JP2002263544A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2002263544A
JP2002263544A JP2001066462A JP2001066462A JP2002263544A JP 2002263544 A JP2002263544 A JP 2002263544A JP 2001066462 A JP2001066462 A JP 2001066462A JP 2001066462 A JP2001066462 A JP 2001066462A JP 2002263544 A JP2002263544 A JP 2002263544A
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liquid
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coating liquid
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Takeaki Tsuda
田 武 明 津
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羽 洋 吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材上に精度良く塗工液を塗布することがき
る塗布装置を提供する。 【解決手段】 塗布装置10は支持液12が収納された
ディップ槽11と、ディップ槽11内に設けられ塗工液
19を吐出するカーテンヘッド14とを備えている。デ
ィップ槽11の支持液12中へ基材Wが進入し、この基
材Wに対してカーテンヘッド14から塗工液19が吐出
される。カーテンヘッド14からの塗工液19は、気泡
を巻込むことなく支持液12を介して基材W上に塗布さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基材上に塗工液を塗
布する塗布装置に係り、とりわけ基材上に精度良く塗工
液を塗布することができる塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅関連部材、家具またはブ
ラインド等を作製する際、基材上にカーテンヘッドから
塗工液を滴下することにより、塗工液を塗布している。
【0003】塗工液はカーテンヘッドから自由落下し
て、走行する基材上に滴下され、このようにして基材上
に一定の厚みの塗工膜を形成することができる。
【0004】またこのような塗布方法は、フィルム等の
基材に対してレジスト等を塗布する場合にも用いられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで基材上にカー
テンヘッドから塗工液を滴下して塗工液を塗布する場
合、基材の走行中に基材と塗工液との間に気流が巻込ま
れて塗工膜中に気泡が残ってしまうことがある。この場
合は、気泡により所望の塗工液品質を得ることはむずか
しい。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、基材上に精度良く塗工液を塗布することが
できる塗布装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材が進入す
るとともに支持液が収納されたディップ槽と、ディップ
槽内に設けられ、塗工液を基材に向かって吐出するカー
テンヘッドとを備え、基材上に支持液を介して塗工液を
塗布することを特徴とする塗布装置である。
【0008】本発明によれば、ディップ槽の支持液中を
基材が走行する。この間カーテンヘッドから基材に向か
って塗工液が吐出され、カーテンヘッドからの塗工液は
支持液を介して基材上に塗布される。このため基材と塗
工液との間に気泡が巻込まれることはない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0010】図1および図2は、本発明による塗布装置
の一実施の形態を示す図である。
【0011】図1および図2に示すように、塗布装置1
0はフィルム等の基材Wが進入するとともに支持液12
が収納されたディップ槽11と、ディップ槽11内に設
けられ基材Wを案内する案内ローラ13と、ディップ槽
11内に設けられ基材Wに対して塗工液19を吐出する
カーテンヘッド14とを備えている。
【0012】このうちカーテンヘッド14から基材Wに
対して塗工液19としては例えばレジスト液が吐出さ
れ、ディップ槽11内には支持液12としてレジスト液
と相溶性のない溶剤が収納されている。
【0013】またカーテンヘッド14へは、供給源17
から供給ライン16およびポンプを経てレジスト液が供
給される。
【0014】また、ディップ槽11内において塗工液1
9が塗布された基材Wは、その後乾燥装置18へ送られ
る。
【0015】次にこのような構成からなる本発明の形態
の作用について説明する。
【0016】先ず支持液12が収納されたディップ槽1
1内へ走行する基材Wが進入し、基材Wは案内ロール1
3を通ってディップ槽11から外方へ送られる。
【0017】この間、カーテンヘッド14から塗工液1
9が基材Wに対して吐出される。カーテンヘッド14か
らの塗工液19は支持液12中で下方に向かって自由落
下し、基材Wへ達した後基材W上に塗布される。
【0018】ディップ槽11の内で基材Wは走行する
が、基材Wは支持液12中を走行するため基材Wに気泡
が巻込まれることはない。このため、カーテンヘッド1
4から吐出された塗工液19は、気泡を巻込むことな
く、支持液12を介して基材W上に塗布される。
【0019】塗工液19が塗布された基材Wは、その後
支持液12から外方へ放出され、乾燥装置18内で乾燥
される。このようにして、基材Wと、支持液12による
支持膜12aと、塗工液19による塗工膜19aとから
なる3層構造の製品20が得られる(図2)。
【0020】図2に示す製品20において、基材Wと塗
工膜19aとの間に気泡の巻込みが生じないため、支持
膜12aおよび塗工膜19aを各々略均一の膜厚で形成
することができる。このため製品20の精度向上を図る
ことができる。さらに支持液12と、塗工液19を適宜
選択することにより、所望の層構成の製品20を得るこ
とができる。
【0021】なお、上記実施の形態において、塗工液1
9としてレジスト液を用い、支持液12としてレジスト
液と相溶性のない溶剤を用いた例を示したが、支持液1
2はレジスト液と相溶性がなく、かつレジスト液に比較
して乾燥速度が同一もしくは速いものを用いることが好
ましい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基材上に
気泡を巻込むことなく支持液を介して塗工液を塗布する
ことができる。このため、支持液からなる支持膜および
塗工液からなる塗布膜の膜厚を各々均一とすることがで
きる。従って基材上に支持膜と塗工膜を精度良く形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による塗布装置の一実施の形態を示す概
略図
【図2】塗布装置により得られた製品を示す図
【符号の説明】
10 塗布装置 11 ディップ槽 12 支持液 13 案内ローラ 14 カーテンヘッド 19 塗工液 20 製品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材が進入するとともに支持液が収納され
    たディップ槽と、 ディップ槽内に設けられ、塗工液を基材に向かって吐出
    するカーテンヘッドとを備え、 基材上に支持液を介して塗工液を塗布することを特徴と
    する塗布装置。
  2. 【請求項2】ディップ槽は支持液としてカーテンヘッド
    から吐出される塗工液と相溶性のない溶剤を収納するこ
    とを特徴とする請求項2記載の塗布装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0652963U (ja) * 1992-12-18 1994-07-19 凸版印刷株式会社 感光液塗布装置
JPH0824744A (ja) * 1994-07-12 1996-01-30 Toppan Printing Co Ltd ウエブシート浸漬塗布装置
JP2002018341A (ja) * 2000-07-05 2002-01-22 Dainippon Printing Co Ltd 塗工装置

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