JPH058006U - 電子器具のクリツプ取付構造 - Google Patents

電子器具のクリツプ取付構造

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JPH058006U
JPH058006U JP6440591U JP6440591U JPH058006U JP H058006 U JPH058006 U JP H058006U JP 6440591 U JP6440591 U JP 6440591U JP 6440591 U JP6440591 U JP 6440591U JP H058006 U JPH058006 U JP H058006U
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clip
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克一 大場
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子器具に設けられるクリップを抜けにくく
する。 【構成】 収納体4の凹陥部4aにクリップ6の固定部
6cを挿入し先端部6bから基端部6dに向かう方向に
所定量移動させたときに固定部6cと当接するストッパ
部5を有し、その位置で固定部6cは収納体4の凹陥部
4aの底面(即ち、電子器具の壁面)と係止壁4bとで
保持される。 【効果】 クリップが電子器具に取付けられることにな
り、またクリップに、クリップの先端部から基端部方向
に加重が加わった場合(この状態は実使用で十分予想で
きる状態であり、クリップを持った電子器具を胸ポケッ
トの外側に取付け、電子器具の下方に延びているコード
を誤って引掛けた場合、クリップには上記の方向に加重
が加わることとなる)、固定部がストッパ部とぶつかる
為、クリップは抜けない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子器具を衣類などに固定するために備えられる電子器具のクリッ プ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、小型で持ち運び可能なヘッドホンオーディオの使用が一般的になってい る。その場合、本体を衣類のポケットやカバンに入れ本体からコードで接続され るヘッドホーンを耳に装着して使用するのが一般的であるが、操作ボタンが本体 の表面に設けられているために操作する度毎に、一々本体を取り出し操作を行う 必要があり、使い勝手が悪かった。その改善の為に、本体とコードで結ばれた遠 隔操作部を設け、手元で操作可能にしたものが提案されている。更に、遠隔操作 部にクリップを設けて遠隔操作部を着衣の胸ポケット等の外側に保持するように し、一々探さなくとも済むようにしたものが提案されるに至った。
【0003】 前記のヘッドホンオーディオのクリップの取付け構造に関する従来の技術は図 6に示すように、壁面61aを有する遠隔操作部のケース61と、前記壁面61 aに形成された箱状の収納体62と、一部が該収納体62に収納されるクリップ 63とを備える。
【0004】 なお収納体62は、一側面に開口部62aを有する穴62bが設けられ、該穴 62bの底部にはストッパ部62cを持つ。クリップ63は先端部63cおよび 基端部63dを有し該基端部63dは穴62bに収納される固定部63bを備え る。なお上記固定部63bは両側辺が、ぎざぎざ形状でかつ、収納体62の穴6 2bの幅よりやや幅広の嵌合部63aと、前記ストッパ部62cと当接する止め 部63eとを有する。
【0005】 なお、ケース61と収納体62は樹脂で一体に構成され、クリップ63はバネ 性を持つ金属部材から構成される。
【0006】 組立ては、固定部63bの一端を、収納体62の開口部62a付近に置き、そ の後、止め部63eが収納体62のストッパ部62cに当接するまで、クリップ 63を収納体62に圧入していく。
【0007】 なお、実際ヘッドホンオーディオ等で使用される場合には、クリップの先端部 63c方向のケース側面61bからコード64が延出し、本体に接続されている 。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ヘッドホンオーディオの本体にコードで結ばれた遠隔操作部を設け、更にその 遠隔操作部にクリップを設けたものでは、通常の場合図5に示すようにクリップ 63の先端部を胸ポケット内に差し込み、ポケットの布地をクリップと電子器具 との間で挟持させるとともに、クリップの基端部をポケットの上縁部に係止させ て、電子器具を着衣の胸ポケットの外側に保持し使用される。またコードは遠隔 操作部から下方に延設される。したがって上記の使用状態ではコードに誤って手 を引っ掛ける等で遠隔操作部に負荷が加わる場合、遠隔操作部はクリップの基端 部から先端部に向かう方向に移動しようとするので、クリップも同様の方向に移 動しようとする。その場合反作用によりクリップにはポケット上縁部から負荷が 加えられ、すなわちクリップには先端部から基端部に負荷が加わる事となる。
【0009】 このような場合、図6に示すような従来の構造においては、クリップ63がケ ース61の収納部から抜けるか否かは、固定部と穴との嵌合力しだいである。し かし、製品の小型化に伴い十分な嵌合代がとれない、あるいは嵌合がきついと組 み込みずらい、あるいは安定した嵌合力を得る為に部品精度を高める必要があり コストがかかる等の理由から、実際問題として、嵌合だけで十分な強度を安定し て得る事が難しく、クリップが抜ける問題があった。本考案は上記のような従来 技術における実状に鑑みてなされ、その目的は実用状態で抜けにくい簡易な電子 部品のクリップを提供する事にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案は、電子器具の壁面に形成した収納体へのク リップの取付構造において前記クリップが、固定部を備えた基端部と先端部とを 有し、前記収納体は、前記固定部を電子器具の壁面に沿って前記先端部から基端 部に向かう方向に所定量移動させたときに前記固定部と当接するストッパ部と、 前記固定部が前記ストッパ部と当接する位置で前記壁面と共働して前記固定部を 挟持する係止壁部とを有することを特徴とする。
【0011】
【作用】
上記構成の電子器具のクリップ取付け構造によれば、クリップの固定部を電子 器具の収納体のストッパ部に当接させた状態で該固定部を電子器具壁面と係止壁 とにより挟持させることにより、クリップが電子器具に取付けられることになる 。
【0012】 また、クリップが電子器具の収納体から外れるためには、クリップの固定部が 収納体内で該クリップの基端部から先端部に向かう方向に移動する必要がある。 ところで、このようなクリップを備えた電子器具を例えば着衣の胸ポケットの外 側に保持させるときは、電子器具に取付けられたクリップの先端部を着衣の胸ポ ケット内等に差し込み、ポケットの布地をクリップと電子器具との間で挟持させ るとともに、クリップの基端部をポケットの布地の上縁部に係止させる。したが って、このような使用状態においてクリップが電子器具から外れるためには少な くともクリップに対して電子器具を上方に移動させることが必要になり、ポケッ トの布地をクリップと電子器具の間で挟持させる力は、収納体がクリップを挟持 する力より小さいので、通常の使用条件下で電子器具とクリップが離脱する可能 性は極めて少ない。そして、電子器具が下方に引張られたときには、ポケットの 上縁部に係止されたクリップの固定部は、電子器具の収納体に形成されているス トッパ部との当接によって電子器具をその引張り力に抗して支えることができる ので、電子器具がクリップから離脱してポケットから脱落することを確実に防止 することができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の電子部品のクリップの取付け構造の一実施例を図に基づいて説 明する。
【0014】 図1および、図2は本考案のクリップの取付構造の一実施例を示したものであ り、図1は斜視図、図2は平面図である。また図3、図4はそれぞれ変形例を示 している。
【0015】 図1,2に示す本実施例の電子器具は壁面1aを有するケース1と、前記壁面 1aに設けられる収納体4と、一体のバネ性を持つ金属部材から構成されており 、一端に前記収納体4に一部が収納される基端部6aを設け、他端に先端部6b を有するクリップ6とを備える。
【0016】 前記クリップ6の基端部6aは収納体4に収納され前記先端部6bと間隔を隔 てて配設される固定部6cと、該固定部6cと前記先端部6bをつなぐ接続部6 dを備える。収納体4は、壁面1aに対し垂直方向に形成される横壁2と、横壁 2と間隔を隔てて配置されていて横壁2と同様の構成を持つ横壁3と、前記横壁 2,3間に設けられ前記固定部6cを収納する凹陥部4aと、前記固定部6cと 当接する凸形状の2個のストッパ部5と、前記凹陥部4aの上部に位置し前記凹 陥部4aの底面(即ち電子器具の壁面1a)と共働して前記固定部6cを挟持す る2箇所の係止壁部4bとを備える。
【0017】 なお収納体4の横壁2,3には、それぞれ中央付近に前記固定部6cの側辺と 嵌合する凸部2b,3bを備え、更に、前記クリップの接続部6dが設けられた と同じ側の一端にケース1の壁面1aに対し垂直方向に延びた突起2a,3aを それぞれ備える。クリップ6の固定部6cは、ギザギザ形状でなおかつ、壁2, 3の凸部2b,3bの間隙よりやや幅広い嵌合部6eと、係止壁部4a間の間隙 、およびストッパ部6の間隙より狭いくびれ部6fと、嵌合部6eとくびれ部6 fの段部に設けられなおかつ、ストッパ部5に当接する2つの止め部6gを備え る。
【0018】 組立ては、クリップ6の固定部6cを収納体4の凹陥部4aの底面に置き、そ の後該凹陥部4a内で、固定部6cを先端部6bから基端部6aに向かう方向に 所定量移動させ、前記固定部6cの止め部6gをストッパ部5に当接させる。
【0019】 なお壁2および壁3に設けられた突起2a,3aは、クリップの接続部6d側 に位置し同程度の大きさなので、クリップを押し潰す様な加重が加わる場合、こ の突起に加重を加えるものが当たる。従って、接続部6dが保護されクリップ6 が変形しにくい。
【0020】 さらに従来例の場合、収納体の開口部付近に固定部を置き収納体に圧入してい く為、ケース壁面の固定部を置く位置には少なくとも凸形状はあってはならなか ったが、本考案は収納体に形成されている凹陥部から固定部を挿入していく構成 の為、収納体付近に例えば突起7のような突起があってもなんら問題はなく、ケ ースのデザイン的な制約が少ない。
【0021】 ところで、本考案では固定部の各側面に止め部を設け、その止め部に接触する ストッパ部を収納体内に2箇所設けたが、図3に示すように固定部6cの中央部 に孔8を設け、その孔8に入り込むようにケース上面に突起9を設けてもかまわ ない。また固定部の止め部6gを一方の側面にだけ設け、それに接触するストッ パ部5をケース1上面に一箇所設けてもかまわない。さらに図4に示すように固 定部6cの下面に凸部10を設けストッパ部11と当接するようにしてもかまわ ない。
【0022】 また本考案は、ヘッドホンオーディオに限定されず、例えばマイクなど他の電 子部品に応用できることは云うまでもない。
【0023】
【考案の効果】
本考案は上記のように、クリップの固定部を電子器具の収納体のストッパ部に 当接させた状態で該固定部を電子器具の壁面と係止壁とにより挟持させることに より、クリップが電子器具に取付けられることになる。また、収納体は、クリッ プの固定部を先端部から基端部に向かう方向に所定量移動させたときに前記固定 部と当接するストッパ部を備えているので、クリップの先端部から基端部方向に 加重が加わった場合、固定部がストッパに当接している為、クリップは抜けない 。従って、実使用状態で抜けにくい信頼性の高い電子器具のクリップの取付構造 を提供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電子器具のクリップ取付け構造の一実
施例を示す斜視図。
【図2】図1に示す電子器具のクリップ取付構造の平面
図。
【図3】本考案の電子器具のクリップ取付構造の変形例
を示す斜視図。
【図4】本考案の電子器具のクリップ取付構造の他の変
形例を示す斜視図。
【図5】従来の電子器具のクリップ取付構造の一使用
例。
【図6】従来の電子器具のクリップ取付構造を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 ケース 1a 壁面 2 横壁 2a 突起 2b 凸部 3 横壁 3a 突起 3b 凸部 4 収納体 4a 凹陥部 4b 係止壁部 5 ストッパ部 6 クリップ 6a 基端部 6b 先端部 6c 固定部 6d 接続部 6e 嵌合部 6f くびれ部 6g 止め部 7 突起

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 電子器具の壁面に形成した収納体へのク
    リップの取付構造において、 前記クリップが、固定部を備えた基端部と先端部とを有
    し、 前記収納体は、前記固定部を電子器具の壁面に沿って前
    記先端部から基端部に向かう方向に所定量移動させたと
    きに前記固定部と当接するストッパ部と、前記固定部が
    前記ストッパ部と当接する位置で前記壁面と共働して前
    記固定部を挟持する係止壁部とを有することを特徴とす
    る電子器具のクリップの取付け構造。
JP1991064405U 1991-07-18 1991-07-18 電子器具のクリップ取付構造 Expired - Lifetime JP2522032Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134775U (ja) * 1984-07-31 1986-03-03 三洋電機株式会社 ベルトクリツプの着脱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6134775U (ja) * 1984-07-31 1986-03-03 三洋電機株式会社 ベルトクリツプの着脱装置

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