JPH0580921U - 乗員保護装置 - Google Patents
乗員保護装置Info
- Publication number
- JPH0580921U JPH0580921U JP1876992U JP1876992U JPH0580921U JP H0580921 U JPH0580921 U JP H0580921U JP 1876992 U JP1876992 U JP 1876992U JP 1876992 U JP1876992 U JP 1876992U JP H0580921 U JPH0580921 U JP H0580921U
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- Japan
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- acceleration sensor
- mechanical
- signal
- collision
- mechanical acceleration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械式加速度センサと半導体加速度センサを
用いた乗員保護装置の、機械式加速度センサの故障を未
然に検出する。 【構成】 マイコン2は半導体加速度センサ4の検出し
た加速度が機械式加速度センサ5がオンする加速度以上
であった場合、図中A点の電位を測定し機械式加速度セ
ンサ5の開閉状態を監視し、機械式加速度センサ5がオ
ンしていないときには機械式加速度センサ5が故障した
と判断して、警報信号dを警報回路7に出力して表示器
8を点灯する。
用いた乗員保護装置の、機械式加速度センサの故障を未
然に検出する。 【構成】 マイコン2は半導体加速度センサ4の検出し
た加速度が機械式加速度センサ5がオンする加速度以上
であった場合、図中A点の電位を測定し機械式加速度セ
ンサ5の開閉状態を監視し、機械式加速度センサ5がオ
ンしていないときには機械式加速度センサ5が故障した
と判断して、警報信号dを警報回路7に出力して表示器
8を点灯する。
Description
【0001】
本考案は、エアバッグ等の乗員保護装置のに関し、特に半導体加速度センサと 機械式加速度センサを用いた乗員保護装置に関する。
【0002】
従来の乗員保護装置はエアバッグの展開の制御を図5に示すようなエアバッグ 制御回路1で行なっている。このエアバッグ制御回路1は、バッテリ3と電流が 供給されることにより爆発しエアバッグ(図示せず)を展開させるインフレータ 6の間に挿入され、自動車の加速度(減速度)によって接点が閉じる機械式加速 度センサ5と、自動車の加速度に比例した電圧信号aを発生する半導体加速度セ ンサ4と、この電圧信号aに基づいて自動車の衝突を検出し、衝突信号cをイン フレータ6への電流の供給を制御するドライバ9に出力するマイコン2と、この マイコン2や半導体加速度センサ4の故障を検出し、ランプ等の表示器8を点灯 させる警報回路7とを備えている。
【0003】 マイコン2は、半導体加速度センサ4からの電圧信号aをA/D変換しディジ タル信号処理することで、車体の衝突による衝撃か、急ブレーキ、悪路走行によ る衝撃かを判別する。マイコン2は衝撃が車体の衝突によるものと判断すると、 ドライバ9に衝突信号cを出力し、この出力によってドライバ9の半導体スイッ チング手段がオン状態となり、インフレータ6とグランドをショートしてインフ レータ6に電流が流れる状態にする。
【0004】 一方、機械式加速度センサ5は図6に示すように、マイコン2が半導体加速度 センサ4が検出した電圧信号aに基づいて衝突と判定する加速度の値よりも低い 加速度で接点が閉じるように設定されている。
【0005】 このために、インフレータ6には半導体加速度センサ4とマイコン2が正常に 動作して衝突を検出し、かつ機械式加速度センサ5の接点が閉じたときにのみバ ッテリ3から電流が流され、エアバッグが展開するようになっている。
【0006】 このように半導体加速度センサ4の他に機械式加速度センサ5を併設するのは 、マイコン2、半導体加速度センサ4、ドライバ9がノイズで誤動作したり、半 導体素子が故障した場合に、誤ってエアバッグが展開しないようにして信頼性を 向上するためである。
【0007】
しかしながら従来の乗員保護装置では、エアバッグが誤って展開する誤動作に 対する信頼性は向上するが、機械式加速度センサ5の接点が加速度によって閉じ ないオープン故障を起こすと、衝突時にマイコン2が衝突を判定してもインフレ ータ6に電流が流れず、エアバッグを展開することができなくなってしまう。
【0008】
このような課題を解決するために、本考案はエアバッグを展開させるインフレ ータと電源の間に挿入され所定の加速度が加わるとオンする機械式加速度センサ と、加えられた加速度に比例した加速度信号を出力する半導体加速度センサと、 この半導体加速度センサの検出した加速度信号に基づいて衝突を検出し衝突信号 を出力するマイコンと、インフレータとグランド間に接続され衝突信号が入力さ れるとインフレータとグランドを短絡するドライバとを備えた乗員保護装置にお いて、 上記マイコンは機械式加速度センサの開閉状態を検出し、半導体加速度センサ の加速度信号が衝突を示す値以下であり、かつ機械式加速度センサが閉じる値以 上の時に、機械式加速度センサが閉じていなければ、機械式加速度センサが故障 したと判定し故障を報せる警報信号を出力する構成としたものである。
【0009】 また、機械式加速度センサと並列に外部からの信号によって開閉制御されるス イッチ手段を接続し、マイコンが機械式加速度センサの故障を検出するとスイッ チ手段に制御信号を出力し、スイッチ手段をオン状態にする構成としたものであ る。
【0010】
本考案によれば、半導体加速度センサの出力から機械式加速度センサがオンす る加速度が加わったときに、機械式加速度センサの開閉状態を監視することによ って、機械式加速度センサの故障を検出し、未然に故障を報せることができる。
【0011】
図1〜図2を参照して本考案による実施例を説明する。尚、従来技術と同じ構 成については、符号を同一とし、説明を省略する。
【0012】 本実施例では図1に示したように、機械式加速度センサ5の接点の開閉をマイ コン2でA点の電圧を測定することで検出する。
【0013】 マイコン2は図2のフローチャートに示したように、常に半導体加速度センサ 4からの電圧信号aを監視し、加速度の値が図3に示したような車体の衝突によ るものかどうかの閾値以上かどうかを判定し(ステップ104)、閾値以上であ ればドライバ9に衝突信号bを出力してエアバッグを展開させる(ステップ10 8)。
【0014】 もし、加速度の値が上記閾値以下であれば、その値が機械式加速度センサ5の 接点が閉じる加速度以上かを判定する(ステップ105)。機械式加速度センサ 5の接点が閉じる加速度以上であった場合には、その瞬間に機械式加速度センサ 5の接点が閉じたかどうかをA点の電圧から判定する(ステップ106)。測定 の結果、機械式加速度センサ5の接点が閉じていればステップ102に戻り、閉 じていなければ機械式加速度センサ5の故障と判断して、警報回路7に警報信号 dを出力し(ステップ107)、表示器8を点灯させる。
【0015】 尚、機械式加速度センサ5としては、例えばローラマイトセンサやリードスイ ッチ式センサが使用できる。
【0016】 また、図4に示すように、機械式加速度センサ5と並列にマイコン2からの制 御信号eによってオン/オフを切換えられるスイッチ10を接続し、マイコン2 が上述のように機械式加速度センサ5の故障を検出すると、制御信号eを出力し スイッチ10を閉じてインフレータ6に電流が流れるようにしても良い。尚、ス イッチ10としてはリレーやトランジスタ、MOS−FET等が考えられる。
【0017】
以上説明したように、本発考案によれば半導体加速度センサと機械式加速度セ ンサによって衝突を検出する乗員保護装置において、半導体加速度センサの検出 した加速度が機械式加速度センサのオンする値を示したときに、機械式加速度セ ンサの開閉状態を監視することによって、機械式加速度センサの故障を未然に検 知することができる。
【図1】本考案による実施例の回路図。
【図2】本考案による実施例のフローチャート図。
【図3】本考案による実施例のタイミングチャート図。
【図4】本考案による他の実施例の回路図。
【図5】従来技術の回路図。
【図6】従来技術のタイミングチャート図。
1 エアバッグ制御回路 2 マイコン 4 半導体加速度センサ 5 機械式加速度センサ 6 インフレータ 9 ドライバ 10 スイッチ手段
Claims (2)
- 【請求項1】 エアバッグを展開させるインフレータと
電源の間に挿入され所定の加速度が加わるとオンする機
械式加速度センサと、加えられた加速度に比例した加速
度信号を出力する半導体加速度センサと、この半導体加
速度センサの検出した加速度信号に基づいて衝突を検出
し衝突信号を出力するマイコンと、前記インフレータと
グランド間に接続され前記衝突信号が入力されると前記
インフレータとグランドを短絡するドライバとを備えた
乗員保護装置において、 前記マイコンは前記機械式加速度センサの開閉状態を検
出し、前記半導体加速度センサの加速度信号が衝突を示
す値以下であり、かつ前記機械式加速度センサが閉じる
値以上の時に、前記機械式加速度センサが閉じていなけ
れば、前記機械式加速度センサが故障したと判定し故障
を報せる警報信号を出力する構成としたことを特徴とす
る乗員保護装置。 - 【請求項2】 前記機械式加速度センサと並列に外部か
らの信号によって開閉制御されるスイッチ手段を接続
し、前記マイコンが前記機械式加速度センサの故障を検
出すると前記スイッチ手段に制御信号を出力し、前記ス
イッチ手段をオン状態にする構成としたことを特徴とす
る請求項1記載の乗員保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1876992U JPH0580921U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 乗員保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1876992U JPH0580921U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 乗員保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580921U true JPH0580921U (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=11980846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1876992U Pending JPH0580921U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 乗員保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0580921U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124648A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-02-03 | ローベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 自動車用安全装置の起動誤動作検出装置 |
JPH02306850A (ja) * | 1989-05-01 | 1990-12-20 | Automot Syst Lab Inc | 輸送機関乗員保護制御装置 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1876992U patent/JPH0580921U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124648A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-02-03 | ローベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 自動車用安全装置の起動誤動作検出装置 |
JPH02306850A (ja) * | 1989-05-01 | 1990-12-20 | Automot Syst Lab Inc | 輸送機関乗員保護制御装置 |
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