JPH0579357A - 内燃機関用スロツトルアクチユエータ - Google Patents

内燃機関用スロツトルアクチユエータ

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JPH0579357A
JPH0579357A JP32282691A JP32282691A JPH0579357A JP H0579357 A JPH0579357 A JP H0579357A JP 32282691 A JP32282691 A JP 32282691A JP 32282691 A JP32282691 A JP 32282691A JP H0579357 A JPH0579357 A JP H0579357A
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clutch
throttle valve
throttle
accelerator pedal
internal combustion
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Teruhiko Minegishi
輝彦 嶺岸
Naoyuki Tanaka
直行 田中
Yuuzou Kadomukai
裕三 門向
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は制御の柔軟性が高く、かつ、制御適用
範囲の広い、内燃機関吸入空気制御するものに関し、信
頼性を確保しようとするものである。 【構成】スロットルシャフト5の両端部に、一対のクラ
ッチ6,12を設け、アクセルレバー8側のクラッチ6
を定位置噛み合い式のクラッチとした。 【効果】本発明によれば、より完全なフェイルセイフ機
構を備えた電子制御スロットルアクチュエータを得るこ
とが出来るので、信頼性の高いシステムを得ることが出
来る。また、クラッチによるスロットルバルブの駆動系
を切り替える方式なので、モータ動作時アクセル系との
干渉がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用スロットルバ
ルブを駆動するスロットルアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンに吸入空気を供給する吸入筒に
はスロットルバルブが設けられている。このスロットル
バルブを開閉することによってエンジンに吸入される空
気を制御する。このスロットルバルブをモータ等によっ
て駆動しスロットルバルブの開度を任意に設定すること
によって、エンジンの運転状態を最適に維持したり、あ
るいは、車両の走行状態を環境状態に適合させるように
する技術は知られている。
【0003】一方、スロットルバルブを駆動するモータ
等の装置が故障したときは、スロットルバルブの制御が
不能になる。そのため、例えば、特開平2−30933号公報
に記載されているように、モータとスロットルバルブの
間に通電があるとトルクを伝達するモータ側クラッチを
設け、さらに、アクセルペダルとスロットルバルブの間
に通電があるとトルクを遮断するアクセル側クラッチを
設け、モータが故障したときには、モータ側クラッチと
アクセル側クラッチの通電を停止して、モータとスロッ
トルバルブを切り離すと共にアクセルペダルとスロット
ルバルブを機械的に接続する技術が考え出された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術では、アクセル側クラッチによりアクセルペ
ダルとスロットルバルブが接続された後の、スロットル
バルブの開閉動作について何の配慮もされていなかっ
た。
【0005】すなわち、アクセルペダルが踏み込まれて
いたにもかかわらずモータによりスロットルバルブが閉
じるように制御されていたときに、アクセルペダルとス
ロットルバルブがアクセル側クラッチにより機械的に接
続された場合は、その後、アクセルをかなり踏み込んで
もスロットルバルブの開度が大きくならず、エンジンに
吸入空気が充分に供給できないという問題が生じた。逆
に、アクセルペダルが踏まれていないにもかかわらずモ
ータによりスロットルバルブが開くように制御されてい
たときに、アクセルペダルとスロットルバルブがアクセ
ル側クラッチにより機械的に接続された場合は、その
後、アクセルペダルを戻しても、スロットルバルブが閉
じる状態まで戻らず、車両が減速しないという問題が生
じた。
【0006】本発明の第1の目的は、スロットルバルブ
の開閉がモータ等の駆動装置から切り離されて、クラッ
チにより、スロットルバルブがアクセルペダルと機械的
に接続された後にも、運転者のアクセルペダルの操作に
より適切にスロットルバルブが開閉されるスロットルア
クチュエータを提供することにある。
【0007】また、上記の従来技術は、モータ等の駆動
装置とスロットルバルブをモータ側クラッチを用いて接
続し、アクセルペダルとスロットルバルブをアクセル側
クラッチを用いて接続しているが、このモータ側クラッ
チは通電があるとトルクが伝達するものを、また、アク
セル側クラッチは通電があるとトルクを遮断するものを
用いている。このようなクラッチを用いているために、
運転者がキースイッチを入れるまでは、モータ側クラッ
チ及びアクセル側クラッチには通電がなされない。その
ために、モータ等の駆動装置によってスロットルバルブ
の開閉をおこなうには、モータ側クラッチ及びアクセル
側クラッチに通電することが必要である。しかしなが
ら、上記の従来技術では、運転開始時の、モータ側クラ
ッチ及びアクセル側クラッチの通電のタイミングについ
て何の配慮もされていなかった。
【0008】本発明の第2の目的は、運転開始時に、モ
ータ側クラッチ及びアクセル側クラッチへの通電が適切
におこなわれ、適切にスロットルバルブが開閉されるス
ロットルアクチュエータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、第1の発明では、エンジンに吸入される吸入
空気量を増減するスロットルバルブを吸気筒内に配し、
スロットルシャフトにより前記スロットルバルブを回転
させ、駆動装置の回転力を第1のクラッチを介して前記
スロットルシャフトに伝達すると共に、アクセルペダル
の踏み込み力を第2のクラッチを介して前記スロットル
シャフトに伝達するように構成した内燃機関用スロット
ルアクチュエータにおいて、前記スロットルバルブの開
度と前記アクセルペダルの踏み込みが予め定められた所
定の関係になったときに前記第2のクラッチが前記アク
セルペダルの踏み込み力を前記スロットルシャフトに伝
達するように動作するように構成した。
【0010】第2の目的を達成するために、第2の発明
では、エンジンに吸入空気を供給する吸気筒と、前記吸
気筒内に設けられたスロットルバルブと、電気的な信号
に応じて回転する駆動手段と、運転者によって操作され
るアクセルペダルと、印加される電圧の上昇に応じて前
記駆動手段の回転力の多くを前記スロットルバルブに伝
える第1のクラッチと、通電があると前記アクセルペダ
ルの踏み込み力を前記スロットルバルブに伝達しないと
共に通電がないと前記アクセルペダルの踏み込み力を前
記スロットルバルブに伝達する第2のクラッチを有する
内燃機関用スロットルアクチュエータにおいて、前記第
1のクラッチに第1の電圧を印加し、前記第1のクラッ
チに第1の電圧を印加した後に、第2のクラッチに通電
し、さらに、第2のクラッチの通電の後に第1のクラッ
チに第1の電圧より高い第2の電圧を印加するコントロ
ールユニットを備えるように構成した。
【0011】さらに、第2の目的を達成するために、第
3の発明では、エンジンに吸入空気を供給する吸気筒
と、前記吸気筒内に設けられたスロットルバルブと、電
気的な信号に応じて回転する駆動手段と、運転者によっ
て操作されるアクセルペダルと、通電があると前記駆動
手段の回転力を前記スロットルバルブに伝達すると共に
通電がないと前記駆動手段の回転力を前記スロットルバ
ルブに伝達しない第1のクラッチと、通電があると前記
アクセルペダルの踏み込み力を前記スロットルバルブに
伝達しないと共に通電がないと前記アクセルペダルの踏
み込み力を前記スロットルバルブに伝達する第2のクラ
ッチとを有する内燃機関用スロットルアクチュエータに
おいて、前記スロットルバルブの開度を検出するスロッ
トルポジションセンサと、前記アクセルペダルの踏み込
み量を検出するアクセルポジションセンサと、前記スロ
ットルポジションセンサが前記スロットルバルブがほぼ
閉じられていることを示す信号を出力し、かつ、前アク
セルポジションセンサがほぼアクセルペダルが踏み込ま
れていない信号を出力した後に、前記第1のクラッチ及
び前記第2のクラッチに通電するように制御するコント
ロールユニットを備えるように構成した。
【0012】さらに、第2の目的を達成するために、第
4の発明では、エンジンに吸入空気を供給する吸気筒
と、前記吸気筒内に設けられたスロットルバルブと、電
気的な信号に応じて回転する駆動手段と、運転者によっ
て操作されるアクセルペダルと、通電があると前記駆動
手段の回転力を前記スロットルバルブに伝達すると共に
通電されないと前記駆動手段の回転力を前記スロットル
バルブに伝達しない第1のクラッチと、通電があると前
記アクセルペダルの踏み込み力を前記スロットルバルブ
に伝達しないと共に通電がないと前記アクセルペダルの
踏み込み力を前記スロットルバルブに伝達する第2のク
ラッチとを有する内燃機関用スロットルアクチュエータ
において、エンジンの始動を検出する検出手段と、前記
検出手段がエンジンの始動を示す信号を出力するまでは
前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチに通電せ
ず、前記検出手段がエンジンの始動を示す信号を出力し
た後に前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチに通
電をおこなうように制御するコントロールユニットを備
えるように構成した。
【0013】
【作用】上記の第1の発明の構成によれば、アクセルペ
ダルとスロットルバルブが所定の関係まで移動してか
ら、クラッチが、アクセルぺダルとスロットルシャフト
を機械的に結合する。
【0014】上記第2の発明によれば、運転開始時、ま
ず、モータ等の駆動装置とスロットルバルブが軽く接続
され、その後、アクセルペダルとスロットルバルブの接
続が解除され、その後、モータ等の駆動装置とスロット
ルバルブが充分に接続される。
【0015】上記第3の発明によれば、スロットルバル
ブが閉じられ、かつ、アクセルペダルが踏み込まれてい
ない状態のとき、モータ等の駆動装置とスロットルバル
ブが接続され、アクセルペダルとスロットルバルブの接
続が解除される。
【0016】上記第4の発明によれば、エンジンの始動
後に、モータ等の駆動装置とスロットルバルブが接続さ
れ、アクセルペダルとスロットルバルブの接続が解除さ
れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を用いて
説明する。図2はシステム全体の構成図である。エアク
リーナ1から吸入された空気は吸気筒2を通りエンジン
3に供給される。吸気筒2にはエンジン3に供給する吸
入空気量を制御するスロットルバルブ4が配されてい
る。
【0018】吸気筒2のなかにスロットルシャフト5が
軸支されるように設けられ、また、スロットルシャフト
5はスロットルバルブ4に固着される。そのために、ス
ロットルシャフト5が回転されスロットルバルブ4が開
かれるとエンジン3に供給される空気量が増加し、逆
に、スロットルシャフト5が反対方向に回転されスロッ
トルバルブ4が閉じられるとエンジン3に供給される空
気量が減少する。
【0019】一方、スロットルシャフト5の一端はアク
セル側クラッチ6を介してアクセルレバー7に接続され
る。さらに、アクセルレバー7はアクセルワイア8を介
してアクセルペダル9に接続される。アクセルペダル9
が踏み込まれるとアクセルワイア8を介してアクセルレ
バー7が回転されるが、コントロールユニット10から
の信号によりアクセル側クラッチ6が“接”状態となっ
たときのみ、この回転力はスロットルシャフト5に伝わ
る。また、アクセルレバー7の回転位置はアクセルポジ
ションセンサ11により検出され、アクセルポジション
センサ11の出力信号はコントロールユニット10に入
力される。
【0020】さらに、スロットルシャフト5の他端はモ
ータ側クラッチ12を介してモータ13に接続される。
このモータ13はコントロールユニット10からの信号
により回転が制御される。モータ13の回転力は、コン
トロールユニット10からの信号によりモータ側クラッ
チ12が“接”状態となったときのみ、スロットルシャ
フト5に伝わる。また、スロットルシャフト5の回転位
置はスロットルポジションセンサ14により検出され、
スロットルポジションセンサ14の出力信号はコントロ
ールユニット10に入力される。
【0021】さらに、スロットルバルブ4を開閉する機
構について、図1を用いて、詳細に説明する。前述のよ
うに、アクセルペダル9の踏み込み力はアクセル側クラ
ッチ6を介してスロットルシャフト5に伝えられるが、
このアクセル側クラッチ6はクラッチコイル21及びア
ーマチュア22より構成されている。アクセル側クラッ
チ6の詳細は後述するが、アクセル側クラッチ6は電流
が供給されない状態でトルクを導達するようになってい
る。すなわち、クラッチコイル21に通電がないと、ア
クセルペダル9の踏み込み力がスロットルシャフト5の
回転力として伝達される。逆に、クラッチコイル21に
通電があると、アクセルペダル9の踏み込み力は遮断さ
れ、スロットルシャフト5に伝達されない。
【0022】また、アクセル側クラッチ6は、スロット
ルシャフト5とスロットルレバー7の相対的変位が所定
の関係になったときのみに、アクセルペダル9の踏み込
み力をスロットルシャフト5の回転力として伝達するよ
うになっている。アーマチュア22には凸状の噛み合い
歯部31が設けられており、また、クラッチコイル21
には凹状の噛み合い歯部30が設けられている。この凸
状の噛み合い歯部31と凹状の噛み合い歯部30が噛み
合ったときにアクセルペダル9の踏み込み力はスロット
ルシャフト5の回転力として伝達される。凸状の噛み合
い歯部31と凹状の噛み合い歯部30が互いに噛み合っ
たときに、アクセルペダル9から足が離されていると、
スロットルバルブ4が全閉状態となるように凸状の噛み
合い歯部31と凹状の噛み合い歯部30は設定されてい
る。
【0023】アクセル側クラッチ6のクラッチコイル2
1にはリターンスプリング26が係合され、リターンス
プリング26の他端はスプリングピン27に係合され
る。このリターンスプリング26は、スロットルバルブ
4が閉じる方向に、スロットルシャフト5を付勢してい
る。したがって、アクセルペダル9の踏み込みが、アク
セルレバー7及びアクセル側クラッチ6を介して、スロ
ットルシャフト4に伝達されないときは(正確には、な
おかつ、モータ13のトルクがスロットルバルブ4に伝
達されていないとき)、このリターンスプリング26に
より、スロットルバルブ4は閉じた状態にある。
【0024】モータ13の回転力は、トライブギア29
とトリブンギア28により減速されて、モータ側クラッ
チ12に伝達される。モータ側クラッチ12はアーマチ
ュア23及びクラッチコイル24より構成されている。
このモータ側クラッチ12の詳細は後述するが、モータ
側クラッチ12は電流が供給されるとトルクを伝達す
る。すなわち、モータ側クラッチ12に通電がないとモ
ータ13の回転力はスロットルシャフト5に伝達され
ず、逆に、モータ側クラッチ12に通電があるとモータ
13の回転力はスロットルシャフト5に伝達される。
【0025】次に、アクセル側クラッチ6及びモータ側
クラッチ12の詳細をそれぞれ図3及び図4を用いて説
明する。
【0026】図3はアクセル側クラッチ6の詳細を示す
図である。スロットルシャフト5の外周にはロータ36
が圧入され、スロットルシャフト5の外周にロータ36
が固着される。ロータ36の外周に係合しスロットルシ
ャフト5の軸方向に摺動可能に移動板37が設けられて
いる。ロータ36の外周には軸受メタル32を介して回
転自在に取付板33が設けられている。取付板33と移
動板37の間にはコイル巻線35が配される。コイル巻
線35は、取付板33に固着され、取付板33と一体と
なってロータ36の外周を回転する。移動板37と対向
して、スロットルシャフト5の外周にメタル軸受31を
介して自在にアーマチュア22が配される。移動板37
は、戻しバネ34により付勢されて、アーマチュア22
の方向に移動し、アーマチュア22に接するまで移動す
る。なお、移動体37には凹状の噛み合い歯部31が設
けられてあり、一方、アーマチュア22には凸状の噛み
合い歯部30が設けられている。この凸状の噛み合い歯
部30と凹状の噛み合い歯部31はアクセルペダル9と
スロットルバルブ4が相対的に所定の位置になったとき
に、噛み合うものである。具対的には、アクセルペダル
9が全く踏み込まれていない状態でスロットルバルブ4
が全閉になる状態に対応するように、凸状の噛み合い歯
部30と凹状の噛み合い歯部31の相対的な変位が規定
されたときに、凸状の噛み合い歯部30と凹状の噛み合
い歯部31が互いに噛み合う。
【0027】また、コイル巻線35に通電がないときに
は移動板37は戻しバネ34によりアーマチュア22に
接するまで移動する。この状態のときに、アクセルペダ
ル9の踏み込み力はアクセルワイヤ8及びアクセルレバ
ー7を介してアーマチュア22に伝えられる。この伝え
られたアクセルペダル9の踏み込み力はさらに、移動板
37及びロータ36を介してスロットルシャフト5に伝
えられる。一方、コイル巻線35に通電がなされると、
移動板37は戻しバネ34の付勢力に抗して取付板33
の方向に吸引される。これにより、アーマチュア22と
移動板37の結合は解かれる。そして、スロットルシャ
フト5は、再び、アクセルペダル9の踏み込み力から解
き放される。
【0028】図4はモータ側クラッチ7の詳細を示す図
である。スロットルシャフト5の外周に、フランジ部を
持ったロータ44が固着されている。さらにロータ44
の外周にはコイル巻線43及び取付板41がメタル軸受
42を介して回転自在に支持されている。ロータ44の
フランジ部にはフリクションプレート45が埋め込まれ
ている。フリクションプレート45と対向してアーマチ
ュア23がロータシャフト5の外周に回転自在に設けら
れている。アーマチュア23は中間板46,連動板48
及び板ばね47より構成されている。連動板48は、モ
ータ13のトルクを受けるものであり、スロットルシャ
フト5の外周にメタル軸受49を介して回転自在に支持
されている。連動板48とロータ44との間には中間板
46が設けられており、この中間板46と連動板48は
板バネ47によって連結されている。
【0029】コイル巻線43に通電がないと中間板46
とロータ44は、板バネ47により、所定の間隙を保
つ。一方、コイル巻線43に通電があると、中間板46
はロータ44の方向に移動し、中間板46はロータ44
に設けられたフリクションプレート45に押しつけられ
た状態となる。コイル巻線43に通電がなされると、連
動板48,板バネ47,中間板46,フリクションプレ
ート45,ロータ44の順にトルクが伝わる。
【0030】次に再び図1を用いて、スロットルバルブ
4の開閉の動作を説明する。
【0031】(1)エンジン始動前 キースイッチに差し込まれたキーが回転されておらず、
キーがアクセサリーの位置に滞っているときには、ま
だ、エンジンが始動されていない。この状態では、アク
セル側クラッチ6のクラッチコイル21及びモータ側ク
ラッチ12のクラッチコイル24には共に電流が供給さ
れない。
【0032】そのために、クラッチコイル21とアーマ
チュア22は結合し、アクセルペダルの踏み込み力はア
クセル側クラッチ6を介してスロットルシャフト5に伝
達される。また、クラッチコイル24とアーマチュア2
3は切り離され、モータ側クラッチ12によって、スロ
ットルシャフト4はモータ13の回転力から切り離され
る。このように、エンジン始動前では、アクセルペダル
9の踏み込み力によってスロットルバルブ4が開閉され
る。
【0033】(2)エンジン始動後 エンジンが始動されると、アクセル側クラッチ6のクラ
ッチコイル21及びモータ側クラッチ12のクラッチコ
イル24に共に電流が供給される。
【0034】そのために、クラッチコイル21とアーマ
チュア22は切り離され、スロットルシャフト5はアク
セルペダル9の踏み込み力から切り離される。また、ク
ラッチコイル23とアーマチュア24は給合され、モー
タ13の回転力はモータ側クラッチ12を介してスロッ
トルシャフト4に伝達される。このように、エンジン始
動後では、スロットルバルブ4はモータ13によって開
閉される。
【0035】(3)異常時 モータ13等に故障が生じ、異常が検出されたときに
は、再び、アクセル側クラッチ6のクラッチコイル21
及びモータ側クラッチ12のクラッチコイル24への電
流が遮断される。
【0036】そのために、モータ13のトルクはスロッ
トルシャフト5に伝達されなくなり、スロットルバルブ
4の開度はモータ13の回転位置とは無関係に決定され
るようになる。一方、アクセルペダル9の踏み込み力
は、アクセルペダル側クラッチ6を介してスロットルシ
ャフト5に伝達されるようになる。しかしながら、アク
セル側クラッチ6のクラッチコイル21に通電が開始さ
れると、直ちに、アクセルペダル9の踏み込み力がスロ
ットルシャフト5に伝わるわけではない。すなわち、凸
状の噛み込み歯部31が凹状の噛み込み歯部30に噛み
込む位置まで移動し、アーマチュア22とクラッチコイ
ル21の相対的位置が所定関係になったときに、アクセ
ルペダル9の踏み込み力がスロットルシャフト5に伝達
されるようになる。
【0037】図5を用いて、この動作をさらに詳細に説
明する。まず、図5の故障点52に於いて故障が発生し
た場合、リターンスプリング26の付勢力により、スロ
ットルバルブ4は閉じ方向に動く。関係線51は、噛み
合い歯部30,噛み合い歯部31が互いに噛み合った場
合のアクセルペダル9の踏み込み量に対して決まるスロ
ットルバルブ4の開度を示している。関係線51の線上
の、噛み合い点53に於いて、噛み合い歯部30,噛み
合い歯部31の位置関係が一致し、噛み合い歯部30と
噛み合い歯部31が噛み合い、アクセルレバー7の動作
がスロットルバルブ4に伝わる様になる。それ以後スロ
ットルバルブ4の動作は、関係線51の上を辿るように
動作する。
【0038】次に図5の故障点54に於いて故障が発生
した場合、リターンスプリング26の付勢力により、ス
ロットルバルブ4は閉じ方向に動く。さらに、スロット
ルバルブ4は全閉位置55に達する。この場合アクセル
ペダル9を離すと原点に於いて噛み合い歯部30と噛み
合い歯部31が噛み合う。以後スロットルバルブ4の動
作は関係線51の上を辿るように動作する。
【0039】本発明に於いては、以上のようにして、制
御系またはモータに故障が生じた場合にも安全に車両を
運行するフェイルセーフ機能及び故障が生じた場合でも
車両を移動させるリンプホーム機能を達成している。な
お、本発明中のクラッチは電磁式に限らず、機械式のク
ラッチであっても良い。更に、モータに関しても電動式
に限らず、油圧式もしくは空気式等であっても良く、ま
た、歯車機構を平歯車以外のウォームギア及び傘歯車を
用いても良い。
【0040】次に、エンジン始動時のコントロールユニ
ット10の動作を図6に示すフローチャートを用いて説
明する。まず、キースイッチが回されるとステップ60
1で初期設定をおこなう。すなわち、ステップ601で
は、アクセル側クラッチ6及びモータ側クラッチ12に
電流を供給しないようにする。この状態では、アクセル
ペダル9の踏み込み力はスロットルシャフト5に伝わる
が、モータ13のトルクはスロットルシャフト5には伝
わらないようになっている。ステップ602では、エン
ジンが完爆して始動し、エンジン動作があるか否か判断
する。エンジン動作がなければステップ601で初期設
定をおこなう。エンジン動作がなされていれば、ステッ
プ603で、アクセルポジションセンサ11の出力に基
づいて、アクセル踏み込み量ACPが0か否か判断す
る。アクセル踏み込み量ACPが0でなければ、ステッ
プ601に戻り、初期設定をおこなう。ステップ603
でアクセル踏み込み量ACPが0であれば、ステップ6
04で、スロットルポジションセンサ14の出力に基づ
いて、スロットルバルブ開度TVOが0か否か判断す
る。スロットルバルブ開度TVOが0でなければ、ステ
ップ601に戻る。スロットルバルブ開度TVOが0で
あれば、ステップ605に進む。
【0041】ステップ605では、アクセル側クラッチ
6に電流を供給し(図7(a))、スロットルバルブ4を
アクセルペダル9の動作から解放する。ステップ606
で、所定時間経過したことを判断し、さらに、ステップ
607でモータ側クラッチ12に電流を供給し(図7
(b))、スロットルバルブ4をモータ13により開閉す
る。ステップ608で、再び、エンジン動作がなされて
いるか判断する。エンジン動作がなされていれば、ステ
ップ609で、アクセル側クラッチ6及びモータ側クラ
ッチ12に共に電流の供給を続ける。ステップ608で
エンジン動作がなされていないと判断させれば、ステッ
プ601に戻り初期設定をおこなう。
【0042】次に、第2の実施例について説明する。第
2の実施例では、エンジン始動時に、コントロールユニ
ット10が図8及び図9のフローチャートに示されるよ
うに動作する。なお、それ以外は第1の実施例と同様で
ある。
【0043】まず、ステップ802で初期設定をおこな
う。すなわち、アクセル側クラッチ6及びモータ側クラ
ッチ12に電流を供給しないようにする。ステップ80
4でエンジン動作がなされているか否か判断する。エン
ジン動作がなされていなければステップ802に戻り再
び初期設定をおこなう。ステップ802でエンジン動作
がなされていればステップ806で、不揮発性のメモリ
から、TVO(スロットルポジションセンサ14の出力
するスロットルバルブ開度の値)に基づいて、ステップ
アップ時間t1 を読み出す。ステップ808で、初期電
圧Vin(図10(b))をモータ側クラッチ12に印加す
る。(なお、以後、モータ側クラッチ12に印加される
電圧をモータ側電圧VM と記す。)ステップ812でス
テップアップ時間t1 を経過したか否か判断する。経過
していなければステップ810でクロック出力に応じて
時間の計測を続ける。ステップ812でステップアップ
時間t1 が経過tされていると判断されれば、ステップ
814で経過時間tを初期に設定しなおす。ステップ8
16でモータ側電圧をステップアップ電圧Vad(図10
(b))だけ増加してモータ側クラッチ12に印加する。
ステップ818で、ACP(アクセルポジションセンサ
11の出力するアクセルの踏み込み量を示す値)に基づ
いて、図5に示される開係線51より、目標のスロット
ル開度を求め、この目標のスロットルバルブ開度とTV
O(実際のスロットルバルブ開度:スロットルポジショ
ンセンサ14の出力値)と比較する。両者の値が予め定
められた範囲内にあればステップ822にジャンプす
る。しかし、予め定められた範囲内になければ、このと
きのTVOを記憶し、フラグCを1とする。
【0044】ステップ822では、モータ側電圧VM
中間電圧Vav(図10(b))に到達したか否か判断す
る。到達していなければ、ステップ826にジャンプす
る。ステップ824では、予め定められた電圧Vacをア
クセル側クラッチ6に印加する。ステップ826ではモ
ータ側電圧VM が最終電圧Vfi(図10(b))に到達し
たか否か判断する。到達していなければ、ステップ81
2に戻る。
【0045】ステップ826でモータ側電圧VM が最終
電圧Vfiに到達しているか否か判断する。最終電圧Vfi
に到達していると判断されると、まず、ステップ828
でフラグCが1か否か判断する。フラグCが1(ステッ
プ820で処理)であるのは、モータ側クラッチ12に
印加する電圧を徐々に増加させているときに、目標のス
ロットル開度と実際のスロットル開度とが大きくずれた
ことを示している。このために、ステップ830で、ス
テップアップ時間T1 を設定Tcoだけ小さくする。こ
れによって、次の制御から、モータ側クラッチ12が速
く接続状態に至るようになる。ステップ832で、フラ
グCをクリアする。ステップ834で、新しくもとめた
ステップアップT1 を、ステップ820で記憶したTV
Oに応じた不揮発性メモリの所定の領域に書き込む。
【0046】ステップ836でエンジン動作がなされて
いるか否か判断する。エンジン動作がなされていれば、
ステップ838でアクセル側クラッチ6及びモータ側ク
ラッチ12に所定の電圧を印加する。
【0047】次に、第3の実施例について説明する。第
3の実施例では、図11に示されるように、クラッチコ
イル23とアーマーチャ24から成るクラッチが噛み合
い式となっており、クラッチコイル23の噛み合い歯部
60,アーマーチャ24の噛み合い歯部61が噛み合い
部を構成している。なお、この部分以外は第1の実施例
又は第2の実施例と同様である。
【0048】この様な構成では噛み合い式を用いている
のでモータ13からのトルク伝達がより確実なものとな
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、スロットルバルブがモータ等のスロットルバルブを
駆動する装置から切り離された場合、スロットルバルブ
とアクセルペダルが所定の位置関係となった後に、クラ
ッチにより、スロットルバルブがアクセルペダルと機械
的に結合される。そのために、アクセルペダルによりス
ロットルバルブが充分に開閉できるように、アクセルペ
ダルとスロットルバルブを機械的に結合でき、もって、
モータ等のスロットルバルブを駆動する装置が故障した
ときでも、アクセルペダルにより適切にスロットルバル
ブの開閉が可能となる。
【0050】また、第2の発明,第3の発明及び第4の
発明によれば、運転開始時に、モータ等の駆動手段の回
転がスロットルバルブに適切に伝達され、また、スロッ
トルバルブがアクセルペダルの踏み込み力から適切に遮
断される。そのために、運転開始時に、適切にスロット
ルバルブの開閉が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットルバルブの開閉機構の詳細を示す図で
ある。
【図2】システム全体の構成図である。
【図3】アクセル側クラッチの詳細図である。
【図4】モータ側クラッチの詳細図である。
【図5】モータ故障時のスロットルバルブの動作を示す
図である。
【図6】コントロールユニットの動作を示すフローチャ
ート図である。
【図7】アクセル側クラッチ及びモータ側クラッチの電
圧印加のタイミングチャート図である。
【図8】第2の実施例におけるコントロールユニットの
動作を示すフローチャート図である。
【図9】第2の実施例におけるコントロールユニットの
動作を示すフローチャート図である。
【図10】第2の実施例におけるアクセル側クラッチ及
びモータ側クラッチの電圧印加のタイミングチャート図
である。
【図11】第3の実施例を示す図である。
【符号の説明】
2…吸気筒、4…スロットルバルブ、5…スロットルシ
ャフト、6…アクセル側クラッチ、9…アクセルペダ
ル、10…コントロールユニット、12…モータ側クラ
ッチ、21…クラッチコイル、22…アーマチュア、3
1…凸状噛み合い歯部、32…凹状噛み合い歯部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 直行 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 門向 裕三 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに吸入空気を供給する吸気筒と、
    前記吸気筒内に設けられたスロットルバルブと、電気的
    な信号に応じて回転する駆動手段と、運転者によって操
    作されるアクセルペダルと、前記駆動手段の回転力を前
    記スロットルバルブに伝達又は遮断する第1のクラッチ
    と、前記アクセルペダルの踏み込み力を前記スロットル
    バルブに伝達又は遮断する第2のクラッチと、前記第2
    のクラッチに設けられる第1のクラッチ板と、前記第2
    のクラッチに設けられた第2のクラッチ板とを有し、前
    記第1のクラッチ板と前記第2のクラッチ板とが接触す
    ることによって前記アクセルペダルの踏み込み力が前記
    スロットルバルブに伝達されるように構成した内燃機関
    用スロットルアクチュエータにおいて、前記第1のクラ
    ッチ板と前記第2のクラッチ板は相対する面に凹凸を形
    成し、前記第2のクラッチは、前記凸部が前記凹部と噛
    み合った後に前記アクセルペダルの踏み込み力が前記ス
    ロットルバルブに伝達されるように構成したことを特徴
    とする内燃機関用スロットルアクチュエータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記スロットルバルブ
    を閉じ方向に付勢するリターンスプリングを備えたこと
    を特徴とする内燃機関用スロットルアクチュエータ。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記リターンスプリン
    グは前記スロットルバルブと前記第2のクラッチとの間
    に設けられていることを特徴とする内燃機関用スロット
    ルアクチュエータ。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記アクセルペダルが
    踏み込まれていないときに前記スロットルバルブがほぼ
    全閉となるように、前記凸部及び前記凹部が噛み合うよ
    うに構成されていることを特徴とする内燃機関用スロッ
    トルアクチュエータ。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記第2のクラッチは
    電磁クラッチであることを特徴とする内燃機関用スロッ
    トルアクチュエータ。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記駆動手段の回転力
    は減速ギアを介して前記スロットルバルブに伝えられる
    ように構成されていることを特徴とする内燃機関用スロ
    ットルアクチュエータ。
  7. 【請求項7】エンジンに吸入される吸入空気量を増減す
    るスロットルバルブを吸気筒内に配し、スロットルシャ
    フトにより前記スロットルバルブを回転させ、駆動手段
    の駆動力を第1のクラッチを介して前記スロットルシャ
    フトに伝達すると共にアクセルペダルの踏み込み力を第
    2のクラッチを介して前記スロットルシャフトに伝達す
    るように構成した内燃機関用スロットルアクチュエータ
    において、前記スロットルバルブの開度と前記アクセル
    ペダルの踏み込みが予め定められた所定の関係になった
    ときに、前記第2のクラッチは前記アクセルペダルの踏
    み込み力を前記スロットルシャフトに伝達するように構
    成したことを特徴とする内燃機関用スロットルアクチュ
    エータ。
  8. 【請求項8】エンジンに吸入空気を供給する吸気筒と、
    前記吸気筒内に設けられたスロットルバルブと、電気的
    な信号に応じて回転する駆動手段と、運転者によって操
    作されるアクセルペダルと、印加される電圧の上昇に応
    じて前記駆動手段の回転力を多く前記スロットルバルブ
    に伝える第1のクラッチと、通電があると前記アクセル
    ペダルの踏み込み力を前記スロットルバルブに伝達しな
    いと共に通電がないと前記アクセルペダルの踏み込み力
    を前記スロットルバルブに伝達する第2のクラッチを有
    する内燃機関用スロットルアクチュエータにおいて、前
    記第1のクラッチに第1の電圧を印加し、前記第1のク
    ラッチに第1の電圧を印加した後に、第2のクラッチに
    通電し、さらに、第2のクラッチの通電の後に第1の電
    圧より高い第2の電圧を前記第1のクラッチに印加する
    コントロールユニットを備えたことを特徴とする内燃機
    関用スロットルアクチュエータ。
  9. 【請求項9】エンジンに吸入空気を供給する吸気筒と、
    前記吸気筒内に設けられたスロットルバルブと、電気的
    な信号に応じて回転する駆動手段と、運転者によって操
    作されるアクセルペダルと、通電があると前記駆動手段
    の回転力を前記スロットルバルブに伝達すると共に通電
    がないと前記駆動手段の回転力を前記スロットルバルブ
    に伝達しない第1のクラッチと、通電があると前記アク
    セルペダルの踏み込み力を前記スロットルバルブに伝達
    しないと共に通電がないと前記アクセルペダルの踏み込
    み力を前記スロットルバルブに伝達する第2のクラッチ
    とを有する内燃機関用スロットルアクチュエータにおい
    て、前記スロットルバルブの開度を検出するスロットル
    ポジションセンサと、前記アクセルペダルの踏み込み量
    を検出するアクセルポジションセンサと、前記スロット
    ルポジションセンサが前記スロットルバルブがほぼ閉じ
    られていることを示す信号を出力し、かつ、前記アクセ
    ルポジションセンサがほぼアクセルペダルが踏み込まれ
    ていないことを示す信号を出力した後に、前記第1のク
    ラッチ及び前記第2のクラッチに通電するように制御す
    るコントロールユニットを備えたことを特徴とする内燃
    機関用スロットルアクチュエータ。
  10. 【請求項10】エンジンに吸入空気を供給する吸気筒
    と、前記吸気筒内に設けられたスロットルバルブと、電
    気的な信号に応じて回転する駆動手段と、運転者によっ
    て操作されるアクセルペダルと、通電があると前記駆動
    手段の回転力を前記スロットルバルブに伝達すると共に
    通電がないと前記駆動手段の回転力を前記スロットルバ
    ルブに伝達しない第1のクラッチと、通電があると前記
    アクセルペダルの踏み込み力を前記スロットルバルブに
    伝達しないと共に通電がないと前記アクセルペダルの踏
    み込み力を前記スロットルバルブに伝達する第2のクラ
    ッチとを有する内燃機関用スロットルアクチュエータに
    おいて、エンジンの始動を検出する検出手段と、前記検
    出手段がエンジンの始動を示す信号を出力するまでは前
    記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチに通電せず、
    前記検出手段がエンジンの始動を示す信号を出力した後
    に前記第1のクラッチ及び前記第2のクラッチに通電を
    おこなうように制御するコントロールユニットを備えた
    ことを特徴とする内燃機関用スロットルアクチュエー
    タ。
JP3322826A 1991-07-23 1991-12-06 内燃機関用スロットルアクチュエータ Expired - Lifetime JP2810266B2 (ja)

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JPH0579357A true JPH0579357A (ja) 1993-03-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017180837A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 フォルシア・システム・デシャプモン 排気配管弁および対応する組立過程

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6380039A (ja) * 1986-09-24 1988-04-11 Mazda Motor Corp エンジンのスロツトル弁制御装置
JPH03134234A (ja) * 1989-10-06 1991-06-07 Vdo Adolf Schindling Ag 負荷調整装置
JPH03164536A (ja) * 1989-11-20 1991-07-16 Aisin Seiki Co Ltd スロットル制御装置

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