JP4026390B2 - プラズマディスプレイ用蛍光基板製造用ペースト塗布装置およびプラズマディスプレイ用蛍光基板の製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ用蛍光基板製造用ペースト塗布装置およびプラズマディスプレイ用蛍光基板の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペーストを塗布する位置が、予め溝などにより規定されたガラス等の基板にペーストを塗布するペースト塗布装置および方法に関し、特にプラズマディスプレイ用蛍光基板の高精度化およびその生産性の向上を可能とするペースト塗布装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、基板上にペーストパターンを描画作成するペースト塗布装置としては、ノズルを使用するものが知られている。
【0003】
このようなペースト塗布装置においては、ノズル孔からペーストの吐出を繰り返すうちに吐出板にペーストが付着したり、ペーストの吐出前に経時的にノズルヘッドの内圧あるいはペーストの自重によりペーストがノズル孔から流出してノズル面上を広がるなどすることで、塗布開始端部における塗布量のばらつきが生じ基板上に均一にペーストを塗布できなくなることがあった。
【0004】
また、従来の塗布方法は、1枚の基板内に1つのペーストパターンを形成するためのもので、例えば多面取り基板のように1枚の基板内に複数のペーストパターンを形成する場合には次のような問題があった。例えば、1つ目のペーストパターンを形成した後に連続で2つ目以降のペーストパターンを形成すると、2つ目以降のペーストパターンの塗布開始端部における塗布量のばらつきが生じ基板上に均一にペーストを塗布できなくなることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来技術の問題点に対して、1回目のペーストパターンを形成した後に吐出板を拭き取るという方法が用いられている。しかし、この方法では、ノズルヘッドを拭き取り装置まで移動させる際、吐出板に付着したペーストや、経時的にノズルヘッドの内圧あるいはペーストの自重によりノズル孔から流出したペーストが、形成済みのペーストパターン上もしくはペーストパターンを形成する予定の基板上に落下することで、所望のペーストパターンを得られなくなるという問題が生じることがわかった。
【0006】
そこで、本発明の課題は、ノズルヘッドの吐出板の汚れを防止することで、ペーストの付着や流出に起因するペースト塗布時のパターン不良の発生を防止し、同一基板上に複数のペーストパターンを描画形成できるペースト塗布装置および方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のプラズマディスプレイ用蛍光基板製造用ペースト塗布装置は、基板を固定するためのテーブルと、テーブルに対向して設けられ、複数のノズル孔が穿設された吐出板を有するノズルヘッドを備え、ノズルヘッドと板との相対位置関係を変化させて、同一の基板上に複数のペーストパターンを形成するプラズマディスプレイ用蛍光基板製造用ペースト塗布装置において、基板にペーストを塗布する前に、吐出板の少なくともノズル孔周辺部を拭き取る拭き取り手段を複数設け、該複数の拭き取り手段を該複数のペーストパターンの塗布開始位置近傍にそれぞれ配したことを特徴とする。
【0009】
また、複数の拭き取り手段をテーブルと一体に構成することもできる。ノズルヘッドとの位置関係を常に一定に保つことができ、吐出板の拭き取りを迅速に行うことができ、拭き取り工程の繰り返しによるペースト塗布装置の塗布サイクルの遅延を最小限に抑えることができるためである。
【0010】
また、本発明のペースト塗布方法は、上述のプラズマディスプレイ用蛍光基板製造用ペースト塗布装置を用いて同一の基板上に複数のペーストパターンを設けるプラズマディスプレイ用蛍光基板の製造方法であって、それぞれのペーストパターンの塗布開始位置近傍に設けた拭き取り手段を用いて前記吐出板の少なくともノズル孔周辺部を拭き取る拭き取り動作を行った後に、ノズルヘッドをそれぞれのペーストパターンの塗布開始位置に移動し、前記ノズルヘッドと前記基板とを相対移動させて前記基板上にペーストを塗布する塗布動作を行うことによってそれぞれのペーストパターンを形成することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のペースト塗布装置および方法の望ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施態様に係るペースト塗布装置を示している。図1において、2は、基板(本実施態様においてはプラズマディスプレイ用発光基板)を示している。塗布装置はX軸方向に可動なテーブル5を有している。吐出板とペースト貯留部を有するノズルヘッド1は、ノズル支持部8によって支持されており、ノズル支持部8はZ軸方向に可動なZ軸方向駆動装置7に設置されている。Z軸方向駆動装置7はY軸方向に可動なY軸方向駆動装置6に設置されており、Y軸方向駆動装置6は支持台9に設置されている。塗布前の拭き取り作業を行う拭き取り装置4はテーブル5の横に設置されている。
【0014】
図2は、ノズルヘッド1の概略断面図である。図2においてノズルヘッド1の吐出板11には、多数個の吐液を吐出するノズル孔12が一列に所定の間隔をもって穿設されている。ノズルヘッド1の内部はペースト10とその上方に位置する気体空間から形成されている。ノズルヘッド1の上部には圧力気体導通孔13が設けられ、管路からなる圧力気体導通路17の一端が連結されている。圧力気体導通路17の他端は、設定圧に維持された圧力気体を有する圧力気体源15に開口されている。圧力気体導通路17には方向切替弁からなる開閉手段16が設けられ、開閉手段16の開閉の切替により、気体空間と圧力気体源15との運通と遮断が行われる。開閉手段16はノズル孔13と基板1の相対位置を検出し、開閉手段のタイミングを制御する図示しない位置検出、吐出制御手段にて開閉のタイミングが制御されるようになっている。
【0015】
図3は、拭き取り装置の概略図である。図3においてロール上に巻き取られた拭き取り布21の供給する巻き出しローラー19と、ローラー19から供給された拭き取り布21でノズルヘッド1の吐出板3を拭き取る拭き取りローラー18と、拭き取りローラー18で吐出板3に付着したペーストを拭き取った拭き取り布21を巻き取る巻き取りローラー20とを有している。ただし、拭き取り装置には拭き取り布以外にも、スポンジ、ゴムなどを用いることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の詳細につき実施例を用いてさらに説明する。
図4はZ軸上方から見下ろした図1のペースト塗布装置の一部を示している。基板10上には、複数(本実施態様においては2つ)のペーストパターン3を形成する。1つ目のペーストバターンは、1回目の拭き取り動作後にノズルヘッドが塗布開始位置へ移動し、塗布動作を行うことで形成される(23)。その後、多面取り基板1上を移動する際は切断代22上を通るように塗布後のノズルヘッドを移動させて、1回塗布後に拭き取り位置27まで移動する(24)。このとき、塗布後のノズルヘッドが切断代22上を通るように移動させることで、吐出板に付着したペーストや経時的にノズルヘッドの内圧あるいはペーストの自重によりノズル孔から流出したペーストが形成済みのペーストパターン上もしくはペーストパターンを形成する予定の基板上に落下することを防ぐことができる。
【0017】
2つ目のペーストバターンは、2回目の拭き取り動作後にノズルヘッドが塗布開始位置へ移動し、塗布動作を行うことで形成される(25)。このとき、多面取り基板1上では切断代22上を通るように塗布後のノズルヘッドを移動させることで、経時的にノズルヘッドの内圧あるいはペーストの自重によりノズル孔から流出したペーストが形成済みのペーストパターン上もしくはペーストパターンを形成する予定の基板上に落下することを防ぐことができる。
【0018】
また、図5にはY軸方向可動拭き取り装置27を設けた場合のZ軸上方から見下ろしたペースト塗布装置を示している。このとき、拭き取り装置27はY軸方向に延設されたレール(図示略)上を移動可能になっている。拭き取り装置27が1回目の塗布動作23と連動して第2拭き取り位置28まで移動することで、1回塗布後のノズル動作24と2回目の塗布動作25におけるノズルヘッド1の移動距離を短縮することができる。したがって、迅速に拭き取り動作を行うことができ、装置のペースト塗布サイクルの遅延を最小限に抑制することができる。また、拭き取り位置27と28のそれぞれに拭き取り装置14を設けることでも、同様の効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明のペースト塗布装置および方法によれば、同一基板上に複数のペーストパターンを形成する際、各ペーストパターンを形成する前にノズルヘッドの吐出板の表面に付着したペーストを確実に、しかも迅速に拭き取ることができるので、複数のペーストパターンを形成する場合にも、均一な所望のパターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様にかかるペースト塗布装置を示す概略図。
【図2】ノズルヘッドの概略断面図。
【図3】拭き取り装置の概略図。
【図4】Z軸上方から見下ろした塗布装置を示す概略図。
【図5】複数の拭き取り位置を設けたときのノズル動作をZ軸上方から見下ろした際の概略図。
【符号の説明】
1 ノズルヘッド
2 基板
3 ペーストパターン
4 拭き取り装置
5 X軸方向可動テーブル
6 Y軸方向駆動装置
7 Z軸方向駆動装置
8 ノズル支持部
9 支持台
10 ペースト
11 吐出板
12 ノズル孔
13 圧力気体導通孔
14 ペースト貯留部
15 圧力気体源
16 開閉手段
17 圧力気体導通孔
18 拭き取りロール
19 巻き出しロール
20 巻き取りロール
21 拭き取り布
22 切断代
23 拭き取り動作および塗布動作(1回目)
24 1回塗布後のノズル動作
25 拭き取り動作および塗布動作(2回目)
26 2回塗布後のノズル動作
27 Y軸方向可動拭き取り装置の第1拭き取り位置
28 Y軸方向可動拭き取り装置の第2拭き取り位置

Claims (2)

  1. 基板を固定するためのテーブルと、テーブルに対向して設けられ、複数のノズル孔が穿設された吐出板を有するノズルヘッドを備え、ノズルヘッドと基板との相対位置関係を変化させて、同一の基板上に複数のペーストパターンを形成するプラズマディスプレイ用蛍光基板製造用ペースト塗布装置において、基板にペーストを塗布する前に、吐出板の少なくともノズル孔周辺部を拭き取る拭き取り手段を複数設け、該複数の拭き取り手段を該複数のペーストパターンの塗布開始位置近傍にそれぞれ配したことを特徴とするペースト塗布装置。
  2. 請求項1記載のプラズマディスプレイ用蛍光基板製造用ペースト塗布装置を用いて同一の基板上に複数のペーストパターンを設けるプラズマディスプレイ用蛍光基板の製造方法であって、それぞれのペーストパターンの塗布開始位置近傍に設けた拭き取り手段を用いて前記吐出板の少なくともノズル孔周辺部を拭き取る拭き取り動作を行った後に、ノズルヘッドをそれぞれのペーストパターンの塗布開始位置に移動し、前記ノズルヘッドと前記基板とを相対移動させて前記基板上にペーストを塗布する塗布動作を行うことによってそれぞれのペーストパターンを形成することを特徴とするプラズマディスプレイ用蛍光基板の製造方法。
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