JPH0579642B2 - - Google Patents

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JPH0579642B2
JPH0579642B2 JP60021491A JP2149185A JPH0579642B2 JP H0579642 B2 JPH0579642 B2 JP H0579642B2 JP 60021491 A JP60021491 A JP 60021491A JP 2149185 A JP2149185 A JP 2149185A JP H0579642 B2 JPH0579642 B2 JP H0579642B2
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JP
Japan
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powder
antiperspirant
oil
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present
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Isao Hirano
Toshio Fukuda
Masataka Ogawa
Fukuji Suzuki
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、制汗スプレーに関する。さらに詳し
くは、肌にスプレーしたときに、制汗剤粉末の白
さが目だたない制汗スプレーに関する。 [従来の技術] 制汗剤にはスプレー、クリーム、スチツク、ロ
ールオンタイプなど様々なタイプの製品がある。
スプレータイプ、なかでも制汗剤粉末と噴射剤を
主成分としてなるパウダースプレータイプはその
使用法が簡便であつて、かつ、さつぱりした使用
感をもつているので、制汗剤の主流を占めるに至
つている。 現在、市場に供されている制汗パウダースプレ
ーは、そのほとんどが、制汗剤粉末としてクロル
水酸化アルミニウムを用い、これに組み合わせ
て、噴射剤および制汗剤粉末の肌への付着をよく
するためのオイルからなつている。 [発明が解決しようとする問題点] このような制汗パウダースプレーは、これを塗
布した時、どうしても肌上でクロル水酸化アルミ
ニウムなどの制汗剤粉末の白さが目だつてしま
い、最近は女性に対して、とくにデオドラント製
品を使用していることを他人に知られたくない女
性にはいやがられる傾向にある。 この欠点を防ぐ目的で、従来は、制汗剤粉末の
量を減らしたり、オイル量を増やすことが行われ
ていた。 しかし、制汗剤の減量は効果の低下につなが
る。また、オイルの増量は、オイルのベタツキや
皮膚上に付着した制汗剤粉末がよれて見苦しくな
るなどの欠点を持つていた。 そこで、発明者らは、従来のように単に制汗剤
粉末を減らしたり、オイルを増やしたりするので
はなく、粉末部分に対する工夫によつて、上記問
題を解決しようと鋭意研究の結果、制汗剤粉末と
ともに特定の粉末を特定量用いればよいことを見
いだした。本発明はこの知見に基づく。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は噴射剤70〜99.4重量%、制
汗剤0.5〜15重量%、下記(A)(B)(C)(D)から選ばれる
1種または2種以上の粉末0.05〜14重量%および
オイル0.05〜13重量%を含有することを特徴とす
る制汗パウダースプレーである。 (A) 無水ケイ酸 (B) 水膨潤性粘土鉱物 (C) ポリラウミド (D) リン酸水素カルシウム 上記の粉末、たとえば無水ケイ酸などは、制汗
剤の分散剤としてごく少量(0.01重量%程度)制
汗パウダースプレー中に配合されてきたが、本発
明におけるような配合量で配合されたことはな
く、そのことによる白さを抑制する効果は本発明
者らが初めて見いだしたところである。 本発明で用いる制汗剤粉末は、アルミニウム化
合物、ジルコニウム化合物、亜鉛化合物の粉末ま
たはそれらの混合物である。具体的にはアルミニ
ウム、ジルコニウムまたは亜鉛の硫酸塩、臭化
物、塩化物、クロル水酸化物、乳酸塩などであ
り、代表的なものとしてクロル水酸化アルミニウ
ム、クロル水酸化ジルコニウム、硫酸アルミニウ
ム、フエノールスルホン酸アルミニウム、塩化ア
ルミニウム、臭化アルミニウム、フエノールスル
ホン酸亜鉛などをあげることができる。 このなかで、クロル水酸化アルミニウムのみが
我が国で使用許可されている。 上記制汗剤粉末の粒径は、スプレーの目詰まり
防止の観点から200メツシユより細かいふるいを
通る粒径のものが好適である。 制汗剤粉末の配合量は、制汗パウダースプレー
全量中の約0.5〜15重量%である。これより多量
ではスプレーしたとき、制汗剤粉末がとび散り過
ぎるきらいがあり、一方、これ以下の量では発汗
を減ずるのに効果が弱い。 本発明においては、上記制汗剤粉末の一種又は
二種以上が任意に選ばれて用いられる。 本発明に使用するオイルは、化粧品に一般的に
用いられるオイルであれば、いずれでもよいが、
好ましくは後述の噴射剤に対する溶解性が高いも
のおよび制汗剤粉末をよく濡らすものが好まし
い。 オイルの例をあげれば、次のとおりであるが、
なかでも、メチルフエニルポリシロキサン、スク
ワラン、オクチルドデカノール、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンペンタエリスリトール
エーテル、テトラ(またはペンタ)エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタンが好ましい。 −本発明に使用できるオイルの一例− セチルアルコール、ステアリルアルコールなど
の高級アルコール、ステアリン酸、ベヘン酸など
の高級脂肪酸、固形パラフイン、マイクロクリス
タリンワツクス、ポリエチレンワツクス、キヤン
デリラロウ、ビースワツクス、硬化ヒマシ油、カ
ルナバロウ、バリコワツクスなどのワツクス、オ
リーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、ラノリンなどの
動植物油、流動パラフイン、ワセリンなどの鉱物
油、トリメチロールプロパントリイソステアレー
ト、イソプロピルミリステート、グリセロールト
リ2エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトー
ルテトラ2エチルヘキサノエート、シリコーン油
などの合成油。 本発明においては、上記のオイルのうち任意の
一種又は二種以上を選んで使用することができ
る。 とくに、メチルフエニルポリシロキサン、スク
ワラン、オクチルドデカノールからなる群の一種
又は二種以上と、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンペンタエリスリトールエーテル、テト
ラ(またはペンタ)エチルヘキシル酸ジグリセロ
ールソルビタンからなる群の一種又は二種以上を
適宜併用したとき、なかでもメチルフエニルポリ
シロキサンとポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンペンタエリスリトールエーテルとを併用し
たとき、もつとも良好な結果が得られた。 オイルの配合量は、制汗パウダースプレー全量
中の約0.05〜13重量%、好ましくは約0.3〜10重
量%である。それ未満では噴射したとき制汗剤粉
末がとび散り過ぎる。一方、この範囲を超えると
オイルのべたつく感じを与えがちである。 好ましいオイルと、制汗剤粉末および(A)〜(D)で
示される粉末合計との比率は、オイル:粉末部=
1:11〜1:1、さらに好ましくは3:10〜2:
3である。これより少ないと、制汗剤粉末の白さ
がやや目立つようになり、一方、この範囲を超え
るオイルの配合は、皮膚にべたつく感じを与えが
ちとなる。 本発明で用いられる噴射剤は、通常エアゾール
スプレーに用いられる噴射剤であれば、いずれで
もよい。 ハロゲン化炭化水素噴射剤あるいは炭化水素が
良好であり、一例をあげれば、プロパン、LPG、
ジクロルジフルオルメタン、1,2ジクロル1,
1,2,2テトラフルオルエタン、トリクロルモ
ノフルオルメタン、ジクロルジフルオルメタンな
どである。塩化メチレンや1,1,1トリクロン
エタンなども使用可能である。 これらのうちの任意の一種又は二種以上が選ば
れて用いられる。 配合量は、制汗パウダースプレー全量中の約70
〜99重量%である。 本発明で、制汗剤粉末の色さを抑制するために
用いられる粉末は、無水ケイ酸、水膨潤性粘土鉱
物、ポリラウミド、リン酸水素カルシウムであ
る。水膨潤性粘土鉱物は主として、ケイ酸マグネ
シウム、ナトリウムからなる粘土鉱物であり、市
販では、英国ラポルテ社製のラポナイト、米国バ
ンダービルト社製のビーガム、国峰鉱業製のクニ
ピアなどがある。 本発明では、上記粉末の一種又は二種以上が任
意に選ばれて用いられる。 これら粉末類は、当然のことながら、スプレー
を詰まらせない程度の粒径であることが必要で、
通常20μ以下のものが使用される。 上記粉末のなかでも、無水シリカは効果がすぐ
れている。無水ケイ酸は、いろいろなグレードの
ものが市販されている。たとえば、アエロジル
(石原産業製)やカープレツクス(塩野義製薬)
などである。これらはいずれを選んでも、本発明
に良好に使用し得るが、使用性の面から考える
と、とくに粒子形状が球状のもの、なかでも粒子
径が5〜15μのものが好ましい。市販では、たと
えば電気化学などから購入できる。 配合量は制汗パウダースプレー全量中の0.03〜
14重量%、好ましくは0.1〜10重量%である。 本発明の制汗パウダースプレーには上記した必
須構成成分に加えて、本発明の目的を損なわない
質的、量的範囲内で、タルク、カオリンなどの粉
末、分散剤、安定剤、抗菌剤、殺菌剤、抗酸化
剤、香料などを添加することができる。 [実施例] 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。また実施例中すべてのパーセントは断
らない限り重量によるものとする。なお効果の判
定は以下の試験法、評価法によつた。 −使用性試験− 各試料につき男女10名、合計20名のパネルを用
い、官能で使用性(塗布後の粉末分の白さの目
だち具合、塗布後のさつぱり感)を評価した。 ◎使用性抜群に良好……20人中19〜20名が使用性
が良いと答えた場合 ○使用性非常に良好……20人中15〜18名が使用性
が良いと答えた場合 △使用性良好……20人中11〜14名が使用性が良い
と答えた場合 ×使用性普通……20人中7〜10名が使用性が良い
と答えた場合 ××使用性不良……20人中3〜6名が使用性が良
いと答えた場合 ×××使用性非常に不良……20人中0〜2名が使
用性が良いと答えた場合 −白化抑制度試験− 市販の、日本人の肌の色に近いフアンデーシヨ
ンを発泡スチロールパネル上にRIテスターによ
り塗布し、その表面に制汗パウダースプレー試料
を10cm離れた距離から2秒間噴霧する。噴霧前後
の色差を、色差計にて測定して白化抑制度とし
た。 ◎白化抑制度抜群に良好……ΔE1未満 ○白化抑制度非常に良好……ΔE1以上〜2未満 △白化抑制度良好……ΔE2以上〜3未満 ×白化抑制度普通……ΔE3以上〜5未満 ××白化抑制度不良……ΔE5以上 実施例1〜18、比較例1 表−1、表−2に記載の配合組成によりなる制
汗パウダースプレーを常法により調製し、その使
用性、白化抑制度合を調べた。 結果を表−1、表−2に示す。表−1、表−2
より明らかなように、使用性、白化抑制度合にお
いて優れた性能を示した。
【表】
【表】
【表】 実施例19〜23、比較例2 表−3の配合組成よりなる制汗パウダースプレ
ーを常法により調製し、その使用性、白化抑制度
合を試験した。 結果を表−3に示す。表−3より明らかなよう
に、本発明の制汗パウダースプレーは使用性、白
抑制度合において優れた性能を示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 噴射剤70〜99.4重量%、制汗剤0.5〜15重量
    %、下記(A)(B)(C)(D)から選ばれる1種または2種以
    上の粉末0.05〜14重量%およびオイル0.05〜13重
    量%を含有することを特徴とする制汗パウダース
    プレー。 (A) 無水ケイ酸 (B) 水膨潤性粘土鉱物 (C) ポリラウミド (D) リン酸水素カルシウム
JP2149185A 1985-02-06 1985-02-06 制汗パウダ−スプレ− Granted JPS61180711A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2772073B2 (ja) * 1989-11-14 1998-07-02 東洋エアゾール工業株式会社 粉末エアゾール組成物
PL1974716T3 (pl) * 2007-03-30 2012-09-28 Colgate Palmolive Europe Sarl Kompozycja kosmetyczna zawierająca sól glinu

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5648482A (en) * 1979-09-29 1981-05-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Locking control system

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