JPH0580447U - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掃除機本体の集塵空間に集塵紙パックを簡単
かつ容易に支持できる支持機構を有する電気掃除機を提
供すること。 【構成】 １は吸引系を有する掃除機本体であって、そ
の内部には第１，第２の区画室１ａ，１ｂが設けられて
いる。第１の区画室１ａには吸引用のモ−タなどが配置
されている。第２の区画室１ｂの側部には集塵用の吸引
孔２が区画室１ｂに連通するように形成されている。第
２の区画室内における吸引孔２の周辺部分にはＬ形の支
持片３ａ，３ａを有する支持部３形成されている。この
支持部３には紙パック４が支持されている。尚、紙パッ
ク４は中央部に孔５を有する台紙６と、台紙６に接続さ
れたパック部７とから構成さけている。この紙パック４
は支持部３に、支持片３ａ，３ａに台紙６の端縁部が挿
入されるように、支持されている。尚、第２の区画室１
ｂには蓋体が開閉自在に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は電気掃除機に関し、特に掃除機本体への紙パックの取り付けを容易化 できる取り付け構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の電気掃除機は、例えば図４〜図５に示すように、掃除機本体Ａ の内部を第１，第２の区画室Ａ１，Ａ２に区画し、第１の区画室Ａ１に吸引モ− タ，制御系などを配置すると共に、第２の区画室Ａ２に蓋体Ｂを開閉自在に設け 、本体底部に移動用の車輪Ｃ，Ｄを配置し、第２の区画室Ａ２に連通する吸引孔 にホ−スＥを接続し、さらに第２の区画室Ａ２に紙パックＦを配置して構成され ている。特に、この紙パックＦの第２の区画室Ａ２への取り付けは、蓋体Ｂを開 放した状態で、紙パックＦの台紙Ｆ１の下端を吸引孔の下方に形成された受け部 Ｇに挿入した後、台紙Ｆ１の上端を係止具Ｈの爪にて引っ掛けることによって行 われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、紙パックＦは、図５に示すように、蓋体Ｂを開放した状態にて 第２の区画室Ａ２に対して着脱操作されるのであるが、その構成上、蓋体Ｂを充 分に開放できないために、紙パックＦの取り付け時に取り付け部分の下方を目視 することができない。従って、台紙Ｆ１の下端を受け部Ｇに挿入する際、挿入状 態を勘に頼らなければならないために、取り付け操作が極めて困難かつ面倒であ る。特に、台紙Ｆ１が柔らかい場合には、取り付け操作が一層困難かつ面倒にな るという問題がある。

【０００４】 それ故に、本考案の目的は、簡単な構成によって、紙パックの第２の区画室へ の取り付けを簡単かつ容易に行うことのできる電気掃除機を提供することにある 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

従って、本考案は、上述した目的を達成するために、掃除機本体に第１，第２ の区画室を設け、第１の区画室に吸引モ−タを配置すると共に、第２の区画室に 台紙を有する紙パックを吸引孔に連通するように支持してなり、前記紙パックの 支持部は、ほぼＬ形の支持片を離隔・対向するように形成して構成し、かつ紙パ ックの台紙を支持片部分に挿入したものであり、他の考案は第２の区画室を閉塞 する蓋体の内側にリブを形成し、このリブにて紙パックの台紙を押圧ないし近接 させたものである。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の一実施例について図１〜図２を参照して説明する。

【０００７】 同図において、１は掃除機本体であって、その内部は第１，第２の区画室１ａ ，１ｂに区画されている。第１の区画室１ａには吸引モ−タ，制御系などが配置 されている。第２の区画室１ｂの側部（前部）には吸引用のホ−スを接続するた めの吸引孔２が区画室１ｂに連通するように形成されている。この吸引孔２の周 辺部分には支持部３が設けられている。この支持部３は、例えば吸引孔２の周辺 部分の両側にＬ形の支持片３ａ，３ａを離隔して対向するように形成して構成さ れている。上述の支持部３には紙パック４が支持されている。この紙パック４は 、例えば中央部に塵埃を案内する孔５を有する台紙６と、台紙６に固定された袋 状のパック部７とから構成されている。

【０００８】 紙パック４の支持部３への取り付けは、図２に示すように、台紙６の両端縁を Ｌ形の支持片３ａ，３ａの間に挿入して押し下げる。これによって、吸引孔２と 孔６とが合致して取り付けを完了する。

【０００９】 図３は本考案の他の実施例を示すものであって、掃除機本体１には蓋体８が開 閉自在なるように配置されている。この蓋体８の内側にはリブ９が一体的に形成 されており、第２の区画室１ｂを閉塞する際に、リブ下端にて紙パック４の台紙 ６の上端部が押圧される。尚、リブ９は台紙６を押圧する他、台紙６が支持部３ から脱出しない程度に近接させることもできる。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、Ｌ形の支持片が支持部の上部から底部にかけて 形成されているために、蓋体が充分に開放されていなくても、支持片への紙パッ クの両端縁の挿入を簡単かつ確実に行うことができる。従って、紙パックの第２ の区画室への着脱操作を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す平面図である。

【図２】図１の要部斜視図である。

【図３】本考案の他の実施例を示す要部側断面図であ
る。

【図４】従来例の側面図である。

【図５】図４の要部側断面図である。

【符号の説明】

１ 掃除機本体 ２ 吸引孔 ３ 支持部 ３ａ 支持片 ４ 紙パック ５ 孔 ６ 台紙 ７ パック部 ８ 蓋体 ９ リブ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 掃除機本体に第１，第２の区画室を設
   け、第１の区画室に吸引モ−タを配置すると共に、第２
   の区画室に台紙を有する紙パックを吸引孔に連通するよ
   うに支持してなり、前記紙パックの支持部は、ほぼＬ形
   の支持片を離隔・対向するように形成して構成し、かつ
   紙パックの台紙を支持片部分に挿入したことを特徴とす
   る電気掃除機。
2. 【請求項２】 前記第２の区画室を閉塞する蓋体の内側
   にリブを形成し、このリブにて紙パックの台紙を押圧な
   いし近接させることを特徴とする請求項１記載の電気掃
   除機。