JPH0824744A - ウエブシート浸漬塗布装置 - Google Patents
ウエブシート浸漬塗布装置Info
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- JPH0824744A JPH0824744A JP16025094A JP16025094A JPH0824744A JP H0824744 A JPH0824744 A JP H0824744A JP 16025094 A JP16025094 A JP 16025094A JP 16025094 A JP16025094 A JP 16025094A JP H0824744 A JPH0824744 A JP H0824744A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】浸漬塗布方式によってウエブシート材料に気泡
を除去しながら塗布液aを塗布し、塗布液の新液と旧液
とを均一に混ざり易くすることにある。 【構成】塗布液aを貯溜する第1槽1内下方に回転可能
に軸支した水平なメインガイドロール2と、該第1槽1
内の上方に設置した第2槽5と、該第2槽の底部5aに
形成したスリット孔6と、該スリット孔の対向辺にそれ
ぞれ固定されて該スリット孔を塞ぐ一対の対向するゴム
スキージ板7,7と、該第2槽内のスリット孔の上方に
塗布スリット部8とを備え、前記第1槽の塗布液a内に
搬入したウエブシートwをメインガイドロール2、スキ
ージ板7,7間、塗布スリット部8に導入して第2槽よ
り搬出して塗布液aを塗布する。
を除去しながら塗布液aを塗布し、塗布液の新液と旧液
とを均一に混ざり易くすることにある。 【構成】塗布液aを貯溜する第1槽1内下方に回転可能
に軸支した水平なメインガイドロール2と、該第1槽1
内の上方に設置した第2槽5と、該第2槽の底部5aに
形成したスリット孔6と、該スリット孔の対向辺にそれ
ぞれ固定されて該スリット孔を塞ぐ一対の対向するゴム
スキージ板7,7と、該第2槽内のスリット孔の上方に
塗布スリット部8とを備え、前記第1槽の塗布液a内に
搬入したウエブシートwをメインガイドロール2、スキ
ージ板7,7間、塗布スリット部8に導入して第2槽よ
り搬出して塗布液aを塗布する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャドウマスク等の金
属エッチング部品の加工材料として使用される長尺状の
金属薄板や、フレキシブル配線板等の各種合成樹脂製シ
ート状部品の加工材料として使用される長尺状の合成樹
脂製フレキシブルシート等のウエブシート(長尺状シー
ト)に、感光性樹脂液、コーティング液等の樹脂液を塗
布するためのウエブシート浸漬塗布装置に関する。
属エッチング部品の加工材料として使用される長尺状の
金属薄板や、フレキシブル配線板等の各種合成樹脂製シ
ート状部品の加工材料として使用される長尺状の合成樹
脂製フレキシブルシート等のウエブシート(長尺状シー
ト)に、感光性樹脂液、コーティング液等の樹脂液を塗
布するためのウエブシート浸漬塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスクやリードフレーム等の金
属エッチング部品や、フレキシブル配線板等の各種シー
ト加工部品を、フォトエッチング法で製造するときは、
まず、鋼板やニッケル合金鋼板、銅板等の金属薄板、あ
るいは合成樹脂製のフレキシブルシートの材料の両面に
感光性樹脂を均一に塗布する工程がある。
属エッチング部品や、フレキシブル配線板等の各種シー
ト加工部品を、フォトエッチング法で製造するときは、
まず、鋼板やニッケル合金鋼板、銅板等の金属薄板、あ
るいは合成樹脂製のフレキシブルシートの材料の両面に
感光性樹脂を均一に塗布する工程がある。
【0003】上記材料に感光性樹脂液を均一に塗布する
方法として、従来より、ウエブシート(長尺シート)状
の材料を塗布液に浸漬してから、塗布液面近くに設置し
た所定間隔で対向する1対の固定式の塗布ロールにて挟
み付けて、その対向間より材料を引き上げることによ
り、材料の両面に所定厚さの均一塗膜を得る方法が採用
され、対向する塗布ロールの間隔を適宜に調整すること
によって塗膜の厚さをある程度調整することができる方
法である。
方法として、従来より、ウエブシート(長尺シート)状
の材料を塗布液に浸漬してから、塗布液面近くに設置し
た所定間隔で対向する1対の固定式の塗布ロールにて挟
み付けて、その対向間より材料を引き上げることによ
り、材料の両面に所定厚さの均一塗膜を得る方法が採用
され、対向する塗布ロールの間隔を適宜に調整すること
によって塗膜の厚さをある程度調整することができる方
法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記浸
漬塗布方式は、塗布液内にゴミや異物が混入し易い、塗
布液の補給中に塗布液内に気泡が発生し易い、ウエブシ
ート材料を塗布液に浸漬するとき、材料表面に気泡が発
生し易い、また、粘稠性の塗布液の場合は、塗布液の消
費分を補給した新液と旧液とが均一に混ざり難いなどの
問題がある。
漬塗布方式は、塗布液内にゴミや異物が混入し易い、塗
布液の補給中に塗布液内に気泡が発生し易い、ウエブシ
ート材料を塗布液に浸漬するとき、材料表面に気泡が発
生し易い、また、粘稠性の塗布液の場合は、塗布液の消
費分を補給した新液と旧液とが均一に混ざり難いなどの
問題がある。
【0005】本発明は、上記不都合を解消することにあ
る。
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗布液aを貯
溜する第1槽1と、該第1槽1内下方に回転可能に軸支
した水平なメインガイドロール2と、該第1槽1内の上
方に設置した第2槽5と、該第2槽5の底部5aに形成
したスリット孔6と、該スリット孔6の対向辺にそれぞ
れ固定されて該スリット孔6を塞ぐような一対の対向す
るスキージ板7,7と、該第2槽内にスリット孔6の上
方に塗布スリット部8とを備え、前記第1槽1の塗布液
a内に搬入したウエブシートwをメインガイドロール2
にてガイドして第2槽5のスキージ板7,7間に導入し
て気泡等を除去しつつ前記塗布スリット部8に導入し
て、ウエブシートwに第2槽5内の塗布液aを塗布する
ことを特徴とするウエブシート浸漬塗布装置である。
溜する第1槽1と、該第1槽1内下方に回転可能に軸支
した水平なメインガイドロール2と、該第1槽1内の上
方に設置した第2槽5と、該第2槽5の底部5aに形成
したスリット孔6と、該スリット孔6の対向辺にそれぞ
れ固定されて該スリット孔6を塞ぐような一対の対向す
るスキージ板7,7と、該第2槽内にスリット孔6の上
方に塗布スリット部8とを備え、前記第1槽1の塗布液
a内に搬入したウエブシートwをメインガイドロール2
にてガイドして第2槽5のスキージ板7,7間に導入し
て気泡等を除去しつつ前記塗布スリット部8に導入し
て、ウエブシートwに第2槽5内の塗布液aを塗布する
ことを特徴とするウエブシート浸漬塗布装置である。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例におけるウエブシート浸漬
塗布装置を、図1の装置側面図、及び図2の装置正面図
に従って、以下に詳細に説明する。
塗布装置を、図1の装置側面図、及び図2の装置正面図
に従って、以下に詳細に説明する。
【0008】第1槽1は、ウエブシートw(材料)の両
面に塗布するための塗布液a(例えば、パターンエッチ
ング用のフォトレジスト等の感光性樹脂液)を貯溜する
貯溜槽であり、第1槽1の上端部の一側部に、塗布液a
をオーバーフローさせるためのドレイン管4を備え、他
側部に、補給管14により補給される塗布液aを槽内に
投入する際に、塗布液a内に混入する気泡や塵等を除去
して清浄化するためのフィルター部15(メッシュフィ
ルター)を備える。
面に塗布するための塗布液a(例えば、パターンエッチ
ング用のフォトレジスト等の感光性樹脂液)を貯溜する
貯溜槽であり、第1槽1の上端部の一側部に、塗布液a
をオーバーフローさせるためのドレイン管4を備え、他
側部に、補給管14により補給される塗布液aを槽内に
投入する際に、塗布液a内に混入する気泡や塵等を除去
して清浄化するためのフィルター部15(メッシュフィ
ルター)を備える。
【0009】上記第1槽1に貯溜される塗布液aの液面
bは、上記ドレイン管4からオーバーフローする塗布液
aの液面高さに設定される。
bは、上記ドレイン管4からオーバーフローする塗布液
aの液面高さに設定される。
【0010】メインガイドロール2は、支軸部2aにて
水平状態に、第1槽1の側壁部に、又は、第1槽1内に
浸漬した支持アーム3(図2参照)に、自由回転可能
に、若しくは電動モーター(図示せず)により駆動回転
可能に軸支されている。上記支持アーム3は、図2に示
すように第1槽1内の両側、又は片側(図示せず)に配
置しており、該支持アーム3の下端部にメインガイドロ
ール2が軸支され、該第1槽1上方の上端部(省略図)
は、該第1槽1に取り付け固定されているか、あるい
は、該第1槽1に対して支点(支軸)を介して取り付け
支持され、揺動動作可能になっていてもよい。
水平状態に、第1槽1の側壁部に、又は、第1槽1内に
浸漬した支持アーム3(図2参照)に、自由回転可能
に、若しくは電動モーター(図示せず)により駆動回転
可能に軸支されている。上記支持アーム3は、図2に示
すように第1槽1内の両側、又は片側(図示せず)に配
置しており、該支持アーム3の下端部にメインガイドロ
ール2が軸支され、該第1槽1上方の上端部(省略図)
は、該第1槽1に取り付け固定されているか、あるい
は、該第1槽1に対して支点(支軸)を介して取り付け
支持され、揺動動作可能になっていてもよい。
【0011】第2槽5は、第1槽1よりも小型であっ
て、第1槽1の上方に取付固定されており、該第2槽5
の底部5aには、ウエブシートwが挿通するスリット孔
6が設けられ、該第1槽1と第2槽5とは、スリット孔
6を介して連通しており、上記第2槽5内に貯溜される
塗布液aの液面bは、第1槽1の液面bと同一液面高さ
である。該スリット孔6の幅及び長さは、所定幅と厚さ
を有するウエブシートwが挿通するに十分な大きさに設
定されている。
て、第1槽1の上方に取付固定されており、該第2槽5
の底部5aには、ウエブシートwが挿通するスリット孔
6が設けられ、該第1槽1と第2槽5とは、スリット孔
6を介して連通しており、上記第2槽5内に貯溜される
塗布液aの液面bは、第1槽1の液面bと同一液面高さ
である。該スリット孔6の幅及び長さは、所定幅と厚さ
を有するウエブシートwが挿通するに十分な大きさに設
定されている。
【0012】上記スリット孔6には、図1に示すように
それぞれゴム製又は合成樹脂製等の柔軟で弾力(復元)
性のある、しかもウエブシートw面を擦過損傷しない程
度の硬度を有する一対のスキージ板7,7が、その端部
を互いに突き合わせるようにして、スリット孔6のそれ
ぞれ対向辺6a,6aに取付けられ、上記スキージ板
7,7は、互いにその端部を突き合わせてスリット孔6
の対向辺6aに取り付けることによって、スリット孔6
をほぼ塞ぐような状態になっている。また、スキージ板
7,7は、互いの前記突き合わせ端部が、対向辺6a,
6aの取付部分よりも上方に逆V字型に突出する状態に
突き合わせてもよいし、水平な状態に突き合わせてもよ
い。
それぞれゴム製又は合成樹脂製等の柔軟で弾力(復元)
性のある、しかもウエブシートw面を擦過損傷しない程
度の硬度を有する一対のスキージ板7,7が、その端部
を互いに突き合わせるようにして、スリット孔6のそれ
ぞれ対向辺6a,6aに取付けられ、上記スキージ板
7,7は、互いにその端部を突き合わせてスリット孔6
の対向辺6aに取り付けることによって、スリット孔6
をほぼ塞ぐような状態になっている。また、スキージ板
7,7は、互いの前記突き合わせ端部が、対向辺6a,
6aの取付部分よりも上方に逆V字型に突出する状態に
突き合わせてもよいし、水平な状態に突き合わせてもよ
い。
【0013】塗布スリット部8は、前記第2槽5内に水
平状態に、前記スリット孔6相当部を通る平面内に入る
ように、該スリット孔6の上方に設置されており、該第
2槽5の両側壁部の上端部に取り付け支持されている。
平状態に、前記スリット孔6相当部を通る平面内に入る
ように、該スリット孔6の上方に設置されており、該第
2槽5の両側壁部の上端部に取り付け支持されている。
【0014】上記塗布スリット部8は、図1に示すよう
に、ウエブシートwが挿通するための所定間隙を以て、
互いに平行に対向して取り付けられた1対の円柱形状若
しくは楕円形状の塗布ロール8a,8bであり、あるい
は、図示しないが互いに所定間隙を以て平行に対向して
取り付けられた1対の半円柱形状など非円柱形状の塗布
ライナー等である。
に、ウエブシートwが挿通するための所定間隙を以て、
互いに平行に対向して取り付けられた1対の円柱形状若
しくは楕円形状の塗布ロール8a,8bであり、あるい
は、図示しないが互いに所定間隙を以て平行に対向して
取り付けられた1対の半円柱形状など非円柱形状の塗布
ライナー等である。
【0015】上記塗布スリット部8は、第2槽5の対向
する側壁部の上端部に取り付け支持されており、少なく
とも通常使用においては、回転させずに固定状態で使用
される。なお、上記塗布ロール8a,8b、又は塗布ラ
イナーの第2槽5への取り付け支持部分において、回転
軸受、若しくはエキセントリック軸受、あるいはその他
の取り付け支持方式によって取り付け支持されることに
より、適宜に対向間隙を変更調整できるようになってお
り、これによって、塗布液aの塗布膜厚を調整すること
ができる。
する側壁部の上端部に取り付け支持されており、少なく
とも通常使用においては、回転させずに固定状態で使用
される。なお、上記塗布ロール8a,8b、又は塗布ラ
イナーの第2槽5への取り付け支持部分において、回転
軸受、若しくはエキセントリック軸受、あるいはその他
の取り付け支持方式によって取り付け支持されることに
より、適宜に対向間隙を変更調整できるようになってお
り、これによって、塗布液aの塗布膜厚を調整すること
ができる。
【0016】上記本発明のウエブシート浸漬塗布装置
は、図1に示すように、第1槽1の外部上方より下向き
に塗布液a内に搬入したウエブシートwを、必要に応じ
て、中間対向ロール10(若しくは中間片側ロール)に
よりガイド(若しくは中間対向ロール10を搬入方向に
駆動回転してインフィード)して、メインガイドロール
2に半周巻回して折り返し方向にガイドし、第2槽5の
ゴムスキージ板7,7間に導入する。上記スキージ7,
7によってウエブシートwの両面に付着する気泡等を除
去しつつ、第2槽5内に搬入し、続いて、塗布スリット
部8のウエブシートwの厚さと塗布膜厚とを考慮して調
整された所定間隙に導入して、ウエブシートwに第2槽
5内の塗布液aを塗布するものである。
は、図1に示すように、第1槽1の外部上方より下向き
に塗布液a内に搬入したウエブシートwを、必要に応じ
て、中間対向ロール10(若しくは中間片側ロール)に
よりガイド(若しくは中間対向ロール10を搬入方向に
駆動回転してインフィード)して、メインガイドロール
2に半周巻回して折り返し方向にガイドし、第2槽5の
ゴムスキージ板7,7間に導入する。上記スキージ7,
7によってウエブシートwの両面に付着する気泡等を除
去しつつ、第2槽5内に搬入し、続いて、塗布スリット
部8のウエブシートwの厚さと塗布膜厚とを考慮して調
整された所定間隙に導入して、ウエブシートwに第2槽
5内の塗布液aを塗布するものである。
【0017】上記ウエブシート浸漬塗布装置の上端部に
設けたフィルター部15からは、補給管14より補給さ
れる塗布液aを清浄化しなから、常時、又は所定サイク
ルで第2槽5内に投入し、第1槽1の上端部に設置した
ドレイン管4からは、オーバーフローした塗布液aを排
出する。
設けたフィルター部15からは、補給管14より補給さ
れる塗布液aを清浄化しなから、常時、又は所定サイク
ルで第2槽5内に投入し、第1槽1の上端部に設置した
ドレイン管4からは、オーバーフローした塗布液aを排
出する。
【0018】次に、本発明のウエブシート浸漬塗布装置
の他の実施例を、図1の側面図、及び図2の正面図に従
って、以下に詳細に説明する。他の実施例は、前述した
1実施例のウエブシート浸漬塗布装置に、第2槽5内の
塗布液aを緩やかに攪拌するための攪拌装置16を備え
るようにしたものである。
の他の実施例を、図1の側面図、及び図2の正面図に従
って、以下に詳細に説明する。他の実施例は、前述した
1実施例のウエブシート浸漬塗布装置に、第2槽5内の
塗布液aを緩やかに攪拌するための攪拌装置16を備え
るようにしたものである。
【0019】上記攪拌装置16は、図1、図2に示すよ
うに、第2槽5内に浸漬する所定形状の攪拌板9を備
え、該攪拌板9の上端部9aは、リニアに反復移動動作
する揺動手段17に取り付け支持されている。
うに、第2槽5内に浸漬する所定形状の攪拌板9を備
え、該攪拌板9の上端部9aは、リニアに反復移動動作
する揺動手段17に取り付け支持されている。
【0020】該揺動手段17は、エアーシリンダーによ
るリニアな反復移動動作、あるいは電動モーター等の回
転運動をラック・アンド・ピニオン、カム・アンド・カ
ムフォロア、クランク等により直線運動に変換すること
によるリニアな反復移動動作を行なうものである。
るリニアな反復移動動作、あるいは電動モーター等の回
転運動をラック・アンド・ピニオン、カム・アンド・カ
ムフォロア、クランク等により直線運動に変換すること
によるリニアな反復移動動作を行なうものである。
【0021】図1、図2に示す揺動手段17は、例えば
ロッドレスエアシリンダーであり、リニアガイドシャフ
ト18aと、該リニアガイドシャフト18aの両端部に
取り付けたシリンダー駆動用の動作エアー供給管19,
19と、該リニアガイドシャフト18aに沿ってリニア
に反復移動動作可能な可動ブロック18bとを備え、該
可動ブロック18bに前記攪拌板9を取り付け支持した
ものである。
ロッドレスエアシリンダーであり、リニアガイドシャフ
ト18aと、該リニアガイドシャフト18aの両端部に
取り付けたシリンダー駆動用の動作エアー供給管19,
19と、該リニアガイドシャフト18aに沿ってリニア
に反復移動動作可能な可動ブロック18bとを備え、該
可動ブロック18bに前記攪拌板9を取り付け支持した
ものである。
【0022】図3は、上記本発明装置に関する塗布液a
の循環系統の概要を示すブロック図であり、塗布液a
は、本発明のウエブシート浸漬塗布装置より上方に設置
された塗布液aを充填保持した補給槽11より、フィル
ター12(メッシュフィルター等)及び流量調整弁13
(塗布液aの補給停止・開始、及び補給流量調整を行な
う電磁ソレノイド弁、モータードライブ弁等)を介して
補給管14より第2槽5内に、自然流下方式若しくは送
液ポンプ(図示せず)による強制送流方式によって補給
される。
の循環系統の概要を示すブロック図であり、塗布液a
は、本発明のウエブシート浸漬塗布装置より上方に設置
された塗布液aを充填保持した補給槽11より、フィル
ター12(メッシュフィルター等)及び流量調整弁13
(塗布液aの補給停止・開始、及び補給流量調整を行な
う電磁ソレノイド弁、モータードライブ弁等)を介して
補給管14より第2槽5内に、自然流下方式若しくは送
液ポンプ(図示せず)による強制送流方式によって補給
される。
【0023】補給により第2槽5の上端部よりオーバー
フローした塗布液aは、第1槽1内に一旦流出させ、第
1槽1の上端部よりドレイン管4を通ってオーバーフロ
ーした塗布液aは、回収槽20内に回収される。
フローした塗布液aは、第1槽1内に一旦流出させ、第
1槽1の上端部よりドレイン管4を通ってオーバーフロ
ーした塗布液aは、回収槽20内に回収される。
【0024】回収槽20内に回収された回収塗布液a1
は、適宜送液ポンプ22を用いて、強制送流方式にて送
液して、送流管21、23、25、及びその中間のフィ
ルター24(メッシュフィルター等)を通って、補給槽
11内に循環させる。
は、適宜送液ポンプ22を用いて、強制送流方式にて送
液して、送流管21、23、25、及びその中間のフィ
ルター24(メッシュフィルター等)を通って、補給槽
11内に循環させる。
【0025】
【作用】本発明のウエブシート浸漬塗布装置は、第1槽
1内の下方にメインガイドロール2を設け、上方に設置
した第2槽5の底部5aにスリット孔6を設け、該スリ
ット孔6に一対の対向して突き合わされたスキージ板
7,7を設け、該スリット孔6の上方に塗布スリット部
8を設けたので、第1槽1の塗布液a内に搬入したウエ
ブシートwをメインガイドロール2にてガイドして第2
槽5の互いに突き合わされたスキージ板7,7間に導入
した際に、該スキージ板7,7によってウエブシートw
の両面に付着する気泡等を除去することができ、ウエブ
シートwを送行させながら、気泡等の除去と、塗布液a
の塗布とを行なうことができる。
1内の下方にメインガイドロール2を設け、上方に設置
した第2槽5の底部5aにスリット孔6を設け、該スリ
ット孔6に一対の対向して突き合わされたスキージ板
7,7を設け、該スリット孔6の上方に塗布スリット部
8を設けたので、第1槽1の塗布液a内に搬入したウエ
ブシートwをメインガイドロール2にてガイドして第2
槽5の互いに突き合わされたスキージ板7,7間に導入
した際に、該スキージ板7,7によってウエブシートw
の両面に付着する気泡等を除去することができ、ウエブ
シートwを送行させながら、気泡等の除去と、塗布液a
の塗布とを行なうことができる。
【0026】また、上記ウエブシート浸漬塗布装置は、
攪拌装置16を備え、ウエブシートwの幅方向にリニア
に反復移動動作する該攪拌装置16の攪拌板9によっ
て、適宜な機会に、第2槽5内の塗布液aを攪拌動作さ
せることができ、比較的に粘稠性のある塗布液aを用い
て塗布するような場合において、新たな気泡が発生しな
い程度に緩やかに塗布液aを攪拌することによって、塗
布液aの消費分を補給した際の新液(例えば、使用によ
り濃度(粘度)若しくは組成の変化した塗布液を所定濃
度(粘度)若しくは組成に再生して補給した塗布液)と
旧液(例えば、使用途中の塗布液、又は使用により濃度
(粘度)若しくは組成の変化した塗布液)との均一な混
ざりを良好にすることができ、また、気泡の発生してい
る塗布液aの脱泡を促進させることができる。
攪拌装置16を備え、ウエブシートwの幅方向にリニア
に反復移動動作する該攪拌装置16の攪拌板9によっ
て、適宜な機会に、第2槽5内の塗布液aを攪拌動作さ
せることができ、比較的に粘稠性のある塗布液aを用い
て塗布するような場合において、新たな気泡が発生しな
い程度に緩やかに塗布液aを攪拌することによって、塗
布液aの消費分を補給した際の新液(例えば、使用によ
り濃度(粘度)若しくは組成の変化した塗布液を所定濃
度(粘度)若しくは組成に再生して補給した塗布液)と
旧液(例えば、使用途中の塗布液、又は使用により濃度
(粘度)若しくは組成の変化した塗布液)との均一な混
ざりを良好にすることができ、また、気泡の発生してい
る塗布液aの脱泡を促進させることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明のウエブシート浸漬塗布装置は、
ウエブシート材料を塗布液に浸漬して塗布液を塗布する
浸漬塗布方式において、ウエブシート材料面に塗布液の
補給中に発生する気泡が付着しないように塗布操作がで
き、塗布膜に気泡の付着によるピンホール状の塗布ムラ
の発生を防止して、均一な塗布操作を行なうことができ
る。また、攪拌操作によって、濃度(又は粘度)や組成
の相違するような新液と旧液との均一な攪拌が可能にな
るため、粘稠性のある塗布液を含めた塗布液の濃度(又
は粘度)や組成の相違による不均一な塗布膜厚や不均一
な塗布膜性能の発生を回避できる効果がある。
ウエブシート材料を塗布液に浸漬して塗布液を塗布する
浸漬塗布方式において、ウエブシート材料面に塗布液の
補給中に発生する気泡が付着しないように塗布操作がで
き、塗布膜に気泡の付着によるピンホール状の塗布ムラ
の発生を防止して、均一な塗布操作を行なうことができ
る。また、攪拌操作によって、濃度(又は粘度)や組成
の相違するような新液と旧液との均一な攪拌が可能にな
るため、粘稠性のある塗布液を含めた塗布液の濃度(又
は粘度)や組成の相違による不均一な塗布膜厚や不均一
な塗布膜性能の発生を回避できる効果がある。
【図1】本発明のウエブシート浸漬塗布装置を説明する
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明のウエブシート浸漬塗布装置を説明する
正面図である。
正面図である。
【図3】本発明のウエブシート浸漬塗布装置の塗布液循
環系統を説明する概要ブロック図である。
環系統を説明する概要ブロック図である。
a…塗布液 a1 …回収塗布液 w…ウエブシート 1…第1槽 2…メインガイドロール 3…支持アーム
4…ドレイン管 5…第2槽 5a…底部 6…スリット孔 7…スキー
ジ板 8…塗布スリット部 9…攪拌板 10…中間対向ロール 11…補給槽 12…フィルタ
ー部 13…流量調整弁 14…補給管 15…フィルター部 16…攪拌装置
17…攪拌手段
4…ドレイン管 5…第2槽 5a…底部 6…スリット孔 7…スキー
ジ板 8…塗布スリット部 9…攪拌板 10…中間対向ロール 11…補給槽 12…フィルタ
ー部 13…流量調整弁 14…補給管 15…フィルター部 16…攪拌装置
17…攪拌手段
Claims (2)
- 【請求項1】塗布液aを貯溜する第1槽1と、該第1槽
1内下方に回転可能に軸支した水平なメインガイドロー
ル2と、該第1槽1内の上方に設置した第2槽5と、該
第2槽5の底部5aに形成したスリット孔6と、該スリ
ット孔6の対向辺にそれぞれ固定されて該スリット孔6
を塞ぐような一対の対向するスキージ板7,7と、該第
2槽内にスリット孔6の上方に塗布スリット部8とを備
え、前記第1槽1の塗布液a内に搬入したウエブシート
wをメインガイドロール2にてガイドして第2槽5のス
キージ板7,7間に導入して気泡等を除去しつつ前記塗
布スリット部8に導入して、ウエブシートwに第2槽5
内の塗布液aを塗布することを特徴とするウエブシート
浸漬塗布装置。 - 【請求項2】前記第2槽5内の塗布液aを攪拌するため
の攪拌装置16を備える請求項1記載のウエブシート浸
漬塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16025094A JP3493734B2 (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | ウエブシート浸漬塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16025094A JP3493734B2 (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | ウエブシート浸漬塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824744A true JPH0824744A (ja) | 1996-01-30 |
JP3493734B2 JP3493734B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=15710948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16025094A Expired - Fee Related JP3493734B2 (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | ウエブシート浸漬塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3493734B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002263544A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布装置 |
JP2014132067A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-07-17 | Gunze Ltd | 複合メッシュシートの製造方法 |
CN107755174A (zh) * | 2016-08-22 | 2018-03-06 | 天津曹氏锅炉有限公司 | 一种锅炉线路板覆膜处理设备 |
CN111635555A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-09-08 | 东一微波技术(宁波)有限公司 | 一种吸波材料浸渍设备 |
-
1994
- 1994-07-12 JP JP16025094A patent/JP3493734B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002263544A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布装置 |
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JP2014132067A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-07-17 | Gunze Ltd | 複合メッシュシートの製造方法 |
CN107755174A (zh) * | 2016-08-22 | 2018-03-06 | 天津曹氏锅炉有限公司 | 一种锅炉线路板覆膜处理设备 |
CN111635555A (zh) * | 2020-06-05 | 2020-09-08 | 东一微波技术(宁波)有限公司 | 一种吸波材料浸渍设备 |
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