JPH0580761U - 記録ヘッド上下装置 - Google Patents

記録ヘッド上下装置

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JPH0580761U
JPH0580761U JP3040792U JP3040792U JPH0580761U JP H0580761 U JPH0580761 U JP H0580761U JP 3040792 U JP3040792 U JP 3040792U JP 3040792 U JP3040792 U JP 3040792U JP H0580761 U JPH0580761 U JP H0580761U
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JP
Japan
Prior art keywords
head
recording head
shaft
joined
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP3040792U
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English (en)
Inventor
幸広 金子
宏二 清水
昌男 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力を低減させるとともにメンテナンス
性に優れた記録ヘッド上下機構を提供する。 【構成】 記録ヘッドが装着されるヘッド支持部材を回
動自在に保持する支点軸と、その下端が記録ヘッドの上
面側に接合され上端がフランジに接合されたバネ部材
と、回転駆動機構とクラッチ機構により回転制御される
回転軸と、上記回転軸に接合され該軸の回転によりこの
回転運動を上記フランジの上下方向に対する運動に変換
してフランジを上下動させるヘッド上下アームとを少な
くとも備え、上記記録ヘッドの上下動時と押圧時にあっ
ては上記回転駆動機構によって上記回転軸を回転させ、
上記記録ヘッドの非移動時にあっては上記クラッチ機構
によって回転軸を固定保持する構成を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は記録紙の記録面に記録ヘッドの印字面を圧接・離間させる記録ヘッド 上下装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3はこの種の従来装置の一例を示す斜視図で、図中、1は記録ヘッドとして のサーマルヘッド、11はヘッド支持部材、12は支持軸、2はヘッド駆動機構 、21はバネ部材22はフランジ、23はヘッド上下アーム、24は回転軸、2 5aはウォームホイール、25bはウォームギア、26は駆動モータ、261は モータ軸、3はプラテンローラである。
【0003】 サーマルヘッド1の上面側にはヘッド支持部材11の一端側が接合されており 、このヘッド支持部材11の他端側が支持軸12に回動自在に嵌合されている。 そのため、サーマルヘッド1は支持軸12を支点として回動自在に構成されてい る。
【0004】 サーマルヘッド11の上面側にはバネ21の下端部が接合されている。図4に おいては、このバネ21が上記ヘッド支持部材11を介して接合された装置が示 されており、このバネ21の上端部にはフランジ22が接合され、さらにフラン ジ22の側面部にはベアリング221が配設されている。 上記フランジ22の近傍位置には回転軸24に接合されたヘッド上下アーム2 3が配設され、このヘッド上下アーム23の両脇にはU字状の溝が設けられ、該 溝によって上記ベアリング221を狭持するようになっている。 上記回転軸24は、上記ヘッド上下アーム23に接合されているとともにその 端部にはウォームホイール25aが接合されてなり、ウォームホイール25aの 回転を上記ヘッド上下アーム23に伝達するように構成されている。 上記ウォームホイール25aの側面部には溝が施され、ウォームギア25bの 側面部には螺旋状の溝が施されている。これらは、互いの軸が直交し、かつ、溝 同士が嵌合するように配設され、両者の軸間において回転を伝達するように構成 されている。また、このウォームギア25bはモータ軸261を介して回転駆動 機構としての駆動モータ26に接続されている。 ヘッド上下機構2はこれらの機構によって形成されている。
【0005】 この従来装置では、駆動モータ26によりウォームギア25bを回転させ、こ の回転をウォームホイール25aに伝達してヘッド上下アーム23を回動させる ことにより、サーマルヘッド1の上下動作と押圧動作を行うように構成されてい る。この動作を図4(a)〜(c)によって説明する。これらの図において、図 4の機構と同一部には同一符号を以て示してある。
【0006】 図4(a)はサーマルヘッド1のヘッドアップ状態を示した図である。この状 態において、ヘッド上下アーム23は上方に回動した状態になっている。このヘ ッド上下アーム23の溝に狭持されたベアリング221は、ヘッド上下アーム2 3の回動に応じて溝内を滑動して上方に引き上げられる。従って、フランジ22 およびバネ21もベアリング221とともに上方に移動することとなり、サーマ ルヘッド1をプラテンローラ3の上方に離間させている。
【0007】 図4(b)はサーマルヘッド1がプラテンローラ3上に当接している状態を示 した図である。ヘッド上下アーム23は略水平に位置付けられ、フランジ22お よびベアリング221はヘッド上下アーム23の位置付け角度に応じた場所に位 置付けられている。この状態においてバネ21には負荷は与えられておらず定常 状態となっている。従って、サーマルヘッド1からプラテンローラ3に加わる荷 重はヘッド周りの自重のみとなっている。
【0008】 図4(c)はサーマルヘッド1がプラテンローラ3に対して荷重を印加してい る状態、すなわちサーマルヘッド1の押圧動作の様子を示した図である。ヘッド 上下アーム23は下方側に回動してその溝に狭持されたベアリング221を下方 に押し下げている。従って、このベアリング221とともにフランジ22が下方 に押し下げられ、バネ21を圧縮している。この状態において、サーマルヘッド 1は先に述べた自重とバネ21の圧縮による弾性力によってプラテンローラ3を 押圧している。
【0009】 このように、従来装置においてはヘッド上下アーム23の回動によってサーマ ルヘッド1の上下動作および押圧動作が行われており、このヘッド上下アーム2 3の回動は、モータ26、ウォームギア25aおよびウォームホイール25bに よって行われていた。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来装置においては、上述した構成となっていたので次に示す問題点があ った。すなわち、駆動モータの動力の伝達効率が悪く無駄に電力を消費してし まう。ウォームギア25aとウォームホイール25bとの嵌合部における発熱 量が多く注油等の保守を必要とする。ウォームギア25aとウォームホイール 25bの組付けには高い精度が要求される。ウォームホイール25bのスラス ト方向に高い強度が要求される。 本考案はこれら問題点に対してなされたものであり、その目的とするところは 消費電力を低減させるとともにメンテナンス性に優れた記録ヘッド上下機構を提 供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の記録ヘッド上下装置は、 記録ヘッドが装着されるヘッド支持部材を回動自在に保持する支点軸と、その 下端が記録ヘッドの上面側に接合され上端がフランジに接合されたバネ部材と、 回転駆動機構とクラッチ機構により回転制御される回転軸と、上記回転軸に接合 され該軸の回転によりこの回転運動を上記フランジの上下方向に対する運動に変 換してフランジを上下動させるヘッド上下アームとを少なくとも備え、 上記記録ヘッドの上下動時と押圧時にあっては上記回転駆動機構によって上記 回転軸を回転させ、上記記録ヘッドの非移動時にあっては上記クラッチ機構によ って回転軸を固定保持する構成を有するものである。
【0012】
【作用】
この構成においては、記録ヘッドを任意の位置で保持するときはクラッチ機構 が作用し、記録ヘッドの移動もしくは押圧時には駆動モータへの電力供給が選択 的に行われる。また、回転伝達機構には平歯車が用いられているので伝達効率が 向上されるとともに組み付け作業と保守とが容易になる。従って、消費する電力 が低減されるとともにメンテナンス性が向上する。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す図で、図4と同一部には同一符号を以て示して ある。図中、25cはアーム側平歯車、25dはモータ側平歯車、4はクラッチ 機構を示している。 アーム側平歯車25cは上記回転軸24の一端側に接合されており、モータ側 平歯車25dはモータ軸261上であってこのアーム側平歯車25cに対応した 位置に配設され互いに噛合するように位置付けられている。 モータ軸261の一端側には駆動モータ26が接合され、他端側にはクラッチ 機構4が接合されており、駆動モータ26の回転力はモータ側平歯車25dおよ びアーム側平歯車25cを介して回転軸24に伝達されてヘッド上下アーム23 の回動駆動力となる。よって、上記駆動モータ26を正逆回転させることにより 、先に述べたサーマルヘッド1のヘッドアップやヘッド押圧動作が行なわれるこ とになる。
【0014】 次いでクラッチ機構4について説明する。図2はクラッチ機構4の構成を示す 断面図であり、(a)が軸を保持した様子を示した図であり、(b)が軸を開放 した様子を示した図である。 このクラッチ機構4は、モータ軸261にスプラインハブ46を介して接合さ れたインナーディスク42を、このインナーディスク42の外側(図4中左側) に配されたアウタディスク41と、内側(同右側)に配されたアーマチュア43 によって狭持する構成となっている。
【0015】 上記アウタディスク41は所定位置に固定されている傍ら、上記アーマチュア 43はコア44内に配設されたバネ47と電磁石45によってアウタディスク4 1側およびコア44側に付勢されるように制御される。 具体的には、上記電磁石45に電力が供給されていないときにはアーマチュア 43は、上記バネ47の弾性力によってアウタディスク41側に付勢されてアウ タディスク41とともにインナーディスク42を狭持してモータ軸261を固定 保持する。(図4(a)の状態) 一方、上記電磁石45に電力が供給されたときには、このアーマチュア43は 電磁石からの磁力によってコア44側に引き寄せられ、インナーディスク42を 開放しモータ軸261の回転を自由にしている。(図4(b)の状態)
【0016】 上記電磁石への電力供給は、上記駆動モータ26への電力供給と略同時に行わ れる。すなわち、駆動モータ26が回転してサーマルヘッド1を上下動や押圧動 作をさせたりするときには、電磁石45が作用することによりアーマチュア43 を引き寄せてモータ軸261の回転を自由とし、駆動モータ26が停止してサー マルヘッド1を所定位置に保持するときには、電磁石45は何等作用せずバネ4 7の弾性力によりインナーディスク42が狭持されてモータ軸261が固定保持 される。この電力供給時において、電力供給のタイミングは遅延バッファ等の適 宜手段によって制御され、適正な動作が補償されているのは勿論である。 この構成により、サーマルヘッド1の上下動および押圧動作のための駆動モー タ26ならびに電磁石45への電力供給は、これら動作時にのみ選択的に行えば 良いので、供給時間が短縮されるとともに消費電力が低減される。 また、動力の伝達には平歯車が用いられているので、動力の無駄が少なく、か つ、保守が容易であるという利点も有する。
【0017】 なお、以上はサーマルヘッドを例にとって説明を行ったが本考案はこれに限定 されるものではなく、頁幅を有する記録ヘッドであれば何でも良い。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の記録ヘッド上下装置によれば、消費電力を低減さ せるとともにメンテナンス性に優れた記録ヘッド上下機構を提供することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】本考案における要部を説明する図である。
【図3】従来装置の構成を示す構成説明図である。
【図4】従来装置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 ヘッド上下機構 21 バネ 23 ヘッド上下アーム 26 駆動モータ 4 クラッチ機構 41 アウタディスク 42 インナーディスク 43 アーマチュア 45 バネ 47 電磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドの記録側面を記録紙の記録面
    に圧接し、または記録面から離間させる記録ヘッド上下
    装置において、 記録ヘッドが装着されるヘッド支持部材を回動自在に保
    持する支点軸と、その下端が記録ヘッドの上面側に接合
    され上端がフランジに接合されたバネ部材と、回転駆動
    機構とクラッチ機構により回転制御される回転軸と、上
    記回転軸に接合され該軸の回転によりこの回転運動を上
    記フランジの上下方向に対する運動に変換してフランジ
    を上下動させるヘッド上下アームとを少なくとも備え、 上記記録ヘッドの上下動時と押圧時にあっては上記回転
    駆動機構によって上記回転軸を回転させ、上記記録ヘッ
    ドの非移動時にあっては上記クラッチ機構によって回転
    軸を固定保持することを特徴とする記録ヘッド上下装
    置。
JP3040792U 1992-04-09 1992-04-09 記録ヘッド上下装置 Pending JPH0580761U (ja)

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JP3040792U JPH0580761U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 記録ヘッド上下装置

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JP3040792U JPH0580761U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 記録ヘッド上下装置

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Publication Number Publication Date
JPH0580761U true JPH0580761U (ja) 1993-11-02

Family

ID=12303092

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3040792U Pending JPH0580761U (ja) 1992-04-09 1992-04-09 記録ヘッド上下装置

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JP (1) JPH0580761U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10086632B1 (en) 2017-05-31 2018-10-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing apparatus

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