JPH0580059U - コードレス子機の着信表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】子機の局線着信用の専用表示ランプを不要とし
たコードレス子機の着信表示装置を提供する。 【構成】充電器に設けられた充電中表示ランプ２１を、
子機１への着信信号送出時に点灯表示とは異なる態様で
点灯／点滅表示させることにより、着信表示専用ランプ
を不要とし、確実な着信表示の視認を可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 本考案はコードレス子機の着信表示装置に関し、特に構成を簡易化したコード レス子機の着信表示装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】 従来のコードレス電話装置では、局線着信があると親機の着信音が鳴動したり 、親機に設置されたＬＥＤやＬＣＤ等の専用の表示ランプを点灯させている。ま た子機側にも着信を告知するために上記と同様な呼出音発生手段や専用の表示ラ ンプが設置されている。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 上述のように、従来のコードレス電話装置は、局線着信を告知するために親機 と子機にそれぞれに着信を告知する手段が内蔵されている。 ところで、近年、コードレス電話装置には、複数の子機を有するものも多くな り、それぞれに着信表示専用ランプを設置するのはコスト面での問題が生ずる。 また、最近の子機のハンドセットは、充電器に対し、操作面及びその裏面のど ちらを向けても正しく充電されるようにしたリバーシブルタイプが多くなってお り、この場合には、一面側に着信表示ランプを設置しても、この設置面が裏側に 向けられて載置されていると、着信表示ランプの点灯は視認できない。 上記視覚的に着信を確認する方式の問題は、着信音を発生させることにより回 避可能であるが、周囲環境騒音が大きいときには聴覚的な確認も困難である。 【０００４】 そこで、本考案の目的は、子機の局線着信用の専用表示ランプを不要としたコ ードレス子機の着信表示装置を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決するため、本考案によるコードレス子機の着信表示装置は、 親機からの着信信号を受けて着信状態を表示するコードレス子機の着信表示装 置において、 前記コードレス子機の充電を行う充電器に設けられた充電中の表示を行う表示 ランプと、 前記子機での着信信号の受信に応答して前記表示ランプの表示を前記充電中表 示とは異なる態様で表示せしめる制御手段と、 を備えて構成される。 【０００６】 【作用】 本考案では、充電器に設けられた充電中表示ランプを、子機への着信信号送出 時に点灯表示とは異なる態様で点灯／点滅表示させることにより、着信表示専用 ランプを不要とし、確実な着信表示の視認を可能とする。 【０００７】 【実施例】 次に、本考案について図面を参照しながら説明する。 図１には本考案によるコードレス子機の着信表示装置の一実施例を示す回路構 成ブロック図が、図２にはその概念図が示されている。 本実施例では、充電器２に載置された子機１への着信表示を充電器２に設置さ れた充電中ランプ２１の点滅の表示により行うように構成している。 【０００８】 図１において、充電回路部２は、コードレス子機１内蔵の電池Ｅを充電する回 路で、充電端子Ｔ1とＴ2に子機１が接続されると、ＡＣ／ＤＣアダプタ３と充電 回路部２内のトランスで得られた所定の充電電圧が、ＣＰＵ１２によりＯＮ状態 とされているスイッチング部１３を介して電池Ｅに印加されて、充電動作が行わ れる。充電端子Ｔ2側には電流検出部２３が接続されており、子機１と充電回路 部２に電流が流れると、表示ランプ２１を点灯させ、充電中であることを表示す る。 【０００９】 さて、コードレス電話装置に着信があると、親機はコードレス子機１に対して 着信信号を無線回線を介して送出する。子機１では、アンテナＡＮＴで、この着 信信号を受信し、モデム１１に送出する。モデム１１は、受信信号を復調して着 信信号を検出すると、着信検出信号をＣＰＵ１２に送出する。ＣＰＵ１２は、着 信検出信号を受けると、着信音信号を内蔵スピーカＳＰに送出して着信音を発生 させるとともに、例えばトランジスタのようなスイッチング部１３に所定周期の スイッチング動作信号を供給する。こうして、所定周期のスイッチング動作信号 がスイッチング部１３に供給されるので、子機１と充電回路部２間に流れる充電 電流は上記スイッチング動作信号の周期に対応して断続される。したがって、電 流検出回路２３による表示ランプの点灯も断続的となり、点滅表示状態となる。 このように、充電回路部２の表示ランプ２１は、充電中は点灯状態になり、着 信表示中は点滅表示となって両状態の区別が容易となる。 以上の実施例では、充電器２は親機とは別体の子機側に設置されている例を説 明しているが、親機側に設置されている場合であっても良いことは勿論である。 【００１０】 【考案の効果】 以上説明したように、本考案によるコードレス子機の着信表示装置は、充電器 に設けられた充電中表示ランプを、子機への着信信号送出時に点灯表示とは異な る態様で点灯／点滅表示させているので、着信表示専用ランプが不要となり、コ スト低減に効果があるだけでなく、リバーシブルタイプのハンドセット子機が使 われている場合でも確実な着信表示の視認が可能となる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案によるコードレス子機の着信表示装置の
一実施例を示す回路ブロック図である。 【図２】本考案によるコードレス子機の着信表示装置の
外観図である。 【符号の説明】 １ 子機 ２ 充電回
路部 ３ ＡＣ／ＤＣアダプタ １１ モデム １２ ＣＰＵ １３ スイッ
チング部 ２１ 表示ランプ ２２ トラン
ス ２３ 電流検出部

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 親機からの着信信号を受けて着信状態を表示するコード
   レス子機の着信表示装置において、 前記コードレス子機の充電を行う充電器に設けられた充
   電中の表示を行う表示ランプと、 前記子機での着信信号の受信に応答して前記表示ランプ
   の表示を前記充電中表示とは異なる態様で表示せしめる
   制御手段と、 を備えて成ることを特徴とするコードレス子機の着信表
   示装置。