JPH0582083U - 電子機器の筐体構造 - Google Patents

電子機器の筐体構造

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Publication number
JPH0582083U
JPH0582083U JP2205592U JP2205592U JPH0582083U JP H0582083 U JPH0582083 U JP H0582083U JP 2205592 U JP2205592 U JP 2205592U JP 2205592 U JP2205592 U JP 2205592U JP H0582083 U JPH0582083 U JP H0582083U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
screw
housing body
housing
insertion hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2205592U
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English (en)
Inventor
寿 宮嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2205592U priority Critical patent/JPH0582083U/ja
Publication of JPH0582083U publication Critical patent/JPH0582083U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部から加えられる力で容易に捩られること
のない剛性を筐体に確保することができる筐体構造の提
供。 【構成】 樹脂製の筐体本体21の下穴21cにタッピンネ
ジ30が捩じ込まれることにより蓋26が筐体本体21に固定
される構成とされ、蓋26の板厚Tはタッピンネジ30のネ
ジピッチPよりも小さくされ、蓋26に形成されたタッピ
ンネジ挿入穴26aの径D1はタッピンネジ30のネジ部外
径D2よりも小さくされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薄形の電子機器の筐体として好適な筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5に従来の薄形受信機(電子機器)を示す。
【0003】 この電子機器では、図4に示す如く、樹脂製のフレームで形成された筐体本体 1内に基板ユニット2及び電池ユニット3が収納され、筐体本体1の表面には金 属の薄板で形成された表アンテナ板5が接着剤にて固着され、筐体本体1の裏面 側には筐体本体1の開口部1aを覆う状態に裏アンテナ板を兼ねた蓋6が取付け られ、表アンテナ板5及び蓋6には化粧板8,8が貼付されて構成されている。 また、筐体本体1内に収納された基板ユニット2は、複数のネジ9が表アンテナ 板5に設けられたネジ穴5aに捩じ込まれることにより筐体本体1に固定されて おり、蓋6は複数のネジ10が筐体本体1に埋め込まれたナット12に捩じ込まれる ことにより筐体本体1に固定されている。そして、電子機器の保守点検の際には 、この蓋6を筐体本体1から取外して行う構成となっている。
【0004】 この従来の電子機器では、筐体本体1の周縁に埋め込まれた複数のナット12に ネジ10を捩じ込んで蓋6を筐体本体1に固定する構成であり、筐体本体1に埋め 込まれるナット12相互間のピッチは製造誤差が生じるので、蓋6に形成されるネ ジ挿入穴6aの径としてはナット相互間のピッチの誤差を見込み、図5に示す如 く、ネジ10のネジ部外径より一回り大きくしていた。従って、電子機器に捩り方 向に力が加わった場合に、ネジ挿入穴6aとネジ10とのクリアランスの範囲で蓋 6が筐体本体1に対してスライドし得るので、筐体本体1の捩れを蓋6で防止す ることが困難になっていた。そして、筐体本体1が捩れると筐体本体1に内蔵さ れた基板ユニット2にストレスが加わり、電子機器が損傷するという不具合が生 じていた。
【0005】 この場合に、ネジ挿入穴6aの径を小さくしたのでは、ネジ挿入穴6aとナッ ト12との間の位置ずれにより、ネジ10をナット12に捩じ込めなくなるという問題 が生じる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如く、従来の薄形の電子機器では、筐体本体にネジにて固定された蓋が この蓋に形成されたネジ挿入穴とネジとのクリアランスの範囲で筐体本体に対し てスライドし得るので、電子機器を捩る力に対する耐性が弱くなり、電子機器の 捩れにより筐体本体内に収納された基板ユニットにストレスが加わるという問題 があった。
【0007】 本考案はこのような従来の欠点に鑑みてなされたものであり、外部から加えら れる力で容易に捩られることのない剛性を筐体に確保することができる電子機器 の筐体構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の筐体構造は、電子部品が収納される樹脂製の筐体本体と、金属の薄板 で形成され前記筐体本体の開口部を覆う蓋と、この蓋に形成されたネジ挿入穴に 挿入され前記筐体本体に形成された下穴に捩じ込まれることにより前記蓋を前記 筐体本体に固定する複数のタッピンネジとを具備し、前記蓋の板厚は前記タッピ ンネジのネジピッチよりも小さくされ、前記ネジ挿入穴の径は前記タッピンネジ のネジ部外径よりも小さくされた構成となっている。
【0009】
【作用】
本考案では、蓋の板厚はタッピンネジのネジピッチより小さくされ、蓋に形成 されたネジ挿入穴の径はこのネジ挿入穴に挿入されるタッピンネジのネジ部外径 よりも小さくされているので、ネジ挿入穴とタッピンネジとの間のクリアランス は小さくなり、筐体を捩る力が加わっても蓋は筐体本体に対してずれ難くなる。 また、ネジ挿入穴と下穴との間に若干のずれが生じていても、タッピンネジのネ ジ切り作用(タップ加工作用)により、タッピンネジを用いて蓋を筐体本体に確 実に締付けることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図3を参照して詳述する。
【0011】 図1は本考案の要部拡大図、図2は薄形受信機の分解斜視図、図3は薄形受信 機の要部断面図である。
【0012】 本考案に係る薄形受信機(電子機器)は、図2に示す如く、筐体本体21、この 筐体本体21に収納される基板ユニット22及び電池ユニット23、筐体本体21の表面 側に設けられる表アンテナ板25、筐体本体21の開口部21aを覆う裏アンテナ板を 兼ねた蓋26、表アンテナ板25及び蓋26の表面に貼付される化粧板28,28て構成さ れている。
【0013】 筐体本体21は樹脂製のフレームにて形成されており、周縁部分21bには蓋26を 多数のタッピンネジ30で固定するための下穴21cが多数設けられている。また、 筐体本体21の平面部分21dには表アンテナ板25に形成された突起部25aが挿入さ れる長穴部21eが形成され、かつ、表アンテナ板25に半田付けされた端子31が挿 通される穴部(図示せず)が形成されている。
【0014】 表アンテナ板25は金属の薄板で形成され、前記した突起部25aにはネジ穴25b が形成されている。この表アンテナ板25は突起部25aが筐体本体21の長穴部21e に嵌め込まれた状態で接着剤で筐体本体21の表面に固着されている。また、筐体 本体21に収納された基板ユニット22はネジ32が突起部25aのネジ穴25bに捩じ込 まれることにより筐体本体21に固定され、基板ユニット22の筐体本体21側に設け られたパターン(図示せず)と表アンテナ板25とは複数の突起部25aのうちの突 起部251 と接触させられて表アンテナ板25と電気的に接続される。
【0015】 蓋26は金属の薄板で形成されており、筐体本体21に形成された下穴21cに対応 させて複数のネジ挿入穴26aが形成されている。図1に示すように、このネジ挿 入穴26aの径D1は、タッピンネジ30のネジ部外径D2よりも小さくなっており 、蓋26の板厚Tは、このタッピンネジ30をネジ挿入穴26aに挿入し得るようにタ ッピンネジ30のネジピッチPよりも小さくされている。この蓋26は、タッピンネ ジ30が下穴21cに捩じ込まれることにより、筐体本体21の開口部21aを覆うよう にして筐体本体21に固定される。また、タッピンネジ30が締付けられることによ り、表アンテナ板25の端子31及び基板ユニット22の端子35の夫々の先端が蓋26と 筐体本体周縁部分21bとで挟持され、基板ユニット22→突起部251 →表アンテナ 板25→端子31→蓋26→端子35→基板ユニット22へ至る「コ」字形のループアンテ ナが形成される。
【0016】 上述のように本例の筐体構造では、タッピンネジ30のネジ部外径よりも径の小 さいネジ挿入穴26aに挿入されたタッピンネジ30が筐体本体21に捩じ込まれるこ とにより蓋26が筐体本体21に固定されている。従って、ネジ挿入穴26aとタッピ ンネジ30との間のクリアランスは非常に小さくなり、筐体本体21に対して蓋26が ほとんどずれることはないので筐体全体の剛性は大となる。従って、筐体は外部 の力で捩られ難くなり、筐体本体21に収納された基板ユニット22にストレスが加 わることもない。また、蓋26を筐体本体21にネジ止めする際に、下穴21cに対し てネジ挿入穴26aに若干のずれが生じていたとしても、タッピンネジ30にはネジ 切り作用(タップ加工作用)があるのでタッピンネジ30を筐体本体21に容易かつ 確実に捩じ込むことができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の筐体構造では、タッピンネジのネジ部外径よりも 小さい径とされたネジ挿入穴に挿入されたタッピンネジが筐体本体に捩じ込まれ ることにより蓋が筐体本体に固定されるので、ネジ挿入穴とタッピンネジとのク リアランスは非常に小さくなり、筐体に捩り力が作用しても蓋が筐体本体に対し てほとんどずれることはない。従って、筐体の剛性が大きくなり、外部から加え られる力により筐体が捩られ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る筐体構造の要部拡大
図。
【図2】上記筐体構造を有する電子機器の分解斜視図。
【図3】上記電子機器の断面図。
【図4】従来の電子機器の分解斜視図。
【図5】従来の電子機器の断面図。
【符号の説明】
21 筐体本体 21c 下穴 26 蓋 26a ネジ挿入
穴 30 タッピンネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電子部品が収納される樹脂製の筐
    体本体と、金属の薄板で形成され前記筐体本体の開口部
    を覆う蓋と、この蓋に形成されたネジ挿入穴に挿入され
    前記筐体本体に形成された下穴に捩じ込まれることによ
    り前記蓋を前記筐体本体に固定する複数のタッピンネジ
    とを具備し、前記蓋の板厚は前記タッピンネジのネジピ
    ッチよりも小さくされ、前記ネジ挿入穴の径は前記タッ
    ピンネジのネジ部外径よりも小さくされていることを特
    徴とする電子機器の筐体構造。
JP2205592U 1992-04-09 1992-04-09 電子機器の筐体構造 Withdrawn JPH0582083U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2205592U JPH0582083U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 電子機器の筐体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2205592U JPH0582083U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 電子機器の筐体構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582083U true JPH0582083U (ja) 1993-11-05

Family

ID=12072235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2205592U Withdrawn JPH0582083U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 電子機器の筐体構造

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JP (1) JPH0582083U (ja)

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