JPH09326268A - 端子部材の緩止装置 - Google Patents

端子部材の緩止装置

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JPH09326268A
JPH09326268A JP14459396A JP14459396A JPH09326268A JP H09326268 A JPH09326268 A JP H09326268A JP 14459396 A JP14459396 A JP 14459396A JP 14459396 A JP14459396 A JP 14459396A JP H09326268 A JPH09326268 A JP H09326268A
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JP
Japan
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terminal
electric wire
terminal member
rotation
main body
Prior art date
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Withdrawn
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JP14459396A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Kubo
好隆 久保
Makoto Hasuike
誠 蓮池
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線端子の回動を規制する手段を設けること
により電線端子の緩みを防止する。 【解決手段】 電線端子21と係合して相互の回動を規制
する端子回止部35を相手側端子板31に設ける。端子回止
部35は、電線端子21にて電線11をかしめ接続したバレル
部25と係合する一対の突起部36により形成する。そし
て、一対の突起部36の間に、電線端子21のバレル部25を
係合して、電線端子21と相手側端子板31とをねじ41にて
固定することにより、電線端子21の回動を規制し緩みを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子部材の緩止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の端子部材の接続装置を示
し、電線11の先端にかしめ接続された丸型端子(以下、
電線端子21という)などを相手側端子板31に取付けると
きは、これらに挿入したボルト(ねじ)41と、このボル
ト41と螺合するナット(タップ)51とによって、電線端
子21および相手側端子板31を挟込み、ボルト41の締付け
による摩擦力のみにより電線端子21を相手側端子板31に
固定するようにしている。このため、電線端子21が相手
側端子板31に対し回動して緩むおそれがある。
【0003】また、ばね座金や歯付き座金などを使用し
て電線端子と相手側端子板との間の摩擦力を向上させる
ことにより、電線端子の回動による緩みを防止しようと
するものもあるが、電線端子に大きな外力が加わると、
同様に電線端子の緩みを防止できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
ボルトおよびナットの締付けによる摩擦力のみや、ばね
座金や歯付き座金などによる摩擦力の向上だけで電線端
子を固定するようにしているので、電線端子が相手側端
子板に対し回動して緩むおそれを確実に防止できない。
【0005】さらに、電線を固定することにより電線端
子の緩みを防止しようとする電線クランプ手段もある
が、電線固定用のスペースやクランプ用部品が必要とな
り、より簡便なものが望まれている。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、端子部材自体または端子部材と一体的に取付けら
れる部材に端子部材の回動を規制する手段を設けること
により、端子部材の緩みを確実に防止することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、ねじにて一方の端子部材と他方の端子部材とを固
定し、これらの端子部材間の回動を規制する端子部材の
緩止装置であって、一方の端子部材と係合して相互の回
動を規制する端子回止部を他方の端子部材に設けたもの
である。
【0008】そして、一方の端子部材を他方の端子部材
における端子回止部に係合して、一方の端子部材の回動
を規制し、回動に伴う緩みを防止する。
【0009】請求項2に記載された発明は、ねじにて一
方の端子部材と他方の端子部材とを固定し、これらの端
子部材間の回動を規制する端子部材の緩止装置であっ
て、一方の端子部材に対し他方の端子部材を介して反対
側に配設された装置本体と、装置本体に一体に設けられ
他方の端子部材と係合して装置本体の回動を規制する本
体回止部と、装置本体に一体に設けられ一方の端子部材
と係合して一方の端子部材の回動を規制する端子回止部
とを具備したものである。
【0010】そして、本体回止部により他方の端子部材
に対する装置本体の回動を規制し、端子回止部により装
置本体に対する一方の端子部材の回動を規制することに
より、他方の端子部材に対する一方の端子部材の回動を
規制し、回動に伴う緩みを防止する。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載の端子部材の緩止装置における端子回止部
を、一方の端子部材にて電線をかしめ接続したバレル部
と係合する一対の突起部により形成したものである。
【0012】そして、端子回止部を形成する一対の突起
部の間に、一方の端子部材のバレル部を係合して、その
回動を防止する。適用電線サイズの異なる端子部材であ
っても、バレル部の大きさが一対の突起部間に嵌入でき
る範囲内で本発明の適用が可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、請求項1記載の発明の一実
施形態を図1および図2を参照しながら、また、請求項
2記載の発明の一実施形態を図3および図4を参照しな
がらそれぞれ説明する。なお、図5に示された従来例と
同様の部分は同一符号を付する。
【0014】先ず、図1および図2を参照しながら請求
項1記載の発明の一実施形態を説明する。
【0015】図1に示されるように、電線11の先端に一
方の端子部材としての電線端子21が接続されている。こ
の電線端子21は、ねじ挿入孔22が穿設された先端側の円
板部23に角板部24が一体形成され、さらに、この角板部
24にバレル部25がかしめ形成され、このバレル部25のか
しめにより電線11が機械的および電気的に接続されてい
る。
【0016】電線端子21の取付相手は、他方の端子部材
としての相手側端子板31であり、この相手側端子板31
は、取付基部32より突設された平板部33の基端側にねじ
挿入孔34が穿設され、さらに、平板部33の先端側に端子
回止部35が設けられている。
【0017】この端子回止部35は、電線端子21のバレル
部25の上側面および下側面と係合する一対の突起部36に
より形成され、これらの突起部36の間には電線端子21の
バレル部25を嵌入するための凹溝37が形成されている。
【0018】そして、相手側端子板31に設けられた一対
の突起部36間の凹溝37に電線端子21のバレル部25を嵌合
するようにして、相手側端子板31の平板部33に電線端子
21の円板部23および角板部24を当接し、電線端子21のね
じ挿入孔22から相手側端子板31のねじ挿入孔34に挿通し
たねじとしてのボルト41をナット51のねじ孔52に螺入
し、ボルト41およびナット51の締付けにより電線端子21
と相手側端子板31とを挟圧することにより、図2に示さ
れるように電線端子21を相手側端子板31に固定する。
【0019】よって、電線端子21にボルト41を中心とし
て回動しようとする外力が作用しても、電線端子21のバ
レル部25と係合する一対の突起部36により電線端子21の
回動が規制され、電線端子21の回動に伴う緩みを防止で
きる。
【0020】次に、図3および図4を参照しながら請求
項2記載の発明の一実施形態を説明する。
【0021】図3に示されるように、電線11の先端に一
方の端子部材としての電線端子21が接続されている。こ
の電線端子21は、ねじ挿入孔22が穿設された先端側の円
板部23に角板部24が一体形成され、さらに、この角板部
24にバレル部25がかしめ形成され、このバレル部25のか
しめにより電線11が機械的および電気的に接続されてい
る。
【0022】電線端子21の取付相手は、他方の端子部材
としての相手側端子板31であり、この相手側端子板31
は、取付基部32より突設された平板部33にねじ挿入孔34
が穿設されている。
【0023】電線端子21に対し相手側端子板31を介して
反対側に緩止装置61が配設されている。この緩止装置61
は、平板状に形成された装置本体62の基端側の上下両側
部に相手側端子板31の上下両側面と係合して装置本体62
の回動を規制する本体回止部63が一体に加工形成され、
さらに、装置本体62の基端側の中央部にねじ孔64が形成
され、また、装置本体62の先端側に端子回止部65が一体
に加工形成された一種のナット、すなわち緩止ナットで
ある。
【0024】この緩止装置61の端子回止部65は、電線端
子21のバレル部25の上側面および下側面と係合する一対
の突起部66により形成され、これらの突起部66の間には
電線端子21のバレル部25を嵌入するための凹溝67が形成
されている。
【0025】そして、相手側端子板31の平板部33に一側
から緩止装置61の一対の本体回止部63を嵌着するととも
に、相手側端子板31の平板部33に他側から電線端子21の
円板部23を当接し、装置本体62の端子回止部65における
一対の突起部66間の凹溝67に電線端子21のバレル部25を
嵌合する。
【0026】それから、電線端子21のねじ挿入孔22から
相手側端子板31のねじ挿入孔34にねじとしてのボルト41
を挿通し、緩止装置61のねじ孔64に螺入し、ボルト41お
よび装置本体62の締付けにより電線端子21と相手側端子
板31とを挟圧することにより、図4に示されるように電
線端子21および緩止装置61を相手側端子板31の両側に固
定する。
【0027】このとき、相手側端子板31に対し緩止装置
61の本体回止部63を嵌着して装置本体62の回動を規制す
るとともに、装置本体62の端子回止部65と電線端子21の
バレル部25との係合により装置本体62に対する電線端子
21の回動を規制することができる。
【0028】よって、電線端子21にボルト41を中心とし
て回動しようとする外力が作用しても、電線端子21のバ
レル部25と係合する緩止装置61により相手側端子板31に
対する電線端子21の回動を規制でき、電線端子21の回動
に伴う緩みを防止できる。
【0029】なお、請求項1および2記載の発明は、電
線端子21のバレル部25でない部分、例えば角板部24の両
側部に相手側端子板31の端子回止部35または緩止装置61
の端子回止部65を係合できるように、一対の突起部36ま
たは一対の突起部66の突設位置を変更したものも含む。
【0030】さらに、請求項3記載の発明は、一対の突
起部36間の凹溝37または一対の突起部66間の凹溝67に電
線端子21のバレル部25を嵌入して電線端子21の回動を規
制したから、適用電線サイズの異なる電線端子21であっ
ても、そのバレル部25の大きさが一対の突起部36間また
は一対の突起部66間に嵌入できる範囲内であれば、異種
サイズの電線端子にも適用できる。
【0031】その際、適用される電線11のサイズが小さ
くなるにつれて、バレル部25と突起部36または突起部66
との間の隙間が広がる傾向もあるが、緩止め効果を損な
うほどではない。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一方の端
子部材と係合して相互の回動を規制する端子回止部を他
方の端子部材に設けたから、この他方の端子部材自体に
端子回止部を設けるのみの簡単な改良により、端子部材
間の緩みを容易かつ確実に防止できる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、緩止装置の
装置本体に他方の端子部材と係合する本体回止部と、一
方の端子部材と係合する端子回止部とを設けたから、一
方の端子部材および他方の端子部材を何ら加工すること
なく、端子部材相互間の回動を規制して、緩みを容易か
つ確実に防止できる。
【0034】請求項3記載の発明によれば、一対の突起
部の間に端子部材のバレル部を係合して回動防止したか
ら、突起部間にバレル部が嵌入できる範囲内で種々の電
線サイズの端子部材に適用できるとともに、端子部材の
なかで最も強度的に信頼性の高いバレル部を端子回止部
の一対の突起部により確実に係止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係る端子部材の緩止装置
の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示された緩止装置の断面図である。
【図3】請求項2記載の発明に係る端子部材の緩止装置
の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】図3に示された緩止装置の断面図である。
【図5】従来の端子部材の接続装置を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 電線 21 一方の端子部材としての電線端子 25 バレル部 31 他方の端子部材としての相手側端子板 35 端子回止部 36 突起部 41 ねじとしてのボルト 62 装置本体 63 本体回止部 65 端子回止部 66 突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじにて一方の端子部材と他方の端子部
    材とを固定し、これらの端子部材間の回動を規制する端
    子部材の緩止装置であって、 一方の端子部材と係合して相互の回動を規制する端子回
    止部を、他方の端子部材に設けたことを特徴とする端子
    部材の緩止装置。
  2. 【請求項2】 ねじにて一方の端子部材と他方の端子部
    材とを固定し、これらの端子部材間の回動を規制する端
    子部材の緩止装置であって、 一方の端子部材に対し他方の端子部材を介して反対側に
    配設された装置本体と、 装置本体に一体に設けられ他方の端子部材と係合して装
    置本体の回動を規制する本体回止部と、 装置本体に一体に設けられ一方の端子部材と係合して一
    方の端子部材の回動を規制する端子回止部とを具備した
    ことを特徴とする端子部材の緩止装置。
  3. 【請求項3】 端子回止部は、一方の端子部材にて電線
    をかしめ接続したバレル部と係合する一対の突起部によ
    り形成したことを特徴とする請求項1または2記載の端
    子部材の緩止装置。
JP14459396A 1996-06-06 1996-06-06 端子部材の緩止装置 Withdrawn JPH09326268A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016100369A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 株式会社タムラ製作所 リアクトル
DE102014208653B4 (de) 2013-05-09 2019-02-14 Yazaki Corporation Rundanschluss-Fixierungsaufbau
DE102014208115B4 (de) * 2013-05-09 2019-02-14 Yazaki Corporation Rundanschluss-Fixierungsaufbau
JP2021144814A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 株式会社Subaru 接続構造

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