JPH058175U - 伸縮自在管継手用ストツパー - Google Patents

伸縮自在管継手用ストツパー

Info

Publication number
JPH058175U
JPH058175U JP8361491U JP8361491U JPH058175U JP H058175 U JPH058175 U JP H058175U JP 8361491 U JP8361491 U JP 8361491U JP 8361491 U JP8361491 U JP 8361491U JP H058175 U JPH058175 U JP H058175U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
stopper
expandable
external force
expansion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8361491U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH081353Y2 (ja
Inventor
保 山下
Original Assignee
株式会社スイケンテクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社スイケンテクノロジー filed Critical 株式会社スイケンテクノロジー
Priority to JP8361491U priority Critical patent/JPH081353Y2/ja
Publication of JPH058175U publication Critical patent/JPH058175U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH081353Y2 publication Critical patent/JPH081353Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸縮自在杆継手の伸縮機能を損なうことな
く、搬送前の水圧性能試験等から、搬送及び施工作業に
至るまでの各作業の便に供すべく取扱いを極めて簡易に
することを目的とする。 【構成】 継手本体1,1aに夫々設けられたフランジ
部間に架設され且つ所定以上の外力が加わった際に破断
しうる破断部20が設けられてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は伸縮自在管継手用ストッパー、さらに詳しくは例えば水道配管等の管 体を伸縮自在に連結可能な伸縮自在管継手に適用される伸縮規制用のストッパー に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種伸縮自在管継手に於いては、組立後に漏水等の有無を確認すべく所謂水 圧性能試験が行われている。この場合、伸縮自在管継手を収縮させた状態で試験 治具にセットし、該伸縮自在管継手に一定圧の流体を流通せしめて試験が行われ るのである。
【0003】 また、その搬送途中等に於いては、伸縮自在管継手21aが不用意に伸縮する ことがないように図3の如く複数本の枕木22上に該伸縮自在管継手21aをセ ットした状態でバンド23…等で固定せしめて搬送等が行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の水圧性能試験にあっては、試験治具への伸縮自在管 継手21aの取付け及び取外し時に於いて、該伸縮自在管継手21aが不用意に 伸縮動作を行うおそれがあるために、試験作業が極めて煩雑なものとなり、よっ て作業性に著しく欠けるという大なる問題点を有していたのである。
【0005】 また、搬送時等に於ける伸縮自在管継手21aの枕木22への取付作業、及び 配管施工時に於ける枕木22からの取外し作業も煩雑であると共に、この枕木2 2の取外しによって施工中にも伸縮自在管継手21aが不用意に伸縮してしまっ て施工作業を妨げるという大なる不都合もあった。
【0006】 それ故、本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、伸 縮自在管継手の伸縮機能を損なうことなく、搬送前の水圧性能試験等から、搬送 及び施工作業に至るまでの各作業の便に供すべく取扱いを極めて簡易にすること を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記課題を達成するために、本考案は一対の継手本体1,1aが伸縮自 在となるべく相互にスライド自在に嵌合された伸縮自在管継手の伸縮動作を規制 するためのストッパーであって、該継手本体1,1aに夫々設けられたフランジ 部間に架設され且つ所定以上の外力が加わった際に破断しうる破断部20が設け られてなる伸縮自在管継手用ストッパーである。
【0008】
【作用】
従って、上記構成を特徴とするストッパーを具備した伸縮自在管継手の水圧試 験を行う場合には、ストッパーにより伸縮自在管継手の伸縮動作が規制されてな るため、この状態で水圧試験の治具に容易に着脱が行えることとなる。
【0009】 また、搬送時や施工時等に於いても、伸縮自在管継手が不用意に伸縮すること がないために、その取扱いの便に大いに供するのである。
【0010】 一方、施工後に於いて、例えば地盤沈下等の事態が生じた場合には、かかる地 盤沈下による土圧等が伸縮自在管継手及びストッパーに加わることとなるが、該 ストッパーは所定以上の外力が加わった際には破断部20を介して破断しうるよ うに構成してなるため、このストッパーの破断により伸縮自在管継手は伸縮動作 の規制が解除されて、この種継手本来の機能を発揮させ得るのである。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。
【0012】 図1に於いて、1はジョイント管2と該ジョイント管2の一端部に設けた球面 部3に球面摺動自在に外嵌する球面部4を具備した揺動管継手5とこの両者の離 脱を阻止するための補助環体6とからなる継手本体で、揺動管継手5と補助環体 6の外周には複数の貫通孔(図示せず)を有するフランジ部7,8が夫々形成さ れ、両側の貫通孔5a…,6a…を残して挿通したボルト9にナット10を締着 せしめて両者が取付けられてなる。
【0013】 11はジョイント管2と補助環体6間に取付けたゴムからなる蛇腹状のカバー 体で、泥水,土砂,小石等の異物の摺動面内への侵入を阻止する。12はシール 用のOリングである。
【0014】 1aは前記継手本体1と同様に構成した他方の継手本体で、該継手本体1aは 一方の継手本体1にスライド自在に嵌入されると共に、その外周面に突設した環 状凸部13と、一方の継手本体1の内周面に突設した環状凸部14及び該継手本 体1の先端部に取付けられたリング体15とが夫々係合して両者のスライド規制 が図られてなる。16は一方の継手本体1の環状凸部14の背面部に装着したシ ール用のOリングである。尚、一方の揺動継手管5の他端部にはフランジ部5a が設けられている。
【0015】 17…は両継手本体1,1aのフランジ部7,8の残る貫通孔5a…,6a… に挿通せしめて該継手本体1,1a間に架設した棒状のストッパーであり、その 両端部に形成されたネジ部18にナット19…を締着せしめてフランジ部7,8 に固定されると共に、略中央部には周方向に環状の切欠部20が設けられて、所 定の外力が加わった場合は該切欠部20を介してストッパー17が破断しうる構 成にてなる。
【0016】 本実施例は以上のような構成からなり、かかる伸縮自在管継手21は例えば水 道用配管の継手用として地中に埋設して使用されるが、該伸縮自在管継手21の 組立後に於いて水圧性能試験が行われる。
【0017】 この場合、伸縮自在管継手21を試験治具にセットするのであるが、該伸縮自 在管継手21はストッパー17…によりその伸縮動作が規制されてなるために、 試験治具へのセット時及び取外し時に於いて不用意に伸縮することがなく、よっ てかかる一連の試験作業が極めて簡易且つ迅速に行えることとなる。
【0018】 また、搬送時及び施工時に於いても、ストッパー17…により同様に伸縮動作 が規制されて搬送及び施工後も煩雑になることがなく、取扱いが簡易であるため に、その作業の便に大いに供するのである。
【0019】 一方、施工後に於いて、例えば地盤沈下等が生じて伸縮自在管継手21に外力 が加わった場合には、これによりストッパー17…の切欠部20を介して該スト ッパー17…が破断しうるように構成してなるために、この破断により伸縮規制 が解除されることとなり、よって図2の如く伸縮自在管継手21が伸縮及び揺動 動作を行って、該伸縮自在管継手21の有する本来の機能を奏するのである。
【0020】 また、ストッパー17の構成は非常に簡易であり、継手本体1,1aの既存の フランジ部を利用してその取付けも行えるために、安価且つ容易に製作できると いう実用的な利点もある。
【0021】 尚、上記実施例1に於いては、ストッパー17の破断部20として切欠部を形 成してなるが、かかる破断部20の具体的な構成は決してこれに限定されず、ま たストッパー17の数や強度についてもその使用用途や使用態様に応じて任意に 変更自在である。
【0022】 さらに、ストッパー17は必ずしも棒状に形成する必要はなく、その具体的な 形状は問わない。要は、継手本体1,1aのフランジ部に架設しうるように構成 されればよい。
【0023】 また、該実施例では揺動機能をも具備する伸縮自在管継手21について説明し たが、伸縮自在管継手21には必ずしも揺動機能を具備させる必要はなく、その 具体的な構成は問わない。
【0024】 その他、ストッパー17と継手本体1,1aとの取付手段も本考案の意図する 範囲内に於いて任意に設計変更自在である。
【0025】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案は両継手本体に夫々設けられたフランジ部間にストッパー を架設し且つ該ストッパーは所定以上の外力が加わった際に破断しうるように構 成してなるため、例えば水圧性能試験等に於ける試験治具の取付け及び取外し作 業や搬送時及び施工時等に於いて、何ら伸縮規制手段を具備しない従来の伸縮自 在管継手の如く不用意に伸縮してしまうような不都合は一切なくなり、その取扱 いが極めて簡易になものとなる結果、一連の作業の便に大いに供するという格別 の効果を得るに至った。
【0026】 一方、施工後に於いて地盤沈下等が生じ、伸縮自在管継手及びストッパーに一 定の土圧等の外力が加わった場合には、該ストッパーに設けられた破断部が破断 するために、伸縮自在管継手の有する本来の伸縮機能が良好に発揮されるのであ る。
【0027】 また、本考案に係るストッパーは非常に簡易な構成にてなるため、その製作が 容易且つ安価に行えると共に、既存の伸縮自在管継手のフランジ部を有効に利用 して取付け得るという実用的な利点もある。
【提出日】平成4年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 一方、施工後に於いて、例えば地盤沈下が生じた場合には、かかる地盤沈下に よる土圧等が伸縮自在管継手及びストッパーに加わることになるが、かかる外力 よりストッパーが伸長し、これに伴って伸縮自在管継手も多少伸長することとな り、一定以下の外力であればストッパーは破断することなく伸縮自在継手の伸縮 動作は規制される。 これに対して、一定以上の外力が加わった場合にはストッパーの破断部を介し て該ストッパーが破断し、かかる破断により伸縮規制が解除されることとなり、 よって伸縮自在管継手が伸縮及び揺動動作を行って、該伸縮自在管継手の有する 本来の機能を発揮させ得るのである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 一方、施工後に於いて、例えば地盤沈下が生じて伸縮自在管継手21に外力が加 わった場合には、かかる外力よりストッパー17が伸長し、これに伴って伸縮自在 管継手21も多少伸長することとなり、一定以下の外力であればストッパー17は破 断することなく伸縮自在管継手21の伸縮動作は規制される。 これに対して、一定以上の外力が加わった場合にはストッパー17の切欠部20を 介して該ストッパー17が破断し、この破断により伸縮規制が解除されることとな り、よって図2の如く伸縮自在管継手21が伸縮及び揺動動作を行って、該伸縮自 在管継手21の有する本来の機能を奏するのである。 即ち、ストッパー17の伸長可能な範囲で外力に応じて適当に伸縮自在管継手21 が伸長することとなり、よってかかるストッパー17が伸長する性質を利用して、 その材質や切欠部20の切欠幅を適宜変更することにより、種々の状況に応じて伸 縮自在管継手21の伸縮規制を行わしめることができるという利点がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 一方、施工後に於いて、例えば地盤沈下が生じた場合には、かかる地盤沈下に よる土圧等が伸縮自在管継手及びストッパーに加わることになるが、かかる外力 よりストッパーが伸長し、これに伴って伸縮自在管継手も多少伸長することとな り、一定以下の外力であればストッパーは破断することなく伸縮自在管継手の伸 縮動作は規制される。 これに対して、一定以上の外力が加わった場合にはストッパーの破断部を介し て該ストッパーが破断し、この破断により伸縮規制が解除されることとなり、よ って伸縮自在管継手が伸縮及び揺動動作を行って、該伸縮自在管継手の有する本 来の機能を発揮させ得るのである。 即ち、ストッパーの伸長可能な範囲で外力に応じて適当に伸縮自在管継手が伸 長することとなり、よってかかるストッパーが伸長する性質を利用して、その材 質や破断部の形状等を適宜変更することにより、種々の状況に応じて伸縮自在管 継手の伸縮規制を行わしめることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るストッパーの一実施例を示した伸
縮自在管継手の半裁断面図。
【図2】伸長状態にある伸縮自在管継手の半裁断面図。
【図3】従来に於ける伸縮自在管継手の搬送形態を示す
正面図。
【符号の説明】
1,1a…継手本体 20…破断部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の継手本体1,1aが伸縮自在とな
    るべく相互にスライド自在に嵌合された伸縮自在管継手
    の伸縮動作を規制するためのストッパーであって、該継
    手本体1,1aに夫々設けられたフランジ部間に架設さ
    れ且つ所定以上の外力が加わった際に破断しうる破断部
    20が設けられてなることを特徴とする伸縮自在管継手
    用ストッパー。
  2. 【請求項2】 前記破断部20が切欠部である請求項1
    記載の伸縮自在管継手用ストッパー。
  3. 【請求項3】 前記ストッパーが棒状に形成され且つそ
    の両端部にネジ部18が形成されてなる請求項1記載の
    伸縮自在管継手用ストッパー。
JP8361491U 1991-07-12 1991-07-12 伸縮自在管継手用ストッパー Expired - Lifetime JPH081353Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8361491U JPH081353Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 伸縮自在管継手用ストッパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8361491U JPH081353Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 伸縮自在管継手用ストッパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH058175U true JPH058175U (ja) 1993-02-05
JPH081353Y2 JPH081353Y2 (ja) 1996-01-17

Family

ID=13807367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8361491U Expired - Lifetime JPH081353Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 伸縮自在管継手用ストッパー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081353Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015151646A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 株式会社水道技術開発機構 被覆体付き伸縮可撓管
JP2015222113A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 株式会社水道技術開発機構 伸縮可撓継手
JP2016017600A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 日本ヴィクトリック株式会社 伸縮可撓継手及びその取り付け方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015151646A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 株式会社水道技術開発機構 被覆体付き伸縮可撓管
JP2015194215A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社水道技術開発機構 被覆体付き伸縮可撓管
CN106104132A (zh) * 2014-03-31 2016-11-09 株式会社水道技术开发机构 带包覆体伸缩挠性管
US10161555B2 (en) 2014-03-31 2018-12-25 Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. Coated expandable-contractible flexible pipe
JP2015222113A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 株式会社水道技術開発機構 伸縮可撓継手
JP2016017600A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 日本ヴィクトリック株式会社 伸縮可撓継手及びその取り付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH081353Y2 (ja) 1996-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3485271A (en) Protector for casings,pipes and other cylindrical objects
JPS6329985Y2 (ja)
DE9311500U1 (de) Schubgesicherte Steckmuffenverbindung
EP1136741A2 (en) Flexible fluid-transport pipe joint apparatus
JPH058175U (ja) 伸縮自在管継手用ストツパー
JP2652336B2 (ja) 管路用漏水補修伸縮可撓継手
US5975585A (en) Pipe coupling device
JP6300161B2 (ja) 管路曲線部用耐震離脱防止継手及びそれを使用した地中管路
CN217653441U (zh) 一种活动式直壁卡扣接头
JP3185858B2 (ja) 離脱防止形管継手
JPH10332061A (ja) 離脱防止形管継手
JPH0522715Y2 (ja)
JPH08338576A (ja) 離脱防止具および離脱防止継手
JPS6115071Y2 (ja)
JPH0453509Y2 (ja)
JP6874967B2 (ja) 継手管の伸縮規制構造及び第2伸縮規制具
GB2042118A (en) Pipe coupling
JP2001241581A (ja) 管継手
JPH0416051Y2 (ja)
JP4269643B2 (ja) 伸縮可撓管の伸縮移動規制装置
JPS6329986Y2 (ja)
JP2868742B2 (ja) 管接続部の離脱防止装置
JPS626379Y2 (ja)
JPS6224585B2 (ja)
JPS583919Y2 (ja) 可縮h形鋼支保工

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term