＴの巻き込まれたカ
セツトケース２３は、例えば下方（Ｂ方向とは反
対方向）に落下して取り出される。

上記各巻取装置において、磁石を巻取駆動軸４
の所のみに設けるような構造としたが、本発明は
これに限られるものではなく、例えば、磁気テー
プＴの走行系路であるパス系８の所にも磁石を適
宜設け、テープ幅方向に磁力を作用させることに
より、磁気テープＴの幅方向に振れを抑えてテー
プ走行性を安定化させるようにしてもよい。

上記各実施態様における磁石は永久磁石を用い
たが、本発明はこれに限るものではなく、電磁石
を用いることもできる。この場合、電磁石に流す
電流の量を変化させることにより、該電磁石の磁
力を自在に変えることができる。

なお、本明細書中における磁石とは、上記実施
例態様に述べた永久磁石、電磁石に限るものでは
なく、例えばソレノイドの如き概念をも含むもの
であり、磁界発生手段を総称したものとする。

本発明は上記に示した実施態様に限られるもの
ではなく、冒頭にも述べたように例えば、製品幅
よりも幅広いテープ原反から、複数の製品幅のテ
ープ原反に裁断して巻き取る場合にも適用するこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上詳細に述べたように、本発明の装置は、テ
ープリールをはさむ略コ字状の磁石により、該リ
ールを回転する駆動軸付近や巻装体外周付近の磁
石の方向性を良くすると共に磁束密度を高く保つ
ように構成されているので、テープリールの巻芯
部分（リール中心寄りの部分）にもテープ端縁を
揃えるように働く磁力を確実に作用させることが
でき、特に、磁気テープの巻き始めのテープ挙動
不安定の領域において、例えば駆動軸の周囲に設
けられた磁石に比べて、巻芯部分に接近した所の
テープ巻装状態を極めて良くすることができる。
更に巻装体外周部分でも同様の効果が実現でき
る。

従つて、本発明によれば、テープ端縁の損傷や
磁性面の損傷もなく且つテープ端縁が揃つたテー
プ巻装状態にすることができ、さらに巻き取り工
程の生産性の向上をはかることができる。特にイ
ンカセツト巻取方式を採用して巻取装置において
は飛躍的に進歩した装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の巻取装置の一実施態様の概略
正面図、第２図はその概略側面図、第３図は第２
図に示す磁石の拡大斜視図、第４図は第２図の軸
方向に沿つた拡大断面図、第５図は他の実施態様
の要部拡大断面図、第６図は他の実施態様の要部
拡大断面図、第７図は第６図に示す磁石の拡大斜
視図である。第８図および第９図はそれぞれ従来
の巻取装置の一部を示す概略斜視図、第１０図は
インカセツト巻取方法による従来の巻取装置の概
略平面図、第１１図は第１０図の要部拡大側面
図、第１２図は従来装置の一部を示す概略断面図
である。 １……巻取装置、２，３……テープ巻装体（テ
ープリール）、２ａ……フランジ、４，５……巻
取駆動軸、６……原反、８……パス系、９……切
断接合手段、１０……リーダーテープ、１１……
エンドレスベルト、１２，１３，１４，１７……
回転ローラ、１５……ベルト、１６……ベルト送
り出し側、１８……ベルト巻き取り側、１９，１
９ａ，１９ｂ……永久磁石、２０，２０ａ，２０
ｂ……支持部材、２１……モータ、２２……テー
プの保持部材、２３……カセツトケース、２４…
…ローラ、２５……つば、２６……カセツトホル
ダ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ テープ巻装体を回転させて磁気テープを巻き
   取る磁気テープ巻取装置において、該テープ巻装
   体を磁極で挾むようにテープ幅方向に概ね沿う磁
   界を発生する略コ字状の磁石を少なくとも１つ設
   けたことを特徴とする磁気テープ巻取装置。 ２ 前記磁石の両極の幅が、少なくとも前記磁気
   テープの巻径の幅よりも大きく構成されたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の磁気テ
   ープ巻取装置。 ３ リーダーテープで繋げられた一対のテープ巻
   装体を内臓したカセツトケースを保持するカセツ
   トホルダが、前記磁石の両極間において巻取駆動
   軸の軸線に沿つて移動自在に構成されたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項に記載
   の磁気テープ巻取装置。