JPH058017Y2 - - Google Patents

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JPH058017Y2
JPH058017Y2 JP9737487U JP9737487U JPH058017Y2 JP H058017 Y2 JPH058017 Y2 JP H058017Y2 JP 9737487 U JP9737487 U JP 9737487U JP 9737487 U JP9737487 U JP 9737487U JP H058017 Y2 JPH058017 Y2 JP H058017Y2
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lubricating oil
hole
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piston rod
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、プレス加工時において、予め被加工
部品の表面に潤滑油を塗布しておくための潤滑油
塗布装置に関する。
〈従来の技術〉 このようなプレス加工としては、たとえば、第
2図に示すように、棒状体のニードル弁1の一端
部1aに筒状体のアンカ2を嵌挿固定するものが
ある。
この嵌挿固定には、第3図に示すようなプレス
加工装置が用いられている。
すなわち、テーブル3の貫通孔3a及びテーブ
ル3上に載置されたダイス4の加工孔4aを貫通
する中空状のピストンロツド5上にニードル弁1
を支持すると共に、該ニードル弁1の一端部1a
にアンカ2を嵌挿した後、アンカ2上部を図示し
ないシリンダに連結されたポンチ6により押圧し
ダイス4の加工孔4a内に圧入し、アンカ2を外
周から押圧変形させてニードル弁1に固定してい
る。アンカ2が固定されたニードル弁1は、その
後、ピストンロツド5の下降中にテーブル3から
排出される。なお、4bは、アンカ2をスムーズ
に加工孔4a内に圧入させるための面取り部であ
る。
また、アンカ2とダイス4の加工孔4aとの間
の摩擦係数を低下して押圧力を低減するために、
アンカ2を予め潤滑油内に投入しその外周壁に潤
滑油を付着させた後、図示しないパーツフイーダ
及び供給シユートを経由してプレス加工装置に供
給するようにしている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の方法では、ア
ンカ2の外周壁には潤滑油が付着しており、この
潤滑油の粘性によりアンカ2がパーツフイーダ内
等で滞留して設備稼働率を低下させたり、パーツ
フイーダ等を耐油処理するため設備が高価になる
という問題が生じていた。
さらに、潤滑油を付着させた後プレス加工する
まで相当長い距離を搬送しているため、搬送途中
で潤滑油の飛散が生じ、ダイス4との潤滑性を低
下させたり、作業環境を悪化させるなどの問題も
生じていた。
本考案はこのような従来の技術の問題点に着目
してなされたもので、設備稼働率を向上させ設備
原価の低減ができると共に、塗布潤滑油の飛散が
防止できる潤滑油塗布装置を提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案では、加工孔を備えたダイス
と、該加工孔を進退自在に貫通しその端面に被加
工部品を支持するピストンロツドと、該ピストン
ロツド上の被加工部品を加工孔内に圧入するポン
チと、を備えたプレス加工装置のダイス直前に、
加工孔と略同軸に形成されピストンロツド及び被
加工部品が通過可能でかつポンチが侵入可能な貫
通孔と、該貫通孔に開口する潤滑油溜まり部と、
被加工部品及びピストンロツドの各外周壁全周に
接触可能な内周面を有すると共に潤滑油溜まり部
内の潤滑油に内周面が浸される状態で取り付けら
れる環状の弾性部材と、を備えた潤滑油塗布装置
を、配設した。
〈作用〉 上記のような構成を採用したので、ポンチによ
りピストンロツド上の部品を押圧すると、該部品
は潤滑油塗布装置の貫通孔を通過して、ダイスの
加工孔内に圧入される。
貫通孔には潤滑油溜まり部が開口形成されてい
るので、部品が貫通孔を通過する際に、部品外周
壁に潤滑油溜まり部に貯留した潤滑油が付着す
る。
さらに、部品外周壁は、潤滑油溜まり部の潤滑
油に浸される状態で取り付けられた環状の弾性部
材内周面によりなぞられ、強制的にかつ短時間で
確実に部品外周壁に均一な潤滑油油膜が形成され
る。
以上のように、プレス加工装置内で、かつ、ダ
イス直前で、部品外周壁に潤滑油を塗布すること
ができるので、部品の滞留による設備稼働率の低
下や、耐油処理による設備の高価化が抑制できる
一方、搬送途中での潤滑油の飛散が防止できる。
〈実施例〉 以下に、本考案の一実施例について第1図に基
づいて説明する。なお、従来例と同様な要素には
同一の符号を付して説明を省略する。
ダイス4上部には、潤滑油塗布装置10が載置
されている。潤滑油塗布装置10には、ピストン
ロツド5、アンカ2及びポンチ6が遊挿される貫
通孔10aが形成されている。貫通孔10aの開
口部には、アンカ2をスムーズに加工孔4a内に
圧入させるための面取り部10dが形成されてい
る。
貫通孔10a内壁には、図示しない潤滑油供給
装置に接続された潤滑油通路10bが開口してい
る。貫通孔10a内壁には、潤滑油通路10bと
連通する周溝10cが形成されている。
周溝10c内には、リング状の取付部材12を
介して耐油性ゴムからなるリング状の弾性部材1
1が、その内周面を貫通孔10aから突出して取
り付けられている。
弾性部材11の内周面は、ピストンロツド5、
ポンチ6又はアンカ2それぞれの外周壁に当接し
て潤滑油の漏洩を図る一方、特に、アンカ2の通
過時には、その通過方向に若干弾性変形しアンカ
2の外周壁に弾性的に接触可能になつている。
取付部材12がダイス4側に移動するピストン
ロツド5、これに支持されたアンカ2及びポンチ
6の外周壁と干渉しないように、取付部材12の
内周面直径を、ピストンロツド5、アンカ2又は
ポンチ6の外周壁直径よりも大きく形成し、内周
面と外周壁との間に常時環状のクリアランスAを
形成している。
クリアランスA内には、潤滑油通路10bを介
して潤滑油が供給される。ここで、クリアランス
A及び潤滑油通路10bは本考案の潤滑油溜まり
部を構成する。
かかる構成によれば、ポンチ6によりアンカ2
をダイス4方向に押圧して移動させると、アンカ
2は貫通孔10a内を通過し、通過の際にクリア
ランスA内に貯留された潤滑油と接触してアンカ
2の外周壁に潤滑油が付着する。
さらに、アンカ2の外周壁はクリアランスAに
隣接して設けられた弾性部材12の内周面になぞ
られて、内周面近傍にある潤滑油が強制的に、か
つ、短時間(0.5秒程度)で付着させられ、均一
な潤滑油油膜がアンカ2の外周壁に形成される。
この直後に、アンカ2がダイス4の加工孔4a
内に圧入され、低い押圧力でニードル弁1と固定
される。
以上のように、アンカ2外周壁に加工直前で潤
滑油を塗布するので、従来のようにアンカ2がパ
ーツフイーダ等で滞留したり、パーツフイーダ等
を汚染することがない。さらに、潤滑油塗布から
非常に短時間で加工されるので、潤滑油の飛散も
防止することができる。
なお、実施例では、ニードル弁1とアンカ2と
の結合する場合について説明したが、被加工部品
をダイスの加工孔内に圧入してプレス加工するも
のであれば、たとえば、筒状の被加工部品単体を
絞り加工する場合にも適用することができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案の潤滑油塗布装置
はダイス直前に設けられるので、設備稼働率を向
上させ設備原価の低減ができると共に、塗布潤滑
油の飛散が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は同上の被加工部品の例を示す図、第3図は従
来のプレス装置の要部断面図である。 1……ニードル弁、2……アンカ、4……ダイ
ス、5……ピストンロツド、6……ポンチ、10
……潤滑油塗布装置、10a……貫通孔、10b
……潤滑油通路、11……弾性部材、12……取
付部材、A……クリアランス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加工孔を備えたダイスと、該加工孔を進退自在
    に貫通しその端面に被加工部品を支持するピスト
    ンロツドと、該ピストンロツド上の被加工部品を
    前記加工孔内に圧入するポンチと、を備えたプレ
    ス加工装置の前記ダイス直前に配設される潤滑油
    塗布装置において、前記加工孔と略同軸に形成さ
    れ前記ピストンロツド及び被加工部品が通過可能
    でかつ前記ポンチが侵入可能な貫通孔と、該貫通
    孔に開口する潤滑油溜まり部と、前記被加工部品
    及びピストンロツドの各外周壁全周に接触可能な
    内周面を有すると共に前記潤滑油溜まり部内の潤
    滑油に前記内周面が浸される状態で取り付けられ
    る環状の弾性部材と、を備えたことを特徴とする
    潤滑油塗布装置。
JP9737487U 1987-06-26 1987-06-26 Expired - Lifetime JPH058017Y2 (ja)

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JPS644525U JPS644525U (ja) 1989-01-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534425Y2 (ja) * 1991-04-05 1997-04-30 富士写真光機株式会社 潤滑油塗布具

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JPS644525U (ja) 1989-01-12

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