JPH0582014B2 - - Google Patents

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JPH0582014B2
JPH0582014B2 JP13398085A JP13398085A JPH0582014B2 JP H0582014 B2 JPH0582014 B2 JP H0582014B2 JP 13398085 A JP13398085 A JP 13398085A JP 13398085 A JP13398085 A JP 13398085A JP H0582014 B2 JPH0582014 B2 JP H0582014B2
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JP
Japan
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phosphor
fluorescent lamp
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color rendering
activated
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JP13398085A
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Nobuyoshi Akyama
Keiji Hatakeyama
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 本発明は螢光ランプに関し、更に詳しくは
JISZ9112に定められた演色性区分が演色AAA形
に属するRa95の高演色形の螢光ランプに関す
る。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 美術館、カラー印刷工場等に用いられる螢光ラ
ンプは、一般照明用とは異なり高演色性が要求さ
れる。その一例として、特公昭41−9868号、特公
昭48−15896号などに記載されている螢光体を2
層塗布したものや顔料層を設けることによりRa
が95以上の高演色性ランプを得るものがある。 しかし、上記方法のものは、ランプ製造工程が
特殊なものとなり、生産効率が低下することや顔
料層の厚さ変化による光色、演色性のバラツキ、
螢光体の発光エネルギー吸収による効率の低下な
どの問題があつた。 特開昭58−40763号は前述の欠点を改善したも
ので、2種類のみの螢光体の混合により、Ra≧
95の高演色性ランプが得られるものである。しか
しながらこのようなランプは非常に高価な希土類
元素を原料とした螢光体を用いている。従つて、
非常に高価なランプとなり、これらランプの普及
を図る場合の大きな問題点になつていた。 〔発明の目的〕 本発明は以上の点を考慮してなされたものであ
り、高演色、高効率、かつ低コストで製造可能な
螢光ランプを提供することを目的とする。 〔発明の概要〕 本発明者等は特開昭58−40763号の螢光ランプ
の高演色性を維持しつつ、効率を向上することが
できないかと研究を進めた結果、アンチモン付活
ハロリン酸カルシウムを第3の螢光体として添加
混合することにより上記目的が達成できることを
見出した。 すなわち本発明は、一般式、M5-XX(PO43
Eu2+(x)(式中、MはBa、Ca、Mgの3種よりな
り、各々3.0〜4.5グラム原子のBa、0.5〜2.0グラ
ム原子のCaおよび0.01〜1.0グラム原子のMgを有
し、;XはF、Cl、Brの単体もしくは2種以上の
混合物であり、且つ、0.01<x0.2である。)で
示され、470〜500nmの波長範囲に発光ピークを
有する、2価のユーロピウムで付活されたアルカ
リ土類金属ハロリン酸塩よりなる第1の螢光体
と、620〜640nmの波長範囲に発光ピークを有
し、且つ、120〜160nmの半値幅を有する第2の
螢光体と第3の螢光体としてアンチモン付活ハロ
リン酸カルシウムを混合し、ガラス管内面に被着
させてなることを特徴とする螢光ランプである。 本発明の螢光ランプに用いられる、上記の2価
のユーロピウム付活アルカリ土類金属ハロリン酸
塩螢光体の特徴は上記の一般式M5-XX(PO43
Eu2+(X)において、式中MのBa、CaおよびMgの
配合比率を変えることによつて470〜500nmの波
長範囲に発光ピークを有する螢光体が得られるこ
とである。 このように発光ピークを移動できることの利点
は、第2、3の螢光体と組合せるだけで低い色温
度(4000K)から高い色温度(6500K)の範囲内
で何れも優れた特性を有する螢光ランプが得られ
ることである。しかもこの第1の螢光体は極めて
高効率で安定なものである。 上記の一般式中のユーロピウムの含有量(x)は
0.01<x0.2となるように選ばれる。xが0.01未
満の場合は得られる螢光体の輝度が著しく低下し
また0.2を越えても輝度の大巾な向上は見られな
い。好ましくは0.03<x0.15である。 更に、式中、MのBa、CaおよびMgは各々Ba
=3.0〜4.5グラム原子、Ca=0.5〜2.0グラム原子、
Mg=0.01〜1.0グラム原子の関係を満すように設
定される。上記のMgの含有量が、0.01未満およ
び1.0以上では、BaおよびCaだけの場合に比べ
て、著しい輝度の向上は認められない。しかし、
Mg=0.1〜0.5に設定することによつて著しい輝
度の向上が認められる。 以上説明した2価のユーロピウム付活アルカリ
土類金属ハロリン酸塩螢光体は、次のようにして
容易に調製される。 即ち、焼成処理の後Ba、Ca、Mg、Zn、Cd、
F、Cl、Br、PおよびEu源となり得る各々の酸
化物、燐酸塩、炭酸塩、アンモニウム塩などの化
合物を所定量秤量した後、例えばボール・ミルで
これらの原料混合物を十分に粉砕混合する。 しかる後に、得られた混合物をアルミナ製およ
び石英製のルツボに収容し、大気中において800
〜1200℃の温度下にて1〜5時間焼成する。得ら
れた焼成物を冷却、粉砕、篩別し、例えば水素と
窒素の混合ガスによる弱還元性雰囲気中において
800〜1200℃の温度で第2次焼成を行なう。 得られた焼成物を冷却、粉砕、篩別、洗浄、
過、乾燥および篩別して本発明に使用される第1
の螢光体を得ることができる。 次に、第2の螢光体であるが、620〜640nmの
波長範囲にピーク波長を有し、かつ、120〜160n
mの半値巾を有する螢光体であれば第1の螢光体
と併せて用いることにより高演色性を得ることが
できる。特に既知のスズ付活正リン酸ストロンチ
ウム・マグネシウム螢光体が好適である。 また第3の螢光体としてはアンチモン付活ハロ
リン酸カルシウムを用いる。このアンチモン付活
ハロリン酸カルシウムは第1の螢光体と置換する
形で混合される。この置換によつて高演色性がそ
こなわれることなく、輝度が向上する。また高価
な希土類を用いる第1の螢光体の量が減少する分
低コスト化が可能となる。 このような効果は、タングステン酸マグネシウ
ム、アンチモン付活ハロリン酸ストロンチウム、
アンチモン・マンガン付活ハロリン酸カルシウム
等の他の螢光体では得ることができず、いずれも
演色性が低下してしまう。 第3の螢光体は少量でその効果を発揮するが、
実用上は10〜50%が望ましい。あまり多いと高演
色性が得られなくなつてしまう。より好ましくは
20〜40%である。 また第1、2の螢光体は所望の比率で混合する
ことができるが、実用上第1の螢光体は10〜30%
であることが好ましい。 第1図に本発明の螢光ランプの一例を示す。 管径32(mm)のガラス管1の内面に所望の色度
点になるように第1、第2及び第3の螢光体を適
切な比率で混合し、その混合物2を塗布、被着せ
しめ、通常の製造法に従つて放電々極3,4を有
する40ワツト形の螢光ランプを試作したものであ
る。 第2図は高価な青緑色螢光体(第1の螢光体)
を減量する為の方策を示す図である。ここで、記
号A、B、C、Dは本発明の第1の螢光体、記号
Eは第2の螢光体、記号Fは第3の螢光体を表わ
している。 例えば、記号H(色温度5000K、偏差±0)の
ランプは発光のピーク波長483(nm)の第1の螢
光体(記号C)が第2の螢光体のみの混合で得ら
れることがわかる。しかしこの場合の第1の螢光
体使用量は約50%程度必要であり高価になる。こ
れに対して、発光のピーク波長488(nm)の第1
の螢光体(記号B)を用いても記号Hのランプは
得られる。つまり、記号B、記号Eにさらに第3
の螢光体(記号F)を混合して得られるもので、
その場合、高価な第1の螢光体の使用量は約50
(%)減少して、全体量に対する比率は約25(%)
程度となり、非常に定価になる。さらにこの場
合、効率も向上する。このことは、他の色度点
(記号G、I)のランプを得る場合にも同様の考
え方で応用できる。 〔発明の効果〕 以上詳述した如く、本発明によれば、3種類の
螢光体の混合によつて、平均演色評価数(Ra)
がRa≧95を有するJIS9112に定める演色AAA
形の螢光ランプを実現できるという効果を有する
また、非常に安価な第3の螢光体が高価な希土類
螢光体を置換する働きをしているから、全体の螢
光体価格が低下し、かつ効率の向上した高演色螢
光ランプを提供できるものである。さらに、世界
的に減少している希土類元素の使用量が減量でき
るという効果も有する。 〔発明の実施例〕 以下、本発明を実施例及び従来例にもとづいて
詳細に説明する。 実施例 1 第1図に示す螢光ランプにおいて、第1表の記
号A及び記号Eと記号Fの3種螢光体を色温度
4200K、偏差±0uvになるような比率で混合し、
ガラス管内面に塗布被着せしめ、通常の製造法に
従つて40ワツト形の螢光ランプを試作した。 その結果を第2表に示す。 実施例 2 第1表の記号B及び記号Eと記号Fの3種螢光
体を色温度5000K、偏差±0uvになるような比率
で混合し、実施例1と同様な手順で螢光ランプを
試作した。その結果を第2表に示す。 実施例 3 第1表の記号A及び記号Eと記号Fの3種螢光
体を色温度5000K、偏差±0uvなるような比率で
混合し、実施例1と同様な手順で螢光ランプを試
作した。その結果を第2表に示す。 実施例 4 第1表の記号C及び記号Eと記号Fの3種螢光
体を色温度6500K、偏差±0.003uvになるような
比率で混合し、実施例1と同様な手順で螢光ラン
プを試作した。その結果を第2表に示す。 実施例 5 第1表の記号B及び記号Eと記号Fの3種螢光
体を色温度6500K、偏差±0.003uvになるように
比率で混合し、実施例1と同様な手順で螢光ラン
プを試作した。その結果を第2表に示す。
【表】
【表】
【表】 比較例 1 第3の螢光体Fを用いないと、色温度5000K、
偏差±0uvの場合、高価な希土類螢光体を48(%)
も使用しなければ第2表の性能が得られない。さ
らに輝度もおちる。 比較例 2 本発明に用いられる記号Eと同様な螢光体を用
いているにもかかわらず、色温度6500K、偏差+
0.0003uvと場合、高価な希土類螢光体の発光ピー
ク波長が任意に変化しないことから、36(%)も
使用しなければ第2表の性能が得られない。また
第1の螢光体を用いないため、効率が悪い。 なお、第1表中の記号A〜記号Fの螢光体の分
光分布は第3図に示す。(図中の記号A〜記号F
は第1表と対応している。) また、本実施例1〜5の螢光ランプの色度を第
2図に、分光分布を第4図にそれぞれまとめて示
す。(第4図中のLa〜Leはそれぞれ実施例1〜5
の分光分布と対応している。) 上記、第2表から明らかなように、本発明の螢
光ランプは2価のユーロピウム付活アルカリ土類
金属ハロリン酸塩螢光体のピーク波長及びスズ付
活正リン酸ストロンチウム、マグネシウム螢光体
及びアンチモン付活ハロリン酸カルシウム螢光体
の混合比率を適切に選択することによつて4200K
から6500Kの色温度範囲でJISZ9112に定められた
演色区分が演色AAA形の高演色螢光ランプが容
易に得られることがわかる。 しかも、その場合のランプ価格は高価な希土類
螢光体を大幅に減少させることが可能であること
から必然的に非常に安価なものになるという効果
も同時に得られることがわかる。 さらに全光束が大であり、効率が高くなること
がわかる。 なお、上記実施例で示した螢光体の重量パーセ
ントの値はそれぞれの螢光体の粒径によつて多少
変化することは当然であるが、本発明における実
験結果によれば、2価のユーロピウム付活アルカ
リ土類金属ハロリン酸塩螢光体の配合比が10%未
満の場合は平均演色評価数(Ra)及び赤色(R9
が演色AAAの基準値を満足しにくく、また30
(%)以上であれば、螢光体価格が高価になり本
発明の目的である安価な高演色性螢光ランプは得
られず、ランプ特性及び価格面を考慮した場合第
1螢光体の配合比は10〜30(%)程度が好ましい
ことが明らかになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の螢光ランプの断面図、第2図
は色度図、第3図は第1表中の記号A〜Fにおけ
る各螢光体の発光スペクトル分布を示す特性図、
第4図は本発明の実施例1〜5に示したランプの
分光エネルギー分布を示す特性図。 1……ガラス管、2……螢光体混合物、3,4
……放電電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式、M5-XX(PO43:Eu2+(x)(式中、M
    はBa、Ca、Mgの3種よりなり、各々3.0〜4.5グ
    ラム原子のBa、0.5〜2.0グラム原子のCaおよび
    0.01〜1.0グラム原子のMgを有し;XはF、Cl、
    Brの単体もしくは2種以上の混合物であり、且
    つ、0.01<x0.2である。)で示され、470〜
    500nmの波長範囲に発光ピークを有する、2価
    のユーロピウムで付活されたアルカリ土類金属ハ
    ロリン酸塩よりなる第1の螢光体と、620〜640n
    mの波長範囲に発光ピークを有し、且つ、120〜
    160nmの半値幅を有する第2の螢光体と、第3
    の螢光体としてアンチモン付活ハロリン酸カルシ
    ウムを混合し、ガラス管内面に被着させてなるこ
    とを特徴とする螢光ランプ。 2 第3の螢光体の混合量が重量比で10〜50%の
    範囲であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の螢光ランプ。 3 第3の螢光体の混合量が重量比で20〜40%の
    範囲であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の螢光ランプ。 4 第2の螢光体がスズ付活正リン酸ストロンチ
    ウム・マグネシウム螢光体である特許請求の範囲
    第1項記載の螢光ランプ。 5 第1の螢光体の混合量が重量比で10〜30%の
    範囲であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の螢光ランプ。
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JPH0742455B2 (ja) * 1987-02-04 1995-05-10 株式会社東芝 蛍光ランプ
JPS6490288A (en) * 1987-09-30 1989-04-06 Toshiba Corp Fluorescent lamp
WO2009005035A1 (ja) 2007-06-29 2009-01-08 Mitsubishi Chemical Corporation 蛍光体、蛍光体の製造方法、蛍光体含有組成物、並びに発光装置

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