JP3349251B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP3349251B2 JP06785894A JP6785894A JP3349251B2 JP 3349251 B2 JP3349251 B2 JP 3349251B2 JP 06785894 A JP06785894 A JP 06785894A JP 6785894 A JP6785894 A JP 6785894A JP 3349251 B2 JP3349251 B2 JP 3349251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、スーパーショーケ
ース及び業務用プレハブ冷凍庫等に用いられ、リキッド
インジェクション回路により圧縮機を冷却すると共に、
圧縮機から吐出された高温冷媒により蒸発器の除霜を行
う冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年この種冷凍装置においては、R12
等の特定フロンによるオゾン層破壊の問題から、その対
応策として例えばR22等の冷媒が使用されるようにな
って来ている。このR22は蒸発温度領域が−40℃と
低いが、圧縮機からの吐出ガス温度が上昇する性質を有
している。従って、そのままでは運転により圧縮機の吐
出ガス温度が例えば+150℃以上の高温となり、巻線
等の温度も限界温度以上となって、焼損故障を生ずる危
険性が出てくる。
【0003】そこで、係る不都合を解消するために、こ
の種冷凍装置では凝縮器にて凝縮され、受液器に貯留さ
れた液冷媒を圧縮機に供給して蒸発させることにより、
圧縮機を冷却するリキッドインジェクション回路を設け
ると共に、圧縮機の温度が所定の温度以上になると圧縮
機を強制的に停止させる保護装置(吐出ガスサーモ等)
が設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、冷凍装置の蒸
発器を除霜する場合には、除霜タイマが除霜側に切り換
わって、圧縮機から吐出された高温冷媒を凝縮器を介さ
ずに直接蒸発器に流入させることにより、蒸発器を加熱
する所謂ホットガス除霜が行われるが、係る除霜中は凝
縮器に冷媒が供給されないため、受液器への冷媒の補充
も停止してしまう。
【0005】一方で、リキッドインジェクション回路は
引き続き圧縮機に液冷媒を供給しているため、やがて受
液器内の液冷媒は枯渇してしまう。このように、蒸発器
の除霜中、従来では受液器内の液冷媒が枯渇してしまう
ため、圧縮機の冷却が行われなくなり、その温度が上昇
して前記保護装置が働き、圧縮機が強制的に停止されて
しまう。そのため、蒸発器の除霜が完全に行われなくな
る問題があった。
【0006】また、係る圧縮機の停止中に上記除霜タイ
マは冷却側に切り替わると、圧縮機に液冷媒が吸入され
る所謂液バック現象が発生する問題もあった。
【0007】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、リキッドインジェクション
回路を備えた冷凍装置において所謂ホットガス除霜を行
なう場合にも、リキッドインジェクション用の液冷媒を
確保し、除霜を完全に行えるようにした冷凍装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍装置は、圧
縮機、凝縮器、受液器、減圧装置及び蒸発器を順次環状
に配管接続すると共に、圧縮機の吐出ガス温度が上昇し
た際に、受液器から圧縮機のリキッドインジェクション
用入口に液冷媒を供給するリキッドインジェクション回
路と、圧縮機から吐出された高温冷媒を蒸発器に流入さ
せて蒸発器の除霜を行う除霜回路とを備え、除霜開始時
に蒸発器内圧力が所定値に達するまで受液器及び除霜回
路から蒸発器に流入する冷媒を阻止し、受液器に冷媒を
回収するポンプダウン運転を行うことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明の冷凍装置は、上記におい
てポンプダウン運転の終了後に除霜回路から冷媒を蒸発
器に流入させて蒸発器の除霜を行うと共に、圧縮機の吐
出ガス温度が上昇した際に、リキッドインジェクション
回路を介して受液器内の液冷媒を圧縮機に供給させるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3の発明の冷凍装置は、圧縮機、凝
縮器、受液器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接
続すると共に、圧縮機の吐出ガス温度が上昇した際に、
受液器から圧縮機のリキッドインジェクション用入口に
液冷媒を供給するリキッドインジェクション回路と、圧
縮機から吐出された高温冷媒を蒸発器に流入させて蒸発
器の除霜を行う除霜回路とを備え、圧縮機から吐出され
た高温冷媒を蒸発器に流し、凝縮器への流入を阻止して
蒸発器の除霜を開始してから一定時間経過後、若しくは
蒸発器内圧力が所定値に達した場合、圧縮機から吐出さ
れた高温冷媒を 除霜回路及び凝縮器の双方に流入させる
ことを特徴とする。
【0011】本発明の冷凍装置では、圧縮機、凝縮器、
受液器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管接続する
と共に、圧縮機の吐出ガス温度が上昇した際に、受液器
から圧縮機のリキッドインジェクション用入口に液冷媒
を供給するリキッドインジェクション回路と、圧縮機か
ら吐出された高温冷媒を蒸発器に流入させて蒸発器の除
霜を行う除霜回路とを備えており、除霜開始時に一定時
間、若しくは蒸発器内圧力が所定値に達するまで受液器
及び除霜回路から蒸発器に流入する冷媒を阻止し、受液
器に冷媒を回収するポンプダウン運転を行うので、リキ
ッドインジェクション用の液冷媒は除霜開始時に受液器
内に確保される。
【0012】従って、その後のホットガス除霜中にもリ
キッドインジェクション回路により圧縮機に液冷媒を供
給し、圧縮機を冷却することができるので、圧縮機の強
制停止を防止し、蒸発器の除霜を完全に行わせることが
可能となると共に、圧縮機への液バックも防止すること
ができるようになる。また、蒸発器内の低温冷媒を回収
してから高温冷媒を流すので、蒸発器の除霜時間も短縮
することが可能となる。
【0013】請求項3の発明の冷凍装置では、圧縮機、
凝縮器、受液器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管
接続すると共に、圧縮機の吐出ガス温度が上昇した際
に、受液器から圧縮機のリキッドインジェクション用入
口に液冷媒を供給するリキッドインジェクション回路
と、圧縮機から吐出された高温冷媒を蒸発器に流入させ
て蒸発器の除霜を行う除霜回路とを備えており、圧縮機
から吐出された高温冷媒を蒸発器に流し、凝縮器への流
入を阻止して蒸発器の除霜を開始してから一定時間経過
後、若しくは蒸発器内圧力が所定値に達した場合、圧縮
機から吐出された高温冷媒を除霜回路及び凝縮器の双方
に流入させるので、リキッドインジェクション用の液冷
媒は比較的速い時点から受液器内に補充される。
【0014】従って、ホットガス除霜中におけるリキッ
ドインジェクション用液冷媒の枯渇 を未然に回避するこ
とができるので、上述同様圧縮機の強制停止を防止し、
蒸発器の除霜を完全に行わせることが可能となると共
に、圧縮機への液バックも防止することができるように
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】 次に、図面に基づき本発明の実施
例を説明する。図1は本発明の冷凍装置1の冷媒回路図
を示している。冷凍装置1は、例えばスーパーショーケ
ースや業務用プレハブ冷蔵庫等に用いられるものであ
り、スクロールコンプレッサ、ロータリーコンプレッサ
等で構成された圧縮機2の吐出側の配管3は電磁弁SV
1を介して凝縮器4に接続され、凝縮器4の出口側は受
液器5に接続されている。受液器5の出口側の配管6は
電磁弁SV3を介して減圧装置としての膨張弁8に接続
され、膨張弁8は蒸発器9に接続されている。蒸発器9
の出口側は蒸発圧力調整弁(SPR)10を介してアキ
ュムレータ7に接続され、アキュムレータ7は圧縮機2
の吸込側の配管13に接続されて環状の冷媒回路を構成
している。
【0016】前記膨張弁8には並列に電磁弁SV4が接
続されると共に、電磁弁SV1の上流側の配管3には除
霜回路12が接続され、この除霜回路12は電磁弁SV
2を介して電磁弁SV3と膨張弁8の間に接続されてい
る。受液器5と電磁弁SV3の間の配管6にはリキッド
インジェクション回路11が接続され、このリキッドイ
ンジェクション回路11は電磁弁SV5及びキャピラリ
チューブ14を介して圧縮機2のリキッドインジェクシ
ョン用入口に接続されている。尚、15は低圧スイッチ
で圧縮機2の吸入側の配管13に接続されている。
【0017】次に、図1の冷凍装置1の動作を説明す
る。尚、図1の冷媒回路内には前記冷媒(R22)が所
定量(ホットガス除霜の為、蒸発器9の容量に見合った
量)封入されているものとする。また、冷凍装置1には
図示しない制御装置が設けられており、この制御装置は
タイマー機能や前記ショーケースの庫内温度を検出する
庫内温度センサー、蒸発器9の出口パイプ温度等を検出
する除霜終了感知センサー等を備え、更に、前記圧縮機
2の吐出ガス温度を検出して所定の高温度(例えば+1
50℃等)で圧縮機2を強制停止させる保護装置を備え
ているものとする。そして、制御装置は圧縮機2、電磁
弁SV1、SV2、SV3及びSV4の開閉を制御す
る。
【0018】冷却運転時、前記制御装置は前記庫内温度
センサーによる前記ショーケース等の庫内温度に基づい
て圧縮機2の運転を制御し、冷却運転時には電磁弁SV
2及び電磁弁SV4を閉じ、電磁弁SV1及び電磁弁S
V3を開いている。これによって、圧縮機2から吐出さ
れた高温高圧のガス冷媒は配管3から電磁弁SV1を経
て凝縮器4に流入し、そこで放熱して凝縮液化された
後、受液器5に流入する。そして、この受液器5に一旦
貯溜された液冷媒は、配管6より電磁弁SV3を介して
膨張弁8に至り、そこで絞られた後、蒸発器9に流入す
る。
【0019】蒸発器9に流入した冷媒はそこで蒸発し、
その時に周囲から熱を吸収することにより冷却作用を発
揮する。蒸発器9を出た冷媒は蒸発圧力調整弁10で流
量を調整し減圧されてアキュムレータ7に入り、そこで
未蒸発液冷媒を気液分離された後、ガス冷媒のみが圧縮
機2に吸い込まれる。
【0020】一方、受液器5から出た液冷媒の一部はリ
キッドインジェクション回路11にも流入し、電磁弁S
V5を介してキャピラリチューブ14にて絞られた後、
圧縮機2内に吐出される。液冷媒は圧縮機2内で蒸発
し、吸熱作用を発揮して圧縮機2を冷却する。これによ
って冷却運転時、圧縮機2の温度上昇は防止されるの
で、制御装置の前記保護装置によって圧縮機2が停止す
るようなことはなくなる。尚、電磁弁SV5は制御装置
により、圧縮機2の吐出ガス温度に基づいて、温度が上
昇したら開き、降下したら閉じるように制御される。
【0021】次に、図2に示す蒸発器9内の圧力P1と
凝縮器4内の圧力(凝縮圧力)P2の推移を参照しなが
ら、冷凍装置1の除霜運転を説明する。前記制御装置は
そのタイマー機能によって設定された所定の時刻t1に
なると、蒸発器9の除霜運転を開始する。除霜運転を開
始すると、制御装置は圧縮機2を運転しつつ、且つ、電
磁弁SV1は開、SV2及びSV4は閉のままで、先ず
電磁弁SV3を閉じる。これによって、蒸発器9に流入
する液冷媒が阻止され、所謂ポンプダウン運転が開始さ
れる。ポンプダウン運転では圧縮機2は電磁弁SV3以
降の冷媒回路内の冷媒を吸入して配管3に吐出する。配
管3に吐出された冷媒は電磁弁SV1を介して凝縮器4
で凝縮液化した後受液器内に回収されて行く。
【0022】係るポンプダウン運転により前記圧力P1
及びP2は急速に低下して行くため、時刻t2で低圧側
の圧力が所定の動作圧力まで低下すると、前記低圧スイ
ッチ15が働き、制御装置は係る低圧スイッチ15の動
作により圧縮機2を停止して上記ポンプダウン運転を終
了する。
【0023】ポンプダウン運転を終了すると、次に制御
装置は電磁弁SV1を閉じ、電磁弁SV2、SV3及び
電磁弁SV4を開く。これによって、配管3内の高温高
圧ガス冷媒が蒸発器9に流入するので蒸発器9内の圧力
P1は上昇し、低圧側の圧力も上昇して低圧スイッチ1
5が復帰するため、制御装置は圧縮機2の運転を再開す
る。
【0024】圧縮機2の運転が再開されると前述の如く
圧縮機2より高温高圧のガス冷媒が配管3に吐出され
る。配管3に吐出された冷媒は除霜回路12(電磁弁S
V2)及び電磁弁SV4を経て蒸発器9に流入する。こ
のとき蒸発器9内には低温冷媒は殆ど無くなっているの
で、高温冷媒の流入により蒸発器9は急速に加熱され、
除霜が迅速に行われて行く。
【0025】一方、蒸発器9内に流入した冷媒はそこで
凝縮液化され、蒸発圧力調整弁10にて流量を調整し減
圧された後、アキュムレータ7に入り、そこで気液分離
されてガス冷媒のみが圧縮機2に吸引される。
【0026】係る除霜によって蒸発器9内の圧力P1は
上昇して行く。そして、例えば除霜開始から一定時間が
経過した時刻t3になると、制御装置は電磁弁SV2、
SV4を開いたままで、電磁弁SV3を閉じて電磁弁S
V1を開く。これによって、圧縮機2から吐出された冷
媒は、除霜回路12と凝縮器4の双方に流入するように
なり、凝縮器4に流入した冷媒はそこで凝縮液化された
後、受液器5に補充されて行く。尚、係る電磁弁SV1
の開放は時間によらず、蒸発器9内の圧力P1が所定圧
力に上昇した段階で行っても良い。
【0027】蒸発器9の除霜が進行して時刻t4で蒸発
器9の出口側のパイプの温度等を検出する前記除霜終了
感知センサーが所定の除霜終了温度を感知すると、再冷
却運転時の液バックを防止するために、電磁弁SV2、
SV4が閉じ、冷媒回収(ポンプダウン)を行ってから
除霜運転を終了し、水切り時間の経過後(水切りタイマ
作動)、電磁弁SV3を開き、冷却運転に復帰する。
【0028】ここで、係る除霜運転中にも制御装置は電
磁弁SV5を開閉制御することにより、リキッドインジ
ェクション回路11から圧縮機2に受液器5内の液冷媒
を供給しているが、前記除霜運転開始直後の時刻t1か
らt2までの期間受液器5には液冷媒が回収され、ま
た、除霜終了(t4)以前の時刻t3から受液器5には
液冷媒が補充されているので、除霜運転中にも受液器5
内のリキッドインジェクション用液冷媒は確保される。
【0029】従って、除霜運転中でも圧縮機2の冷却が
確実にでき、前記保護装置によって圧縮機2が強制停止
されることがなくなるので、蒸発器9の除霜が確実に実
行されるようになる。また、前記制御装置のタイマー機
能は所定の長時間除霜運転が継続されると自動的に復帰
されるが、本発明によれば除霜中における係るタイマー
の復帰による圧縮機2の液バックの発生も解消される。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の冷凍装置によ
れば、圧縮機、凝縮器、受液器、減圧装置及び蒸発器を
順次環状に配管接続すると共に、圧縮機の吐出ガス温度
が上昇した際に、受液器から圧縮機のリキッドインジェ
クション用入口に液冷媒を供給 するリキッドインジェク
ション回路と、圧縮機から吐出された高温冷媒を蒸発器
に流入させて蒸発器の除霜を行う除霜回路とを備えてお
り、除霜開始時に一定時間、若しくは蒸発器内圧力が所
定値に達するまで受液器及び除霜回路から蒸発器に流入
する冷媒を阻止し、受液器に冷媒を回収するポンプダウ
ン運転を行うので、リキッドインジェクション用の液冷
媒は除霜開始時に受液器内に確保される。
【0031】従って、その後のホットガス除霜中にもリ
キッドインジェクション回路により圧縮機に液冷媒を供
給し、圧縮機を冷却することができるので、圧縮機の強
制停止を防止し、蒸発器の除霜を完全に行わせることが
可能となると共に、圧縮機への液バックも防止すること
ができるようになる。また、蒸発器内の低温冷媒を回収
してから高温冷媒を流すので、蒸発器の除霜時間も短縮
することが可能となる。
【0032】請求項3の発明の冷凍装置では、圧縮機、
凝縮器、受液器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に配管
接続すると共に、圧縮機の吐出ガス温度が上昇した際
に、受液器から圧縮機のリキッドインジェクション用入
口に液冷媒を供給するリキッドインジェクション回路
と、圧縮機から吐出された高温冷媒を蒸発器に流入させ
て蒸発器の除霜を行う除霜回路とを備えており、圧縮機
から吐出された高温冷媒を蒸発器に流し、凝縮器への流
入を阻止して蒸発器の除霜を開始してから一定時間経過
後、若しくは蒸発器内圧力が所定値に達した場合、圧縮
機から吐出された高温冷媒を除霜回路及び凝縮器の双方
に流入させるので、リキッドインジェクション用の液冷
媒は比較的速い時点から受液器内に補充される。
【0033】従って、ホットガス除霜中におけるリキッ
ドインジェクション用液冷媒の枯渇を未然に回避するこ
とができるので、上述同様圧縮機の強制停止を防止し、
蒸発器の除霜を完全に行わせることが可能となると共
に、圧縮機への液バックも防止することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置の冷媒回路図である。
【図2】蒸発器内の圧力と凝縮圧力の時間推移を示す図
である。
【符号の説明】
1 冷凍装置 2 圧縮機 3 配管 4 凝縮器 5 受液器 6 配管 8 膨張弁 9 蒸発器 11 リキッドインジェクション回路 12 除霜回路 15 低圧スイッチ SV1 電磁弁 SV2 電磁弁 SV3 電磁弁 SV4 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 47/02 530

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、受液器、減圧装置及び
    蒸発器を順次環状に配管接続すると共に、前記圧縮機の
    吐出ガス温度が上昇した際に、前記受液器から前記圧縮
    機のリキッドインジェクション用入口に液冷媒を供給す
    るリキッドインジェクション回路と、前記圧縮機から吐
    出された高温冷媒を前記蒸発器に流入させて前記蒸発器
    の除霜を行う除霜回路とを備え、除霜開始時に前記蒸発
    器内圧力が所定値に達するまで前記受液器及び前記除霜
    回路から前記蒸発器に流入する冷媒を阻止し、前記受液
    器に冷媒を回収するポンプダウン運転を行うことを特徴
    とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプダウン運転の終了後に前記除
    霜回路から冷媒を前記蒸発器に流入させて前記蒸発器の
    除霜を行うと共に、前記圧縮機の吐出ガス温度が上昇し
    た際に、前記リキッドインジェクション回路を介して前
    記受液器内の液冷媒を前記圧縮機に供給させることを特
    徴とする請求項1の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、受液器、減圧装置及び
    蒸発器を順次環状に配管接続すると共に、前記圧縮機の
    吐出ガス温度が上昇した際に、前記受液器から前記圧縮
    機のリキッドインジェクション用入口に液冷媒を供給す
    るリキッドインジェクション回路と、前記圧縮機から吐
    出された高温冷媒を前記蒸発器に流入させて前記蒸発器
    の除霜を行う除霜回路とを備え、前記圧縮機から吐出さ
    れた高温冷媒を前記蒸発器に流し、前記凝縮器への流入
    を阻止して前記蒸発器の除霜を開始してから一定時間経
    過後、若しくは前記蒸発器内圧力が所定値に達した場
    合、前記圧縮機から吐出された高温冷媒を前記除霜回路
    及び前記凝縮器の双方に流入させることを特徴とする冷
    凍装置。
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