JPH07290392A - 平行開閉チャック装置 - Google Patents

平行開閉チャック装置

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JPH07290392A
JPH07290392A JP6106239A JP10623994A JPH07290392A JP H07290392 A JPH07290392 A JP H07290392A JP 6106239 A JP6106239 A JP 6106239A JP 10623994 A JP10623994 A JP 10623994A JP H07290392 A JPH07290392 A JP H07290392A
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Futoshi Yamamoto
太 山本
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Nok Corp
Hikari Corp
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N O K F TECH KK
Nok Corp
Hikari Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボット等の産業機械に装着され、一対のフ
ィンガ14の移動に伴ってワークを釈放自在に把持する
チャック装置について、把持しようとするワークの種類
が変わったときに、ボディ1、配管および配線をそのま
まに、フィンガ14を支持したアダプタ13のみを交換
すれば良く、ツールチェンジャが不要であり、アダプタ
13をボディ1に対して自動的に着脱する構造を提供す
る。 【構成】 一対のフィンガ14と、フィンガ14を移動
自在に支持したアダプタ13と、フィンガ移動用シリン
ダ部2、推力伝達部7およびアダプタロック用シリンダ
部21を内蔵したボディ1と、を備え、アダプタ13を
ボディ1に対して着脱自在とし、アダプタロック用シリ
ンダ部21とアダプタ13とに、アダプタロック用シリ
ンダ部21への圧力の給排により係合または係合解除作
動するロック部24を設けることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平行開閉チャック装置
に関する。本発明の平行開閉チャック装置は、ロボット
等の産業機械に装着され、一対のフィンガの移動に伴っ
てワークを釈放自在に把持するものである。
【0002】
【従来の技術】公知の平行開閉チャック装置は一般に、
当該チャック装置全体を交換するために、ツールチェン
ジャを介して作業機械に装着されており、またその構成
部品である一対のフィンガを、同じく構成部品であるボ
ディに対して移動自在ではあるが、取り外しはできない
ように取り付けている。一対のフィンガには、把持しよ
うとするワークの大きさおよび形状に合った形状の一対
のアタッチメントが取り付けられる。またボディには、
その内部のピストンが所定の往復動位置に来たことを検
知し、もってフィンガが所定の移動位置にあることを検
知する磁気近接センサが取り付けられる。
【0003】しかしながら、上記従来技術には、以下の
問題がある。 実作業に際しては、把持しようとするワークの種類
が複数あるのが普通である。したがって、このワークの
種類と同数のツールチェンジャのアダプタ、チャック装
置および磁気近接センサを用意しなければならないため
に、これらにツールチェンジャ本体を加えて、多大な部
品コストが必要である。 作業の進行に伴って、把持しようとするワークの種
類の分だけ、ツールチェンジャのアダプタ、チャック装
置および磁気近接センサを用意し、ツールチェンジャの
アダプタへの配管(作動圧力供給用)および配線(磁気
近接センサ作動用)を行なわなければならない。したが
って、これらの作業に多大な手間がかかる。 ツールチェンジャを備えたユニット全体が非常に大
掛かりなものであるために、産業機械の可搬送質量が小
さく、タクトタイムが長く、精度が良くない。
【0004】また本願発明者が先に提案した実開平5−
80691号考案においては、パチン錠を手作業で操作
するために、この操作が面倒または厄介である問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、把持しようとするワークの種類と同数のチャック装
置および磁気近接センサが不要であるとともに、ツール
チェンジャが不要であり、もって、この分、部品コスト
を低減させた平行開閉チャック装置を提供することを目
的とする。また把持しようとするワークの種類が変わっ
ても、ツールチェンジャのアダプタ、チャック装置およ
び磁気近接センサを交換する必要がないとともに、ワー
クの種類の分だけ、配管および配線を行なう必要がな
く、もって、この分、組立作業を容易にした平行開閉チ
ャック装置を提供することを目的とする。またツールチ
ェンジャが不要であり、もって、この分、産業機械の可
搬送質量を大きく、タクトタイムを短く、精度を向上さ
せた平行開閉チャック装置を提供することを目的とす
る。またフィンガを支持したアダプタをボディに対して
着脱自在としたことに関連して、この接続に関する係合
または係合解除作動が、圧力の給排により自動的になさ
れ、もって上記手作業を不要とした平行開閉チャック装
置を提供することを目的とする。
【0006】また、これに加えて、アダプタの有無を検
出し、これを外部に信号として出力することが可能な平
行開閉チャック装置を提供することを目的とする。また
アダプタによるフィンガの支持構造が小型、軽量であ
り、かつ高剛性、高寿命、高精度である平行開閉チャッ
ク装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の平行開閉チャック装置は、互いに対向した
一対のフィンガと、前記フィンガをその対向方向へ移動
自在に支持したアダプタと、フィンガ移動用シリンダ
部、前記フィンガ移動用シリンダ部の推力を前記フィン
ガに伝達する推力伝達部およびアダプタロック用シリン
ダ部を内蔵したボディと、を備え、前記アダプタを前記
ボディに対して着脱自在とし、前記アダプタロック用シ
リンダ部と前記アダプタとに、前記アダプタロック用シ
リンダ部への圧力の給排により係合または係合解除作動
するロック部を設けることにした(請求項1)。
【0008】また、これに加えて、ボディに、アダプタ
の有無を検出するとともに外部に信号を出力する検出手
段が取り付けられていることにした(請求項2)。また
アダプタが、直動ベアリングの転動体のみを介してフィ
ンガを移動自在に支持していることにした(請求項
3)。
【0009】
【作用】上記構成を備えた本発明の平行開閉チャック装
置においては、ボディが産業機械に直接接続され、この
ボディに対して配管および配線が接続される。把持しよ
うとするワークの種類が変わったときには、ボディ、配
管および配線はそのままで、フィンガを支持したアダプ
タのみが交換される。ボディがそのままであるために、
ボディの交換のために用いられてきたツールチェンジャ
が不要となる。またロック部が、アダプタロック用シリ
ンダ部への圧力の給排により、自動的に係合または係合
解除作動するために、パチン錠を操作するときのような
手作業が不要となる。
【0010】またボディに、アダプタの有無を検出する
とともに外部に信号を出力する検出手段が取り付けられ
ていると、この検出手段による検出および信号出力作動
により、アダプタの有無を検出し、これを外部に信号と
して出力することが可能である。またアダプタが、直動
ベアリングの転動体のみを介してフィンガを移動自在に
支持していると、アダプタによるフィンガの支持構造が
小型、軽量であり、かつ高剛性、高寿命、高精度とな
る。
【0011】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0012】図1ないし図12に示すように、当該平行
開閉チャック装置は、互いに対向した一対のフィンガ1
4と、このフィンガ14をその対向方向へ移動自在に支
持したアダプタ13と、フィンガ移動用シリンダ部2、
このフィンガ移動用シリンダ部2の推力をフィンガ14
に伝達する推力伝達部7およびアダプタロック用シリン
ダ部21を内蔵したボディ1と、を備えており、一対の
フィンガ14に、ワーク(図示せず)を直接、把持する
一対のアタッチメント(図示せず)が取り付けられてい
る。このアタッチメントは、ワークを旨く把持し得るよ
うに、把持しようとするワークの大きさおよび形状に合
った形状を備えており(ワークの大きさおよび形状によ
り異なる形状を備えている)、かつ一旦、フィンガ14
に取り付けられたら、取り外されないものである(した
がって、アタッチメントのみの交換は予定されていな
い)。
【0013】図1の内部構造において、略箱形を呈する
ボディ1の正面に開口した一対の圧力供給ポート3(図
2参照)からフィンガ移動用シリンダ部2のシリンダ室
4に圧縮空気(作動圧力)が交互に供給されると、ピス
トン5が往復動し、ピストン5に接続されたロッド8が
軸方向に往復動する。ロッド8が往復動すると、一対の
レバー10がそれぞれ、ボディ1に立設された支点ピン
6を中心として、所定の回転角度をもって対称的に往復
回転(揺動)する。ロッド8とレバー10はそれぞれ、
ロッド8に突設された駆動ピン9と、レバー10に設け
られた切欠部11との係合により、直線運動を回転運動
に変換すべく接続されている。一対のレバー10が対称
的に往復回転すると、一対のフィンガ14がそれぞれ互
いの対向方向に、すなわち互いに近付いたり離れたりす
る方向に、直線的にかつ対称的に往復動する(図5参
照)。レバー10とフィンガ14はそれぞれ、レバー1
0に突設された作用ピン12と、フィンガ14に設けら
れた切欠部15との係合により、回転運動を直線運動に
変換すべく接続されている。作用ピン12と切欠部15
は、アダプタ13がボディ1に接続されるのに伴って係
合し、アダプタ13がボディ1から取り外されるのに伴
って、係合が外される。フィンガ14はそれぞれアダプ
タ13に支持され、かつこのアダプタ13に、多数の転
動体18を備えた直動ベアリング17を介して直線的に
往復動自在に接続されている。アタッチメントはそれぞ
れフィンガ14の下側に、位置決めピン16により位置
決めされた状態で固定されている。
【0014】一対のフィンガ14を支持したアダプタ1
3は、以下の構成により、ボディ1に着脱自在に接続さ
れている。
【0015】すなわち、図1に示したように、ボディ1
の内部において、フィンガ移動用シリンダ部2を真ん中
に挾んで、その左右に、一対のアダプタロック用シリン
ダ部21が設けられており、このアダプタロック用シリ
ンダ部21とアダプタ13とにそれぞれ、アダプタロッ
ク用シリンダ部21への圧力の給排により係合または係
合解除作動するロック部24が設けられている。一対の
ロック部24は互いに対称であり、それぞれ以下の構成
を備えている。
【0016】すなわち、アダプタロック用シリンダ部2
1のシリンダ室22にピストン23が摺動自在に内挿さ
れており、ピストン23にロッド25が接続され、ロッ
ド25が下方に長く突出し、ロッド25の周面に、上向
きの押圧斜面27を備えた切欠状の押圧部26が設けら
れている。ボディ1の正面壁部および背面壁部に、フィ
ンガ移動用シリンダ部21の下方に位置して、横長長円
形を呈する一対のガイド用凹部28が設けられており、
このガイド用凹部28に、平行ピン状、ローラ状または
ボール状の係合体29が、ガイド用凹部28の長円形に
沿って、かつこの長円形の範囲内で、左右方向にスライ
ドまたは転動自在に係合されている。アダプタ13の上
部左右に一対のフック部30が設けられており、このフ
ック部30にそれぞれ、係合体29が着脱自在に係合す
る略円弧形の係合用凹部31が設けられている。フック
部30にそれぞれ、上方へ向けて開口し、下方へ向けて
先止りの位置決め用凹部32が設けられている。またピ
ストン23の下側のシリンダ室22に、ピストン23お
よびロッド25を上方に向けて弾性付勢するスプリング
33が挿入されている。
【0017】図5は、アダプタ13が、ロック部24を
介してボディ1に接続された状態を示している。すなわ
ち、アダプタロック用シリンダ部21のピストン23お
よびロッド25がそれぞれ往復動の略上限に位置してお
り、ロッド25の下端部25aがアダプタ13の位置決
め凹部32に上下方向に余裕を持って摺動自在に挿入さ
れており、係合体29が、ロッド25の押圧部26の押
圧斜面27に、図上A方向に押されて、フック部30の
係合用凹部31に係合している。この状態で、フィンガ
移動用シリンダ部2のシリンダ室4に圧縮空気(作動圧
力)を供給することにより、フィンガ14が往復動し、
アタッチメントがワークを把持または釈放することは、
上記したとおりである。
【0018】図5の状態から、把持しようとするワーク
の種類の変更に伴って、フィンガ14を支持したアダプ
タ13を交換するに際しては、先ず、ボディ1の正面に
開口した圧力供給ポート34の一方(図2参照)から各
アダプタロック用シリンダ部21の、ピストン23の上
側のシリンダ室22に圧縮空気(作動圧力)を供給する
(下側のシリンダ室22からは空気排出)。すると、ピ
ストン23およびロッド25がスプリング33を押し縮
めながら下方へ移動し、図6に示すように、ロッド25
の下端面25bがアダプタ13(位置決め用凹部32の
内部底面32a)に当接する。この過程で、ロッド25
の押圧部26の押圧斜面27の高さ位置が下がるため
に、この押圧斜面27が係合体29をA方向へ押圧する
のが停止せしめられ、更に係合体29がフック部30の
係合用凹部31から外れる方向(B方向)へ移動するの
を許容される。ロッド25の下端面25bがアダプタ1
3に当接してからも圧縮空気の供給が続けられ、ロッド
25がその下端面25bにおいてアダプタ13を下方に
押圧し、アダプタ13が、図7に示すように、押し下げ
られ、図8に示すように、ボディ1から外される。この
一連の作動は、外されたアダプタ13が所定の場所に置
かれるように、所定の場所で行なわれる。
【0019】次いで、産業機械(図示せず)を動かし
て、アダプタ13無しの状態のボディ1を、これから接
続しようとするアダプタ13のところへ持って行き、圧
力供給ポート34への圧縮空気(作動圧力)の供給を停
止すると、ピストン23およびロッド25が移動し、ロ
ッド25の押圧部26の押圧斜面27が係合体29をA
方向へ押圧し、係合体29がフック部30の係合用凹部
31に係合し、アダプタ13がボディ1に接続される。
アダプタ13がボディ1に接続されたら、下側のシリン
ダ室22には常時、圧縮空気を供給するが、故障等、何
らかの理由により、圧縮空気が下側のシリンダ室22か
ら抜けてしまっても、スプリング33の弾性により、ロ
ック状態が維持される。
【0020】図1に示したように、ボディ1の上部に、
取付部材35をもって、フィンガ14の移動位置を検出
するとともに外部に信号を出力する変位センサ36が取
り付けられている。この変位センサ36は、その端面3
6aとピストン5の端面5aとの距離Lに応じて電圧を
略直線的に出力するものであり、この電圧をアンプ(図
示せず)により増幅し、補正し、シーケンサ、メータリ
レー(何れも図示せず)等に入力する。シーケンサ、メ
ータリレー等は、入力された電圧により、間接的に、ワ
ークの判別および把持の有無を判断する。
【0021】図3および図4に示したように、ボディ1
の一角にセンサ取付用凹部37が設けられており、この
センサ取付用凹部37に、アダプタ13の有無を検出す
るとともに外部に信号を出力する近接センサ38が挿入
されている。この近接センサ38は、その端面にアダプ
タ13が近付いたか否かで出力電圧を変化させるもので
あり、この電圧をシーケンサ(図示せず)に入力する。
シーケンサは、入力された電圧により、着脱の確認を行
なう。尚、この近接センサ38は、これに代えて、電気
接点による検出機構(ボディに一対のソケットを互いに
略平行に取り付けるとともに、アダプタに略コの字また
は略Uの字のピンを取り付け、ソケットがピンに嵌って
シーケンサへ電流が流れるか否かにより、アダプタの有
無を検出する)であっても良い。
【0022】上記構成を備えた平行開閉チャック装置
は、ボディ1をもって、産業機械に直接装着され、上記
したように作動するもので、以下の効果を奏する。
【0023】 把持しようとするワークの種類が変わ
ったときに、ボディ1、変位センサ36、近接センサ3
8、配管および配線をそのままに、フィンガ14を支持
したアダプタ13のみを交換すれば良い。ボディ1がそ
のままであるために、ボディ1の交換のために用いられ
てきたツールチェンジャが不要である。したがってワー
クの種類に応じて複数用意しなければならないのが、フ
ィンガ14を支持したアダプタ13のみであるために、
用意しなければならない部品数が従来より少なくなり、
この分、部品コストを低減させることができる。 把持しようとするワークの種類が変わったときに、
ボディ1、変位センサ36、近接センサ38、配管およ
び配線をそのままに、フィンガ14を支持したアダプタ
13のみを交換すれば良い。したがって交換作業が従来
より容易である。 ツールチェンジャが不要であって、この分、ユニッ
ト全体が小型、軽量である。したがって産業機械の可搬
送質量が従来より大きくなり、タクトタイムが従来より
長くなり、精度が従来より良くなる。 アダプタロック用シリンダ部21への圧力の給排に
より、ロック部24が自動的に係合または係合解除作動
する。したがってパチン錠を操作するときのような手作
業が不要である。
【0024】 アダプタロック用シリンダ部21に、
アダプタ13に設けられた位置決め用凹部32に摺動自
在に挿入されるとともにピストン23に接続されたロッ
ド25が備えられているために、このロッド25の位置
決め用凹部32に対する挿入作動により、アダプタ13
とボディ1とを、容易にかつ正確に位置決めすることが
できる。 アダプタロック用シリンダ部21に、その一方向作
動時にアダプタ13を押圧するとともにピストン23に
接続されたロッド25が備えられているために、このロ
ッド25のアダプタ13に対する押圧作動により、アダ
プタ13をボディ1から自動的に押し外すことができ
る。また、これによりアダプタ13をボディ1から強制
的に押し外すことになるために、当該チャック装置を垂
直下向き方向以外の方向で、使用することができる。 アダプタロック用シリンダ部21に、ピストン23
およびロッド25を一作動方向に弾性付勢するスプリン
グ33が備えられているために、このスプリング33の
ピストン23およびロッド25に対する付勢作動によ
り、圧力の供給が中断されても、ロック部24をロック
状態に維持することができる。したがってアダプタ13
が不用意にボディ1から脱落することがない。 ボディ1に、フィンガ14の移動位置を検出すると
ともに外部に信号を出力する変位センサ36、またはア
ダプタ13の有無を検出するとともに外部に信号を出力
する近接センサ38が取り付けられているために、これ
らのセンサ36,38の検出および信号出力作動によ
り、フィンガ14の移動位置またはアダプタ13の有無
を検出し、これを外部に信号として出力することができ
る。したがってワークの把持に関しての自動制御が促進
される。 アダプタ13が、直動ベアリング17の転動体18
のみを介してフィンガ14を移動自在に支持している
(従来は、アダプタ13が、直動ベアリング17のベア
リングブロック(転動体支持体)および転動体18を介
してフィンガ14を移動自在に支持していた)ために、
アダプタ13によるフィンガ14の支持構造が小型、軽
量であり、かつ滑り軸受の場合と比較して、高剛性、高
寿命、高精度である。
【0025】また更に、アダプタ13が、焼き入れした
ステンレス鋼または軸受鋼により成形されていると、位
置決め用凹部32も焼き入れされていることになるため
に、繰り返しの挿入動作による凹部32のへたり、摩耗
が軽減される。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。 把持しようとするワークの種類が変わったときに、
ボディ、配管および配線をそのままに、フィンガを支持
したアダプタのみを交換すれば良い。ボディがそのまま
であるために、ボディの交換のために用いられてきたツ
ールチェンジャが不要である。したがってワークの種類
に応じて複数用意しなければならないのが、フィンガを
支持したアダプタのみであるために、用意しなければな
らない部品数が従来より少なくなり、この分、部品コス
トを低減させることができる。 把持しようとするワークの種類が変わったときに、
ボディ、配管および配線をそのままに、フィンガを支持
したアダプタのみを交換すれば良い。したがって交換作
業が従来より容易である。 ツールチェンジャが不要であって、この分、ユニッ
ト全体が小型、軽量である。したがって産業機械の可搬
送質量が従来より大きくなり、タクトタイムが従来より
長くなり、精度が従来より良くなる。 アダプタロック用シリンダ部への圧力の給排によ
り、ロック部が自動的に係合または係合解除作動する。
したがってパチン錠を操作するときのような手作業が不
要である。
【0027】 ボディに、アダプタの有無を検出する
とともに外部に信号を出力する検出手段が取り付けられ
ている場合には、この検出手段による検出および信号出
力作動により、アダプタの有無を検出し、これを外部に
信号として出力することができる。したがってワークの
把持に関しての自動制御が促進される。 アダプタが、直動ベアリングの転動体のみを介して
フィンガを移動自在に支持している場合には、アダプタ
によるフィンガの支持構造が小型、軽量であり、かつ滑
り軸受の場合と比較して、高剛性、高寿命、高精度であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る平行開閉チャック装置の
内部構造説明図
【図2】同平行開閉チャック装置の正面図
【図3】同平行開閉チャック装置の側面図
【図4】同平行開閉チャック装置の平面図
【図5】同平行開閉チャック装置のフィンガ開状態を示
す内部構造説明図
【図6】同平行開閉チャック装置のアダプタ取外し次の
作動を示す内部構造説明図
【図7】同平行開閉チャック装置のアダプタ取外し次の
作動を示す内部構造説明図
【図8】同平行開閉チャック装置のアダプタ取外し次の
作動を示す内部構造説明図
【図9】同実施例に係るフィンガを支持したアダプタの
正面図
【図10】同アダプタの側面図
【図11】同アダプタの平面図
【図12】同アダプタの底面図
【符号の説明】
1 ボディ 2 フィンガ移動用シリンダ部 3,34 圧力供給ポート 4,22 シリンダ室 5,23 ピストン 5a,36a 端面 6 支点ピン 7 推力伝達部 8,25 ロッド 9 駆動ピン 10 レバー 11,15 切欠部 12 作用ピン 13 アダプタ 14 フィンガ 16 位置決めピン 17 直動ベアリング 18 転動体 21 アダプタロック用シリンダ部 24 ロック部 25a 下端部 25b 下端面 26 押圧部 27 押圧斜面 28 ガイド用凹部 29 係合体 30 フック部 31 係合用凹部 32 位置決め用凹部 32a 内部底面 33 スプリング 35 取付部材 36 変位センサ 37 センサ取付用凹部 38 近接センサ(検出手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図9】
【図10】
【図12】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図11】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向した一対のフィンガ(14)
    と、前記フィンガ(14)をその対向方向へ移動自在に
    支持したアダプタ(13)と、フィンガ移動用シリンダ
    部(2)、前記フィンガ移動用シリンダ部(2)の推力
    を前記フィンガ(14)に伝達する推力伝達部(7)お
    よびアダプタロック用シリンダ部(21)を内蔵したボ
    ディ(1)と、を備え、前記アダプタ(13)を前記ボ
    ディ(1)に対して着脱自在とし、前記アダプタロック
    用シリンダ部(21)と前記アダプタ(13)とに、前
    記アダプタロック用シリンダ部(21)への圧力の給排
    により係合または係合解除作動するロック部(24)を
    設けた平行開閉チャック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の平行開閉チャック装置におい
    て、ボディ(1)に、アダプタ(13)の有無を検出す
    るとともに外部に信号を出力する検出手段(38)が取
    り付けられていることを特徴とする平行開閉チャック装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1の平行開閉チャック装置におい
    て、アダプタ(13)が、直動ベアリング(17)の転
    動体(18)のみを介してフィンガ(14)を移動自在
    に支持していることを特徴とする平行開閉チャック装
    置。
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