JPH0582280A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH0582280A
JPH0582280A JP24541291A JP24541291A JPH0582280A JP H0582280 A JPH0582280 A JP H0582280A JP 24541291 A JP24541291 A JP 24541291A JP 24541291 A JP24541291 A JP 24541291A JP H0582280 A JPH0582280 A JP H0582280A
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regulator
oscillation
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Hajime Osaki
肇 大崎
Kenichi Inui
健一 乾
Kazuyuki Uratani
和幸 浦谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータ回路前段にプリレギュレータを組
合せたものにおいて、インバータ回路の発振停止時にお
けるプリレギュレータでの電力の無駄をなくす。 【構成】 インダクタ8を有するプリレギュレータ2を
インバータ回路3の前段に設け、インバータ回路2をス
イッチング発振制御する主制御回路5とプリレギュレー
タ2をスイッチング制御する制御回路6との電源電圧を
インダクタ8より供給し、外部信号又は安全のための検
出信号に基づき主制御回路5によりインバータ回路3の
発振を停止させる発振停止モードを有する放電灯点灯装
置において、発振停止モード時に主制御回路5のピン7
(出力部)から制御回路6のピン5(制御入力部)に対
してリセット信号を所定の制御信号として出力させて両
者を関連付け、発振停止モード時にはプリレギュレータ
2のスイッチング動作を停止させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ回路により
放電灯を点灯させるとともに、所定の信号に基づきイン
バータ回路の発振動作を停止させるようにした放電灯点
灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の放電灯点灯装置において
は、高調波規制に対する対応策として、低歪入力インバ
ータの開発が要望されており、その一例として、プリレ
ギュレータによる入力回路とインバータ回路とを組合せ
たものが注目されている。特に、プリレギュレータ構成
としては、昇圧チョッパ方式が主流とされ、中でもシリ
コンゼネラル社のSG3561なる市販の力率改善専用
ICをプリレギュレータ制御に利用した周波数及びデュ
ーティ可変制御方式が有望とされている。何れにして
も、このようなプリレギュレータはアクティブ平滑方
式、即ち、整流後の全波整流電圧を高速スイッチングす
ることにより入力電流波形が高速スイッチング電流の各
周期毎の平均値となることを利用して入力電流波形をマ
クロ的にライン電圧波形と相似な正弦波に修正する方式
を基本としている。また、プリレギュレータは後段のイ
ンバータ回路に対する入力電圧を負荷の軽重に拘らず一
定に維持するボルテージ・レギュレート機能も持つ。
【0003】ここに、昇圧チョッパ方式のプリレギュレ
ータを備えた放電灯点灯装置を考えると、インバータ回
路の動作を制御する主制御回路(IC構成)の他に、プ
リレギュレータを高速スイッチング制御するための制御
回路が必要であり、この制御回路として例えば前述した
SG3561なるICが使用される。また、インバータ
回路とプリレギュレータとは動作的に直接関係ないた
め、それらの制御回路は独立して制御するものとされて
いる。よって、例えばランプ寿命末期等によりランプ電
圧の検出値が所定値以上になった場合や、PWM方式の
調光信号が停止信号となった場合、主制御回路によりイ
ンバータ回路の発振動作は停止されるが(発振停止モー
ド)、プリレギュレータ側は関与しないものとされてい
る。
【0004】また、この種の放電灯点灯装置をみた場
合、電源投入時から即座にランプ点灯に必要な高電圧を
印加せずにソフトスタートさせる始動方式が一般的とさ
れている。例えば、ランプ始動電圧を400Vとした
時、一旦200V程度で予熱させた後、400Vに立上
げて始動させ、点灯後にはランプ電圧が100V程度に
下がる。一方、インバータの発振動作を停止させて安全
を確保するための安全回路が動作するランプ電圧の異常
値としては例えば300Vに設定される。この場合、こ
のままではスタート時に必ず300V以上となり発振停
止されてしまい点灯しないので、ランプ始動電圧発生期
間中には安全回路の動作を遅延させるため、ランプ電圧
の検出信号をソフトスタート時間を見込んだ所定のCR
時定数だけ遅延させるタイマ回路を介して安全回路に入
力させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、何れにして
もインバータ回路の発振停止モードへの移行に際して安
全面などで問題がある。
【0006】まず、プリレギュレータを用いたものにあ
っては、主制御回路によりインバータ回路が発振停止し
た場合であっても、プリレギュレータ側は関係なく高速
スイッチング動作を継続しインバータ回路に昇圧された
高電圧を供給するものであり、電力の無駄を生ずるもの
となる。また、発振停止しているインバータ回路に高電
圧が供給され続けるので、発振再開等の誤動作の原因と
もなり、安全性の点でも不十分である。
【0007】また、ソフトスタート方式のものについて
は、点灯状態でランプを取外した片抜きのような場合、
ランプソケットとピンとの間の地絡の危険がありインバ
ータ回路の発振動作を瞬時に停止させることが要求され
るが、ランプ取外しによって上昇したランプ電圧がタイ
マ回路を通して遅延された状態で安全回路に入力される
ため、発振停止動作に移行するまでに時間がかかり、必
ずしも安全性を確保できないものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、インダクタを有するプリレギュレータをインバータ
回路の前段に設け、前記インバータ回路をスイッチング
発振制御する主制御回路と前記プリレギュレータをスイ
ッチング制御する制御回路との電源電圧を前記インダク
タより供給し、外部信号又は安全のための検出信号に基
づき前記主制御回路により前記インバータ回路の発振を
停止させる発振停止モードを有する放電灯灯装置におい
て、前記発振停止モード時に前記主制御回路から前記制
御回路に対して所定の制御信号を出力する出力部を設
け、前記制御回路にこの制御信号を受けて前記プリレギ
ュレータのスイッチング動作を停止させる制御入力部を
設けた。
【0009】この際、請求項2記載の発明では、電源投
入時に主制御回路と制御回路とに電源電圧を供給する起
動回路の動作を停止させる起動停止回路を設け、主制御
回路の出力部からの所定の制御信号をこの起動停止回路
に出力させた。
【0010】また、請求項3記載の発明では、インダク
タを有するプリレギュレータをインバータ回路の前段に
設け、前記インバータ回路をスイッチング発振制御する
主制御回路と前記プリレギュレータをスイッチング制御
する制御回路との電源電圧を前記インダクタより供給
し、前記プリレギュレータとインバータ回路との間に設
けた電流検出手段によりランプ電流に対応した電流を検
出して前記主制御回路により前記インバータ回路の出力
を一定化制御するようにした放電灯点灯装置において、
前記インダクタから前記主制御回路及び前記制御回路に
電源電圧を供給するために各々個別の巻線を前記インダ
クタに磁気結合させて設けた。
【0011】一方、請求項4記載の発明では、ランプ電
圧検出手段により検出されたランプ電圧を、放電灯のソ
フトスタートに対応させた時定数に設定されたタイマ回
路を通して遅延させて比較器により基準値と比較し、基
準値を超えた時に安全回路を動作させてインバータ回路
の発振を停止させる発振停止モードを有する放電灯点灯
装置において、スタート時のみ前記タイマ回路を動作さ
せて前記比較器の基準値を高めの値に切換える基準値切
換え回路を設けた。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、プリレギュレー
タ用の制御回路がインバータ回路用の主制御回路と関連
付けられ、インバータ回路の発振停止モードとなった場
合には、所定の制御信号に基づき制御回路がプリレギュ
レータのスイッチング動作も停止させるので、電力の無
駄が低減され、安全性も向上するものとなる。
【0013】特に、請求項2記載の発明によれば、イン
バータ回路の発振停止モード時には起動停止回路により
起動回路の動作も停止されるので、誤動作の発生がより
確実に防止される。
【0014】また、請求項3記載の発明によれば、プリ
レギュレータのインダクタから主制御回路及び制御回路
に電源電圧を供給するために各々個別の巻線をインダク
タに磁気結合させて設けたので、インバータ回路の出力
を一定化制御する上で、主制御回路には電流検出手段を
介することなく電源電圧が供給されるものとなり、イン
バータ回路の一定化制御の精度が向上するものとなる。
【0015】一方、請求項4記載の発明によれば、タイ
マ回路によるソフトスタート時には比較器の基準値が高
めに切換えられてランプ始動電圧による安全回路の誤動
作が防止され、その後の状態においては初期の基準値に
戻されてランプ電圧待ちの状態となり、例えば点灯状態
でのランプ取外しによりランプ電圧が基準値よりも上昇
すれば、即座に比較器から出力されて安全回路が動作し
て、インバータ回路の発振停止動作が確保され、地絡な
どの危険が回避される。
【0016】
【実施例】請求項1ないし3記載の発明の一実施例を図
1ないし図3に基づいて説明する。図1は基本構成を示
すもので、交流電源1に対してプリレギュレータ2及び
インバータ回路3を介して放電灯4が接続されている。
また、インバータ回路3には主制御回路5が接続され、
プリレギュレータ2には制御回路6が接続されている。
これらの制御回路5,6には前記プリレギュレータ2か
ら直流電源が供給されている。
【0017】このような基本構成は、例えば図2に示す
ように具体化される。まず、プリレギュレータ2は交流
電源1に対して全波整流回路7を介して接続されたもの
で、電源ラインに接続されたインダクタ、例えば昇圧チ
ョーク8と電源ライン間に接続された高速スイッチング
用のFET9と整流用ダイオードD1 と平滑用のコンデ
ンサC1,C2とをを主体として構成されている。このプ
リレギュレータ2出力なるコンデンサC1,C2 の両端
にインバータ回路3の主体をなす発振スイッチ素子とし
てのFET10,11とインダクタ12,13とが接続
されている。このインバータ回路3の出力側に例えば2
灯の放電灯4が並列に接続されている。
【0018】一方、前記主制御回路5はハイブリッドI
C構成のものであり、前記プリレギュレータ2中の昇圧
チョーク8に対して2次側に設けた巻線14に基づく電
力がダイオードD2 により整流した後、コンデンサ
3、ツェナダイオードZD1 による電源回路15を通
してピン3,6間に供給される。この主制御回路5のピ
ン23からは前記インバータ回路3のFET10,11
に対してその発振動作を制御するパルス信号が出力され
るものであり、発振停止時には0レベルの連続信号とさ
れる。また、ピン20には放電灯4の出力側に設けられ
た分割抵抗R1,R2,R3,R4,R5 を介して検出され
るランプ電圧VL 信号が取込まれ、予め設定された電圧
値以上になった場合に、前記ピン23を介してインバー
タ回路3の発振動作を停止させるように制御する。ま
た、外部信号、例えば調光信号は全波整流回路16、フ
ォトカプラ17及びCR積分回路18を介して主制御回
路5のピン8に取込まれており、調光信号に応じてイン
バータ回路3をPWM制御するように構成されている。
ここに、調光信号が全光状態の時には、主制御回路5は
ピン20に取込まれるランプ電圧VL の信号が高い場合
と同様に、インバータ回路3の発振動作を停止させるよ
うに動作制御する。このようなインバータ発振動作停止
時には、ピン7からは主制御回路5内部の状態を初期化
するためのリセット信号が出力される。また、発振動作
停止時の電源を確保するためのラッチ用電源19がピン
17に接続されている。
【0019】また、制御回路6は例えば前述したSG3
561なるIC構成のものであり、前記プリレギュレー
タ2中の昇圧チョーク8に対して2次側に設けた巻線2
0に基づく電力がダイオードD3 により整流した後、コ
ンデンサC4 、ツェナダイオードZD2 による電源回路
21を通してピン8,6間に供給される。この制御回路
6のピン7からは前記FET9をデューティ可変及び周
波数可変のために高速スイッチング制御するためのパル
ス信号が出力される。この制御回路6のピン5にも前記
巻線20による電圧が入力されているが、このピン5に
対する入力電圧が所定値以上になると制御回路6はピン
7出力を0レベルの連続信号としてFET9のスイッチ
ング動作を停止させる機能を持つ。
【0020】なお、前記プリレギュレータ2出力なるコ
ンデンサC1,C2間出力ラインには電源投入時に、前記
コンデンサC3,C4が定格電圧になるまでの間、前記制
御回路5,6に電圧を供給するためのトランジスタ2
2,23構成の起動回路24が設けられ、各々ダイオー
ドD2,D3と並列なダイオードD4,D5 を介してピン
3、ピン8に接続されている。
【0021】しかして、本実施例では、主制御回路5に
あってはピン7を出力部とし、制御回路6のピン5を制
御入力部とし、ピン7の出力信号であるリセット信号を
所定の制御信号として、抵抗R6 、ダイオードD6 によ
る電圧重畳回路25を介して制御回路6のピン7に入力
させるようにしたものである。また、前記起動回路24
に対してはその動作を停止させるためのトランジスタ2
6、ツェナダイオードZD3 構成の起動停止回路27が
コンデンサC2 の両端間に設けられ、主制御回路5のピ
ン7からのリセット信号により動作するように接続され
ている。
【0022】また、プリレギュレータ2とインバータ回
路3との間には電流検出手段として作用する検出抵抗2
8が接続されている。この検出抵抗28は前記放電灯の
ランプ電流に対応した電流を検出するものである。この
検出抵抗28のプリレギュレータ2側一端は、前記主制
御回路5のピン10に接続されている。主制御回路5は
このピン10への入力信号にて前記インバータ回路3中
のFET10,11の発振動作(発振周波数)を制御し
て、インバータ回路3の出力が一定化するように制御す
る。
【0023】このような構成において、例えば図3(a)
の前半に示すようにランプ電圧VL が所定値Vref 以上
になると、これをピン20から取込んだ主制御回路5は
同図(d)の前半に示すようにピン23からの発振出力を
0レベル連続信号としてインバータ回路3の発振動作を
停止させる。同時に、同図(c)の前半に示すようにピン
7からリセット信号を出力し、主制御回路5自身を初期
化するとともに、このリセット信号を電圧重畳回路25
を介して制御回路6のピン5に入力させる。電圧重畳回
路25を通した電圧供給も受けるため、制御回路6のピ
ン5の入力電圧は必ず所定電圧以上となり、そのピン7
からは同図(f)に示すように高速スイッチング用のパル
ス信号が止められ、FET9のスイッチング動作、従っ
て、プリレギュレータ2の動作が停止される。よって、
このプリレギュレータ2からインバータ3側に供給され
る電圧は同図(e)に示すように、当初の410Vから2
80Vに低下したもの(昇圧しないもの)となる。
【0024】また、外部からの調光信号が同図(b)の後
半に示すようにパルス状の状態から連続状態の全光信号
になった場合には、OFFデューティが0になることか
ら積分回路18を通してピン8により検出され、同図
(d)の後半に示すようにピン23からの発振出力を0レ
ベル連続信号としてインバータ回路3の発振動作を停止
させる。同時に、同図(c)の後半に示すようにピン7か
らリセット信号を出力し、主制御回路5自身を初期化す
るとともに、このリセット信号を電圧重畳回路25を介
して制御回路6のピン5に入力させる。よって、制御回
路6側では上記の場合と同様の動作制御を行なう。
【0025】このように主制御回路5の制御によるイン
バータ回路3の発振停止モード時には、主制御回路5の
リセット信号を利用して制御回路6側も関連付けられて
プリレギュレータ2側の動作も停止されるので、電力の
無駄のないものとなり、かつ、発振再開といった誤動作
の危険もないものとなる。
【0026】ところで、このようなインバータ回路3の
発振停止モード時にあっては、制御回路5,6は初期化
されて再起動可能な状態にあり、起動回路24から電圧
供給されると、動作が再開されてインバータ発振動作を
停止させた意味がなくなってしまうことがある。しかる
に、本実施例にあっては、インバータ発振停止時に主制
御回路5のピン7から出力されるリセット信号が起動停
止回路27にも出力されて、起動停止回路27が動作す
ることにより、起動回路24の動作も止められるため、
上記の不都合を生ずることはない。
【0027】また、検出抵抗28に基づきインバータ回
路3の出力が一定化されるのは前述した通りであるが、
主制御回路5及び制御回路6の電源電圧を各々昇圧チョ
ーク8に設けた個別の巻線14又は20から供給するよ
うにしているため、検出抵抗28は正確にランプ電流に
対応した電流を検出できるものである。即ち、検出抵抗
28には主制御回路5に電圧供給のための電流が混入し
ないからである。この点について、さらに詳述する。ま
ず、主制御回路5及びインバータ回路3は互いに−線を
共通電位とするのが回路構成を簡単化するためには有利
となるが、このように構成した場合、制御回路6及び主
制御回路5の電源電圧供給のために1個の巻線だけとす
ることになり、この1個の巻線から主制御回路5に電圧
を供給するための電流が検出抵抗28に流れるようにな
ってしまう。この点、請求項3記載の発明のように、昇
圧チョーク8に対して磁気的に結合された巻線を巻線1
4,20として個別に設けることにより、主制御回路5
に対して検出抵抗28を介することなく電源電圧を供給
できることになり、インバータ回路3の一定化制御の精
度が向上する。
【0028】なお、図2中に破線で示すように、起動停
止回路27に対して遅延回路29を付加してもよい。即
ち、巻線20の出力が十分に立上がってから起動停止回
路27を作動させるものであり、時定数回路、定電圧素
子及びスイッチング素子等により適宜構成し得る。この
ような構成により、プリレギュレータ2の昇圧トランス
8の電圧が十分立上がってから、即ち、巻線20,14
により制御回路6、主制御回路5に十分な電源電圧の供
給が可能になった時点で、起動回路24を停止させるこ
とができるものとなり、電源電圧不足により制御回路
6、主制御回路5の動作が不安定になって、インバータ
回路3が発振停止する、といったような不都合を回避で
きる。
【0029】つづいて、請求項4記載の発明の一実施例
を図4により説明する。まず、ランプ電圧検出手段(図
示しないが、図2の例では抵抗R1〜R5等が相当する)
により検出されたランプ電圧VL は、例えば主制御回路
5のピン20より取込まれた後、Vcc15Vラインに分
圧抵抗R6〜R8とともに接続されてトランジスタ31の
ベースに入力される。前記分圧抵抗R6〜R8の内、抵抗
6,R7間の接続中点の電圧が最終的な検出電圧として
寿命ラッチ回路等の安全回路32を介してインバータ回
路3の発振動作を停止させるか否かに供するため、コン
パレータ33の−入力に入力されている。一方では、ソ
フトスタートの電圧制御のため、誤差増幅器34を介し
てフィードバック回路に供されている。前記コンパレー
タ33の+入力には、5Vを抵抗R9,R10 により分圧
した基準電圧が入力されている。この基準電圧は、例え
ばランプ電圧VL が300Vを超えた場合に出力が生ず
るように、例えば2Vに設定されている。
【0030】さらに、前記分圧抵抗R6〜R8中の抵抗R
8 に対して並列にトランジスタ35が接続され、そのベ
ース側には抵抗R11,R12が接続されている。抵抗R11
の他端は5Vラインに接続されて抵抗R13とコンデンサ
5 とによるCR時定数を持つタイマ回路36の接続中
点に接続されている。また、この接続中点は5Vライン
に接続された分圧抵抗R14,R15による基準電圧が+入
力に入力されたコンパレータ37の−入力に接続されて
いる。このコンパレータ37の出力側は抵抗R16を介し
て前記分圧抵抗R9,R10 の接続中点に接続されてい
る。これらのトランジスタ35〜コンパレータ37によ
り基準値切換え回路38が形成されている。
【0031】このような構成において、トランジスタ3
5がオフ期間中にソフトスタートが行なわれる。従っ
て、コンパレータ33にはランプ電圧VL を抵抗R6
抵抗R7,R8 とにより分圧した電圧が入力されるが、
通常はランプ電圧VL が200V程度であり、基準電
圧、例えば2Vを超えないので安全回路32は動作しな
い。ソフトスタート動作に並行してコンデンサC5 の電
圧が上昇し、遂にはトランジスタ35がオンするに至
り、放電灯には400Vといった高いランプ始動電圧が
印加される。この動作中にコンパレータ37の出力がH
レベルとなり、後段のコンパレータ33の基準電圧を例
えば5Vに上昇切換えする。この時、コンパレータ33
に入力される電圧は検出されたランプ電圧VL を抵抗R
6,R7により分圧したものであり、逆に低めとされるの
で、基準電圧を超えることはなく、安全回路32は動作
しない。このようにして、ソフトスタート時の高電圧に
より安全回路32が動作してしまうことが防止される。
【0032】しかして、ソフトスタート動作が進み、高
いランプ始動電圧の発生期間、従ってソフトスタート期
間が終了すると、コンデンサC5 の電位も下がり、コン
パレータ37の出力はLレベルに維持される。よって、
コンパレータ33の基準電圧は例えば5Vから通常の2
Vに低下切換えされた状態となる。ソフトスタート後に
はこの状態が維持されるので、例えば、点灯中の放電灯
が抜かれてランプ電圧VL が例えば300Vを超えるよ
うな場合には、即座にコンパレータ33出力がHレベル
となって安全回路32が動作し、インバータ回路3の発
振動作停止といった対応策がとられる。
【0033】なお、本実施例は前述した実施例のような
プリレギュレータ2をインバータ回路3に組合せたもの
に限らず、通常のインバータ回路構成のものにも適用で
きるものである。
【0034】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、プリレギュレータ用
の制御回路をインバータ回路用の主制御回路と関連付け
て、インバータ回路の発振停止モードとなった場合に
は、所定の制御信号に基づき制御回路がプリレギュレー
タのスイッチング動作も停止させるようにしたので、発
振停止時の電力の無駄を低減することができ、かつ、安
全性も向上させることができる。
【0035】特に、請求項2記載の発明によれば、イン
バータ回路の発振停止モード時には起動停止回路により
起動回路の動作も停止させるようにしたので、誤動作の
発生をより確実に防止することができる。
【0036】また、請求項3記載の発明によれば、プリ
レギュレータのインダクタから主制御回路及び制御回路
に電源電圧を供給するために各々個別の巻線をインダク
タに磁気結合させて設けたので、インバータ回路の出力
を一定化制御する上で、主制御回路には電流検出手段を
介することなく電源電圧を供給させることができ、イン
バータ回路の一定化制御の精度を向上させることができ
る。
【0037】一方、請求項4記載の発明によれば、タイ
マ回路によるソフトスタート時には比較器の基準値を高
めに切換えてランプ始動電圧による安全回路の誤動作を
防止しつつ、その後の状態においては初期の基準値に戻
してランプ電圧待ちの状態となるようにしたので、例え
ば点灯状態でのランプ取外しによりランプ電圧が基準値
よりも上昇した場合には、即座に比較器から出力させて
安全回路を動作させることができ、インバータ回路の発
振動作を停止させ、地絡などの危険を回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし3記載の発明の一実施例を示す
概略ブロック図である。
【図2】その具体的構成例を示す回路図である。
【図3】その動作を示す波形図である。
【図4】請求項4記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
2 プリレギュレータ 3 インバータ回路 4 放電灯 5 主制御回路 6 制御回路 8 インダクタ 14,20 巻線 24 起動回路 27 起動停止回路 28 電流検出回路 33 比較器 36 タイマ回路 38 基準値切換え回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インダクタを有するプリレギュレータを
    インバータ回路の前段に設け、前記インバータ回路をス
    イッチング発振制御する主制御回路と前記プリレギュレ
    ータをスイッチング制御する制御回路との電源電圧を前
    記インダクタより供給し、外部信号又は安全のための検
    出信号に基づき前記主制御回路により前記インバータ回
    路の発振を停止させる発振停止モードを有する放電灯点
    灯装置において、前記発振停止モード時に前記主制御回
    路から前記制御回路に対して所定の制御信号を出力する
    出力部を設け、前記制御回路にこの制御信号を受けて前
    記プリレギュレータのスイッチング動作を停止させる制
    御入力部を設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 電源投入時に主制御回路と制御回路とに
    電源電圧を供給する起動回路の動作を停止させる起動停
    止回路を設け、主制御回路の出力部からの所定の制御信
    号をこの起動停止回路に出力させたことを特徴とする請
    求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 インダクタを有するプリレギュレータを
    インバータ回路の前段に設け、前記インバータ回路をス
    イッチング発振制御する主制御回路と前記プリレギュレ
    ータをスイッチング制御する制御回路との電源電圧を前
    記インダクタより供給し、前記プリレギュレータとイン
    バータ回路との間に設けた電流検出手段によりランプ電
    流に対応した電流を検出して前記主制御回路により前記
    インバータ回路の出力を一定化制御するようにした放電
    灯点灯装置において、前記インダクタから前記主制御回
    路及び前記制御回路に電源電圧を供給するために各々個
    別の巻線を前記インダクタに磁気結合させて設けたこと
    を特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 ランプ電圧検出手段により検出されたラ
    ンプ電圧を、放電灯のソフトスタートに対応させた時定
    数に設定されたタイマ回路を通して遅延させて比較器に
    より基準値と比較し、基準値を超えた時に安全回路を動
    作させてインバータ回路の発振を停止させる発振停止モ
    ードを有する放電灯点灯装置において、スタート時のみ
    前記タイマ回路を動作させて前記比較器の基準値を高め
    の値に切換える基準値切換え回路を設けたことを特徴と
    する放電灯点灯装置。
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