JPH0579712A - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents

冷凍装置の運転制御装置

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JPH0579712A
JPH0579712A JP23636091A JP23636091A JPH0579712A JP H0579712 A JPH0579712 A JP H0579712A JP 23636091 A JP23636091 A JP 23636091A JP 23636091 A JP23636091 A JP 23636091A JP H0579712 A JPH0579712 A JP H0579712A
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JP
Japan
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pump down
circuit
compressor
refrigerant
evaporator
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Application number
JP23636091A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Kawakatsu
紀育 川勝
Katsuyuki Sawai
克行 沢井
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/19Pumping down refrigerant from one part of the cycle to another part of the cycle, e.g. when the cycle is changed from cooling to heating, or before a defrost cycle is started

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  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ポンプダウン運転時の高圧冷媒圧力の上昇を抑
制して、各種弁における冷媒の漏れを防止する。 【構成】互いに独立した第1回路系(2)と第2回路系
(2)とより冷媒回路(1)が構成され、該各回路系
(2,3)は、主回路(21,31)と、ホットガスバ
イパス回路(22,32)と、インジェクション回路
(23,33)とを備えている。そして、ポンプダウン
指令手段(41)のポンプダウン信号を受けると、上記
各回路系(2,3)の圧縮機(2a,3a)を停止する
と共に、庫外ファン(F1)を駆動して冷媒回路(1)
の運転を待機させる待機手段(42)が設けられてい
る。該待機手段(42)の待機後に上記第1回路系
(2)のポンプダウン運転を実行する第1ポンプダウン
実行手段(43)と、該第1ポンプダウン実行手段(4
3)のポンプダウン運転後に上記第2回路系(3)のポ
ンプダウン運転を実行する第2ポンプダウン実行手段
(44)とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置の運転制御装
置に関し、特に、ポンプダウン運転の終了直後における
冷媒漏れ対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、コンテナに搭載される冷
凍装置には、特開昭59−197764号公報(以下、
第1先行技術という。)に開示されているように、圧縮
機と、空冷凝縮器と、水冷凝縮器と、入口側及び出口側
に電磁弁を有する計量部と、膨脹弁と、蒸発器とが順に
接続されて主回路が構成されると共に、上記圧縮機と空
冷凝縮器との間に3方電磁弁よりなるホットガス弁を介
してホットガスバイパス回路の一端が接続され、該ホッ
トガスバイパス回路の他端が蒸発器の入口側に接続され
て構成されているものがある。
【0003】そして、デフロスト運転を行なう場合、上
記計量部の出口側電磁弁を閉鎖し、圧縮機を駆動してポ
ンプダウン運転を行い、両凝縮器から計量部の出口側電
磁弁までの間に液冷媒を封じ込めた後、圧縮機の吸入側
の低圧圧力が所定値まで低下すると、圧縮機を停止して
ポンプダウン運転を終了する。その後、上記計量部の入
口側電磁弁を閉鎖する一方、出口側電磁弁を開放すると
同時に、ホットガス弁を切換えて圧縮機の吐出側とホッ
トガスバイパス回路とを連通して計量部に封じ込められ
た所定量の冷媒を蒸発器に供給し、この所定量の冷媒を
圧縮機と蒸発器との間でホットガスバイパス回路を介し
て循環させ、蒸発器のデフロストを行うようにしてい
る。
【0004】また、特開昭62−10567号公報(以
下、第2先行技術という。)に開示されているように、
デフロスト運転の終了後に、計量部の入口側電磁弁を閉
鎖してポンプダウン運転を行い、両凝縮器から計量部の
入口側電磁弁までの間に液冷媒を封じ込め、蒸発器等の
冷媒を回収するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した冷凍装置にお
いて、ポンプダウン運転を指令するポンプダウン信号が
出力されると、直ちにポンプダウン運転を実行するよう
にしており、具体的に、上記第1先行技術では、デフロ
ストタイマ等でデフロスト信号が出力されると、圧縮機
を連続運転してポンプダウン運転を直ちに実行してい
る。また、上記第2先行技術では、圧縮機の吸入ガス温
度が所定温度になってデフロスト運転が終了すると、圧
縮機を連続運転してポンプダウン運転を直ちに実行して
いる。
【0006】しかしながら、これでは、圧縮機を連続運
転しているので、ポンプダウン運転の終了時において、
圧縮機の吐出側の高圧冷媒圧力と吸込側の低圧冷媒圧力
との高低差圧が大きくなり、特に、高外気温の場合、高
低差圧がより大きくなる。この結果、高圧側と低圧側と
を仕切る各弁において漏れが生じるという問題があっ
た。つまり、上記第1先行技術においては、図6に示す
ように、ホットガス弁(a)において、圧縮機(b)側
の第1ポートAと凝縮器(c)側の第2ポートBが高圧
になり、ホットガスバイパス回路(d)側の第3ポート
Cが低圧になる。例えば、高圧が26Kg/cm2 に、低圧
が−0.3Kg/cm2 になり、上記凝縮器(c)側の第2
ポートBからホットガスバイパス回路(d)側の第3ポ
ートCに冷媒が漏れることになる。この漏れによって、
所定量の冷媒でデフロスト運転を行うようにしているに
も拘らず、冷媒量が増大し、デフロスト運転時に圧縮機
の吐出側の高圧冷媒圧力と吸入側の低圧冷媒圧力とが異
常に上昇すると共に、蒸発器が必要以上に加熱されるな
どの問題が生じていた。
【0007】また、上記第2先行技術においては、計量
部の入口側電磁弁において、凝縮器側より蒸発器側に冷
媒が漏れ、デフロスト運転から通常運転の再開時におけ
る低圧冷媒圧力の異常上昇を充分に防止することができ
ない場合があるという問題があった。
【0008】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、ポンプダウン運転時における高圧冷媒圧力の上昇を
抑制して、各種弁における冷媒の漏れを防止することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、ポンプダウン運転の実行
前に冷媒回路を待機させるようにしたものである。
【0010】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、圧縮機(2a)と、フ
ァン(F1)が付設された凝縮器(2c)と、膨脹機構
(EV1)と、ファン(F2)が付設された蒸発器とが順
に接続されてなる冷媒回路(1)を備えた冷凍装置を前
提としている。
【0011】そして、ポンプダウン運転を指令するポン
プダウン信号を出力するポンプダウン指令手段(41)
が設けられている。更に、該ポンプダウン指令手段(4
1)のポンプダウン信号を受けると、上記圧縮機(2
a)及び蒸発器(2i)のファン(F2)を停止すると
共に、上記凝縮器(2c)のファン(F1)を駆動して
冷媒回路(1)の運転を待機させる待機手段(42)が
設けられている。加えて、該待機手段(42)が待機を
開始してから所定時間が経過すると、上記冷媒回路
(1)における蒸発器(2i)の入口側を閉鎖してポン
プダウン運転を実行するポンプダウン実行手段(43)
が設けられた構成としている。
【0012】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、図2に示すように、まず、互いに独立した第1回路
系(2)と第2回路系(3)とより冷媒回路(1)が構
成される一方、該各回路系(2,3)は、圧縮機(2
a,3a)と、ファン(F1)が付設された凝縮器(2
c,3c)と、液冷媒を貯溜する液溜め部(2h,3
h)と、膨脹機構(EV1,EV2)と、ファン(F2)が
付設された蒸発器(2i,3i)とが順に接続された主
回路(21,31)と、ホットガス弁(HV1,HV2)を
備えてデフロスト運転時に上記圧縮機(2a,3a)の
吐出側から蒸発器(2i,3i)の入口側に冷媒をバイ
パスするホットガスバイパス回路(22,32)と、イ
ンジェクション弁(IV1,IV2)を備えて上記圧縮機
(2a,3a)の駆動時に凝縮器(2c,3c)の出口
側から圧縮機(2a,3a)に液冷媒を供給して該圧縮
機(2a,3a)の吐出ガスを冷却するインジェクショ
ン回路(23,33)とを備え、上記第1回路系(2)
と第2回路系(3)との各凝縮器(2c,3c)及び各
蒸発器(2i,3i)とが一体に構成されている冷凍装
置を前提としている。
【0013】そして、デフロスト信号を受けると、ポン
プダウン運転を指令するポンプダウン信号を出力するポ
ンプダウン指令手段(41)が設けられている。更に、
該ポンプダウン指令手段(41)のポンプダウン信号を
受けると、上記各回路系(2,3)の圧縮機(2a,3
a)及び蒸発器(2i,3i)のファン(F2)を停止
すると共に、上記凝縮器(2c,3c)のファン(F
1)を駆動して冷媒回路(1)の運転を待機させる待機
手段(42)が設けられている。加えて、該待機手段
(42)が待機を開始してから所定時間が経過すると、
上記各回路系(2,3)における蒸発器(2i,3i)
の入口側を閉鎖してポンプダウン運転を実行し、上記液
溜め部(2h,3h)に液冷媒を貯溜するポンプダウン
実行手段(43,44)と、該ポンプダウン実行手段
(43,44)のポンプダウン運転が終了すると、上記
各回路系(2,3)の液溜め部(2h,3h)に貯溜し
た所定量の冷媒を圧縮機(2a,3a)から蒸発器(2
i,3i)にホットガスバイパス回路(22,32)を
介して供給してデフロスト運転を実行するデフロスト実
行手段(45)とが設けられた構成としている。
【0014】また、請求項3に係る発明が講じた手段
は、請求項2の発明における1つのポンプダウン実行手
段(43,44)に代えて、待機手段(42)が待機を
開始してから所定時間が経過すると、上記第1回路系
(2)における蒸発器(2i)の入口側を閉鎖してポン
プダウン運転を実行し、上記第1回路系(2)に液溜め
部(2h)の液冷媒を貯溜する第1ポンプダウン実行手
段(43)と、該第1ポンプダウン実行手段(43)の
ポンプダウン運転が終了すると、上記第2回路系(3)
における蒸発器(3i)の入口側を閉鎖してポンプダウ
ン運転を実行し、上記第2回路系(3)の液溜め部(3
h)に液冷媒を貯溜する第2ポンプダウン実行手段(4
4)とが設けられた構成としている。
【0015】また、請求項4に係る発明が講じた手段
は、請求項3に係る発明において、上記第1ポンプダウ
ン実行手段(43)のポンプダウン運転が終了すると、
上記第2回路系(3)の運転を所定時間待機させる第2
待機手段(46)が設けられた構成としている。
【0016】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
圧縮機(2a)で圧縮した冷媒を凝縮器(2c)で凝縮
した後、膨脹機構(EV1)で膨脹させ、蒸発器(2i)
で蒸発させて上記圧縮機(2a)に戻し、上記蒸発器
(2i,3i)で冷却空気を生成している。また、請求
項2〜4に係る発明では、インジェクション回路(2
3,33)から液冷媒を圧縮機(2a,3a)に戻して
圧縮機(2a,3a)の吐出冷媒を冷却している。
【0017】この運転中において、ポンプダウン指令手
段(41)がポンプダウン信号を出力すると、例えば、
請求項2〜4に係る発明において、デフロスト信号を受
けてポンプダウン信号を出力すると、待機手段(42)
が圧縮機(2a,3a)を停止すると共に、蒸発器(2
i,3i)のファン(F2)を停止する一方、凝縮器
(2c,3c)のファン(F1)を駆動して冷媒回路
(1)の運転を待機させ、圧縮機(2a,3a)の吐出
側の高圧冷媒圧力を低下させる。
【0018】その後、所定時間が経過すると、請求項1
及び2に係る発明では、ポンプダウン実行手段(43,
44)が蒸発器(2i,3i)の入口側の冷媒回路
(1)を閉鎖してポンプダウン運転を実行する。
【0019】また、請求項3及び4に係る発明では、第
1ポンプダウン実行手段(43)が第1回路系(2)の
ポンプダウン運転を実行した後、続いて、第2ポンプダ
ウン実行手段(44)が第2回路系(3)のポンプダウ
ン運転を実行することになる。これにより高圧冷媒圧力
を低下させている。
【0020】また、請求項4に係る発明では、第1ポン
プダウン実行手段(43)によるポンプダウン運転の終
了後、第2待機手段(46)の待機時間が経過すると、
第2ポンプダウン実行手段(44)がポンプダウン運転
を実行することになる。
【0021】そして、上記各ポンプダウン運転が終了す
ると、デフロスト実行手段(45)が各液溜め部(2
h,3h)に貯溜した冷媒を圧縮機(2a,3a)から
蒸発器(2i,3i)にホットガスバイパス回路(2
2,32)を介して供給してデフロスト運転を実行する
ことになる。
【0022】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
ポンプダウン運転の実行前に圧縮機(2a)を停止する
と共に、凝縮器(2c)のファン(F1)を駆動して冷
媒回路(1)の運転を待機させるようにしたために、圧
縮機(2a)の吐出側の高圧冷媒圧力を低下させること
ができることから、ポンプダウン運転の終了時において
高低差圧を小さくすることができる。この結果、高圧冷
媒と低圧冷媒とを仕切る各バルブにおける冷媒の漏れを
確実に防止することができるので、蒸発器(2i)側の
冷媒を確実に回収することができる。
【0023】また、請求項2に係る発明によれば、イン
ジェクション弁(IV1,IV2)及びホットガス弁(HV
1,HV2)における冷媒の漏れを確実に防止することが
できるので、デフロスト運転を行うために所定量の冷媒
を液溜め部(2h,3h)に高精度で貯溜することがで
きる。これにより、デフロスト運転時における冷媒量過
多を防止することができることから、圧縮機(2a,3
a)の吐出側の高圧冷媒圧力と吸入側の低圧冷媒圧力の
異常上昇を防止することができると共に、デフロスト運
転による不必要な加熱を防止することができる。
【0024】また、請求項3に係る発明によれば、ポン
プダウン運転を各回路系(2,3)毎に順次行うように
していることから、高圧冷媒圧力をより確実に低下させ
ることができ、確実なデフロスト運転を行うことができ
る。
【0025】また、請求項4に係る発明によれば、第2
回路系(3)のポンプダウン運転前においても待機させ
るようにしているので、該第2回路系(3)の高圧冷媒
圧力を確実に低下させることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0027】図3に示すように、(1)は冷凍コンテナ
に設けられて該冷凍コンテナ内を冷却する冷凍装置の冷
媒回路(1)であって、該冷媒回路(1)は互いに独立
した第1回路系(2)と第2回路系(3)とが設けられ
て構成されている。
【0028】該各回路系(2,3)は、1台のスクロー
ル型圧縮機(2a,3a)を備えると共に、該圧縮機
(2a,3a)の吐出側からフィルタ(2b,3b)
と、庫外ファン(F1)が付設された空冷凝縮器(2
c,3c)と、水冷凝縮器(2d,3d)と、レシーバ
(2e,3e)と、ドライヤ(2f,3f)と、リキッ
ドインジケータ(2g,3g)と、液溜め部であるアキ
ュームレータ(2h,3h)と、膨脹機構である電動膨
脹弁(EV1,EV2)と、庫内ファン(F2)が付設され
た蒸発器(2i,3i)とが順に冷媒配管(11)を介
して閉回路に接続された主回路(21,31)を備え、
該各回路系(2,3)のおける空冷凝縮器(2c,3
c)と水冷凝縮器(2d,3d)と蒸発器(2i,3
i)とが一体に構成されている。
【0029】更に、上記各回路系(2,3)には、ホッ
トガスバイパス回路(22,32)とインジェクション
回路(23,33)とが設けられると共に、上記各主回
路(21,31)におけるフィルタ(2b,3b)と空
冷凝縮器(2c,3c)との間にはチェックバルブ(CV
1,CV2)が、レシーバ(2e,3e)とドライヤ(2
f,3f)との間にはストップバルブ(TV1,TV2)
が、リキッドインジケータ(2g,3g)とアキューム
レータ(2h,3h)との間にはリキッドバルブ(LV
1,LV2)が、蒸発器(2i,3i)と圧縮機(2a,
3a)との間にはサクションバルブ(SV1,SV2)がそ
れぞれ介設されている。そして、上記リキッドバルブ
(LV1,LV2)は、デフロスト運転に用いられる所定量
の冷媒をアキュームレータ(2h,3h)に貯溜するた
めのものである。また、上記サクションバルブ(SV1,
SV2)は、ブリードポートを備えて冷凍能力を制御する
ためのものである。
【0030】また、上記ホットガスバイパス回路(2
2,32)は、一端が上記フィルタ(2b,3b)とチ
ェックバルブ(CV1,CV2)との間に介設された3方電
磁弁からなるホットガス弁(HV1,HV2)に接続される
と共に、他端が電動膨脹弁(EV1,EV2)と蒸発器(2
i,3i)との間に接続されており、デフロスト運転時
に圧縮機(2a,3a)からの冷媒を各凝縮器(2c,
2d,3c,3d)をバイパスして蒸発器(2i,3
i)に供給するように構成されている。一方、上記イン
ジェクション回路(23,33)は、ソレノイドバルブ
よりなるインジェクション弁(IV1,IV2)とキャピラ
リ(23a,33a)とを備え、一端がレシーバ(2
e,3e)とストップバルブ(TV1,TV2)との間に、
他端が圧縮機(2a,3a)の中間圧力部にそれぞれ接
続されてなり、圧縮機(2a,3a)の駆動時にインジ
ェクション弁(IV1,IV2)が開口し、液冷媒を圧縮機
(2a,3a)に供給して該圧縮機(2a,3a)の吐
出冷媒を冷却し、高圧冷媒圧力を低下させるように構成
されている。
【0031】また、上記冷媒回路(1)には、圧縮機
(2a,3a)の吐出側の高圧冷媒圧力を検出する高圧
センサ(HPS) が、圧縮機(2a,3a)の吸入側の低圧
冷媒圧力を検出する低圧センサ(LPS) がそれぞれ設けら
れると共に、チェックバルブと空冷凝縮器(2c,3
c)との間には高圧冷媒圧力を制御するための高圧制御
センサ(HPCS)が設けられている。
【0032】そして、上記各センサ(HPS,LPS,HPCS)はコ
ントローラ(4)に接続されて、該各センサ(HPS,LPS,H
PCS)の検出信号がコントローラ(4)に入力するように
構成されている。該コントローラ(4)は、上記圧縮機
(2a,3a)、電動膨脹弁(EV1,EV2)、リキッド
バルブ(LV1,LV2)、サクションバルブ(SV1,SV
2)、ホットガス弁(HV1,HV2)、インジェクション
弁(IV1,IV2)及び各ファン(F1,F2)に接続さ
れて制御信号を出力するように構成されている。更に、
上記コントローラ(4)は、電動膨張弁(EV1,EV2)
を冷凍モード時には蒸発器(2i,3i)の入口側の液
管温度と出口側のガス管温度とに基づく過熱度によって
PID制御すると共に、冷蔵モード時には蒸発器(2
i,3i)の吹出空気温度によってPID制御する一
方、サクションバルブ(SV1,SV2)を蒸発温度が低下
すると、例えば、電動膨張弁(EV1,EV2)の所定開度
が一定時間継続すると閉動し、ブリードポートを介して
冷媒を圧縮機(2a,3a)に供給するように制御して
いる。
【0033】また、上記コントローラ(4)には、ポン
プダウン指令手段(41)と、待機手段(42)と、第
1ポンプダウン実行手段(43)と、第2ポンプダウン
実行手段(44)と、デフロスト実行手段(45)とが
構成されている。該ポンプダウン指令手段(41)は、
図示しないデフロストタイマによるデフロスト信号を受
けると、ポンプダウン運転を指令するポンプダウン信号
を出力するように構成されており、また、上記待機手段
(42)は、該ポンプダウン指令手段(41)のポンプ
ダウン信号を受けると、上記各回路系(2,3)の圧縮
機(2a,3a)及び庫内ファン(F2)を停止すると
共に、上記庫外ファン(F1)を駆動し、リキッドバル
ブ(LV1,LV2)とインジェクション弁(IV1,IV2)
とを閉鎖して冷媒回路(1)の運転を待機させるように
構成されている。
【0034】更に、上記第1ポンプダウン実行手段(4
3)は、該待機手段(42)が待機を開始してから所定
時間が経過すると、例えば、30秒経過すると、上記第
1回路系(2)における蒸発器(2i)の入口側である
電動膨脹弁(EV1)を閉鎖し、リキッドバルブ(LV1)
とインジェクション弁(IV1)とを開口して圧縮機(2
a)を起動し、ポンプダウン運転を実行して上記第1回
路系(2)のアキュームレータ(2h)に液冷媒を貯溜
するように構成されている。一方、上記第2ポンプダウ
ン実行手段(44)は、該第1ポンプダウン実行手段
(43)のポンプダウンが終了すると、上記第2回路系
(3)における蒸発器(3i)の入口側である電動膨脹
弁(EV2)を閉鎖し、リキッドバルブ(IV2)とインジ
ェクション弁(IV2)とを開口して圧縮機(3a)を起
動し、ポンプダウン運転を実行して上記第2回路系
(3)のアキュームレータ(3h)に液冷媒を貯溜する
ように構成されている。
【0035】また、上記デフロスト実行手段(45)
は、該第2ポンプダウン実行手段(44)のポンプダウ
ン運転が終了すると、上記各回路系(2,3)のアキュ
ームレータ(2h,3h)に貯溜した所定量の冷媒を圧
縮機(2a,3a)から蒸発器(2i,3i)にホット
ガスバイパス回路(22,32)を介して供給し、デフ
ロスト運転を実行するように構成されている。
【0036】次に、上記冷凍装置におけるデフロスト運
転の制御動作について図4に基づき説明する。
【0037】先ず、スタートしてステップST1において
は、通常の冷凍運転又は冷蔵運転が実行され、両圧縮機
(2a,3a)を駆動すると共に、各ファン(F1,F
2)を駆動し、リキッドバルブ(LV1,LV2)及びイン
ジェクション弁(IV1,IV2)を開放する一方、ホット
ガス弁(HV1,HV2)の主回路(21,31)側を導通
させてホットガスバイパス回路(22,32)側を閉鎖
し、電動膨脹弁(EV1,EV2)の開度を制御し、冷凍コ
ンテナ内を冷却する。
【0038】この冷凍運転又は冷蔵運転中において、ス
テップST1からステップST2に移り、デフロストタイマ
によってデフロスト信号が出力されると、ポンプダウン
指令手段(41)がポンプダウン信号を出力し、ステッ
プST3に移り、待機手段(42)が冷媒回路(1)を待
機させる。つまり、各回路系(2,3)において、庫内
ファン(F2)を停止すると共に、圧縮機(2a,3
a)を停止し、リキッドバルブ(LV1,LV2)及びイン
ジェクション弁(IV1,IV2)を閉鎖し、庫外ファン
(F1)を駆動したまま30秒タイマのカウントを開始
する。
【0039】その後、ステップST4に移り、30秒タイ
マがカウントアップしたか否かを判定し、カウントアッ
プするまでステップST4で待機して、カウントアップす
ると、ステップST5に移る。
【0040】このステップST5において、まず、第1ポ
ンプダウン実行手段(43)が第1回路系(2)のポン
プダウン運転を実行し、電動膨脹弁(EV1)を全閉にす
る一方、リキッドバルブ(LV1)とインジェクション弁
(IV1)を開口すると共に、圧縮機(3a)を起動し、
電動膨脹弁(EV1)より圧縮機(2a)側の冷媒を該圧
縮機(2a)に回収し、液冷媒をアキュームレータ(2
h)等に貯溜する。このポンプダウン運転を開始する
と、ステップST6に移り、低圧センサ(LPS) が作動した
か否かを判定し、該低圧センサ(LPS) が作動するまでス
テップST6に待機する。
【0041】その後、上記圧縮機(2a)の吸込側の低
圧冷媒圧力が所定値まで低下し、低圧センサ(LPS) が作
動すると、上記ステップST6からステップST7に移り、
上記第1回路系(2)のポンプダウン運転を停止し、圧
縮機(2a)を停止すると共に、インジェクション弁
(IV1)及びリキッドバルブ(LV1)を閉鎖する一方、
電動膨脹弁(EV1)を全開にし、ホットガス弁(HV1)
を切換えて圧縮機(2a)の吐出側とホットガスバイパ
ス回路(22)とを導通させる。
【0042】続いて、ステップST8に移り、第2ポンプ
ダウン実行手段(44)が第1回路系(2)に続いて第
2回路系(3)のポンプダウン運転を実行し、電動膨脹
弁(EV2)を全閉にする一方、リキッドバルブ(IV2)
とインジェクション弁(IV2)を開口すると共に、圧縮
機(3a)を起動し、電動膨脹弁(EV2)より圧縮機
(3a)側の冷媒を該圧縮機(3a)に回収し、液冷媒
をアキュームレータ(3h)等に貯溜する。このポンプ
ダウン運転を開始すると、ステップST9に移り、低圧セ
ンサ(LPS) が作動したか否かを判定し、該低圧センサ(L
PS) が作動するまでステップST9に待機する。
【0043】その後、上記圧縮機(3a)の吸込側の低
圧冷媒圧力が所定値まで低下し、低圧センサ(LPS) が作
動すると、上記ステップST9からステップST10に移
り、上記第2回路系(3)のポンプダウン運転を停止
し、圧縮機(3a)を停止すると共に、インジェクショ
ン弁(IV2)及びリキッドバルブ(IV2)を閉鎖する一
方、電動膨脹弁(EV2)を全開にし、ホットガス弁(HV
2)を切換えて圧縮機(3a)の吐出側とホットガスバ
イパス回路(32)とを導通させる。
【0044】この各回路系(2,3)のポンプダウン運
転が順次終了すると、ステップST11に移り、庫外ファ
ン(F1)を停止すると共に、20秒タイマのカウント
を開始する。続いて、ステップST12に移り、該20秒
タイマがカウントアップするまで待機して、カウントア
ップすると、ステップST13に移り、デフロスト実行手
段(45)が両回路系の圧縮機(2a,3a)を起動し
てデフロストを実行し、デフロスト運転の開始制御を終
了する。
【0045】上述した制御フローにおいて、ステップST
2がポンプダウン指令手段(41)を、ステップST3及
び4が待機手段(42)を、ステップST5及び6が第1
ポンプダウン実行手段(43)を、ステップST8及び9
が第2ポンプダウン実行手段(44)を、ステップST1
3がデフロスト実行手段(45)をそれぞれ構成してい
る。
【0046】従って、上記各回路系(2,3)のポンプ
ダウン運転の実行前に圧縮機(2a,3a)を停止する
と共に、庫外ファン(F1)を駆動して冷媒回路(1)
を待機させるようにしたために、圧縮機(2a,3a)
の吐出側の高圧冷媒圧力を低下させることができること
から、ポンプダウン運転の終了時において高低差圧を小
さくすることができる。この結果、高圧冷媒と低圧冷媒
とを仕切る各電動膨脹弁(EV1,EV2)、インジェクシ
ョン弁(IV1,IV2)及びホットガス弁(HV1,HV2)
における冷媒の漏れを確実に防止することができるの
で、蒸発器(2i,3i)側の冷媒を確実に回収するこ
とができる。
【0047】具体的に、上記インジェクション弁(IV
1,IV2)においては、図4に示すように、各凝縮器
(2c,2d,3c,3d)側のD点における高圧冷媒
圧力が低下して圧縮機(2a,3a)への流入側のE点
における低圧冷媒圧力との差圧を低減させることができ
る。また、上記ホットガス弁(HV1,HV2)において
は、図6に示すように、従来、第1ポートAと第2ポー
トBとが26Kg/cm2 、第3ポートCが−0.3Kg/cm
2 で、差圧が26.3Kg/cm2 であったのに対して、差
圧を約23Kg/cm2 にまで低減することができる。この
結果、上記インジェクション弁(IV1,IV2)及びホッ
トガス弁(HV1,HV2)における冷媒の漏れを確実に防
止することができるので、デフロスト運転を行うために
所定量の冷媒を液溜め部に高精度で貯溜することができ
る。これにより、デフロスト運転時における冷媒量過多
を防止することができることから、圧縮機(2a,3
a)の吐出側の高圧冷媒圧力と吸入側の低圧冷媒圧力の
異常上昇を防止することができると共に、デフロスト運
転による不必要な加熱を防止することができる。
【0048】また、上記ポンプダウン運転を各回路系
(2,3)毎に順次行うようにしていることから、高圧
冷媒圧力をより確実に低下させることができ、確実なデ
フロスト運転を行うことができる。
【0049】尚、本実施例においては、デフロスト運転
の実行前のポンプダウン運転について説明したが、本発
明は、デフロスト運転後に通常運転に戻る前のポンプダ
ウン運転やポンプダウン停止する場合のポンプダウン運
転に適用してもよく、要するに、各種のポンプダウン運
転に適用できるものであり、蒸発器(2i,3i)側の
冷媒を確実に回収することができる。
【0050】従って、本実施例は、2つの回路系を有す
る冷媒回路(1)について説明したが、請求項1に係る
発明においては、1つの回路系を有する冷媒回路(1)
に適用することができ、また、ホットガスバイパス回路
(22,32)のみを有するものでもよく、また、イン
ジェクション回路(23,33)のみを有するものでも
よく、更に、ホットガスバイパス回路(22,32)及
びインジェクション回路(23,33)を有しないもの
であってもよい。
【0051】また、本実施例は、膨脹機構に電動膨脹弁
(EV1,EV2)を適用したが、キャピラリでもよく、そ
の際、ポンプダウン運転用のソレノイドバルブをアキュ
ームレータ(2h,3h)と膨脹機構との間に有するも
のであればよい。
【0052】また、本実施例は、各回路系(2,3)毎
にポンプダウン運転を実行するようにしたが、請求項2
に係る発明においては、両回路系を同時にポンプダウン
運転を実行するようにしてもよい。
【0053】また、本実施例においては、第1回路系
(2)のポンプダウン運転が終了すると、第2回路系
(3)のポンプダウン運転を直ちに実行するようにした
が、図2のコントローラ(4)に示すように、他の実施
例として第2待機手段(46)を設けてもよい。つま
り、前実施例の待機手段(42)を第1待機手段とし
て、第2待機手段(46)は、第2ポンプダウン実行手
段(44)による第2回路系(3)のポンプダウン運転
の実行前に該第2回路系(3)を所定時間、例えば、2
0秒の間待機させるように構成されている。
【0054】この実施例によれば、第2回路系(3)の
ポンプダウン運転前においても待機させるようにしてい
るので、該第2回路系(3)の高圧冷媒圧力を確実に低
下させることができる。
【0055】また尚、本発明は、冷凍コンテナ用の冷凍
装置に限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】請求項2〜4に係る発明の構成を示すブロック
図である。
【図3】冷凍装置の冷媒回路図である。
【図4】デフロスト運転を示す制御フロー図である。
【図5】インジェクション弁の圧力状態を示す図であ
る。
【図6】ホットガス弁の圧力状態を示す図である。
【符号の説明】
1 冷媒回路 2 第1回路系 3 第2回路系 2a,3a 圧縮機 2c,3c 凝縮器 2h,3h アキュームレータ 2i,3i 蒸発器 21,31 主回路 22,32 ホットガスバイパス回路 32,33 インジェクション回路 41 ポンプダウン手段 42 待機手段 43 第1ポンプダウン実行手段 44 第2ポンプダウン実行手段 45 デフロスト実行手段 46 第2待機手段 F1 庫外ファン F2 庫内ファン EV1,EV2 電動膨脹弁 HV1,HV2 ホットガス弁 IV1,IV2 インジェクション弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(2a)と、ファン(F1)が付
    設された凝縮器(2c)と、膨脹機構(EV1)と、ファ
    ン(F2)が付設された蒸発器(2i)とが順に接続さ
    れてなる冷媒回路(1)を備えた冷凍装置において、 ポンプダウン運転を指令するポンプダウン信号を出力す
    るポンプダウン指令手段(41)と、 該ポンプダウン指令手段(41)のポンプダウン信号を
    受けると、上記圧縮機(2a)及び蒸発器(2i)のフ
    ァン(F2)を停止すると共に、上記凝縮器(2c)の
    ファン(F1)を駆動して冷媒回路(1)の運転を待機
    させる待機手段(42)と、 該待機手段(42)が待機を開始してから所定時間が経
    過すると、上記冷媒回路(1)における蒸発器(2i)
    の入口側を閉鎖してポンプダウン運転を実行するポンプ
    ダウン実行手段(43)とを備えていることを特徴とす
    る冷凍装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 互いに独立した第1回路系(2)と第2
    回路系(3)とより冷媒回路(1)が構成され、 該各回路系(2,3)は、圧縮機(2a,3a)と、フ
    ァン(F1)が付設された凝縮器(2c,3c)と、液
    冷媒を貯溜する液溜め部(2h,3h)と、膨脹機構
    (EV1,EV2)と、ファン(F2)が付設された蒸発器
    (2i,3i)とが順に接続された主回路(21,3
    1)と、ホットガス弁(HV1,HV2)を備えてデフロス
    ト運転時に上記圧縮機(2a,3a)の吐出側から蒸発
    器(2i,3i)の入口側に冷媒をバイパスするホット
    ガスバイパス回路(22,32)と、インジェクション
    弁(IV1,IV2)を備えて上記圧縮機(2a,3a)の
    駆動時に凝縮器(2c,3c)の出口側から圧縮機(2
    a,3a)に液冷媒を供給して該圧縮機(2a,3a)
    の吐出ガスを冷却するインジェクション回路(23,3
    3)とを備え、 上記第1回路系(2)と第2回路系(3)との各凝縮器
    (2c,3c)及び各蒸発器(2i,3i)とが一体に
    構成されている冷凍装置において、 デフロスト信号を受けると、ポンプダウン運転を指令す
    るポンプダウン信号を出力するポンプダウン指令手段
    (41)と、 該ポンプダウン指令手段(41)のポンプダウン信号を
    受けると、上記各回路系(2,3)の圧縮機(2a,3
    a)及び蒸発器(2i,3i)のファン(F2)を停止
    すると共に、上記凝縮器(2c,3c)のファン(F
    1)を駆動して冷媒回路(1)の運転を待機させる待機
    手段(42)と、 該待機手段(42)が待機を開始してから所定時間が経
    過すると、上記各回路系(2,3)における蒸発器(2
    i,3i)の入口側を閉鎖してポンプダウン運転を実行
    し、上記液溜め部(2h,3h)に液冷媒を貯溜するポ
    ンプダウン実行手段(43,44)と、 該ポンプダウン実行手段(43,44)のポンプダウン
    運転が終了すると、上記各回路系(2,3)の液溜め部
    (2h,3h)に貯溜した所定量の冷媒を圧縮機(2
    a,3a)から蒸発器(2i,3i)にホットガスバイ
    パス回路(22,32)を介して供給してデフロスト運
    転を実行するデフロスト実行手段(45)とを備えてい
    ることを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 互いに独立した第1回路系(2)と第2
    回路系(3)とより冷媒回路(1)が構成され、 該各回路系(2,3)は、圧縮機(2a,3a)と、フ
    ァン(F1)が付設された凝縮器(2c,3c)と、液
    冷媒を貯溜する液溜め部(2h,3h)と、膨脹機構
    (EV1,EV2)と、ファン(F2)が付設された蒸発器
    (2i,3i)とが順に接続された主回路(21,3
    1)と、ホットガス弁(HV1,HV2)を備えてデフロス
    ト運転時に上記圧縮機(2a,3a)の吐出側から蒸発
    器(2i,3i)の入口側に冷媒をバイパスするホット
    ガスバイパス回路(22,32)と、インジェクション
    弁(IV1,IV2)を備えて上記圧縮機(2a,3a)の
    駆動時に凝縮器(2c,3c)の出口側から圧縮機(2
    a,3a)に液冷媒を供給して該圧縮機(2a,3a)
    の吐出ガスを冷却するインジェクション回路(23,3
    3)とを備え、 上記第1回路系(2)と第2回路系(3)との各凝縮器
    (2c,3c)及び各蒸発器(2i,3i)とが一体に
    構成されている冷凍装置において、 デフロスト信号を受けると、ポンプダウン運転を指令す
    るポンプダウン信号を出力するポンプダウン指令手段
    (41)と、 該ポンプダウン指令手段(41)のポンプダウン信号を
    受けると、上記各回路系(2,3)の圧縮機(2a,3
    a)及び蒸発器(2i,3i)のファン(F2)を停止
    すると共に、上記凝縮器(2c,3c)のファン(F
    1)を駆動して冷媒回路(1)の運転を待機させる待機
    手段(42)と、 該待機手段(42)が待機を開始してから所定時間が経
    過すると、上記第1回路系(2)における蒸発器(2
    i)の入口側を閉鎖してポンプダウン運転を実行し、上
    記第1回路系(2)の液溜め部(2h)に液冷媒を貯溜
    する第1ポンプダウン実行手段(43)と、 該第1ポンプダウン実行手段(43)のポンプダウン運
    転が終了すると、上記第2回路系(3)における蒸発器
    (3i)の入口側を閉鎖してポンプダウン運転を実行
    し、上記第2回路系(3)の液溜め部(3h)に液冷媒
    を貯溜する第2ポンプダウン実行手段(44)と、 該第2ポンプダウン実行手段(44)のポンプダウン運
    転が終了すると、上記各回路系(2,3)の液溜め部
    (2h,3h)に貯溜した所定量の冷媒を圧縮機(2
    a,3a)から蒸発器(2i,3i)にホットガスバイ
    パス回路(22,32)を介して供給してデフロスト運
    転を実行するデフロスト実行手段(45)とを備えてい
    ることを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 互いに独立した第1回路系(2)と第2
    回路系(3)とより冷媒回路(1)が構成され、 該各回路系(2,3)は、圧縮機(2a,3a)と、フ
    ァン(F1)が付設された凝縮器(2c,3c)と、液
    冷媒を貯溜する液溜め部(2h,3h)と、膨脹機構
    (EV1,EV2)と、ファン(F1)が付設された蒸発器
    (2i,3i)とが順に接続された主回路(21,3
    1)と、ホットガス弁(HV1,HV2)を備えてデフロス
    ト運転時に上記圧縮機(2a,3a)の吐出側から蒸発
    器(2i,3i)の入口側に冷媒をバイパスするホット
    ガスバイパス回路(22,32)と、インジェクション
    弁(IV1,IV2)を備えて上記圧縮機(2a,3a)の
    駆動時に凝縮器(2c,3c)の出口側から圧縮機(2
    a,3a)に液冷媒を供給して該圧縮機(2a,3a)
    の吐出ガスを冷却するインジェクション回路(23,3
    3)とを備え、 上記第1回路系(2)と第2回路系(3)との各凝縮器
    (2c,3c)及び各蒸発器(2i,3i)とが一体に
    構成されている冷凍装置において、 デフロスト信号を受けると、ポンプダウン運転を指令す
    るポンプダウン信号を出力するポンプダウン指令手段
    (41)と、 該ポンプダウン指令手段(41)のポンプダウン信号を
    受けると、上記各回路系(2,3)の圧縮機(2a,3
    a)及び蒸発器(2i,3i)のファン(F2)を停止
    すると共に、上記凝縮器(2c,3c)のファン(F
    1)を駆動して冷媒回路(1)の運転を待機させる第1
    待機手段(42)と、 該第1待機手段(42)が待機を開始してから所定時間
    が経過すると、上記第1回路系(2)における蒸発器
    (2i)の入口側を閉鎖してポンプダウン運転を実行
    し、上記第1回路系(2)の液溜め部(2h)に液冷媒
    を貯溜する第1ポンプダウン実行手段(43)と、 該第1ポンプダウン実行手段(43)のポンプダウン運
    転が終了すると、上記第2回路系(3)の運転を所定時
    間待機させる第2待機手段(46)と、 該第2待機手段(46)の待機時間が経過すると、上記
    第2回路系(3)における蒸発器(3i)の入口側を閉
    鎖してポンプダウン運転を実行し、上記第2回路系
    (3)の液溜め部(3h)に液冷媒を貯溜する第2ポン
    プダウン実行手段(44)と、 該第2ポンプダウン実行手段(44)のポンプダウン運
    転が終了すると、上記各回路系(2,3)の液溜め部
    (2h,3h)に貯溜した所定量の冷媒を圧縮機(2
    a,3a)から蒸発器(2i,3i)にホットガスバイ
    パス回路(22,32)を介して供給してデフロスト運
    転を実行するデフロスト実行手段(45)とを備えてい
    ることを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
JP23636091A 1991-09-17 1991-09-17 冷凍装置の運転制御装置 Withdrawn JPH0579712A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300009A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置
JP2012117733A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2012220117A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Fujitsu General Ltd 空気調和機の冷媒回収方法
JP2021089133A (ja) * 2020-11-18 2021-06-10 三菱電機株式会社 ショーケース

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