JPS6335686A - ハロリン酸塩蛍光体及び蛍光ランプ - Google Patents

ハロリン酸塩蛍光体及び蛍光ランプ

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JPS6335686A
JPS6335686A JP17910586A JP17910586A JPS6335686A JP S6335686 A JPS6335686 A JP S6335686A JP 17910586 A JP17910586 A JP 17910586A JP 17910586 A JP17910586 A JP 17910586A JP S6335686 A JPS6335686 A JP S6335686A
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JP
Japan
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phosphor
fluorescent lamp
baking
halophosphate phosphor
gram atom
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JP17910586A
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English (en)
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Akira Taya
田屋 明
Masaaki Tamaya
正昭 玉谷
Kazuo Narita
成田 一夫
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はハロリン酸塩蛍光体及びそれを用いた蛍光ラン
プに関し、更に詳しくは発光効率が高く、安定な青緑色
を発光し、かつ刺激を除去したときの残光が少ないもの
である。
(従来の技術) 従来、発光の色温度が4200〜5600にで、かつ演
色性区分がJIS  29112−1983に定められ
た演色AAA形(EDL形)の高演色形蛍光ランプの青
緑色発光成分となる蛍光体としては、例えば特開昭58
−40762号公報に記載されているようなEu2+で
付活されたハロリン酸塩蛍光体が用いられている。この
蛍光体は分光エネルギー分布、発光効率の点で好適なも
のとされている。
しかしながら、このEuz+で付活されたハロリン酸塩
蛍光体は、これに含有されているアルカリ土類金属(B
 a、Ca、Mg)相互の配合割合によっては、残光(
刺激を除去したあとでも発光が残留する現象)を生じる
ことがある。例えば、輝度を向上するためにはMgの含
有量を多くすることが望ましいが、Mgの含有量が多い
と残光が生じやすくなる。
通常の使用個所、使用状態では、上記のような残光を生
じやすい蛍光体を用いて製造された蛍光ランプでも特に
不都合はない、しかし、例えばカラー現像所の暗室のよ
うな特殊な使用個所では。
ランプ消灯直後の残光が感光紙やフィルムに悪影響を及
ぼすことがある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、実用上支障がない程度に残光が低減したハロリン酸
塩蛍光体及びこの蛍光体を青緑色発光成分とする高効率
の高演色形蛍光ランプを提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段及び作用)本発明者らは
、前述した特開昭58= 40762号公報に開示されているハロリン酸塩蛍光体
に関して鋭意研究を重ねた結果、この蛍光体にアルカリ
金属元素を少量配合することにより、残光を大幅に低減
しうろことを見出し、本発明のハロリン酸塩蛍光体及び
蛍光ランプを開発するに至った。
すなわち、本願節1の発明のハロリン酸塩蛍光体は、次
式、 M5−aX (PO4)3:E u2+(a)、Me(
b)(ただし、Mは0.5〜2.0グ7ム原子のca、
0.01〜1.0グラム原子のMg、残部Baからなり
、XはF、CJI、Brから選択される少なくとも1種
の ハロゲン元素、MeはLi、Na、K、Rb、Cs
から選択される少なくとも1種のアルカリ金属元素、 0.01< a≦0.2 、lXl0−4≦b≦5X1
0−2)にて表わされることを特徴とするものである。
また、本願節2の発明の蛍光ランプは、次式、M5−a
X (PO4)3:E u2+(a)、Me(b)(た
だし、Mは0.5〜2.0グラム原子のCa、0、O1
〜1.0グラム原子のMg、残部Baからなり、XはF
、C9,、Brから選択される少なくとも1種のハロゲ
ン元素、MeはLi、Na、K。
Rb、C5から選択される少なくとも1種のアルカリ金
属元素、 0.01< a≦0.2.lX10−4≦b≦5X10
−2)にて表わされる2価のユーロピウムで付活された
ハロリン酸塩蛍光体と、 (Sr 、Mg)3(PO4)2:Snにて表わされる
スズ付活正リン酸ストロンチウム・マグネシウム蛍光体
との混合物をガラス管内壁に被着したことを特徴とする
ものである。
本願節1の発明のハロリン酸塩蛍光体の構成元素の作用
及びその配合割合の限定理由を以下に説明する。
MはBa、Ca及びMgの3種のアルカリ土類金属から
なる。そして、MはBaを主成分とし、Caの量を変化
させることにより発光のピーク波長を変化させることが
でき、Mgの量を変化させることにより蛍光体の耐劣化
特性及び輝度の向上を図ることができる。
Caは約0.8グラム原子にすると蛍光体の発光ピーク
波長が約485nmとなり、最適なものとなるが、Ca
が0.5グラム原子未満又は2.0グラム原子を超える
灰発光のピーク波長が480〜500nmの範囲からは
ずれるため好ましくない。
Mgは前述したように蛍光体の耐劣化特性及び輝度の向
上に大きく寄与するものであるが、0.01グラム原子
未満又は 1.0グラム原子を超えると、この効果が顕
著でなくなる。
Euz+は蛍光体の輝度を高める作用を有する。
Eu2+の含有量を示す指数aを0.01< a≦0.
2 としたのは、aが0.01以下では十分な輝度が得
られず、一方0.2を超えても青緑色の発光輝度は飽和
に達し高価なEuを浪費するだけで経済的でないためで
ある。より好ましい範囲は0.03〜0.1である。
また、XはF、C1,Brから選択される少なくとも1
種が用いられる。特に、XがC1だけの場合には、発光
効率が高く、劣化が少ないので好適である。
本願筒1の発明のハロリン酸塩蛍光体では、アルカリ金
属元素Meが配合されていることが最大の特徴である。
このようにアルカリ金属元素を配合することにより、残
光を大幅に低減することができる。MeとしてはLi、
Na、に、Rb、Csから選択される少なくとも1種が
用いられる。Meの含有量を示す指数すをIXI O″
≦b≦5 X 10−2としたのは、bがLXIO″未
満では蛍光体の残光を低減させる効果が少なく、一方5
 X 10−2を超えると蛍光体の輝度低下を招くため
である。より好ましいbの範囲はlXl0−3〜3 X
 10−2である。
本願筒1の発明の蛍光体は、以下のようにして調製する
ことができる。すなわち、Ba、Ca、Mg、p、 F
、Cu、Br、Eu及びMe源となる各々の酸化物、リ
ン酸塩、炭酸塩、アンモニウム塩等の化合物を所定量秤
量した後、例えばボールミルを用いて十分に粉砕・混合
する。次に、得られた混合物をアルミナ製又は石英製の
容器に収容し、大気中、800〜1200℃で1〜5時
間焼成する。更に、得られた焼成物を冷却、粉砕、篩別
した後、例えば水素と窒素との混合ガスによる弱還元性
雰囲気中、800〜1200℃で二次焼成する。得られ
た焼成物を冷却、粉砕、篩別。
洗浄、ろ過、乾燥、篩別することにより本願筒1の発明
のハロリン酸塩蛍光体を得ることができる。
また1本願第2の発明の蛍光ランプは、本願筒1の発明
のハロリン酸塩蛍光体と、スズ付活正リン酸ストロンチ
ウム・マグネシウム蛍光体とを混合し、常法にしたがっ
てガラス管内壁に被着することにより容易に製作するこ
とができる。
本願筒2の発明において、ハロリン酸塩蛍光体としては
、その発光ピークが480〜500nmの波長箋囲にあ
るもの、スズ付活正リン酸ストロンチウム・マグネシウ
ム蛍光体としては、その発光ピークが620〜640n
mの波長範囲にありしかも半値幅が1l20−160n
であるものを組合せることが高演色性の点から有効であ
る。
また、両者の混合割合は、ユーロピウム付活ハロリン酸
塩蛍光体40〜60重量%、スズ付活正リン酸ストロン
チウム・マグネシウム蛍光体60〜40重量%であるこ
とが望ましい。これは、上記範囲をはずれると、発光の
色温度が4200〜5600にで、かつ演色性区分がJ
IS29112−1983に定められた演色AAA形(
EDL形)の高演色形蛍光ランプを製作することが困難
となるためである。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
まず、第1表に示すような組成となるように各原料粉末
を秤量し、ボールミルを用いて2時間粉砕・混合した6
次に、得られた混合粉末を篩別して石英製ルツボに収容
し、大気中、950℃で3時間焼成した。つづいて、得
られた焼成物を冷却、粉砕、篩別し、水素2%、窒素9
8%の混合ガス中、950℃で1時間二次焼成を行なっ
た。
更に、得られた焼成物を冷却、粉砕、篩別、洗浄、ろ過
、乾燥、篩別した。このような方法により、アルカリ金
属元素を含む10種の蛍光体試料(実施例1〜10)と
アルカリ金属元素を含まない蛍光体試料(比較例1)と
を調製した。
これらの各試料について発光ピーク波長、相対輝度、残
光時間を測定した結果を第1表に示す。
なお、相対輝度は、各試料に254nmの紫外線を照射
して輝度を測定し、比較例1の試料の輝度を100とし
て表わした相対値である。また、残光時間は、各試料に
254n■の紫外線を照射したときの輝度を1.0とし
、照射を停止した後、輝度が紫外線照射時の10万分の
1に低減するまでに要する時間である。
第1表から明らかなように、輝度については、実施例1
〜10の蛍光体は比較例1の蛍光体より若干劣っている
ものもあるが、比較例1と同等のものが多く、かなり向
上しているものもある。また、残光時間については、実
施例1〜10の蛍光体はいずれも比較例1の蛍光体より
も大幅に減少している。
次いで、第1表の実施例1.3.5.6.7及び比較例
1のハロリン酸塩蛍光体と、発光ピーク波長630nm
、半値@140nmの(Sr、Mg)3(PO4)2:
Sn蛍光体とを、それぞれ色温度5600に、偏差+〇
、005uvとなるように下記第2表に示すような割合
で混合し、常法により得られた混合物を管径25+sm
、管長345mmのガラス管内壁に被着させ、FLIO
Wの蛍光ランプ(実施例11〜15及び比較例11)を
製作した。実施例11〜15及び比較例11の各蛍光ラ
ンプの色度図を第1図に、分光エネルギー分布図を第2
図にそれぞれ示す。各蛍光ランプの色度及び分光エネル
ギー分布にはほとんど違いがない。
また、各蛍光ランプについて測色、測光及び残光時間の
測定を行なった結果を下記第2表に示す、なお、残光時
間は、各蛍光ランプの点灯時の発光強度を1.0とし、
消灯後1発光強度が点灯時の100万分の1に低減する
までに要する時間である。
第2表から明らかなように、実施例11〜15の蛍光ラ
ンプは比較例11の蛍光ランプよりも残光時間が大幅に
減少している。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、輝度を犠牲にする
ことなく実用上支障がない程度に残光が低減したハロリ
ン酸塩蛍光体及びこの蛍光体を青緑色発光成分とする高
効率の高演色形蛍光ランプを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例11〜15及び比較例11の蛍
光ランプの色度図、第2図は本発明の実施例11〜15
及び比較例11の蛍光ランプの分光エネルギー分布図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  (1)次式、 M_5_−_aX(PO_4)_3:Eu^2^+(a
    ),Me(b)(ただし、Mは0.5〜2.0グラム原
    子のCa、0.01〜1.0グラム原子のMg、残部B
    aからなり、XはF、Cl、Brから選択される少なく
    とも1種のハロゲン元素、MeはLi,Na、K、Rb
    、Csから選択される少なくとも1種のアルカリ金属元
    素、 0.01<a≦0.2、1×10^−^4≦b≦5×1
    0^−^2)にて表わされることを特徴とするハロリン
    酸塩蛍光体。  (2)次式、 M_5_−_aX(PO_4)_3:Eu^2^+(a
    ),Me(b)(ただし、Mは0.5〜2.0グラム原
    子のCa、0.01〜1.0グラム原子のMg、残部B
    aからなり、XはF、Cl、Brから選択される少なく
    とも1種のハロゲン元素、MeはLi、Na、K、Rb
    、Csから選択される少なくとも1種のアルカリ金属元
    素、 0.01<a≦0.2、1×10^−^4≦b≦5×1
    0^−^2)にて表わされる2価のユーロピウムで付活
    されたハロリン酸塩蛍光体と、スズ付活正リン酸ストロ
    ンチウム・マグネシウム蛍光体との混合物をガラス管内
    壁に被着したことを特徴とする蛍光ランプ。 (3)ハロリン酸塩蛍光体が480〜500nmの波長
    範囲内に発光ピークを有し、スズ付活正リン酸ストロン
    チウム・マグネシウム蛍光体が620〜640nmの波
    長範囲内に発光ピークを有するとともに120〜160
    nmの半値幅を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の蛍光ランプ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101153194B1 (ko) * 2010-07-30 2012-06-18 한국과학기술원 새로운 조성의 황색 형광체와 이를 이용하는 백색 led
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KR20190114792A (ko) * 2018-03-30 2019-10-10 다이덴 가부시키가이샤 청색 발광 형광체, 발광 소자, 발광 장치 및 백색광 발광 장치

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JP2019178211A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 大電株式会社 青色発光蛍光体、発光素子、発光装置、および白色光発光装置

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