JPH03164536A - スロットル制御装置 - Google Patents

スロットル制御装置

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JPH03164536A
JPH03164536A JP1300997A JP30099789A JPH03164536A JP H03164536 A JPH03164536 A JP H03164536A JP 1300997 A JP1300997 A JP 1300997A JP 30099789 A JP30099789 A JP 30099789A JP H03164536 A JPH03164536 A JP H03164536A
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throttle
accelerator
switch
control
predetermined
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JP1300997A
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Tokihiko Akita
時彦 秋田
Tomomitsu Terakawa
智充 寺川
Kenichi Ogawa
謙一 小川
Hideaki Adachi
英明 足立
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Aisin Seiki Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内燃機関に装着されるスロットル制御装置に関
し、特にモータ等の駆動手段によりアクセル操作に応じ
てスロットルバルブを開閉制御し、定速走行制御等の各
種制御を行ない得るスロットル制御装置に係る。
[従来の技術] 内燃機関のスロットルバルブは、キャブレタにあっては
燃料と空気の混合気を、電子制御燃料噴射装置にあって
は吸入空気量を調節することにより内燃機関出力を制御
するものであり、アクセルペダルを含むアクセル操作機
構に連動するように構成される。
従来、アクセル操作機構がスロットルバルブに機械的に
連結されていたのに対し、近時、モータ等の駆動源に連
動する駆動手段によってアクセル操作に応じてスロット
ルバルブを開閉する装置が提案されている0例えば特開
昭55−145867号公報には、スロットルバルブに
ステップモータを連結し、このステップモータをアクセ
ルペダル操作に応じて駆動するようにした装置が開示さ
れている。
このような装置に対し、特開昭59−153945号公
報において、上記ステップモータを駆動する電子制御ア
クチュエータが制御不能の状態となった場合の従来の対
策例が列挙されている。例えば、電磁クラッチによって
電子制御アクチュエータからスロットルシャフトを切り
離し、リターンスプリングによりスロットルバルブを閉
位置に戻すというものである。同公報においては、これ
らの従来例では電子制御アクチュエータによる制御が停
止した後にスロットルバルブを開閉する駆動手段がなく
、修理のため所定の場所に車両を9動させることができ
ないとして対応策が提案されている。
即ち、アクセル踏み込みにより回転する回転軸とスロッ
トルシャフトの間に、励磁時に両軸を切り離し、非励磁
時に両軸を結合する電磁クラッチを介装し、電子制御ア
クチュエータの制御動作の異常を検知してリレーを駆動
し電子制御アクチュエータ及び電磁クラッチへの電源供
給を停止させる制御回路を設け、電子制御アクチュエー
タが制御不能となったときスロットルシャフトを電磁ク
ラッチを介してアクセルペダルに機械的に連結するよう
にしたものである。
[発明が解決しようとする課題] 上記特開昭59−153945号公報に記載の技術にお
いては、電子制御アクチュエータの制御不能の状態を別
の制御回路によって検出し、この制御回路によりアクチ
ュエータ及び電磁クラッチへの電源供給を停止すること
としている。そして、制御停止後は、アクセルペダルに
機械的に連結された回転軸とスロットルシャフトが電磁
クラッチを介して結合される旨記載されている。また、
実施例の作動に関し、電子制御アクチュエータが制御を
停止している状態ではモータに駆動トルクが発生しない
ため、踏み力に対しては微々たるもので、アクセル踏み
込みによるスロットルバルブの開閉には支障がない旨説
明されているように、アクセルペダル操作に移行後もア
クチュエータと結合された状態が維持されている。
然し乍ら、このような従来装置に供される電磁クラッチ
はその構造上大型となり、コストも高くなる。また、電
子制御アクチュエータの制御不能に留まらず上記制御回
路が機能不良となるといった事態が皆無とはいえず、例
えば電波障害等によりスロットルバルブが開放側へ駆動
され続ける可能性もある。このような場合には、たとい
別にスイッチ手段を設け電磁クラッチへの電源供給を停
止しスロットルシャフトをアクセルペダルに連結するよ
うにしても、アクチュエータによって駆動されるスロッ
トルシャフトに抗してスロットルバルブを閉側に作用さ
せる手段がなく所望のスロットル開度を確保することが
困難となる。
上記のような事態に至った場合には、運転者はアクセル
操作を停止しブレーキ操作を行なうのが一般的であるが
、上記従来装置においてはスロットルバルブはアクチュ
エータによって駆動され続けることになる。
このため、本件出願人は特願平1−22190号におい
て、アクセル操作の停止が検出され且つそのときの所定
のスロットル開度を超えていることが検出されたときに
は、確実に駆動手段をスロットルバルブから分離し駆動
源によるスロットル制御を停止し得るスロットル制御装
置を提案している。
ところで、車両の盗難防止として種々の手段が知られて
いるが、上記のスロットル制御装置に関連した盗難防止
手段は見当らない。−船釣に、少くとも点火及び燃料供
給に係る制御回路に対し給電回路を確保すれば内燃機関
を始動させることが可能であるので、イグニッションス
イッチがオフとされていても電源と制御回路とを直結す
ることによって内燃機関が始動する。このため、上記ス
ロットル制御装置を備えた内燃機関においては、盗難時
には駆動源あるいは電磁クラッチへの通電回路を遮断す
るようにしスロットルバルブを閉状態に維持することが
考えられる。
然し乍ら、上記スロットル制御装置においては、アクセ
ル操作機構を所定操作量以上操作すれば直接スロットル
バルブを開方向に駆動することができるので、点火及び
燃料供給に係る制御回路に対し給電回路を確保すれば、
低速ではあるが車両を運転することが可能となる。従っ
て、上記通電回路を遮断するようにしただけでは盗難防
止機能が十分とは言えない。
そこで、本発明はスロットル駆動手段が非作動時にはア
クセル操作機構を所定操作量以上操作することによって
スロットルバルブを直接駆動し得るようにしたスロット
ル制御装置において、盗難が検知されたときには車両の
運転を困難にすると共に、車両外部から異常事態を目視
し得るようにスロットル制御を行なうことを目的とする
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明のスロットル制御装
置は第1図に構成の概要を示したように、アクセル操作
機構M1と、アクセル操作機構M1とは独立して設けス
ロットルバルブ11を開方向及び閉方向に駆動可能なス
ロットル駆動手段M2と、スロットル駆動手段M2をア
クセル操作機構M1の操作量に応じた目標スロットル開
度に基き駆動制御すると共に内燃機関9の運転状態及び
車両の走行状態に応じてスロットル駆動手段M2を駆動
制御し所定のスロットル開度に調整する制御手段M3と
を備え、スロットル駆動手段M2が非作動となったとき
にはアクセル操作機構M1を所定操作量以上操作するこ
とによりスロットルバルブ11を直接駆動し得るように
している。そして、アクセル操作機構M1が所定操作量
以上操作されたことを検出するアクセル操作検出手段M
5と、内燃機関9が所定の状態と異なる状態で始動した
ことを検知して盗難と判定する盗難検知手段M4と、盗
難検知手段M4により盗難が検知され、且つアクセル操
作検出手段M5によりアクセル操作機構M1が所定操作
量以上操作されたことが検出されたときには、目標スロ
ットル開度が振動するように補正する補正手段M6とを
備えたものである。
補正手段M6としては、目標スロットル開度を所定の開
度範囲内で所定の周期を以って増減する手段とするとよ
い。
また、盗難検知手段M4としては、内燃機関9の始動及
び停止を制御するイグニッションスイッチが装着されて
いない状態で内燃機関9が始動したことを検知したとき
盗難と判定する手段とするとよい。
[作用] 上記のように構成されたスロットル制御装置においては
、制御手段M3によりアクセル操作機構M1の操作量に
応じた目標スロットル開度に基き、また内燃機関9の運
転状態及び車両の走行状態に応じて、アクセル操作機構
M1とは独立して設けられたスロットル駆動手段M2が
駆動制御される。そして、このスロットル駆動手段M2
によってスロットルバルブ11が開閉制御され、所定の
スロットル開度に調整される。また、スロットル駆動手
段M2が非作動時には、アクセル操作機構M1を所定操
作量以上操作することによりスロットルバルブ(1を直
接駆動することができる。
而して、スロットル駆動手段M2が非作動時にも運転者
はアクセル操作機構を操作し直接スロットルバルブを駆
動して車両を運転することができる。
一方、盗難検知手段M4により内燃機関9が所定の状態
と異なる状態で始動したことが検知されると、例えば内
燃機関9の始動停止を制御するイグニッションスイッチ
が装着されていない状態で内燃機関9が始動したことが
検知されると、盗難と判定され、補正手段M6に出力さ
れる。そして、アクセル操作検出手段M5によりアクセ
ル操作機構M1が所定操作量以上操作されたことが検出
されると、補正手段M6により目標スロットル開度が振
動するように、例えば所定の開度範囲内で所定の周期を
以って増減するように補正される。而して、スロットル
駆動手段M2を介して制御されるスロットルバルブ11
の開度が振動し、従って内燃機関9の出力が振動し車両
はギクシャクした運転状態となる。
[実施例] 以下、本発明のスロットル制御装置の望ましい実施例を
図面を参照して説明する。
第2図及び第3図に示すように、内燃機関のスロットル
ボデー1の吸気通路内に、スロットルバルブ11がスロ
ットルシャフト12によって回動自在に支持されている
。スロットルシャフト12の一端が支持されるスロット
ルボデー1の側面にはケース2が一体に形成されており
、このケース2にカバー3が接合され、これらによって
郭成される室内に本実施例のスロットル制御装置を構成
する部品の一部が収容されている。また、ケース2と反
対側の、スロットルシャフト12の他端が支持されるス
ロットルボデー1の側面にはスロットルセンサ13が装
着されている。
スロットルセンサ13はスロットルバルブ11の開度を
検出する検出器を有し、スロットルシャフト12に連結
され、スロットルシャフト12の回転変位が電気信号に
変換され、例えばアイドルスイッチ信号とスロットル開
度信号がコントローラ100に出力される。
スロットルシャフト12の他端には可動ヨーク43が固
着されており、スロットルバルブ11は可動ヨーク43
と一体となって回動するように構成されている。可動ヨ
ーク43は第3図に明らかなようにスロットルシャフト
12に固着される軸部を備えた円形皿状の磁性体で、略
同形状の磁性体の固定ボーク44に対し、夫々の開口端
が対向し且つ夫々の側壁及び軸部が軸方向に重合した状
態で所定の空隙をもって嵌合している。この固定ヨーク
44はスロットルボデー1に固着されており、軸部と側
壁との間に形成される空間に、非磁性体のボビン46に
巻回されたコイル45が収容されている。可動ヨーク4
3の底面には非磁性体の摩擦部材43aがスロットルシ
ャフト12回りに埋設されており、円板状磁性体のクラ
ッチプレート42を介して駆動プレート41が対向して
配設されている。而して、これらにより電磁クラッチ機
構40が構成されている。
駆動プレート41は中心に軸部を有する円形皿状体で、
軸部がスロットルシャフト12回りに回動自在に支持さ
れている。駆動プレート41の軸部には外歯ギヤが一体
に形成されており、後述するギヤ52の小径部に形成さ
れた外歯と噛合するように構成されている。第3図に示
すように駆動プレート41の底面には板ばね41aを介
して前述のクラッチプレート42が結合されている。こ
の板ばね41aによりクラッチプレート42は駆動プレ
ート41方向に付勢され、コイル45の非通電時は可動
ヨーク43から離隔している。
駆動プレート41と噛合するギヤ52は小径部と大径部
を有する段付円柱状で、各々に外歯が形成されており、
カバー3に固着されたシャフト52a回りに回動自在に
支持されている。カバー3にはそ一部50が固定され、
その回転軸がシャフト52aに対して平行且つ回動自在
に支持されている。モータ50の回転軸先端にはギヤ5
1が固着され、これがギヤ52の大径部の外歯と噛合し
ている0本実施例装置ではモータ50としてステップモ
ータが使用され、コントローラ100によってmiQ制
御される。尚、モータ50としては、例えばDCモータ
といったような他の形式のモータも使用し得る。
而して、モータ50が回転駆動されギヤ51が回動する
とギヤ52が回動し、これに噛合する駆動プレート41
がクラッチプレート42と共にスロットルシャフト12
回りを回動する。このとき第3図に示すコイル45が通
電されていなければ、クラッチプレート42は板ばね4
1aの付勢力によって可動ヨーク43から離隔している
。即ち、この場合には可動ヨーク43.スロットルシャ
フト12及びスロットルバルブ11は駆動プレート41
とは無関係に自由に回動し得る状態にある。可動ヨーク
43及び固定ヨーク44が励bf1されると、電磁力に
よりクラッチプレート42が板ばね41aの付勢力に抗
して可動ヨーク43方向に吸引され可動ヨーク43に当
接する。これにより、クラッチプレート42と可動ヨー
ク43とは摩擦係合の状態となり、摩擦部材43aの作
用も相俟って両者が接合状態で回動する。即ち、この場
合には駆動プレート41.クラッチプレート42、可動
ヨーク43.スロットルシャフト12そしてスロットル
バルブ11が一体となって、ギヤ51.52を介してモ
ータ50により回転駆動される。而して、これらによっ
て本発明のスロットル駆動手段が構成されている。
カバー3にはスロットルシャフト12と平行にアクセル
シャフト32が回動可能に支持されカバー3外に突出し
ている。このアクセルシャフト32の突出端部には回転
レバーを構成するアクセルリンク31が固定されており
、アクセルケーブル33の一端に固着されたビン33a
がアクセルリンク31の先端に係止されている。アクセ
ルリンク31には戻しばね35が連結されており、アク
セルリンク31及びアクセルシャフト32がスロットル
バルブ11閉方向に付勢されている。アクセルケーブル
33の他端はアクセルペダル34に連結され、アクセル
ペダル34の操作に応じてアクセルリンク31及びアク
セルシャフト32がアクセルシャフト32の軸心を中心
に回動するアクセル操作機構が構成されている。
スロットルボデー1とカバー3との間、即ちケース2内
のアクセルシャフト32には板体のアクセルプレート3
6が固着されており、このアクセルプレート36に対向
して、板体のスロットルプレート21が、アクセルシャ
フト32の細径部24に固着されている。
スロットルプレート21は中心部がアクセルシャフト3
2の細径部24に支持され、周方向に小径部と大径部を
有する板体で、第2図に示すように大径部の外側面に外
歯が形成されている。このスロットルプレート21の外
歯は前述の可動ヨーク43に形成された外歯と噛合して
いる。従って、可動ヨーク43の回転駆動によりスロッ
トルプレート21が回動し、あるいはスロットルプレー
ト21の回転駆動に応じて可動ヨーク43が回動し、こ
れに一体的に結合されたスロットルシャフト12及びス
ロットルバルブ11が回動し得るように構成されている
また、スロットルプレート21には小径部と大径部との
接続部に段差が形成されており、外周側面で端面カムが
構成されている。スロットルプレート21の大径部には
ビン23が固定されている。スロットルプレート21の
軸部に戻しばね22の一端が係止され、その他端がケー
ス2に植設されたピンに係止されている。従って、スロ
ットルプレート21は戻しばね22の付勢力によって第
2図中B方向、即ちスロットルバルブ11閉方向に付勢
されている。
アクセルプレート36は、中心部がアクセルシャフト3
2に固着された円板部と、径方向に延出した腕部とから
成る。円板部は腕部に連続する部分が小径とされ、凹部
が形成されており、外周側面で端面カムが構成されてい
る。腕部は、その側面がスロットルプレート21のピン
23に対向するように配設されている。即ち、アクセル
プレート36が第2図中矢印A方向に回動し腕部がスロ
ットルプレート21のピン23に当接すると、これらア
クセルプレート36及びスロットルプレート21が一体
となって回動するように構成されている。尚、アクセル
プレート36には、アクセルシャフト32の軸方向に延
出するビン36cが植設されている。而して、第2図に
示した状態がアクセルプレート36及びスロットルプレ
ート21の初期位置の状態であり、電磁クラッチ機構4
0により駆動プレート41が可動ヨーク43に接合され
ると、スロットルバルブ11はモータ50によって回転
駆動される。
カバー3に形成されたアクセルシャフト32の軸受部外
周にはアクセルセンサ37が固着されている。アクセル
センサ37は周知の構造で、図示しない厚膜抵抗を形成
した部材と、これに対向するブラシとから成り、ブラシ
がアクセルプレートミロのピン36cに係合するように
配設されている。而して、アクセルセンサ37によりア
クセルプレート36と一体となって回転するアクセルシ
ャフト32の回転角が検出される。このアクセルセンサ
37はケース2とカバー3との間に介装されたプリント
配線基板70に電気的に接続されており、プリント配線
基板70はリード71を介して、コントローラ100に
電気的に接続されている。
また、スロットルプレート21及びアクセルプレート3
6と連動するリミットスイッチ60が第3図に示すよう
にステーを介してケース3に固定されると共にプリント
配線基板70に電気的に接続されている。リミットスイ
ッチ60は図示しない対向接点を有し、先端部にローラ
63が装着されている。
ローラ63は第2図及び第3図に明らかなようにスロッ
トルプレート21及びアクセルプレート36の各々の外
周側面に当接するように付勢されている。従って、ロー
ラ63はスロットルプレート21及びアクセルプレート
36に形成された端面カムに従動し、ローラ63の従動
作用に応じ対向接点が接触あるいは開離する。アクセル
ペダル34が所定の操作量以下の操作量であって、即ち
アクセルプレート36の回転角が所定角度以下であって
、スロットルプレート21が所定角度を超えて回転駆動
されている場合を除きリミットスイッチ60の対向接点
は接触している。
而して、アクセルペダル34の操作量が所定操作量以下
の操作量の場合、例えばアクセルプレート36が第2図
の状態にあり操作量が略零であって、且つスロットルバ
ルブ11が開状態となりその開度が所定角度を超えて大
となると、即ちスロットルプレート21が第2図中矢印
A方向に所定角度以上回動すると、ローラ63がスロッ
トルプレート21及びアクセルプレート36の小径部に
当接し対向接点が開離する。
コントローラ100はマイクロコンピュータを含む制御
回路であり、本発明にいう制御手段としての機能を有す
る。即ち、車両に搭載され第4図に示すように各種セン
サの検出信号が入力され、電磁クラッチ機構40及びモ
ータ50の駆動制御を含む各種制御が行なわれる。本実
施例においては、コントローラ100によって通常のア
クセルペダル操作に応じた制御の外、定速走行制御、加
速スリップ制御等の各種制御が行なわれるように構成さ
れている。
第4図において、コントローラ100はマイクロコンピ
ュータ110並びにこれに接続された入力処理回路12
0及び出力処理回路130を有し、モータ50が出力処
理回路130に接続され、電磁クラッチ機構40のコイ
ル45は第1の通電回路101及び第2の通電回路10
2を介して出力処理回路130に接続されている。コン
トローラ100はイグニッションスイッチ99を介して
電源■aに接続されている。尚、イグニッションスイッ
チ99は周知の構造で、盗難防止のため図示しないキー
を操作することによりスイッチ作動が可能となるように
構成されている。
そして、アクセルセンサ37が入力処理回路120に接
続され、アクセルペダル34の操作量即ち踏込量に応じ
た信号を出力し、スロットルセンサ13の出力信号と共
に入力処理回路120に人力される。コントローラ10
0においては運転条件に応じて電磁クラッチ機構40が
オンオフ制御され、アクセルペダル34の踏込量、即ち
アクセル開度並びに内燃機関の運転状態及び車両の走行
状態に応じて設定されるスロットルバルブ11の開度、
即ちスロットル開度が得られるようにモータ50の駆動
制御が行なわれる。
入力処理回路120には定速走行制御用スイッチ80(
以下、単に定速走行スイッチ80という)が接続されて
いる。この、定速走行スイッチ80は定速走行制御シス
テム全体の電源をオンオフするメインスイッチ81と種
々の制御を行なうコントロールスイッチ82から成り、
後者は第4図に示したように複数のスイッチ群によって
構成され周知の種々のスイッチ機能を備えている。
先ず、車両走行中、メインスイッチ81をオンとした上
でコントロールスイッチ82中のセットスイッチSTを
短時間オンとすると、そのときの車速が記憶され後述す
るようにこの車速か維持される。アクセレートスイッチ
ACは設定車速を微調整するもので、このスイッチをオ
ン状態としている開場速制御が行なわれる。尚、減速側
の微調整は上記セットスイッチSTをオン状態に保持す
るか、あるいは−旦ブレーキペダルを踏んで定速走行制
御を解除した後所定の車速に減速したところでセットス
イッチSTを短時間オンすればそのときの車速に再設定
される。キャンセルスイッチCAは定速走行制御を解除
するためのスイッチである。そして、リジュームスイッ
チR5はこれらの操作によって定速走行制御が解除され
た後に解除前の設定車速に復帰させるためのスイッチで
ある。
入力処理回路120にはキーポジションスイッチ90を
はじめ種々のスイッチ、センサ等が接続されている。キ
ーポジションスイッチ90は、イグニッションスイッチ
99を備えたキーシリンダ(図示せず)にキー(図示せ
ず)が差し込まれているか否かを検知するスイッチで、
キーが差し込まれていればオン状態となり、キーが差し
込まれていないときにはオフとなっている。
車輪速センサ91は定速走行制御、加速スリップ制御等
に供されるもので、周知の電磁ピックアップセンサある
いはホールセンサ等が用いられる。尚、第4図中におい
ては一個となフているが、必要に応じ各車輪に装着され
る。また、コントローラ100には点火回路ユニット、
通称イグナイタ92が接続されており、点火信号が入力
され内燃機関の回転数が検出される。
トランスミッションコントローラ93は[jf速装置を
制御する電子制御装置であり、車輪速センサ91、スロ
ットルセンサ13等の信号を人力して内燃機関の運転状
態及び車両の走行状態を検出し、これに基きマイクロコ
ンピュータにより変速位置等を演算して変速信号及びタ
イミング信号を出力し、変速信号等によりソレノイドバ
ルブを駆動しブレーキあるいはクラッチへの油圧を制御
し、変速作動を行なうものである。このトランスミッシ
ョンコントローラ93にて出力される変速信号等がコン
トローラ100に供給される。
モード切替スイッチ94は、アクセルペダル34の踏込
量とスロットルバルブ11の開度との対応関係について
種々の運転モードに応じて予め設定したマツプをマイク
ロコンピュータ110に記憶させておき、これを適宜選
択し運転モードに応じたスロットルバルブ110開度を
設定するものである。この運転モードとしては、例えば
パワーもしくはエコノミー、又は高速道路走行もしくは
市街地走行といったモードを設定することができる。加
速スリップ制御禁止スイッチ95は、運転者が加速スリ
ップ制御を好まない場合、これを操作することによりマ
イクロコンピュータ110に対し同制御を禁止する信号
を出力するものである。ステアリングセンサ96は、例
えば加速スリップ制御を行なう際、ステアリングが転舵
されているか否かを判定し、その判定結果に応じて目標
スリップ率を設定し得るようにするものである。
ブレーキスイッチ97は図示しないブレーキペダルの操
作に応じて開閉するスイッチで、これを操作することに
よりブレーキランプ98が点灯すると共に、常閉スイッ
チSC2が連動して開放駆動され、電磁クラッチ機構4
0に接続される定速制御用の第2の通電回路102が開
放となる。
また、スタータ回路200はスタータモータ201を駆
動制御するもので、スタータモータ201の駆動回路を
開閉制御する第1のリレー202のコイルに直列に第2
のリレー203を設け、この第2のリレー203をコン
トローラ100の出力信号に応じて制御するようにした
ものである。これら第1のリレー202及び第2のリレ
ー203に直列にスタータスイッチ204が接続され、
この間に自動変速装置装着車両にあってはニュートラル
スタートスイッチ205が介装されている。これは、図
示しない自動変速装置がニュートラル位置にあるとオン
状態となっており、この状態でスタータスイッチ204
をオンとすると、第2のリレー203がオン状態であれ
ば第1のリレー202のコイルが通電され、スタータモ
ータ201の駆動回路がオンとなりスタータモータ20
1が駆動される。
而して、本実施例のスロットル制御装置が正常に機能す
るか否かのイニシャルチエツクに際しては、スタータス
イッチ204をオンとしても第2のリレー203がオフ
状態とされ、実際にスロットルバルブ11を開閉させて
確認する迄スタータモータ201は不作動とされる。こ
れにより、スロットル制御装置のイニシャルチエツク時
の機関の過回転を回避することができる。
以上の構成になる実施例の作用を説明する。
第5図のフローチャートは本実施例のスロットル制御装
置の全体作動を示すもので、コントローラ100におい
て、ステップS1にてイニシャライズされ、ステップS
2にて入力処理回路120への前述の種々の入力信号が
処理され、ステップS3に進みこれらの入力信号に応じ
て制御モードが選択される。即ち、ステップS4乃至S
8の何れかが選択される。
ステップS4乃至S6の制御が行なわれたときは、ステ
ップS9にてトルク制御、そしてステップS10にて図
示しないステアリングの転舵角に応じたスロットル制御
のコーナリング制御が行なわれる。尚、ステップS7の
アイドル回転数制御は機関状態が変化してもアイドル回
転数を一定の値に保持するように制御するもので、ステ
ップS8はイグニッションスイッチ99をオフとした後
の後処理を行なうものである。ステップSllにおいて
はダイアグノーシス手段により自己診断が行なわれフェ
イル処理が行なわれる。そして、後述するステップS1
2の盗難検知及びステップS13の盗難防止制御が実行
された後、ステップS14にて出力処理されて出力処理
回路130を介して電磁クラッチ機構40及びモータ5
0が駆動される。而して、上述のルーチンが所定の周期
で繰り返される。
上記の全体作動の内、先ずステップS4の通常アクセル
制御モード時の作動を説明する。アクセルペダル34非
操作時、即ちスロットルバルブ11全閉時には、スロッ
トルプレート21とアクセルプレート36は第2図に示
すように位置しており、リミットスイッチ60がオン状
態にあり、第1の駆動回路toiを介して電磁クラッチ
機構40のコイル45に通電される。
コイル45に通電され、固定ヨーク44及び可動ヨーク
43が励磁されると、クラッチプレート42が可動ヨー
ク43に接合されてスロットルシャフト12にモータ5
0の駆動力が伝達される状態となる。この後、異常状態
とならない限り、スロットルシャフト12はモータ50
によって回転駆動され、従ってコントローラ100にお
けるモータ50の制御によりスロットルバルブ11の開
度が制御されることとなる。
即ち、通常アクセル制御モード時には、アクセルペダル
34の踏み込み操作を行なうと、その操作量に応じて戻
しばね35の付勢力に抗してアクセルリンク31が回動
される。これにより、アクセルプレート36が第2図中
矢印へ方向に回動しリミットスイッチ60のオン状態が
維持されると共に、第2図に示すビン36cを介して連
動するアクセルセンサ37にて、アクセルペダル34の
操作量に対応するアクセルプレート36の回転角が検出
される。
アクセルセンサ37の検出出力はコントローラ100に
人力され、ここでアクセルプレート36の回転角に応じ
た所定の目標スロットル開度が求められる0例えば、第
9図中rb4の特性からアクセル操作量即ちアクセルプ
レート36の回転角に対応する目標スロットル開度θS
が設定される。モータ50が駆動されスロットルシャフ
ト12が回動すると、その回転角に応じた信号がスロッ
トルセンサ13からコントローラ100に出力され、ス
ロットルバルブ11が上記目標スロットル開度θSに略
等しくなるように、コントローラ100によりモータ5
0が駆動制御される。而して、アクセルペダル34の操
作量に対応したスロットル制御が行なわれ、スロットル
バルブ11の開度に応じた機関出力が得られる。
尚、上記のスロットルバルブ11の作動中、アクセルプ
レート36とスロットルプレート21は係合することな
く、スロットルプレート21の回動に対しアクセルプレ
ート36が所定角度を以って追従する形となる。従って
、アクセルペダル34とスロットルバルブ11との間の
機械的な連結関係が生ずることはなく、アクセルペダル
34の作動に応じ滑らかな発進、走行を確保することが
できる。そして、アクセルペダル34の踏込を解除する
と、戻しばね35の付勢力及びモータ50の駆動力によ
ってアクセルリンク31が初期位置に復帰し、スロット
ルバルブ11も全閉位置とされる。
上記通常アクセル制御モード時において、スロットルバ
ルブ11が異常作動したときには、アクセルペダル34
の操作を解除し非操作状態とすれば戻しばね35により
アクセルプレート36が初期位置に戻り、リミットスイ
ッチ60がオフとなり、第1の通電回路101が開放さ
れる。しかも、定速制御用の第2の通電回路102は開
放状態にあるので、コイル45への通電が行なわれなく
なり電磁クラッチ機構40の可動ヨーク43とクラッチ
プレート42が分離される。そして、駆動プレート41
によるスロットルバルブ11の駆動が停止され、スロッ
トルバルブ11は戻しばね22により初期位置に戻され
る。
次に、ステップS5の定速走行制御モードにおいては、
第4図に記載のメインスイッチ81の常開スイッチSo
lが操作された後コントロールスイッチ82のセットス
イッチSTが操作されると、常閉スイッチSC2を介し
てコイル45に電流が供給され、励磁される。この場合
において、スロットルバルブ11が所定開度以上である
とき、アクセルペダル34を非操作状態とすると、リミ
ットスイッチ60はオフ状態となり第1の通電回路10
1は開放する。しかし、定速走行制御モード中は第2の
通電回路102を介してコイル45への通電がm続され
るので、スロットルシャフト12は電磁クラッチ機構4
0を介してモータ50に連結されている。而して、車輪
速センサ91によって検出された車速とセットスイッチ
STによりセットされた車速との差に応じて目標スロッ
トル開度が設定され、モータ50によりスロットルバル
ブ11が目標スロットル開度に駆動制御される。
定速走行中に追越し加速等が必要となり、アクセルペダ
ル34が踏み込まれ、通常アクセル制御モードのアクセ
ルペダル34操作量に対応するスロットル開度が定速制
御セット時の目標スロットル開度を超えたときにはオー
バーライドモードに転じ、この目標スロットル開度は通
常アクセル制御モードの設定開度に置き換えられる。
定速走行制御を解除する場合には、第4図において運転
者がコントロールスイッチ82のキャンセルスイッチC
Aを操作し、あるいは常閉スイッチSCIを操作しメイ
ンスイッチ81をオフとすれば第2の駆動回路102が
開放となる。イグニッションスイッチ99をオフとして
も同様である。また、ブレーキペダルを操作した場合に
も、ブレーキスイッチ97と連動する常閉スイッチSC
2がオフとなり第2の駆動回路102が開放となる。こ
の後、第1の駆動回路101を介し前述の通常アクセル
制御モード時のスロットル制御が行なわれる。
次に、ステップS6の加速スリップ制御時の本実施例の
スロットル制御装置の作用を説明する。
第4図の車輪速センサ91の出力信号によりコントロー
ラ100において発進時あるいは加速時の図示しない駆
動輪のスリップが検出されると、加速スリップ制御モー
ドが選択されスロットルバルブ11の開度が制御される
。即ち、コントローラ100においてその路面における
十分な牽引力と横抗力が得られる駆動輪のスリップ率が
演算され、更にこれを確保するための目標スロットル開
度が演算される。そして、スロットルバルブ11がこの
目標スロットル開度となるようにモータ50が制御され
る。而して、スリップ率が所定値以下となり、且つ目標
スロットル開度が第9図「b」の通常アクセル制御モー
ド時の設定スロットル開度以上となると、加速スリップ
制御モードが終了となり通常のアクセル制御モードに復
帰する。この間も、モータ50によりスロットルバルブ
11の開度が制御されるので、加速スリップ制御モード
と通常アクセル制御モードとの切替時においてもアクセ
ルペダル34に所謂ペダルショックが生ずることはない
スロットルセンサ13及びアクセルセンサ37によりス
ロットルバルブ11の開度及びアクセルペダル34の操
作量が所定値以下と検出されたときには第5図のステッ
プS7のアイドル回転数制御モードとなり、そのときの
冷却水温、負荷等の内燃機関の運転状態に応じて設定さ
れた目標エンジン回転数となるようにモータ50が駆動
制御される。
そして、万一上記実施例のスロットル制御装置に異常が
生じ、スロットル駆動手段を構成するモータ50等が不
作動となったときには、アクセルペダル34の操作によ
り車両の運転を継続することができる。即ち、第2図に
明らかなように、アクセルペダル34を所定量以上踏み
込むことにより、アクセルプレート36の腕部36bが
スロットルプレート21のビン23方向に回動し、腕部
38bがビン23に係合する。これにより、可動ヨーク
43がスロットルバルブ11開方向に駆動され第9図中
「a」で示すように一定の開度が確保される。而して、
運転者は低速ではあるが車両の運転を継続することがで
き、修理場まで車両を運転することが可能となる。
次に、N5図のステップs12の盗難検知及びステップ
513の盗難防止制御を第6図を参照して詳述する。第
6図はステップS12のIA埋を示すもので、ステップ
121にて第4図のキーポジションスイッチ90のオン
オフ状態が判定される。イグニッションスイッチ99の
キーシリンダ(図示せず)にキー(図示せず)が差し込
まれていれば、キーポジションスイッチ90はオン状態
となり、そのまま第5図のメインルーチンに戻る。キー
が差し込まれていなければキーポジションスイッチ90
はオフ状態であり、この状態でも第6図のルーチンが実
行されている場合にはステップ121からステップ12
2に進み、盗難フラグがセットされる。このように、キ
ーポジションスイッチ90がオフであるにも拘らず、即
ち第4図のイグニッションスイッチ99がオフとなって
いるにも拘らず、このルーチンが実行されているという
ことは、イグニッションスイッチ99を経ることなく電
源■8とコントローラ100が接続状態にあることを意
味し、所謂直結された状態にある。従って、キーポジシ
ョンスイッチ90がオフと判定されれば盗難と判定され
、盗難フラグがセットされることとなる。
第7図は、第5図のステップS13の盗難防止制御の処
理内容を示すもので、先ず、ステップ】31にて盗難フ
ラグがセットされているか否かが判定され、セットされ
ていなければそのままメインルーチンに戻る。第6図の
ステップ122にて盗難フラグがセットされている場合
には、ステップ132に進み、そのときのアクセルペダ
ル34の操作量に対応するアクセルプレート36の回転
角θaが、所定の操作量に対応する回転角θhと比較さ
れる。そして、アクセルペダル34の操作量が所定の操
作量以上操作されたとき、即ちθa〉θhとなったとき
にはステップ133,134に進み盗難防止制御が行な
われる。θa≦θhであればステップ135に進み目標
スロットル開度θSは0とされ、全閉状態でメインルー
チに戻る。
ステップ133においては、振動開度θvnが第8図の
フローチャートに示すように演算される。第8図のステ
ップ136において、振動開度θvnは所定の制御周期
毎に一定値α(例えば、0.1°)が加算される。即ち
、所定の周期毎に前回の振動開度θV(n−17に一定
値αが加算され今回の振動開度θvnとされる。そして
、ステッブ137にて振動開度θvnが最大値eVMA
X  (例えば、10°)となったか否か判定され、最
大値eVMAX以下であればそのまま進み上記処理が繰
り返され、最大値eVMAXを超えるとステップ138
にて振動開度θvnは0とされる。
そして、第7図のステップ134に戻り、目標スロット
ル開度θSが、アクセルペダル34の操作量を表す回転
角θaと上記所定の操作量を表す回転角θhとの差(θ
a−θh)に対応するスロットルバルブ11の開度θd
に、上記振動開度θvnを加算した開度(θd+θvn
)に設定され、メインルーチンに戻る。
而して、第5図のステップS14の出力処理を経てスロ
ットルバルブ11が駆動制御され、盗難時にアクセルペ
ダル34の操作によってスロットルバルブ11が直接駆
動される場合のスロットル開度θSは第10図に示すよ
うに経時変化することとなり、鋸歯状の振動成分が形成
される。これにより、車両の運転が困難となり車両外部
からも異常事態が目視できる。第10図中、破線はアク
セルペダル34の操作量に応じたアクセルプレート36
の回転角θaを示す。
尚、上記の実施例においては盗難時の目標スロットル開
度θSを鋸歯状に振動するようにしているが、どのよう
な振動成分を設定することとしてもよい。
[発明の効果] 本発明は上述のように構成されているので以下の効果を
奏する。
即ち、本発明のスロットル制御装置によれば、通常のア
クセル制御時にはアクセル操作機構に無関係にスロット
ル駆動手段によりスロットルバルブ開度調整が行なわれ
、スロットル駆動手段が非作動となったときにはアクセ
ル操作機構を所定の操作量以上に操作することにより直
接スロットルバルブを駆動することができる。しかも、
盗難検知手段により盗難が検知され且つアクセル操作検
出手段によりアクセル操作機構が所定の操作量以上操作
されたことが検知されたときには、補正手段によって目
標スロットル開度が振動するように補正され、これによ
り内燃機関の出力が振動し車両の運転が困難となるだけ
でなく車両外部からも異常事態が目視できるので、確実
に盗難を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスロットル制御装置の概要を示すブロ
ック図、第2図は本発明のスロットル制御装置の一実施
例の分解斜視図、第3図は同、縦断面図、344図は同
、コントローラ及び入出力装置の全体構成図、第5図は
本発明のスロットル制御装置の一実施例の全体作動を示
すフローチャート、′s6図は第5図中の【盗難検知」
の処理を示すフローチャート、第7図は第5図中の「盗
難防止制御」の処理を示すフローチャート、第8図は第
7図中の「振動開度θvn演算」の処理を示すフローチ
ャート、第9図は上記実施例におけるアクセル操作量と
スロットル開度との関係を示すグラフ、第10図は上記
実施例における盗難時のスロットル制御状況を示すグラ
フである。 1・・・スロットルボデー 11・・・スロットルバルブ。 12・・・スロットルシャフト。 13・・・スロットルセンサ。 21・・・スロットルプレート。 22・・・戻しばね、  23・・・ピン。 31・・・アクセルリンク(アクセル操作機構)。 33・・・アクセルケーブル(アクセル操作機構)。 34・・・アクセルペダル(アクセル操作機構)。 35・・・戻しばね、  36・・・アクセルプレート
。 37・・・アクセルセンサ (アクセル操作検出手段)。 40・・・電磁クラッチ機構。 41・・・駆動プレート(スロットル駆動手段)。 42・・・クラッチプレート(スロットル駆動手段)4
3・・・可動ヨーク(スロットル駆動手段)。 44・・・固定ヨーク、  45・・・コイル。 46・・・ボビン。 50・・・モータ(スロットル駆動手段)。 51.52・・・ギヤ、   60・・・リミットスイ
ッチ。 63・・・ローラ、80・・・定速走行制御用スイッチ
。 81・・・メインスイッチ。 82・・・コントロールスイッチ。 90・・・キーポジションスイッチ (盗難検知手段)。 91・・・車輪速センサ、  92・・・イグナイタ。 93・・・トランスミッションコントロール。 94・・・モード切替スイッチ。 95・・・加速スリップ制御禁止スイッチ。 96・・・ステアリングセンサ。 97・・・ブレーキスイッチ。 98・・・ブレーキランプ。 99・・・イグニッションスイッチ。 100・・・コントローラ(制御手段、補正手段)。 101・・・第1の通電回路。 102・・・第2の通電回路。 110・・・マイクロコンピュータ。 120・・・入力処理回路、130・・・出力処理回路
。 200・・・スタータ回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アクセル操作機構と、該アクセル操作機構とは独
    立して設けスロットルバルブを開方向及び閉方向に駆動
    可能なスロットル駆動手段と、該スロットル駆動手段を
    前記アクセル操作機構の操作量に応じた目標スロットル
    開度に基き駆動制御すると共に内燃機関の運転状態及び
    車両の走行状態に応じて当該スロットル駆動手段を駆動
    制御しスロットル開度を調整する制御手段とを備え、前
    記スロットル駆動手段が非作動となったときには前記ア
    クセル操作機構を所定操作量以上操作することにより前
    記スロットルバルブを直接駆動し得るようにしたスロッ
    トル制御装置において、前記アクセル操作機構が前記所
    定操作量以上操作されたことを検出するアクセル操作検
    出手段と、前記内燃機関が所定の状態と異なる状態で始
    動したことを検知して盗難と判定する盗難検知手段と、
    該盗難検知手段により盗難が検知され、且つ前記アクセ
    ル操作検出手段により前記アクセル操作機構が前記所定
    操作量以上操作されたことが検出されたときには、前記
    目標スロットル開度が振動するように補正する補正手段
    とを備えたことを特徴とするスロットル制御装置。
  2. (2)前記補正手段が、前記目標スロットル開度を所定
    の開度範囲内で所定の周期を以つて増減する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載のスロットル制御装置。
  3. (3)前記盗難検知手段が、前記内燃機関の始動及び停
    止を制御するイグニッションスイッチが装着されていな
    い状態で前記内燃機関が始動したことを検知したとき盗
    難と判定する手段であることを特徴とする請求項2記載
    のスロットル制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0579357A (ja) * 1991-07-23 1993-03-30 Hitachi Ltd 内燃機関用スロツトルアクチユエータ

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