JP2002170634A - コネクタの固定構造 - Google Patents

コネクタの固定構造

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JP2002170634A
JP2002170634A JP2000370077A JP2000370077A JP2002170634A JP 2002170634 A JP2002170634 A JP 2002170634A JP 2000370077 A JP2000370077 A JP 2000370077A JP 2000370077 A JP2000370077 A JP 2000370077A JP 2002170634 A JP2002170634 A JP 2002170634A
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Toshihiro Maruyama
智弘 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタが取着されたプリント基板とパネル
の組み立ておよび分解作業が容易なコネクタの固定構造
を提供する。 【解決手段】 コネクタ1がコネクタ保持具4のコネク
タ保持部406により装脱可能に保持された状態でコネ
クタ保持具4がプリント基板2に取着されている。接続
端子104が窓部303からパネル3の外面302に露
出するようにパネル3の内面301にコネクタ1を合わ
せ、この状態で、パネル3とコネクタ保持具4との間を
固定具20により締結し、これによりコネクタ1の取付
片部102をパネル3とプリント基板2の間に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタの固定構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のコネクタの固定構造の一
例を示す分解斜視図である。コネクタ1は、そのコネク
タ本体101に設けられた基板用端子105がプリント
基板2のスルーホール204に挿通された後、半田付け
されるようになっている。ねじ5の雄ねじ部501を、
パネル3の前面側からパネル3のねじ挿通孔304、コ
ネクタ本体101の取付片部102の取り付け孔10
3、スペーサ8の貫通孔801、プリント基板2のねじ
挿通孔203の順で挿通し、前記プリント基板2の背面
側で突出した前記雄ねじ部501にナット9を螺合す
る。そして、前記ねじ5とナット9をこれらの間に前記
パネル3、取付片部102、スペーサ8が挟まれた状態
で締結することで前記コネクタ1がパネル3およびプリ
ント基板2に固定されている。前記プリント基板2は、
該プリント基板2の四隅に設けられたねじ挿通孔205
を挿通するパネル取付ねじ7が前記パネル3の取付部3
05に設けられた図略のねじ孔に螺合して取付けられて
いる。この際、コネクタ1は、そのコネクタ本体101
がパネル3の窓部303を介してパネル3の前面側に臨
んだ状態となっている。
【0003】図8は、従来のコネクタの固定構造の他の
例を示す分解斜視図である。図7と同様にコネクタ1
は、その接続端子11がプリント基板2のスルーホール
204に挿通された後、半田付けされるようになってい
る。スペーサ10にはその軸線に沿ってねじ孔1001
が形成されており、このねじ孔はスペーサ10の軸線方
向の両端で外方に臨んでいる。前記ねじ5の雄ねじ部5
01を前記パネル3の正面側からねじ挿通孔304を介
してスペーサ10のねじ孔1001に螺合するととも
に、ねじ6の雄ねじ部601を前記プリント基板2の背
面側からねじ挿通孔203を挿通させてスペーサ8のね
じ孔801に螺合する。そして、前記ねじ5とスペーサ
10をこれらの間に前記パネル3と前記取り付け片部1
02が挟まれた状態で締結するとともに、前記ねじ6と
スペーサ10との間にプリント基板2が挟まれた状態で
締結することで前記コネクタ1がパネル3およびプリン
ト基板2に固定されている。他の構成は図7と同様であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した図7の例で
は、前記ねじ5とナット9の締結を緩めて前記コネクタ
1が取着されたプリント基板2とパネル3とを分解した
後、再度元どおりに組み立てる場合、パネル3とプリン
ト基板2の狭い隙間にあるスペーサ8を押さえて、コネ
クタ1の位置を保ちつつ、ねじ5とナット9を締結する
必要があるため、組立作業性が良いとはいえない。ま
た、図8の例でも、前記ねじ5とスペーサ10の締結を
緩めて前記コネクタ1が取着されたプリント基板2とパ
ネル3とを分解した後、再度元どおりに組み立てる場
合、パネル3とプリント基板2の狭い隙間にあるスペー
サ10を押さえて、コネクタ1の位置を保ちつつ、ねじ
5とスぺーサ10を締結する必要があるため、組立作業
性が良いとはいえない。さらに、図8の例では、前記ね
じ5をスペーサ10から外す際、スペーサ10とねじ6
との締結が緩んでしまうと、前記ねじ5とスペーサ10
が一緒に回転してしまい、ねじ5の取外しが困難になる
という不具合もある。本発明は、このような従来技術の
課題を解決しようとするものであり、その目的とすると
ころは、コネクタが取着されたプリント基板とパネルの
組み立ておよび分解作業が容易なコネクタの固定構造を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のコネクタの固定構造は、コネクタが装着さ
れるプリント基板を、コネクタ保持具を介して前記コネ
クタの接続端子がパネルの外面に露出した状態で該パネ
ルに取り付け固定する構造であって、前記コネクタは、
前記接続端子が設けられたコネクタ本体と、前記コネク
タ本体に設けられた取付片部とを有し、前記パネルは、
前記接続端子をパネルの外面に露出させる窓部を有し、
前記コネクタ保持具は、前記コネクタ本体を装脱可能に
保持するコネクタ保持部を有し、前記コネクタが前記コ
ネクタ保持具のコネクタ保持部により保持された状態で
前記コネクタ保持具はプリント基板に取着され、前記接
続端子が前記窓部からパネルの外面に露出するようにパ
ネルの内面にコネクタが合わされ、この状態で、パネル
とコネクタ保持具とがねじにより締結され、これにより
コネクタの取付片部がパネルとプリント基板の間に固定
されることを特徴とする。本発明のコネクタの固定構造
によれば、前記コネクタが前記コネクタ保持具のコネク
タ保持部により装脱可能に保持された状態で前記コネク
タ保持具がプリント基板に取着されている。そして、前
記状態から前記接続端子が前記窓部からパネルの外面に
露出するようにパネルの内面にコネクタを合わせ、この
状態で、パネルとコネクタ保持具との間をねじにより締
結し、これによりコネクタの取付片部をパネルとプリン
ト基板の間に固定している。したがって、前記パネルと
コネクタ保持具との間を締結する前記ねじを着脱するだ
けで、前記コネクタが取着されたプリント基板と前記パ
ネルとの取り付けおよび分解の作業を容易に行なうこと
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の
形態のコネクタの固定構造を説明する斜視図であり、図
1(A)はパネルを外した状態を示す斜視図、図1
(B)はパネルを取付けた状態を示す斜視図である。図
2は、図1(B)の固定構造を矢印A方向から見た状態
を示す側面図である。図3は、本実施の形態のコネクタ
の固定構造の組み立て手順を示す説明図である。図4
は、第1の実施の形態のコネクタの固定構造の分解およ
び再組み立ての手順を示す説明図である。図5は、コネ
クタ保持具の説明図であり、図5(A)は平面図、図5
(B)は図5(A)を矢印A方向から見た側面図、図5
(C)は図5(A)を矢印B方向から見た側面図であ
る。
【0007】図1乃至図5を参照して第1の実施の形態
のコネクタの固定構造について説明する。図1に示され
ているように、固定構造1000は、コネクタ1、プリ
ント基板2、パネル3、コネクタ保持具4、パネル取付
ねじ7、ねじ20、コネクタ取付ねじ22などを備えて
構成されている。
【0008】図1、図2に示されているように、前記コ
ネクタ1は、例えばD−subコネクタであって、コネ
クタ本体101と、前記コネクタ本体101の外周部に
フランジ状に延在して設けられた取付片部102と、取
付片部102に設けられた2つの取り付け孔103と、
前記コネクタ本体101の一方の端部に設けられ外部コ
ネクタが接続される接続端子104と、前記コネクタ本
体101の他方の端部に設けられ前記プリント基板2の
スルーホールに挿通されて半田付けされることでプリン
ト基板2の回路と電気的に接続される基板用端子105
とが設けられている。
【0009】前記プリント基板2は、矩形板状を呈し、
前記コネクタ1が取着される表面201と、その裏面2
02とを有している。そして、プリント基板2の厚さ方
向に貫通する2つのねじ挿通孔203と、前記コネクタ
1の基板用端子105が挿通される複数個のスルーホー
ル204と、プリント基板2の四隅近傍の箇所で前記厚
さ方向に貫通して形成された4つのねじ挿通孔205と
が設けられている。前記プリント基板2は、前記表面2
01が前記パネル3の内面302に対面するように配設
される。
【0010】図1、図2に示されているように、前記パ
ネル3は、矩形板状を呈し、内面301および外面30
2と、前記内面301側から前記外面302側に向かっ
て前記コネクタ本体101が挿入され、前記外面302
側に前記コネクタ本体101の部分が臨んだ状態となる
ように形成された前記コネクタ本体101の輪郭形状に
ほぼ合致した長さと幅を有する形状の窓部303と、前
記窓部303の近傍で窓部303をその長さ方向で挟む
箇所に前記パネル3の厚さ方向に貫通して形成された2
つのねじ挿通孔304とを有している。そして、前記窓
部303は、該窓部302に前記内面301側から外面
302側に向かって前記コネクタ本体101が前記接続
端子104側を外面302側に向けて挿入された時に前
記取り付け片部102が窓部302の縁部に当接するよ
うな大きさで設けられている。また、前記パネル3に
は、4つの側縁部のうち対向する2つの側縁部がいった
ん前記内面301側に屈曲されさらに互いに近接する方
向にコ字状に屈曲されることによって2つの取付部30
5が形成されており、これら取付部305には図略のね
じ孔が形成されている。なお、前記パネル3は、例えば
電子機器の筐体の一部を構成するものである。パネル3
は例えば鋼板や合成樹脂などの材料によって構成するこ
とができる。
【0011】図5に示されているように、前記コネクタ
保持具4は、例えば板金などの薄板から構成され、長さ
と幅を有する本体板部401と、本体板部401の幅方
向の一方の側縁部402のうち、本体板部401の長さ
方向の両端近傍箇所から本体板部401の厚さ方向の一
方に屈曲された2つの第1片部403と、本体板部40
1の幅方向の他方の側縁部404のうち、本体板部40
1の長さ方向の両端近傍箇所から幅方向にいったん延出
された後、本体板部401の厚さ方向の他方に屈曲され
た2つの第2片部404とを備えている。そして、前記
2つの第1片部403の縁部405および前記側縁部4
02によって前記コネクタ本体101の輪郭形状と合致
するように形成された開口であるコネクタ保持部406
が構成されている。このコネクタ保持部406は、前記
コネクタ本体101を装脱可能に保持するように構成さ
れている。なお、前記コネクタ保持部406を構成する
前記開口は、図5に示されているように前記開口の縁部
の一部が外方に開放された形状であっても、後述する第
2の実施の形態を示す図7に示されているように前記開
口の縁部が閉じた形状であってもよい。また、前記第1
片部403には2つの第1ねじ孔407が設けられ、前
記第2片部403には2つの第2ねじ孔408が設けら
れている。また、前記2つの第1孔部304と、前記コ
ネクタ1の2つの取り付け孔103と、前記コネクタ保
持具4の2つの第1ねじ孔407とはそれぞれ中心間隔
が一致するように設けられている。図1(A)に示され
ているように、前記コネクタ保持部406は、前記コネ
クタ本体101を保持した際に、コネクタ本体101の
外周部に当接して保持するとともに、取付片部102が
本体板部401と2つの第1片部403の部分に当接す
ることでコネクタ1のパネル2の厚さ方向の位置決めが
行なわれるように構成されている。また、前記コネクタ
保持部406は、例えば鋼板や合成樹脂などの材料によ
って構成することができる。
【0012】図1、図2に示されているように、前記ね
じ20は、直線状に延在する本体2001と、前記本体
2001の延在方向の一端側に前記延在方向に沿って形
成された雄ねじ部2002と、本体2001の延在方向
の他端に前記延在方向に沿って形成された雌ねじ部20
03とを有している。図略の外部コネクタが前記コネク
タ1に接続され、前記外部コネクタに設けられたねじが
前記雌ねじ部2003に螺合されることにより、前記コ
ネクタ1と前記外部コネクタが締結されるように構成さ
れている。前記ねじ20の本体20の前記延在方向の寸
法は、前記コネクタ1と前記外部コネクタが締結された
ときに前記コネクタ1と前記外部コネクタとの間隔が所
定寸法となるように構成されている。また、図1、図2
に示されているように、前記コネクタ取付ねじ22は本
体2201と雄ねじ部2202を有している。
【0013】次に、図3を参照してコネクタ、プリント
基板およびパネルの組み立て作業について説明する。ま
ず、図3(A)に示されているように、前記コネクタ保
持具4をプリント基板2の表面201側に保持し、第2
ねじ孔408とプリント基板2のねじ挿通孔203との
位置を合わせる。そして、プリント基板2の裏面202
側からコネクタ取付ねじ22の雄ねじ部2202をねじ
挿通孔203を介して挿入し、第2ねじ孔408に螺合
して締結することにより、コネクタ保持具4をプリント
基板2に取付けるする。次いで、図3(B)に示されて
いるように、前記コネクタ1の基板用端子105をプリ
ント基板2の表面201に向けスルーホール204に挿
通させ、コネクタ本体101をコネクタ保持具4のコネ
クタ保持部406に保持させる。この状態でコネクタ1
は、その支持片部102の取り付け孔103がコネクタ
保持具4の第1ねじ孔407と一致するようにコネクタ
保持部406によって保持されている。また、図1
(A)に示されているように、前記コネクタ保持部40
6は、前記コネクタ本体101を保持した際に、コネク
タ1の取付片部102が本体板部401と2つの第1片
部403の部分に当接することで、コネクタ1のプリン
ト基板2の表面201に対する位置決めがなされる。次
に、図3(C)に示されているように、前記パネル3
を、コネクタ本体101が窓部303を挿通するように
プリント基板2に対して位置決めする。すなわち、コネ
クタ1の接続端子104が前記窓部303からパネル3
の外面302に露出するようにパネル3の内面301に
コネクタ1が合わされる。そして、図3(D)に示され
ているように、前記パネル3の取付部305のねじ孔
と、プリント基板2のねじ挿通孔205との位置を合わ
せた状態でパネル取付ねじ7をプリント基板2の裏面2
02側から表面201側に向けて挿入し、パネル取付ね
じ7の雄ねじ部701を取付部305のねじ孔に螺合し
て締結することでパネル3とプリント基板2が固定され
る。この際、前記パネル3の2つの第1孔部304と、
前記コネクタ1の2つの取り付け孔103と、前記コネ
クタ保持具4の2つの第1ねじ孔407とはそれぞれの
位置が合致している。次に、前記ねじ20の雄ねじ部2
002をパネル3の外面302から内面301に向けて
パネル3の第1孔部304、前記コネクタ1の2つの取
り付け孔103を介して挿入し、前記コネクタ保持具4
の2つの第1ねじ孔407に螺合して締結する。これに
より、前記パネル3とコネクタ保持具4とがねじ20に
より締結され、これによりコネクタ1の取付片部102
がパネル3とプリント基板2の間に固定される。次い
で、前記コネクタ1の基板用端子105をプリント基板
2のスルーホール204にハンダ付けする。これによ
り、前記基板用端子105とプリント基板2の回路が電
気的に接続されることになる。これにより、前記固定構
造1000において、前記コネクタ1が取着されたプリ
ント基板2は、前記コネクタ保持具4を介してコネクタ
1の接続端子104が前記パネル3の外面302に露出
した状態で該パネル3に取付けられる。
【0014】図4(A)、図4(B)は、上述のように
組み立てられた固定構造1000の分解手順を示してい
る。すなわち、前記ねじ20をコネクタ保持部4の第1
ねじ孔407から取り外す。次いで、前記パネル取付ね
じ7を取り外し、パネル3をプリント基板2から取り外
す。図4(C)、図4(D)は、いったん分解された固
定構造1000の組み立て手順を示している。すなわ
ち、前記パネル3をプリント基板2に対してパネル取付
ねじ7を用いて固定する。次いで、ねじ20をコネクタ
保持部4の第1ねじ孔407に螺合して締結する。
【0015】以上説明した第1の実施の形態によれば、
前記コネクタ1が前記コネクタ保持具4のコネクタ保持
部406により装脱可能に保持された状態で前記コネク
タ保持具4がプリント基板2に取着されている。そし
て、前記状態から前記接続端子104が前記窓部303
からパネル3の外面302に露出するようにパネル3の
内面301にコネクタ1を合わせ、この状態で、パネル
3とコネクタ保持具4との間をねじ20により締結し、
これによりコネクタ1の取付片部102をパネル3とプ
リント基板2の間に固定している。したがって、前記パ
ネル3とコネクタ保持具4との間を締結する前記ねじ2
0を着脱するだけで、前記コネクタ1が取着されたプリ
ント基板2と前記パネル3との取り付けおよび分解の作
業を容易に行なうことができる。
【0016】また、前記コネクタ保持具4は、そのコネ
クタ保持部406によってコネクタ1を保持することに
より、支持片部102の取り付け孔103をコネクタ保
持具4の第1ねじ孔407と一致させるとともに、コネ
クタ本体101がプリント基板2の表面201から所定
間隔をおいて基板用端子105がプリント基板2のスル
ーホール204に挿通された状態を保持する。したがっ
て、コネクタ保持部4は、コネクタ1をプリント基板2
に対して適切な位置に保持することができるので、コネ
クタ1のプリント基板2に対する取り付け作業も容易と
なる。また、パネル3をプリント基板2に対して固定す
る際に、コネクタ保持具4は、コネクタ1をパネル3の
内面301に面した状態で保持しているので、パネル3
のプリント基板2に対する取り付け作業も容易となる。
また、いったん組み立てられた固定構造1000におい
て、パネル3をコネクタ1およびプリント基板2から取
り外す分解作業、および、取り外したパネル3をコネク
タ1およびプリント基板2に取付ける再組み立て作業の
際に、コネクタ1がプリント基板2に対して適切な位置
に保持されているため、従来と違ってコネクタ1を手で
押さえて位置を保つ必要はなく、ねじ20とパネル取付
ねじ7の取外しと取付けを行なうだけで分解、再組み立
ての作業が容易に行なえる。このため、作業効率に優れ
ており、プリント基板2の修理が必要となった際などに
有利である。
【0017】なお、前記コネクタ1としてD−subコ
ネクタを使用する際、外部から前記コネクタ1に接続さ
れる外部コネクタが適切な嵌合寸法(接続される両コネ
クタ間の寸法)でコネクタ1に接続される必要がある。
そのためには、前記ねじ4の寸法(前記延在方向の寸
法)が正確であることと、前記コネクタ1がパネル3に
対して適切な位置に確実に固定されていることとが必要
である。そして、前記コネクタ1をねじ20とコネクタ
保持具4によって確実にパネル3に固定するためには、
コネクタ1とプリント基板2との位置関係が適切となる
ことが必要である。したがって、前記第1の実施の形態
において、コネクタ保持部406で保持されるコネクタ
1とプリント基板2の表面201との間の寸法が適切と
なるようにコネクタ保持部4が設けられていることはい
うまでもない。
【0018】図6は、第2の実施の形態のコネクタの固
定構造を説明する斜視図である。本例では、コネクタ保
持具4が2つのコネクタ1を並べて保持するように構成
されている。第2の実施の形態が前記第1の実施の形態
と異なる点のみ説明すると、コネクタ保持具4が第1片
部403を挟んで両側に第2片部404が設けられ、コ
ネクタ保持部406を構成する開口の形状がコネクタ本
体101の外周を囲む長孔状に、すなわち閉鎖して構成
されている。また、前記パネル3には2つのコネクタ1
に対応して2つの窓部303と4つのねじ挿通孔304
が設けられている。このように、コネクタ保持具4が複
数個のコネクタ1を保持するように構成することも可能
である。また、第2の実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様の作用効果を奏することはもちろんであ
る。
【0019】なお、前記各実施の形態では、コネクタ1
としてD−subコネクタを用いた場合について例示し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、D−s
ubコネクタ以外のコネクタに対しても適用可能である
ことはもちろんである。また、コネクタ保持具4のコネ
クタ保持部406は上述した形状の開口に限定されるも
のではなく、コネクタ1のコネクタ本体101を保持で
きればその形状は限定されない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
記コネクタが前記コネクタ保持具のコネクタ保持部によ
り装脱可能に保持された状態で前記コネクタ保持具がプ
リント基板に取着されている。そして、前記状態から前
記接続端子が前記窓部からパネルの外面に露出するよう
にパネルの内面にコネクタを合わせ、この状態で、パネ
ルとコネクタ保持具との間をねじにより締結し、これに
よりコネクタの取付片部をパネルとプリント基板の間に
固定するようにした。したがって、前記パネルとコネク
タ保持具との間を締結する前記ねじを着脱するだけで、
前記コネクタが取着されたプリント基板と前記パネルと
の取り付けおよび分解の作業を容易に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のコネクタの固定構
造を説明する斜視図であり、図1(A)はパネルを外し
た状態を示す斜視図、図1(B)はパネルを取付けた状
態を示す斜視図である。
【図2】図1(B)の固定構造を矢印A方向から見た状
態を示す側面図である。
【図3】本実施の形態のコネクタの固定構造の組み立て
手順を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態のコネクタの固定構造の分解
および再組み立ての手順を示す説明図である。
【図5】コネクタ保持具の説明図であり、図5(A)は
平面図、図5(B)は図5(A)を矢印A方向から見た
側面図、図5(C)は図5(A)を矢印B方向から見た
側面図である。
【図6】第2の実施の形態のコネクタの固定構造を説明
する斜視図である。
【図7】従来のコネクタの固定構造の一例を示す分解斜
視図である。
【図8】従来のコネクタの固定構造の他の例を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
1……コネクタ、101……コネクタ本体、102……
取付片部、104……接続端子、105……基板用端
子、2……プリント基板、3……パネル、301……内
面、302……外面、303……窓部、4……コネクタ
保持具、406……コネクタ保持部、20……ねじ、2
2……コネクタ取付ねじ、1000……コネクタ固定構
造。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタが装着されるプリント基板を、
    コネクタ保持具を介して前記コネクタの接続端子がパネ
    ルの外面に露出した状態で該パネルに取り付け固定する
    構造であって、 前記コネクタは、前記接続端子が設けられたコネクタ本
    体と、前記コネクタ本体に設けられた取付片部とを有
    し、 前記パネルは、前記接続端子をパネルの外面に露出させ
    る窓部を有し、 前記コネクタ保持具は、前記コネクタ本体を装脱可能に
    保持するコネクタ保持部を有し、 前記コネクタが前記コネクタ保持具のコネクタ保持部に
    より保持された状態で前記コネクタ保持具はプリント基
    板に取着され、 前記接続端子が前記窓部からパネルの外面に露出するよ
    うにパネルの内面にコネクタが合わされ、この状態で、
    パネルとコネクタ保持具とがねじにより締結され、これ
    によりコネクタの取付片部がパネルとプリント基板の間
    に固定される、 ことを特徴とするコネクタの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ保持具は薄板から構成さ
    れ、前記コネクタ保持部は前記薄板に形成され前記コネ
    クタの輪郭形状にほぼ合致した形状の開口により構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のコネクタの固
    定構造。
  3. 【請求項3】 前記コネクタに前記プリント基板の回路
    に電気的に接続される基板用端子が設けられ、前記コネ
    クタが前記コネクタ保持部に保持された状態で前記基板
    用端子は前記プリント基板のスルーホールに挿通され半
    田付けされることを特徴とする請求項1記載のコネクタ
    の固定構造。
  4. 【請求項4】 前記パネルとコネクタ保持具とを締結す
    る前記ねじには、前記パネルの外面に臨む箇所に雌ねじ
    部が形成され、外部コネクタが前記コネクタに接続され
    た状態で前記ねじとは別のねじが前記雌ねじ部に螺合さ
    れることにより、前記外部コネクタが前記コネクタと締
    結されるように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のコネクタの固定構造。
  5. 【請求項5】 前記コネクタはD−subコネクタであ
    ることを特徴とする請求項1記載のコネクタの固定構
    造。
  6. 【請求項6】 前記パネルは、電子機器の筐体の一部を
    構成するものであることを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタの固定構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164973A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Oki Electric Ind Co Ltd 基板接合構造、当該基板接合構造を備える無線機、及び、当該基板接合構造を用いた基板接合方法
CN103516008A (zh) * 2012-06-14 2014-01-15 F·波尔希名誉工学博士公司 用于机动车辆的充电连接设备
JP2014013651A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Nec Computertechno Ltd コネクタ固定機構およびコネクタ固定方法
JP2014154257A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Hitachi Metals Ltd コネクタ及び電子機器

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