JPH0579558U - 感光材料処理装置 - Google Patents
感光材料処理装置Info
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- JPH0579558U JPH0579558U JP1681492U JP1681492U JPH0579558U JP H0579558 U JPH0579558 U JP H0579558U JP 1681492 U JP1681492 U JP 1681492U JP 1681492 U JP1681492 U JP 1681492U JP H0579558 U JPH0579558 U JP H0579558U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光材料の現像を良好に促進する。
【構成】 自動現像装置は、印刷版が通過する処理液槽
1aと、感光材料をその処理液内に通過させる搬送ロー
ラと、処理液内を通過中の感光材料に接触可能に配置さ
れたブラシローラ15a,15bとを備えている。ブラ
シローラ15a,15bは、回転しながら軸方向に移動
可能である。
1aと、感光材料をその処理液内に通過させる搬送ロー
ラと、処理液内を通過中の感光材料に接触可能に配置さ
れたブラシローラ15a,15bとを備えている。ブラ
シローラ15a,15bは、回転しながら軸方向に移動
可能である。
Description
【0001】
本考案は、感光材料処理装置、特に、処理液槽内に配置されたブラシローラを 有する感光材料処理装置に関する。
【0002】
米国特許4,464,035号に示された感光フィルムや感光版を現像するた めの感光材料処理装置には、処理液が貯留された処理液槽が設けられている。処 理液槽内には、感光材料を搬送するための多数のローラからなる搬送手段と、感 光材料の現像を促進するためのブラシローラとが設けられている。
【0003】 感光材料は、搬送手段により処理液槽内を通過させられ、現像処理される。こ の現像処理においては、ブラシローラが回転して感光材料の表面を擦ることによ り、感光材料の現像が促進される。
【0004】
前記従来の構成では、ブラシローラは単に回転するだけであるため、感光材料 の表面にブラシによる筋むらが発生する場合がある。 本考案の目的は、感光材料の現像を良好に促進することにある。
【0005】
本考案に係る感光材料処理装置は、内部に処理液が貯留された処理液槽と、感 光材料を処理液内に通過させる搬送手段と、処理液内を通過中の感光材料に接触 可能に配置されかつ回転しながら軸方向に移動可能なブラシローラとを備えてい る。
【0006】
本考案に係る感光材料処理装置では、処理液槽内で搬送手段が感光材料を移動 させる。これにより、感光材料は処理液により処理される。このとき、ブラシロ ーラが感光材料に回転かつ軸方向に移動しながら接触し、感光材料の現像を促進 する。ここでは、ブラシローラが回転のみならず軸方向の移動も行うので、感光 材料には筋むらが生じにくく、感光材料の現像を良好に促進できる。
【0007】
図1は、本考案の一実施例としての自動現像装置を示している。この自動現像 装置は、図示しない焼き付け装置で画像が焼き付けられた感光性印刷版を現像処 理するための現像槽1と、印刷版に付着した現像液を水洗するための水洗槽2と 、印刷版をリンス又はリンス/ガム液処理するリンス処理槽3とを有している。
【0008】 現像槽1は、処理液(現像液)を貯留する槽本体1aと、槽本体1aを上側か ら覆うカバー1bとを有している。槽本体1a内には、印刷版を現像槽1内でガ イドするための多数のガイドローラ7,8,9,10,14,17,18,19 が配置されている。また、ガイドローラ10とガイドローラ14との間には、印 刷版を挟んで搬送するための1対の搬送ローラ13が設けられている。印刷版搬 送方向下流側端において、槽本体1a内には1対の絞りローラ21が配置されて いる。
【0009】 ガイドローラ14とガイドローラ17との間には、1対のブラシローラ15a ,15bが配置されている。ブラシローラ15a,15bは、上下から印刷版に 圧接され得るように配置されており、上側のブラシローラ15aは時計回りに、 また下側のブラシローラ15bは反時計回りにそれぞれ回転する。なお、ブラシ ローラ15a,15bの回転速度は印刷版搬送速度よりも速い周速が得られるよ うに設定されていれば、回転方向が上記例の逆でもかまわない。
【0010】 図2にブラシローラ15a,15bの駆動機構を示す。図2において、両ブラ シローラ15a,15bの左端部には互いに噛み合うギア47,48が固定され ている。ギア47には、現像槽1側の側壁42に回転自在に支持されたギア49 が噛み合っている。ギア49は、スプロケット50を介してローラ駆動モータ3 5(後述)に連結されている。
【0011】 両ブラシローラ15a,15bはそれぞれ現像槽1の側壁41,42に支軸4 3,44を介して回転自在に支持されている。また、ブラシローラ15a,15 bの両端には傾斜カム面を有する2対のカム部材45が設けられている。一方、 側壁41,42のブラシローラ15a,15b側部分に設けられた支持台41a ,42aには、カム部材45のカム面に当接する当接部材46がそれぞれ設けら れている。ブラシローラ15aに設けられた1対のカム部材45は、互いに平行 に傾斜したカム面を有しており、その結果両当接部材46の先端は常時カム部材 45に当接した状態となる。また、ブラシローラ15b側の対のカム部材45も 互いに平行に傾斜しており、その結果対応する1対のカム部材45は常時カム部 材45のカム面に当接した状態となる。さらに、カム部材45の傾斜方向を基準 に見たとき、両ブラシローラ15a,15bは180°位相がずれている。
【0012】 なお、支軸43,44は支持台41a,42aに回転自在かつ軸方向に移動自 在に支持されている。 本実施例では、図4に示すような制御部37が設けられている。制御部37は 、CPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを含んでおり、後述 する循環ポンプ12及び補充ポンプ36が接続されている。さらに、ブラシロー ラ15a,15bを駆動するためのローラ駆動モータ35が制御部に接続されて いる。
【0013】 槽本体1aの下端中央部には、排出管16の一端が連結されている。排出管1 6の他端は循環ポンプ12の吸引側に接続されている。ポンプ12の吐出側は、 配管11aを介してスプレーパイプ11に接続されている。スプレーパイプ11 は、槽本体1a内において搬送ローラ13の近傍に配置されている。スプレーパ イプ11からは、搬送ローラ13のニップ位置に向けて現像液が吹き付けられ得 る。
【0014】 ポンプ12の吐出側は、またスプレー27にも接続されている。スプレー27 は、下側のブラシローラ15bの近傍において、槽本体1a内に配置されている 。スプレー27には、下方に向けて現像液を吐出させるための多数の孔が形成さ れている。 槽本体1a内において、スプレー27の下方には現像液補充パイプ25が配置 されている。補充パイプ25の補充口はスプレー27の近傍に配置されており、 また補充口の吐出方向は概ねブラシローラ15bに向けられている。補充パイプ 25の基部は、補充ポンプ36を介して補充液タンク26に接続されている。
【0015】 現像槽1よりも印刷版搬送方向上流側(図1の左側)には、印刷版載置台4が 配置されている。載置台4の槽本体1a側端部には、印刷版の面積計を兼ねるロ ーラ5と、載置台4から槽本体1a側に印刷版を搬送するための1対の搬送ロー ラ6とが配置されている。 前記水洗槽2内には、水スプレー29と、水スプレー29を挟んで配置された 2対の搬送ローラ28,31と、水スプレー29の下方に配置されたスプレー機 能付ガイドローラ30とが設けられている。また、リンス処理槽3内には、リン ススプレー33と、搬送ローラ31からの印刷版をガイドするガイドローラ32 と、リンス後の印刷版を外部に排出するための1対の搬送ローラ34とが配置さ れている。
【0016】 さらに、現像槽1と水洗槽2との間には、すでに現像処理した印刷版を水洗/ リンス処理するために水洗槽2に挿入するためのバイパス挿入口24が設けられ ている。また、バイパス挿入口24の下方において、搬送ローラ21に隣接した 位置には、オーバーフロー溝23が設けられており、これによって槽本体1a内 の現像液のレベルが一定になるように構成されている。また、オーバーフロー溝 23の上方には、上側の絞りローラ21に隣接してガイドローラ22が配置され ている。さらに、槽本体1a内において、現像液には浮き蓋20が浮かべられて いる。浮き蓋20は、現像液の蒸発及び酸化を抑制するためのものである。
【0017】 次に、上述の実施例の動作を説明する。 現像液が貯留された現像槽1内には、載置台4から印刷版が搬入される。この とき、搬送ローラ6,13が駆動されることにより、印刷版は槽本体1a内の現 像液に浸漬させられる。また、このときには図2のスプロケット50及びギア4 9を介してブラシローラ15a,15bが駆動される。ブラシローラ15a,1 5bが回転すると、カム部材45のカム面上を当接部材46が相対的に移動する ので、両ブラシローラ15a,15bは回転に伴って軸方向に往復運動を行う。
【0018】 また、ブラシローラ15a側のカム部材45とブラシローラ15bのカム部材 45とは位相が180°ずれているので、回転に伴うブラシローラ15a,15 bの軸方向の移動方向は互いに逆となる。このブラシローラ15a,15bの回 転及び軸方向への往復移動により、印刷版の表面が摺擦され、印刷版の現像が促 進される。このとき、ブラシローラ15a,15bは印刷版搬送速度よりも速い 周速回転でかつ軸方向に往復移動もしているので、印刷版の表面に筋むらが発生 しにくい。
【0019】 現像処理の終わった印刷版は、絞りローラ21で現像液が絞り取られた後、水 洗槽2で水洗処理され、リンス処理槽3でリンス処理され、外部に排出される。 既に現像の終わった印刷版を再び水洗処理する場合には、バイパス挿入口24か ら印刷版を挿入し、水洗槽2及びリンス処理槽3を通過させる。 現像処理中には、循環ポンプ12を駆動することにより排出管16から槽本体 1a内の処理液を吸引し、スプレーパイプ11及びスプレー27から現像液を吐 出させる。これにより、現像液の循環を行うとともに、現像処理の促進を行う。
【0020】 また現像液の補充時期になれば、循環ポンプ12と補充ポンプ36とを駆動す ることにより、現像液の循環を行いながら補充パイプ25から所定量の新しい現 像液を噴出させる。このとき、ローラ駆動モータ35を駆動することにより、ブ ラシローラ15a,15bを回転させる。その際にもブラシローラが回転及び往 復移動するので、現像液の攪拌が促進できる。
【0021】 この実施例では、ブラシローラを往復移動させることにより印刷版上の筋むら の発生を防止しているので、ブラシ密度の低い廉価なブラシローラを使用するこ とができるので、コストの低減が図れる。 なお、上述の実施例では両ブラシローラ15a,15bをともに往復移動させ る構成としたが、少なくとも一方のブラシローラを往復移動可能とすることによ り本考案を実施できる。
【0022】 〔他の実施例〕 図2のカム構造に代えて図3の構造を採用することもできる。 図3において、ブラシローラ15aの左端には1個のカム部材145が設けら れている。カム部材145にはカム溝145aが形成されている。カム溝145 aには、基部が側壁42に固定されたカムフォロア146が噛み合っている。
【0023】 一方、ブラシローラ15bの右端には1個のカム部材145が設けられており 、カム部材145にはカム溝145aが形成されている。カム溝145aには、 側壁42に基部が固定されたカムフォロア146が噛み合っている。 この構成の場合には、ブラシローラ15a,15bが回転駆動されると、カム フォロア146がカム溝145a内を相対的に移動することにより、ブラシロー ラ15a,15bが軸方向に往復移動する。
【0024】 この実施例では、各ブラシローラ15a,15bにはそれぞれ1個のカム部材 145を設けるだけで良い。
【0025】
本考案に係る感光材料処理装置は、ブラシローラが回転しながら軸方向に移動 可能となっているので、感光材料に対する筋ムラが発生しにくく、感光材料の現 像を良好に促進させることができる。
【図1】本考案の一実施例としての自動現像装置の縦断
面概略図。
面概略図。
【図2】そのブラシローラ部分の横断平面部分図。
【図3】別の実施例の図2に相当する図。
【図4】自動現像装置の制御部の概略ブロック図。
1 現像槽 1a 槽本体 13 搬送ローラ 15a,15b ブラシローラ
Claims (1)
- 【請求項1】内部に処理液が貯留された処理液槽と、 感光材料を前記処理液内に通過させる搬送手段と、 前記処理液内を通過中の前記感光材料に接触可能に配置
され、回転しながら軸方向に移動可能なブラシローラ
と、 を備えた感光材料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1681492U JPH0579558U (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 感光材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1681492U JPH0579558U (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 感光材料処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579558U true JPH0579558U (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=11926641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1681492U Pending JPH0579558U (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 感光材料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0579558U (ja) |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP1681492U patent/JPH0579558U/ja active Pending
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