JPH058122U - 車両用変速機 - Google Patents

車両用変速機

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JPH058122U
JPH058122U JP5390491U JP5390491U JPH058122U JP H058122 U JPH058122 U JP H058122U JP 5390491 U JP5390491 U JP 5390491U JP 5390491 U JP5390491 U JP 5390491U JP H058122 U JPH058122 U JP H058122U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機のオーバランの発生条件であることを
事前に運転者に知らしめ得ることを目的とする。 【構成】 セレクトスイッチ19とスピードセンサ22
から出力される検出信号に基づいて、レンジギヤ段のハ
イ側とロー側の切換位置の中立位置で、かつ車速が所定
値以上のときに、マグネチックバルブ25に開信号と大
気開放ポートを閉塞する信号とを出力することにより、
エアシリンダ装置24のピストン26を介してインナシ
ャフト18に対し、インナシャフト18のロー側への作
動を阻止するような抵抗力を発生させるようにして、セ
レクトレバー17をロー側に切換操作することを不能に
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用変速機に関し、特に、主変速機の出力側に高速段・低速段切 換用の副変速機を備え、ダブルH型のシフトパターンを有するセレクト及びシフ ト操作機構を備えた変速機のオーバラン防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トレーラを牽引するトラクタ等では、通常のトラック等に比べて車両総 重量が重くなることから、走行性能を向上させるために主変速機(メインギヤ段 )の出力側に高速段・低速段切換用の副変速機(レンジギヤ段)を備えた多段変 速機が搭載される。
【0003】 かかる多段変速機として、従来、実開昭63−82850号公報に示すものが ある。 この多段変速機は、前進9段、後進1段の変速位置を有し、ダブルH型のシフ トパターンを有するセレクト及びシフト操作機構におけるセレクトレバー位置に 対応したレンジギヤ段の高速段・低速段切換信号に基づいて切換指令を発し、該 切換指令信号を受けてレンジギヤ段の高速段・低速段切換用アクチュエータへ駆 動信号を発するレンジギヤ段の高速段・低速段切換制御手段を備えている。
【0004】 上記シフトパターンは、図4に示すように、セレクト列は5列で、Hパターン HPを2個備えた所謂WHパターンと呼ばれる人間工学上、現在のシフト位置が 比較的判り易い4列のセレクト列に更に1列のセレクト列が追加され、ローレン ジLRとハイレンジHRに区分されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような車両用変速機において、レンジギヤ段の構造に絡む変速 機のオーバランが発生することがある。 このオーバランが発生する条件は、高速走行時(所定車速以上)にローレンジ 側にセレクト操作する場合であり、オーバランが発生すると、シンクロ機構やリ ードルベアリング等の破損や焼き付き等が発生する。
【0006】 このため、従来では、かかるオーバランを防止する機構が提案されており、図 5に示すようなものが知られている。 上述したように、オーバランが発生する条件は、高速走行時(所定車速以上) にローレンジ側にセレクト操作する場合であり、かかる操作がされた場合に、電 磁バルブ1を閉じてローレンジ側へのセレクト操作用のエア回路2を遮断し、更 にブザー3を鳴らすようにしている。
【0007】 この場合、電磁バルブ1とブザー3は、レンジギヤ段のアウトプットシャフト 4の回転センサ5からの信号により作動するスピードディテクタ6とロー側への セレクト操作用のエア回路2に介装されたエア圧力スイッチ7とから出力される 信号により作動される。 しかしながら、上記のような従来のオーバラン防止機構にあっては、高速走行 時(所定車速以上)にローレンジ側にセレクト操作がなされた後に上述したエア 回路2の遮断を行うと共に、ブザー3を鳴らすという事後処理制御であるため、 運転者にとって奇異に感じられることや驚かされることがある。
【0008】 例えば、高速走行時にローレンジ側にセレクト操作をした場合、上述したエア 回路2の遮断によりセレクト動作は行われないが、そのセレクト操作状態のまま 車速が低速域に落ちると同時にセレクト動作が行われることがあり、車両に対す る信頼感を損なわれることがある。 尚、変速機のインターロック機構としては、従来、実開昭63−150142 号公報に示されるものがある。又、変速機に使用される変速機構として、従来、 特開昭59−1851号公報に示されるものがある。
【0009】 本考案は上述のような従来の問題点に鑑み、変速機のオーバランの発生条件で あることを事前に運転者に知らしめ得る構成とすることにより、運転者にとって 奇異に感じられることや驚かされることを無くし、車両に対する信頼感を高める ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の車両用変速機は、主変速機の出力側に高速段・低速段切換 用の副変速機を備えると共に、ダブルH型のシフトパターンを有するセレクト及 びシフト操作機構を備え、該操作機構におけるセレクトレバー位置に対応した副 変速機の高速段・低速段切換信号に基づいて切換指令を発し、該切換指令信号を 受けて副変速機の高速段・低速段切換用アクチュエータへ駆動信号を発する副変 速機の高速段・低速段切換制御手段を備えてなる車両用変速機において、前記副 変速機の高速段・低速段切換位置の中立位置を検出する中立位置検出手段と、車 速検出手段と、前記副変速機の低速段への切換動作を阻止する切換動作阻止手段 とを設け、各検出手段から出力される検出信号に基づいて、副変速機の高速段・ 低速段切換位置の中立位置で、かつ車速が所定値以上のときに、前記切換動作阻 止手段を作動する制御手段を設けた構成とする。
【0011】 又、前記切換動作阻止手段は、セレクト及びシフト操作機構におけるセレクト レバー及びシフトレバーと連係するインナシャフトのセレクト方向の動きを阻止 するエアシリンダ装置と、該エアシリンダ装置の一方のピストン室に出入りさせ るエアを切り換えるマグネチックバルブとから構成し、エアを前記ピストン室に 導入することにより、ピストンをインナシャフトのセレクト方向の動きを阻止す る位置まで作動させる構成とするのが好ましい。
【0012】 更に、前記切換動作阻止手段は、セレクト及びシフト操作機構におけるセレク トレバー及びシフトレバーと連係するインナシャフトを筒状のハウジング内に摺 動自由に配設し、該ハウジングの一方の端部にエアシリンダ装置の本体を構成す る筒部を一体成形し、該筒部内にピストンを内蔵すると共に、前記インナシャフ トの端部を該ピストン端面に相対向して臨ませる一方、筒部内に一端部がピスト ンに係止され、他端部がインナシャフトの端部に係止されてピストンをインナシ ャフトから離間させる方向に押圧付勢するリターンスプリングを介装し、筒部に ピストンの作動用エアの供給孔を開設した構成とすることができる。
【0013】
【作用】
かかる構成において、中立位置検出手段と車速検出手段から出力される検出信 号に基づいて、副変速機の高速段・低速段切換位置の中立位置で、かつ車速が所 定値以上のときに、副変速機の低速段への切換動作を阻止するようにしたから、 セレクトレバーを低速段側に切換操作することが不能となり、運転者にセレクト 不能を知らしめる。
【0014】 この結果、変速機のオーバランを確実に防止することができ、シンクロ機構や ニードルベアリング等の破損や焼き付き等が発生を防止でき、しかも、高速走行 時(所定車速以上)において低速段側へのセレクト操作を不能するという事前処 理制御であるため、運転者が奇異に感じられることや驚くこと等がなく、車両に 対する信頼感を高めることができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例のレンジギヤ段コントロール系統図を示す。 この図において、レンジギヤ段のアクチュエータは、エアシリンダ装置10か らなり、該エアシリンダ装置10のピストン室a,bに出入りさせるエアリザー バ28からのエアをハイ用とロー用のマグネチックバルブ11,12で切り換え ることにより、図のハイ側とロー側に切り換えられ、ハイ側はセレクト位置スイ ッチ13によって検出され、ロー側はセレクト位置スイッチ14によって検出さ れる。前記エアシリンダ装置10のピストンロッド15にはレンジフォーク16 が取り付けられており、更に、ピストンロッド15には前記セレクト位置センサ 13,14を作動する作動部15a,15bが形成されている。
【0016】 一方、セレクト及びシフト操作機構におけるセレクトレバー17及び図示しな いシフトレバーと連係するインナシャフト18には、インナシャフト18がハイ 側とロー側とハイ・ロー切換位置の中立位置側の何れかに操作されたかを検出す るセレクトスイッチ19の作動部18aが設けられている。このセレクトスイッ チ19からの信号はコントロールボックス20に入力されている。又、メインギ ヤ段の中立位置を検出する中立位置センサ21が設けられており、該センサ21 から出力される出力は前記コントロールボックス20に入力される。
【0017】 そして、中立位置センサ21がメインギヤ段中立位置を検出し、前記セレクト スイッチ19がハイ側に切り換えられたときには、コントロールボックス20か らハイ側マグネチックバルブ11に開信号と大気開放ポートを閉塞する信号とが 出力されると共に、ロー側マグネチックバルブ12に閉信号と大気開放ポートを 開放する信号とが出力される。又、セレクトスイッチ19がロー側に切り換えら れたときには、コントロールボックス20からロー側マグネチックバルブ12に 開信号と大気開放ポートを閉塞する信号とが出力されると共に、ハイ側マグネチ ックバルブ11に閉信号と大気開放ポートを開放する信号とが出力される。
【0018】 上記コントロールボックス20は、上述のように、セレクト及びシフト操作機 構におけるセレクトレバー17位置に対応したレンジギヤ段の高速段・低速段切 換信号に基づいて切換指令を発し、該切換指令信号を受けてレンジギヤ段の高速 段・低速段切換用アクチュエータ(エアシリンダ装置10)へ駆動信号を発する レンジギヤ段の高速段・低速段切換制御手段の機能を奏する。
【0019】 ここで、前記セレクトスイッチ19と車速検出手段から出力される検出信号に 基づいて、レンジギヤ段の高速段・低速段切換位置の中立位置で、かつ車速が所 定値以上のときに、レンジギヤ段の低速段への切換動作を阻止する切換動作阻止 手段を作動する制御手段が設けられる。 即ち、レンジギヤ段の出力軸の回転から車速を検出する車速検出手段としての スピードセンサ22が設けられている。このスピードセンサ22から出力される 検出信号はコントロールユニット23に入力される。
【0020】 切換動作阻止手段は、インナシャフト18のセレクト方向の動きを阻止するエ アシリンダ装置24と、該エアシリンダ装置24の一方のピストン室cに出入り させるエアを切り換えるマグネチックバルブ25とから構成される。 前記エアシリンダ装置24は、ピストン26によって仕切られる2つのピスト ン室c,dを備え、一方のピストン室dにはインナシャフト18が挿入され、該 インナシャフト18の端部はピストン26に相対向される。ピストン室dには、 ピストン26をピストン室c側に押圧付勢するリターンスプリング27が配設さ れる。他方のピストン室cには、エアリザーバ28からのエア配管29が前記マ グネチックバルブ25を介して接続される。かかるマグネチックバルブ25には 、前記コントロールユニット23から出力される制御信号が入力される。即ち、 コントロールユニット23は、セレクトスイッチ19とスピードセンサ22から 出力される検出信号に基づいて、レンジギヤ段のハイ側とロー側の切換位置の中 立位置で、かつ車速が所定値以上のときに、マグネチックバルブ25に開信号と 大気開放ポートを閉塞する信号とを出力する。これにより、エアリザーバ28か らのエアがピストン室cに導入されると、ピストン26はインナシャフト18の ロー側へのセレクト動作を阻止する位置まで移動される。
【0021】 この場合、インナシャフト18の動作が6/7速と8/9速との間の範囲に限 定されるようにする。 尚、インナシャフト18のセレクト動作の阻止力はエア圧で作動しているため 、インナシャフト18をより大きな力で押せば動かすことが可能であるが、セレ クト操作に大きな抵抗を付与して運転者にセレクト操作不能を知らしめる。
【0022】 前記コントロールボックス20には、コントロールユニット23から出力され る信号が入力される。又、コントロールユニット23から出力される制御信号に より作動されるブザー30が設けられている。 そして、かかるコントロールボックス20は、コントロールユニット23が、 セレクトスイッチ19とスピードセンサ22から出力される検出信号に基づいて 、レンジギヤ段がロー側にセレクトされ、かつ車速が所定値以上のときに出力す る制御信号に基づいてフザー30を作動させる制御信号を出力する。
【0023】 かかる構成によると、セレクトスイッチ19とスピードセンサ22から出力さ れる検出信号に基づいて、レンジギヤ段のハイ側とロー側の切換位置の中立位置 で、かつ車速が所定値以上のときに、マグネチックバルブ25に開信号と大気開 放ポートを閉塞する信号とを出力することにより、エアシリンダ装置24のピス トン26を介してインナシャフト18に対し、該インナシャフト18のロー側へ の作動を阻止するような抵抗力を発生させるようにしたから、セレクトレバー1 7をロー側に切換操作することが不能となる。即ち、図4のセレクトパターンに おける6/7速列より左手側へのセレクト動作が不能となり、運転者にセレクト 不能を知らしめる。
【0024】 この結果、変速機のオーバランを確実に防止することができ、シンクロ機構や ニードルベアリング等の破損や焼き付き等が発生を防止でき、しかも、高速走行 時(所定車速以上)においてロー側へのセレクト操作を不能するという事前処理 制御であるため、運転者が奇異に感じられることや驚くこと等がなく、車両に対 する信頼感を高めることができる。
【0025】 尚、上述の切換動作阻止手段のエアシリンダ装置は、セレクト及びシフト操作 機構と一体化して形成することができる。 この実施例を図2に示す。 尚、この実施例は、図3のように、セレクト列は4列で、ローレンジLRとハ イレンジHRに区分されたシフトパターンを有する変速機に適用されるものであ る。
【0026】 図において、セレクト及びシフト操作機構におけるシフトレバー31を連結し たインナシャフト32は筒状のハウジング33内に摺動自由に配設されている。 このハウジング33の一方の端部には、エアシリンダ装置の本体を構成する筒 部33aが一体成形される。この筒部33a内にはピストン34が内蔵されると 共に、前記インナシャフト32の端部が該ピストン34端面に相対向して臨まさ れている。又、筒部33a内には一端部がピストン34のフランジ部34aに係 止され、他端部がインナシャフト32の端部に係合されたワッシャ35に係止さ れてピストン34をインナシャフト32から離間させる方向に押圧付勢するリタ ーンスプリング36が介装される。このリターンスプリング36は、インナシャ フト32のリターンスプリングを兼ねており、該インナシャフト32をリバース 位置から1/2速位置まで復帰させるものである。筒部33aの端部には、エア 供給孔37が開設され、該エア供給孔37には図1に示したようなエアリザーバ からのエア配管がマグネチックバルブを介して接続される。
【0027】 かかる構成において、エアリザーバからのエアをエア供給孔37から供給する と、ピストン34がリターンスプリング36の弾性力に抗して押圧され、該ピス トン34はインナシャフト32のロー側へのセレクト動作を阻止する位置まで移 動される。 この場合、ピストン34はワッシャ35の位置まで移動して固定され、インナ シャフト32の動作が3/4速と5/6速との間の範囲に限定されるようにする 。
【0028】 尚、インナシャフト32のセレクト動作の阻止力はエア圧で作動しているため 、インナシャフト32をより大きな力で押せば動かすことが可能であるが、セレ クト操作に大きな抵抗を付与して運転者にセレクト操作不能を知らしめる。 かかる構成によれば、エアシリンダ装置をセレクト及びシフト操作機構と一体 化して形成するようにしたから、レンジギヤ段の低速段への切換動作を阻止する 切換動作阻止手段を安価に提供でき、しかも信頼性の向上を図ることが可能とな る。
【0029】 尚、上記実施例の構造は、本考案の構造的制約を示すものではなく、本考案は 実用新案登録請求の範囲に記載された範囲内で変形が自由である。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の車両用変速機によれば、副変速機の高側と低側 の切換位置の中立位置で、かつ車速が所定値以上のときに、副変速機の低速段へ の切換動作を阻止する構成としたから、変速機のオーバランを確実に防止するこ とができ、しかも、セレクト操作を不能するという事前処理制御であるため、運 転者が奇異に感じられることや驚くこと等がなく、車両に対する信頼感を高める ことができる実用的効果大なるものである。
【0031】 又、切換動作阻止手段は、セレクト及びシフト操作機構におけるインナシャフ トのセレクト方向の動きを阻止するエアシリンダ装置と、該エアシリンダ装置の 一方のピストン室に出入りさせるエアを切り換えるマグネチックバルブとから構 成し、エアを前記ピストン室に導入することにより、ピストンをインナシャフト のセレクト方向の動きを阻止する位置まで作動させる構成とすることができ、特 に、切換動作阻止手段を、インナシャフトを筒状のハウジング内に摺動自由に配 設し、該ハウジングの一方の端部にエアシリンダ装置の本体を構成する筒部を一 体成形し、該筒部内にピストンを内蔵すると共に、前記インナシャフトの端部を 該ピストン端面に相対向して臨ませる一方、筒部内に一端部がピストンに係止さ れ、他端部がインナシャフトの端部に係止されてピストンをインナシャフトから 離間させる方向に押圧付勢するリターンスプリングを介装し、筒部にピストンの 作動用エアの供給孔を開設した構成とすれば、切換動作阻止手段を安価に提供で き、しかも信頼性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用変速機の副変速機コント
ロール系統図
【図2】 本考案に係る車両用変速機における切換動作
阻止手段の実施例を示す断面図
【図3】 同上実施例の車両用変速機におけるシフトパ
ターンを示す図
【図4】 主変速機の出力側に高速段・低速段切換用の
副変速機を備えた変速機におけるダブルH型のシフトパ
ターンを示す図
【図5】 従来の車両用変速機の副変速機コントロール
系統図
【符号の説明】
10 エアシリンダ装置 11 マグネチックバルブ 12 マグネチックバルブ 17 セレクトレバー 18 インナシャフト 19 セレクトスイッチ 20 コントロールボックス 22 スピードセンサ 23 コントロールユニット 24 エアシリンダ装置 25 マグネチックバルブ 32 インナシャフト 33 ハウジング 33a 筒部 34 ピストン 36 リターンスプリング 37 エア供給孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主変速機の出力側に高速段・低速段切換用
    の副変速機を備えると共に、ダブルH型のシフトパター
    ンを有するセレクト及びシフト操作機構を備え、該操作
    機構におけるセレクトレバー位置に対応した副変速機の
    高速段・低速段切換信号に基づいて切換指令を発し、該
    切換指令信号を受けて副変速機の高速段・低速段切換用
    アクチュエータへ駆動信号を発する副変速機の高速段・
    低速段切換制御手段を備えてなる車両用変速機におい
    て、前記副変速機の高速段・低速段切換位置の中立位置
    を検出する中立位置検出手段と、車速検出手段と、前記
    副変速機の低速段への切換動作を阻止する切換動作阻止
    手段とを設け、各検出手段から出力される検出信号に基
    づいて、副変速機の高速段・低速段切換位置の中立位置
    で、かつ車速が所定値以上のときに、前記切換動作阻止
    手段を作動する制御手段を設けたことを特徴とする車両
    用変速機。
  2. 【請求項2】前記切換動作阻止手段は、セレクト及びシ
    フト操作機構におけるセレクトレバー及びシフトレバー
    と連係するインナシャフトのセレクト方向の動きを阻止
    するエアシリンダ装置と、該エアシリンダ装置の一方の
    ピストン室に出入りさせるエアを切り換えるマグネチッ
    クバルブとから構成し、エアを前記ピストン室に導入す
    ることにより、ピストンをインナシャフトのセレクト方
    向の動きを阻止する位置まで作動させる構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載の車両用変速機。
  3. 【請求項3】前記切換動作阻止手段は、セレクト及びシ
    フト操作機構におけるセレクトレバー及びシフトレバー
    と連係するインナシャフトを筒状のハウジング内に摺動
    自由に配設し、該ハウジングの一方の端部にエアシリン
    ダ装置の本体を構成する筒部を一体成形し、該筒部内に
    ピストンを内蔵すると共に、前記インナシャフトの端部
    を該ピストン端面に相対向して臨ませる一方、筒部内に
    一端部がピストンに係止され、他端部がインナシャフト
    の端部に係止されてピストンをインナシャフトから離間
    させる方向に押圧付勢するリターンスプリングを介装
    し、筒部にピストンの作動用エアの供給孔を開設したこ
    とを特徴とする請求項2記載の車両用変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503730A (ja) * 2000-06-15 2004-02-05 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 車両変速機の電空式切換装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163257U (ja) * 1983-04-16 1984-11-01 三菱自動車工業株式会社 車両用変速装置

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