JP2001280768A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2001280768A
JP2001280768A JP2000097074A JP2000097074A JP2001280768A JP 2001280768 A JP2001280768 A JP 2001280768A JP 2000097074 A JP2000097074 A JP 2000097074A JP 2000097074 A JP2000097074 A JP 2000097074A JP 2001280768 A JP2001280768 A JP 2001280768A
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武夫 植野
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憲治 谷本
Kazuhide Nomura
和秀 野村
Masaaki Takegami
雅章 竹上
Akitoshi Ueno
明敏 上野
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱回収可能な冷凍装置におけるデフロスト運
転開始時期を的確に決定できるようにする。 【解決手段】 室内空調用の利用側熱交換器5と並列に
接続された冷蔵用の蒸発器6とを備えた冷凍装置におい
て、暖房運転時には熱源側熱交換器3を蒸発器として作
用させる通常の暖房サイクルに代えて必要に応じて圧縮
機1からの冷媒を、四路切換弁2、前記利用側熱交換器
5、減圧機構4および前記蒸発器6を経て循環させる熱
回収回路Bを構成するようにするとともに、熱源側熱交
換器3に付設された室外ファン11の暖房運転時におけ
る運転積算時間に基づいてデフロスト運転開始時期を決
定するようにして、的確なデフロスト運転開始時期が得
られるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、室内空調用の利
用側熱交換器と冷蔵用の蒸発器とを併設してなる冷凍装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンビニエンスストア等におい
ては、商品を冷蔵あるいは冷凍するための冷蔵又は冷凍
用冷凍装置と、室内の空調を行うための空調用冷凍装置
とが必要であり、従来技術においては、それぞれ別個の
冷媒回路により構成されていた。
【0003】上記のような構成とした場合、室内空調用
冷媒回路と冷蔵又は冷凍用冷媒回路との二つの冷媒回路
が必要となり、構成が複雑化するとともに、冷蔵又は冷
凍用として使用した廃熱は、室外側に設置された熱源側
熱交換器により外部へ放出され、有効に利用されないと
いう不具合があった。
【0004】そこで、室内空調用の利用側熱交換器と冷
蔵又は冷凍用の蒸発器とを並列に接続し、暖房運転時に
おいて冷蔵又は冷凍用の蒸発器で使用された廃熱を空調
用の利用側熱交換器において暖房熱源として利用するよ
うにした熱回収可能な冷凍装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した熱
回収可能な冷凍装置の場合、冷蔵又は冷凍用の蒸発器が
サーモ停止したり、冷蔵又は冷凍用の蒸発器における負
荷が小さくなると、必要な暖房熱源が冷蔵又は冷凍用の
蒸発器で得られなくなるので、熱源側熱交換器を蒸発器
として作用させる通常の暖房サイクルによる暖房運転が
必要がある。このような通常暖房サイクルによる暖房運
転時において、蒸発器として作用している熱源側熱交換
器に着霜が生じると、暖房能力が低下することとなるの
で、前記着霜を除去するデフロスト運転を行う必要があ
る。
【0006】通常のデフロスト運転の場合、暖房運転の
運転積算時間に基づいてデフロスト開始時期を決定すれ
ばよいが、上記した熱回収可能な冷凍装置においては、
熱回収暖房運転時には熱源側熱交換器が動作していない
ため、暖房運転の運転積算時間ではデフロスト運転開始
時期を決定できないという不具合がある。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、熱回収可能な冷凍装置におけるデフロスト運転開
始時期を的確に決定できるようにすることを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、圧縮機1と、四路
切換弁2と、冷房運転時に凝縮器として作用し、暖房運
転時に蒸発器として作用し且つ室外ファン11が付設さ
れた熱源側熱交換器3と、減圧機構4と、冷房運転時に
蒸発器として作用し、暖房運転時に凝縮器として作用す
る室内空調用の利用側熱交換器5と、該利用側熱交換器
5と並列に接続された冷蔵又は冷凍用の蒸発器6とを備
えた冷凍装置において、暖房運転時には前記熱源側熱交
換器3を蒸発器として作用させる通常の暖房サイクルに
代えて必要に応じて前記圧縮機1からの冷媒を、前記四
路切換弁2、前記利用側熱交換器5、前記減圧機構4お
よび前記蒸発器6を経て循環させる熱回収回路Bを構成
するようにするとともに、前記室外ファン11の暖房運
転時における運転積算時間に基づいてデフロスト運転開
始時期を決定するようにしている。
【0009】上記のように構成したことにより、暖房運
転時において冷蔵又は冷凍用の蒸発器6の負荷が小さく
なって利用側熱交換器5における暖房熱源が不足ぎみと
なったり、冷蔵又は冷凍用の蒸発器6がサーモ停止して
利用側熱交換器5における暖房熱源が得られなくなる
と、熱源側熱交換器3を蒸発器として作用させる通常暖
房サイクルでの暖房運転が行われるが、当該暖房運転に
よる熱源側熱交換器3への着霜限界を、室外ファン11
の運転積算時間に基づいて判断し、デフロスト運転開始
時期が決定される。従って、実際に蒸発器として作用し
ている熱源側熱交換器3の運転状態に応じてデフロスト
運転開始時期を決定することができることとなり、的確
なデフロスト運転開始時期が得られる。
【0010】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の冷凍装置において、外気温度を検出する外気温度
検出手段44を付設するとともに、該外気温度検出手段
44により検出された外気温度に基づいて前記デフロス
ト運転開始時期を補正するようにした場合、外気温度を
考慮してデフロスト運転開始時期を決定することができ
ることとなり、より的確なデフロスト運転開始時期が得
られる。
【0011】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の冷凍装置において、前記
熱源側熱交換器3における冷媒温度を検出する冷媒温度
検出手段47を付設するとともに、該冷媒温度検出手段
47により検出された冷媒温度に基づいて前記デフロス
ト運転開始時期を補正するようにした場合、冷媒温度を
考慮してデフロスト運転開始時期を決定することができ
ることとなり、より一層的確なデフロスト運転開始時期
が得られる。
【0012】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の冷凍装置におい
て、前記デフロスト運転を、前記四路切換弁2を冷房運
転側に切り換える逆サイクルデフロスト運転とした場
合、圧縮機1の吐出ガス冷媒を直接熱源側熱交換器3に
供給して着霜を融かすこととなり、デフロスト運転時間
を短縮することができる。
【0013】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の冷凍装置にお
いて、前記デフロスト運転中に前記蒸発器6による冷蔵
又は冷凍運転を強制的に行うようにした場合、冷蔵商品
等を犠牲にしなくともよくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0015】この冷凍装置は、図1に示すように、並列
に接続された一対の圧縮機1,1、四路切換弁2、室外
ファン11を付設した熱源側熱交換器3、減圧機構とし
て作用する膨張弁4および利用側熱交換器5を冷媒配管
を介して順次接続して構成されたヒートポンプ式空調用
冷媒回路Aと、該ヒートポンプ式空調用冷媒回路Aにお
ける前記膨張弁4の下流側から分岐し、冷蔵用の蒸発器
6を介して前記圧縮機1,1の吸入側に接続される冷蔵
用冷媒回路(換言すれば、熱回収回路)Bとを備えてい
る。前記室外ファン11は、暖房運転時においては熱源
側熱交換器3と連動してON/OFFされることとなっ
ている。
【0016】前記熱源側熱交換器3と膨張弁4との間に
は、冷房運転時において前記熱源側熱交換器3の出口側
となる部分に接続されたレシーバ7と、該レシーバ7の
液相部からの液冷媒を外部熱媒体(例えば、室外空気)
により過冷却する空冷の第1の過冷却熱交換器8と、該
第1の過冷却熱交換器8からの過冷却液冷媒を該過冷却
液冷媒の一部を感温膨張弁9により減圧して得られる気
液混合冷媒の蒸発潜熱によりさらに過冷却する三重管式
の第2の過冷却熱交換器9とが設けられている。該第2
の過冷却熱交換器9において蒸発気化したガス冷媒は、
低圧ガス配管12を介して圧縮機1,1の吸入側に供給
されることとなっている。また、前記感温膨張弁10の
感温筒10aは、前記低圧ガス配管12に付設されてい
る。符号13は第2の過冷却熱交換器9へ液冷媒の一部
を供給するときにのみ開作動される電磁開閉弁である。
なお、本実施の形態においては、前記室外ファン11
は、利用側熱交換器3と第1の過冷却熱交換器8とに共
用されている。
【0017】前記レシーバ7の入口側には、4個の逆止
弁14a〜14dを備えたブリッジ回路14が設けられ
ている。該ブリッジ回路14は、冷房運転時には熱源側
熱交換器3からの液冷媒をレシーバ7へ導くとともにレ
シーバ7からの液冷媒を膨張弁4を経由した後利用側熱
交換器5に導き、暖房運転時には利用側熱交換器5から
の液冷媒をレシーバ7へ導くとともにレシーバ7からの
液冷媒を膨張弁4を経由した後熱源側熱交換器3へ導く
流路切換機構として作用する。符号15は冷房運転時の
み熱源側熱交換器3からレシーバ7への液冷媒の流通を
許容する逆止弁、16は暖房運転時には開作動して膨張
弁4から利用側熱交換器3への冷媒流通を許容し、暖房
熱回収運転時に閉作動して膨張弁4から冷蔵用蒸発器6
へのみ冷媒流通を許容する電磁開閉弁である。
【0018】前記冷蔵用冷媒回路Bにおける冷蔵用蒸発
器6の上流側液管17には、後述する冷凍用冷媒回路C
における冷凍用圧縮機18の吐出ガス冷媒との熱交換を
行うプレート熱交換器19が介設されている。
【0019】前記冷凍用冷媒回路Cは、前記冷凍用圧縮
機18、前記プレート熱交換器19、感温膨張弁20、
冷凍用蒸発器21およびアキュームレータ22を冷媒配
管を介して順次接続して構成されている。
【0020】前記利用側熱交換器5と前記ブリッジ回路
14との間には、電磁開閉弁24と冷房運転時にのみ冷
媒流通を許容する逆止弁25との直列回路23aと、電
磁開閉弁26と暖房運転時にのみ冷媒流通を許容する逆
止弁27との直列回路23bとからなる可逆流通機構2
3が介設されている。符号28は電磁開閉弁26をバイ
パスする液逃がし用のキャピラリチューブである。
【0021】前記冷蔵用冷媒回路Bには、前記冷蔵用蒸
発器6をバイパスするバイパス回路29が設けられ、該
バイパス回路29には、冷蔵用蒸発器6の運転停止時に
のみ開作動する電磁開閉弁30が介設されている。符号
31は冷蔵用蒸発器6の運転停止時にのみ閉作動される
電磁開閉弁、32は冷凍用蒸発器21の運転停止時にの
み閉作動される電磁開閉弁、33は利用側熱交換器5に
付設された室内ファン、34は冷蔵用蒸発器6に付設さ
れた冷蔵用ファン、35は冷凍用蒸発器21に付設され
た冷凍用ファンである。
【0022】前記圧縮機1,1の吐出側には、ガス冷媒
中に含まれる潤滑油を分離する油分離器36が設けられ
ており、該油分離器36で分離された潤滑油は、油戻し
管37を介して圧縮機1,1の吸入管38に戻されるよ
うになっている。符号39は油戻し時に開作動される電
磁開閉弁である。
【0023】図面中、符号40は圧縮機1,1の吐出圧
力である高圧圧力を検出する高圧圧力検出手段として作
用する圧力センサー、41は室内空気温度を検出する室
温センサー、42は吐出ガス冷媒の温度を検出する吐出
温度センサー、43は吸入ガス冷媒の圧力を検出する圧
力センサー、44は外気温度Taを検出する外気温度検
出手段として作用する外気温センサー、45,46は閉
鎖弁、47は熱源側熱交換器3の温度(換言すれば、冷
媒温度Tx)を検出する冷媒温度検出手段として作用す
る熱交センサーである。
【0024】上記のように構成された冷凍装置において
は、次のような作用効果が得られる。 (I) 冷房運転 この時、四路切換弁2は実線図示のように切り換えら
れ、電磁開閉弁13は開作動され、電磁開閉弁16は閉
作動され、電磁開閉弁24は開作動され、電磁開閉弁2
6は閉作動され、電磁開閉弁30は閉作動され、電磁開
閉弁31,32は開作動され、電磁開閉弁39は開作動
されており、空調用冷媒回路Aにおいては、圧縮機1,
1から吐出されたガス冷媒が、凝縮器として作用してい
る熱源側熱交換器3において凝縮液化された後、逆止弁
15およびブリッジ回路14を経てレシーバ7へ送ら
れ、該レシーバ7の液相部からの液冷媒は、第1の過冷
却熱交換器8において室外空気との熱交換により過冷却
され、さらなる過冷却が必要な場合(即ち、電磁開閉弁
13が開作動されている場合)には、前記第1の過冷却
熱交換器8からの過冷却液冷媒が、第2の過冷却熱交換
器9において該過冷却液冷媒の一部であって感温膨張弁
10によって減圧された気液混合冷媒の蒸発潜熱により
さらに過冷却され、膨張弁4で減圧されて利用側熱交換
器5に供給されて蒸発し、得られた蒸発潜熱が冷房用冷
熱源として利用され、その後圧縮機1,1へ還流され
る。
【0025】また、冷蔵用冷媒回路Bにおいては、前記
膨張弁4で減圧された冷媒が、前記空調用冷媒回路Aか
ら分岐してプレート熱交換器19を経て冷蔵用蒸発器6
に供給されて蒸発し、得られた蒸発潜熱が冷蔵用冷熱源
として利用され、その後圧縮機1,1へ還流される。
【0026】さらに、冷凍用冷媒回路Cにおいては、冷
凍用圧縮機18から吐出されたガス冷媒が、凝縮器とし
て作用しているプレート熱交換器19において冷蔵用冷
媒回路Bにおける液管17を流通する液冷媒との熱交換
により凝縮液化された後、膨張弁20で減圧されて冷凍
用蒸発器21に供給されて蒸発し、得られた蒸発潜熱が
冷凍用冷熱源として利用され、その後アキュームレータ
22を経て圧縮機18へ還流される。
【0027】ところで、冷蔵・冷凍の庫内温度が高い場
合には、冷蔵・冷凍のドラフト防止のために、室内ファ
ン33を低速運転とするのが望ましい。 (II) 暖房運転 この時、四路切換弁2は点線図示のように切り換えら
れ、電磁開閉弁13は開作動され、電磁開閉弁16は閉
作動され、電磁開閉弁24は閉作動され、電磁開閉弁2
6は開作動され、電磁開閉弁30は閉作動され、電磁開
閉弁31,32は開作動され、電磁開閉弁39は開作動
されており、空調用冷媒回路Aにおいては、圧縮機1,
1から吐出されたガス冷媒が、凝縮器として作用してい
る利用側熱交換器5において凝縮液化され、得られた凝
縮潜熱が暖房熱源として利用された後、逆止弁15およ
びブリッジ回路14を経てレシーバ7へ送られ、該レシ
ーバ7の液相部からの液冷媒は、第1の過冷却熱交換器
8において室外空気との熱交換により過冷却され、さら
なる過冷却が必要な場合(即ち、電磁開閉弁13が開作
動されている場合)には、前記第1の過冷却熱交換器8
からの過冷却液冷媒が、第2の過冷却熱交換器9におい
て該過冷却液冷媒の一部であって感温膨張弁10によっ
て減圧された気液混合冷媒の蒸発潜熱によりさらに過冷
却され、膨張弁4で減圧されて冷蔵用冷媒回路Bにおけ
るプレート熱交換器19を経て蒸発器6に供給されて蒸
発し、得られた蒸発潜熱が冷蔵用冷熱源として利用さ
れ、その後圧縮機1,1へ還流される。
【0028】また、冷凍用冷媒回路Cにおいては、冷凍
用圧縮機18から吐出されたガス冷媒が、凝縮器として
作用しているプレート熱交換器19において冷蔵用冷媒
回路Bにおける液管17を流通する液冷媒との熱交換に
より凝縮液化された後、膨張弁20で減圧されて冷凍用
蒸発器21に供給されて蒸発し、得られた蒸発潜熱が冷
凍用冷熱源として利用され、その後アキュームレータ2
2を経て圧縮機18へ還流される。
【0029】上記したように、本実施の形態において
は、暖房運転時には冷蔵用冷媒回路Bにおける蒸発器6
で冷蔵用冷熱源として使用された廃熱が、利用側熱交換
器5において暖房熱源として回収されることとなる。こ
の時、圧縮機1,1のうち1台は運転停止されている
(換言すれば、圧縮機の能力がダウンされている)。
【0030】ところで、暖房運転中において冷蔵・冷凍
負荷が小さくなった(換言すれば、圧縮機1,1の吸入
圧力である低圧圧力が低くなった)場合あるいは冷蔵運
転がサーモ停止した場合には、利用側熱交換器5におけ
る暖房熱源が不足しあるいは得られなくなるので、電磁
開閉弁16を開作動させ、熱源側熱交換器3を蒸発器と
して作用させる通常の暖房サイクル運転が行われること
となっているが、このような暖房運転により、熱源側熱
交換器3に着霜が生じると、暖房能力が低下するので、
着霜を融かすデフロスト運転を行う必要がある。
【0031】上記デフロスト運転は、四路切換弁2を冷
房運転側に切り換える逆サイクルデフロスト運転により
行われるが、デフロスト運転開始時期およびデフロスト
運転終了時期は次のようにして決定される。
【0032】実施例1 暖房運転中において、室外ファン11の運転積算時間t
が設定値ts1以上となった場合には、デフロスト運転
を開始し、デフロスト運転開始後予め設定された設定時
間t0が経過した時点でデフロスト運転を終了する。な
お、デフロスト運転終了時期は、熱交センサー47によ
り検出された冷媒温度Txが設定値Txs以上となった
時点としてもよい。このようにすれば、暖房運転時に蒸
発器として作用している熱源側熱交換器3に付設されて
いる室外ファン11の運転積算時間tに基づいてデフロ
スト運転開始時期が決定されることとなり、実際の運転
状態に応じてデフロスト運転開始時期を決定することが
できることとなり、的確なデフロスト運転開始時期が得
られる。
【0033】実施例2 暖房運転中において、外気温度Taが設定値Tas(例
えば、5℃)以下であって、室外ファン11の運転積算
時間tが設定値ts2以上となった場合には、デフロス
ト運転を開始し、デフロスト運転開始後予め設定された
設定時間t0が経過した時点でデフロスト運転を終了す
る。なお、デフロスト運転終了時期は、熱交センサー4
7により検出された冷媒温度Txが設定値Txs以上と
なった時点としてもよい。このようにすれば、外気温度
Taを考慮してデフロスト運転開始時期を決定すること
ができることとなり、より的確なデフロスト運転開始時
期が得られる。
【0034】実施例3 暖房運転中において、熱源側熱交換器3における冷媒温
度Txが設定値Txs以下であって、室外ファン11の
運転積算時間tが設定値ts3以上となった場合には、
デフロスト運転を開始し、デフロスト運転開始後予め設
定された設定時間t0が経過した時点でデフロスト運転
を終了する。なお、デフロスト運転終了時期は、熱交セ
ンサー47により検出された冷媒温度Txが設定値Tx
s以上となった時点としてもよい。このようにすれば、
冷媒温度Txを考慮してデフロスト運転開始時期を決定
することができることとなり、より的確なデフロスト運
転開始時期が得られる。なお、冷媒温度Txに代えて、
低圧圧力あるいは蒸発温度を採用してもよい。
【0035】実施例4 暖房運転中において、外気温度Taが設定値Tas(例
えば、5℃)以下であり、熱源側熱交換器3における冷
媒温度Txが設定値Txs以下であって、室外ファン1
1の運転積算時間tが設定値ts4以上となった場合に
は、デフロスト運転を開始し、デフロスト運転開始後予
め設定された設定時間t0が経過した時点でデフロスト
運転を終了する。なお、デフロスト運転終了時期は、熱
交センサー47により検出された冷媒温度Txが設定値
Txs以上となった時点としてもよい。このようにすれ
ば、冷媒温度Txを考慮してデフロスト運転開始時期を
決定することができることとなり、より一層的確なデフ
ロスト運転開始時期が得られる。なお、冷媒温度Txに
代えて、低圧圧力あるいは蒸発温度を採用してもよい。
【0036】上記デフロスト運転中に前記蒸発器6によ
る冷蔵運転は強制的に行われることとなっている。この
ようにすれば、冷蔵商品等を犠牲にしなくともよくな
る。
【0037】上記実施例においては、逆サイクルデフロ
スト運転を行うようにしているが、圧縮機1,1の吐出
ガス冷媒をバイパス回路を介して熱源側熱交換器3に供
給するホットガスバイパスによるデフロスト運転を行っ
てもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、圧縮機1と、
四路切換弁2と、冷房運転時に凝縮器として作用し、暖
房運転時に蒸発器として作用し且つ室外ファン11が付
設された熱源側熱交換器3と、減圧機構4と、冷房運転
時に蒸発器として作用し、暖房運転時に凝縮器として作
用する室内空調用の利用側熱交換器5と、該利用側熱交
換器5と並列に接続された冷蔵又は冷凍用の蒸発器6と
を備えた冷凍装置において、暖房運転時には前記熱源側
熱交換器3を蒸発器として作用させる通常の暖房サイク
ルに代えて必要に応じて前記圧縮機1からの冷媒を、前
記四路切換弁2、前記利用側熱交換器5、前記減圧機構
4および前記蒸発器6を経て循環させる熱回収回路Bを
構成するようにするとともに、前記室外ファン11の暖
房運転時における運転積算時間に基づいてデフロスト運
転開始時期を決定するようにしたので、実際に蒸発器と
して作用している熱源側熱交換器3の運転状態に応じて
デフロスト運転開始時期を決定することができることと
なり、的確なデフロスト運転開始時期が得られるという
効果がある。
【0039】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の冷凍装置において、外気温度を検出する外気温度
検出手段44を付設するとともに、該外気温度検出手段
44により検出された外気温度に基づいて前記デフロス
ト運転開始時期を補正するようにした場合、外気温度を
考慮してデフロスト運転開始時期を決定することができ
ることとなり、より的確なデフロスト運転開始時期が得
られる。
【0040】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の冷凍装置において、前記
熱源側熱交換器3における冷媒温度を検出する冷媒温度
検出手段47を付設するとともに、該冷媒温度検出手段
47により検出された冷媒温度に基づいて前記デフロス
ト運転開始時期を補正するようにした場合、冷媒温度を
考慮してデフロスト運転開始時期を決定することができ
ることとなり、より一層的確なデフロスト運転開始時期
が得られる。
【0041】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の冷凍装置におい
て、前記デフロスト運転を、前記四路切換弁2を冷房運
転側に切り換える逆サイクルデフロスト運転とした場
合、圧縮機1の吐出ガス冷媒を直接熱源側熱交換器3に
供給して着霜を融かすこととなり、デフロスト運転時間
を短縮することができる。
【0042】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の冷凍装置にお
いて、前記デフロスト運転中に前記蒸発器6による冷蔵
又は冷凍運転を強制的に行うようにした場合、冷蔵商品
等を犠牲にしなくともよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる冷凍装置の冷媒
回路図である。
【符号の説明】
1は圧縮機、2は四路切換弁、3は熱源側熱交換器、4
は減圧機構(膨張弁)、5は利用側熱交換器、6は蒸発
器、11は室外ファン、16は開閉弁(電磁開閉弁)4
4は外気温度検出手段(外気温度センサー)、47は冷
媒温度検出手段(熱交センサー)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 和秀 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 竹上 雅章 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 上野 明敏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)と、四路切換弁(2)と、
    冷房運転時に凝縮器として作用し、暖房運転時に蒸発器
    として作用し且つ室外ファン(11)が付設された熱源
    側熱交換器(3)と、減圧機構(4)と、冷房運転時に
    蒸発器として作用し、暖房運転時に凝縮器として作用す
    る室内空調用の利用側熱交換器(5)と、該利用側熱交
    換器(5)と並列に接続された冷蔵又は冷凍用の蒸発器
    (6)とを備えた冷凍装置であって、暖房運転時には前
    記熱源側熱交換器(3)を蒸発器として作用させる通常
    の暖房サイクルに代えて必要に応じて前記圧縮機(1)
    からの冷媒を、前記四路切換弁(2)、前記利用側熱交
    換器(5)、前記減圧機構(4)および前記蒸発器
    (6)を経て循環させる熱回収回路(B)を構成するよ
    うにするとともに、前記室外ファン(11)の暖房運転
    時における運転積算時間に基づいてデフロスト運転開始
    時期を決定するようにしたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 外気温度を検出する外気温度検出手段
    (44)を付設するとともに、該外気温度検出手段(4
    4)により検出された外気温度に基づいて前記デフロス
    ト運転開始時期を補正するようにしたことを特徴とする
    前記請求項1記載の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 前記熱源側熱交換器(3)における冷媒
    温度を検出する冷媒温度検出手段(47)を付設すると
    ともに、該冷媒温度検出手段(47)により検出された
    冷媒温度に基づいて前記デフロスト運転開始時期を補正
    するようにしたことを特徴とする前記請求項1および2
    のいずれか一項記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記デフロスト運転を、前記四路切換弁
    (2)を冷房運転側に切り換える逆サイクルデフロスト
    運転としたことを特徴とする前記請求項1、2および3
    のいずれか一項記載の冷凍装置。
  5. 【請求項5】 前記デフロスト運転中に前記蒸発器
    (6)による冷蔵又は冷凍運転を強制的に行うことを特
    徴とする前記請求項1、2、3および4のいずれか一項
    記載の冷凍装置。
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