JPH0580691U - 平行開閉チャック装置 - Google Patents
平行開閉チャック装置Info
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- JPH0580691U JPH0580691U JP3037392U JP3037392U JPH0580691U JP H0580691 U JPH0580691 U JP H0580691U JP 3037392 U JP3037392 U JP 3037392U JP 3037392 U JP3037392 U JP 3037392U JP H0580691 U JPH0580691 U JP H0580691U
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- Japan
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- fingers
- guide member
- pair
- chuck device
- industrial machine
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ロボット等の産業機械に装着され、一対のフ
ィンガをもってワークを釈放自在に把持する平行開閉チ
ャック装置について、ユニットを小型化し、交換作業を
簡単なものとする。 【構成】 一対のフィンガ16,17を支持したガイド
部材20をパチン錠30,31によって着脱自在にボデ
ィ1に接続する構造とし、把持しようとするワークの形
状が変わったときに、ボディ1をそのままに、ガイド部
材20のみを別のものと交換する。またボディ1を直
接、産業機械に接続する。
ィンガをもってワークを釈放自在に把持する平行開閉チ
ャック装置について、ユニットを小型化し、交換作業を
簡単なものとする。 【構成】 一対のフィンガ16,17を支持したガイド
部材20をパチン錠30,31によって着脱自在にボデ
ィ1に接続する構造とし、把持しようとするワークの形
状が変わったときに、ボディ1をそのままに、ガイド部
材20のみを別のものと交換する。またボディ1を直
接、産業機械に接続する。
Description
【0001】
本考案は、平行開閉チャック装置に関する。本考案の平行開閉チャック装置は ロボット等の産業機械に装着され、一対のフィンガをもってワークを釈放自在に 把持するものである。
【0002】
公知の平行開閉チャック装置は特定形状のワークを把持する一対のフィンガを 一体に備えており、またツールチェンジャを介して産業機械に装着されるもので ある。
【0003】
このため、この装置には次の問題がある。 イ)把持しようとするワークの形状が変わる度に装置全部を別規格のフインガ を備えた別の装置と交換しなければならず、実作業に際して複数の装置が必要で ある。またこの他にツールチェンジャが必要である。このため複数の装置とツー ルチェンジャよりなるユニットが非常に大掛かりなものとなり、コストも高いも のである。 ロ)産業機械にツールチェンジャを介して装置を装着するために、産業機械が 大きくなり、重くなる。 ハ)装置を交換する度にツールチェンジャに圧縮空気を供給しなければならな いために、交換作業が面倒である。
【0004】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、互いに対向した一対のフィンガと、 前記フィンガを互いの対向方向へ移動自在に支持したガイド部材と、流体圧アク チュエータおよび前記流体圧アクチュエータの駆動力を前記フィンガに伝達する 駆動力伝達部を内蔵したボディと、を備え、前記ガイド部材がパチン錠によって 着脱自在に前記ボディに接続されていることを特徴とする平行開閉チャック装置 を提供する。
【0005】
一対のフィンガを支持したガイド部材をパチン錠によって着脱自在にボディに 接続する構造とし、把持しようとするワークの形状が変わったときに、ボディを そのままに、ガイド部材のみを別のものと交換する。また当該装置はボディを直 接、産業機械に接続するものである。
【0006】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明すると、当該装置は、図1ない し図5に示すように、互いに対向した一対のフィンガ16,17と、このフィン ガ16,17を互いの対向方向へ移動自在に支持したガイド部材20と、流体圧 アクチュエータ2とこの流体圧アクチュエータ2の駆動力をフィンガ16,17 に伝達する駆動力伝達部7とを内蔵したボディ1と、を備えている。一対のフィ ンガ16,17は互いに近付く方向に移動して互いの間のワーク(図示せず)を 把持し、互いに離れる方向に移動してこのワークを釈放する。
【0007】 図1の内部構造において、ボディ1の外部側面に開口した一対のポート3,4 からシリンダ室5に圧縮空気等の流体圧を交互に供給すると、ピストン6が往復 動し、ピストン6と一体のロッド8が軸方向(図上上下方向)に往復動する。ロ ッド8が往復動すると、一対のレバー10,11がそれぞれボディ1に立設した 支点ピン12,13を中心として所定の回転角度をもって対称的に往復回転(揺 動)する。ロッド8とレバー10,11はそれぞれロッド8に突設した駆動ピン 9とレバー10,11に形成した切欠14の係合によって接続されている。レバ ー10,11が往復回転すると、一対のフィンガ16,17がそれぞれ互いの対 向方向に、すなわち互いに近付いたり離れたりする方向(図上左右方向)に直線 的にかつ対称的に往復動する。レバー10,11とフィンガ16,17はそれぞ れレバー10,11に形成した切欠15とフィンガ16,17に突設した作用ピ ン18,19の係合によって接続されている。 フィンガ16,17はそれぞれガイド部材20に支持され、かつこのガイド部 材20に多数の転動体を持った直動ベアリング21,22を介して直線的に移動 自在に接続されている。23と24はフィンガ16,17に形成した直動ベアリ ング21,22の転動溝、25はガイド部材20に形成した直動ベアリング21 ,22の転動溝であり、26ないし29はフィンガ16,17に固定されて直動 ベアリング21,22の転動体が脱落するのを防ぐストッパである。
【0008】 ガイド部材20は一対のパチン錠30,31によって着脱自在にボディ1に接 続されている。 パチン錠30,31はそれぞれボディ1の外部側面に取り付けられた取付プレ ート32,33と、取付プレート32,33に設けられた支点軸34,35と、 支点軸34,35を中心に回転する操作レバー36,37と、操作レバー36, 37に回転自在に支持された略U字形のフック38,39と、を備えており、操 作レバー36,37を矢示A方向に引き起こし、フック38,39をガイド部材 20に設けた鉤状の係合部40,41に引っ掛け、操作レバー36,37を矢示 B方向に押し倒すことによってボディ1にガイド部材20を接続し、また操作レ バー36,37を矢示A方向に引き起こし、フック38,39を係合部40,4 1から外すことによってボディ1からガイド部材20をから取り外すものであっ て(図6参照)、着脱作業ないし交換作業を極めて簡単にワンタッチでなし得る 特徴を有している。尚、ボディ1からガイド部材20をから取り外すと、フィン ガ16,17の作用ピン18,19がレバー10,11の切欠15から外れるこ とになる。
【0009】 またボディ1の外部正面に、図2に示すように、ピストン6の往復動方向に沿 って二本の溝42,43が設けられ、この溝42,43の中にピストン6の作動 時における位置を検知するセンサ(磁気近接スイッチ)44,45が取り付けら れている。またボディ1の外部上面には、図4に示すように、当該ボディ1を産 業機械(図示せず)に接続するための、ねじ孔46,47が設けられている。
【0010】 上記平行開閉チャック装置はボディ1を直接、産業機械に接続される。そして 把持しようとするワークの形状が変わったときに、ボディ1を産業機械に装着し たまま、一対のフィンガ16,17を支持したガイド部材20のみを別のものと 交換する。別のものは一対のフィンガ16,17の規格をワークの形状に合わせ て変更したものであって、ガイド部材20を一対のパチン錠30,31によって 着脱自在にボディ1に接続することは同じである。但し、ガイド部材20のフィ ンガ16,17を支持案内する構造はフィンガ16,17の規格に伴って変更さ れる。このためガイド部材20を予め、係合部40,41を備えたアダプタ部4 8と、フィンガ16,17を支持案内するガイド部49とに分けておけば、前者 のアダプタ部48を全てのガイド部材20において共用することができ、または 少なくとも複数のアダプタ部48の規格を統一することが可能である。アダプタ 部48とガイド部49は互いにボルト50止めされている。 ボディ1は産業機械に装着されままであり、このボディ1に流体圧の供給配管 とセンサ44,45の配線が接続されている。このためガイド部材20の交換に 際していちいちこの配管や配線を取り外す必要がない。
【0011】
本考案は次の効果を奏する。 イ)把持しようとするワークの形状が変わったときに、装置全部ではなく、一 対のフィンガを支持したガイド部材を交換するだけである。またツールチェンジ ャが不要である。このため一つのボディと複数のガイド部材よりなるユニットが 従来より小ぶりなものとなり、コスト面でも有利なものとなる。 ロ)ツールチェンジャが不要であるために、産業機械に当該装置を装着したと きに、産業機械が従来のように大きくなったり重くなったりすることがない。 ハ)従来技術では装置を交換する度にツールチェンジャに圧縮空気を供給しな ければならなかったが、本考案によればこれが不要である。また本考案によれば パチン錠を操作するだけでガイド部材を着脱、交換することができる。このため 着脱、交換作業が極めて簡単なものとなる。
【図1】本考案の実施例に係る平行開閉チャック装置の
内部構造説明図
内部構造説明図
【図2】同平行開閉チャック装置の正面図
【図3】同平行開閉チャック装置の側面図
【図4】同平行開閉チャック装置の平面図
【図5】同平行開閉チャック装置の底面図
【図6】ボディからガイド部材を取り外した状態の内部
構造説明図
構造説明図
1 ボディ 2 流体圧アクチュエータ 3,4 ポート 5 シリンダ室 6 ピストン 7 駆動力伝達部 8 ロッド 9 駆動ピン 10,11 レバー 12,13 支点ピン 14,15 切欠 16,17 フィンガ 18,19 作用ピン 20 ガイド部材 21,22 直動ベアリング 23,24,25 転動溝 26,27,28,29 ストッパ 30,31 パチン錠 32,33 取付プレート 34,35 支点軸 36,37 操作レバー 38,39 フック 40,41 係合部 42,43 溝 44,45 センサ 46,47 ねじ孔 48 アダプタ部 49 ガイド部 50 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに対向した一対のフィンガ16,1
7と、前記フィンガ16,17を互いの対向方向へ移動
自在に支持したガイド部材20と、流体圧アクチュエー
タ2および前記流体圧アクチュエータ2の駆動力を前記
フィンガ16,17に伝達する駆動力伝達部7を内蔵し
たボディ1と、を備え、前記ガイド部材20がパチン錠
30,31によって着脱自在に前記ボディ1に接続され
ていることを特徴とする平行開閉チャック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992030373U JP2576918Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 平行開閉チャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992030373U JP2576918Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 平行開閉チャック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580691U true JPH0580691U (ja) | 1993-11-02 |
JP2576918Y2 JP2576918Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=12302080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992030373U Expired - Lifetime JP2576918Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 平行開閉チャック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576918Y2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07246585A (ja) * | 1994-03-11 | 1995-09-26 | Nok Corp | 平行開閉チャック装置 |
JPH07290392A (ja) * | 1994-04-22 | 1995-11-07 | Nok Corp | 平行開閉チャック装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6177000U (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-23 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP1992030373U patent/JP2576918Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6177000U (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-23 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576918Y2 (ja) | 1998-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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