JPH0541886Y2 - - Google Patents
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- JPH0541886Y2 JPH0541886Y2 JP1987190086U JP19008687U JPH0541886Y2 JP H0541886 Y2 JPH0541886 Y2 JP H0541886Y2 JP 1987190086 U JP1987190086 U JP 1987190086U JP 19008687 U JP19008687 U JP 19008687U JP H0541886 Y2 JPH0541886 Y2 JP H0541886Y2
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 32
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
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- Common Mechanisms (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、サーマルヘツドの発熱素子を選択的
に発熱して印字を行なうサーマルプリンタに係
り、特に、そのサーマルヘツドをプラテンに対し
接離するサーマルプリンタにおけるサーマルヘツ
ド移動装置に関する。
に発熱して印字を行なうサーマルプリンタに係
り、特に、そのサーマルヘツドをプラテンに対し
接離するサーマルプリンタにおけるサーマルヘツ
ド移動装置に関する。
前述したサーマルプリンタには、サーマルヘツ
ドの発熱素子の発熱にどりインクリボンのインク
を溶融して用紙に転写することにより印字を行な
う熱転写式のものと、同じくサーマルヘツドの発
熱素子の発熱により感熱記録紙を発色させて印字
を行なう感熱記録式のものとがあり、これらのい
ずれの方式においても、キヤリツジに搭載したサ
ーマルヘツドをキヤリツジとともにプラテンに沿
つて移動させて印字を行なうものの場合、印字時
にはキヤリツジに搭載したサーマルヘツドをプラ
テンに圧接せしめ、他方、キヤリツジリターン時
にはサーマルヘツドをプラテンから離間せしめる
ようにしている。
ドの発熱素子の発熱にどりインクリボンのインク
を溶融して用紙に転写することにより印字を行な
う熱転写式のものと、同じくサーマルヘツドの発
熱素子の発熱により感熱記録紙を発色させて印字
を行なう感熱記録式のものとがあり、これらのい
ずれの方式においても、キヤリツジに搭載したサ
ーマルヘツドをキヤリツジとともにプラテンに沿
つて移動させて印字を行なうものの場合、印字時
にはキヤリツジに搭載したサーマルヘツドをプラ
テンに圧接せしめ、他方、キヤリツジリターン時
にはサーマルヘツドをプラテンから離間せしめる
ようにしている。
このため、サーマルヘツドをプラテンに対し接
離するように移動させる、サーマルプリンタにお
けるサーマルヘツド移動装置が従来から知られて
いる。
離するように移動させる、サーマルプリンタにお
けるサーマルヘツド移動装置が従来から知られて
いる。
第3図および第4図はこのような従来のサーマ
ルプリンタにおけるサーマルヘツド移動装置の一
例を示すものであり、平板状のプラテン1がその
支持面2を上向きに配設されており、このプラテ
ン1の近傍には、プラテン1の長手方向と平行な
水平方向の軸線を有するガイドシヤフト3が架設
されている。このガイドシヤフト3には、フレー
ム状のキヤリツジ4が移動可能に支持されてお
り、このキヤリツジ4には図示しない駆動装置に
より走行されるワイヤ(図示せず)が接続され、
この駆動装置によりキヤリツジ4はガイドシヤフ
ト3に沿つて移動されることになる。
ルプリンタにおけるサーマルヘツド移動装置の一
例を示すものであり、平板状のプラテン1がその
支持面2を上向きに配設されており、このプラテ
ン1の近傍には、プラテン1の長手方向と平行な
水平方向の軸線を有するガイドシヤフト3が架設
されている。このガイドシヤフト3には、フレー
ム状のキヤリツジ4が移動可能に支持されてお
り、このキヤリツジ4には図示しない駆動装置に
より走行されるワイヤ(図示せず)が接続され、
この駆動装置によりキヤリツジ4はガイドシヤフ
ト3に沿つて移動されることになる。
前記ガイドシヤフト3には、前記キヤリツジ4
とともに移動し得るサーマルヘツド5が回動自在
に枢着されており、このサーマルヘツド5のサー
マルヘツド本体6は前記プラテン1の支持面2上
に臨み、プラテン1の支持面2に対向するサーマ
ルヘツド本体6の背面7には図示しない複数の発
熱素子が整列配置されている。また、前記キヤリ
ツジ4には、前記サーマルヘツド本体6の上方に
突出し水平方向に延在する支持シヤフト8が突設
されており、この支持シヤフト8の先端部には、
ほぼ鉛直面内において回動可能な押圧レバー9が
支持されている。一方、この押圧レバー9の先端
部近傍のサーマルヘツド本体6には、図示しない
自在継手を介して上方に突出する支持ロツド10
が突設されており、この支持ロツド10の外周に
はコイルばねからなる押圧ばね11が巻回されて
いる。そして、前記押圧レバー9の先端部には、
前記支持ロツド10に押圧ばね11の上部から嵌
合し得る押圧板12が突設されており、この押圧
板12が支持ロツド10に嵌合した状態におい
て、支持ロツド10の上端に被着された円板状の
ストツパ13により押圧ばね11および押圧板2
1は抜け止めされている。
とともに移動し得るサーマルヘツド5が回動自在
に枢着されており、このサーマルヘツド5のサー
マルヘツド本体6は前記プラテン1の支持面2上
に臨み、プラテン1の支持面2に対向するサーマ
ルヘツド本体6の背面7には図示しない複数の発
熱素子が整列配置されている。また、前記キヤリ
ツジ4には、前記サーマルヘツド本体6の上方に
突出し水平方向に延在する支持シヤフト8が突設
されており、この支持シヤフト8の先端部には、
ほぼ鉛直面内において回動可能な押圧レバー9が
支持されている。一方、この押圧レバー9の先端
部近傍のサーマルヘツド本体6には、図示しない
自在継手を介して上方に突出する支持ロツド10
が突設されており、この支持ロツド10の外周に
はコイルばねからなる押圧ばね11が巻回されて
いる。そして、前記押圧レバー9の先端部には、
前記支持ロツド10に押圧ばね11の上部から嵌
合し得る押圧板12が突設されており、この押圧
板12が支持ロツド10に嵌合した状態におい
て、支持ロツド10の上端に被着された円板状の
ストツパ13により押圧ばね11および押圧板2
1は抜け止めされている。
前記キヤリツジ4の内側には、図示しないモー
タが配設されており、このモータの回転軸14は
水平方向に延在しサーマルヘツド本体6の上方に
臨んでいる。この回転軸14には円板状のカム1
5が同心的に支持されており、このカム15の前
面16は、前記押圧レバー9の近傍に位置してい
る。このカム15の前面16には、回転軸14に
対し偏心した位置に環状のカム溝17が形成され
ており、このカム溝17には、前記押圧レバー9
に突設されているカムフオロワたるピン18が嵌
合されている。さらに、前記支持ロツド10に隣
接する位置の前記サーマルヘツド本体6にはばね
支持具19が突設され、また、前記キヤリツジ4
にはばね支持ピン20が突設されており、これら
のばね支持具19およびばね支持ピン20間に
は、サーマルヘツド本体6をプラテン1から離間
する方向にサーマルヘツド5を付勢するコイルば
ねからなる戻しばね21が介装されている。
タが配設されており、このモータの回転軸14は
水平方向に延在しサーマルヘツド本体6の上方に
臨んでいる。この回転軸14には円板状のカム1
5が同心的に支持されており、このカム15の前
面16は、前記押圧レバー9の近傍に位置してい
る。このカム15の前面16には、回転軸14に
対し偏心した位置に環状のカム溝17が形成され
ており、このカム溝17には、前記押圧レバー9
に突設されているカムフオロワたるピン18が嵌
合されている。さらに、前記支持ロツド10に隣
接する位置の前記サーマルヘツド本体6にはばね
支持具19が突設され、また、前記キヤリツジ4
にはばね支持ピン20が突設されており、これら
のばね支持具19およびばね支持ピン20間に
は、サーマルヘツド本体6をプラテン1から離間
する方向にサーマルヘツド5を付勢するコイルば
ねからなる戻しばね21が介装されている。
前述した構成によれば、第3図に示すように、
カム15の前面16に形成されているカム溝17
に嵌合しているピン18が回転軸14の近傍に位
置している状態においては、押圧レバー9は上昇
位置を取つており、したがつて、サーマルヘツド
5は戻しばね21により第3図において時計方向
に付勢され、そのサーマルヘツド本体6が支持面
2に図示しない用紙を載置してなるプラテン1か
ら離間するように位置決めされている。
カム15の前面16に形成されているカム溝17
に嵌合しているピン18が回転軸14の近傍に位
置している状態においては、押圧レバー9は上昇
位置を取つており、したがつて、サーマルヘツド
5は戻しばね21により第3図において時計方向
に付勢され、そのサーマルヘツド本体6が支持面
2に図示しない用紙を載置してなるプラテン1か
ら離間するように位置決めされている。
このような状態から第4図に示すサーマルヘツ
ド本体6がプラテン1に圧接する状態にするに
は、図示しないモータを駆動してカム15を回転
すると、カム15に対し偏心しているカム溝17
が回転することによりこのカム溝17に嵌合して
いるピン18が回転軸14から斜め下方に大きく
離間して押圧レバー9を第3図において時計方向
に回動せしめる。すると、この押圧レバー9に突
設されている押圧板12が支持ロツド10に沿つ
て下降し、押圧ばね11を圧接してこの押圧ばね
11にばねの力を蓄積させ、この押圧ばね11の
ばね力が戻しばね21のばね力に抗してサーマル
ヘツド5を回動せしめてそのサーマルヘツド本体
6をプラテン1上の用紙に圧接させる(第4図)。
したがつて、この第4図に示す状態においてキヤ
リツジ4を走行してサーマルヘツド5を移動させ
ながら用紙に対し印字を行なうことができる。
ド本体6がプラテン1に圧接する状態にするに
は、図示しないモータを駆動してカム15を回転
すると、カム15に対し偏心しているカム溝17
が回転することによりこのカム溝17に嵌合して
いるピン18が回転軸14から斜め下方に大きく
離間して押圧レバー9を第3図において時計方向
に回動せしめる。すると、この押圧レバー9に突
設されている押圧板12が支持ロツド10に沿つ
て下降し、押圧ばね11を圧接してこの押圧ばね
11にばねの力を蓄積させ、この押圧ばね11の
ばね力が戻しばね21のばね力に抗してサーマル
ヘツド5を回動せしめてそのサーマルヘツド本体
6をプラテン1上の用紙に圧接させる(第4図)。
したがつて、この第4図に示す状態においてキヤ
リツジ4を走行してサーマルヘツド5を移動させ
ながら用紙に対し印字を行なうことができる。
しかしながら、前述した従来のサーマルプリン
タにおけるサーマルヘツド移動装置によれば、サ
ーマルヘツド5のサーマルヘツド本体6をプラテ
ン1に圧接するためには、モータを駆動して押圧
レバー9を回動せしめ押圧ばね11を圧縮しなけ
ればならないが、その際、戻りばね21のばね力
に抗してサーマルヘツド5を回動させなければな
らないため、モータが大きな負荷を受けることに
なり、したがつて、大容量のモータを用意しなけ
ればならなかつた。
タにおけるサーマルヘツド移動装置によれば、サ
ーマルヘツド5のサーマルヘツド本体6をプラテ
ン1に圧接するためには、モータを駆動して押圧
レバー9を回動せしめ押圧ばね11を圧縮しなけ
ればならないが、その際、戻りばね21のばね力
に抗してサーマルヘツド5を回動させなければな
らないため、モータが大きな負荷を受けることに
なり、したがつて、大容量のモータを用意しなけ
ればならなかつた。
本考案は、このような従来のものにおける問題
点を克服し、サーマルヘツドをプラテンに圧接す
る際に戻しばねのばね力が作用しないようにして
小さい負荷でサーマルヘツドを移動し得るように
したサーマルプリンタにおけるサーマルヘツド移
動装置を提供することを目的とする。
点を克服し、サーマルヘツドをプラテンに圧接す
る際に戻しばねのばね力が作用しないようにして
小さい負荷でサーマルヘツドを移動し得るように
したサーマルプリンタにおけるサーマルヘツド移
動装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前述した問題点を解決するため本考案に係るサ
ーマルプリンタにおけるサーマルヘツド移動装置
は、サーマルヘツドの背部にサーマルヘツドをプ
ラテンに圧接する押圧ばねを配設し、この押圧ば
ねをカムにより回動可能とされた押圧レバーによ
り支持してこの押圧レバーの回動により押圧ばね
のばね力を蓄えるようにし、前記サーマルヘツド
をプラテンから離間する方向に付勢する戻しばね
の一端をサーマルヘツドに接続してなるサーマル
プリンタにおけるサーマルヘツド移動装置におい
て、前記押圧ばねを介した前記押圧レバーによる
サーマルヘツドの押圧時には前記戻しばねにばね
力を蓄えないように前記戻しばねの他端を前記押
圧レバーに接続したことを特徴としている。
ーマルプリンタにおけるサーマルヘツド移動装置
は、サーマルヘツドの背部にサーマルヘツドをプ
ラテンに圧接する押圧ばねを配設し、この押圧ば
ねをカムにより回動可能とされた押圧レバーによ
り支持してこの押圧レバーの回動により押圧ばね
のばね力を蓄えるようにし、前記サーマルヘツド
をプラテンから離間する方向に付勢する戻しばね
の一端をサーマルヘツドに接続してなるサーマル
プリンタにおけるサーマルヘツド移動装置におい
て、前記押圧ばねを介した前記押圧レバーによる
サーマルヘツドの押圧時には前記戻しばねにばね
力を蓄えないように前記戻しばねの他端を前記押
圧レバーに接続したことを特徴としている。
前述した構成の本考案によれば、戻しばねを押
圧レバーとサーマルヘツドとの間に介装したの
で、押圧レバーにより押圧ばねを介してサーマル
ヘツドを押動させる際には、押圧レバーおよびサ
ーマルヘツド間の隙間が小さくなり、戻しばねに
はばね力が蓄えられることがなく、したがつて小
さな負荷でサーマルヘツドをプラテンに圧接する
ことができる。
圧レバーとサーマルヘツドとの間に介装したの
で、押圧レバーにより押圧ばねを介してサーマル
ヘツドを押動させる際には、押圧レバーおよびサ
ーマルヘツド間の隙間が小さくなり、戻しばねに
はばね力が蓄えられることがなく、したがつて小
さな負荷でサーマルヘツドをプラテンに圧接する
ことができる。
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。なお、前述した従来のものと同一の構成につ
いては、図面中に同一の符号を付し、概略的に説
明する。
る。なお、前述した従来のものと同一の構成につ
いては、図面中に同一の符号を付し、概略的に説
明する。
第1図および第2図において、プラテン1の近
傍にはガイドシヤフト3が架設されており、この
ガイドシヤフト3には、フレーム状のキヤリツジ
4が移動可能に支持されている。
傍にはガイドシヤフト3が架設されており、この
ガイドシヤフト3には、フレーム状のキヤリツジ
4が移動可能に支持されている。
前記ガイドシヤフト3には、前記キヤリツジ4
とともに移動し得るサーマルヘツド5が回動自在
に枢着されており、このサーマルヘツド5のサー
マルヘツド本体6は前記プラテン1の支持面2上
に臨み、この支持面2に対向するサーマルヘツド
本体6の背面7には図示しない複数の発熱素子が
整列配置されている。また、前記キヤリツジ4に
は支持シヤフト8が突設されており、この支持シ
ヤフト8の先端部には押圧レバー9が支持されて
いる。一方、この押圧レバー9の先端部近傍のサ
ーマルヘツド本体6には、図示しない自在継手を
介して上方に突出する支持ロツド10が突設され
ており、この支持ロツド10の外周には押圧ばね
11が巻回されている。そして、前記押圧レバー
9の先端部には、前記支持ロツド10に押圧ばね
11の上部から嵌合し得る押圧板12が突設され
ており、これらの押圧ばね11および押圧板12
はストツパ13により抜け止めされている。
とともに移動し得るサーマルヘツド5が回動自在
に枢着されており、このサーマルヘツド5のサー
マルヘツド本体6は前記プラテン1の支持面2上
に臨み、この支持面2に対向するサーマルヘツド
本体6の背面7には図示しない複数の発熱素子が
整列配置されている。また、前記キヤリツジ4に
は支持シヤフト8が突設されており、この支持シ
ヤフト8の先端部には押圧レバー9が支持されて
いる。一方、この押圧レバー9の先端部近傍のサ
ーマルヘツド本体6には、図示しない自在継手を
介して上方に突出する支持ロツド10が突設され
ており、この支持ロツド10の外周には押圧ばね
11が巻回されている。そして、前記押圧レバー
9の先端部には、前記支持ロツド10に押圧ばね
11の上部から嵌合し得る押圧板12が突設され
ており、これらの押圧ばね11および押圧板12
はストツパ13により抜け止めされている。
前記キヤリツジ4の内側には、図示しないモー
タが配設されており、このモータの回転軸14に
は円板状のカム15が同心的に支持されている。
このカム15の前面16には、回転軸14に対し
偏心した位置に環状のカム溝17が形成されてお
り、このカム溝17には、前記押圧レバー9に突
設されている支持ロツド10が嵌合されている。
さらに、前記支持ロツド10に隣接する位置の前
記サーマルヘツド本体6にはばね支持具19が突
設されている。
タが配設されており、このモータの回転軸14に
は円板状のカム15が同心的に支持されている。
このカム15の前面16には、回転軸14に対し
偏心した位置に環状のカム溝17が形成されてお
り、このカム溝17には、前記押圧レバー9に突
設されている支持ロツド10が嵌合されている。
さらに、前記支持ロツド10に隣接する位置の前
記サーマルヘツド本体6にはばね支持具19が突
設されている。
ここまでの構成は、前述した従来のものと同様
であるが、本考案においては、特に、前記押圧レ
バー9の先端部にばね支持具22が突設されてお
り、これらのばね支持具22および前記ばね支持
具19間には、コイルばねからなる戻しばね23
が介装されている。
であるが、本考案においては、特に、前記押圧レ
バー9の先端部にばね支持具22が突設されてお
り、これらのばね支持具22および前記ばね支持
具19間には、コイルばねからなる戻しばね23
が介装されている。
つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用
について説明する。
について説明する。
第1図に示すように、カム15の前面16に形
成されているカム溝17に嵌合しているピン18
が回転軸14の近傍に位置している状態において
は、押圧レバー9は上昇位置を取つており、した
がつて、戻しばね23がこの押圧レバー9に引張
られることによりサーマルヘツド5は第1図にお
いて時計方向に付勢され、そのサーマルヘツド本
体6が支持面2に図示しない用紙を載置してなる
プラテン1から離間するように位置決めされてい
る。
成されているカム溝17に嵌合しているピン18
が回転軸14の近傍に位置している状態において
は、押圧レバー9は上昇位置を取つており、した
がつて、戻しばね23がこの押圧レバー9に引張
られることによりサーマルヘツド5は第1図にお
いて時計方向に付勢され、そのサーマルヘツド本
体6が支持面2に図示しない用紙を載置してなる
プラテン1から離間するように位置決めされてい
る。
このような状態から第2図に示すサーマルヘツ
ド本体6がプラテン1に圧接する状態にするに
は、図示しないモータを駆動してカム15を回転
すると、カム15に対し偏心しているカム溝17
が回転することによりこのカム溝17に嵌合して
いるピン18が回転軸14から斜め下方に大きく
離間して押圧レバー9を第1図において時計方向
に回動せしめる。すると、この押圧レバー9に突
設されている押圧板12が支持ロツド10に沿つ
て下降し、押圧ばね11を圧縮してこの押圧ばね
11にばね力を蓄積させ、この押圧ばね11のば
ね力がサーマルヘツド5を回動せしめてそのサー
マルヘツド本体6をプラテン1上の用紙に圧接さ
せる(第2図)。このとき、サーマルヘツド5お
よび押圧レバー9間に介装されている戻しばね2
3は、押圧レバー9がサーマルヘツド5のサーマ
ルヘツド本体6に近接する方向に回動されるため
ばね力を蓄えることがなく、したがつてサーマル
ヘツド5をプラテン1に圧接せしめる際にはモー
タにより押圧すればよく、この結果、小さな負荷
でサーマルヘツド5のサーマルヘツド本体6をプ
ラテン1に圧接することができる。
ド本体6がプラテン1に圧接する状態にするに
は、図示しないモータを駆動してカム15を回転
すると、カム15に対し偏心しているカム溝17
が回転することによりこのカム溝17に嵌合して
いるピン18が回転軸14から斜め下方に大きく
離間して押圧レバー9を第1図において時計方向
に回動せしめる。すると、この押圧レバー9に突
設されている押圧板12が支持ロツド10に沿つ
て下降し、押圧ばね11を圧縮してこの押圧ばね
11にばね力を蓄積させ、この押圧ばね11のば
ね力がサーマルヘツド5を回動せしめてそのサー
マルヘツド本体6をプラテン1上の用紙に圧接さ
せる(第2図)。このとき、サーマルヘツド5お
よび押圧レバー9間に介装されている戻しばね2
3は、押圧レバー9がサーマルヘツド5のサーマ
ルヘツド本体6に近接する方向に回動されるため
ばね力を蓄えることがなく、したがつてサーマル
ヘツド5をプラテン1に圧接せしめる際にはモー
タにより押圧すればよく、この結果、小さな負荷
でサーマルヘツド5のサーマルヘツド本体6をプ
ラテン1に圧接することができる。
前述したように本実施例によれば、サーマルヘ
ツド5のサーマルヘツド本体6をプラテン1に圧
接する際には戻しばね23が全く機能しないの
で、モータに大きな負荷がかかることがなく、し
たがつて、小さな容量のモータによりプラテン1
に対するサーマルヘツド5のサーマルヘツド本体
6の接離を安定的に行なうことができる。
ツド5のサーマルヘツド本体6をプラテン1に圧
接する際には戻しばね23が全く機能しないの
で、モータに大きな負荷がかかることがなく、し
たがつて、小さな容量のモータによりプラテン1
に対するサーマルヘツド5のサーマルヘツド本体
6の接離を安定的に行なうことができる。
なお、本考案は、前述した実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。
ものではなく、必要に応じて種々の変更が可能で
ある。
以上説明したように本考案によれば、プラテン
に対するサーマルヘツドの圧接時に戻しばねを機
能しないようにして小さい負荷でサーマルヘツド
を移動することができるという実用的な効果を奏
する。
に対するサーマルヘツドの圧接時に戻しばねを機
能しないようにして小さい負荷でサーマルヘツド
を移動することができるという実用的な効果を奏
する。
第1図および第2図は本考案に係るサーマルプ
リンタにおけるサーマルヘツド移動装置の実施例
を示すものであり、第1図はサーマルヘツドの離
間状態を示す斜視図、第2図はサーマルヘツドの
圧接状態を示す一部を省略した斜視図、第3図お
よび第4図は従来のサーマルプリンタにおけるサ
ーマルヘツド移動装置を示すものであり、第3図
は第1図に、第4図は第2図にそれぞれ相当する
図である。 1……プラテン、4……キヤリツジ、5……サ
ーマルヘツド、6……サーマルヘツド本体、9…
…押圧レバー、11……押圧ばね、15……カ
ム、17……カム溝、18……ピン、21,23
……戻しばね。
リンタにおけるサーマルヘツド移動装置の実施例
を示すものであり、第1図はサーマルヘツドの離
間状態を示す斜視図、第2図はサーマルヘツドの
圧接状態を示す一部を省略した斜視図、第3図お
よび第4図は従来のサーマルプリンタにおけるサ
ーマルヘツド移動装置を示すものであり、第3図
は第1図に、第4図は第2図にそれぞれ相当する
図である。 1……プラテン、4……キヤリツジ、5……サ
ーマルヘツド、6……サーマルヘツド本体、9…
…押圧レバー、11……押圧ばね、15……カ
ム、17……カム溝、18……ピン、21,23
……戻しばね。
Claims (1)
- サーマルヘツドの背部にサーマルヘツドをプラ
テンに圧接する押圧ばねを配設し、この押圧ばね
をカムにより回動可能とされた押圧レバーにより
支持してこの押圧レバーの回動により押圧ばねの
ばね力を蓄えるようにし、前記サーマルヘツドを
プラテンから離間する方向に付勢する戻しばねの
一端をサーマルヘツドに接続してなるサーマルプ
リンタにおけるサーマルヘツド移動装置におい
て、前記押圧ばねを介した前記押圧レバーによる
サーマルヘツドの押圧時には前記戻しばねにばね
力を蓄えないように前記戻しばねの他端を前記押
圧レバーに接続したことを特徴とするサーマルプ
リンタにおけるサーマルヘツド移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987190086U JPH0541886Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987190086U JPH0541886Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0193460U JPH0193460U (ja) | 1989-06-20 |
JPH0541886Y2 true JPH0541886Y2 (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=31481083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987190086U Expired - Lifetime JPH0541886Y2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541886Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4972561A (ja) * | 1972-11-18 | 1974-07-12 | ||
JPS5757981U (ja) * | 1980-09-24 | 1982-04-05 | ||
JPS61149387A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-08 | Nec Corp | プリンタ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5964246U (ja) * | 1982-10-23 | 1984-04-27 | 日本ビクター株式会社 | 熱転写型プリンタ装置 |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP1987190086U patent/JPH0541886Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4972561A (ja) * | 1972-11-18 | 1974-07-12 | ||
JPS5757981U (ja) * | 1980-09-24 | 1982-04-05 | ||
JPS61149387A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-08 | Nec Corp | プリンタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0193460U (ja) | 1989-06-20 |
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